JP2000056362A - ファインダー光学系 - Google Patents

ファインダー光学系

Info

Publication number
JP2000056362A
JP2000056362A JP10233583A JP23358398A JP2000056362A JP 2000056362 A JP2000056362 A JP 2000056362A JP 10233583 A JP10233583 A JP 10233583A JP 23358398 A JP23358398 A JP 23358398A JP 2000056362 A JP2000056362 A JP 2000056362A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical system
finder
image
reference axis
finder optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10233583A
Other languages
English (en)
Inventor
Yumiko Inuzuka
ゆみ子 犬塚
Hiroshi Saito
博 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10233583A priority Critical patent/JP2000056362A/ja
Priority to US09/365,868 priority patent/US6166859A/en
Publication of JP2000056362A publication Critical patent/JP2000056362A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B17/00Systems with reflecting surfaces, with or without refracting elements
    • G02B17/08Catadioptric systems
    • G02B17/0856Catadioptric systems comprising a refractive element with a reflective surface, the reflection taking place inside the element, e.g. Mangin mirrors
    • G02B17/086Catadioptric systems comprising a refractive element with a reflective surface, the reflection taking place inside the element, e.g. Mangin mirrors wherein the system is made of a single block of optical material, e.g. solid catadioptric systems
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B17/00Systems with reflecting surfaces, with or without refracting elements
    • G02B17/08Catadioptric systems
    • G02B17/0836Catadioptric systems using more than three curved mirrors
    • G02B17/0848Catadioptric systems using more than three curved mirrors off-axis or unobscured systems in which not all of the mirrors share a common axis of rotational symmetry, e.g. at least one of the mirrors is warped, tilted or decentered with respect to the other elements
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/14Viewfinders
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/02Viewfinders
    • G03B13/06Viewfinders with lenses with or without reflectors
    • G03B13/08Viewfinders with lenses with or without reflectors with reflected image of frame

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Astronomy & Astrophysics (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Viewfinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転非対称な反射面を複数有した光学素子を
