JP2000055744A - サーミスタ温度センサ - Google Patents
サーミスタ温度センサInfo
- Publication number
- JP2000055744A JP2000055744A JP10223954A JP22395498A JP2000055744A JP 2000055744 A JP2000055744 A JP 2000055744A JP 10223954 A JP10223954 A JP 10223954A JP 22395498 A JP22395498 A JP 22395498A JP 2000055744 A JP2000055744 A JP 2000055744A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal case
- thermistor element
- cap
- thermistor
- housed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気的、機械的に長期間の苛酷な使用環境に
耐え得る高信頼性のサーミスタ温度センサを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 サーミスタ素子3をキャップ8に収納
し、更に金属ケース2内に収納した後、金属ケース2の
開口端付近をキャップ8を介して凹状にカシメる。
耐え得る高信頼性のサーミスタ温度センサを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 サーミスタ素子3をキャップ8に収納
し、更に金属ケース2内に収納した後、金属ケース2の
開口端付近をキャップ8を介して凹状にカシメる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアコン、冷蔵庫
等の主に湿気を伴う箇所で温度を検知するサーミスタ温
度センサに関するものである。
等の主に湿気を伴う箇所で温度を検知するサーミスタ温
度センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のサーミスタ温度センサの一例を、
図5、図6に示した。
図5、図6に示した。
【0003】図6に示すようにサーミスタ素子13とリ
ード線14をハンダ15付けし、リード線14の先端
と、外部電線11の芯線16をハンダ17付けした後、
サーミスタ素子13及びリード線接続部を液状のエポキ
シ樹脂18でコーティング処理し、加熱硬化させた後、
更に金属ケース12内に収納し、液状のポッティング樹
脂19で加熱固化させた構造となっていた。
ード線14をハンダ15付けし、リード線14の先端
と、外部電線11の芯線16をハンダ17付けした後、
サーミスタ素子13及びリード線接続部を液状のエポキ
シ樹脂18でコーティング処理し、加熱硬化させた後、
更に金属ケース12内に収納し、液状のポッティング樹
脂19で加熱固化させた構造となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のサーミスタ温度
センサは、サーミスタ素子13部を熱硬化性の高いエポ
キシ樹脂18でコーティングし、更に金属ケース12内
に収納していたため、温度差の激しい使用環境下ではサ
ーミスタ素子13とエポキシ樹脂18と金属ケース12
の熱膨脹差によりサーミスタ素子13、エポキシ樹脂1
8の割れ、両者の剥離等が発生する問題があった。
センサは、サーミスタ素子13部を熱硬化性の高いエポ
キシ樹脂18でコーティングし、更に金属ケース12内
に収納していたため、温度差の激しい使用環境下ではサ
ーミスタ素子13とエポキシ樹脂18と金属ケース12
の熱膨脹差によりサーミスタ素子13、エポキシ樹脂1
8の割れ、両者の剥離等が発生する問題があった。
【0005】本発明は前記問題点を解消し、温度差の激
しい使用環境下に耐え、外的な機械的衝撃を吸収し、安
定した電気的絶縁性、機械的衝撃性と高い信頼性のサー
ミスタ温度センサを提供することを目的とするものであ
る。
しい使用環境下に耐え、外的な機械的衝撃を吸収し、安
定した電気的絶縁性、機械的衝撃性と高い信頼性のサー
ミスタ温度センサを提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明はサーミスタ素子をゴムまたは弾力性に富んだ
合成樹脂等のキャップに収納した後、金属ケース内に収
