JP2000056818A - プログラマブルロジックコントロ―ラおよびその制御方法 - Google Patents

プログラマブルロジックコントロ―ラおよびその制御方法

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JP2000056818A
JP2000056818A JP11106541A JP10654199A JP2000056818A JP 2000056818 A JP2000056818 A JP 2000056818A JP 11106541 A JP11106541 A JP 11106541A JP 10654199 A JP10654199 A JP 10654199A JP 2000056818 A JP2000056818 A JP 2000056818A
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reading
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Naoki Seno
直紀 瀬野
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周辺ツールからユーザプログラムを読み出す
に際して、周辺ツール側にプログラム全体を格納するこ
とができるメモリ容量を要求することなく、かつ読み取
り処理を実行していいか否かの判断を迅速に行なうこと
ができるプログラマブルロジックコントローラおよびそ
の制御方法を提供する。 【解決手段】 メモリ(UM)118に格納されたユー
ザプログラムのプログラムオブジェクトの各単位に対応
して該プログラムオブジェクトが読取り禁止か否かを示
す設定情報を設定し、マイクロプロセッサユニット(M
PU)111からメモリ(UM1)118に格納された
ユーザプログラムを読み出すに際して、上記設定情報に
対応して上記プログラムオブジェクトの各単位別にその
読取り可能にするか否かを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プログラマブル
ロジックコントローラおよびその制御方法に関し、詳し
くは、ユーザプログラムの一部を読み取り禁止とするこ
とで、プログラム設計者のノウハウが該プログラムの使
用者もしくは第三者に流出することを防止するようにし
たプログラマブルロジックコントローラおよびその制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プログラム設計者のノウハウが該
プログラムの使用者もしくは第三者に流出することを防
止する技術としては、ユーザプログラムにプロテクトフ
ィールドを設ける手法が知られている。
【0003】このユーザプログラムにプロテクトフィー
ルドを設ける手法においては、プログラム全体もしくは
一部を、プロテクトフィールドとして設定し、このプロ
テクトフィールドの情報の読み出しを一括して禁止する
ように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このプ
ロテクトフィールドを設ける従来の手法においては、プ
ログラムの読み取りの際に、プログラム全体の中からこ
のプロテクトフィールドを確認する必要があり、このた
め、 1)このプログラムの読み取り装置、すなわちプログラ
マブルロジックコントローラの周辺ツール側にプログラ
ム全体を格納することができるメモリ量が要求される 2)読み取り処理を実行していいか否かの判断のために
時間がかかる等の問題があった。
【0005】そこで、この発明は、周辺ツールからユー
ザプログラムを読み出すに際して、周辺ツール側にプロ
グラム全体を格納することができるメモリ容量を要求す
ることなく、かつ読み取り処理を実行していいか否かの
判断を迅速に行なうことができるプログラマブルロジッ
クコントローラおよびその制御方法を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、ユーザプログラムに基づき動作するプ
ログラマブルロジックコントローラにおいて、プログラ
ムオブジェクトの各単位に対応して該プログラムオブジ
ェクトが読取り禁止か否かを示す設定情報を有するユー
ザプログラムを格納する記憶手段と、上記設定情報に対
応して上記プログラムオブジェクトを各単位別に読取り
