JP2000055825A - 円周面を有する棒状体の外観検査用高速搬送装置 - Google Patents

円周面を有する棒状体の外観検査用高速搬送装置

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JP2000055825A
JP2000055825A JP10223176A JP22317698A JP2000055825A JP 2000055825 A JP2000055825 A JP 2000055825A JP 10223176 A JP10223176 A JP 10223176A JP 22317698 A JP22317698 A JP 22317698A JP 2000055825 A JP2000055825 A JP 2000055825A
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JP
Japan
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rod
diameter roller
ferrule
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line sensor
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Withdrawn
Application number
JP10223176A
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English (en)
Inventor
Yuko Sakaguchi
祐幸 坂口
Masahide Nagai
正英 長井
Hiroyasu Ito
伊藤  裕康
Yuji Takano
裕次 高野
Kazuhide Ono
一英 大野
Masakatsu Nunotani
正勝 布谷
Setsuo Shoji
節夫 東海林
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NASUTEKKU KOGYO KK
Seiko Seiki KK
Nippon Telegraph and Telephone Corp
NTT Com Solutions and Engineering Corp
Original Assignee
NASUTEKKU KOGYO KK
Seiko Seiki KK
Nippon Telegraph and Telephone Corp
NTT Fanet Systems Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フェルールなどの外観の欠陥を高精度かつ効
率よく検出することができる円周面を有する棒状体の外
観検査用高速搬送装置を提供する。 【解決手段】 羽根車3の羽根4間にフェルールWを供
給する供給部13と、羽根車3と同心で連続回転する大
径ローラー2と、フェルールWを大径ローラー2とで挟
み込むように摺接し、大径ローラー2と同一方向に連続
回転すると共に、羽根車3の回転動に同期して大径ロー
ラー2に対して接近および離反を繰り返す小径ローラー
7と、フェルールWの両端面の近傍にそれぞれ配置され
所定傾斜角に調整可能な第1および第2のミラー11
a,11bと、大径ローラー2と小径ローラー7との間
に挟まれ回転するフェルールWの外観を撮像するCCD
ラインセンサ8と、CCDラインセンサ8が撮像した画
像情報に基づいて、フェルールWの欠陥を検出する欠陥
検出部10と、CCDラインセンサ8により撮像された
フェルールWを排出する排出部14とが具備されてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円周面を有する棒
状体の傷、汚れなどの欠陥を検出する外観検査用高速搬
送装置に関し、特に、光ファイバのコネクタ構成部品で
あるフェルールの外観検査用高速搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディアの到来に向けて、
大容量性および高速性に有利な光ファイバを用いた光通
信技術の発展が期待されており、光ファイバの主要なコ
ネクタ部品として用いられるフェルールは、たとえばジ
ルコニア系セラミック材からなり、フェルール内の軸方
向にはファイバ挿入孔が形成され、このファイバ挿入孔
内には光ファイバが挿入され保持固定される。
【0003】従来、かかるフェルールの外周面および端
面の傷や汚れ、ごみの付着およびしみなどの欠陥を検出
する自動機はない。これまでのフェルールの外観検査を
行なうための検査装置としては、フェルールの外観をT