利用することにより、光学系の小型化を図りつつ諸収差
を良好に補正し良好なるファインダー像の観察が可能な
実像式のファインダー光学系を得ること。 【解決手段】 入射面と、該入射面からの光束を反射さ
せる屈折力を有する少なくとも4つの反射面、そして射
出面とを有する光学素子を利用して物体像を観察するフ
ァインダー光学系であって、該ファインダー光学系の全
光路中において物体像を少なくとも2回結像するととも
に基準軸が少なくとも2回交差するように構成している
こと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はLSカメラやビデオ
カメラ等に使用されるファインダー光学系に関し、特に
回転非対称な曲面を利用して光学系全体の小型化を図り
つつ、良好なる正立正像のファインダー像が観察される
ようにしたファインダー光学系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より写真用カメラやビデオカメラ等
のファインダー系のうち対物レンズによって1次結像面
に形成した実像のファインダー像を接眼レンズを介して
観察するようにした実像式のファインダー光学系が種々
と提案されている。この実像式のファインダー光学系は
虚像式のファインダー光学系に比べて光学系全体の小型
化が容易である為、最近ではズームレンズ付カメラに多
用されている。
【0003】実像式のファインダー光学系として、例え
ば実開昭58−62337号公報では対物レンズによっ
て1次結像面に形成した物体像(ファインダー像)をポ
ロプリズム等の像反転手段を介して正立正像のファイン
ダー像に変換して接眼レンズで観察している。又、実開
平1−160427号公報では光路中にダハ反射部材と
2つのミラー等を配置してファインダー像の正立正像の
反転を行った実像式のファインダー光学系を提案してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】正立正像用としてポロ
プリズム等の像反転手段を用いた実像式のファインダー
光学系は1次結像面に物体像を形成する対物レンズと像
反転手段との光学的作用が明確に区別されている。例え
ば、像反転手段は物体像が1次結像面に結像する際の屈
折力を有していないように構成されている。
【0005】この為、対物レンズと1次結像面との間に
像反転手段の一部(例えばプリズム部材)があるファイ
ンダー光学系では対物レンズのバックフォーカスを長く
する為に対物レンズをレトロフォーカス型より構成し、
このときのレトロフォーカスの度合いをバックフォーカ
スの長さに応じて強める必要があった。この為、対物レ
ンズが大型化してくる傾向があった。
【0006】又、対物レンズと1次結像面との間に像反
転手段の一部が存在し、かつ1次結像面より物体側に、
光路を折り曲げる為の全反射面を有するようなファイン
ダー光学系では、全反射面で光束全体を効率良く全反射
させる為に対物レンズを射出側テレセントリック系より
構成する必要がある。この結果、対物レンズが大型化し
てくる傾向があった。
【0007】又、対物レンズによって1次結像面に形成
したファインダー像をリレーレンズ系(リレー系)によ
って2次結像面に形成し、2次結像面に形成したファイ
ンダー像を接眼レンズで観察するリレー系を使用した2
次結像タイプのファインダー光学系では、再結像させる
ために複数のレンズを必要とするためにレンズ全長が長
くなり、更に色収差を補正するために更に多くのレンズ
を必要としていた。
【0008】本発明は、パワーを持った複数の反射面を
適切に偏心配置させ、全光路中で基準となる光軸(基準
軸)が互いに2回交差し、かつファインダー像が少なく
とも2回結像するように特定することにより、ファイン
ダー光学系の小型化を図りつつ、諸収差を良好に補正
し、良好なるファインダー像の観察が可能な実像式のフ
ァインダー光学系の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のファインダー光
学系は、 (1-1) 入射面と、該入射面からの光束を反射させる屈折
力を有する少なくとも4つの反射面、そして射出面とを
有する光学素子を利用して物体像を観察するファインダ
ー光学系であって、全光路中において物体像を少なくと
も2回結像するとともに基準軸が少なくとも2回交差す
るように構成していることを特徴としている。
【0010】特に、 (1-1-1) 前記光学素子は3つ以上の回転非対称な反射面
を有していること。
【0011】(1-1-2) 前記光学素子の射出面側には接眼
光学系を有し、全光路において4回又は6回の反射を
し、光学系全体がアフォーカル系であること。
【0012】(1-1-3) 前記物体像が2回結像する位置の
うちの少なくとも一方の位置又はその近傍にファインダ
ー視野枠を設けていること。
【0013】(1-1-4) 前記光学素子の入射面側には対物
光学系が設けられていること。
【0014】(1-1-5) 前記光学素子は透明体より成って
いること。
