JP2008116359A - 風向/風速監視装置、風向/風速監視方法、風向/風速監視プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、風向/風速監視システム、および風向/風速計監視装置 - Google Patents

風向/風速監視装置、風向/風速監視方法、風向/風速監視プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、風向/風速監視システム、および風向/風速計監視装置 Download PDF

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Abstract

【課題】風向/風速の測定値の異常検出の信頼性の向上を図ること。
【解決手段】風向/風速計監視装置130は、風向/風速計121と同一または近傍の位置に設置された吹流し131を監視することで、間接的に風向/風速計121の挙動を監視する。風向/風速計監視装置130は、ポール132に支持された吹流し131と、吹流し131を撮像するカメラ133と、カメラ133により撮像された撮像画像を風向/風速監視装置102に送信する第2の送信機134とを備えている。吹流し131は、風向/風速計121と同一または近傍の位置に設置される。カメラ133は吹流し131を撮像することで、吹流し131のおおよその風向と風速を風向/風速監視装置102で得ることができる。第2の送信機134は、符号化された撮像画像(電気信号)を光信号に変換し、第2の伝送路112を伝って、光信号を風向/風速監視装置102に送信する。
【選択図】図1

Description

この発明は、交通機関の交通網における風向/風速を監視する風向/風速監視装置、風向/風速監視方法、風向/風速監視プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、風向/風速監視システム、および風向/風速計監視装置に関する。
従来から、風向/風速監視システムは、遠隔測定点の風向/風速計からの測定データ(風向値、風速値)を監視センタで受信し、警報値以上の風速値を受信することにより運行停止等の交通規制のトリガとしている。たとえば、鉄道網においては、主要駅を監視センタとし、線路上の所定の位置に所定間隔で風向/風速計とその測定データを送信する送信装置とが設置されている。また、送信装置から監視センタまでの伝送路には、メタリックケーブルが用いられ、線路脇のピットに敷設されている。
このような風向/風速監視システムにおいては、プロペラ飛行機の形状をモデルにした風向/風速計が用いられるのが一般的である。すなわち、回転可能なプロペラ部により風速を検出するとともに、ポールを風向軸として風向/風速計を回動自在に取り付けることにより、風向を検出可能としている。
このような可動式の風向/風速計は、可動部分に付着した水滴の氷結や内部への粉塵や水滴の侵入により、測定データの異常や風向/風速計の故障が発生する原因となる。したがって、可動式の風向/風速計を用いた従来の風向/風速監視システムでは、当該風向/風速計の異常検出を風向/風速計からの測定データを用いて迅速におこなうシステムが提案されている(たとえば、下記特許文献1を参照。)。
この風向/風速監視システムでは、所定時間無風状態が継続したことを検出し、かつ、所定時間内に所定回数風向が変化したことを検出した場合、風向/風速計の異常警報を出力する構成となっている。
また、風向/風速計の信頼性を高めるために、従来の風向/風速計のような可動部分がない特殊な風向/風速計も提案されている。さらに、この特殊な風向/風速計の近傍に配置された全方位カメラにより撮影された風景画像を、当該風向/風速計からの測定データとともに提供するシステムも提案されている(たとえば、下記特許文献2を参照。)。この風向/風速監視システムでは、風向/風速計の設置位置周辺の風景画像を監視センタからユーザに提供することができる。
特開平11−72502号公報 特開2000−258555号公報
しかしながら、上述した従来の風向/風速計では、風向/風速計から伝送路までのノイズの影響により異常が発生した場合、誤った風向値および風速値を提供することとなり、測定データの信頼性が低いという問題があった。
また、伝送路は約数十キロも敷設されているため既設の伝送路を用いるのが設備コスト上有用であるが、既設の伝送路には、メタリックケーブルが用いられているため、測定データにノイズが発生しやすい。たとえば、伝送路が鉄道網に敷設された場合、新幹線や電車などの鉄道車両が線路を走行しているときに測定データが伝送されていると、ノイズが加わる場合がある。このため、すでに敷設されているメタリックケーブルに替えてノイズの影響が少ない伝送線(たとえば、光ケーブル)をあらたに敷設するとなると、設備コストが増大するという問題があった。
また、ノイズの影響が少ない光ケーブルが既に敷設された箇所では、測定データの異常発生頻度がメタリックケーブルよりも低下するといえども、一度測定データにノイズが発生してしまえば、メタリックケーブルの場合と同様、誤った風向値および風速値を提供することとなり、測定データの信頼性が低下するという問題があった。
また、上述した特許文献1の風向/風速監視システムでは、風向/風速計近傍の風景画像を撮像しており、風向/風速計自体は撮影していないため、風向/風速計の状態を視覚的に監視することができない。また、風向/風速計を撮像したとしても、この風向/風速計は可動部分がないため、監視カメラからの映像を見ただけでは、風向/風速計が正常に機能しているかがわからず、監視者による監視が無駄になるという問題が生じることとなる。
また、可動式の風向/風速計の実際の挙動を確認するために監視カメラを設置してモニタリングすることも考えられるが、この場合、監視センタにおいて監視者が常時監視カメラからの映像を見る必要があり、監視者の負担が増大するという問題が生じることとなる。
また、監視カメラからの映像を見ただけでは、風向/風速計が正常なのか故障しているのかといった区別がつかず、監視者による監視が無駄になるという問題が生じることとなる。たとえば、プロペラ部が回転していない映像である場合、無風なのか故障により回転不能となっているかが監視カメラからの映像では判断できないこととなる。
このように、風向/風速監視システムにおいて伝送路は必須要素であるが、伝送路を用いることにより測定データの信頼性が低下する。したがって、強風状態であるにもかかわらず測定データにより無風であると判断してしまうと、安全運行に支障をきたすという問題があった。
また、伝送路に関して設備コストが増大すると交通網への普及率が低下し、安全性を網羅することができないという問題が生じることとなる。さらに、風向/風速計を監視カメラで監視しても監視者の負担が増大し、また監視自体が無駄になるという問題が生じることとなる。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、風向/風速の測定値の異常を自動的に検出することにより、交通機関における運行の安全性の向上を図ることができる風向/風速監視装置、風向/風速監視方法、風向/風速監視プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、風向/風速監視システム、および風向/風速計監視装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、第1の発明にかかる風向/風速監視装置、風向/風速監視方法、風向/風速監視プログラム、該プログラムを記録した記録媒体は、観測地点に設置された風向/風速計によって測定された風向/風速に関する測定値と、前記観測地点と同一または近傍の地点に設置された吹流しの挙動に関する一連の撮影画像とを受信し、受信された一連の撮影画像の中から、受信された前記風速に関する測定値が測定されたときの撮影画像を抽出し、抽出された撮影画像を解析し、解析結果に基づいて、前記風向/風速に関する測定値の妥当性を判定し、判定結果に応じた警報情報を出力することを特徴とする。
