JP2000056644A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2000056644A
JP2000056644A JP11225235A JP22523599A JP2000056644A JP 2000056644 A JP2000056644 A JP 2000056644A JP 11225235 A JP11225235 A JP 11225235A JP 22523599 A JP22523599 A JP 22523599A JP 2000056644 A JP2000056644 A JP 2000056644A
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JP11225235A
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Hiroshi Morizaki
浩 森崎
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録不可能な状態になるまでの期間をできる
だけ長くする記録装置を提供することを目的とする。 【構成】 トナー残量を示すニアエンプティフラグFn
eのみがセットされている場合には、パソコンから出力
された画像データの記録要求を示すPCデータ記録要求
フラグ,画像読取装置により読み取られた読取画像デー
タの記録要求を示す画像読取データ記録要求フラグ,交
信関連情報に基づく画像データの記録要求を示すレポー
ト記録要求フラグがセットされていても記録が実行され
ないが、相手装置から送信された画像データの記録要求
を示すFAXデータ記録要求フラグがセットされている
場合には記録が実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部機器から供給され
たデータを記録する記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、(1) 画像データに基づいて、
トナー収容容器内のトナーにより記録媒体に画像の記録
を行う記録部と、(2) トナー収容容器内のトナー残量を
検出するトナー残量検出装置と、(3) トナー残量検出装
置によって検出されたトナー残量が記録不可能な量以下
になった場合に、記録部による記録を禁止する記録禁止
手段とを備えた記録装置が知られている。
【0003】また、前記(1) 記録部,(2) トナー残量検
出装置,(3) 記録禁止手段の他に(4) トナー残量検出装
置によって検出されたトナー残量が、記録不可能な量よ
りは多いが設定量よりは少ない場合には、そのことを報
知するニアエンプティ報知手段を備えた記録装置も知ら
れている。このニアエンプティ報知手段は、トナー残量
が記録不可能な量に近いことを報知するために設けられ
たものである。そのため、ニアエンプティが報知された
場合に、トナーカートリッジを交換する等トナー残量を
増やせば、記録装置において記録不可能になることを回
避することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のいずれ
の記録装置においても、トナー残量が記録不可能な量よ
り多い場合には、常に、画像データの記録が許可されて
いた。そのため、トナー残量が少なくなっても、トナー
残量の減少速度を遅くすることができなかった。ニアエ
ンプティ報知手段を備えた記録装置においても、ニアエ
ンプティが報知されてからトナー残量が記録不可能な量
になるまでの期間を長くすることができなかった。
【0005】そこで、本発明の課題は、記録装置におい
て、記録不可能な状態になるまでの期間をできるだけ遅
くすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、記録装置
に、記録不可能な状態が近づいていることを検出する検
出手段と、その検出手段の検出時に、外部機器から供給
されたデータの種類に応じてそのデータの記録を許可す
るか否かを決定する決定手段と、その決定手段の決定に
基づいて前記データを記録する記録手段とを備えること
により解決される。
【0007】記録手段は、外部機器から供給されたデー
タを記録するものであるが、記録手段に供給されるデー
タは、ドットデータであっても、圧縮符号化データ,キ
ャラクタデータ等の符号化データであってもよい。符号
化データが供給される場合には、ドットデータに変換さ
れた後に記録が行われることになる。また、ドットデー
タが供給された場合にも、本記録装置の解像度とドット
データが形成された場合の解像度との差に応じて処理が
必要な場合もある。
【0008】また、検出手段は、記録不可能な状態が近
づいていることを連続的に検出するものであっても、段
階的に検出するものであってもよい。
【0009】
【作用】本発明の記録装置においては、検出手段により
記録不可能な状態が近づいていることが検出され、その
検出手段の検出時に、決定手段により外部機器から供給
されたデータの種類に応じてそのデータの記録が許可さ
れて、その決定手段の決定に基づいて記録手段により前
記データが記録される。したがって、記録可能な状態で
あっても、データによっては記録が行われないことにな
る。
【0010】そのため、記録不可能な状態が近づいてい
る場合にも常に記録が許可されていた従来の記録装置に
おける場合より、記録できなくなるまでの期間が長くな
る。
【0011】データそのものが備えた情報には、例え
ば、画像データの種類や画像データの内容等があり、画
像データに関連する情報には、画像データの供給元や画
像データが供給された時間等がある。
【0012】例えば、記録装置がファクシミリ装置の記
録部を構成し、かつ、その記録装置がコンピュータに接
続されている場合には、その記録装置には、当該ファク
シミリ装置の画像読取装置やファクシミリ情報の送・受
信装置、あるいはコンピュータからデータが供給され
る。
【0013】画像読取装置からはドットデータが供給さ
れ、送・受信装置からは圧縮符号化データが供給され、
コンピュータからはキャラクタデータが供給されるとす
る。この場合には、同じ本体内に設けられた画像読取装
置や送・受信装置も、別体であるコンピュータも同様に
記録装置に対する外部機器と見なす。また、記録装置に
は、送・受信装置を介して相手ファクシミリ装置から送
信された画像データが供給されることになるが、これら
相手ファクシミリ装置も記録装置に対する外部機器と見
なす。
【0014】上述の場合においては、データを、ドット
データ,圧縮符号化データ,キャラクタデータ等の種類
に基づいて分類することができ、圧縮符号化データは記
録を許可し、キャラクタデータやドットデータは許可し
ないとすることができる。
【0015】データをこのように分類して記録の許可を
決定する場合には、データの供給元である外部機器の種
類に基づいて決定することと同じになる。ドットデータ
やキャラクタデータは、画像読取装置やコンピュータか
ら供給されるものであるが、符号化データは、送・受信
装置を介して相手ファクシミリ装置から供給される。し
たがって、送・受信装置から供給されたデータの優先度
が高く、画像読取装置やコンピュータから供給されたデ
ータの優先度が低いとすることができるのである。
【0016】データの供給元が画像読取装置やコンピュ
ータである場合には、オペレータが記録装置の近傍にい
ることが多い。そのため、記録が禁止されれば、その事
実が直ちにオペレータにより認識され、記録を遅らすこ
とができる場合には遅らされ、遅らすことができない場
合にはトナー等を供給し、あるいはカートリッジ等を交
換する等によりトナー残量等を増やすことができ、交換
後、直ちに記録を行うことができる。
【0017】それに対して、供給元が相手ファクシミリ
装置である場合には、オペレータが記録装置の近傍にい
ない場合が多い。そのため、記録が行われないと不都合
である。ファクシミリ装置が記録不可能なデータを、記
録が可能になるまで格納しておく記憶手段を備えないも
のである場合には、再度送信してもらわなければならな
い場合もある。
【0018】このように、送・受信装置から供給された
データの優先度が高く、パソコンや画像読取装置から供
給されたデータの優先度が低いとすれば、オペレータが
記録装置の近傍にいない場合に記録が行われない時間を
短くすることができる。
【0019】この態様は、記録不可能な画像データを、
記録が可能になるまで格納しておく画像データ記憶手段
を備えたファクシミリ装置等において特に有効である。
記録が多少不鮮明になることを許容して重要度の低い画
像データを記録すれば、限られた記憶容量の画像データ
に重要度の高い画像データをより多く格納することがで
き、トナー残量が多くされた後に鮮明な記録を得ること
ができるからである。
【0020】
【発明の効果】本発明の記録装置によれば、記録不可能
な状態になるまでの期間を長くすることができる。
【0021】
【発明の望ましい態様】以下、本発明の望ましい実施態
様を列挙するとともに、必要に応じて関連説明を行う。 (1)前記記録手段が複数個の外部機器から供給された
データに基づいて記録を行うものであって、かつ、前記
決定手段が、データが供給された外部機器に基づいて前
記データの記録を許可するか否かを決定する外部機器対
応決定手段を含む請求項1に記載の記録装置。 (2)前記外部機器対応決定手段が、データが供給され
た外部機器の種類に基づいて前記データの記録を許可す
るか否かを決定する外部機器種類対応決定手段を含む態
様1に記載の記録装置。 (3)前記外部機器が送・受信装置およびコンピュータ
を含み、前記外部機器種類対応決定手段が、送・受信装
置の優先度がコンピュータの優先度より高いと判定する
送・受信装置優先手段を含む態様2に記載の記録装置。 (4)前記決定手段が、データ自体が有する情報に応じ
て決定するするデータ対応記録決定手段を含む請求項
1,態様1〜3のいずれか1つに記載の記録装置。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例である記録装置を備
えたファクシミリ装置について、図面に基づいて詳細に
説明する。
【0023】図1において、2はファクシミリ装置であ
り、4はパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略
称する)である。これらファクシミリ装置2とパソコン
4とは、ケーブル6によって接続されている。ファクシ
ミリ装置2の制御部は.図7に示すように、ファクシミ
リ制御部8と記録制御部9とを備えたものであり、パソ
コン4は記録制御部9に接続されているのである。
【0024】ケーブル6は、合計9本のラインを含むも
のである。そのうちの8本のラインはパソコン4が画像
データをファクシミリ装置2に出力するためのラインで
ある。本実施例においては画像データは8ビットで出力
されるのである。
【0025】他の1本のラインは、ファクシミリ装置2
がパソコン4の画像データの出力を許容する状態にある
か阻止する状態にあるかを表す制御信号のためのライン
であり、ファクシミリ装置2において制御信号がH(Hi
gh) 状態かL(Low) 状態かに択一的に設定され、パソコ
ン4においてはその制御信号がH状態にある場合にファ
クシミリ装置2が画像データの出力を許容する状態にあ
ると判定される。
【0026】ファクシミリ装置2の本体10の側部に
は、受話器11が取り付けられている。また、上面の前
部には操作パネル12が設けられ、後部には記録紙ホル
ダ装着部13が設けられている。この記録紙ホルダ装着
部13には、図2に示すように記録紙ホルダ14が着脱
可能に取り付けられる。記録紙ホルダ14は浅い箱状を
成し、内部に圧板15が回動可能に取り付けられるとと
もにスプリング16により付勢されており、記録紙17
を給紙ローラ18に密着させる。
【0027】前記本体10には、記録紙ホルダ14の開
口を覆う蓋19が回動可能に取り付けられている。蓋1
9と前記圧板15との間には、記録紙ホルダ14が記録
紙ホルダ装着部13に装着された状態で両者を連結する
図示しない連結装置が設けられており、蓋19が開かれ
れば圧板15をスプリング16の付勢力に抗して押し下
げ、圧板15と給紙ローラ18との間に記録紙17を挿
入する空間を形成する。蓋19が閉じられれば、図2に
示すように圧板15がスプリング16により付勢されて
記録紙17を給紙ローラ18に密着させる。
【0028】給紙ローラ18の記録紙送り方向において
上流側に隣接する位置には、記録紙17の有無を検出す
る記録紙センサ20が設けられている。記録紙センサ2
0は接触式センサであり、蓋19が閉じられて記録紙1
7が給紙ローラ18に密着させられるとき、記録紙セン
サ20の検出子が押され、記録紙17が有ることを表す
信号を発する。記録紙が無ければ検出子が圧板15の開
口に嵌入し、記録紙が無いことを表す信号を発する。
【0029】記録紙ホルダ14内の記録紙17は、給紙
ローラ18および分離パッド22を含む自動給紙装置に
より、最も上に位置する記録紙17から順に送り出され
る。自動給紙装置によって送り出された記録紙17は、
一対の搬送ローラ26によって記録装置29に送られ
る。
【0030】記録装置29は、感光ドラム30,転写装
置32,現像装置33等を備えたものであり、前記記録
紙17は、搬送ローラ26によって感光ドラム30と転
写装置32との間に送られる。
【0031】感光ドラム30の表面がレーザ光走査装置
34によるレーザ光によって走査され、静電潜像が形成
される。レーザ光走査装置34は、レーザ発光部36,
レンズ37,反射ミラー38等を備えている。レーザ発
光部36は、記録画像データとしてのドットデータに応
じてレーザ光を発射するレーザ光源およびそのレーザ光
を反射するポリゴンミラー等を有するものであり、レー
ザ光源によって発せられたレーザ光が一定速度で回転す
るポリゴンミラーにより水平方向に走査される。レーザ
光は、レンズ37によって集光させられ、反射ミラー3
8により反射されて、感光ドラム30に照射される。
【0032】反射ミラー38の端部付近には、BD(be
am detector) 40が設けられている。BD40は、レ
ンズ37によって集光させられたレーザ光の水平方向に
おける照射位置が、設定位置に達したことを検出するも
のであり、本実施例においては、設定位置は、記録紙1
7が送られた場合において、記録紙17の左端から決め
られた長さだけ外れた位置(記録紙17の左端より左方
の位置)とされている。
【0033】一方、記録紙17は、左端が予め決められ
た位置に位置するように送られ、かつ、レーザ発光部3
6から発せられたレーザ光は、常に一定速度で回転させ
られるポリゴンミラーによって水平方向に走査される。
したがって、BD40によってレーザ光が検出されてか
ら設定時間経過後に、レーザ光の照射位置が記録紙17
の左端位置にくることになる。
【0034】本実施例においては、BD40によってレ
ーザ光が検出されてから設定時間経過後にレーザ発光部
36に1ドットライン分のドットデータが供給される。
レーザ光は、そのドットデータに基づいて制御されつつ
走査される。感光ドラム30の表面はレーザ光により1
ドットラインずつ順次走査され、記録紙17の所定の位
置に記録が行われるように静電潜像が形成されることに
なる。
【0035】静電潜像は、感光ドラム30の回転と、レ
ーザ光の走査とによって、感光ドラム30の表面上に形
成されるのであるが、この静電潜像が形成される領域
(ここでは感光ドラム30の外周面の感光領域)は、潜
像形成の際の最小単位としてのドット形成点の集合と考
えることができる。ファクシミリ装置2におけるドット
形成点の大きさは約0.07mm×0.07mm(レーザ光
のスポット径が80μm)であり、ドット形成点の2個
分の大きさ(約0.13mm×0.07mm)が、後述する
画像読取装置42がスーパファインの解像度(これがフ
ァクシミリ装置2の最高解像度である)に設定された場
合の読取最小領域、すなわち画素に対応する。記録装置
29は、ファクシミリ装置2が有する最高解像度より高
い解像度で記録し得るものとなっているのである。
【0036】感光ドラム30を回転させるドラムモータ
43(図7参照)は、駆動回路44を介して記録制御部
9に接続されており、感光ドラム30の回転は記録制御
部9により制御される。
【0037】感光ドラム30に形成された静電潜像は、
現像装置33により現像剤としてのトナー46(図4参
照)が付着させられて現像され、転写装置32によって
記録紙17に転写される。記録紙17に転写されないで
感光ドラム30上に残ったトナーは、クリーニング装置
51によって除去される。
【0038】転写装置32は転写ローラ52を有してお
り、記録紙17に電荷を付与し、感光ドラム30に付着
したトナー46を記録紙17に移転させることによっ
て、感光ドラム30上に現像された画像を記録紙17に
転写する。転写後の記録紙17は、図示を省略するガイ
ドにより案内されて定着装置54に送られる。定着装置
54は、加熱ローラ56および押さえローラ58を有し
ており、画像を定着された記録紙17は、1対の排紙ロ
ーラ60により本体10の前面に取り付けられた排紙ト
レイ61に排出される。
【0039】上記排紙ローラ60の近傍には下流センサ
62が、前記搬送ローラ26の近傍には上流センサ63
がそれぞれ設けられている。上流センサ63によって記
録紙17の先端が検出されてから、設定時間経過後に下
流センサ62によって記録紙17の先端が検出されない
場合には、紙つまりが生じていると判定される。これら
下流センサ62,上流センサ63および記録制御部9の
信号処理部等によって紙つまり検出装置64が構成され
ることになる。
【0040】また、上流センサ63は、記録紙17の先
端位置を検出する先端センサとしての機能も備えてい
る。本実施例においては、記録紙17が先端センサ63
によって検出されると、記録が開始される。すなわち、
感光ドラム30の表面への静電潜像の形成が開始される
のである。その後、記録紙17が感光ドラム30と転写
ローラ52との間に送られると、記録紙17上の所定の
位置に記録が行われることになる。
【0041】換言すれば、先端センサ63は、先端セン
サ63から感光ドラム30と転写ローラ52との接触位