Vカメラにより撮像し、作業者の目視により欠陥を検出
するマニュアル作業や一般的な検査装置の改良により実
現が目指されているが、検査設備として確立されていな
いのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フェルール
の外観検査を目視により行なう場合、この目視作業は完
全なマニュアル作業であり、しかもフェルール自体にば
らつきが存在するため、検査精度を上げるためには所定
の熟練を必要とするという問題点がある。
【0005】また、対象とするフェルール自体が微小で
あり、これを多量に効率よく検査するシステムが確立さ
れていないため、作業性が著しく悪いという問題点があ
る。
【0006】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであって、その目的とするところは、フェル
ールなどの外観の欠陥を高精度かつ効率よく検出するこ
とができる円周面を有する棒状体の外観検査用高速搬送
装置を提供することにある。
【0007】本発明の上記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明に係る円周面を有する棒状体の外観検査用高速搬
送装置は、複数の羽根が形成され、円周面を有する棒状
体を上記羽根間に介在して移送する移送手段と、上記移
送手段の上記羽根間に上記棒状体を供給する供給手段
と、連続回転する大径ローラーと、上記棒状体を上記大
径ローラーとで挟み込むように摺接し、上記大径ローラ
ーと同一方向に連続回転すると共に、上記移送手段に連
動して上記大径ローラーに対して接近および離反を繰り
返す小径ローラーと、上記棒状体の両端面の近傍にそれ
ぞれ配置され所定傾斜角に調整可能なミラーと、上記大
径ローラーと上記小径ローラーとの間に挟まれ回転する
上記棒状体の外観を撮像するラインセンサと、上記ライ
ンセンサが撮像した画像情報に基づいて、上記棒状体の
欠陥を検出する欠陥検出手段と、上記ラインセンサによ
り撮像された上記棒状体を排出する排出手段と、を具備
したことを特徴としている。
【0009】また、本発明に係る円周面を有する棒状体
の外観検査用高速搬送装置は、周縁部の円周等分複数箇
所に複数の羽根が形成されると共に、円周面を有する棒
状体を上記羽根間に介在して間欠回転する羽根車と、上
記羽根車の上記羽根間に上記棒状体を供給する供給手段
と、上記羽根車と同心で連続回転する大径ローラーと、
上記棒状体を上記大径ローラーとで挟み込むように摺接
し、上記大径ローラーと同一方向に連続回転すると共
に、上記羽根車の回転動に同期して上記大径ローラーに
対して接近および離反を繰り返す小径ローラーと、上記
棒状体の両端面の近傍にそれぞれ配置され所定傾斜角に
調整可能なミラーと、上記大径ローラーと上記小径ロー
ラーとの間に挟まれ回転する上記棒状体の外観を撮像す
るラインセンサと、上記ラインセンサが撮像した画像情
報に基づいて、上記棒状体の欠陥を検出する欠陥検出手
段と、上記ラインセンサにより撮像された上記棒状体を
排出する排出手段と、を具備したことを特徴としてい
る。
【0010】さらに、上記供給手段は、上記棒状体を上
記羽根車の回転方向に対して直交する方向より上記羽根
間に供給すると共に、上記排出手段は、撮像後の上記棒
状体を上記羽根間より供給方向とは反対方向に排出する
ことを特徴としている。
【0011】さらに、上記ラインセンサは、上記棒状体
の基準画像および上記棒状体を回転位相方向または/お
よび軸方向に微小量変位させたときの検査画像を撮像
し、上記欠陥検出手段により上記棒状体の基準画像と検
査画像とを比較することにより、上記棒状体の欠陥を検
出することを特徴としている。
【0012】さらに、上記棒状体の円周面稜線に対して
垂直方向より光を照射する第1の照明および斜め方向よ
り照射する第2の照明を設け、上記第1の照明と上記第
2の照明とを特性の異なる欠陥に応じて切換え、上記ラ
インセンサにより上記棒状体の基準画像および検査画像
を撮像することを特徴としている。
【0013】さらに、上記棒状体は、光ファイバのコネ
クタ構成部品のフェルールであることを特徴としてい
る。
【0014】このように、本発明は、棒状体(フェルー
ル)を移送する移送手段(羽根車)、移送手段に棒状体
を供給・排出する供給・排出手段、棒状体を回転させる
大径ローラーおよび小径ローラー、棒状体の外観を撮像
するラインセンサ、撮像した画像情報に基づいて棒状体
の欠陥を検出する欠陥検出手段を設け、ミラーを棒状体
の両端面の欠陥検出用として用いることにより、人の介
在が不要となり、棒状体の外観(外周面、両端面)検査
が完全に自動化され、切換え可能な第1および第2の照
明により棒状体の外観の特性の異なる欠陥が一連の検査