可能にするか否かを制御する制御手段と、を具備するこ
とを特徴とする。
【0007】また、この発明は、ユーザプログラムを格
納し、該ユーザプログラムを周辺ツールからの読み出し
要求に対応して読み出して該周辺ツールに渡すプログラ
マブルロジックコントローラにおいて、上記ユーザプロ
グラムのプログラムオブジェクトの各単位に対応して該
プログラムオブジェクトが読取り禁止か否かを示す設定
情報を設定する設定手段と、上記周辺ツールからの上記
ユーザプログラムの読み出し要求に際して、上記設定情
報に対応して上記プログラムオブジェクトの各単位別に
その読取りを可能にするか否かを制御する制御手段と、
を具備することを特徴とする。
【0008】また、この発明は、周辺ツールからの読み
出し要求に対応して格納ユーザプログラムを読み出して
該周辺ツールに渡すプログラマブルロジックコントロー
ラの制御方法において、上記ユーザプログラムのプログ
ラムオブジェクトの各単位に対応して該プログラムオブ
ジェクトが読取り禁止か否かを示す設定情報を設定し、
上記周辺ツールからの上記ユーザプログラムの読み出し
要求に際して、上記設定情報に対応して上記プログラム
オブジェクトの各単位別にその読取りを可能にするか否
かを制御することを特徴とする。
【0009】このように、この発明では、プログラムオ
ブジェクトの1単位(1語)の特定のビット位置に、該
当部分のプログラムが読み取り禁止であるか否かを示す
リードプロテクトビットを設け、このリードプロテクト
ビットの状態により該当部分のプログラムの読み取り禁
止若しくは許可(通常状態)を切り替える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るプログラマ
ブルロジックコントローラおよびその制御方法の一実施
の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0011】図1は、この発明に係るプログラマブルロ
ジックコントローラおよびその制御方法を適用したPL
Cユニットを構成するCPUユニットの詳細構成例を示
すブロック図である。
【0012】図1において、このCPUユニット110
は、このCPUユニット110の全体動作を統括制御す
るマイクロプロセッサユニット(MPU)111、この
マイクロプロセッサユニット(MPU)111を動作さ
せるシステムソフトウエアを格納するメモリ(SRO
M)112、このCPUユニット110のシステムワー
ク領域として機能するメモリ(WKM)113、バスイ
ンタフェース用ASIC115、各種命令の実行および
メモリ調停を行うASIC117、実行用のユーザプロ
グラムを格納するSRAMからなるメモリ(UM)11
8、I/O割付およびユーザプログラムで使用するデー
タメモリ(IOM)122、マイクロプロセッサユニッ
ト(MPU)125を有するINNERボード124を
具備して構成される。
【0013】ここで、メモリ(SROM)112、メモ
リ(WKM)113、ASIC115、ASIC117
は、バスを介してマイクロプロセッサユニット(MP
U)111に接続される。また、このバスには、メモリ
インターフェース(memI/F)を介してメモリカー
ドが接続される。
【0014】また、メモリ(UM)118は、バスを介
してASIC117に接続され、データメモリ(IO
M)122は、バスを介してASIC117に接続さ
れ、INNERボード124のマイクロプロセッサユニ
ット(MPU)125は、バスを介してASIC117
に接続される。
【0015】また、ASIC115には、外部バス
(1)および外部バス(2)が接続されている。
【0016】図2は、図1に示したCPUユニットに接
続されるベースユニットの詳細構成例を示すブロック図
である。
【0017】図2において、このベースユニット130
は、高機能CPUユニット131、高機能I/Oユニッ
ト132、基本I/Oユニット133、割り込みを制御
するASIC134を具備して構成される。
【0018】ここで、高機能CPUユニット131、高
機能I/Oユニット132は、それぞれインタフェース
用ASIC135,136を有し、基本I/Oユニット
133は、インタフェース用ASIC137を有し、A
SIC135,136および137は、外部バス(2)
を介して図3に示したCPUユニット110のASIC