この発明によれば、測定値の異常を自動検出することができる。また、測定値が正常であればそれに応じた警報をおこなうことができる。
また、上記発明において、受信された風速に関する測定値に基づいて、前記観測地点における風の強さを判断し、判断された風の強さに基づいて、前記風向/風速に関する測定値の妥当性を判定することとしてもよい。
この発明によれば、風向/風速に関する測定値の妥当性判定を、風の強さに応じて実行することができる。
また、上記発明において、強風状態であると判断された場合、抽出された撮影画像から、前記風速に関する測定値が測定されたときの前記吹流しの浮き上がり角度を解析し、前記吹流しの浮き上がり角度に基づいて、前記風速に関する測定値の妥当性を判定することとしてもよい。
この発明によれば、風速に関する測定値の異常を自動検出することができる。
また、上記発明において、強風状態であると判断された場合、抽出された撮影画像から、前記風速に関する測定値が測定されたときの前記吹流しが流れている方角を解析し、前記吹流しが流れている方角に基づいて、前記風向に関する測定値の妥当性を判定することとしてもよい。
この発明によれば、風向に関する測定値の異常を自動検出することができる。
また、上記発明において、強風状態であると判断された場合、抽出された撮影画像から、前記風速に関する測定値が測定されたときの前記吹流しの浮き上がり角度と前記吹流しが流れている方角とを解析し、前記吹流しの浮き上がり角度に基づいて、前記風速に関する測定値の妥当性を判定するとともに、前記吹流しが流れている方角に基づいて、前記風向に関する測定値の妥当性を判定することとしてもよい。
この発明によれば、風向/風速に関する測定値の異常を検出することができる。
また、上記発明において、前記吹流しの浮き上がり角度が強風状態を示すしきい値以上である場合、前記風速に関する測定値が妥当であると判定することとしてもよい。また、前記吹流しの浮き上がり角度が強風状態を示すしきい値未満である場合、前記風速に関する測定値が妥当でないと判定することとしてもよい。
この発明によれば、撮影画像から強風を示す風速という数値データを抽出することができ、風速に関する測定値の妥当性判定をおこなうことができる。
また、上記発明において、前記吹流しが流れている方角と前記風向に関する測定値との差分が所定範囲内である場合、前記風向に関する測定値が妥当であると判定することとしてもよい。また、上記発明において、前記吹流しが流れている方角と前記風向に関する測定値との差分が所定範囲内でない場合、前記風向に関する測定値が妥当でないと判定することとしてもよい。
この発明によれば、撮影画像から強風を示す風向という数値データを抽出することができ、風向に関する測定値の妥当性判定をおこなうことができる。
また、上記発明において、妥当性ありと判定された場合、強風に関する警報情報を出力することとしてもよい。
この発明によれば、信頼性の高い強風警報を報知することができる。
また、上記発明において、妥当性なしと判定された場合、前記風速に関する測定値の異常に関する警報情報を出力することとしてもよい。
この発明によれば、測定データの異常を自動検出することができるとともに、誤った強風警報を防止することができる。
また、上記発明において、無風状態であると判断された場合、抽出された撮影画像から、前記風速に関する測定値が測定されたときの前記吹流しの浮き上がり角度を解析し、前記吹流しの浮き上がり角度に基づいて、前記風速に関する測定値の妥当性を判定することとしてもよい。
この発明によれば、風速に関する測定値の異常を自動検出することができる。
また、上記発明において、無風状態であると判断された場合、抽出された撮影画像から、前記風速に関する測定値が測定されたときの前記吹流しが流れている方角を解析し、前記吹流しが流れている方角に基づいて、前記風向に関する測定値の妥当性を判定することとしてもよい。
この発明によれば、風向に関する測定値の異常を自動検出することができる。
また、上記発明において、無風状態であると判断された場合、抽出された撮影画像から、前記風速に関する測定値が測定されたときの前記吹流しの浮き上がり角度と前記吹流しが流れている方角とを解析し、前記吹流しの浮き上がり角度に基づいて、前記風速に関する測定値の妥当性を判定するとともに、前記吹流しが流れている方角に基づいて、前記風向に関する測定値の妥当性を判定することとしてもよい。
この発明によれば、風向/風速に関する測定値の異常を自動検出することができる。
また、上記発明において、前記吹流しの浮き上がり角度が無風状態を示すしきい値以下である場合、前記風速に関する測定値が妥当であると判定することとしてもよい。また、前記吹流しの浮き上がり角度が無風状態を示すしきい値より大きい場合、前記風速に関する測定値が妥当でないと判定することとしてもよい。
この発明によれば、撮影画像から無風を示す風速という数値データを抽出することができ、風速に関する測定値の妥当性判定をおこなうことができる。
また、上記発明において、前記吹流しが流れている方角が一定である場合、前記風向に関する測定値が妥当であると判定することとしてもよい。また、前記吹流しが流れている方角が一定でない場合、前記風向に関する測定値が妥当でないと判定することとしてもよい。
この発明によれば、撮影画像から無風を示す風向という数値データを抽出することができ、風向に関する測定値の妥当性判定をおこなうことができる。
また、上記発明において、前記観測地点が無風であると判断されたときから所定の監視時間が経過するまでの間に、妥当性ありと判定された場合、前記所定の監視時間が経過するまでの間に、妥当性を再判定することとしてもよい。
この発明によれば、正常状態において監視を継続することができる。
また、上記発明において、妥当性なしと判定された場合、前記測定値の異常に関する警報情報を出力することとしてもよい。
この発明によれば、測定値の異常を自動検出することができる。
また、第2の発明にかかる風向/風速監視システムは、観測地点に設置された風向/風速計と、前記観測地点における風向/風速を監視する監視装置と、を備える風向/風速監視システムにおいて、前記観測地点と同一または近傍の地点に設置された吹流しと、前記吹流しを撮影する撮影手段と、を備え、前記監視装置は、前記風向/風速計から伝送されてくる風向/風速に関する測定値と、前記撮影手段から伝送されてくる前記吹流しの挙動に関する一連の撮影画像の解析結果と、に基づいて、前記測定値の妥当性を判定することを特徴とする。
この発明によれば、測定値の異常を自動検出することができる。また、測定値が正常であればそれに応じた警報をおこなうことができる。
また、第3の発明にかかる風向/風速計監視装置は、風向/風速を測定する風向/風速計が設置されている観測地点と同一または近傍の地点に設置された吹流しと、前記吹流しを撮影するカメラと、前記風向/風速計から伝送されてくる風向/風速に関する測定値を受信することにより前記観測地点における風向/風速を監視する監視装置に対し、前記カメラによって撮影された前記吹流しの挙動に関する一連の撮影画像を送信する送信機と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、風向/風速計の計測状態を風向/風速監視装置に提供することができる。