で効率よく高精度に検出される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。実施の形態を説明するに当
たって、同一機能を奏するものは同じ符号を付して説明
する。
【0016】図1は、本発明の一実施の形態に係る外観
検査用高速搬送装置の部分説明図、図2は、図1のA−
A断面図、図3は、本発明の一実施の形態に係る外観検
査用高速搬送装置の検査部の概略配置図、図4は、本発
明の一実施の形態に係る外観検査用高速搬送装置の供給
・排出部の平面図、図5は、本発明の一実施の形態に係
る外観検査用高速搬送装置の欠陥検出部のブロック図、
図6〜図14は、本発明の一実施の形態に係る外観検査
用高速搬送装置の外観検査動作の工程図、図15は、本
発明の一実施の形態に係る外観検査用高速搬送装置の基
準画像および検査画像を示す図、図16および図17
は、本発明の他の実施の形態に係る外観検査用高速搬送
装置の部分説明図である。
【0017】図1に示す外観検査用高速搬送装置1は、
連続回転する大径ローラー2を有し、この大径ローラー
2の両端面側には、大径ローラー2より径の大きな羽根
車3が大径ローラー2と同軸状に間欠回転するように軸
着されている。
【0018】羽根車3の周縁部の円周等分複数箇所には
複数の羽根4が形成され、円周面を有する棒状体、たと
えば光ファイバのコネクタ構成部品であるフェルールW
を羽根4間に載せて移送するようになっている。
【0019】大径ローラー2の近傍には、羽根車3の回
転動に同期して大径ローラー2に対して接近および離反
を繰り返すアーム5が支持部材6に旋回可能に軸着され
ている。
【0020】アーム5の先端部には、大径ローラー2と
同一方向に連続回転する小径ローラー7が軸着され、ア
ーム5の大径ローラー2への接近時にフェルールWは、
大径ローラー2と小径ローラー7とで挟まれ、大径ロー
ラー2および小径ローラー7の回転動により回転される
(図2参照)。
【0021】大径ローラー2および小径ローラー7によ
り回転されるフェルールW上には、フェルールWの円周
面稜線に対して斜め方向より光を照射する第1の照明9
および垂直方向より光を照射する第2の照明17が配設
されている。
【0022】第2の照明17は、フェルールWの直上に
位置するハーフミラー17aを有し、ハーフミラー17
aの近傍に配置された光源17bの光をフェルールWの
円周面稜線に対して垂直方向より照射するようになって
いる。
【0023】また、図3に示すように、フェルールWの
両端面の近傍には、傾斜角を所定角度に調整可能な第1
のミラー11aおよび第2のミラー11bがそれぞれ配
置され、これら第1および第2のミラー11a,11b
は、フェルールWの両端面撮像用に用いられる。
【0024】さらに、フェルールWの両端面の近傍に
は、両端面に光を照射する第1の補助照明18aおよび
第2の補助照明18bがそれぞれ配設されている。
【0025】第2の照明17のハーフミラー17a上に
はフェルールWの外観(フェルールWの稜線)を撮像す
るラインセンサ、たとえばCCDラインセンサ(CCD
カメラ)8が設けられ、CCDラインセンサ8は、フェ
ルールWの基準画像およびフェルールWを回転位相方向
および軸方向に微小量変位させたときの検査画像を撮像
する。
【0026】そして、CCDラインセンサ8には、撮像
した画像情報に基づいて、フェルールWの外観欠陥を検
出するための欠陥検出部10が接続されている。
【0027】また、図4に示すように、羽根車3の回転
方向と同一方向に未検査のフェルールWおよび検査(撮
像)後のフェルールWを搬送するコンベア12が延設さ
れている。
【0028】フェルールWを羽根車3に供給および排出
する、いわゆる供給側ステージおよび排出側ステージに
は、供給部13および排出部14がそれぞれ設けられ、
供給部13および排出部14は、羽根車3とコンベア1
2との間にフェルールWの通路となるU字溝15aが刻
設されたブロック15を有している。
【0029】供給部13は、フェルールWを羽根車3の
回転方向に対して直交する方向より羽根4間に供給する
もので、ロッド棒16を有し、その先端でコンベア12
上のフェルールWを羽根4間に押し込み供給するように
なっている。
【0030】排出部14は、撮像後のフェルールWを羽
根4間より供給方向とは反対方向にコンベア12上へ排
出するもので、先端に引掛け爪14aが形成され、フェ
ルールWを引掛け羽根4間より引き出すようになってい
る。
【0031】欠陥検出部10は、図5に示すように、C
CDラインセンサ8に接続されたAD変換・前処理回路
10a、基準画像データ部10b、検査画像データ部1
0c、比較判定回路10d、CPU欠陥検出部10eか