置との間の距離と、感光ドラム30上の静電潜像が形成
される位置と転写ローラ52と接する位置との間の周長
とが等しくなる位置に設けられているのである。
【0042】一方、下流センサ62は排紙センサとして
の機能も備えている。排紙センサ62によって記録紙1
7の後端が検出されれば、記録紙17が排紙されたとさ
れるのである。
【0043】現像装置33の本体65は、図4に示すよ
うに、トナーカートリッジ収容室66,撹拌室68,現
像室70を備えており、撹拌室68,現像室70には撹
拌部材72,74がそれぞれ回転可能に取り付けられて
いる。
【0044】トナーカートリッジ収容室66にトナーカ
ートリッジ76が取り付けられると、トナーカートリッ
ジ76内のトナー46は、撹拌部材80,82によって
撹拌されつつ撹拌室68に供給される。撹拌室68に供
給されたトナー46は、撹拌部材72によって撹拌され
つつ現像室70に供給される。現像室70に供給された
トナー46は、予め収容されていた磁性キャリアととも
に撹拌部材74によって撹拌され、現像スリーブ84に
向かってはね上げられる。
【0045】撹拌室68と現像室70との間の開口の上
方に設けられた規制板86は、撹拌室68内のトナー4
6が直接現像スリーブ84に付着しないようにするとと
もに、撹拌部材74へ供給されるようにするために取り
付けられたものである。
【0046】現像スリーブ84の内部には、磁石ローラ
90が配設され、現像スリーブ84とは逆方向に回転さ
せられる。現像スリーブ84の表面に、上述の磁性キャ
リアに把持されたトナー46が付着し、その付着したト
ナー46の量がドクタブレード92によって調整され
る。現像スリーブ84の表面に均一に付着したトナー4
6は、帯電器94によって帯電させられた後レーザ光に
よって走査された感光ドラム30の表面に選択的に供給
される。トナー46は感光ドラム30の表面のレーザ光
が照射された部分、すなわち、ドットの形成が指示され
たドット形成点に対応する部分に供給され、レーザ光が
照射されなかった部分には供給されないのである。
【0047】現像装置33は、図5,6に示すように、
トナーカートリッジ76内に収容されたトナー46の残
量を検出するトナー残量検出装置100を備えている。
トナー残量検出装置100は、前記本体10に取り付け
られた検出部102、前記撹拌部材80,82と一体的
にトナーカートリッジ76内に回転可能に取り付けられ
たワイパ104,検出部102の出力信号を処理する信
号処理部等を備えたものである。
【0048】検出部102は透過式フォトセンサ型であ
り、一対の発光部105と受光部106とを備え、これ
ら発光部105と受光部106とがトナーカートリッジ
76の底部に設けられた2個の透明の中空突部108に
それぞれ嵌入させられている。トナー残量検出装置10
0は、後述するように、受光部106の受光時間の長短
によりトナー残量を検出するものである。トナー残量
は、後述するが、エンプティ(記録不可能な量以下の場
合),ニアエンプティ(記録不可能な量よりは多いが設
定量以下の場合),フル(それ以外)の3段階で検出さ
れる。
【0049】撹拌部材80,82,ワイパ104は、回
転軸110に固定され、一体的に回転可能とされてい
る。また、回転軸110は、感光ドラム30の回転軸に
図示しない伝達装置を介して着脱可能に連結されている
ため、感光ドラム30と同時に回転させられる。
【0050】撹拌部材80,82およびワイパ104
は、回転軸110の回転方向において、ワイパ104,
撹拌部材80,82の順に設けられている。ワイパ10
4と撹拌部材80との間の中心角も、撹拌部材80と撹
拌部材82との間の中心角も共にほぼ90度とされてい
る。ワイパ104が、中空突部108の間,すなわち、
受光部105と発光部106との間を通過した後に、撹
拌部材80が中空突部108の外方を通過し、その後に
撹拌部材82が中空突部108の上方を通過するのであ
る。
【0051】撹拌部材80,82は、共に板状を成した
ものであるが、撹拌部材80は、回転軸110の両側に
それぞれ1枚づつ合計2枚設けられており、撹拌部材8
2は、中央部に1枚だけ設けられている。撹拌部材80
は回転軸110の軸方向の両端部112が中央部114
より回転方向の前方に位置するように固定されている。
そのため、撹拌部材80の回転によりトナーカートリッ
ジ76の軸方向の両端部付近にあるトナー46を中央部
に集めることができる。
【0052】また、撹拌部材80,82は、可撓性のあ
るポリエチレンテレフタレート樹脂によって成形された
ものであり、それらの半径方向の長さがトナーカートリ
ッジ76の内側半径より僅かに大きくされている。した
がって、図に示すように、回転軸110の回転に伴って
撹拌部材80,82の外周縁が、トナーカートリッジ7
6の内周面上を摺動することになる。また、撹拌部材8
2が中空突部108付近を通過する場合には、外周部が
その中空突部108によって特に大きく湾曲させられる
ことになる。
【0053】ワイパ104は、半径方向に延びた棒状を
成したものであり、その先端には起毛部116が設けら
れている。起毛部116の幅は、2個の中空突部108
の内側面同士の間隔よりやや大きい。起毛部116によ
って、中空突部108間にあるトナー46が押し上げら
れるとともに、中空突部108の内側面が拭われるよう
にされているのである。
【0054】したがって、起毛部116が中空突部10
8間を通過すると、受光部106は発光部105によっ
て発光された光を検出する。トナー残量が多い場合に
は、起毛部116の通過後、中空突部108の周辺部に
あるトナー46によって中空突部108間が直ちに埋め
られるため、受光部106の受光時間は短い。それに対
して、トナー残量が少ない場合には、トナー46がこれ
らの間を埋めるのに長い時間が必要になるため受光時間
が長くなる。
【0055】本体10の上部には原稿120に記載され
た画像を読み取る前記画像読取装置42が設けられてい
る。本体10の上面の中間部に設けられた原稿台124
上に載せられた原稿120は、読取り開始の指令に基づ
いて図示しない原稿送り装置によって1枚ずつ送り出さ
れる。送り出された原稿は、送りローラ等によって画像
読取装置42へ送られる。
【0056】画像読取装置42は、光源130によって
原稿支持板132上の原稿に光を照射し、原稿からの反
射光をミラー133,134により反射させ、レンズ1
36により集光してラインイメージセンサ138に入光
させ、原稿の画像を1行分ずつ読み取るものである。
【0057】ラインイメージセンサ138は、受光体と
しての複数個の電荷結合素子(Charge Coupled Device
,以下、CCDと略称する)を備えている。CCD
は、受光した反射光の強さに応じた電圧を出力する光電
変換素子である。CCDの出力電圧は、受光した光の強
さが大きくなる(白に近くなる)につれて大きくなる。
後述するが、反射光の強さがしきい値より大きい場合に
は、そのCCDによって読み取られた領域は白(ドット
データの値が0)とされ、しきい値より小さい場合に
は、黒(ドットデータの値が1)とされる。このCCD
によって読み取られる読取最小領域が画素である。
【0058】画素の大きさは、画像読取装置42によっ
て1行分読み取られる間の原稿送り装置による原稿の送
り量(送り速度)によって決まる。走査線方向の大きさ
は規格によって決められ、上記送り速度は解像度に応じ
て変えられるのである。
【0059】本実施例においては、送り量は解像度に応
じて3段階に制御される。スーパファインが設定された
場合には、送り量は約0.07mm(15.4ライン/m
m)とされ、ファインが設定された場合には、約0.1
3mm(7.7ライン/mm)とされ、スタンダードが設定
された場合には、約0.26mm(3.85ライン/mm)
とされる。
【0060】つまり、画素の大きさは、スーパファイン
が設定された場合には、約0.13mm×0.07mmとな
り、ファインが設定された場合には、約0.13mm×
0.13mm×となり、スタンダードが設定された場合に
は、約0.13mm×0.26mmとなる。それに対して、
前述のように、記録装置29におけるドット形成点の大
きさは、0.07mm×0.07mmであるため、スーパフ
ァインの解像度で読み取られた読取画像データとしての
ドットデータを記録画像データとしてのドットデータに
変換する場合には、走査線方向の1個のドットデータを
2個のドットデータに増加させなければならない。
【0061】読取り後、原稿は排出ローラ140により
送られ、開口から排出トレイ142に排出される。
【0062】ファクシミリ装置2の上面の前部に設けら
れた操作パネル12を図3に示す。操作パネル12の後
部には、表示器150,ファインランプ151,スーパ
ファインランプ152,トナー残量表示器154等が設
けられ、前部には、テンキー160,スタートキー16
2,ストップキー164,コピーキー166等が設けら
れている。また、中間部には、ファンクションキー17
4,セットキー176,クリアキー178,レゾルーシ
ョンキー180,カーソルキー182,184等が設け
られている。
【0063】表示器150には、ファクシミリ装置2の
状態や操作手順等が表示される。テンキー160は、送
信相手先のファクシミリ装置のファクシミリ番号を入力
する場合の他、ファクシミリ装置2が有する機能を選択
するために操作される。
【0064】スタートキー162は、機能の開始を指示
するためのキーであり、ストップキー164は、機能の
停止を指示するためのキーである。コピーキー166
は、ファクシミリ装置2を複写機として使用する場合の
原稿120の読取開始を指示するためのキーである。
【0065】また、カーソルキー182,184は、表
示器150内のカーソルを移動させる場合や、機能の選
択を行う場合等に操作されるキーである。
【0066】ファンクションキー174は、ファクシミ
リ装置2において実行可能な種々の機能の表示開始等を
指示するキーであり、機能の選択がテンキー160やカ
ーソルキー182,184等の操作によって行われる。
セットキー176は、機能の選択の決定等を指示する場
合に操作するキーである。
【0067】レゾルーションキー180は、ファクシミ
リ装置2の画像読取装置42における解像度を選択する
ためのキーである。解像度は初期設定によってスタンダ
ードに設定されている。その場合には、ファインランプ
151,スーパファインランプ152のいずれも点灯さ
せられない。レゾルションキー180の1回の押下でフ
ァインに設定され、ファインランプ151が点灯させら
れる。2回の押下でスーパファインに設定されて、ファ
インランプ151が消灯させられ、スーパファインラン
プ152が点灯させられる。さらに、3回押下されれ
ば、中間調に設定され、両方のランプ151,152が
点灯させられて中間調の設定が表示される。中間調の階
調レベルは、ファンクションキー174,テンキー16
0およびカーソルキー182,184等の操作によって
16階調と32階調とのいずれか一方に設定される。
【0068】また、トナー残量表示器154は、トナー
残量がフルの場合には消灯状態にあるが、ニアエンプテ
ィの場合には点滅させられ、エンプティの場合には点灯
させられる。
【0069】一方、ファクシミリ装置2の下部には、フ
ァクシミリ制御部8および記録制御部9が設けられてい
る。ファクシミリ制御8と記録制御部9とは、図7に示
すように、インターフェイス制御回路(以下、I/F制
御回路と称する)190を介して接続されている。
【0070】ファクシミリ制御部8は、処理装置として
のCPU200、記憶装置としてのRAM202,RO
M204,EEPROM206、制御回路208の他
に、送信・受信制御回路210、モデム212,二値化
回路214等を備えたものである。
【0071】制御回路208には、DMAC216,ラ
ッチ機構217,パラレル/シリアル変換回路218
(以下、P/S変換回路218と略記する)等が設けら
れている。
【0072】DMAC216は、RAM202と制御回
路208との間,制御回路208とI/F制御回路19
0との間におけるデータのCPU200を介さない直接
転送(direcy memory access) を行うものである。DM
AC216は、BD40によってレーザ光が検出される
と、CPU200に転送要求信号を発する。それによっ
て、転送すべきデータの先頭アドレスと転送データバイ
ト数とがセットされる。指示されたデータが1バイトず
つRAM202から制御回路208に転送される。ラッ
チ機構217によって保持され、P/S変換回路218
によってシリアル変換されて、I/F制御回路190に
転送される。
【0073】制御回路208にはさらに、画像読取装置
42,スピーカ220,BD40が接続されるととも
に、ネットワークコントロールユニット(以下、NCU
と略称する)222を介して外部回線223が接続され
る。外部回線223には図示しない交換機および外部回
線224,225を介して相手ファクシミリ装置(以
下、相手装置と略称する)226,相手電話機228が
接続されている。外部回線223,224,225は、
すべて一般加入電話回線である。
【0074】2値化回路214は、画像読取装置42に
よって読み取られた読取画像データを2値化データとし
てのドットデータに変換する回路である。すなわち、C
CDから供給されるアナログの出力電圧値がEEPRO
M206から供給されるしきい値データ(2値化回路2
14においてディジタル値からアナログ信号に変換され
る)より大きいか否かが判定され、大きい場合には0
(白),小さい場合には黒(1)とされることによって
ドットデータが作成されるのである。また、レゾルーシ
ョンキー180の操作によって中間調が選択された場合
には、ディザマトリックスに基づいてドットデータに変
換される。
【0075】画像読取装置42においては、光源130
の原稿120に対する照度むら(例えば、原稿の中央部
は明るく周辺部が暗いというように)がある。そのた
め、CCDの出力電圧値は、原稿120上の各画素の濃
淡に正確には対応しない場合がある。この不都合に対処
するために、ファクシミリ装置2においては、しきい値
が照度むら等に応じて決定され、EEPROM206の
しきい値データメモリ230にテーブル化されて記憶さ
れているのである。しきい値データのEEPROM20
6から制御回路208への転送もDMAC216によっ
て制御される。
【0076】送信・受信制御回路210は、ファクシミ
リ装置2と相手装置226とが接続された場合に、相手
装置226との間において、双方のファクシミリ番号等
の交信関連情報、解像度等伝送パラメータの交換を行う
回路である。
【0077】また、モデム212は、デジタル信号をア
ナログ信号に変調し、NCU222を介して外部回線2
23,224,225に出力するとともに、外部回線2
23からNCU222を介して入力されたアナログ信号
をデジタル信号に復調するものである。そのため、変調
・復調機構234を備えている。また、この変調・復調
機構234の他に、音声を合成する音声合成機構23
6,モデム受信データバッファ238,モデム送信デー
タバッファ239等も備えている。
【0078】モデム受信データバッファ238に8ビッ
トのデータが格納されると、そのデータが、ファクシミ
リ制御部8において割込みにより読み取られ、RAM2
02のFAX側受信データバッファ240へ格納され
る。
【0079】NCU222は、データ受信時には、相手
装置226からの発呼に対して自動的に着信し、データ
送信時には相手先に対して自動的に発呼するものであ
る。
【0080】前記RAM202には、図8に示すよう
に、前記FAX側受信データバッファ240,FAX側
送信データバッファ242,読取画像データバッファ2
44,符号化用バッファ246,復号化用バッファ24
8,記録部入力データバッファ250,記録部出力デー
タバッファ251,交信関連情報メモリ252,1行ド
ットデータバッファ253,送信先ダイヤルメモリ25
4,レポート記録要求フラグ258,送信中フラグ26
0,送信一時バッファ270,記録中フラグFP,先端
フラグ262,復号化管理テーブル264,記録指示フ
ラグ266,1頁記録終了フラグ268,記録終了検出
フラグ271,紙つまり状態検出フラグ272,記録紙
なし状態検出フラグ273,記録待ちフラグ274,再
発必要フラグ275,カートリッシなし状態検出フラグ
276,復号化頁カウンタCD,記録頁カウンタCP
,記録中行数カウンタCPL,復号化管理頁ポインタ
PD ,記録管理頁ポインタPP 等が設けられてい
る。
【0081】ROM204には、図9に示すように、記
録終了データメモリ280,紙つまり状態データメモリ
282,記録紙なし状態データメモリ284,カートリ
ッジなし状態データメモリ285が設けられている。ま
た、プログラムメモリ286には、メッセージ出力プロ
グラム,自動レポート要求発生プログラム,レポート記
録制御プログラムの他、PFレジスタ受信割込プログラ
ム,復号化プログラム,割込みA,B,Cプログラム,
記録一行割込みプログラム,符号化プログラム,データ
割込み送信プログラム等が格納されている。
【0082】図10に示すように、EEPROM206
には、上述のしきい値データメモリ230,後述するフ
ァクシミリ装置2の状態情報を送信する相手先の電話番
号を記憶する登録ダイヤルメモリ292の他,カートリ
ッジなしフラグFno,エンプティフラグFem,ニア
エンプティフラグFne等が設けられている。
【0083】記録制御部9は、同様に、CPU300、
RAM302,ROM304,制御回路306およびパ
ラレルインターフェイス308等を備えたものであり、
制御回路306には、トナー残量検出装置100,記録
紙センサ20,BDセンサ40,上流センサ(先端セン
サ)63,下流センサ(排紙センサ)62等が接続され
るとともに、レーザ発光部36,駆動回路44を介して
ドラムモータ43が接続されている。ドラムモータ43
により感光ドラム30と回転軸110とが同期して回転
させられる。
【0084】パラレルインターフェイス308には、パ
ソコン4が上述のケーブル6によって接続されている。
パソコン4からの画像データはパラレル入力データバッ
ファ310に入力される。パラレル入力データバッファ