【0015】(1-1-6) 前記光学素子の入射面又は/及び
射出面は屈折力を有していること。
【0016】(1-1-7) 前記4つの反射面は回転非対称な
面であること。
【0017】(1-1-8) 前記光学素子の入射面近傍に絞り
が設けられていること。
【0018】(1-1-9) 前記対物光学系の物体側には絞り
が設けられていること。
【0019】(1-1-10)前記入射面側の基準軸と射出面側
の基準軸は平行であること。
【0020】(1-1-11)前記光学素子は、前記基準軸の交
点における面法線が該基準軸と傾いた反射面を4面有
し、光束の反射の順に第i反射面としたとき入射面と第
1反射面間の基準軸と第2反射面と第3反射面間の基準
軸が交差し、第2反射面と第3反射面間の基準軸と第4
反射面と出射面間の基準軸が交差していること。
【0021】(1-1-12)前記接眼光学系は、前記パワーを
持った反射面と別体に配置されていること等を特徴とし
ている。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態の説明に入る前
に、本実施形態の構成諸元の表し方、及び実施形態全体
の共通事項について図1を用いて説明する。
【0023】図1は本発明のファインダー光学系(光学
系)の構成データを定義する座標系の説明図である。
尚、図2は本発明のファインダー光学系の後述する数値
実施例1の要部概略図であり、図1の各要素に対応して
示している。本発明の実施形態では物体側から像面に進
む1つの光線(図1中のPaで示すもので基準軸光線と
呼ぶ)に沿ってi番目の面を第i面とする。
【0024】本発明のファインダー光学系は偏心光学系
であるため光学系を構成する各面は共通の光軸を持って
いない。そこで、本発明の実施形態においては先ず第1
面R1の光線有効径の中心を原点とする絶対座標系を設
定する。
【0025】そして、本発明の実施形態においては、第
1面R1の光線有効径の中心点を原点TOとすると共
に、原点と最終結像面の中心(TO’)とを通る光線
(基準軸光線Pa)の経路を光学系の基準軸STと定義
している。さらに、本実施形態中の基準軸STは方向
(向き)を持っている。その方向は基準軸光線Paが結
像に際して進行する方向が正である。
【0026】本発明の実施形態においては、光学系の基
準となる基準軸を上記の様に設定したが、光学系の基準
となる軸の決め方は光学設計上、収差の取りきめ上、若
しくは光学系を構成する各面形状を表現する上で都合の
良い軸を採用すれば良い。例えば、像面の中心と、絞り
又は入射瞳又は出射瞳又は光学系の第1面の中心若しく
は最終面の中心のいずれかを通る光線の経路を光学系の
基準となる基準軸に設定するようにしてもよい。
【0027】本発明の実施形態においては、基準軸ST
は第1面R1の光線有効径の中心点TOを通り、最終結
像面の中心TO’へ至る光線(基準軸光線)が各屈折面
及び反射面によって屈折・反射する経路を基準軸に設定
している。各面の順番は基準軸光線が屈折・反射を受け
る順番に設定している。
【0028】従って基準軸は設定された各面の順番に沿
って屈折若しくは反射の法則に従ってその方向を変化さ
せつつ、最終的に像面の中心に到達する。
【0029】本発明の各実施形態の光学系を構成する回
転非称面は基本的にすべてが同一面内でチルトしてい
る。そこで、絶対座標系(X、Y、Z)の各軸を以下の
ように定めている。
【0030】Z軸:原点TOを通り第2面R2に向かう
基準軸 Y軸:原点TOを通りチルト面内(図1の紙面内)でZ
軸に対して反時計回りに90゜をなす直線 X軸:原点TOを通りZ、Y各軸に垂直な直線(図1の
紙面に垂直な直線)。
【0031】又、光学系を構成する第i面の面形状を表
すには、絶対座標系(X、Y、Z)にてその面の形状を
表記するより、基準軸STと第i面が交差する点を原点
とするローカル座標系を設定して、ローカル座標系でそ
の面の面形状を表した方が形状を認識する上で理解し易
い為、本発明の構成データを表示する実施形態では第i
面の面形状をローカル座標系で表わしている。
【0032】また、第i面のYZ面内でのチルト角は絶
対座標系のZ軸に対して反時計回り方向を正とした角度
θi (単位°)で表す。具体的には以下のように設定し
ている。
【0033】z軸:ローカル座標の原点を通り、入射す
る基準軸光線(絶対座標系のZ方向)に対しYZ面内に
おいて反時計方向に角度θi をなす直線 y軸:ローカル座標の原点を通り、z方向に対しYZ面
内において反時計方向に90゜をなす直線 x軸:ローカル座標の原点を通り、YZ面に対し垂直な
直線。
【0034】また、Diは第i面と第(i+1)面のロ
ーカル座標の原点間の間隔を表すスカラー量、Ndi、
νdiは第i面と第(i+1)面間の媒質の屈折率とア
ッベ数である。尚、絞りや最終結像面も1つの平面とし
て表示している。
【0035】本発明の光学系の実施形態は球面回転対称
の非球面、そして回転非対称の非球面を有している。そ
の内の球面部分は球面形状としてその曲率半径Riを記
している。曲率半径Riの符号は第1面から像面に進む
基準軸(図1中の光線Pa)に沿って曲率中心が第1面
側にある場合をマイナス、結像面側にある場合をプラス
としている。
【0036】球面は以下の式で表される形状である:
【0037】
【数1】 回転非対称非球面(自由曲面)の形状は以下の式により
表す:
【0038】
【数2】 回転対称非球面の形状は、以下の式により表す:
【0039】
【数3】 次に、本発明のファインダー光学系の数値実施例1を図
1,図2を参照して説明する。
【0040】図1において第1面R1は絞り、第2面R
2は第1面R1と共軸な屈折面(入射面)、第3面R3
は第2面R2に対してチルト(偏心)された反射面、第
4面R4、第5面R5、第6面R6は各々の前面に対し
てシフト、チルト(偏心)された反射面、第7面R7は
第6面R6に対してシフト、チルトされた屈折面(射出
面)である。第2面R2から第7面R7までの各々の面
はガラス、プラスチック等の媒質で構成される一つの透
明体の表面に構成されて、光学素子10を構成してい
る。
【0041】尚、第2面R2は正の屈折面、第7面R7
は負の屈折面より成っている。R4面近傍に1次結像面
があり、ここにファインダー像が1次結像している。R
8は全反射ミラー、R9は2次結像面であり、ファイン
ダー像が形成されている。FLはファインダー視野枠で
あり、2次結像面R9近傍に設けており、ファインダー
視野を制限している。R10は全反射ミラー、11はレ
ンズ系(接眼レンズ)であり、球面又は回転対称非球面
R11、R12を有している。R13はアイポイントで
あり、ここより接眼レンズ11を介して2次結像面R9
に形成したファインダー像を観察している。
【0042】図1,図2の構成では不図示の物体面から
第2面R2までの媒質は空気、第2面R2から第7面R
7まではある共通の媒質、第7面R7からレンズ面R1
1まで、そしてレンズ面R12からアイポイント13ま
での媒質は空気で構成している。尚、第2面R2から第
7面R7は各々別体の反射ミラーで構成していて各面の
間は空気でもよい。
【0043】次に、本実施形態1における結像作用を図
2を用いて説明する。
【0044】本実施形態1のファインダー光学系は接眼
レンズ11を含み全体として偶数回、4回,6回又はそ
れ以上の反射を行うアフォーカル系である。
【0045】物体からの光束L1は、絞りR1により入
射光量を規制された後、屈折面R2を通過し、反射面R
3,R4で反射された後、反射面R4の近傍位置(1次
結像面)で一旦ファインダー像を結像する。
【0046】1次結像面のファインダー像に基づく光束
は反射面R5,R6で次々に反射していき、屈折面R7
を通過し、全反射面R8で反射した後、R9(2次結像
面)で再結像して正立正像のファインダー像を形成す
る。
【0047】2次結像面のファインダー像に基づく光束
は全反射面R10により反射され、接眼レンズ11に入
射している。接眼レンズ11を介して2次結像面R9に
形成したファインダー像を観察している。ここで物体光
線L1は面R4と面R5の間の位置IP1で中間結像
し、瞳光線は面R4と面R5との間の位置PEで中間結
像している。
【0048】面R2−面R3の基準軸と面R4−面R5
の基準軸は互いに交差し、面R4−面R5間の基準軸と
面R6−面R7間の基準軸は互いに交差している。
【0049】このように本実施形態では基準軸が光路中
で2回交差するようにして、光学系全体の小型化を図り
つつ良好なる光学性能を得ている。
【0050】次に、本発明のファインダー光学系の数値
実施例2を図3を参照して説明する。
【0051】図3においてR1は絞り、OLは対物レン
ズであり、2つのレンズOL1,OL2を有している。
R2,R3はレンズOL1のレンズ面、R4,R5はレ
ンズOL2のレンズ面であり、球面、又は回転対象非球
面より成っている。R2,R3,R4,R5は正の屈折
力を有する屈折面で構成されている。
【0052】第6面R6は第5面R5と共軸な屈折面で
ある面R5と面R6は接合している。第7面R7は第6
面R6に対してチルト(偏心)された反射面、第8面R
8、第9面R9、第10面R10は各々の前面に対して
シフト、チルト(偏心)された反射面、第11面R11
は第10面R10に対してシフト、チルトされた屈折面
である。第6面R6から第11面R11までの各々の面
はガラス、プラスチック等の媒質で構成される一つの透
明体の表面に構成されて、光学素子20を構成してい
る。
【0053】R6面近傍に1次結像面IP1があり、こ
こにファインダー像が1次結像している。IP2は2次
結像面であり、ファインダー像が形成されている。FL
はファインダー視野枠であり、1次結像面IP1近傍に
設けており、ファインダー視野を制限している。R12
はアイポイントであり、ここより光学素子20を介して
2次結像面IP2に形成したファインダー像を観察して
いる。
【0054】図3において第6面R6から第11面R1
1までは共通の媒質より成っている。尚、第7面R7か
ら第10面R10を各々別体の反射ミラーで構成してい
て各面の間は空気でもよい。
【0055】次に本実施形態2における結像作用を図3
を用いて説明する。
【0056】本実施形態1のファインダー光学系は対物
レンズOLを含み、全体として偶数回の反射を行うアフ
ォーカル系である。物体からの光束L1は、絞りR1に
より入射光量を規制された後、対物レンズOLを構成す
る屈折面R2,R3,R4,R5を通過し、光学素子2