ら構成され、フェルールWの基準画像と検査画像とを比
較することにより、汚れaや円周傷bなどのフェルール
Wの外観欠陥を検出するものである。
【0032】外観検査用高速搬送装置1は、以上の如く
構成されているので、フェルールWの外観を検査する場
合は、まず、未検査のフェルールWがコンベア12によ
り供給側ステージまで搬送される。その後、フェルール
Wは、供給部13のロッド棒16によりブロック15の
U字溝15aを通って間欠回転する羽根車3の羽根4間
に押し入れられる。
【0033】次に、羽根車3は間欠回転しながら、フェ
ルールWを外観検査ステージまで移送すると共に、アー
ム5の小径ローラー7が大径ローラー2に接近する(図
6,図7参照)。
【0034】その後、大径ローラー2と小径ローラー7
との間にフェルールWを挟み込み、大径ローラー2およ
び小径ローラー7の回転動によりフェルールWを高速回
転させる(図8参照)。
【0035】このとき、フェルールWの外観の汚れaを
検出するため、第1の照明9よりフェルールWの円周面
稜線に対して斜め方向より光を照射し、CCDラインセ
ンサ8により、1回転(または1.5回転)するフェル
ールWの外周面および両端面の展開画像を撮像し、基準
画像とする(図9,図15参照)。
【0036】フェルールWの両端面を撮像する場合は、
両端面に第1および第2の補助照明18a,18bによ
り光を照射し、両端面の像を第1および第2のミラー1
1a,11bを介してCCDラインセンサ8で撮像す
る。
【0037】次に、フェルールWの外観の円周傷bを検
出するため、第2の照明17により、フェルールWの円
周面稜線に対して垂直方向より光を照射し、CCDライ
ンセンサ8により、1回転(または1.5回転)するフ
ェルールWの外周面の展開画像を撮像し、基準画像とす
る(図10,図15参照)。
【0038】そして、汚れaを検出するため、フェルー
ルWの回転位相を、たとえば0.5回転ずらした後、第
1の照明9よりフェルールWの円周面稜線に対して斜め
方向より光を照射し、CCDラインセンサ8により、1
回転(または1.5回転)するフェルールWの外周面お
よび両端面の展開画像を撮像し、検査画像とする(図1
1,図15参照)。
【0039】次に、円周傷bを検出するため、フェルー
ルWを軸方向に微小量、たとえば0.5mm程度変位さ
せた後、第2の照明17により、フェルールWの円周面
稜線に対して垂直方向より光を照射し、CCDラインセ
ンサ8により、1回転(または1.5回転)するフェル
ールWの外周面の展開画像を撮像し、検査画像とする
(図12,図15参照)。なお、この場合、フェルール
Wを軸方向に変位させるのに代えて、CCDラインセン
サ8をフェルールWの軸方向に微小量変位させてもよ
い。
【0040】その後、欠陥検出部10において、汚れa
検出用の基準画像と検査画像、円周傷b検出用の基準画
像と検査画像とをそれぞれ比較する。その結果、検査画
像に0.5回転位相のずれた汚れaが映し出され、軸方
向に0.5mm位相のずれた円周傷bが映し出されると
き、これを欠陥と認識し、フェルールWの汚れaおよび
円周傷bが検出される(図15参照)。
【0041】しかる後、羽根車3が間欠回転すると共
に、アーム5と共に小径ローラー7が大径ローラー2よ
り離反し、撮像後のフェルールWは排出側ステージに移
送される(図13,図14参照)。
【0042】そして、排出部14の引掛け爪14aによ
り、フェルールWが羽根4間より供給方向とは反対方向
に引き出され、ブロック15のU字溝15aを通ってコ
ンベア12上に排出される。
【0043】かくして、上述した動作は繰り返され、フ
ェルールWの羽根車3への供給および羽根車3からの排
出が並行して行なわれる。
【0044】このように、本実施の形態の外観検査用高
速搬送装置によれば、フェルールWを移送する羽根車
3、羽根車3にフェルールWを供給・排出する供給・排
出部13,14、フェルールWを回転させる大径ローラ
ー2および小径ローラー7、フェルールWの両端面の欠
陥検出用として用いられる第1および第2のミラー11
a,11bと、切換え可能な第1および第2の照明9,
17、フェルールWの外観を撮像するCCDラインセン
サ8、撮像した画像情報に基づいてフェルールWの欠陥
を検出する欠陥検出部10を設けたことにより、人の介
在が不要となり、完全な自動化が図られ、フェルールW
の外観検査が効率よく行われる。
【0045】また、フェルールWの円周面稜線に対して
斜め方向より光を照射する第1の照明9と垂直方向より
光を照射する第2の照明17とを特性の異なる汚れaや
円周傷bなどの欠陥に応じて切換え、CCDラインセン
サ8は、フェルールWを回転位相方向および軸方向に微
小量変位させたときの検査画像を撮像し、欠陥検出部1