310に8ビットのデータが格納されると、記録制御部
9において割込みで読み取られ、RAM302のPC側
入力データバッファ318に格納される。
【0085】RAM302には、図11に示すように、
上記PC側入力データバッファ318の他,記録一時バ
ッファ320,記録バッファ322,FAX部入力デー
タバッファ324,FAX部出力データバッファ32
6,復号化用バッファ328,PCデータ記録要求フラ
グ330,FAXデータ記録要求フラグ332,画像読
取データ記録要求フラグ334,記録/送信フラグ33
6,送信のみフラグ338が設けられている。
【0086】ROM304には、図12に示すようにキ
ャラクタデータをドットデータに変換するためのパター
ンを記憶するパターンメモリ342,パラレルデータ記
録プログラム,一頁記録開始処理プログラム,一頁記録
終了処理プログラム,復号化FAX部出力プログラム,
トナー残量対応記録制御プログラム,トナー残量割込検
出プログラム,FAX装置状態対応出力制御プログラム
等が格納されたプログラムメモリ344が設けられてい
る。
【0087】ファクシミリ制御部8と記録制御部9とを
接続するI/F制御回路190には、FPレジスタ35
0,PFレジスタ352,スキャナレジスタ354が設
けられている。PFレジスタ352は、記録制御部9が
ファクシミリ制御部8へ画像データやコマンドを出力す
る場合に使用されるレジスタである。記録制御部9にお
いてPFレジスタ352に8ビットのデータが書き込ま
れると、そのデータがファクシミリ制御部8において図
13のフローチャートで表されるFAX部PFレジスタ
入力割込みプログラムの実行により処理される。
【0088】ステップ1(以下、S1と略称する。他の
ステップについても同様とする)において、PFレジス
タ352のデータが読み出され、S2において、読み出
されたデータが解釈される。そして、S3において、読
み取られたデータがコマンドか否かが判定され、コマン
ドであれば、S3における判定がYESとなり、S4に
おいて、それに応じた処理が行われ、コマンドでなく、
画像データであれば、S5において、記録部入力データ
バッファ250に格納されるのである。
【0089】例えば、記録制御部9において記録中フラ
グFP をセットするコマンドがPFレジスタ352に
書き込まれれば、ファクシミリ制御部8においてRAM
202の記録中フラグFP がセットされる。また、P
Fレジスタ352に記録中フラグFP の状態の検出結
果を要求するコマンドが書き込まれれば、ファクシミリ
制御部8において、記録中フラグFP の状態が検出さ
れ、その検出結果、すなわち、セット状態にあるかリセ
ット状態にあるかがFPレジスタ350に書き込まれる
のである。
【0090】同様に、ファクシミリ制御部8においてF
Pレジスタ350に8ビットのデータが格納されると、
記録制御部9において、割込みにより読み取られ、同様
の処理が行われる。この場合には、書き込まれたデータ
が画像データであれば、その画像データはFAX部入力
データバッファ324に格納される。
【0091】また、スキャナレジスタ354は、ファク
シミリ装置2が受信した受信画像データの記録を行う場
合,画像読取装置42において読み取られた読取画像デ
ータの記録を行う場合,交信関連情報の記録を行う場合
に使用されるレジスタである。これらの場合には、受信
画像データや交信関連情報に基づいて復号化されてRA
M202の記録部出力データバッファ251に格納され
たドットデータあるいは画像読取装置42により読み取
られて変換されて同様に記録部出力データバッファ25
1に格納されたドットデータが、記録部出力データバッ
ファ251からDMAC216の制御によりスキャナレ
ジスタ354にCPU200を介さないで書き込まれ
る。上述のように、シリアル化されたドットデータが8
ビットずつ書き込まれるのである。
【0092】記録制御部9においては、ドットデータが
制御回路306を経てレーザ発光部36に供給される。
レーザ光源が、ドットデータに基づいて制御され、それ
に応じてレーザ光が走査されるのである。
【0093】このように、スキャナレジスタ354に書
き込まれるデータはドットデータのみであり、記録制御
部9において、RAM302のFAX部入力データバッ
ファ324に格納されることなく、レーザ発光部36に
直接供給される。
【0094】一方、パソコン4においては、キーボード
360等を利用して画像データが入力され、図示しない
RAMの画像データメモリに格納される。また、記録
は、表示器362の表示に従ってキーボード360のキ
ー操作によって指示される。本パソコン4は、画像デー
タメモリには画像データとしてのキャラクタデータやド
ットデータが格納されており、ファクシミリ装置2にキ
ャラクタデータやドットデータを出力するものである。
【0095】本実施例において、パソコン4は、ファク
シミリ装置2における制御信号がH状態にあり、ファク
シミリ装置2がコマンドや画像データの入力を許容する
状態にある場合には、記録を指示するコマンドや画像デ
ータを出力し、制御信号がL状態にあり、コマンドや画
像データの入力を拒否する状態にある場合には出力しな
い。
【0096】パソコン4は、ファクシミリ通信のための
専用のソフトを備えていないものである。したがって、
ファクシミリ装置2にファクシミリ番号を出力したり、
圧縮符号化送信画像データを出力したりすることができ
ない。
【0097】以上のように構成されたファクシミリ装置
2においては、パソコン4から出力された画像データ
の記録,相手装置226から送信されてファクシミリ
装置2が受信した受信画像データ,画像読取装置42に
おいて読み取られた読取画像データ,交信関連情報に対
応する画像データ等の記録,パソコン4から出力され
た画像データの相手装置226への送信等が行われる。
【0098】まず、パソコン4から出力された画像デ
ータの記録が行われる場合について説明する。
【0099】本実施例においては、パソコン4からの画
像データは、文字,数字等についてはキャラクタデータ
であり、線画部分についてはドットデータである。キャ
ラクタデータが入力された場合には、パターンメモリ3
42に記憶されたパターンに基づいてドットデータに変
換され、そのドットデータに基づいて記録が行われる。
パターンに基づいて変換されたドットデータのドット形
成点の大きさは400dpi(ドット/インチ)で、上述の
記録装置29におけるドット形成点の大きさとほぼ同じ
である。したがって、パターンに基づいて変換されたド
ットデータを記録のために処理する必要がない。
【0100】パソコン4からキャラクタデータが入力さ
れた場合の記録は、図14のフローチャートで表される
記録部パラレルデータ記録プログラムに基づいて行われ
る。S10において、復号化用バッファ328の初期化
等1頁記録を行うために必要な処理が行われる。S11
おいて、PC側入力データバッファ318からデータが
8ビットずつ読み出される。S12,13において、そ
の読み出されたデータが、1行の終了を表すデータ(L
Fデータ)か否か、1頁の終了を表すデータ(FFデー
タ)か否かが判定される。いずれのデータでもない場合
には、S14において画像データか否かが判定される。
画像データであれば、S15において、復号化用バッフ
ァ328へ格納され、復号化が行われる。キャラクタデ
ータがパターンに基づいてドットデータに変換されるの
である。変換されたドットデータは、S16において記
録一時バッファ320に格納される。その後、S11に
戻されて次のデータが読み出され、同様の実行が行われ
る。
【0101】なお、読み出されたデータが画像データで
ない場合には、復号化が行われないで次のデータが読み
出される。
【0102】読み出されたデータが、LFデータの場合
には、S12における判定がYESとなり、記録一時バ
ッファ320に格納されたデータが記録バッファ322
に転送される。ここで、LFデータは、ドットデータ1
行の終了ではなく、キャラクタデータ1行の終了であ
る。したがって、1行分のドットデータの作成が終了し
たわけではなく、決められた大きさの文字に対応する行
数分のドットデータの作成が終了したことになる。
【0103】また、FFデータの場合には、S13にお
ける判定がYESとなり、S18において、駆動回路4
4の制御によりドラムモータ43が回転させられる。ま
た、記録バッファ322に格納されたドットデータに基
づいてレーザ発光部36が制御される。BD40によっ
てレーザ光が検出されてから設定時間経過後毎に、1行
分のドットデータが順次供給され、そのドットデータに
基づいてレーザ光が制御されつつ走査されるのである。
【0104】また、ドラムモータ43の回転によって、
トナーカートリッジ76の回転軸110が回転させら
れ、後述するように、トナー残量が検出される。
【0105】さらに、S19において記録中フラグFP
をセットするコマンドがPFレジスタ352に書き込
まれる。それに応じて、ファクシミリ制御部8において
記録中フラグFP がセットされる。
【0106】記録中フラグFP は、記録中はセット状
態にされ、記録が終了するとリセットされるフラグであ
り、記録の終了を検出するために設けられたフラグであ
る。
【0107】S20,21において、PC側入力データ
バッファ318に、次に読み出すべきデータがあるか否
かが判定される。次に読み出すべきデータがあれば、S
10に戻される。次の頁の1頁記録を行うための処理が
行われた後に次のデータが読み出される。
【0108】読み出すべきデータがなく、S20の判定
がNOであれば、データのない状態が30秒経過したか
否かが判定される。データがない状態が30秒以上続け
ば、記録すべきデータはなく、かつ、記録が終了したと
判定される。S22,23において、記録中フラグFP
をリセットするコマンドがPFレジスタ352に書き
込まれ、駆動回路44の制御によりドラムモータ43の
駆動を停止させる等の記録終了処理が行われる。
【0109】本パソコン4から出力される画像データに
は、一連の完結した画像データの終了を表すデータがな
い。そのため、PC側入力データバッファ318に読み
出すべきデータがない状態が30秒以上続けば、画像デ
ータのパソコン4からの出力が終了したと見なすのであ
る。また、本ファクシミリ装置2においては、最後のド
ットデータをレーザ発光部36に供給してから、最後の
頁の記録が終了し、排紙が行われるまでに約20秒かか
る。そのため、PC側入力データバッファ318に読み
出すべきデータがなくなってから30秒経過すれば、記
録が終了したと見なすこともできるのである。
【0110】本実施例においては、データがない状態が
30秒以上続いた場合に記録が終了したと見なされるよ
うになっていたが、記録が確実に終了したことが判定で
きれば、30秒でなくても例えば1分であってもよい。
30秒〜1分程度とするのが望ましい。
【0111】また、本プログラムの実行中に紙つまり,
記録紙なし等が検出されると,ハード回路により割込み
信号が発せられ、それら割込み信号に応じて割込みでエ
ラー処理が行われるようになっている。紙つまりが生じ
たことは紙つまり検出装置64によって検出され,記録
紙17が記録紙ホルダ14にセットされているか否か
は、記録紙センサ20によって検出される。
【0112】エラー処理として、ファクシミリ装置2に
おいて制御信号がL状態に設定される。その結果、パソ
コン4において、ファクシミリ装置2がパソコン4から
の画像データの入力を拒否する状態にあることが検出さ
れ、画像データの出力が停止される。また、後述する
が、紙つまり状態であることを表す音声信号や記録紙な
し状態であることを表す音声信号が合成され、スピーカ
220あるいは電話回線223,225に出力される。
【0113】さらに、ストップキー164が押下された
場合には、前記S23における処理と同様の終了処理が
行われる。
【0114】パソコン4から出力された画像データがド
ットデータの場合には、復号化を行う必要がないため、
S15、16の代わりにドットデータを記録一時バッフ
ァ320に格納するステップが実行される。
【0115】の受信画像データ,読取画像データ,一
部の交信関連情報に対応する画像データの記録は、記録
制御部9ではなくファクシミリ制御部8によって制御さ
れる。
【0116】以下、受信画像データの記録が行われる場
合について説明する。ファクシミリ制御部8において受
信画像データとしての圧縮符号化データが復号化されて
ドットデータに変換され、そのドットデータがI/F制
御回路190のスキャナレジスタ354に書き込まれ
る。スキャナレジスタ354に書き込まれたドットデー
タは、レーザ発光部36に供給される。それに基づいて
レーザ光が制御されつつ走査され、感光ドラム30の表
面に静電潜像が形成される。
【0117】ファクシミリ制御部8における圧縮符号化
受信画像データの復号化は図15のフローチャートで表
される復号化プログラムに基づいて行われる。
【0118】この復号化プログラムは、ファクシミリ制
御部8においてFPレジスタ350に記録要求コマンド
が書き込まれ、それに対して、記録を許可するコマンド
がPFレジスタ352に書き込まれた場合に開始され
る。厳密に言えば、PFレジスタ352に書き込まれた
コマンドがファクシミリ制御部8において読み出され、
記録を許可するコマンドであることが検出された場合に
開始されるのである。
【0119】この復号化プログラムの実行中に、図16
〜19のフローチャートで表されるプログラムが割込み
で実行される。図16〜18のフローチャートで表され
る割込みA〜Cプログラムは10ms毎に実行され、図1
9のフローチャートで表される記録一行割込みプログラ
ムはBD40によってレーザ光が検出されると実行され
る。
【0120】これら復号化プログラム、割込みプログラ
ムの実行に際して使用されるフラグやカウンタは、復号
化されたドットデータすべての記録を確実に行うための
ものである。
【0121】例えば、現在記録中の頁数(記録頁カウン
タCP のカウント値)より現在復号化中の頁数(復号
化頁カウンタCD のカウント値)の方が大きい場合に
は記録すべき頁がまだあると判定され、現在記録中の行
数(記録中行数カウンタCLPのカウント値)とその頁
に含まれる行数(復号化管理テーブル264の行数L)
とが等しい場合にはその頁の記録が終了したと判定され
る。
【0122】なお、復号化管理頁ポインタPD は復号
化が行われる頁の頁番号を指示するものであり、記録管
理頁ポインタPP は記録が行われる頁の頁番号を指示
するものである。
【0123】また、復号化および記録は、ファクシミリ
制御部8のRAM202に格納された図20に示す復号
化管理テーブル264に基づいて実行される。この復号
化管理テーブル264には、それぞれの頁番号(頁数に
対応)と、その頁番号によって指定される頁における先
頭アドレスA(後に説明する行先頭アドレスと区別する
ために頁先頭アドレスと称する),行数L,頁情報Xが
対応付けて記憶されている。頁情報Xは、その頁が復号
化が終了した頁か否かを表す情報であり、本実施例にお
いては、その頁が復号化終了頁であれば1,それ以外の
頁であれば0にされる。
【0124】この復号化管理テーブル264は復号化が
行われる際に作成される。復号化は、復号化管理頁ポイ
ンタPD が指示する頁番号の頁において行われ、各頁
毎に頁先頭アドレスAがセットされ、1行の復号化が終
了する毎に行数Lが増加させられ、1頁の復号化の終了
時に頁情報Xが1にされるのである。
【0125】なお、ここでは、1行のデータ数は一定で
あるため情報として記憶する必要はない。本実施例にお
いては216バイト(1728ドット)である。
【0126】S41において、復号化および記録のため
の初期化が行われる。復号化用バッファ248,復号化
管理テーブル264,復号化頁カウンタCD ,記録頁
カウンタCP がクリアされるとともに、復号化管理頁
ポインタPD ,記録管理頁ポインタPP が指示する
頁番号が1にされる。
【0127】S42,43において、記録指示フラグ2
66がセットされ、制御回路208に設けられた図示し
ないタイマがスタートさせられ、割込みベクトルが割込
みAにセットされる。それによって、割込みAプログラ
ムの10ms毎の実行が許可される。
【0128】次に、S44,45において、復号化管理
テーブル264の復号化管理頁ポインタPP が指示す
る頁番号の頁における頁先頭アドレスAがセットされ、
その頁の行数Lがクリアされる。最初にS44が実行さ
れる場合には、復号化管理頁ポインタPP によって頁
番号1が指示されるため、頁番号1である第1頁用の情
報が順次書き込まれることになる。最初は、復号化管理
テーブル264はクリアされているため、頁先頭アドレ
スAは(0000H),行数Lは0,頁情報Xは0であ
る。また、復号化頁カウンタCP のカウント値が1増
加させられて1になる。第1頁目の復号化が行われるの
である。
【0129】S46において、FAX側受信データバッ
ファ240に格納されたデータが8ビット(1バイト)
読み出される。S47,48において、その読み出され
たデータが1行の終了を表すデータ(EOLデータ)か
否か、1頁の終了を表すデータ(RTCパターンデー
タ)か否かが判定され、いずれでもない場合には、S4
9において画像データか否かが判定される。
【0130】画像データの場合には、S50,51にお
いて、復号化が行われた後、そのドットデータが1行ド
ットデータバッファ253に格納される。
【0131】この場合には、復号化によって、圧縮符号
化データがドットデータに変換される。したがって、上
述の復号化とは異なり、パターンに基づいて行われるわ
けではない。
【0132】また、本ファクシミリ装置2と相手装置2
26との間で伝送パラメータがスーパファインに設定さ
れた場合には、原画像の再現性を得るために、受信画像
データをドットデータに変換し、そのドットデータの走
査方向の数を2倍に増やさなければならない。前述のよ
うに、記録装置29のドット形成点の大きさは、スーパ
ファインの画素の走査方向の大きさの半分だからであ
る。一方、ファインに設定された場合には、ドットデー
タの走査方向および副走査方向の数を共に2倍に増やさ
なければならない。本実施例においては、これらの処理
は復号化と並行して行われるようになっている。