0の面(入射面)R6に入射する。面R6近傍の1次結
像面IP1で一旦ファインダー像を結像する。1次結像
面IP1からの光束は面R7で反射された後、反射面R
8,R9で次々に反射していき、反射面R9近傍の2次
結像面IP2で再結像し正立正像のファインダー像を形
成する。2次結像面IP2からの光束は、反射面R10
で反射された後、屈折面(射出面)R11を通過してア
イポイントR12に導光され、これよりファインダー像
を観察している。物体光線L1は面R9と面R10の間
の位置IP2で結像し、瞳光線は面R8と面R9との間
の位置PEで中間結像している。
【0057】面R6−面R7間の基準軸と面R8−面R
9間の基準軸は互いに交差し、面R8−面R9間の基準
軸と面R10−面R11間の基準軸は互いに交差してい
る。
【0058】本実施形態では以上のように構成して、光
学系全体の小型化を図りつつ良好なるファインダー像の
観察を行っている。
【0059】以上のように本実施形態では、少なくとも
4つのパワーを持った反射面を有し、全光路の中で少な
くとも2回結像し、全光路中で基準軸が少なくとも2回
互いに交差していることを特徴としている。このことに
より、基準軸が互いに交差するように配置、つまり光路
を多重に使用することにより空間を利用効率を高めファ
インダー光学系の小型化を容易にしている。
【0060】更に、前記反射面は少なくとも3つ以上の
回転非対称な面を有することにより、単に光束を導くだ
けでなく光軸を折り曲げる機能と結像性能が良好で歪曲
収差が小さい小型で自由な形状のファインダー光学系を
達成している。
【0061】又、接眼光学系を含んだ系で4回または6
回反射のアフォーカル系にすることにより、2回結像系
において、正立正像を少ない部材でコンパクトに構成し
ている。
【0062】1次結像面または2次結像面近傍に視野枠
を有する、つまり中間結像の位置に視野枠や情報体を設
けることで、ファインダー視野の輪郭や情報体が明瞭で
かつ観察眼の位置が多少変動してもファインダー視野が
変化しない実像式ファインダー光学系を構成している。
【0063】接眼光学系は、前記パワーを持った反射面
と別体に配置されていることにより、接眼レンズのパワ
ーを強くできるため、ファインダー倍率が上げられ、レ
イアウトの自由度を増すことができるようにしている。
【0064】次に、本実施形態の数値実施例を示す。
【0065】以下に、数値実施例1を示す。「E−0
X」は10-Xを意味している。
【0066】
【表1】 以下に、数値実施例2を示す。「E−0X」は10−X
を意味している。
【0067】
【表2】
【0068】
【表3】
【0069】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、パワーを
持った複数の反射面を適切に偏心配置させ、全光路中で
基準となる光軸(基準軸)が互いに2回交差し、かつフ
ァインダー像が少なくとも2回結像するように特定する
ことにより、ファインダー光学系の小型化を図りつつ、
諸収差を良好に補正し、良好なるファインダー像の観察
が可能な実像式のファインダー光学系を達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における座標系の説明図
【図2】 本発明の実施形態1の要部断面図
【図3】 本発明の実施形態2の要部断面図
【符号の説明】
SP 絞り 10,20 光学素子 FL ファインダー視野枠 IP1 1次結像面 11 接眼レンズ OL 対物レンズ ST 基準軸 Pa 基準光線

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射面と、該入射面からの光束を反射さ
    せる屈折力を有する少なくとも4つの反射面、そして射
    出面とを有する光学素子を利用して物体像を観察するフ
    ァインダー光学系であって、該ファインダー光学系の全
    光路中において物体像を少なくとも2回結像するととも
    に基準軸が少なくとも2回交差するように構成している
    ことを特徴とするファインダー光学系。
  2. 【請求項2】 前記光学素子は3つ以上の回転非対称な
    反射面を有していることを特徴とする請求項1のファイ
    ンダー光学系。
  3. 【請求項3】 前記光学素子の射出面側には接眼光学系
    を有し、全光路において4回又は6回の反射をし、光学
    系全体がアフォーカル系であることを特徴とする請求項
    1又は2のファインダー光学系。
  4. 【請求項4】 前記物体像が2回結像する位置のうちの
    少なくとも一方の位置又はその近傍にファインダー視野
    枠を設けていることを特徴とする請求項1,2又は3の
    ファインダー光学系。
  5. 【請求項5】 前記光学素子の入射面側には対物光学系
    が設けられていることを特徴とする請求項1,2,3又
    は4のファインダー光学系。
  6. 【請求項6】 前記光学素子は透明体より成っているこ
    とを特徴とする請求項1から5のいずれか1項のファイ
    ンダー光学系。
  7. 【請求項7】 前記光学素子の入射面又は/及び射出面
    は屈折力を有していることを特徴とする請求項6のファ