0によりフェルールWの基準画像と検査画像とを自己比
較するので、フェルールWの表面特性の個体差に影響さ
れず、フェルールWの欠陥が高精度に検出される。
【0046】本実施の形態では、大径ローラー2と羽根
車3とが同心状に軸着されているが、これに代えて、図
16に示すように、羽根車3に対して偏心させた大径ロ
ーラー2を用いてもよい。
【0047】また、図17に示すように、回転する羽根
車3に代えて、複数の羽根4が等間隔に一列状に配列さ
れたベルト19によりフェルールWを移送してもよい。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の外観検査用高速搬送装置は、棒状体(フェルール)
を移送する移送手段(羽根車)、移送手段に棒状体を供
給・排出する供給・排出手段、棒状体を回転させる大径
ローラーおよび小径ローラー、棒状体の外観を撮像する
ラインセンサ、撮像した画像情報に基づいて棒状体の欠
陥を検出する欠陥検出手段を具備したので、人の介在が
不要となり、完全な自動化が実現できる。
【0049】よって、棒状体の外観検査を効率よく行な
うことができ、外観検査のタクトタイム(搬送機構が動
くための最短時間)を1秒/個程度にすることができ
る。
【0050】また、棒状体の円周面稜線に対して斜め方
向より光を照射する第1の照明と垂直方向より照射する
第2の照明とを特性の異なる欠陥に応じて切換え、ライ
ンセンサは、棒状体の基準画像および棒状体を回転位相
方向または/および軸方向に微小量変位させたときの検
査画像を撮像し、基準画像と検査画像とを自己比較する
ので、棒状体の表面特性の個体差に影響されず、特性の
異なる汚れ、傷などの欠陥を一連の検査により高精度に
検出することができる。
【0051】また、棒状体の両端面の近傍にミラーを配
置したことにより、1台のラインセンサで外周面および
両端面の検査を同時に行なうことができ、装置の簡単
化、コスト低減に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である外観検査用高速搬
送装置の部分説明図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】本発明の一実施の形態である外観検査用高速搬
送装置の検査部の概略配置図。
【図4】本発明の一実施の形態である外観検査用高速搬
送装置の供給・排出部の平面図。
【図5】本発明の一実施の形態である外観検査用高速搬
送装置の欠陥検出部のブロック図。
【図6】本発明の一実施の形態である外観検査用高速搬
送装置における外観検査動作の工程図。
【図7】本発明の一実施の形態である外観検査用高速搬
送装置における外観検査動作の工程図。
【図8】本発明の一実施の形態である外観検査用高速搬
送装置における外観検査動作の工程図。
【図9】本発明の一実施の形態である外観検査用高速搬
送装置における外観検査動作の工程図。
【図10】本発明の一実施の形態である外観検査用高速
搬送装置における外観検査動作の工程図。
【図11】本発明の一実施の形態である外観検査用高速
搬送装置における外観検査動作の工程図。
【図12】本発明の一実施の形態である外観検査用高速
搬送装置における外観検査動作の工程図。
【図13】本発明の一実施の形態である外観検査用高速
搬送装置における外観検査動作の工程図。
【図14】本発明の一実施の形態である外観検査用高速
搬送装置における外観検査動作の工程図。
【図15】本発明の一実施の形態である外観検査用高速
搬送装置の基準画像および検査画像を示す図。
【図16】本発明の他の実施の形態である外観検査用高
速搬送装置の部分説明図。
【図17】本発明の他の実施の形態である外観検査用高
速搬送装置の部分説明図。
【符号の説明】
1 外観検査用高速搬送装置 2 大径ローラー 3 羽根車 4 羽根 5 アーム 6 支持部材 7 小径ローラー 8 CCDラインセンサ 9 第1の照明 10 欠陥検出部 11a 第1のミラー 11b 第2のミラー 12 コンベア 13 供給部 14 排出部 14a 引掛け爪 15 ブロック 15a U字溝 16 ロッド棒 17 第2の照明 17a ハーフミラー 17b 光源 18a 第1の補助照明 18b 第2の補助照明 19 ベルト a 汚れ b 円周傷 W フェルール