115に接続されている。
【0019】図3は、図1に示したCPUユニットおよ
び図2に示したベースユニットからなるPLCユニット
の全体動作を示すフローチャートである。
【0020】図3において、まず、メモリ、I/Oバス
の異常などをチェックする自己診断処理を実行する(ス
テップ141)。
【0021】次に、各サイクル実行タスク(ユーザプロ
グラム)を先頭からEND命令まで順次実行する演算処
理を実行する(ステップ142)。
【0022】そして、I/OMと外部接続ユニットとの
間のデータリフレッシュであるI/Oリフレッシュ処理
を実行し(ステップ143)、次に、シリアルI/F接
続機器、外部接続ユニット、INNERボードからのコ
マンド処理である周辺サービス処理を実行する(ステッ
プ144)。
【0023】このステップ141からステップ144ま
での処理を1スキャンとして、上記サイクルが繰り返し
実行される。
【0024】さて、この発明においては、上記構成にお
いて、メモリ(UM)118に格納されたユーザプログ
ラムのプログラムオブジェクトの各単位に対応して該プ
ログラムオブジェクトが読取り禁止か否かを示す設定情
報を設定し、マイクロプロセッサユニット(MPU)1
11からメモリ(UM)118に格納されたユーザプロ
グラムを読み出すに際して、上記設定情報に対応して上
記プログラムオブジェクトの各単位別にその読取り可能
にするか否かを制御するように構成される。
【0025】図4は、この発明で採用されるユーザプロ
グラムのプログラムオブジェクトの読み出しが可能か否
かをプログラムオブジェクトの各単位毎に設定する設定
情報の一例を示す図である。
【0026】図4においては、ユーザプログラムのプロ
グラムオブジェクトの1単位を32ビットとし、その上
位ビットをこのプログラムオブジェクトの読み出しが可
能か否かを設定する設定情報、すなわち、リードプロテ
クトビットPとして設定した場合を示している。
【0027】すなわち、図4において、プログラムオブ
ジェクトを示す32ビットのデータD0〜D31のう
ち、データD0〜D30がオブジェクトコードを示し、
データD31がこのプログラムオブジェクトの読み出し
が可能か否かを設定する設定情報、すなわち、リードプ
ロテクトビットPとして設定されている。
【0028】ここで、リードプロテクトビットPは、 1)ノンアクティブ“0”の場合、このプログラムオブ
ジェクトは読み取り可能状態に設定されている 2)アクティブ“1”の場合、このプログラムオブジェ
クトは読み取り禁止状態に設定されていることを示す。
【0029】また、オブジェクトコードは、オペコード
/オペランドの種別およびそれぞれの詳細内容を含み 1)オペコードの場合は、命令コードがセットされる 2)オペランドの場合は、アドレッシングモードとアド
レスがセットされるように構成されている。
【0030】次に、このプログラマブルロジックコント
ローラに接続された周辺ツールからこのプログラマブル
ロジックコントローラに格納されているユーザプログラ
ムをリードする場合におけるリードプロテクト処理の具
体例について説明する。
【0031】図5は、周辺ツールからのユーザプログラ
ムのリード要求に際してそのリードプロテクトの評価を
図1に示したASIC117で行なうように構成した場
合のリードプロテクト処理の一例を示すフローチャート
である。
【0032】図5において、ステップ201からステッ
プ206よりなる図5の左側のフローチャートに示す処
理は、図1に示したマイクロプロセッサユニット(MP
U)111の処理を示し、ステップ211からステップ
216よりなる図5の右側のフローチャートに示す処理
は、図1に示したASIC117の処理を示す。
【0033】マイクロプロセッサユニット(MPU)1
11におけるこの処理が開始されると(ステップ20
1)、まず、周辺ツールからのユーザプログラムのリー
ド要求コマンドがあるかを調べる(ステップ202)。
【0034】ここで、周辺ツールからのユーザプログラ
ムのリード要求コマンドがない場合は(ステップ202
でNO)、ステップ202に戻り、周辺ツールからのユ
ーザプログラムのリード要求コマンドを待つ。
【0035】ステップ202で、周辺ツールからのユー
ザプログラムのリード要求コマンドがあると判断される
と(ステップ202でYES)、マイクロプロセッサユ