    インダー光学系。
  8. 【請求項8】 前記4つの反射面は回転非対称な面であ
    ることを特徴とする請求項1のファインダー光学系。
  9. 【請求項9】 前記光学素子の入射面近傍に絞りが設け
    られていることを特徴とする請求項3のファインダー光
    学系。
  10. 【請求項10】 前記対物光学系の物体側には絞りが設
    けられていることを特徴とする請求項5のファインダー
    光学系。
  11. 【請求項11】 前記入射面側の基準軸と射出面側の基
    準軸は平行であることを特徴とする請求項1から10の
    いずれか1項のファインダー光学系。
  12. 【請求項12】 前記光学素子は、前記基準軸の交点に
    おける面法線が該基準軸と傾いた反射面を4面有し、光
    束の反射の順に第i反射面としたとき入射面と第1反射
    面間の基準軸と第2反射面と第3反射面間の基準軸が交
    差し、第2反射面と第3反射面間の基準軸と第4反射面
    と出射面間の基準軸が交差していることを特徴とする請
    求項1から11のいずれか1項のファインダー光学系。
  13. 【請求項13】 前記接眼光学系は、前記パワーを持っ
    た反射面と別体に配置されていることを特徴とする請求
    項1のファインダー光学系。
JP10233583A 1998-08-05 1998-08-05 ファインダー光学系 Pending JP2000056362A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10233583A JP2000056362A (ja) 1998-08-05 1998-08-05 ファインダー光学系
US09/365,868 US6166859A (en) 1998-08-05 1999-08-03 Viewfinder optical system and optical apparatus having the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10233583A JP2000056362A (ja) 1998-08-05 1998-08-05 ファインダー光学系

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000056362A true JP2000056362A (ja) 2000-02-25

Family

ID=16957353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10233583A Pending JP2000056362A (ja) 1998-08-05 1998-08-05 ファインダー光学系

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6166859A (ja)
JP (1) JP2000056362A (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002131643A (ja) * 2000-10-19 2002-05-09 Olympus Optical Co Ltd 実像式変倍ファインダ
US7019909B2 (en) * 2001-11-14 2006-03-28 Canon Kabushiki Kaisha Optical system, image display apparatus, and image taking apparatus
US7012756B2 (en) * 2001-11-14 2006-03-14 Canon Kabushiki Kaisha Display optical system, image display apparatus, image taking optical system, and image taking apparatus
US6984044B2 (en) * 2002-07-30 2006-01-10 Canon Kabushiki Kaisha Projection optical system, projection type image display apparatus, and image display system
JP2004061961A (ja) * 2002-07-30 2004-02-26 Canon Inc 投射光学系、投射型画像表示装置および画像表示システム
JP2009180752A (ja) * 2006-05-12 2009-08-13 Nalux Co Ltd 結像光学系および距離測定装置
DE102016106953A1 (de) 2016-04-14 2017-10-19 Arnold & Richter Cine Technik Gmbh & Co. Betriebs Kg Kamerasucher
US11650487B2 (en) 2020-01-28 2023-05-16 Daniel Joseph Reiley Front converter optical assembly for camera

