JP2000055834A - ビアホールの導電性ペースト充填状態検査方法 - Google Patents

ビアホールの導電性ペースト充填状態検査方法

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JP2000055834A
JP2000055834A JP10225073A JP22507398A JP2000055834A JP 2000055834 A JP2000055834 A JP 2000055834A JP 10225073 A JP10225073 A JP 10225073A JP 22507398 A JP22507398 A JP 22507398A JP 2000055834 A JP2000055834 A JP 2000055834A
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JP
Japan
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conductive paste
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via hole
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JP10225073A
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Hiroyasu Kubo
泰康 久保
Takeshi Nomura
剛 野村
Tatsuo Nagasaki
達夫 長崎
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビアホールにおける導電性ペーストの充填量
や内部異物などを高速に精度よく求める。 【解決手段】 ビアホール12に導電性ペーストが充填
された基板11にX線源13よりX線を照射し、透過し
たX線量を測定することによって、ペーストの充填量及
びペーストとは材質の異なる内部介在異物の有無を検出
する。その場合に、ペーストの充填状態が正常である場
合のX線吸収量と、充填状態が異常であったり内部に異
物が存在する場合のX線吸収量とに差が生じるため、こ
れにもとづき充填状態の良否が判定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビアホールの導電
性ペースト充填状態検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビアホールを有する回路基板の製造工程
においては、このビアホールに導電性ペーストが充填さ
れる。このとき、その充填が不十分なビアホールは、ペ
ースト表面がへこんだり、ペースト内部に巣ができたり
するため、ペーストを硬化し多層化した後に導通不良を
発生しやすく、事前にこれを検出することが望まれてい
る。また、ペーストとは材質の異なる微小異物がビアホ
ール内に付着したままペースト充填されると、これによ
っても、ペーストを硬化し多層化した後に導通不良を発
生しやすく、同様に事前にこれを検出することが望まれ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般にビアホ
ールは微細であり、そのペースト充填量や内部異物など
の不可視情報を高速に精度よく求めることは困難であ
る。また、ビアホールが微細であるにもかかわらず、こ
れを有する基板は大面積であることが多く、これによっ
ても高速の検査が困難であるという問題点がある。
【0004】そこで本発明は、このような問題点を解決
して、ビアホールにおける導電性ペーストの充填量や内
部異物などを高速に精度よく求めることができるように
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、ビアホールに導電性ペーストが充填された基
板にX線を照射し、透過したX線量を測定することによ
って、ペーストの充填量及びペーストとは材質の異なる
内部介在異物の有無を検出するものである。
【0006】このようにすると、ペーストの充填状態が
正常である場合のX線吸収量と、充填状態が異常であっ
たり内部に異物が存在する場合のX線吸収量とに差が生
じるため、これにもとづき充填状態の良否が判定され
る。
【0007】本発明によると、透過X線量をラインセン
サを用いて測定するとともに、基板に送りを付与しなが
ら連続的に測定することができる。このようにすると、
基板に一方向の送りを付与するだけで、良否の判定が高
速に行われる。
【0008】また本発明によると、X線の透過の様子を
画像化して、この画像の濃度から導電性ペーストの充填
状態の良否を判定することができる。このようにする
と、導電性ペーストの充填状態に異常がある場合は、正
常な場合に比べて画像の濃度が明るめになるため、その
良否の判定が自動的にかつ高速で行われる。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1記載の本発明は、ビアホ
ールに導電性ペーストが充填された基板にX線を照射
し、透過したX線量を測定することによって、ペースト
の充填量及びペーストとは材質の異なる内部介在異物の
有無を検出するものである。
【0010】こうすると、ペーストの充填状態が正常で