ニット(MPU)111は、ASIC117に対して、
周辺ツールからのリード要求コマンドに対応するリード
要求を渡す(ステップ203)。
【0036】一方、ASIC117は、この処理が開始
されると(ステップ211)、マイクロプロセッサユニ
ット(MPU)111からのリード要求があるかを調べ
る(ステップ212)。ここで、マイクロプロセッサユ
ニット(MPU)111からのリード要求がないと判断
された場合は(ステップ212でNO)、ステップ21
2に戻り、マイクロプロセッサユニット(MPU)11
1からのリード要求を待つ。
【0037】ステップ212で、マイクロプロセッサユ
ニット(MPU)111からのリード要求があると判断
されると(ステップ212でYES)、このリード要求
があったユーザプログラムのプログラムオブジェクトの
各単位(1語)毎に付されているリードプロテクトビッ
トPがノンアクティブ“0”かを調べる(ステップ21
3)。
【0038】ここで、リードプロテクトビットPがノン
アクティブ“0”である場合は(ステップ213でYE
S)、このユーザプログラムのこの単位のプログラムオ
ブジェクトは読み取り可能であるとして、ユーザプログ
ラムを格納するSRAM、すなわち図1に示したメモリ
(UM)118に格納されているデータ、すなわち、こ
のユーザプログラムのこの単位のプログラムオブジェク
トに対応するデータをリードして、マイクロプロセッサ
ユニット(MPU)111に返し(ステップ214)、
ASIC117におけるこの処理を終了する。
【0039】また、ステップ213で、リードプロテク
トビットPがアクティブ“1”であると判断された場合
は(ステップ213でNO)、このユーザプログラムの
この単位のプログラムオブジェクトは読み取り禁止であ
るとして、所定のダミーデータ、例えば、データ“0”
をマイクロプロセッサユニット(MPU)111に返し
(ステップ215)、ASIC117におけるこの処理
を終了する。
【0040】また、マイクロプロセッサユニット(MP
U)111では、ASIC117からのレスポンスがあ
ったか、すなわち、プログラムオブジェクトに対応する
データ若しくはダミーデータを受信したかを調べる(ス
テップ204)。
【0041】ここで、ASIC117からのレスポンス
がないと判断されると(ステップ204でNO)、ステ
ップ204に戻り、ASIC117からのレスポンスを
待つが、ASIC117からのレスポンスがあったと判
断されると(ステップ204でYES)、ASIC11
7からのレスポンス、すなわち、プログラムオブジェク
トに対応するデータ若しくはダミーデータを周辺ツール
に転送し(ステップ205)、マイクロプロセッサユニ
ット(MPU)111のこの処理を終了する(ステップ
206)。
【0042】図6は、周辺ツールからのユーザプログラ
ムのリード要求に際してそのリードプロテクトの評価を
図1に示したMPUに格納したファームウエアのロジッ
クで行なうように構成した場合のリードプロテクト処理
の一例を示すフローチャートである。
【0043】図6において、マイクロプロセッサユニッ
ト(MPU)111のこの処理が開始されると(ステッ
プ221)、まず、周辺ツールからのユーザプログラム
のリード要求コマンドがあるかを調べる(ステップ22
2)。
【0044】ここで、周辺ツールからのユーザプログラ
ムのリード要求コマンドがない場合は(ステップ222
でNO)、ステップ222に戻り、周辺ツールからのユ
ーザプログラムのリード要求コマンドを待つ。
【0045】ステップ222で、周辺ツールからのユー
ザプログラムのリード要求コマンドがあると判断される
と(ステップ222でYES)、マイクロプロセッサユ
ニット(MPU)111は、ユーザプログラムを格納す
るSRAM、すなわち図1に示したメモリ(UM)11
8に格納されているデータ、すなわち、このユーザプロ
グラムのこの単位のプログラムオブジェクトに対応する
データをリードし(ステップ223)、このリード要求
があったユーザプログラムのプログラムオブジェクトの
各単位(1語)毎に付されているリードプロテクトビッ
トPがノンアクティブ“0”かを調べる(ステップ22
4)。
【0046】ここで、リードプロテクトビットPがノン
アクティブ“0”である場合は(ステップ224でYE
S)、このユーザプログラムのこの単位のプログラムオ
ブジェクトは読み取り可能であるとして、ユーザプログ