【0133】画像データでない場合には、S49におけ
る判定がNOとなり、復号化が行われないで、S46に
おいて、次のデータが読み出される。
【0134】読み出されたデータがEOLデータであれ
ば、S47におる判定がYESとなり、S52,53に
おいて、1行ドットデータバッファ253に格納された
1行分のドットデータが記録部出力データバッファ25
1に転送され、復号化管理テーブル264の行数Lが1
増加させられて1になる。1行分の画像データの復号化
が終了したために、復号化管理テーブル264の行数が
1増加させられるのである。以下、同様の実行が繰り返
されることによって復号化管理テーブルの行数Lが1ず
つ増加させられ、1頁中のドットデータの行数が求めら
れる。
【0135】読み出されたデータがRTCパターンデー
タであれば、S48における判定がYESとなり、S5
4において、復号化管理テーブル264の頁情報Xがそ
の頁が復号化が終了した頁であることを表す1にセット
され、S55において、次の頁があるか否かが判定され
る。次に読み出されたデータがMPS(マルチページ)
データであれば次の頁はあるが、EOP(手順終了)デ
ータであれば次の頁はない。
【0136】読み出されたデータがMPSデータである
場合には、判定がYESとなり、S56において復号化
管理ポインタPP が指示する頁番号が1増加させられ
て2になる。
【0137】その後、S44,45において、次の頁の
復号化を行うための初期化が行われる。復号化管理ポイ
ンタPP が指示する頁番号2の第2頁の頁先頭アドレ
スAがセットされ、行数Lが0にセットされる。復号化
頁カウンタCD のカウント値が1増加させられて2に
され、以下、同様の実行が繰り返し行われる。第2頁目
の復号化が行われるのである。
【0138】一方、読み出されたデータがEOPデータ
である場合には、S55における判定はNOとなり、3
0秒経過後に、記録が終了したと判定される。最後のド
ットデータが記録部出力データバッファ251に書き込
まれてから30秒経過すれば、最終頁の記録が終了した
とみなすことができるからである。それで、S58にお
いて、記録指示フラグ266がリセットされる。
【0139】上記復号化が行われている間に割込みAプ
ログラムが実行される。図16のフローチャートのS7
1において、記録頁カウンタCP のカウント値と復号
化頁カウンタCD のカウント値とが等しいか否かが判
定される。等しいということは復号化されたすべての頁
の記録が終了したことになる。しかし、すべての画像デ
ータの記録が終了したとは限らないため、S72におい
て、記録指示フラグ266がリセットされているか否か
が判定される。記録指示フラグ266がリセットされて
いれば記録が終了したと判定され、タイマの作動が停止
させられるが、リセットされていなければ、これらカウ
ンタCP ,CD のカウント値が等しいのは、例え
ば、その頁の復号化終了後、直ちに記録が終了したため
であると推定され、タイマの作動が停止させられないよ
うになっている。
【0140】それに対して、記録途中においては通常、
記録頁カウンタCP のカウント値は復号化頁カウンタ
CD のカウント値より小さいため、S71における判
定はNOとなり、S74以降が実行される。S74,7
5において、復号化管理テーブル264の記録管理頁ポ
インタPP が指示する頁番号の頁の頁情報が1であれ
ば、記録開始コマンドがFPレジスタ350に書き込ま
れる。つまり、記録はその頁の復号化が終了したことが
確認されてから開始されるのである。その後、S76に
おいて割込みベクトルが割込みBにセットされる。
【0141】記録開始コマンドがFPレジスタ350に
書き込まれれば、それが記録制御部9において割込みに
より読み取られ、図21のフローチャートで表される記
録部一頁記録開始処理プログラムが実行される。
【0142】S81において、ドラムモータ43を駆動
する駆動回路44が制御されるとともに、レーザ走査装
置34,給紙ローラ18および分離パッド22を含む自
動給紙装置が制御される。その結果、ドラムモータ43
が起動されるとともに、ポリゴンミラーが回転させら
れ、給紙が行われる。また、S82において記録中フラ
グFP をセットするコマンドがPFレジスタ352に
書き込まれる。
【0143】その後、S83において、記録紙17の先
端が先端センサ63によって検出されるのが待たれる。
検出されれば、S84において、先端フラグ262をセ
ットするコマンドがPFレジスタ352に書き込まれる
のである。
【0144】一方、ファクシミリ制御部8においては、
図17のフローチャートで表される割込みBプログラム
が10ms毎に実行される。前記S76において、割込み
ベクトルが割込みBにセットされるため、割込みAプロ
グラムに代わって割込みBプログラムの実行が許可され
る。
【0145】先端フラグ262がセットされれば、S9
1における判定がYESとなり、S92において記録一
行割込みプログラムの実行の禁止が解除される。記録紙
17の先端が先端センサ63によって検出されたため、
ドットデータをレーザ発光部36に供給するための記録
一行割込みプログラムの実行が許可され、ドットデータ
のレーザ発光部36への供給が開始されるのである。
【0146】また、S93,94において、記録中行数
カウンタCPLがクリアされるとともに1頁記録終了フ
ラグがリセットされ、S95において、割込みベクトル
が割込みCにセットされる。割込みBプログラムに代わ
って割込みCプログラムの実行が許可されるのである。
【0147】記録一行割込みプログラムは、前述のよう
に、BD40によってレーザ光が検出されると割込みに
より実行される。
【0148】S101において、記録管理頁ポインタP
P が指示する復号化管理テーブル264の頁の行数L
と記録中行数カウンタCPLのカウント値とが等しいか
否かが判定される。これらが等しい場合には、その頁に
おける記録が終了したことになる。その頁が記録途中の
頁である場合には、記録中行数カウンタCPLのカウン
ト値が上述の行数より小さいため、判定がNOとなる。
【0149】S102において、DMAC216に転送
すべき画像データの行先頭アドレスと転送バイト数とが
セットされる。記録管理頁ポインタPP が頁番号1を
指示している場合において第1行目の記録が行われる場
合には、DMAC216にセットされる行先頭アドレス
は前述の頁先頭アドレスA(0000H)と同じであ
り、転送バイト数は216である。
【0150】その後、S103において行先頭アドレス
の値が更新される。本実施例においては、1行のドット
データ数が216であるため、行先頭アドレスの値は、
(00D8H),(01B0H)・・・と順次更新され
る。その結果、第2行目のドットデータの転送が行われ
る場合には、DMAC216に(00D8H)と216
とがセットされることになる。また、S104において
記録中行数カウンタCPLのカウント値が1増加させら
れる。
【0151】記録管理頁ポインタPP が指示する頁番
号の頁の記録が終了し、復号化管理テーブル264のそ
の頁の行数Lと、記録中行数カウンタCPLのカウント
値とが等しくなった場合には、S105〜107におい
て、その頁に対応する頁情報Xが0にセットされ、記録
管理ポインタPP が指示する頁番号が1増加させら
れ、記録頁カウンタCP のカウント値が1増加させら
れる。また、S108およびS109において、記録一
行割込みプログラムの実行が禁止され、1頁記録終了フ
ラグ267がセットされる。
【0152】すなわち、記録一行割込みプログラムの実
行は、一頁記録が終了すると禁止されるのである。1頁
の記録が終了し、1頁記録終了フラグ267がセットさ
れると、図18のフローチャートで表される割込みCプ
ログラムのS111における判定がYESとなり、割込
みベクトルが割込みAにセットされて、再び割込みAプ
ログラム以下が実行される。
【0153】以下、同様の実行が繰り返し行われ、すべ
ての記録すべき画像データの記録が終了すれば、記録指
示フラグ266がリセットされるため、S72における
判定がNOとなり、タイマの作動が停止させられ、割込
みプログラムの実行が停止する。
【0154】一方、記録部制御部9においては、図22
のフローチャートで表される記録部一頁記録終了処理プ
ログラムが設定時間毎に実行される。つまり、S115
において、記録紙17が排紙されるのが待たれる。排紙
が検出されれば、S116においてドラムモータ43の
回転が駆動回路44の制御により停止させられる等の終
了処理が行われるのである。
【0155】一頁記録の終了時においては、記録指示フ
ラグ266はセットされたままであるため、S118は
実行されない。
【0156】すべての受信画像データの復号化が終了し
て30秒経過した後には、記録指示フラグ266がリセ
ットされる(S58)ため、S117における判定がY
ESとなり、S118において、記録中フラグFP を
リセットするコマンドがPFレジスタ352に書き込ま
れる。
【0157】なお、記録指示フラグ266の状態を検出
する場合には、PFレジスタ352に記録指示フラグ2
66の検出結果を要求するコマンドが書き込まれる。
【0158】一方、上記各プログラムの実行中に紙つま
り,記録紙なし等の記録エラーが生じた場合には、割込
みによりエラー処理が行われる。タイマの作動が停止さ
せられ、ドラムモータ43,ポリゴンミラーの回転が停
止させられる。また、記録中行数カウンタCPLのカウ
ント値が0とされ、記録管理頁ポインタPP が指示す
る頁番号および記録頁カウンタCP のカウント値が1
減らされる。記録エラーの原因が解決され、再度記録が
開始された場合に、その記録エラーが生じた頁から記録
が開始されるようにされるのである。
【0159】また、同様に、紙つまり状態であることを
表す音声信号や記録紙なし状態であることを表す音声信
号が合成され、出力される。
【0160】これらの処理の詳細は後に説明する。
【0161】本実施例においては、上述のように記録が
再開された場合に、その記録エラーが生じた頁から記録
が開始されるようにされているが、そのようにする必要
は必ずしもない。一頁分の画像データの記録や送信が終
了する毎にその頁分の画像データが画像データ記憶手段
から消去されてしまう場合には、既に記録が行われた頁
の画像データがないため、一連の記録動作の途中で記録
が中断された場合には、記録が中断された頁の始めから
再度記録を行うことが殆ど不可欠であるが、例えば、複
数頁から成る文書の記録中はその文書用の画像データは
消去されず、全文書の記録が終了してからその文書用の
画像データが消去される場合には、記録が中断された場
合には、文書の最初から記録をやり直すことも可能なの
である。また、記録が中断された場合に、ドラムモータ
43の回転やポリゴンミラーの回転を停止させることも
必ずしも不可欠ではない。
【0162】なお、ストップキー164が押下された場
合には、ファクシミリ制御部8においてタイマが停止さ
せられるとともに記録制御部9において終了処理が行わ
れる。
【0163】読取画像データの記録が行われる場合に
は、読取画像データバッファ244に格納されたドット
データが、読取り解像度に基づいて処理されて記録部出
力データバッファ251に格納される。そして、ドット
データがDMAC216の制御により記録部出力データ
バッファ251からスキャナレジスタ354に書き込ま
れる。
【0164】画像読取装置42における読取最小領域で
ある画素の大きさと、記録装置29におけるドット形成
点の大きさとの差に応じてドットデータの処理が必要に
なる。原稿120がスーパファインの解像度で読み取ら
れた場合には、走査方向のドットデータの数を2倍にす
る処理が必要となり、ファインの解像度で読み取られた
場合には、走査方向および副走査方向のドットデータの
数を2倍にする必要があるのである。
【0165】次に、交信関連情報の記録について説明す
る。
【0166】交信関連情報が圧縮符号化データで交信関
連情報メモリ252に格納されている場合には、そこの
圧縮符号化データが上述の場合と同様に復号化されて、
順次スキャナレジスタ354に書き込まれる。
【0167】また、交信関連情報がキャラクタデータで
交信関連情報メモリ252に格納されている場合には、
それの画像データの記録が記録制御部9の制御によって
行われる。この場合には、交信関連情報メモリ252に
格納されたキャラクタデータがFPレジスタ350に8
ビットずつ書き込まれることになる。記録制御部9にお
いて、供給されたキャラクタデータがドットデータに変
換されて記録が行われる。記録は、図14のフローチャ
ートで表す記録部パラレルデータ記録制御プログラムと
同様に行われる。
【0168】このように、記録制御部9において、FP
レジスタ350を介して供給されたキャラクタデータが
パターンに基づいてドットデータに変換される方が、解
像度が高くなるため、鮮明な画像を得ることができる。
前述のように、キャラクタデータからドットデータに変
換された場合のドット1個の大きさは(400dpi )、
スーパファインが設定された場合の画素の大きさの1/
2だからである。
【0169】次に、パソコン4から出力された画像デ
ータを相手装置226に送信する場合について簡単に説
明する。
【0170】本ファクシミリ装置2から相手装置226
に圧縮符号化送信画像データを送信する場合には、相手
装置226との間で解像度,圧縮符号化方式等の伝送パ
ラメータの設定が行われる。これら伝送パラメータには
それぞれ、複数段階のレベルがあり、ファクシミリ装置
2と相手装置226とに共通のレベルのうちの最高レベ
ルに設定される。
【0171】解像度については、本ファクシミリ装置2
においては上述のようにスーパファインであるため、相
手装置226の最高解像度がスーパファインであれば、
スーパファインに決定され、最高解像度がファインの場
合には、ファインに決定される。また、上述のように、
記録制御部9のROM302に記憶されたパターンはド
ットの大きさがスーパファインが設定された場合の画素
の大きさの半分の大きさである。そのため、パソコン4
からのキャラクタデータを圧縮符号化送信画像データに
変換してスーパファインの解像度で送信する場合には、
キャラクタデータに基づいて変換されたドットデータを
走査方向に1個おきに抽出することによってドットデー
タの数を半分に減らして符号化が行われることになる。
ファインの解像度で送信する場合には、ドットデータの
数を走査方向にも副走査方向にも半分に減らして符号化
が行われることになる。この場合、ドットデータの数を
減らす処理は、記録制御部9において行われても、ファ
クシミリ制御部8において行われてもよいが、いずれに
しても、復号化や符号化が行われる際に並行して行われ
ることが望ましい。
【0172】パラレルインターフェイス308に入力さ
れ、PC側入力データバッファ318に格納されたキャ
ラクタデータは、図23のフローチャートで表される記
録部復号化FAX部出力プログラムに基づいてドットデ
ータに変換され、I/F制御回路190のPFレジスタ
352に書き込まれる。このプログラムの実行は、図1
4のフローチャートで表される記録部パラレルデータ記
録プログラムの実行とほぼ同じである。
【0173】この場合にFPレジスタ350には、図2
4に示すように、1行分のドットデータの出力開始を表
すコマンド400,1行分のドットデータ402,1行
分のドットデータの出力終了を表すコマンド404の順
にデータが書き込まれる。また、1頁の画像データの終
了を表すデータ406,画像データの終了を表すデータ
408も書き込まれる。画像データの終了は、前述の場
合と同様に、S129,130において、次のデータが
ない状態が30秒以上続いたことによって検出される。
【0174】PFレジスタ352にデータが書き込まれ
ると、前述のように図13のフローチャートで表される
FAX部PFレジスタ入力割込みプログラムが実行され
る。データが画像データであれば、記録部入力データバ
ッファ250に格納され、コマンドであれば、それに応
じた処理が行われる。1行分のドットデータの出力開始
を表すコマンド400が読み出されれば、1行分のドッ
トデータを入力するための処理が行われ、1行分のドッ
トデータの出力終了を表すコマンド404が読み出され
れば、1行分のドットデータの出力を終了するための処
理が行われるとともに、1行の終了を表すデータが記録
部入力データバッファ250に格納される。
【0175】以下、図25のフローチャートで表される
FAX部符号化プログラムに基づいて符号化が行われ
る。相手装置226との間で決定された解像度,圧縮符
号化方法等の伝送パラメータに基づいてドットデータが
符号化されるのである。
【0176】S140において、符号化用バッファ24
6の初期化等1頁符号化に必要な処理が行われる。そし
て、記録部入力データバッファ250から8ビットずつ
データが読み出される。そのデータが、1頁の終了を表
すデータでも、1行の終了を表すデータでもない場合に
は、符号化用バッファ246に転送されて符号化が行わ
れ、符号化された圧縮符号化送信画像データが送信一時
バッファ270に格納される。
【0177】一方、読み出されたデータが1行の終了を
表すデータであれば、S143の判定がYESとなり、
送信一時バッファ270に格納された圧縮符号化送信画
像データがEOLデータとともにFAX側送信データバ
ッファ242に格納される。また、読み出されたデータ
が1頁の終了を表すデータ406であれば、S142に
おける判定がYESとなり、S147においてRTCパ
ターンデータがFAX側送信データバッファ242に格
納される。
【0178】S148において次のデータが読み出さ
れ、画像データの終了を表すデータか否かが判定され
る。終了を表すデータではない場合には、判定がNOと
なり、S149においてMPSデータが格納され、次の
データが画像データの終了を表すデータ408であれ
ば、判定がYESとなり、S150においてEOPデー
タが格納されるのである。PFレジスタ352に書き込
まれたデータには、これらを表すデータが含まれていな
いからである。
【0179】FAX側送信データバッファ242に格納
されたデータは、図26に示すように、割込みによりモ
デム212のモデム送信データバッファ239に書き込
まれ、相手装置226へ送信される。