本発明にかかる風向/風速監視装置、風向/風速監視方法、風向/風速監視プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、風向/風速監視システム、および風向/風速計監視装置によれば、風向/風速の測定値の異常検出の信頼性の向上を図ることにより、交通機関における運行の安全性の向上を図ることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる風向/風速監視装置、風向/風速監視方法、風向/風速監視プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、風向/風速監視システム、および風向/風速計監視装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(風向/風速監視システムの概略構成)
まず、この発明の実施の形態にかかる風向/風速監視システムの概略構成について説明する。図1は、この発明の実施の形態にかかる風向/風速監視システムの概略構成を示す説明図である。ここでは、交通網として鉄道網を例にあげて説明する。
図1において、風向/風速監視システム100は、観測地点ごとに設置された複数の計測装置101とサーバとして機能する風向/風速監視装置102とが、伝送路110(第1の伝送路111および第2の伝送路112)により接続されて構成されている。
計測装置101は、交通網、たとえば、鉄道網においては、線路150上の観測地点に所定間隔で風向/風速計121とその測定データを送信する第1の送信機122とが設置されている。風向/風速計121はその設置位置となる観測地点の風向/風速に関する信号を出力する。以降、「風向/風速」と表記した場合は、風向および風速のうち少なくとも風速が含まれる。風向/風速計121は、背景技術の項で説明した可動式のものであってもよく、非可動式のものであってもよい。なお、以降、可動式の風向/風速計121として説明する。
また、第1の送信機122は、風向/風速計121から得られた風向/風速に関する測定信号の信号処理をおこない、測定データとして第1の伝送路111を経由して風向/風速監視装置102に送信する。なお、風向/風速計121と第1の送信機122との間は、第3の伝送路123により接続されている。風向/風速計121から出力される風向/風速に関する信号は、第3の伝送路123を経由して第1の送信機122に送られる。
風向/風速計監視装置130は、風向/風速計121の挙動を撮像し、その撮像画像を第2の伝送路112を経由して風向/風速計監視装置130に送信する。風向/風速監視装置102の詳細については図2において後述する。
伝送路110(第1の伝送路111および第2の伝送路112)は、計測装置101と風向/風速監視装置102とを接続するケーブルであり、線路150に沿って、具体的には、線路150脇のピットに敷設されている。また、伝送路110は、メタリックケーブルや光ケーブルが用いられる。伝送路110での送信中に新幹線などの鉄道車両が走行すると、送信中の測定データや撮像画像にノイズが重畳されることがある。
本発明では、伝送路110における送信中に生じるノイズの影響に主眼をおいているため、メタリックケーブルよりもノイズの影響が少ない光ケーブルを用いることが好ましいが、鉄道網ではすでにメタリックケーブルが敷設されている路線もあるため、メタリックケーブルをそのまま第1の伝送路111として用いるのが、設置コスト面から好ましい。
風向/風速計121と第1の送信機122との間を接続している第3の伝送路123についても同様である。一方、第2の伝送路112はあらたに敷設される伝送路110であるため、メタリックケーブルでもよく、または光ケーブルでもよい。なお、以降、第1の伝送路111および第3の伝送路123をメタリックケーブル、第2の伝送路112を光ケーブルとして説明する。
また、風向/風速監視装置102は、風向/風速計121および第1の送信機122から得られる風向/風速に関する測定データを第1の伝送路111を介して受信する。そして、その測定データで示される風速値および風向(方角)を報知する。また、強風状態(たとえば、風速20km以上)である場合には、強風警報を報知する。また、風向/風速監視装置102は、風向/風速計監視装置130から得られる一連の撮像画像を記憶しておき、必要に応じて記憶された撮像画像を取り出して解析することにより、測定データの異常を検出する。そして、誤りが判明した場合には、異常警報を報知する。
(計測装置101の具体的構成)
つぎに、図1に示した計測装置101の具体的構成について説明する。図2は、図1に示した計測装置101の具体的構成を示す説明図である。図2において、まず、風向/風速計121は、計測本体121aと風向軸121bとから構成されている。計測本体121aは、風向軸121bに対し回動自在に取り付けられており、風が吹く方向を指し示す。計測本体121aは、プロペラ飛行機の形状をモデルとしており、その機首が指し示す方向が風向となる。このときの機首が指し示す方角が風向の測定信号となる。また、機首の先端にはプロペラが回転可能に軸支されており、風が吹くことにより回転する。この回転数が風速の測定信号となる。各測定信号は、第3の伝送路123を伝って第1の送信機122に受信される。
また、第1の送信機122は、A/Dコンバータ122aと送信部122bとから構成されている。A/Dコンバータ122aは、風向/風速計121から伝送されてくるアナログ信号の測定信号をディジタル信号の測定データに変換する。送信部122bは、測定データを第1の伝送路111を伝って風向/風速監視装置102に送信する。この測定データは風向/風速の測定値をあらわす。
また、風向/風速計監視装置130は、風向/風速計121の挙動を監視する。具体的には、風向/風速計121と同一または近傍の位置に設置された吹流し131を監視することで、間接的に風向/風速計121の挙動を監視する。この風向/風速計監視装置130は、ポール132に支持された吹流し131と、吹流し131を撮像するカメラ133と、カメラ133により撮像された撮像画像を風向/風速監視装置102に送信する第2の送信機134とを備えている。
吹流し131は、布を筒状にしたものをロープでポール132に結び付け、風になびくようにした風の向きおよび強さを視覚的に報知するための道具である。吹流し131は、風向/風速計121と同一または近傍の位置に設置される。ここで、近傍の位置とは、具体的には、風向/風速計121と同一の風向/風速を計測することができるとされる位置である。たとえば、風向/風速計121から半径5[m]や10[m]などでよい。また、風向/風速計121と同一位置にする場合には、風向/風速計121の風向軸121bに取り付けることとなる。
また、カメラ133は吹流し131を撮像する。ここでは、吹流し131に向けられている2台のカメラ133(第1のカメラ133a、第2のカメラ133b)を地面と水平でかつ互いに直交する位置に設置し、その設置位置から吹流し131の撮像画像を得ることで、吹流し131のおおよその風向と風速(風の強さ)を風向/風速監視装置102で得ることができる。
また、第2の送信機134は、エンコーダ134aとE/Oコンバータ134bとを備える。エンコーダ134aはカメラ133からの撮像画像を符号化する。E/Oコンバータ134bは、符号化された撮像画像(電気信号)を光信号に変換し、第2の伝送路112(光ケーブル)を伝って、光信号を風向/風速監視装置102に送信する。