ラムを格納するSRAM、すなわち図1に示したメモリ
(UM)118からリードしたこのユーザプログラムの
この単位のプログラムオブジェクトに対応するデータを
周辺ツールに返し(ステップ226)、マイクロプロセ
ッサユニット(MPU)111におけるこの処理を終了
する(ステップ227)。
【0047】また、ステップ224で、リードプロテク
トビットPがアクティブ“1”であると判断された場合
は(ステップ224でNO)、このユーザプログラムの
この単位のプログラムオブジェクトは読み取り禁止であ
るとして、SRAMからリードしたこのユーザプログラ
ムのこの単位のプログラムオブジェクトに対応するデー
タを所定のダミーデータ、例えば、データ“0”に変換
し(ステップ225)、この変換したダミーデータを周
辺ツールに返し(ステップ226)、マイクロプロセッ
サユニット(MPU)111におけるこの処理を終了す
る(ステップ227)。
【0048】図7は、周辺ツールからプログラマブルロ
ジックコントローラに対してリードプロテクトが設定さ
れたユーザプログラムをダウンロードする処理の一例を
示すフローチャートである。
【0049】図7において、周辺ツールにおけるこの処
理が開始されると(ステップ301)、まず、このユー
ザプログラムの該当部分、すなわちプログラムオブジェ
クトの単位部分をリードプロテクトするかを調べる(ス
テップ302)。
【0050】ここで、このユーザプログラムの該当部分
をリードプロテクトすると判断された場合は(ステップ
302でYES)、このユーザプログラムの該当部分の
リードプロテクトビットPをアクティブ“1”に設定す
る(ステップ302)。
【0051】また、ステップ302で、このユーザプロ
グラムの該当部分をリードプロテクトしないと判断した
場合は(ステップ302でNO)、このユーザプログラ
ムの該当部分のリードプロテクトビットPをノンアクテ
ィブ“0”に設定する(ステップ304)。
【0052】このようにして、ユーザプログラムの該当
部分のリードプロテクトビットPをアクティブ“1”若
しくはノンアクティブ“0”に設定したユーザプログラ
ムをプログラマブルロジックコントローラにダウンロー
ドし(ステップ305)、周辺ツールのこの処理を終了
する(ステップ306)。
【0053】図8は、周辺ツールがパーソナルコンピュ
ータのアプリケーション上のツールである場合における
読み取りユーザデータの表示例を示す図である。
【0054】図8において、(a)は、通常部分、すな
わちリードプロテクトがかかっていない部分のリードユ
ーザプログラムの表示例を示したものである。
【0055】また、図8において、(b)は、読み取り
禁止部分、すなわちリードプロテクトがかかっている部
分のリードユーザプログラムの表示例を示したものであ
る。
【0056】図8から明らかなように、リードプロテク
トがかかっていない部分においてはユーザプログラムの
プログラムオブジェクトを各単位で読み出して周辺ツー
ルで表示することが可能になるが、リードプロテクトが
かかっている部分においてはダミーデータしか読み出す
ことができないので、その結果、周辺ツールの表示画面
にはプログラムオブジェクトの代わりに「プロテクトさ
れているため読み出せません」というメッセージが表示
される。
【0057】図9は、周辺ツールがプログラミングコン
ソールである場合における読み取りユーザデータの表示
例を示す図である。
【0058】図9において、(a)は、通常部分、すな
わちリードプロテクトがかかっていない部分のリードユ
ーザプログラムの表示例を示したものである。
【0059】また、図9において、(b)は、読み取り
禁止部分、すなわちリードプロテクトがかかっている部
分のリードユーザプログラムの表示例を示したものであ
る。
【0060】図9から明らかなように、リードプロテク
トがかかっていない部分においてはユーザプログラムの
内容が表示されるが、リードプロテクトがかかっている
部分においては、読み取り禁止を示す「PROTEC
T」というメッセージが表示される。
【0061】上述したように、この発明によれば、 1)プログラムオブジェクトの1単位(1語)の特定の
ビット位置に、該当部分のプログラムが読み取り禁止で
あるか否かを示すリードプロテクトビットを設け、この
リードプロテクトビットの状態により該当部分のプログ