【0180】本実施例においては、パソコン4は、前述
のように、ファクシミリ通信のための専用のソフトを備
えていないものである。したがって、パソコン4から相
手装置226のファクシリ番号を出力したり、パソコン
4においてキャラクタデータを圧縮符号化送信画像デー
タに変換したりすることができない。
【0181】そこで、後述するように、本実施例におい
ては、ファクシミリ装置2がファクシミリ番号が入力さ
れた状態にある場合において、パソコン4から画像デー
タが入力されれば、そのファクシミリ番号に対応する相
手装置226に圧縮符号化送信画像データが送信される
のである。
【0182】以下、本ファクシミリ装置2において記録
制御が行われる場合について説明する。
【0183】記録部トナー残量対応記録制御プログラム
は、図27のフローチャートで表される。本実施例のフ
ァクシミリ装置2においては、常に、すべての画像デー
タの記録が行われるわけではなく、トナー残量がニアエ
ンプティになると、画像データの優先度に応じて記録が
選択的に行われる。
【0184】記録部トナー残量対応記録制御プログラム
は、記録要求コマンドがFPレジスタ350に書き込ま
れるか、あるいは、PCデータ記録要求フラグ330が
セットされる等記録要求が発せられると割り込みにより
開始される。
【0185】S162において、記録要求が、受信画像
データの記録要求、すなわち、相手装置226から受信
した画像データの記録要求であるか否かが判定される。
【0186】本実施例においては、相手装置226との
間で着信が成立した場合にFAXデータ記録要求フラグ
332がセットされるため、このFAXデータ記録要求
フラグ332がセットされていれば、記録要求コマンド
が受信画像データの記録を要求するために書き込まれた
コマンドであると判定することができる。
【0187】相手装置226との間で着信が成立すれ
ば、ファクシミリ制御部8においてFPレジスタ350
にFAXデータ記録要求フラグ332をセットするコマ
ンドが書き込まれる。それに応じて、記録制御部9にお
いて、RAM302のFAXデータ記録要求フラグ33
2がセットされるのである。着信の成立は、CI信号,
CNG信号等予め決められた信号を受信した場合に成立
したと判定される。
【0188】FAXデータ記録要求フラグ332がセッ
トされている場合には、S162における判定がYES
となり、S163以降が実行されるが、セットされてい
ない場合には、判定がNOとなり、S166において、
PCデータ記録要求フラグ330,画像読取データ記録
要求フラグ332,レポート記録要求フラグ258がセ
ットされているか否かが判定される。すなわち、記録す
べき画像データの種類がパソコン4から出力されたキャ
ラクタデータか、読取画像データか、交信関連情報デー
タかが判定されるのである。
【0189】PCデータ記録要求フラグ330は、パソ
コン4から記録を指示するコマンドが出力されると、セ
ットされるフラグである。
【0190】読取画像データ記録要求フラグ334は、
操作パネル12のコピーキー166が押下されるとセッ
トされるフラグであり、ファクシミリ制御部8におい
て、FPレジスタ350に読取画像データ記録要求フラ
グ334をセットするコマンドが書き込まれる。
【0191】レポート記録要求フラグ258は、設定時
刻になると後述の自動レポート要求発生手段によってセ
ットされたり、オペレータのキー操作によってセットさ
れたりする。レポート記録要求フラグ258はファクシ
ミリ制御部8のRAM202に設けられているため、記
録制御部9において、PFレジスタ352にレポート記
録要求フラグ258の状態の検出結果を要求するコマン
ドが書き込まれ、そのコマンドに応じてファクシミリ制
御部8からレポート記録要求フラグ258の状態を示す
データがFPレジスタ350に書き込まれて、その状態
が記録制御部9により読み取られる。
【0192】PCデータ記録要求フラグがセットされて
いる場合には、S167において、トナー残量が検出さ
れる。記録制御部9からエンプティフラグFem,ニア
エンプティフラグFneの状態が要求され、それに応じ
てファクシミリ制御部8からフラグFem,Fneの状
態が回答されるのである。
【0193】S167が実行される時点においては記録
は開始されていないため、トナー残量の検出は行われて
いない。そのため、前回の検出結果に基づいて判定され
るのである。EEPROM206に格納されているフラ
グFem,Fneはトナー残量の検出結果に基づいて順
次書き変えられ、かつ、電源がOFFにされても消され
ない。したがって、S167において判定に使用される
フラグFem,Fneは、前回の記録時の最終(最新)
のトナー残量に基づいて設定されたものである。そのた
め、EEPROM206に格納されているフラグFe
m,Fneに基づいて判定を行っても差し支えないので
ある。
【0194】トナー残量がフルの場合、すなわち、エン
プティフラグFemもニアエンプティフラグFneもリ
セットされた状態にある場合には、S167における判
定がYESになり、S168において、後述するファク
シミリ装置2の状態対応出力制御が行われる。
【0195】なお、後述するが、本実施例においては、
ニアエンプティの場合には、ニアエンプティフラグFn
eのみがセットされるが、エンプティの場合には、ニア
エンプティフラグFneとエンプティフラグFemとの
両方がセットされる。そのため、エンプティフラグFe
mのみがセットされることはない。エンプティフラグF
emがセットされる時期には、ニアエンプティフラグF
neは当然既にセットされているのである。
【0196】トナー残量がフルではなく、ニアエンプテ
ィかエンプティかいずれかの場合には、ニアエンプティ
フラグFneのみがセットされているか、ニアエンプテ
ィフラグFneとエンプティフラグFemとの両方がセ
ットされているかのいずれかである。これらの場合に
は、S167における判定がNOとなる。S169にお
いて、ファクシミリ装置2において制御信号が、パソコ
ン4からの画像データの入力を拒否するL状態に設定さ
れる。パソコン4から出力される画像データを入力して
も記録を行うことができないため、入力できない状態で
あることがパソコン4に知らされるのである。したがっ
て、パソコン4からは画像データが出力されない。
【0197】画像読取データ記録要求フラグ334がセ
ットされている場合において、トナー残量がフルである
場合、すなわち、エンプティフラグFemもニアエンプ
ティフラグFneもセットされていない場合には、S1
70における判定がYESとなり、記録を許容するコマ
ンドがPFレジスタ352に書き込まれる。ファクシミ
リ制御部8において、画像読取装置42の読取開始指令
が発せられ、原稿120の読取りが開始される。
【0198】トナー残量が十分であり、記録を行い得る
状態にあるため、画像読取りが開始されるのである。
【0199】ニアエンプティフラグFneのみがセット
されているか、ニアエンプティフラグFneとエンプテ
ィフラグFemとの両方がセットされている場合には、
S170における判定がNOとなる。S172におい
て、ビープ音を発生させるコマンドがPFレジスタ35
2に書き込まれる。それに応じて、ファクシミリ制御部
においては、ビープ音がスピーカ220を介して発生さ
せられる。
【0200】この場合には、原稿120の読取りは開始
されない。ファクシミリ装置2の近傍にいるオペレータ
には、トナー残量表示器154の表示状態により、トナ
ー残量がニアエンプティであるかエンプティであるかに
よって原稿120の複写が不可能であることがわかる。
【0201】同様に、レポート記録要求フラグ258が
セットされている場合において、トナーフルの場合に
は、記録を許可するコマンドがPFレジスタ352に書
き込まれ、それ以外の場合には、記録を拒否するコマン
ドが書き込まれる。
【0202】このように、トナー残量がフルでない場合
には、パソコン4からの画像データの出力が禁止された
り、画像読取装置42における原稿120の読取りが禁
止されたり、交信関連情報メモリ252のデータの復号
化あるいはFPレジスタ350への書き込みが拒否され
るようになっているのである。
【0203】次に、FAXデータ記録要求フラグ330
がセットされている場合には、S163において、エン
プティフラグFemがセットされているか否かが判定さ
れる。セットされていれば、トナー残量が記録不可能な
量以下であるため、S163における判定がYESとな
り、S164において、代行受信を指示するコマンドが
PFレジスタ352に書き込まれる。また、エンプティ
フラグFemがセットされていなければS165におい
て記録許可コマンドがPFレジスタ352に書き込まれ
る。
【0204】換言すれば、ニアエンプティフラグFne
のみがセットされていても、記録が行われるのである。
【0205】すなわち、ニアエンプティフラグFneの
みがセットされている場合には、PCデータ記録要求フ
ラグ330,画像読取データ記録要求フラグ334,レ
ポート記録要求フラグ258がセットされていても記録
は行われないが、FAXデータ記録要求フラグ332が
セットされている場合には記録が行われるのである。ニ
アエンプティフラグFneがセットされている場合に
は、すべてのデータの記録が許可されるわけではなく、
優先度の高い画像データの記録が許可され、優先度が低
い画像データの記録が禁止される。本実施例において
は、相手装置226から送信された受信画像データの優
先度が高くされ、パソコン4から出力された画像デー
タ,画像読取装置42において読み取られた読取画像デ
ータ,交信関連情報に基づく画像データの優先度が低く
されているのである。
【0206】ここで、トナー残量の検出について説明す
る。
【0207】トナー残量検出プログラムは、図28のフ
ローチャートで表されるが、その実行は、ドラムモータ
43が起動されると設定時間毎に割込みで行われる。本
実施例においては、設定時間は10msである。前述のよ
うに、回転軸110は、ドラムモータ43によって回転
させられるため、ドラムモータ43が起動されれば、検
出し得る状態となるのである。本実施例においては、回
転軸110が一回転するのに約5秒かかる。
【0208】図29に示すように、本実施例において
は、受光時間が0.5秒以下の場合には、トナーフルで
あると判定され、エンプティフラグFemもニアエンプ
ティフラグFneもセットされない。受光時間が0.5
秒より長く2秒以下の場合にはニアエンプティであると
判定され、ニアエンプティフラグFneのみがセットさ
れる。2秒より長い場合にはエンプティであると判定さ
れ、ニアエンプティフラグFneとエンプティフラグF
emとの両方がセットされる。
【0209】また、遮光時間が3秒以上であれば、ニア
エンプティであると判定され、エンプティフラグFem
がリセットされ、4.9秒以上であれば、トナーフルで
あると判定され、ニアエンプティフラグFneがリセッ
トされる。
【0210】一方、上述のように、受光時間が0.5秒
より長く2秒以下の場合にはニアエンプティフラグFn
eがセットされるが、遮光時間が4.9秒以上であれば
リセットされる。また、受光時間が2秒より長ければ、
ニアエンプティフラグFneとエンプティフラグFem
との両方がセットされるが、遮光時間が3秒以上であれ
ばエンプティフラグFemがリセットされる。
【0211】このように、これらフラグFne,Fem
の状態が受光時間と遮光時間との両方に基づいて決定さ
れるのは、トナー残量判定の誤りの可能性を低くするた
めである。また、トナーカートリッジ76が交換された
場合に、ニアエンプティフラグFneやエンプティフラ
グFemがリセットされるようにするためでもある。
【0212】本実施例においては、ワイパ104が一対
の中空突部108間を通過した後、撹拌部材80が通過
し、撹拌部材82が接近しても、受光部106が受光状
態にある場合にはエンプティであると判断される。ワイ
パ104の通過後、撹拌部材80によって周辺にあるト
ナー46が中央部に集められ、さらに撹拌部材82によ
って中空突部108方向に集められることによって受光
部106が遮光状態にされれば、記録可能な量だけはあ
ると判定されるのである。ワイパ104の通過後、撹拌
部材80が通過し、撹拌部材82が接近するのに、約2
秒かかる。したがって、撹拌部材82の接近により中空
突部108間がトナー46によって埋められる場合に
は、受光時間が2秒を超えることはないため、2秒がエ
ンプティ判定のしきい値とされているのである。
【0213】また、上述のように、回転軸110が一回
転するのに約5秒要するが、ワイパ104の起毛部11
6が発光部105と受光部106との間を通過する場合
には受光部106は必ず遮光状態になる。そのため、ト
ナーカートリッジ76内にトナー46が全くなくても、
受光状態のみが続くことはない。したがって、受光時間
が5秒以上であれば、発光部105と受光部106との
間をワイパ104が通過しない状態、すなわち、トナー
カートリッジ76が取り付けられていない状態と判定す
るのである。これは異常判定の一種であり、後述する
が、ファクシミリ制御部8においてメッセージが発せら
れるようになっている。
【0214】以下、フローチャートに基づいて説明す
る。
【0215】本プログラムが実行される場合に使用され
る受光時間カウンタCofや遮光時間カウンタCon
は、記録中フラグFP がリセットされた場合にクリア
される。
【0216】S181において、受光部106が受光状
態にあるか遮光状態にあるかが判定される。受光状態で
ある場合には、判定がYESとなり、S182以降が実
行され、受光時間が計測される。遮光状態である場合に
は、判定がNOとなり、S191以降が実行され、遮光
時間が計測される。
【0217】S182以降の実行において受光時間が計
測されている間に、前回計測された遮光時間に基づいて
フラグの状態が決定され、S191以降の実行において
遮光時間が計測されている間に、前回計測された受光時
間に基づいてフラグの状態が決定される。
【0218】S182において受光時間カウンタCof
のカウント値が1増加させられ、S183において受光
時間カウンタCofのカウント値に相当する時間が5秒
以上か否かが判定される。判定がYESであれば、カー
トリッジ76が取り付けられていないと判定され、S1
84において、カートリッジなしフラグFnoがセット
に決定される。記録制御部9において、カートリッジな
しフラグFnoをセットするコマンドがI/F制御回路
190のPFレジスタ352に書き込まれる。それに応
じて、ファクシミリ制御部8において、EEPROM2
06のカートリッジなしフラグFnoがセットされる。
次に、S185において、遮光時間カウンタConがク
リアされ、S181の実行に戻される。
【0219】一方、受光部106が遮光状態になれば、
トナーカートリッジ176は取り付けられていると判定
することができるため、S181における判定がYES
となれば、S191において、カートリッジなしフラグ
Fnoがリセットに決定されるようになっている。
【0220】S183が最初に実行される場合には、受
光時間カウンタCofのカウント値に相当する時間が1
0msであるため、判定はNOとなり、S186,18
7,188において前回計測された遮光時間に基づいて
判定が行われる。ドラムモータ43の起動開始後、最初
にS181が行われた際に判定がYESであった場合に
は、遮光時間は計測されていない。そのため、遮光時間
カウンタConはクリアされたままであるため、遮光時
間は0である。S186における判定がYESとなり、
フラグの状態はそのままである。
【0221】前回の記録時においてEEPROM206
に記憶されたフラグの状態が保たれるのである。エンプ
ティフラグFemもニアエンプティフラグFneもリセ
ットされていればその状態が保たれ、ニアエンプティフ
ラグFneのみがセットされていればその状態が保たれ
る。
【0222】前述のように、フラグFem,Fneは、
EEPROM206に設けられているため、電源がOF
Fにされても、その状態が記憶されているのである。
【0223】以下、S181の判定がNOになり、受光
部106が遮光状態になるまで、S182以降が繰り返
し実行され、受光時間が計測される。前述のように、こ
のプログラムは10msおきに実行されるため、例えば、
20回実行されば受光時間カウンタCofのカウント値
が20になり、そのカウント値に相当する時間が200
ms(0.2秒)となる。ここでは、エンプティフラグF
emもニアエンプティフラグFneもリセットされてい
ると仮定する。
【0224】遮光状態に切り換われば、S181におけ
る判定がNOとなり、S191以降が実行される。S1
91において、前述のように、カートリッジなしフラグ
Fnoがリセットに決定され、S192において、遮光
時間カウンタConが1増加させられ、S193におい
て遮光時間カウンタConのカウント値に相当する時間
が4.9秒以上か否かが判定される。
【0225】最初にS193が実行される場合には、判
定はNOとなる。また、前回の受光時間は0.2秒であ
ったため、S194,195,196における判定がい
ずれもNOとなり、フラグの状態はそのままにされる。
フラグFem,Fneはリセットされたままである。次
に、S199において受光時間カウンタCofがクリア
され、S181に戻される。遮光状態が続く限り遮光時
間カウンタConのカウント値がカウントアップされ、
遮光時間が計測される。
【0226】また、S200において、受光時間カウン
タCofがクリアされるため、受光時間カウンタCof
のカウント値に相当する時間は0となり、2回目以降の
S194の判定はYESになる。したがって、2回目以
降の実行時にS195以降が繰り返し実行されることが
回避される。例えば、S191〜194が470回実行
されれば、遮光時間は4.7秒になる。
【0227】一方、S191〜194が490回以上実
行されれば、遮光時間は4.9秒以上になり、S193
における判定がYESとなる。S199において、エン
プティフラグFem,ニアエンプティフラグFneがと
もにリセットに決定される。トナーカートリッジ76を
交換した場合等には、前回エンプティフラグFem,ニ
アエンプティフラグFneがともにセットされている場