つぎに、カメラ133による風向/風速の撮像について説明する。図3は、カメラ133による風向の撮像を示す説明図である。図3において、第1のカメラ133aは南から北に向けられており、第2のカメラ133bは西から東に向けられているものとする。また、方角については、北を0°(一周すると360°)、東を90°(一周すると450°)、南を180°、西を270°とあらわすこととする。
第1のカメラ133aにより吹流し131がポール132より右側に撮像されている場合には、風は少なくとも北〜南方向に吹いており、風向は0°〜180°の間であると推定される。一方、吹流し131がポール132より左側に撮像されている場合には、風は少なくとも南〜北方向に吹いており、風向は180°〜360°の間であると推定される。
また、第2のカメラ133bにより吹流し131がポール132より右側に撮像されている場合には、風は少なくとも東〜西方向に吹いており、風向は90°〜270°の間であると推定される。一方、吹流し131がポール132より左側に撮像されている場合には、風は少なくとも西〜東方向に吹いており、風向は270°〜450°の間であると推定される。
したがって、2台のカメラ133により吹流し131が流れている方角が、北から東の間、東から南の間、南から西の間、西から北の間に特定される。また、より詳細な方角を得たい場合には、吹流し131の縞模様の画像の位置や、吹流し131の自由端側の画像の位置により、画像解析をすることで特定することができる。このような解析処理は、後述する解析部により実行する。
図4は、カメラ133による風速の撮像を示す説明図である。風速はいずれか一方のカメラ133により特定することができる。ここでは、第1のカメラ133aを用いて説明する。第1のカメラ133aでは、吹き上がりの浮き上がっている姿勢を撮像しているため、ポール132と吹き上がりの角度(浮き上がり角度)θを解析する。この浮き上がり角度θが強風状態を示すしきい値(たとえば、80°)以上であれば、強風と判断することができる。また、この浮き上がり角度θが無風状態を示すしきい値(たとえば、0°や5°)以下である場合、無風であると判断することができる。この解析処理も後述する解析部により実行する。
なお、風速10m以上の強風が吹いている場合、その勢いで吹流し131が上下に揺動するため、吹流し131の浮き上がり角度が上昇したり、強風状態を示すしきい値よりも低くなったりする場合がある。このような場合、たまたま解析した撮像画像がしきい値未満となると、風速を誤検出することとなるため、一定時間連続して得られた一連の撮像画像を解析し、その平均をとるなどして解析結果の信頼性を高めることができる。
(風向/風速監視装置102のハードウェア構成)
まず、この発明の実施の形態にかかる風向/風速監視装置102のハードウェア構成について説明する。図5は、この発明の実施の形態にかかる風向/風速監視装置102のハードウェア構成を示すブロック図である。
図5において、風向/風速監視装置102は、CPU501と、ROM502と、RAM503と、HDD(ハードディスクドライブ)504と、HD(ハードディスク)505と、FDD(フレキシブルディスクドライブ)506と、着脱可能な記録媒体の一例としてのFD(フレキシブルディスク)507と、ディスプレイ508と、I/F(インターフェース)509と、キーボード510と、マウス511と、スキャナ512と、プリンタ513と、を備えている。また、各構成部はバス500によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU501は、風向/風速監視装置102の全体の制御を司る。ROM502は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HDD504は、CPU501の制御にしたがってHD505に対するデータのリード/ライトを制御する。HD505は、HDD504の制御で書き込まれたデータを記憶する。
FDD506は、CPU501の制御にしたがってFD507に対するデータのリード/ライトを制御する。FD507は、FDD506の制御で書き込まれたデータを記憶したり、FD507に記憶されたデータを風向/風速監視装置102に読み取らせたりする。
また、着脱可能な記録媒体として、FD507のほか、CD−ROM(CD−R、CD−RW)、MO、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリーカードなどであってもよい。ディスプレイ508は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ508は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
I/F509は、受信機591とO/Eコンバータ592とデコーダ593とを備えている。受信機591は、各観測地点に設置された風向/風速計121からの測定データを受信する。O/Eコンバータ592は、風向/風速計監視装置130からの撮像画像(光信号)を電気信号に変換する。デコーダ593は、その変換された電気信号(符号化撮像画像)を復号化する。復号化された撮像画像は、RAM503やHD505などの記録媒体に記録される。
I/F509は、そのほか、通信回線を通じてインターネットなどのネットワークに接続され、このネットワークを介して他の装置に接続されることとしてもよい。この場合、I/F509は、ネットワークと内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F509には、たとえばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード510は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力をおこなう。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス511は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などをおこなう。ポインティングデバイスとして同様に機能を備えるものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
スキャナ512は、画像を光学的に読み取り、風向/風速監視装置102内に画像データを取り込む。なお、スキャナ512は、OCR機能を持たせてもよい。また、プリンタ513は、画像データや文書データを印刷する。プリンタ513には、たとえば、レーザプリンタやインクジェットプリンタを採用することができる。そのほか、出力装置としてスピーカを備えてもよい。
(風向/風速監視装置102の機能的構成)
つぎに、図1に示した風向/風速監視装置102の機能的構成について説明する。図6は、図1に示した風向/風速監視装置102の機能的構成を示すブロック図である。図6において、風向/風速監視装置102は、受信部601と、画像DB610と、判断部602と、抽出部603と、解析部604と、判定部605と、出力部606と、から構成されている。
まず、受信部601は、観測地点に設置された風向/風速計121によって測定された風向/風速に関する測定値と、観測地点と同一または近傍の地点に設置された吹流し131の挙動に関する一連の撮影画像とを受信する機能を有する。すなわち、風向/風速計121からの測定データ(具体的には、第1の送信機122からの測定データ)を受信する。この測定データは、風向/風速の測定値を示す。受信された測定データは判断部602に出力される。また、風向/風速計監視装置130からの撮像画像を受信する。受信された撮像画像は、画像DB610に記憶される。