ラムの読み取り禁止若しくは許可(通常状態)を切り替
える 2)読み取り禁止処理の高速化のため、ハードウエア回
路を用いてリードプロテクトビットを評価し、リードプ
ロテクトビットがアクティブのときは、プログラムオブ
ジェクトデータの代わりにダミーデータをリードさせる
ように構成したので、 1)ユーザプログラムのリードを要求する周辺ツール側
にユーザプログラム全体を格納するメモリをもうけなく
てよい 2)ユーザプログラムに対して読み取り処理を実行して
良いか否かの判断を迅速に行なうことが可能になり、そ
の処理時間(オーバーヘッド)は飛躍的に減小させるこ
とができる 3)ユーザプログラムの複数の部分を対象にして柔軟に
読み取り禁止部分の設定を行なうことができる等の効果
が得られる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、プログラムオブジェクトの1単位(1語)の特定の
ビット位置に、該当部分のプログラムが読み取り禁止で
あるか否かを示すリードプロテクトビットを設け、この
リードプロテクトビットの状態により該当部分のプログ
ラムの読み取り禁止若しくは許可(通常状態)を切り替
えるように構成したので、以下の効果が期待できる。
【0063】1)ユーザプログラムのリードを要求する
周辺ツール側にユーザプログラム全体を格納するメモリ
をもうけなくてよい。
【0064】2)ユーザプログラムに対して読み取り処
理を実行して良いか否かの判断を迅速に行なうことが可
能になり、その処理時間(オーバーヘッド)は飛躍的に
減小する。
【0065】3)ユーザプログラムの複数の部分を対象
にして柔軟に読み取り禁止部分の設定を行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るプログラマブルロジックコント
ローラおよびその制御方法を適用したPLCユニットを
構成するCPUユニットの詳細構成例を示すブロック
図。
【図2】図1に示したCPUユニットに接続されるベー
スユニットの詳細構成例を示すブロック図。
【図3】図1に示したCPUユニットおよび図2に示し
たベースユニットからなるPLCユニットの全体動作を
示すフローチャート。
【図4】この発明で採用されるユーザプログラムのプロ
グラムオブジェクトの読み出しが可能か否かをプログラ
ムオブジェクトの各単位毎に設定する設定情報の一例を
示す図。
【図5】周辺ツールからのユーザプログラムのリード要
求に際してそのリードプロテクトの評価を図1に示した
ASIC117で行なうように構成した場合のリードプ
ロテクト処理の一例を示すフローチャート。
【図6】周辺ツールからのユーザプログラムのリード要
求に際してそのリードプロテクトの評価を図1に示した
MPUに格納したファームウエアのロジックで行なうよ
うに構成した場合のリードプロテクト処理の一例を示す
フローチャート。
【図7】周辺ツールからプログラマブルロジックコント
ローラに対してリードプロテクトが設定されたユーザプ
ログラムをダウンロードする処理の一例を示すフローチ
ャート。
【図8】周辺ツールがパーソナルコンピュータのアプリ
ケーション上のツールである場合における読み取りユー
ザデータの表示例を示す図。
【図9】周辺ツールがプログラミングコンソールである
場合における読み取りユーザデータの表示例を示す図。
【符号の説明】
10 プログラマブルロジックユニット(PLCユニ
ット) 20 ツール機器 30 データ通信線 110 CPUユニット 111 マイクロプロセッサユニット(MPU) 112 メモリ(SROM) 113 メモリ(WKM) 115 ASIC 117 ASIC 118 メモリ(UM) 122 データメモリ(IOM) 124 INNERボード 125 マイクロプロセッサユニット(MPU) 130 ベースユニット 131 高機能PCUユニット 132 高機能I/Oユニット 133 基本I/Oユニット 134 ASIC 135,136 ASIC 137 ASIC

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザプログラムに基づき動作するプロ
    グラマブルロジックコントローラにおいて、 プログラムオブジェクトの各単位に対応して該プログラ
    ムオブジェクトが読取り禁止か否かを示す設定情報を有
    するユーザプログラムを格納する記憶手段と、上記設定