ある場合のX線吸収量と、充填状態が異常であったり内
部に異物が存在する場合のX線吸収量とに差が生じるた
め、これにもとづき充填状態の良否が判定される。
【0011】請求項2記載の本発明は、透過X線量をラ
インセンサを用いて測定するとともに、基板に送りを付
与しながら連続的に測定するものである。こうすると、
ラインセンサを用いて測定するために、基板に一方向の
送りを付与するだけで、高速に良否の判定が行われる。
【0012】請求項3記載の本発明は、X線の透過の様
子を画像化して、この画像の濃度から導電性ペーストの
充填状態の良否を判定するものである。こうすると、導
電性ペーストの充填状態に異常がある場合は、正常な場
合に比べて画像の濃度が明るめになるため、その良否の
判定が自動的にかつ高速で行われる。
【0013】請求項4記載の本発明は、ビアホールに導
電性ペーストが充填された基板にX線を照射する手段
と、透過したX線量を測定することによって、ペースト
の充填量及びペーストとは材質の異なる内部介在異物の
有無を検出する手段とを有するものである。
【0014】これにより、ペーストの充填状態が正常で
ある場合のX線吸収量と、充填状態が異常であったり内
部に異物が存在する場合のX線吸収量とに差が生じるた
め、これにもとづき検出手段によって充填状態の良否が
判定されることになる。
【0015】請求項5記載の本発明は、透過したX線量
を測定するラインセンサと、基板に送りを付与する手段
とを有するようにしたものである。これにより、ライン
センサを用いて測定するために、基板に一方向の送りを
付与するだけで、高速に良否の判定が行われることにな
る。
【0016】請求項6記載の本発明は、X線の透過の様
子を画像化する手段と、得られた画像の濃度から導電性
ペーストの充填状態の良否を判定する手段とを有するよ
うにしたものである。
【0017】これにより、導電性ペーストの充填状態に
異常がある場合は、正常な場合に比べて画像の濃度が明
るめになるため、判定手段による良否の判定が自動的に
かつ高速で行われることになる。
【0018】以下、本発明の実施の形態について、図1
および図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施
の形態の検査装置の概略構成を示す。ここで17はX線
の漏洩を防止する防護箱であり、この防護箱17の内部
には、被検査物としての回路基板11が、駆動装置16
に保持された状態で配置されている。この基板11には
ビアホール12が形成され、このビアホール12には導
電性ペーストが充填されている。
【0019】13はX線源で、防護箱17の内部におい
て、基板11に対しX線を照射できるように構成されて
いる。このX線は基板11を透過するが、この透過X線
を撮像する撮像機すなわちラインセンサとしての、シン
チレータ及び1次元CCDカメラ14が、防護箱17の
内部に設けられている。15は画像処理装置で、透過X
線信号を画像化するために設けられている。
【0020】このような構成において、X線源13から
被検査物である基板11に照射されたX線は、ビアホー
ル12内の導電性ペーストによってその一部が吸収さ
れ、透過した分が、撮像機としての、シンチレータ及び
1次元CCDカメラ14によって撮像される。
【0021】このCCDカメラ14は、図1における紙
面と垂直な方向の1ライン上を撮像するように構成され
ており、この1ラインの画像情報が、逐一画像処理装置
15に伝送される。詳細には、基板11は駆動装置16
によって一定速度で矢印Aの方向すなわちCCDカメラ
14のラインと垂直な方向に搬送され、ラインセンサと
してのCCDカメラ14は一定周期で同一ライン上を撮
像し、画像処理装置15に画像信号を伝送する。このた
め、駆動装置16によって基板11に一方向Aの送りを
付与するだけで、基板11の全面について高速に良否の
判定を行うことができる。
【0022】画像処理装置15は、各ラインの画像信号
を時系列に蓄積し、基板11の面の2次元画像を生成す
る。ビアホール12への充填状態によってX線吸収量が
変動すると、透過X線を画像化した際に画像濃度に差が
生じる。この様子を図2に模式的に示す。
【0023】図2(a)において、21〜25は導電性
ペーストが充填されたビアホールの断面モデルを示す。
ここで、21は正常な充填状態、22は導電性ペースト
の表面の凹みが大きい充填状態、23は導電性ペースト
の内部に巣を持つ充填状態、24はペーストの抜けた充
填状態、25は内部介在異物のある充填状態である。2
2〜25は正常な充填状態であるとはいえず、電気抵抗
に異常をもたらすことが多い。
【0024】これらを画像化した例を図2(b)におい
て26〜30に示す。26は正常な充填状態21の画
像、27は凹みの大きい充填状態22の画像、28は内
部に巣を持つ充填状態23の画像、29はペーストの抜
けた充填状態24の画像、30は内部介在異物のある充
填状態25の画像である。正常な充填状態21に比べ、
異常な充填状態では、ペーストにおけるX線吸収が少な
く、透過X線量が多くなる。この結果、異常な状態22
〜25の画像27〜30では、正常な状態26の画像2
6に比べて、その濃度が一部もしくは全部が明るめにな
る。この差を利用して、画像処理装置15により基準値
と画像濃度を比較・判定することによって、良否の自動