また、判断部602は、受信部601によって受信された風速に関する測定値に基づいて、観測地点における風の強さを判断する機能を有する。具体的には、測定データによって示される風速値が、強風状態を示すしきい値以上であれば、強風状態であると判断する。また、測定データによって示される風速値が無風状態を示すしきい値以下であれば、無風状態であると判断する。恐怖状態でも無風状態でもない場合は判断(監視)を継続する。
また、抽出部603は、受信部601によって受信された一連の撮影画像の中から、受信部601によって受信された風速に関する測定値が測定されたときの撮影画像を抽出する機能を有する。具体的には、測定データを受信したときに画像取り出し開始トリガを与えることで、風速に関する測定値が測定されたときの撮像画像を抽出することができる。
また、解析部604は、抽出部603によって抽出された撮影画像を解析する機能を有する。解析処理の具体的内容については図3および図4を用いて説明したため、ここでは省略する。この解析処理により、風速に関する測定値が測定されたときの吹流し131の浮き上がり角度や吹流し131が流れている方角を解析結果として得ることができる。
また、判定部605は、解析部604によって解析された解析結果や、さらには判断部602によって判断された風の強さに基づいて、風向/風速に関する測定値の妥当性を判定する機能を有する。以下、判定処理について、強風状態と無風状態との場合に分けて説明する。
<強風状態>
判断部602により強風状態であると判断された場合、判定部605では、以下の1)〜3)のいずれかの判定処理を実行する。
1)解析部604によって解析された吹流し131の浮き上がり角度に基づいて、風速に関する測定値の妥当性を判定する判定処理。
2)解析部604によって解析された吹流し131が流れている方角に基づいて、風向に関する測定値の妥当性を判定する判定処理。
3)解析部604によって解析された吹流し131の浮き上がり角度に基づいて、風速に関する測定値の妥当性を判定するとともに、解析部604によって解析された吹流し131が流れている方角に基づいて、風向に関する測定値の妥当性を判定する判定処理。
また、上記1)〜3)についての妥当性判定の具体的処理は、以下の4)〜7)のとおりである。
4)上記1)または3)の判定処理が実行された場合において、吹流し131の浮き上がり角度が強風状態を示すしきい値以上である場合、風速に関する測定値が妥当であると判定する。
5)上記1)または3)の判定処理が実行された場合において、吹流し131の浮き上がり角度が強風状態を示すしきい値未満である場合、風速に関する測定値が妥当でないと判定する。
6)上記2)または3)の判定処理が実行された場合において、吹流し131が流れている方角と風向に関する測定値との差分が所定範囲(たとえば、平均して±45°)内である場合、風向に関する測定値が妥当であると判定する。
7)上記2)または3)の判定処理が実行された場合において、吹流し131が流れている方角と風向に関する測定値との差分が所定範囲(たとえば、平均して±45°)内でない場合、風向に関する測定値が妥当でないと判定する。
なお、上記3)の判定処理の場合、風速に関する測定値と風向に関する測定値のうち少なくともいずれか一方の測定値が妥当性なしと判定された場合、風向/風速計121の異常または第1の伝送路111での伝送中の異常であると判断してもよく、両測定値が妥当性なしと判定された場合に、風向/風速計121の異常または第1の伝送路111での伝送中の異常であると判断してもよい。
<無風状態>
判断部602により無風状態であると判断された場合、判定部605では、以下の8)〜10)のいずれかの判定処理を実行する。
8)解析部604によって解析された吹流し131の浮き上がり角度に基づいて、風速に関する測定値の妥当性を判定する判定処理。
9)解析部604によって解析された吹流し131が流れている方角に基づいて、風向に関する測定値の妥当性を判定する判定処理。
10)解析部604によって解析された吹流し131の浮き上がり角度に基づいて、風速に関する測定値の妥当性を判定するとともに、吹流し131が流れている方角に基づいて、風向に関する測定値の妥当性を判定する判定処理。
また、上記8)〜10)についての妥当性判定の具体的処理は、以下の11)〜14)のとおりである。
11)上記8)または10)の判定処理が実行された場合において、吹流し131の浮き上がり角度が無風状態を示すしきい値以下である場合、風速に関する測定値が妥当であると判定する。
12)上記8)または10)の判定処理が実行された場合において、吹流し131の浮き上がり角度が無風状態を示すしきい値より大きい場合、風速に関する測定値が妥当でないと判定する。
13)上記9)または10)の判定処理が実行された場合において、吹流し131が流れている方角が一定である場合、風向に関する測定値が妥当であると判定する。
14)上記9)または10)の判定処理が実行された場合において、吹流し131が流れている方角が一定でない場合、風向に関する測定値が妥当でないと判定する。
なお、上記10)の判定処理の場合、風速に関する測定値と風向に関する測定値のうち少なくともいずれか一方の測定値が妥当性なしと判定された場合、風向/風速計121の異常または第1の伝送路111での伝送中の異常であると判断してもよく、両測定値が妥当性なしと判定された場合に、風向/風速計121の異常または第1の伝送路111での伝送中の異常であると判断してもよい。
また、出力部606は、判定部605によって判定された判定結果に応じた警報情報を出力する機能を有する。警報情報は判定結果により異なる。たとえば、風向/風速計121の測定値が強風状態を示している場合において、妥当性ありと判定されると、風向/風速計121の測定値は正しいこととなるため、強風状態である旨の警報情報を出力する。反対に、妥当性なしと判定されると、風向/風速計121の測定値は誤りであるため、風向/風速計121の異常または第1の伝送路111での伝送中の異常であることを示す異常警報情報を出力する。
また、風向/風速計121の測定値が無風状態を示している場合において、妥当性ありと判定されると、風向/風速計121の測定値は正しいこととなるため、警報情報の出力をしない。反対に、妥当性なしと判定されると、風向/風速計121の測定値は誤りであるため、風向/風速計121の異常または第1の伝送路111での伝送中の異常であることを示す異常警報情報を出力する。また、出力部606による出力形式は、表示画面に表示する形式でもよく、音声出力であってもよい。
なお、上述した受信部601、判断部602、抽出部603、解析部604、判定部605、および出力部606は、具体的には、たとえば、図5に示したROM502、RAM503、HD505、FD507等に記録されたプログラムを、CPU501が実行することによって、またはI/F509によってその機能を実現する。また、画像DB610は、具体的には、たとえば、図5に示したROM502、RAM503、HD505などの記録媒体によってその機能を実現する。
(風向/風速監視処理手順)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる風向/風速監視装置102の風向/風速監視処理手順について説明する。図7および図8は、この発明の実施の形態にかかる風向/風速監視装置102の風向/風速監視処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートでは、測定データおよび撮像画像が順次取り込まれているものとする。