    情報に対応して上記プログラムオブジェクトを各単位別
    に読取り可能にするか否かを制御する制御手段と、 を具備することを特徴とするプログラマブルロジックコ
    ントローラ。
  2. 【請求項2】 上記設定情報は、 ノンアクティブのとき対応するプログラムオブジェクト
    の読取りを可能にし、アクティブのとき該対応するプロ
    グラムオブジェクトの読取りを禁止するリードプロテク
    トビットからなることを特徴とする請求項1記載のプロ
    グラマブルロジックコントローラ。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、 上記リードプロテクトビットがアクティブのとき上記プ
    ログラムオブジェクトの読取りに代えて所定のダミーデ
    ータを読取らせることを特徴とする請求項2記載のプロ
    グラマブルロジックコントローラ。
  4. 【請求項4】 ユーザプログラムを格納し、該ユーザプ
    ログラムを周辺ツールからの読み出し要求に対応して読
    み出して該周辺ツールに渡すプログラマブルロジックコ
    ントローラにおいて、 上記ユーザプログラムのプログラムオブジェクトの各単
    位に対応して該プログラムオブジェクトが読取り禁止か
    否かを示す設定情報を設定する設定手段と、 上記周辺ツールからの上記ユーザプログラムの読み出し
    要求に際して、上記設定情報に対応して上記プログラム
    オブジェクトの各単位別にその読取りを可能にするか否
    かを制御する制御手段と、 を具備することを特徴とするプログラマブルロジックコ
    ントローラ。
  5. 【請求項5】 上記設定情報は、 ノンアクティブのとき対応するプログラムオブジェクト
    の読取りを可能にし、アクティブのとき該対応するプロ
    グラムオブジェクトの読取りを禁止するリードプロテク
    トビットからなることを特徴とする請求項4記載のプロ
    グラマブルロジックコントローラ。
  6. 【請求項6】 上記制御手段は、 上記リードプロテクトビットがアクティブのとき上記プ
    ログラムオブジェクトの読取りに代えて所定のダミーデ
    ータを読取らせることを特徴とする請求項5記載のプロ
    グラマブルロジックコントローラ。
  7. 【請求項7】 周辺ツールからの読み出し要求に対応し
    て格納ユーザプログラムを読み出して該周辺ツールに渡
    すプログラマブルロジックコントローラの制御方法にお
    いて、 上記ユーザプログラムのプログラムオブジェクトの各単
    位に対応して該プログラムオブジェクトが読取り禁止か
    否かを示す設定情報を設定し、 上記周辺ツールからの上記ユーザプログラムの読み出し
    要求に際して、上記設定情報に対応して上記プログラム
    オブジェクトの各単位別にその読取りを可能にするか否
    かを制御することを特徴とするプログラマブルロジック
    コントローラの制御方法。
  8. 【請求項8】 上記設定情報は、 ノンアクティブのとき対応するプログラムオブジェクト
    の読取りを可能にし、アクティブのとき該対応するプロ
    グラムオブジェクトの読取りを禁止するリードプロテク
    トビットからなることを特徴とする請求項7記載のプロ
    グラマブルロジックコントローラの制御方法。
  9. 【請求項9】 上記リードプロテクトビットがアクティ
    ブのとき上記プログラムオブジェクトの読取りに代えて
    所定のダミーデータを読取らせることを特徴とする請求
    項8記載のプログラマブルロジックコントローラの制御
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011145860A (ja) * 2010-01-14 2011-07-28 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd シーケンスプログラム、シーケンスプログラムを記録した記録媒体、シーケンスプログラムを格納したプログラマブルコントローラ、並びにプログラマブルコントローラにおけるシーケンスプログラムの保護支援方法及び装置

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