判定を高速に行うことができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ビアホールに導電性ペーストが充填された基板にX線を
照射し、透過したX線量を測定することによって、ペー
ストの充填量及びペーストとは材質の異なる内部介在異
物の有無を検出するため、ペーストの充填状態が正常で
ある場合のX線吸収量と、充填状態が異常であったり内
部に異物が存在する場合のX線吸収量とに差が生じるこ
とにもとづき、充填状態の良否を判定できる。
【0026】また本発明によれば、透過X線量をライン
センサを用いて測定するとともに、基板に送りを付与し
ながら連続的に測定するため、基板に一方向の送りを付
与するだけで、高速に良否の判定を行うことができる。
【0027】さらに本発明によれば、X線の透過の様子
を画像化して、この画像の濃度から導電性ペーストの充
填状態の良否を判定するため、導電性ペーストの充填状
態に異常がある場合は、正常な場合に比べて導電性ペー
ストにおけるX線吸収量に差が生じて、画像の濃度が明
るめになり、このためその良否の判定を自動的にかつ高
速で行うことができる。
【0028】これにより、本発明によれば、従来は検出
が困難であった充填不足や内部介在異物のあるビアホー
ルに対し、ペーストを硬化し多層化する前に事前にこれ
を検出することが可能となる。したがって、製品歩留ま
りの向上や、ロスコストの削減に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の検査装置の概略構成を示
す図である。
【図2】導電性ペーストが充填されたビアホールの断面
モデルおよびその画像化モデルの例を示す図である。
【符号の説明】
11 基板 12 ビアホール 13 X線源 14 シンチレータ及び1次元CCDカメラ 15 画像処理装置 16 駆動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長崎 達夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2G001 AA01 BA11 CA01 DA08 HA12 HA13 KA04 LA11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビアホールに導電性ペーストが充填され
    た基板にX線を照射し、透過したX線量を測定すること
    によって、ペーストの充填量及びペーストとは材質の異
    なる内部介在異物の有無を検出することを特徴とするビ
    アホールの導電性ペースト充填状態検査方法。
  2. 【請求項2】 透過X線量をラインセンサを用いて測定
    するとともに、基板に送りを付与しながら連続的に測定
    することを特徴とする請求項1記載のビアホールの導電
    性ペースト充填状態検査方法。
  3. 【請求項3】 X線の透過の様子を画像化して、この画
    像の濃度から導電性ペーストの充填状態の良否を判定す
    ることを特徴とする請求項1または2記載のビアホール
    の導電性ペースト充填状態検査方法。
  4. 【請求項4】 ビアホールに導電性ペーストが充填され
    た基板にX線を照射する手段と、透過したX線量を測定
    することによって、ペーストの充填量及びペーストとは
    材質の異なる内部介在異物の有無を検出する手段とを有
    することを特徴とするビアホールの導電性ペースト充填
    状態検査装置。
  5. 【請求項5】 透過したX線量を測定するラインセンサ
    と、基板に送りを付与する手段とを有することを特徴と
    する請求項4記載のビアホールの導電性ペースト充填状
    態検査装置。
  6. 【請求項6】 X線の透過の様子を画像化する手段と、
    得られた画像の濃度から導電性ペーストの充填状態の良
    否を判定する手段とを有することを特徴とする請求項4
    または5記載のビアホールの導電性ペースト充填状態検
    査装置。
JP10225073A 1998-08-10 1998-08-10 ビアホールの導電性ペースト充填状態検査方法 Pending JP2000055834A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008078291A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 貫通孔中の樹脂組成物の検査方法及び装置
JP2009014693A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Nagoya Electric Works Co Ltd 多層配線基板の放射線検査方法および放射線検査装置ならびに放射線検査方法を実現する放射線検査プログラム
JP2013002910A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Toshiba Corp パターン検査方法およびパターン検査装置
JP2020120058A (ja) * 2019-01-28 2020-08-06 ヤマハ発動機株式会社 ノズルメンテナンス方法、ノズル検査装置

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