合があるため、リセットしておく必要があるのである。
【0228】次に、受光状態に切り換われば、S182
以降が同様に実行される。ここでは、遮光時間が4.7
秒であるため、S187の判定がNO,S188の判定
がYESとなり、S190においてエンプティフラグF
emがリセットに決定され、S185において遮光時間
カウンタConがクリアされる。ここでは、エンプティ
フラグFemはリセットされているためフラグの状態は
変わらない。
【0229】その後、受光状態が続く間、S182,1
83,S186が繰り返し実行される。上述のように、
S185が最初に実行された場合に、前回の遮光時間カ
ウンタConがクリアされるため、S186が2回目以
降実行される場合には、判定がYESとなり、S187
以降は実行されないのである。
【0230】本トナー残量検出装置100においては、
受光部106の状態が受光状態と遮光状態とに交互に変
わる。そのため、S182以降,S191以降が交互に
実行されることになる。
【0231】S182以降が50回以上繰り返し実行さ
れ、受光時間が0.5秒以上になれば、S196におけ
る判定がYESとなり、S198においてニアエンプテ
ィフラグFneがセットに決定される。
【0232】それに対して、S191以降の繰り返し回
数が490回以上で、遮光時間が4.9秒以上の場合に
は、S187における判定がYESとなり、S198に
おいてセットされたニアエンプティフラグFneはS1
89においてリセットに決定されるが、S191以降の
繰り返し回数が300回より少なく、遮光時間が3秒よ
り短ければ、S187,188における判定がNOとな
り、ニアエンプティフラグFneはリセットに決定され
ない。
【0233】次に、S182以降の繰り返し回数が20
0回以上で、受光時間が2秒以上になれば、S195に
おける判定がYESとなり、S197,198において
エンプティフラグFem,ニアエンプティフラグFne
が共にセットに決定される。
【0234】そして、S191以降の繰り返し回数が3
00回より少なく、遮光時間が3秒より短ければ、S1
88における判定がNOとなり、フラグの状態がそのま
まにされるが、300回以上で、遮光時間が3秒以上で
あれば、S188における判定がYESとなり、S19
0においてエンプティフラグFemのみがリセットに決
定される。つまり、ニアエンプティフラグFneのみが
セットに決定されるのである。
【0235】また、ニアエンプティフラグFne,エン
プティフラグFemの状態に応じてトナー残量表示器1
54が点滅あるいは点灯させられる。すなわち、前述の
ように、ニアエンプティフラグFneがセットされれば
点滅させられ、エンプティフラグFemもセットされれ
ば、点灯させられることになる。
【0236】本実施例においては、ニアエンプティフラ
グFneがセット状態にある場合に、優先度の高い画像
データの記録が許容され、優先度の低い画像データの記
録が禁止されるようになっている。そのため、トナー残
量がニアエンプティになってからトナー残量の減少速度
を遅くすることができる。トナー残量がニアエンプティ
になってから記録不可能な量になるまでの期間を長くす
ることができ、トナー残量表示器154が点滅状態にあ
る期間を長くすることができる。
【0237】一方、本実施例においては、受光時間が
0.5秒以上になった場合、すなわち、トナー残量が
0.5秒の受光時間に相当する量より少なくなった場合
にニアエンプティであると判定される。したがって、こ
の受光時間の設定時間が長いほどトナー残量が少なくな
ってから記録が選択的に行われることになり、設定時間
が短いほどトナー残量が比較的に多い時期から記録が選
択的に行われることになる。前者の場合には、トナーカ
ートリッジ76の交換時期を遅らせることができ、トナ
ーカートリッジ76内のトナー46をトナー残量が記録
不可能な量に近づくまで使用することができるという利
点があり、後者の場合には、トナー残量表示器154が
点滅状態にある期間をより長くすることができ、トナー
が記録不可能な量以下になる時期をより遅らせることが
できるという利点がある。設定値の大きさは任意に決定
し得るのである。
【0238】また、本ファクシミリ装置2が、相手装置
226から受信した受信画像データに対応するドットデ
ータに基づいて記録が行われる場合には、オペレータが
ファクシミリ装置2の近傍にいないことが多い。そのた
め、記録が禁止されると不都合である。例えば、本ファ
クシミリ装置2においては記録が禁止される場合には、
代行受信が行われるが、代行受信のためのデータバッフ
ァのメモリ容量が小さく、メモリフルになると、受信不
可能となる。また、代行受信を行うことができないファ
クシミリ装置においては、再度送信を依頼しなければな
らなくなるのである。
【0239】それに対して、パソコン4から出力された
画像データに対応するドットデータや画像読取装置42
において読み取られた読取画像データに基づく記録が行
われる場合には、オペレータがファクシミリ装置の近傍
にいる場合が多い。そのため、記録が禁止されて、トナ
ー残量表示器154が点滅状態にあることに気がつけ
ば、直ちにトナーカートリッジ76の交換を行い得、記
録が可能な状態にすることができる。したがって、相手
装置226からの受信画像データに対応するドットデー
タの記録を許可し、それ以外の画像データに対応するド
ットデータの記録を禁止すれば、上述の不都合が生じる
ことを回避しつつトナーカートリッジ76を適当な時期
に交換することができる。
【0240】一方、交信関連情報に基づく画像データの
優先度が低いのは、内容の重要度が低いからである。ト
ナー残量がニアエンプティの場合には記録を行う必要性
が低いため、記録が禁止されるのである。
【0241】前記S168におけるファクシミリ装置2
の状態対応出力制御について図30のフローチャートに
基づいて説明する。
【0242】S211において、ファクシミリ装置2
が、送信先のファクシミリ番号が入力された状態にある
か否かが判定される。入力された状態にある場合には、
判定がYESとなり、S212において、送信(記録制
御部9において行われるのは復号化のみである)が開始
され、入力されていない状態である場合には、判定がN
Oとなり、S215において、記録が行われる。
【0243】送信が行われる場合には、S212におい
て、前述の図23のフローチャートで表される記録部復
号化FAX部出力プログラムに基づいてPC側入力デー
タバッファ318に格納されたキャラクタデータがドッ
トデータに復号化された後、PFレジスタ352に書き
込まれる。それに応じて、ファクシミリ制御部8におい
て、図25,26のフローチャートで表されるFAX部
符号化プログラム,FAX部データ割込送信プログラム
に基づいて、符号化され、送信されるのである。
【0244】記録が許可されれば、図14のフローチャ
ートで表されるパラレルデータ記録プログラムに基づい
て記録が行われ、記録が終了すれば、PCデータ記録要
求フラグ330がリセットされる。
【0245】ファクシミリ装置2が相手装置226のフ
ァクシミリ番号が入力された状態にあるか否かは、RA
M202の送信先ダイヤルメモリ254にデータが格納
されているか否かに基づいて判定することができる。
【0246】ファクシミリ装置2において、テンキー1
60,セットキー176を使用して相手先のファクシミ
リ番号が入力されると、その番号がRAM202の送信
先ダイヤルメモリ254に格納されるのである。
【0247】記録制御部9において、RAM202の送
信先ダイヤルメモリ254にデータが格納されているか
否かの判定結果を要求するコマンドがPFレジスタ35
2に書き込まれる。ファクシミリ制御部8において、デ
ータが格納さているか否かが判定され、その判定結果が
FPレジスタ350に書き込まれるのである。
【0248】一方、ファクシミリ装置2の表示器150
には、通常、現在の日にちおよび時刻が表示されてい
る。それに対して、オペレータがファクシミリ番号を入
力すれば、表示器150にファクシミリ番号が表示され
る。オペレータは表示器150を見れば、ファクシミリ
装置2がファクシミリ番号が入力された状態にあるか否
かを判定することができるのである。
【0249】S213において、さらに、ファクシミリ
装置2が記録と送信との両方を許容する状態にあるか、
送信のみを許容する状態にあるかが判定される。RAM
302の記録/送信フラグ336がセットされていれ
ば、ファクシミリ装置2が記録と送信との両方が許容さ
れる状態であると判定され、送信のみフラグ338がセ
ットされていれば、送信のみが許容される状態であると
判定される。前者の状態の場合には、前述と同様に、S
214において、図14のフローチャートで表される記
録部パラレルデータ記録プログラムに基づいて記録が行
われる。後者の場合には、記録は行われない。
【0250】これらファクシミリ装置2の状態は、ファ
クシミリ装置2の操作パネル12の操作に応じて設定さ
れる。
【0251】ファンクションキー174が押下された
後、1のテンキー160が押下されれば、表示器150
の表示が「1.TEMP SETTING」となり、0
のテンキー160が押下されれば、表示が「0.PRI
NT/TX」となる。セットキー174が押下されれ
ば、表示が「PRINT & TX」となり、カーソル
キー182,184によって表示器150の表示が「P
RINT & TX」と「TX ONLY」とに変わ
る。
【0252】「PRINT & TX」が表示されてい
る時にセットキー176が押下されれば、記録と送信と
の両方を許容する状態に設定され、「TX ONLY」
が表示されている時に押下されれば、送信のみを許容す
る状態に設定される。
【0253】前者が設定されれば、記録/送信フラグ3
36がセットされ、後者が設定されれば、送信のみフラ
グ338がセットされる。すなわち、記録/送信フラグ
336や送信のみフラグ338をセットするコマンドが
I/F制御回路190のFPレジスタ350に書き込ま
れるのである。
【0254】このように、ファクシミリ装置2が、ファ
クシミリ番号が入力された状態にある場合において、パ
ソコン4から画像データが入力されれば、そのファクシ
ミリ番号の相手装置226に画像データを送信すること
ができる。すなわち、パソコン4は、上述のように、送
信先のファクシミリ番号をファクシミリ装置2に出力し
たり、パソコン4においてキャラクタデータを圧縮符号
化送信画像データに変換したりすることができないもの
である。しかし、本実施例のファクシミリ装置2によれ
ば、ファクシミリ装置2にオペレータがファクシミリ番
号を入力しておけば、パソコン4から出力される画像デ
ータをファクシミリ装置2において圧縮符号化送信画像
データに変換し、そのファクシミリ番号の相手装置22
6に送信できるのである。
【0255】また、ファクシミリ装置2がファクシミリ
番号が入力された状態にあって、かつ、送信のみを許容
する状態にある場合には、送信のみが行われ、記録と送
信との両方が許容される状態にある場合には、記録と送
信との両方が行われる。すなわち、パソコン4からのキ
ャラクタデータを、ファクシミリ装置2の状態に応じ
て、(送信のみ),(送信および記録)および(記録)
のいずれか1つの態様で出力することができる。パソコ
ン4は、これら出力態様を指示する機能を備えている必
要がなく、汎用コンピュータでよい。
【0256】さらに、相手装置226に送信された画像
データの記録が必要な場合には、ファクシミリ装置2を
記録と送信との両方が許容される状態に設定しておけば
よく、記録が不要な場合には、送信のみを許容する状態
に設定しておけばよい。そのため、記録と送信との両方
を行いたい場合にも、1回の操作で済むという利点もあ
る。本実施例のファクシミリ装置2によれば、オペレー
タの操作性を向上させることができるという利点もあ
る。また、パソコン4は汎用コンピュータでよいため、
コストアップを回避しつつオペレータの操作性を向上さ
せることができるという利点もある。
【0257】さらに、本実施例においては、送信と記録
との両方が行われる場合には、記録制御部9において送
信のためのすべてのドットデータがPFレジスタ352
に書き込まれた後に、記録のための復号化が開始される
ようになっている。したがって、ファクシミリ制御部8
における図25のフローチャートで表される符号化プロ
グラムの実行と記録制御部9における図14のフローチ
ャートで表されるパラレルデータ記録プログラムの実行
とが並行して行われることになる。したがって、送信・
記録に要する時間を短縮することができるという利点が
ある。
【0258】一方、本ファクシミリ装置2の作動中に
は、図31のフローチャートで表されるFAX部メッセ
ージ出力プログラムが設定時間毎に実行される。本ファ
クシミリ装置2が、記録終了,紙つまり状態,記録紙な
し状態,カートリッジなし状態のいずれか1つの状態に
なった場合には、そのことが音声で知らされるのであ
る。
【0259】S218において、検出フラグ271〜2
73,276がセットされているか否かが判定される。
カートリッジなし状態検出フラグ276は、トナーカー
トリッジ76が取り付けられていないことが検出された
場合にセットされるフラグであり、記録終了検出フラグ
271は、ファクシミリ装置2において記録が終了した
ことが検出された場合にセットされるフラグである。ま
た、紙つまり状態検出フラグ272は、紙つまりが発生
したことが検出された場合にセットされるフラグであ
り、記録紙なし状態検出フラグ273は記録紙ホルダ1
5に記録紙17がセットされている状態からされていな
い状態になったことを検出するフラグである。
【0260】最初にS218が実行される場合には、判
定はNOとなり、以下、S219〜222が実行され
る。S219において、カートリッジなしフラグFno
がセットされているか否かが判定され、S220におい
て記録中フラグFP がセットからリセットに切り換わ
ったか否かが判定され、S221において、紙つまり検
出装置64によって紙つまりが生じたか否かが判定さ
れ,S222において、記録紙センサ20によって記録
紙ホルダ15に記録紙17がセットされている状態から
いない状態に変わったか否かが判定されるのである。
【0261】S219〜222における判定がすべてN
Oの場合には、S218に戻され、S219〜222の
いずれか1つのステップにおける判定がYESになるの
が待たれる。
【0262】ファクシミリ装置2において記録が終了
し、S220における判定がYESとなれば、S224
において、記録終了検出フラグ271がセットされる。
また、同様に、ファクシミリ装置2が、それぞれ紙つま
り状態にあることや記録紙なし状態にあることが検出さ
れた場合には、S225,226において、紙つまり状
態検出フラグ272,記録紙なし状態検出フラグ273
がそれぞれセットされる。また、トナーカートリッジ7
6が取り付けられていないことが検出されてカートリッ
ジなしフラグFnoがセットされれば、S223におい
て、カートリッジなし状態検出フラグ276がセットさ
れるのである。
【0263】記録中フラグFP はファクシミリ制御部
8のRAM202に設けられ、カートリッジなしフラグ
FnoはEEPROM206に設けられているが、紙つ
まり検出装置64,記録紙センサ20の出力信号は記録
制御部9に供給されるようになっている。そのため、紙
つまり検出装置64,記録紙センサ20の出力信号を検
出する場合には、これらの検出結果を要求するコマンド
がFPレジスタ350に書き込まれる。それに応じて、
記録制御部9において、これらの検出結果がPFレジス
タ352に書き込まれるのである。
【0264】S219〜222のいずれか1つのステッ
プにおける判定がYESの場合、すなわち、検出フラグ
271〜273,276のいずれか1つがセットされた
場合には、S227において、送信中フラグ260がセ
ットされているか否かが判定される。送信中フラグ26
0は、本ファクシミリ装置2が相手装置26にCI信号
やCNG信号を送信して、相手装置226から送信され
たCED信号やCSIデータ等予め決められた信号やデ
ータを受信して呼が成立した場合にセットされ、本ファ
クシミリ装置2から相手装置226にEOPデータを送
信し、相手装置226から本ファクシミリ装置2に送信
されたMCFデータ等予め決められたデータを受信すれ
ば回線が開放されてリセットされるフラグである。
【0265】前記ファクシミリ装置状態対応出力制御プ
ログラムのS211における判定がNOで、S215に
おいて記録のみが行われた場合には、記録が終了すれ
ば、S220における判定がYESとなり、S227に
おける判定はNOとなる。ここでは、送信は行われない
からである。S228において、ファクシミリ装置2が
記録を終了したことを表す記録終了データがROM20
4の記録終了データメモリ280から読み出され、S2
29において、音声合成機構234において音声信号が
合成される。本実施例においては波形符号化方式に基づ
いて行われる。予め記憶されている音節.音素等基本単
位が韻律等に基づいて合成されることによって音声信号
が得られるのである。
【0266】その後、S230において、EEPROM
206の登録ダイヤルメモリ292に外部電話機228
の電話番号が記憶されているか否かが判定される。
【0267】EEPROM206の登録ダイヤルメモリ
292に電話番号が記憶されていなければ、S231に
おいて、記録が終了したことを表す音声信号(以下、メ
ッセージを表す音声信号と称する)がスピーカ220に
供給され、スピーカ220から「記録が終了しました」
という音声が出される。ここでは、メッセージを表す音
声が2回繰り返し発せられるようになっている。したが
って、ファクシミリ装置2の近傍にいるオペレータは、
ファクシミリ装置2が記録を終了したことを知ることが
できる。その後、記録終了検出フラグ271がS238
においてリセットされる。
【0268】また、登録ダイヤルメモリ292に電話番
号が登録されていれば、S232以降において、メッセ
ージを表す音声信号が電話回線223,225に出力さ
れる。S232において、電話回線223が閉結されて
電話番号が出力され、相手電話器228において受話器
が持ち上げられるのが待たれる。相手電話機228にお