図7において、まず、T1≦Vであるか否かを判断する(ステップS701)。ここで、T1は強風を示すしきい値であり、Vはあるタイミングで受信された風速に関する測定値である。T1≦Vである場合(ステップS701:Yes)、測定データ(測定値)では強風状態であると判断されたこととなるため、画像切出し開始トリガを出力し(ステップS702)、所定時間分の撮像画像を画像DB610から抽出する(ステップS703)。
ここで、所定時間分の撮像画像とは、画像切出し開始トリガの出力時を基準とする一連の撮像画像である。たとえば、画像切出し開始トリガの出力時から所定時間分さかのぼった一連の撮像画像でもよく、画像切出し開始トリガの出力時から所定時間分の一連の撮像画像でもよい。これにより、測定データを測定した時点の吹流し131の撮像画像を得ることができる。
つぎに、解析部604により、抽出された撮像画像を解析して、吹流し131の浮き上がり角度や吹流し131が流れている方角を得る(ステップS704)。そして、判定部605により測定値が妥当であるか否かを判定する(ステップS705)。
妥当でないと判定された場合(ステップS705:No)、異常警報情報を出力する(ステップS706)。一方、妥当であると判定された場合(ステップS705:Yes)、強風警報情報を出力する(ステップS707)。
また、ステップS701において、T1未満である場合(ステップS701:No)、図8のステップS801に移行する。そして、T2≧Vであるか否かを判断する(ステップS801)。ここで、T2は無風状態を示すしきい値である。T2≧Vでない場合(ステップS801:No)、強風でも無風でもないため、図7のステップS701に戻る。
一方、T2≧Vである場合(ステップS801:Yes)、監視タイマの計時を開始する(ステップS802)とともに、画像切出し開始トリガを出力する(ステップS803)。そして、監視タイマの計時開始後において、T2≧Vか否かを判断する(ステップS804)。
T2≧Vである場合(ステップS804:Yes)、監視タイマ作動中において、順次取り込まれる風速に関する測定値Vが無風状態を示すしきい値T2以下である状態が継続していることとなる。このとき、この監視タイマ作動中に取り込まれている一連の撮像画像を画像DB610から抽出する。そして、解析部604により、抽出された一連の撮像画像を解析して、吹流し131の浮き上がり角度や吹流し131が流れている方角を撮像画像ごとに得る(ステップS805)。
そして、判定部605により、測定値が妥当であるか否かを判定する(ステップS806)。測定値が妥当でないと判定された場合(ステップS806:No)、異常警報情報を出力する(ステップS807)。これにより、一連の処理を終了する。一方、測定値が妥当であると判定された場合(ステップS806:Yes)、監視中であるか否か、すなわち監視タイマが作動中か否かを判断し(ステップS808)、監視中である場合(ステップS808:Yes)、ステップS805に移行して、あらたに取り込まれた撮像画像を解析する(ステップS805)。
一方、T2≧Vでない場合(ステップS804:No)、または監視中でない場合(ステップS808:No)、画像切出し停止トリガを出力する(ステップS809)。これにより抽出部603による撮像画像の抽出が停止される。このあと、図7のステップS701に移行する。
このように、上述した実施の形態によれば、風向/風速計121から伝送路110までのノイズの影響により異常が発生して誤った風向/風速の計測データ(測定値)が受信された場合であっても、吹流し131の撮像画像を解析することにより測定データの正誤を検出することができる。したがって、測定データにより強風状態であると判断された場合に、判定部605により測定データが妥当性ありと判定されると、風向/風速計121や伝送路110の伝送中に異常がなかったこととなり、信頼性の高い強風警報を報知することができる。
また、測定データにより強風状態であると判断された場合に、測定データが妥当性なしと判定されると、風向/風速計121や伝送路110の伝送中に異常があったこととなるため、異常警報情報を出力することができる。
同様に、測定データにより無風状態であると判断された場合に、判定部605により測定データが妥当性ありと判定されると、無風状態であることがわかるため、風向/風速計121や伝送路110の伝送中に異常がなかったこととなり、問題がない。一方、判定部605により測定データが妥当性なしと判定されると、実際は無風状態ではなく、風向/風速計121や伝送路110の伝送中に異常がなかったことがわかる。したがって、異常警報情報を出力することができる。
また、既設の伝送路110には、メタリックケーブルが用いられているため、測定データや撮像画像にノイズが重畳しやすいが、測定データにノイズが重畳して誤った測定値になったとしても、撮像画像を解析することで、妥当性の判定をおこなうことができる。一方、解析処理で得られる吹流し131の浮き上がり角度や吹流し131が流れている方角は、おおまかな値であるため、撮像画像にノイズが重畳されたとしてもほとんど影響はない。
したがって、既設のメタリックケーブルであっても正確に測定データの異常を検出することができる。また、このように第1の伝送路111に関しては、既設のメタリックケーブルをそのまま流用することができるため、設備コストの低減化を図ることができる。
また、吹流し131の撮像画像を監視者が目視することにより測定データの異常を判断するのではなく、撮像画像を解析することにより測定データの異常を自動検出することができるため、管理者の負担軽減を図ることができる。
以上のことから、上述した実施の形態では、ノイズの影響のある伝送路110は必須要素であるが、その伝送路110を用いても測定データの信頼性の向上を図ることができる。またこれにより、強風であるときには正確に強風であると警報することができるため、交通網における安全運行をおこなうことができる。また、伝送路110に関しては既存の第1の伝送路111に第2の伝送路112を追加するだけでよいため、設備コストの過度な増大がなく低コスト化を実現することができる。
また上述した風向/風速計監視装置130は、吹流し131の挙動を撮像することとしているが、カメラ133を風向軸121bに取り付けることで、風向/風速計121の計測本体121aを正面から撮像する構成としてもよい。この場合、プロペラの回転数によりプロペラの模様が変化する構成とすることにより、プロペラ模様の撮像画像を解析する。この解析結果から得られる風速値と風速に関する測定値とを比較することで、風速に関する測定値の妥当性を判定することができる。
以上説明したように、風向/風速監視装置102、風向/風速監視方法、風向/風速監視プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、および風向/風速計監視装置130によれば、風向/風速の測定値の異常を自動的に検出することにより、異常検出に信頼性の向上を図り、これにより交通機関における運行の安全性の向上を図ることができる。
なお、本実施の形態で説明した風向/風速監視方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
(付記1)観測地点に設置された風向/風速計によって測定された風向/風速に関する測定値と、前記観測地点と同一または近傍の地点に設置された吹流しの挙動に関する一連の撮影画像とを受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された一連の撮影画像の中から、前記受信手段によって受信された前記風速に関する測定値が測定されたときの撮影画像を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出された撮影画像を解析する解析手段と、
