JP2000056038A - 気象センサの異常監視装置 - Google Patents

気象センサの異常監視装置

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JP2000056038A
JP2000056038A JP10226918A JP22691898A JP2000056038A JP 2000056038 A JP2000056038 A JP 2000056038A JP 10226918 A JP10226918 A JP 10226918A JP 22691898 A JP22691898 A JP 22691898A JP 2000056038 A JP2000056038 A JP 2000056038A
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sensor
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temperature
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JP10226918A
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Makoto Nishi
誠 西
Yasuhiro Yamamoto
康弘 山本
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 季節、年、月、日、時間等によって気象状態
が概ねある範囲内にあるという事実に鑑みて、それらの
計時単位の気象データを予め記憶しているテーブルを用
いることにより、気象センサの異常監視をよりきめ細か
く行うことができるようにする。 【解決手段】 月および時間別の温度データを記憶する
気象データテーブル31と、現在の時刻を計数するカレ
ンダー時計30と、現在の時刻に対応する温度データT
℃に所定値αを±し、その範囲内に温度センサのデータ
が含まれるかどうかを判定する比較器32とを備え、温
度データが該範囲内に含まれない時に温度センサが異常
であるとする異常データを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統の監視に
気象情報を利用する装置において、該気象情報を検出す
る気象センサの異常監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、送電線の過負荷保護リレーにお
いては、送電線の負荷電流と、送電線が配置される地域
の気象情報とから送電線の温度を推定し、推定温度があ
る一定の値以上になった時に送電線の遮断データを生成
するようにしている。このような装置においては、気象
情報を検出する気象センサの異常状態の監視が極めて重
要である。そこで、従来は、気象センサ、例えば温度セ
ンサの出力を電気信号にトランスデュースして、その出
力が一定の上限値および下限値の範囲内にあるかどうか
を常時検出することでセンサ異常有無を判定するように
している。図1は、温度センサの異常監視方法の一例を
示す図であるが、同図に示すように、温度センサ出力が
−10℃〜50℃の範囲内にある時には該温度センサは
正常であるとみなし、50℃を越える場合または−10
℃を下回る場合には該温度センサはその時の気象状況に
関わらず異常であると判定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような監視方法では、監視範囲が非常に広いために(図
1に示す監視方法では、−10℃〜50℃に至る範
囲)、真の値から少しだけシフトして出力するようなセ
ンサ異常状態を検出することが非常に困難であった。本
発明の目的は、季節、年、月、日、時間等によって気象
状態が概ねある範囲内にあるという事実に鑑みて、それ
らの計時単位の気象データを予め記憶しているテーブル
を用いることにより、気象センサの異常監視をよりきめ
細かく行うことのできる気象センサの異常監視装置を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、季
節、年、月、日、時間等の経時単位の気象データを記憶
する気象データテーブルと、現時点の日または時刻を出
力するカレンダー時計と、気象センサと、カレンダ時計
で得られる現時点に対応する気象データを気象データテ
ーブルから読み出し、気象センサ出力と比較することに
より、気象センサの異常有無を判定する比較器と、を備
えてなることを特徴とする。
【0005】気象データテーブルは、過去の気象データ
に基づいて平均値などの気象データを記憶する。例え
ば、月別の最高気温を表すテーブルと、1日の時間を1
時間単位に区切って各時間帯での上記最高気温からの気
温差を記憶するテーブルを用意し、カレンダー時計で得
られる現時点に対応する気象データを前記テーブルから
求める。求めた現時点に対応する気象データと気象セン
サ出力とを比較することによって、気象センサの異常有
無を判定する。このような監視により、気象センサのき
め細かな異常監視を行うことができる。
【0006】請求項2の発明は、気象センサ異常監視手
段は、気象データテーブルから読み出した気象データ±
所定の値αの範囲内に気象センサ出力が含まれているか
否かを演算し、含まれていない場合に気象センサを異常
であると判定することを特徴とする。
【0007】実際には、気象の状況はある変動幅を持つ
ために、その変動幅を所定の値αとしておくことによ
り、テーブルから読み出した気象データにαを±した範
囲と気象センサ出力とを比較し、気象センサ出力がその
範囲内に含まれていれば気象センサを正常とし、含まれ
ていなければ異常と判定する。
【0008】
【発明の実施の形態】図2は、この発明の実施形態であ
る異常監視装置を備えた送電線過負荷リレーシステムの
構成図を示している。
【0009】センサ1は、変電所等の適当な箇所に設置