いて受話器が持ち上げられれば、S233における判定
がYESとなり、S234において、音声信号が電話回
線223,225に出力される。音声が受話器から発せ
られ、オペレータはファクシミリ装置2が記録を終了し
たことを知ることができる。音声信号は、受話器がセッ
トされるまで繰り返し出力される。受話器がセットされ
れば、S235における判定がYESとなり、S237
において、電話回線223が開放される。
【0269】一方、相手電話機228において、受話器
が持ち上げられなければ、S233における判定がNO
となり、設定時間経過後に電話回線223が開放され
る。
【0270】ファクシミリ装置2が、ファクシミリ番号
が入力された状態にあり(S211の判定がYES)、
かつ、記録と送信との両方が許可される状態にある場合
には(S213の判定がNO)、記録と送信とのうち遅
い方が終了した時点でメッセージを表す音声信号が出力
される。本実施例においては、送信と記録とが並行して
行われるため、送信と記録とのいずれが早く終了するか
はわからない。したがって、オペレータが指示した作動
がすべて終了した時点でメッセージを表す音声が出され
るようにされているのである。
【0271】記録の方が先に終了すれば、S220にお
ける判定がYESとなり、S224において記録終了検
出フラグ271がセットされる。S227において送信
中か否かが判定されるが、送信中であれば、判定はYE
Sとなり、S218に戻される。
【0272】記録終了検出フラグ271がセットされて
いるため、S218における判定はYESとなり、S2
27において送信中がか否が判定される。いまだ送信中
であれば、判定がYESとなり、S218に戻される。
以下、送信が終了するまで、S218,227が繰り返
し実行される。
【0273】送信が終了すれば、S227における判定
がNOとなり、S228以降が上述の場合と同様に実行
される。つまり、送信終了時にメッセージを表す音声信
号が出力されるのである。
【0274】送信の方が早く終了した場合には、S22
0における判定がYESとなった後、S227における
判定がNOとなるため、S228以降が実行される。そ
の場合には、記録終了時にメッセージを表す音声信号が
出力されることになる。
【0275】送信中に、メッセージを表す音声信号が出
力されないのは、モデム212の音声合成機構234に
おいて音声信号を合成することができないことも理由の
1つである。この場合には、送信中フラグ260の代わ
りに、送信・受信中フラグを設けてもよい。
【0276】紙つまりが紙つまり検出装置64によって
検出された場合には、S221における判定がYESと
なり、ROM204の紙つまり状態データメモリ282
から紙つまり状態であることを表すデータが読み出さ
れ、そのデータに基づいて紙つまりが生じたことを表す
音声信号が合成される。
【0277】記録紙ホルダ15に記録紙17がセットさ
れていないことが検出された場合にも、同様に、記録紙
なし状態データメモリ284から記録紙がないことを表
すデータが読み出され、そのことを表す音声信号が合成
される。
【0278】また、カートリッジなしフラグFnoがセ
ットされている場合には、カートリッジなしデータメモ
リ285からカートリッジが取り付けられていないこと
を表すデータが読み出される。 このように、本ファク
シミリ装置2において電話番号が登録されていない場合
には、メッセージを表す音声がスピーカ220を介して
発せられるため、ファクシミリ装置2の近傍にいれば、
ファクシミリ装置2の状態が調べなくてもわかる。
【0279】また、ファクシミリ装置2の状態に応じて
異なる周波数のブザーが発せられるようになっているフ
ァクシミリ装置においては、ブザーの周波数(高さ)と
ファクシミリ装置の状態とを対応付けて覚えておく必要
があるが、本実施例においては、そのようなことを覚え
ておかなくても、状態がわかるという利点もある。
【0280】電話番号が登録されていれば、電話回線2
23,225にメッセージを表す音声が出力される。そ
のため、オペレータがファクシミリ装置2から離れた所
にいても、ファクシミリ装置2の状態を知ることができ
る。
【0281】また、メッセージが画像データを発信した
発信元に出力されるわけではなく、電話回線に出力され
るため、電話番号を登録しておけば、所望の場所におい
てファクシミリ装置2の状態を知ることができる。
【0282】本ファクシミリ装置2においては、記録中
に、通信管理レポートの記録が必要になった場合には、
記録終了後に通信管理レポートの記録が行われるように
なっている。本実施例において通信関連レポートの自動
記録が必要になるのは0時および12時である。一定時
間(本実施例においては10ms)毎に図32のファクシ
ミリ部自動レポート記録要求発生プログラムが実行さ
れ、設定時刻である0時,12時になるとS241にお
いてレポート記録要求が自動で発せられ、レポート記録
要求フラグ258がセットされるのである。
【0283】また、本実施例においては、図33のフロ
ーチャートで表されるレポート記録制御プログラムが、
設定時間毎に実行されるようになっている。S242に
おいて、記録待ちフラグ274がセットされているか否
かが判定される。記録待ちフラグ274は、後述する
が、記録要求コマンドがFPレジスタ350に書き込ま
れてから交信関連情報に基づく記録、すなわち、通信管
理レポートの記録が終了するのを待っている間にセット
されるフラグである。最初にS242が実行される場合
には、判定はNOであるため、S243以降が実行され
る。
【0284】S243において、レポート記録要求フラ
グが258がセットされているか否かが判定され、S2
44において、記録中フラグFP がセットされている
か否かが判定される。記録装置29が、この通信管理レ
ポートの記録を行うことが可能な状態にあるか不可能な
状態にあるかが判定されるのである。
【0285】レポート記録要求フラグ258がセットさ
れても、記録中フラグFP がセット状態にある場合に
は、S245以降は実行されず、通信管理レポートの記
録は行われない。それに対して、記録中フラグFP が
リセットされていれば、S244における判定がNOと
なり、S245において、I/F制御回路190のFP
レジスタ350に記録要求コマンドが書き込まれる。
【0286】すなわち、記録要求コマンドが、レポート
記録要求フラグ258に応じて書き込まれるのであっ
て、再度、レポート記録要求が発せられるわけではな
い。
【0287】その後、S246において、記録中フラグ
FP がセット状態からリセット状態に変わったか否か
が判定される。この通信管理レポートの記録が終了した
か否かが判定されるのである。最初にS246が実行さ
れる場合には、まだ記録が開始されていないかあるいは
記録中であるため、判定はNOとなり、S247におい
て記録待ちフラグ274がセットされ、S242の実行
に戻される。
【0288】次にS242が実行される場合には、記録
待ちフラグ274がセットされているため、判定はYE
Sとなり、S246が実行される。再度記録中FP が
セット状態からリセット状態に変わったか否かが判定さ
れるのである。通信管理レポートの記録が終了していな
い間はS246の判定はNOとなり、S242に戻され
る。以下、通信管理レポートの記録が終了するまで、S
242,246,247が繰り返し実行される。
【0289】記録が終了すれば、S246における判定
がYESとなり、S248,249において、レポート
記録要求フラグ258,記録待ちフラグ274がリセッ
トされる。レポート記録要求フラグ258をリセットし
ておかないと再度通信管理レポートの記録が行われてし
まうからである。
【0290】なお、前述のように、本実施例において
は、記録エラーが生じた場合には、記録は中止させられ
るが、続行可能な状態にセットされる。そのため、記録
中フラグFP は記録が中止させられた時点でリセット
されるわけではなく、記録すべき記録画像データすべて
の記録が終了した時点でリセットされることになる。記
録すべき交信関連情報に基づく記録画像データのすべて
の記録が終了すると、S246における判定がYESと
なるのである。
【0291】このように、本実施例においては、通信管
理レポートの記録が終了した時点でレポート記録要求フ
ラグ258がリセットされるようになっているため、通
信管理レポートの記録を確実に行うことができる。
【0292】さらに、本ファクシミリ装置においては、
オペレータの操作によって(手動で)レポート記録要求
を発することができる。ファンクションキー174とテ
ンキー160の3を押下すると表示器150には、「1.
ACT.REPORT」と表示され、セットキー176を押下すれ
ば、表示器150の表示は「PRESS START 」となり、こ
れに応じてスタートキー162が押下されると、レポー
ト記録要求が発せられ、レポート記録要求フラグ258
がセットされるのである。オペレータの操作によってレ
ポート記録要求が発せられた場合にも、ファクシミリ部
レポート記録制御プログラムのS243における判定が
YESとなるため、通信管理レポートの記録が行われ
る。
【0293】このように、本実施例のファクシミリ装置
においては、記録中に通信管理レポートの記録が必要に
なっても、記録終了後に通信管理レポートの記録を行う
ことができる。記録装置29が記録可能な状態になった
後に、記録要求コマンドがそのレポート記録要求フラグ
258に応じて書き込まれるからである。換言すれば、
記録装置29が記録可能な状態であっても記録不可能な
状態であっても、レポート記録要求が発せられれば、記
録が行われるのである。
【0294】例えば、従来のファクシミリ装置において
通信管理レポートの記録が行われない場合には、オペレ
ータが記録装置29が記録可能な状態になってからレポ
ート記録要求操作を行う必要があった。また、オペレー
タがレポート記録要求を行うためにファクシミリ装置2
の設置場所に来たが、記録中の場合には、記録終了後
に、再度ファクシミリ装置2の設置場所に来てレポート
記録要求操作を行わなければならなかった。本実施例の
ファクシミリ装置2によれば、そのような必要がなくな
るのである。
【0295】以上のように、本実施例においては、記録
制御部9の、トナー残量対応記録制御プログラムにおけ
るS162,163,165,166,167,17
0,171,173,174を記憶および実行する部分
によってトナー残量と画像データの優先度とによって記
録装置29における記録の許可・禁止を決定する記録許
可・禁止決定手段が構成され、そのうちのS162を実
行する部分等によって外部機器種類対応優先度判定手段
が構成されている。外部機器種類対応優先度判定手段
は、本実施例においては、送・受信装置優先手段でもあ
る。
【0296】また、ファクシミリ制御部8のファクシミ
リ部自動レポート記録要求発生プログラムおよびファク
シミリ部レポート記録制御プログラムを記憶および実行
する部分およびレポート記録要求フラグ258等によっ
て交信関連情報記録制御手段が構成されている。
【0297】そのうちの、レポート記録要求フラグ25
8によって交信関連情報記録要求記憶手段が構成され、
ファクシミリ部レポート記録制御プログラムのS244
を実行する部分によって記録装置状態検出手段が構成さ
れている。また、ファクシミリ部レポート記録制御プロ
グラムのS245を実行する部分によって交信関連情報
記録要求発生手段が構成される。レポート記録要求は、
設定時刻になった場合やオペレータによってレポート記
録要求操作が行われた場合と、記録要求コマンドがFP
レジスタ350に書き込まれた場合との両方に発せられ
ると考えることも、記録要求コマンドがFPレジスタ3
50に書き込まれた場合のみに発せられると考えること
もできる。本実施例においては、記録装置29に対する
レポート記録要求が、後者のように、記録要求コマンド
がFPレジスタ350に書き込まれた場合のみに発せら
れると考えることが妥当であるため、この交信関連情報
記録要求発生手段を、記録装置29が記録可能な状態に
なるまで待ってレポート記録要求を発する発生遅延手段
と見なすことができる。また、記録要求コマンドは自動
で書き込まれるため、自動交信関連情報記録要求発生手
段と見なすこともできる。
【0298】しかし、ファクシミリ装置の制御部がファ
クシミリ制御部と記録制御部とに分かれていない場合に
は、前者のように、設定時刻になった場合やオペレータ
によってレポート記録要求操作が行われた場合と、記録
要求コマンドがFPレジスタ350に書き込まれた場合
との両方に発せられると考えることもできる。その場合
には、制御部の(ファクシミリ部)自動レポート記録要
求発生プログラムの記憶および実行する部分によって自
動交信関連情報発生手段が構成され、(ファクシミリ
部)レポート記録制御プログラムのS245を実行する
部分によって再発手段が構成されることになる。また、
自動交信関連情報発生手段は定刻交信関連情報記録要求
発生手段でもある。
【0299】一方、記録紙センサ20,紙つまり検出装
置64および記録制御部9のこれらの出力信号を処理す
る部分,記録中フラグFP ,トナーカートリッジなし
フラグFnoおよびファクシミリ制御部8のフラグFP
,Fnoの状態を検出する部分(S219〜222)
等によってファクシミリ装置2の偶発状態あるいは自然
発生状態を検出する状態検出手段が構成されている。ま
た、スピーカ220等によって音声信号発生装置が構成
され、さらに、NCU222等によって電話回線出力装
置が構成される。
【0300】また、ファクシミリ制御部8の送信先ダイ
ヤルメモリ254にデータが入力されているか否かを検
出する部分,記録制御部9の記録/送信フラグ336,
送信のみフラグ338がセットされているか否かを検出
する部分(S211,213を実行する部分)等によっ
てファクシミリ装置2の操作パネル12の操作によって
設定された状態を検出する状態検出手段が構成される。
そして、記録装置29および記録制御部9等によって出
力装置の記録部が構成され、記録制御部9のパソコン4
からのキャラクタデータをドットデータに変換する部分
およびファクシミリ制御部8等によって送信部が構成さ
れる。
【0301】さらに、記録制御部9のS211を実行す
る部分等によって制御手段選択手段が構成され、S21
2〜214を実行する部分等によって第一出力制御手段
が構成される。そのうちの、S212を実行し、S21
4を実行しない部分によって第三出力制御手段が構成さ
れ、S212およびS214を実行する部分によって第
四出力制御手段が構成される。S215を実行する部分
等によって第二出力制御手段が構成されるのである。
【0302】また、S211を実行する部分によって、
番号入力状態対応選択手段が構成されることになる。
【0303】なお、上記実施例においては、記録中フラ
グFP がリセットされると、記録要求コマンドが直ち
にFPレジスタ350に書き込まれるようになっていた
が、設定時間経過後に書き込まれるようにしてもよい。
【0304】また、レポート記録要求が発せられると、
記録装置29が記録可能な状態であっても不可能な状態
であっても、レポート記録要求フラグ258がセットさ
れるようになっていたが、記録装置28が記録不可能な
状態にある場合にのみセットされるようにしてもよい。
その一例を図34に示す。
【0305】図34のS270において、記録待ちフラ
グ274がセットされているか否かが判定されるが、前
述のように、最初にS270が実行される場合には記録
待ちフラグ274はセットされていないため、判定はN
Oとなり、S271において、レポート記録要求フラグ
258がセットされているか否かが判定される。オペレ
ータによってレポート記録要求操作が行われた場合に
は、S271における判定はYESとなるが、それ以外
の場合には、設定時刻にならなければレポート記録要求
フラグ258はセットされない。オペレータによってレ
ポート記録要求操作が行われず、しかも設定時刻になっ
ていない場合には、S271における判定も、S272
における判定もいずれもNOとなり、S270に戻され
る。
【0306】設定時刻になれば、S272における判定
がYESとなり、S273において、記録中フラグFP
がセットされているか否かが判定される。記録装置2
9が記録中で、記録中フラグFP がセットされていれ
ば、S274においてレポート記録要求フラグがセット
される。
【0307】次に、S271が実行される場合には、レ
ポート記録要求フラグ258はセットされているため、
判定はYESとなり、S272がスキップされてS27
3が実行される。いまだ、記録中である場合には、判定
がYESとなり、S274の実行後、S270が実行さ
れる。以下、記録が終了するまでS270,S271,
273,274が繰り返し実行される。
【0308】記録装置29における記録が終了すれば、
記録中フラグFP がリセットされ、S273における
判定がNOとなり、S275において、記録要求コマン
ドがFPレジスタ350に書き込まれる。
【0309】その後、前述の場合と同様に、S276に
おいて、記録中フラグFP がセット状態からリセット
状態に切り換わったか否かが判定される。この通信管理
レポートの記録が終了したか否かが判定されるのであ
る。
【0310】最初にS276が実行される場合には、判
定はNOであるため、S277において記録待ちフラグ
275がセットされる。
【0311】そのため、次に、S270が実行される場
合には判定がYESとなり、S276が実行される。こ
の通信管理レポートの記録が終了すれば、S276にお
ける判定がYESとなり、S278,279において、
記録待ちフラグ274,レポート記録要求フラグ258
がリセットされるのである。
【0312】また、前記実施例においては、記録中フラ
グFP がリセットされると、記録要求コマンドがFP
レジスタ350に書き込まれるようになっていたが、記
録可能な状態になってから書き込まれるようにしてもよ
い。その場合には、S273において、記録中か否かの
みでなく、紙つまり状態か否か、記録紙なし状態か否
か、カートリッジなし状態か否か等も検出されるように
すればよい。記録中フラグFP がリセットされていて
も、記録装置29が紙つまり状態や記録紙なし状態等に
ある場合には、記録を行うことができないからである。