前記解析手段によって解析された解析結果に基づいて、前記風向/風速に関する測定値の妥当性を判定する判定手段と、
前記判定手段によって判定された判定結果に応じた警報情報を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする風向/風速監視装置。
(付記2)前記受信手段によって受信された風速に関する測定値に基づいて、前記観測地点における風の強さを判断する判断手段を備え、
前記判定手段は、
前記判断手段によって判断された風の強さに基づいて、前記風向/風速に関する測定値の妥当性を判定することを特徴とする付記1に記載の風向/風速監視装置。
(付記3)前記解析手段は、
前記判断手段によって強風状態であると判断された場合、前記抽出手段によって抽出された撮影画像から、前記風速に関する測定値が測定されたときの前記吹流しの浮き上がり角度を解析し、
前記判定手段は、
前記吹流しの浮き上がり角度に基づいて、前記風速に関する測定値の妥当性を判定することを特徴とする付記2に記載の風向/風速監視装置。
(付記4)前記解析手段は、
前記判断手段によって強風状態であると判断された場合、前記抽出手段によって抽出された撮影画像から、前記風速に関する測定値が測定されたときの前記吹流しが流れている方角を解析し、
前記判定手段は、
前記吹流しが流れている方角に基づいて、前記風向に関する測定値の妥当性を判定することを特徴とする付記2に記載の風向/風速監視装置。
(付記5)前記解析手段は、
前記判断手段によって強風状態であると判断された場合、前記抽出手段によって抽出された撮影画像から、前記風速に関する測定値が測定されたときの前記吹流しの浮き上がり角度と前記吹流しが流れている方角とを解析し、
前記判定手段は、
前記吹流しの浮き上がり角度に基づいて、前記風速に関する測定値の妥当性を判定するとともに、前記吹流しが流れている方角に基づいて、前記風向に関する測定値の妥当性を判定することを特徴とする付記2に記載の風向/風速監視装置。
(付記6)前記判定手段は、
前記吹流しの浮き上がり角度が強風状態を示すしきい値以上である場合、前記風速に関する測定値が妥当であると判定することを特徴とする付記3または5に記載の風向/風速監視装置。
(付記7)前記判定手段は、
前記吹流しの浮き上がり角度が強風状態を示すしきい値未満である場合、前記風速に関する測定値が妥当でないと判定することを特徴とする付記3または5に記載の風向/風速監視装置。
(付記8)前記判定手段は、
前記吹流しが流れている方角と前記風向に関する測定値との差分が所定範囲内である場合、前記風向に関する測定値が妥当であると判定することを特徴とする付記4または5に記載の風向/風速監視装置。
(付記9)前記判定手段は、
前記吹流しが流れている方角と前記風向に関する測定値との差分が所定範囲内でない場合、前記風向に関する測定値が妥当でないと判定することを特徴とする付記4または5に記載の風向/風速監視装置。
(付記10)前記出力手段は、
前記判定手段によって妥当性ありと判定された場合、強風に関する警報情報を出力することを特徴とする付記1〜6または8のいずれか一つに記載の風向/風速監視装置。
(付記11)前記出力手段は、
前記判定手段によって妥当性なしと判定された場合、前記風速に関する測定値の異常に関する警報情報を出力することを特徴とする付記1〜5、7または9のいずれか一つに記載の風向/風速監視装置。
(付記12)前記解析手段は、
前記判断手段によって無風状態であると判断された場合、前記抽出手段によって抽出された撮影画像から、前記風速に関する測定値が測定されたときの前記吹流しの浮き上がり角度を解析し、
前記判定手段は、
前記吹流しの浮き上がり角度に基づいて、前記風速に関する測定値の妥当性を判定することを特徴とする付記2に記載の風向/風速監視装置。
(付記13)前記解析手段は、
前記判断手段によって無風状態であると判断された場合、前記抽出手段によって抽出された撮影画像から、前記風速に関する測定値が測定されたときの前記吹流しが流れている方角を解析し、
前記判定手段は、
前記吹流しが流れている方角に基づいて、前記風向に関する測定値の妥当性を判定することを特徴とする付記2に記載の風向/風速監視装置。
(付記14)前記解析手段は、
前記判断手段によって無風状態であると判断された場合、前記抽出手段によって抽出された撮影画像から、前記風速に関する測定値が測定されたときの前記吹流しの浮き上がり角度と前記吹流しが流れている方角とを解析し、
前記判定手段は、
前記吹流しの浮き上がり角度に基づいて、前記風速に関する測定値の妥当性を判定するとともに、前記吹流しが流れている方角に基づいて、前記風向に関する測定値の妥当性を判定することを特徴とする付記2に記載の風向/風速監視装置。
(付記15)前記判定手段は、
前記吹流しの浮き上がり角度が無風状態を示すしきい値以下である場合、前記風速に関する測定値が妥当であると判定することを特徴とする付記12または14に記載の風向/風速監視装置。
(付記16)前記判定手段は、
前記吹流しの浮き上がり角度が無風状態を示すしきい値より大きい場合、前記風速に関する測定値が妥当でないと判定することを特徴とする付記12または14に記載の風向/風速監視装置。
(付記17)前記判定手段は、
前記吹流しが流れている方角が一定である場合、前記風向に関する測定値が妥当であると判定することを特徴とする付記13または14に記載の風向/風速監視装置。
(付記18)前記判定手段は、
前記吹流しが流れている方角が一定でない場合、前記風向に関する測定値が妥当でないと判定することを特徴とする付記13または14に記載の風向/風速監視装置。
(付記19)前記判定手段は、
前記判断手段によって前記観測地点が無風であると判断されたときから所定の監視時間が経過するまでの間に、妥当性ありと判定された場合、前記所定の監視時間が経過するまでの間に、妥当性を再判定することを特徴とする付記1、2、12〜15または17のいずれか一つに記載の風向/風速監視装置。
(付記20)前記出力手段は、
前記判定手段によって妥当性なしと判定された場合、前記測定値の異常に関する警報情報を出力することを特徴とする付記1、2、12〜14、16または18のいずれか一つに記載の風向/風速監視装置。
(付記21)観測地点に設置された風向/風速計によって測定された風向/風速に関する測定値と、前記観測地点と同一または近傍の地点に設置された吹流しの挙動に関する一連の撮影画像とを受信する受信工程と、
前記受信工程によって受信された一連の撮影画像の中から、前記受信工程によって受信された前記風速に関する測定値が測定されたときの撮影画像を抽出する抽出工程と、
前記抽出工程によって抽出された撮影画像を解析する解析工程と、
前記解析工程によって解析された解析結果に基づいて、前記風向/風速に関する測定値の妥当性を判定する判定工程と、
前記判定工程によって判定された判定結果に応じた警報情報を出力する出力工程と、
を含んだことを特徴とする風向/風速監視方法。
(付記22)観測地点に設置された風向/風速計によって測定された風向/風速に関する測定値と、前記観測地点と同一または近傍の地点に設置された吹流しの挙動に関する一連の撮影画像とを受信させる受信工程と、
前記受信工程によって受信された一連の撮影画像の中から、前記受信工程によって受信された前記風速に関する測定値が測定されたときの撮影画像を抽出させる抽出工程と、
前記抽出工程によって抽出された撮影画像を解析させる解析工程と、
前記解析工程によって解析された解析結果に基づいて、前記風向/風速に関する測定値の妥当性を判定させる判定工程と、
前記判定工程によって判定された判定結果に応じた警報情報を出力させる出力工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする風向/風速監視プログラム。