フロントページの続き (71)出願人 595129658 ナステック工業株式会社 東京都江東区亀戸6丁目41番6号 (72)発明者 坂口 祐幸 千葉県習志野市屋敷4丁目3番1号 セイ コー精機株式会社内 (72)発明者 長井 正英 千葉県習志野市屋敷4丁目3番1号 セイ コー精機株式会社内 (72)発明者 伊藤 裕康 千葉県習志野市屋敷4丁目3番1号 セイ コー精機株式会社内 (72)発明者 高野 裕次 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 大野 一英 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 布谷 正勝 東京都新宿区西新宿8丁目14番24号 エ ヌ・ティ・ティ・ファネット・システムズ 株式会社内 (72)発明者 東海林 節夫 栃木県那須郡塩原町下田野532−10 ナス テック工業株式会社内 Fターム(参考) 2G051 AA73 AA90 AB02 AB20 BA01 BB01 BB11 CA03 CA06 CB05 DA01 DA08 EA11 EA12 EB09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の羽根が形成され、円周面を有する
    棒状体を上記羽根間に介在して移送する移送手段と、 上記移送手段の上記羽根間に上記棒状体を供給する供給
    手段と、 連続回転する大径ローラーと、 上記棒状体を上記大径ローラーとで挟み込むように摺接
    し、上記大径ローラーと同一方向に連続回転すると共
    に、上記移送手段に連動して上記大径ローラーに対して
    接近および離反を繰り返す小径ローラーと、 上記棒状体の両端面の近傍にそれぞれ配置され所定傾斜
    角に調整可能なミラーと、 上記大径ローラーと上記小径ローラーとの間に挟まれ回
    転する上記棒状体の外観を撮像するラインセンサと、 上記ラインセンサが撮像した画像情報に基づいて、上記
    棒状体の欠陥を検出する欠陥検出手段と、 上記ラインセンサにより撮像された上記棒状体を排出す
    る排出手段と、 を具備したことを特徴とする円周面を有する棒状体の外
    観検査用高速搬送装置。
  2. 【請求項2】 周縁部の円周等分複数箇所に複数の羽根
    が形成されると共に、円周面を有する棒状体を上記羽根
    間に介在して間欠回転する羽根車と、 上記羽根車の上記羽根間に上記棒状体を供給する供給手
    段と、 上記羽根車と同心で連続回転する大径ローラーと、 上記棒状体を上記大径ローラーとで挟み込むように摺接
    し、上記大径ローラーと同一方向に連続回転すると共
    に、上記羽根車の回転動に同期して上記大径ローラーに
    対して接近および離反を繰り返す小径ローラーと、 上記棒状体の両端面の近傍にそれぞれ配置され所定傾斜
    角に調整可能なミラーと、 上記大径ローラーと上記小径ローラーとの間に挟まれ回
    転する上記棒状体の外観を撮像するラインセンサと、 上記ラインセンサが撮像した画像情報に基づいて、上記
    棒状体の欠陥を検出する欠陥検出手段と、 上記ラインセンサにより撮像された上記棒状体を排出す
    る排出手段と、 を具備したことを特徴とする円周面を有する棒状体の外
    観検査用高速搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記供給手段は、上記棒状体を上記羽根
    車の回転方向に対して直交する方向より上記羽根間に供
    給すると共に、上記排出手段は、撮像後の上記棒状体を
    上記羽根間より供給方向とは反対方向に排出することを
    特徴とする請求項2記載の円周面を有する棒状体の外観
    検査用高速搬送装置。
  4. 【請求項4】 上記ラインセンサは、上記棒状体の基準
    画像および上記棒状体を回転位相方向または/および軸
    方向に微小量変位させたときの検査画像を撮像し、上記
    欠陥検出手段により上記棒状体の基準画像と検査画像と
    を比較することにより、上記棒状体の欠陥を検出するこ
    とを特徴とする請求項2記載の円周面を有する棒状体の
    外観検査用高速搬送装置。
  5. 【請求項5】 上記棒状体の円周面稜線に対して垂直方
    向より光を照射する第1の照明および斜め方向より照射
    する第2の照明を設け、上記第1の照明と上記第2の照
    明とを特性の異なる欠陥に応じて切換え、上記ラインセ
    ンサにより上記棒状体の基準画像および検査画像を撮像
    することを特徴とする請求項4記載の円周面を有する棒
    状体の外観検査用高速搬送装置。
  6. 【請求項6】 上記棒状体は、光ファイバのコネクタ構
    成部品のフェルールであることを特徴とする請求項5記
    載の円周面を有する棒状体の外観検査用高速搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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