【0313】この場合には、紙つまり検出装置64,記
録紙センサ20,トナー残量検出装置100および記録
制御部9のこれらの出力信号の処理を行う部分,ファク
シミリ制御部8のこれらの検出結果に基づいて記録装置
29の状態を判定する部分等によって記録装置状態検出
手段が構成されることになる。
【0314】さらに、レポート要求が記憶されなくて
も、記録許可コマンドがPFレジスタ352に書き込ま
れるまで繰り返し発せられるようにしてもよい。すなわ
ち、PFレジスタ352に記録許可コマンドが書き込ま
れるまで、FPレジスタ350にレポート記録要求コマ
ンドが書き込まれるのである。この場合には、記録装置
29が記録不可能状態から記録可能状態になるまでレポ
ート記録要求が発せられることになる。その一例を図3
5に示す。
【0315】図35のS290において、上述の場合と
同様に、記録待ちフラグ274がセットされているか否
かが判定され、S291において、再発必要フラグ27
5がセットされたか否かが判定される。再発必要フラグ
275は、レポート記録要求を発しても、記録装置29
が記録不可能状態である場合に、レポート記録要求を再
度発生させる必要がある場合にセットされるフラグであ
る。
【0316】次に、S292において、設定時刻になっ
たか否かが判定される。設定時刻になれば、判定はYE
Sとなり、S293において、レポート記録要求コマン
ドがFPレジスタ350に書き込まれる。
【0317】S294において、記録許可を表すコマン
ドが記録制御部9においてPFレジスタ352に書き込
まれたか否かが判定される。書き込まれなければ、判定
はNOとなり、S295において、再発必要フラグ27
5がセットされる。
【0318】レポート記録要求コマンドがFPレジスタ
350に書き込まれても、記録制御部9が記録を許可す
る状態でない場合には、記録許可を表すコマンドがPF
レジスタ352に書き込まれないのである。
【0319】次に、S290が実行されるが、ここで
は、記録待ちフラグ274はセットされていないため、
判定はNOとなる。一方、再発必要フラグ275はセッ
トされているため、S291における判定はYESとな
る。S293において、再度レポート記録要求コマンド
がFPレジスタ350に書き込まれる。
【0320】ここで、記録許可を表すコマンドが書き込
まれない場合には、再度、S295.290,291,
293が実行され、レポート記録要求コマンドがFPレ
ジスタに書き込まれる。以下、記録許可を表すコマンド
が書き込まれるまで、上述の実行が繰り返される。
【0321】記録許可を表すコマンドが書き込まれれ
ば、S296において、記録中フラグFP がセットか
らリセットに切り換わったか否かが判定され、以下、上
述の場合と同様に実行される。
【0322】本実施例においては、記録制御部9におい
て記録許可コマンドが書き込まれるまで、レポート記録
要求が発せられることになり、記録要求を記憶する記憶
手段が不要となる。また、ファクシミリ制御部8のS2
93,294が実行される部分等によって再発手段が構
成される。S294を実行する部分は記録装置の状態を
検出する記録装置状態検出手段でもあるが、本実施例に
おいては、記録中か否かだけでなく、総合的に記録装置
29が通信管理レポートの記録が不可能な状態か可能な
状態かが検出される。例えば、第一実施例のトナー残量
対応記録制御プログラムのS175におけるように、ト
ナー残量がフルでないと判定された場合にも記録拒否コ
マンドがPFレジスタ352に書き込まれることにな
る。
【0323】また、ここで、S291と292の間にレ
ポート記録要求フラグ258がセットされているか否か
を判定するステップを図34のファクシミリ部レポート
記録制御プログラムのS271と同様に設けてもよい。
その場合には、レポート記録終了後に、レポート記録要
求フラグ258をリセットする必要がある。
【0324】さらに、前記実施例においてはファクシミ
リ装置2が、記録終了,紙つまり状態,記録紙なし状
態,カートリッジなしのいずれか1つの状態になった場
合に、メッセージを表す音声信号が出力されるようにな
っていたが、記録終了のみ、紙つまり状態のみ、記録紙
なし状態のみ、あるいは、カートリッジなし状態のみに
発せられるようにしてもよい。
【0325】また、上記記録終了,紙つまり,記録紙な
し,カートリッジなし等はいずれもファクシミリ装置2
の記録に関連する状態であるが、原稿120がつまった
状態等読取に関連した状態を表す音声信号が出力される
ようにすることもできる。
【0326】さらに、上記実施例においては、音声信号
出力装置が、音声合成手段を含むものであったが、音声
再生手段を含むものであってもよい。その場合には、予
め録音テープ等にメッセージが(音声で)録音され、そ
の音声が再生されることになる。この場合には、録音テ
ープが状態情報記憶手段となる。また、音声合成機構2
36においては、波形符号化方式によって音声信号が合
成されていたが、その他、生成源符号化方式等によって
合成されてもよい。
【0327】さらに、前記実施例においては、制御部
が、ファクシミリ制御部8と記録制御部9とに分けられ
ていたが、必ずしも分ける必要はなく、1つのCPUに
よって制御されるようにしてもよい。
【0328】また、FAXデータ記録要求フラグ33
2,PCデータ記録要求フラグ330,画像読取データ
記録要求フラグ334,記録中フラグFP 記録待ちフ
ラグ289,再発必要フラグ275等各フラグ,データ
バッファ,メモリはファクシミリ制御部8のRAM20
2に設けられていても、記録制御部9のRAM302に
設けられていても差し支えない。
【0329】さらに、前記記録制御部9のROM304
のパターンメモリ342に記憶されているパターンは、
400dpi のものであったが、200dpi のものであっ
てもよい。その場合には、ファインに対応する解像度で
ドットデータが作成され、記録が行われることになる。
【0330】パターンメモリ342には、ゴシック体,
明朝体等の書体に応じて複数個のパターンが記憶されて
いてもよい。その場合には、パソコン4から指示された
書体に応じたパターンに基づいてドットデータが作成さ
れることになる。
【0331】さらに、ファクシミリ部メッセージ出力プ
ログラムがハード回路による割り込みで実行されるよう
にしてもよい。すなわち、記録終了,紙つまり状態,記
録紙なし状態,カートリッジなし状態が検出されると、
プログラムの実行が開始されるようにするのである。そ
の場合には、図13のS227以降が実行されることに
なる。
【0332】また、ファクシミリ装置2に接続されるコ
ンピュータは、記録制御部9に画像データを出力できる
ものであれば、どのようなものであってもよく、例え
ば、ワードプロセッサであってもよい。
【0333】さらに、上記実施例におけるパソコン4
は、記録を指示する機能を備えたものであったが,記録
を指示する機能を備えていなくてもよい。画像データを
ファクシミリ装置2に出力できるものであればよいので
ある。その場合には、画像データのファクシミリ装置2
への出力開始を指示できればよい。
【0334】さらに、前記実施例においては、ファクシ
ミリ装置2と相手電話機228とが一般加入電話回線2
23,225によって接続されていたが、専用電話回線
によって接続されていてもよい。その場合には、同一事
業体や企業体内等予め定められた範囲内において、登録
された電話番号の電話電話機を介してメッセージを表す
音声が発せられることになる。
【0335】また、前記実施例においては、ファクシミ
リ制御部8において受信した受信画像データの優先度が
高く、パソコン4から出力された画像データ,画像読取
装置42において読み取られた読取画像データ,交信関
連情報に基づく画像データの優先度が低いとされていた
が、優先度を他の基準に基づいて決定してもよい。例え
ば、交信関連情報に基づく画像データの優先度は高いと
することもできる。交信関連情報の記録が0時に行われ
るようになっている場合には、その時点にオペレータが
ファクシミリ装置の近傍にいない場合が多いからであ
る。
【0336】同様に、交信関連情報メモリ252の残存
容量が設定量以下の場合に記録が行われるようになって
いる場合にも、記録時にオペレータがファクシミリ装置
の近傍にいない可能性が高い。したがって、その場合に
も、交信関連情報に基づく画像データの優先度を高いと
する方が望ましい。
【0337】さらに、前記実施例においては、ファクシ
ミリ装置2が、記録のみを許容する状態と、送信のみを
許容する状態と、送信と記録との両方を許容する状態と
の3つの出力態様に切り換え可能なものであったが、送
信のみを許容する状態と記録のみを許容する状態との2
つの出力態様に切り換え可能なものであっても、記録の
みを許容する状態と記録と送信との両方を許容する状態
との2つの出力態様に切り換え可能なものであっても、
送信のみを許容する状態と送信と記録との両方を許容す
る状態との2つの出力態様に切り換え可能なもの等であ
ってもよい。
【0338】前記実施例においては、受信画像データ,
読取画像データ,圧縮符号化データで表された交信関連
情報に対応する画像データの記録が行われる場合には、
ファクシミリ制御部8によって制御され、キャラクタコ
ードで表された交信関連情報に対応する画像データの記
録が行われる場合には、記録制御部9によって制御され
るようになっていたが、すべての画像データの記録がフ
ァクシミリ制御部8と記録制御部9とのどちらか一方で
制御されるようにしてもよい。
【0339】すべてのデータがファクシミリ制御部9に
よって制御されるようにする場合には、ファクシミリ制
御部8においてキャラクタデータがドットデータに変換
されるようにすればよい。
【0340】また、すべての画像データが記録制御部9
によって制御されるようにする場合には、ファクシミリ
制御部8において圧縮符号化受信画像データが復号化さ
れてドットデータに変換されてFPレジスタ350に書
き込まれるようにすればよい。 FPレジスタ350に
は、図24に示すように、ドットデータが1行ずつ書き
込まれることになる。
【0341】FPレジスタ350に書き込まれたドット
データは記録制御部9においてFAX部入力データバッ
ファ324に割込みによって格納され、以下、図36の
フローチャートで表される記録部FAX受信画像データ
記録プログラムに基づいて記録が行われる。
【0342】FAX側入力データバッファ324からデ
ータが8ビットずつ読み出され、順次記録一時バッファ
320に転送される。読み出されたデータが1行の終了
を表すデータである場合には、記録一時バッファ320
に格納されたドットデータが記録バッファ322に転送
され、読み出されたデータが1頁の終了を表すデータで
ある場合には、ドラムモータ43が起動させられる。以
下、同様に、記録バッファ322に格納されたドットデ
ータが、1行分ずつレーザ発光部36に供給され、それ
に応じてレーザ光が制御されつつ走査されることにな
る。
【0343】さらに、上記実施例においては、図7に示
すように、パソコン4が記録制御部9にのみ接続されて
いたが、ファクシミリ制御部8にも接続されるようにし
てもよい。例えば、パソコン4からファクシミリ制御部
8に記録を指示するコマンドが出力されるようにする。
その場合には、記録要求コマンドがFPレジスタ350
に書き込まれることになる。したがって、図27のフロ
ーチャートで表される記録部トナー残量対応記録制御プ
ログラムが、FPレジスタ350に記録要求コマンドが
書き込まれた場合に割り込みにより実行されるされるこ
とになる。
【0344】また、上記実施例の記録部トナー残量対応
記録制御プログラムにおけるS167と169の間に、
ファクシミリ装置2に送信相手先のファクシミリ番号が
入力されているか否か、送信のみフラグ338がセット
されているか否かを判定するステップを設け、いずれの
ステップにおける判定もYESの場合には、パソコン4
から出力された画像データの送信が行われるようにして
もよい。トナー残量がニアエンプティやエンプティの場
合に送信が行われても差し支えないからである。
【0345】その他、いちいち例示することはしない
が、特許請求の範囲を逸脱することなく当業者の知識に
基づいて種々の変形,改良を施した態様で本発明を実施
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である記録装置が搭載された
ファクシミリ装置とファクシミリ装置に接続されたパソ
コンとの外観を示す図である。
【図2】上記ファクシミリ装置の正面断面図である。
【図3】上記ファクシミリ装置の操作パネルを示す正面
図である。
【図4】上記ファクシミリ装置の現像装置の正面断面図
である。
【図5】上記現像装置に取り付けられるトナーカートリ
ッジの内部を表した斜視図である。
【図6】上記現像装置が有するトナー残量検出装置の要
部を示す図である。
【図7】上記ファクシミリ装置の制御部を表すブロック
図である。
【図8】上記制御部のうちのファクシミリ制御部のRA
Mの構成を概念的に表す図である。
【図9】上記ファクシミリ制御部のROMの構成を概念
的に表す図である。
【図10】上記ファクシミリ制御部のEEPROMの構
成を概念的に表す図である。
【図11】上記制御部のうちの記録制御部のRAMの構
成を概念的に表す図である。
【図12】上記記録制御部のR0Mの構成を概念的に表
す図である。
【図13】上記ファクシミリ制御部のROMに格納され
たFAX部PFレジスタ入力割込プログラムを表すフロ
ーチャートである。
【図14】上記記録制御部のROMに格納された記録部
パラレルデータ記録プログラムを表すフローチャートで
ある。
【図15】上記ファクシミリ制御部のROMに格納され
たFAX部復号化プログラムを表すフローチャートであ
る。
【図16】上記ファクシミリ制御部のROMに格納され
た割込みAプログラムを表すフローチャートである。
【図17】上記ファクシミリ制御部のROMに格納され
た割込みBプログラムを表すフローチャートである。
【図18】上記ファクシミリ制御部のROMに格納され
た割込みCプログラムを表すフローチャートである。
【図19】上記ファクシミリ制御部のROMに格納され
た記録一行割込みプログラムを表すフローチャートであ
る。
【図20】上記ファクシミリ制御部のROMに格納され
た復号化管理テーブルを表す概念図である。
【図21】上記記録制御部のROMに格納された記録部
一頁記録開始処理プログラムを表すフローチャートであ
る。
【図22】上記記録制御部のROMに格納された記録部
一頁記録終了処理プログラムを表すフローチャートであ
る。
【図23】上記記録制御部のROMに格納された記録部
復号化FAX部出力プログラムを表すフローチャートで
ある。
【図24】上記記録部復号化FAX部出力記録プログラ
ムの実行時にPFレジスタに書き込まれるデータを概念
的に表した図である。
【図25】上記ファクシミリ制御部のROMに格納され
たFAX部符号化プログラムを表すフローチャートであ
る。
【図26】上記ファクシミリ制御部のROMに格納され
たFAX部データ割込送信プログラムを表すフローチャ
ートである。
【図27】上記記録制御部のROMに格納された記録部
トナー残量対応記録制御プログラムを表すフローチャー
トである。
【図28】上記記録制御部のROMに格納された記録部
トナー残量割込検出プログラムを表すフローチャートで
ある。
【図29】上記トナー検出装置の受光部における受光状
態、遮光状態を表す図である。
【図30】上記記録制御部のROMに格納された記録部
ファクシミリ装置状態対応出力制御プログラムを表すフ
ローチャートである。
【図31】上記ファクシミリ制御部のROMに格納され
たFAX部メッセージ出力プログラムを表すフローチャ
ートである。
【図32】上記ファクシミリ制御部のROMに格納され
たFAX部自動レポート記録要求発生プログラムを表す
フローチャートである。
【図33】上記ファクシミリ制御部のROMに格納され
たFAX部レポート記録制御プログラムを表すフローチ
ャートである。
【図34】上記ファクシミリ装置とは別のファクシミリ
装置のファクシミリ制御部のROMに格納されたFAX
部レポート記録制御プログラムを表すフローチャートで
ある。
【図35】上記ファクシミリ装置とはさらに別のファク
シミリ装置のファクシミリ制御部のROMに格納された
FAX部レポート記録制御プログラムを表すフローチャ
ートである。
【図36】本発明の別の実施例である記録装置が搭載さ
れたファクシミリ装置の記録制御部のROMに格納され
た記録部FAX受信画像データ記録プログラムを表すフ
ローチャートである。
【符号の説明】 8 ファクシミリ制御部 9 記録制御部 20 記録紙センサ 29 記録装置 33 現像装置 34 レーザ光走査装置 36 レーザ発光部 64 紙つまり検出装置 80,82 撹拌部材 100 トナー残量検出装置 104 ワイパ 105 発光部 106 受光部 154 トナー残量表示器 220 スピーカ 258 レポート記録要求フラグ 280 記録終了データメモリ 282 紙つまり状態データメモリ 284 記録紙なし状態データメモリ 292 登録ダイヤルメモリ 336 記録/送信フラグ 338 送信のみフラグ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部機器から供給されたデータを記録す
    る記録装置において、 記録不可能な状態が近づいていることを検出する検出手
    段と、 その検出手段の検出時に、外部機器から供給されたデー
    タの種類に応じてそのデータの記録を許可するか否かを
    決定する決定手段と、 その決定手段の決定に基づいて前記データを記録する記
    録手段とを備えたことを特徴とする記録装置。
JP11225235A 1999-08-09 1999-08-09 記録装置 Pending JP2000056644A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015079203A (ja) * 2013-10-18 2015-04-23 シャープ株式会社 画像形成装置、消耗品容器交換準備の通知表示方法及びプログラム

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