(付記23)付記22に記載の風向/風速監視プログラムを記録した前記コンピュータに読み取り可能な記録媒体。
(付記24)観測地点に設置された風向/風速計と、前記観測地点における風向/風速を監視する監視装置と、を備える風向/風速監視システムにおいて、
前記観測地点と同一または近傍の地点に設置された吹流しと、
前記吹流しを撮影する撮影手段と、を備え、
前記監視装置は、
前記風向/風速計から伝送されてくる風向/風速に関する測定値と、前記撮影手段から伝送されてくる前記吹流しの挙動に関する一連の撮影画像の解析結果と、に基づいて、前記測定値の異常を検出することを特徴とする風向/風速監視システム。
(付記25)風向/風速を測定する風向/風速計が設置されている観測地点と同一または近傍の地点に設置された吹流しと、
前記吹流しを撮影するカメラと、
前記風向/風速計から伝送されてくる風向/風速に関する測定値を受信することにより前記観測地点における風向/風速を監視する監視装置に対し、前記カメラによって撮影された前記吹流しの挙動に関する一連の撮影画像を送信する送信機と、
を備えることを特徴とする風向/風速計監視装置。
以上のように、本発明にかかる風向/風速監視装置、風向/風速監視方法、および風向/風速監視プログラムは、鉄道、道路、航空などの交通機関の交通網(鉄道網や高速道路、空港)に有用である。
この発明の実施の形態にかかる風向/風速監視システムの概略構成を示す説明図である。 図1に示した計測装置の具体的構成を示す説明図である。 カメラによる風向の撮像を示す説明図である。 カメラによる風速の撮像を示す説明図である。 この発明の実施の形態にかかる風向/風速監視装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図1に示した風向/風速監視装置の機能的構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態にかかる風向/風速監視装置の風向/風速監視処理手順を示すフローチャート(その1)である。 この発明の実施の形態にかかる風向/風速監視装置の風向/風速監視処理手順を示すフローチャート(その2)である。
符号の説明
100 風速監視システム
101 計測装置
102 風速監視装置
110 伝送路
111 第1の伝送路
112 第2の伝送路
121 風向/風速計
123 第3の伝送路
130 風速計監視装置
133 カメラ
150 線路
601 受信部
602 判断部
603 抽出部
604 解析部
605 判定部
606 出力部

Claims (8)

  1. 観測地点に設置された風向/風速計によって測定された風向/風速に関する測定値と、前記観測地点と同一または近傍の地点に設置された吹流しの挙動に関する一連の撮影画像とを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された一連の撮影画像の中から、前記受信手段によって受信された前記風速に関する測定値が測定されたときの撮影画像を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された撮影画像を解析する解析手段と、
    前記解析手段によって解析された解析結果に基づいて、前記風向/風速に関する測定値の妥当性を判定する判定手段と、
    前記判定手段によって判定された判定結果に応じた警報情報を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする風向/風速監視装置。
  2. 前記受信手段によって受信された風速に関する測定値に基づいて、前記観測地点における風の強さを判断する判断手段を備え、
    前記判定手段は、
    前記判断手段によって判断された風の強さに基づいて、前記風向/風速に関する測定値の妥当性を判定することを特徴とする請求項1に記載の風向/風速監視装置。
  3. 前記解析手段は、
    前記判断手段によって強風状態であると判断された場合、前記抽出手段によって抽出された撮影画像から、前記風速に関する測定値が測定されたときの前記吹流しの浮き上がり角度を解析し、
    前記判定手段は、
    前記吹流しの浮き上がり角度に基づいて、前記風速に関する測定値の妥当性を判定することを特徴とする請求項2に記載の風向/風速監視装置。
  4. 前記解析手段は、
    前記判断手段によって無風状態であると判断された場合、前記抽出手段によって抽出された撮影画像から、前記風速に関する測定値が測定されたときの前記吹流しの浮き上がり角度を解析し、
    前記判定手段は、
    前記吹流しの浮き上がり角度に基づいて、前記風速に関する測定値の妥当性を判定することを特徴とする請求項2に記載の風向/風速監視装置。
  5. 観測地点に設置された風向/風速計によって測定された風向/風速に関する測定値と、前記観測地点と同一または近傍の地点に設置された吹流しの挙動に関する一連の撮影画像とを受信する受信工程と、
    前記受信工程によって受信された一連の撮影画像の中から、前記受信工程によって受信された前記風速に関する測定値が測定されたときの撮影画像を抽出する抽出工程と、
    前記抽出工程によって抽出された撮影画像を解析する解析工程と、
    前記解析工程によって解析された解析結果に基づいて、前記風向/風速に関する測定値の妥当性を判定する判定工程と、
    前記判定工程によって判定された判定結果に応じた警報情報を出力する出力工程と、
    を含んだことを特徴とする風向/風速監視方法。
  6. 観測地点に設置された風向/風速計によって測定された風向/風速に関する測定値と、前記観測地点と同一または近傍の地点に設置された吹流しの挙動に関する一連の撮影画像とを受信させる受信工程と、
    前記受信工程によって受信された一連の撮影画像の中から、前記受信工程によって受信された前記風速に関する測定値が測定されたときの撮影画像を抽出させる抽出工程と、
    前記抽出工程によって抽出された撮影画像を解析させる解析工程と、
    前記解析工程によって解析された解析結果に基づいて、前記風向/風速に関する測定値の妥当性を判定させる判定工程と、
    前記判定工程によって判定された判定結果に応じた警報情報を出力させる出力工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする風向/風速監視プログラム。
  7. 観測地点に設置された風向/風速計と、前記観測地点における風向/風速を監視する監視装置と、を備える風向/風速監視システムにおいて、
    前記観測地点と同一または近傍の地点に設置された吹流しと、
    前記吹流しを撮影する撮影手段と、を備え、
    前記監視装置は、
    前記風向/風速計から伝送されてくる風向/風速に関する測定値と、前記撮影手段から伝送されてくる前記吹流しの挙動に関する一連の撮影画像の解析結果と、に基づいて、前記測定値の妥当性を判定することを特徴とする風向/風速監視システム。
  8. 風向/風速を測定する風向/風速計が設置されている観測地点と同一または近傍の地点に設置された吹流しと、
    前記吹流しを撮影するカメラと、
    前記風向/風速計から伝送されてくる風向/風速に関する測定値を受信することにより前記観測地点における風向/風速を監視する監視装置に対し、前記カメラによって撮影された前記吹流しの挙動に関する一連の撮影画像を送信する送信機と、
    を備えることを特徴とする風向/風速計監視装置。
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