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3674334A (en) * 1971-01-04 1972-07-04 Perkin Elmer Corp Catoptric anastigmatic afocal optical system
JPS5862337A (ja) * 1981-10-07 1983-04-13 Mitsubishi Electric Corp 内燃機関の回転数制御装置
EP0077193B1 (en) * 1981-10-14 1985-09-18 Gec Avionics Limited Optical arrangements for head-up displays and night vision goggles
JP2555654B2 (ja) * 1987-12-18 1996-11-20 井関農機株式会社 移動農機等の車速制御装置
GB8916206D0 (en) * 1989-07-14 1989-11-08 Marconi Gec Ltd Helmet systems
US5063586A (en) * 1989-10-13 1991-11-05 At&T Bell Laboratories Apparatus for semiconductor lithography
JP3496890B2 (ja) * 1993-10-05 2004-02-16 キヤノン株式会社 表示装置
JP2911750B2 (ja) * 1994-06-13 1999-06-23 キヤノン株式会社 観察光学系
JP3566369B2 (ja) * 1994-12-22 2004-09-15 キヤノン株式会社 観察光学装置
JP3847799B2 (ja) * 1994-08-05 2006-11-22 キヤノン株式会社 視線検出系を有した表示装置
JP3309615B2 (ja) * 1994-12-21 2002-07-29 キヤノン株式会社 画像観察装置及びこれを用いた両眼画像観察装置
JP3683934B2 (ja) * 1995-02-28 2005-08-17 キヤノン株式会社 画像観察装置
JP3658034B2 (ja) * 1995-02-28 2005-06-08 キヤノン株式会社 画像観察光学系及び撮像光学系
JP3450576B2 (ja) * 1996-02-28 2003-09-29 キヤノン株式会社 ファインダー内表示装置
US5999311A (en) * 1996-03-26 1999-12-07 Canon Kabushiki Kaisha Small-sized variable magnification optical system
JPH1123972A (ja) * 1997-07-02 1999-01-29 Olympus Optical Co Ltd 結像光学装置
JP4984163B2 (ja) * 2008-01-28 2012-07-25 本田技研工業株式会社 燃料噴射制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6166859A (en) 2000-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3320252B2 (ja) 反射型の光学系及びそれを用いた撮像装置
JP3761957B2 (ja) 反射型の光学系及びそれを用いた撮像装置
JP3291974B2 (ja) ズーム光学系及びそれを備える撮像装置
JP3792799B2 (ja) 光学素子を有する光学系及びそれを用いた撮像装置
JPH1164734A (ja) 撮影光学系及びそれを用いた撮像装置
JP3625339B2 (ja) ズーム光学系及びそれを用いた撮像装置
JP4065461B2 (ja) ズーム光学系及びそれを用いた撮像装置
JPH08234137A (ja) 画像観察光学系及び撮像光学系
JPH10221604A (ja) 光学系及びそれを用いた撮像装置
JP3929153B2 (ja) 結像光学系
JPH09211331A (ja) 反射光学系
JPH11249018A (ja) 光学素子及びそれを用いた光学系
JPH09211330A (ja) 反射光学系
JP3291975B2 (ja) ズーム光学系及びそれを用いた撮像装置
JP2000056362A (ja) ファインダー光学系
JP2001066504A (ja) 光学素子及びそれを用いた撮像装置
US6758570B2 (en) Reflective optical element, reflective optical system, image display system, and finder optical system
JPH11202205A (ja) 光学素子及びそれを用いた光学系
JPH08248481A (ja) ファインダー光学系
JP2000098476A (ja) 光学系
JP3332890B2 (ja) 光学素子及びそれを備える撮像装置
JP2003005074A (ja) 反射光学素子、反射型光学系および光学機器
JP2001174705A (ja) 変倍反射光学系
JP3292174B2 (ja) 光学系及びそれを用いた撮像装置
JP3292173B2 (ja) 光学素子及びそれを備える撮像装置