され、日射センサ10、風速センサ11および温度セン
サ12を備えている。これらのセンサ出力はトランスデ
ューサ2において電気信号に変換され、異常監視装置3
および過負荷保護リレー4に入力される。また、送電線
の電流値はCT5によって検出され、過負荷保護リレー
4に入力される。
【0010】過負荷保護リレー4は、CT5によって検
出した送電線の電流値とトランスデューサ2の出力であ
る各センサの検出信号とに基づいて、送電線の温度を推
定し、この値が一定以上の時に図外の遮断装置を作動し
て送電線を保護する。また、異常監視装置3は、トラン
スデューサ2の出力に基づいて、日照センサ10、風速
センサ11および温度センサ12の異常の有無を常時監
視する。
【0011】図3は、異常監視装置3の温度センサ異常
監視部の構成を示している。温度センサ異常監視部は、
現在の年、月、日、時間を出力するカレンダー時計30
と、後述の気象データテーブル31と、気象データテー
ブル31の出力データとトランスデューサ2から出力さ
れる温度データ(温度センサ12の出力)とを比較する
比較器32とで構成される。
【0012】気象データテーブル31は、図4(A)、
(B)に示すデータを記憶する。図4(A)は月別最高
気温テーブルを示し、図4(B)は1日を1時間単位に
区切った場合の、時間別最高気温に対する気温差テーブ
ルを示す。気象データテーブル31は、カレンダー時計
30から得られる現在の時刻に対応する記憶データを所
定の範囲を持つデータとして出力する。すなわち、現在
の時刻に対応する気温データがT℃とすれば、気象デー
タテーブル31の出力は、T℃±αとなる。αは、過去
のデータに基づいて、経験的に決められる値である。す
なわち、1年間を通して、任意の日の各時間帯毎の気温
がほぼ100%の確率でこのT℃±αの範囲に入るよ
う、所定値αが決定される。したがって、例えば、現在
の時刻が6月10日の10時32分であれば、気象デー
タテーブル31の出力は、41.9−1.6=40.3
℃±αとなる。
【0013】比較器32は、このT℃±αの範囲内に温
度データが含まれるかどうかの判定を行い、含まれてい
なければ異常データを図外の報知装置に対して出力す
る。
【0014】このように、この実施形態では、月および
時間単位で監視レベルが変化することになるために、温
度センサの異常有無の監視がきめ細かなものとなる。こ
のた、真の値から少しシフトしたような異常データを出
力するような故障モードでも、確実に検出することがで
きる。
【0015】上記の実施形態は、温度センサの異常監視
について説明したものであるが、日射センサ10、風速
センサ11についても同様な異常監視を行うことができ
る。図5は、日射センサ異常監視部の気象データテーブ
ルの内容を示している。比較器では、現在の時刻に対応
するこのテーブルの出力±αと日射センサデータとを比
較し、異常かどうかの判定を行う。風速センサ11につ
いても適切な気象データテーブルを作成しておけば、同
じような異常監視を行うことができる。但し、風速セン
サ11については、強風や台風等の状況に対応すること
ができないために、そのような状況の時にはセンサ出力
をオフしておくことが必要になるかもしれない。
【0016】また、日射量についても気象の状況によっ
てある程度変動する量が多いため、αを大きくしておく
か気象条件によっては異常監視装置をオフしておくこと
が必要になることがある。また、気象データテーブルと
しては、月、時間毎のテーブルに加えて、年、日毎のテ
ーブルを用いたり、季節毎のテーブルを用いたりするこ
ともできる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、計時単位毎の気象デー
タを記憶する気象データテーブルを用いて、気象センサ
の出力を計時単位毎に監視するようにしたために、より
きめ細かで高度なセンサ異常有無の監視を行うことがで
きる。
【0018】また、気象データテーブルの出力に過去の
蓄積データに基づいて経験的に得られる所定の値αを±
した範囲と気象センサ出力とを対比するようにしている
から、気象条件が日々変動したとしても、その変動分は
すべて所定の値αに含まれるため、気象センサの異常判
定の正確性を保証することができる。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の気象センサ異常監視装置の作用について
説明する図である。
【図2】本発明の実施形態である気象センサの異常監視
装置を用いた過負荷保護リレーステムの概略構成図を示
す図である。
【図3】温度センサ異常監視部の構成を示す図である。
【図4】(A)、(B)気象データテーブル31の記憶
データをそれぞれ示す図である。
【図5】気象データテーブルの他の例を示す図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 季節、年、月、日、時間等の経時単位の
    気象データを記憶する気象データテーブルと、現時点の
    日または時刻を出力するカレンダー時計と、気象センサ
    と、カレンダ時計で得られる現時点に対応する気象デー
    タを気象データテーブルから読み出し、気象センサ出力
    と比較することにより、気象センサの異常有無を判定す
    る比較器と、を備えてなる、気象センサの異常監視装
    置。
  2. 【請求項2】 気象センサ異常監視手段は、気象データ
    テーブルから読み出した気象データ±所定の値αの範囲
    内に気象センサ出力が含まれているか否かを演算し、含
    まれていない場合に気象センサを異常であると判定する
    請求項1記載の気象センサの異常監視装置。
  3. 【請求項3】 気象データテーブルは、月、および時間
    単位の温度データテーブルである、請求項1または2記
    載の気象センサの異常監視装置。
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