納し、金属ケースの開口端付近をキャップを凹状にカシ
メたものである。
に本発明はサーミスタ素子をゴムまたは弾力性に富んだ
合成樹脂等のキャップに収納した後、金属ケース内に収
納し、金属ケースの開口端付近をキャップを凹状にカシ
メたものである。
【0007】これにより、サーミスタ素子を温度差の激
しい使用環境や機械的衝撃などから保護し、電気的絶縁
性と機械的衝撃性の優れたサーミスタ温度センサが得ら
れる。
しい使用環境や機械的衝撃などから保護し、電気的絶縁
性と機械的衝撃性の優れたサーミスタ温度センサが得ら
れる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、サーミスタ素子をゴム又は弾力性に富んだ合成樹脂
等のキャップに収納した後、更に金属ケース内に収納
し、金属ケースの開口端付近を凹状にカシメたことを特
徴とするサーミスタ温度センサであり、サーミスタ素子
を柔軟性のあるゴム又は弾力性に富んだ合成樹脂等のキ
ャップに収納することで直接素子と金属ケースとの接着
を避け、温度差の激しい使用環境からサーミスタ素子を
保護し、耐久性に優れたサーミスタ温度センサとなる。
更に柔軟性、弾力性に富んだ材質のキャップを使用する
ことにより、部材そのものの割れ等が解消され、機械
的、耐候的にも優れた構成となり、長時間の苛酷な使用
条件下においても高い信頼性を維持することができる。
は、サーミスタ素子をゴム又は弾力性に富んだ合成樹脂
等のキャップに収納した後、更に金属ケース内に収納
し、金属ケースの開口端付近を凹状にカシメたことを特
徴とするサーミスタ温度センサであり、サーミスタ素子
を柔軟性のあるゴム又は弾力性に富んだ合成樹脂等のキ
ャップに収納することで直接素子と金属ケースとの接着
を避け、温度差の激しい使用環境からサーミスタ素子を
保護し、耐久性に優れたサーミスタ温度センサとなる。
更に柔軟性、弾力性に富んだ材質のキャップを使用する
ことにより、部材そのものの割れ等が解消され、機械
的、耐候的にも優れた構成となり、長時間の苛酷な使用
条件下においても高い信頼性を維持することができる。
【0009】以下本発明の一実施形態について図を用い
て説明する。本発明の一実施形態のサーミスタ温度セン
サを図1から図4に示した。
て説明する。本発明の一実施形態のサーミスタ温度セン
サを図1から図4に示した。
【0010】図1、図2に示したように、サーミスタ素
子3の両電極面にリード線4をハンダ5付けし、リード
線4の先端と、段違いに切断された外部電線1の芯線6
をハンダ7付けした後、ゴムまたは弾力性に富んだ樹脂
製のキャップ8内に収納し、その上から更に金属ケース
2内に収納した後、外部電線1の被覆の上から金属ケー
ス2の開口端付近をキャップ8を介して120kg/cm2
の荷重で全周を凹状に定寸カシメを行った。
子3の両電極面にリード線4をハンダ5付けし、リード
線4の先端と、段違いに切断された外部電線1の芯線6
をハンダ7付けした後、ゴムまたは弾力性に富んだ樹脂
製のキャップ8内に収納し、その上から更に金属ケース
2内に収納した後、外部電線1の被覆の上から金属ケー
ス2の開口端付近をキャップ8を介して120kg/cm2
の荷重で全周を凹状に定寸カシメを行った。
【0011】得られた本発明のサーミスタ温度センサ
と、従来のサーミスタ温度センサの耐久性能を比較評価
し、その結果を(表1)に示した。
と、従来のサーミスタ温度センサの耐久性能を比較評価
し、その結果を(表1)に示した。
【0012】
【表1】
【0013】(表1)から明らかなように、本発明品は
従来品と比較し、初期の絶縁抵抗値においては大差ない
が、水中冷熱サイクル1000サイクル後、PTC試験
500Hr後では、本発明品では殆ど変化が見られない
のに対し、従来品は水中冷熱サイクルで四桁、PTC試
験では三桁の低下があり大きく劣化している。又、抵抗
値においても水中冷熱サイクル1000サイクル後、P
TC試験500Hr後ともに本発明品は従来品に比較し
変化が平均値、バラツキともに約1/2の変化に納まり
安定している。
従来品と比較し、初期の絶縁抵抗値においては大差ない
が、水中冷熱サイクル1000サイクル後、PTC試験
500Hr後では、本発明品では殆ど変化が見られない
のに対し、従来品は水中冷熱サイクルで四桁、PTC試
験では三桁の低下があり大きく劣化している。又、抵抗
値においても水中冷熱サイクル1000サイクル後、P
TC試験500Hr後ともに本発明品は従来品に比較し
変化が平均値、バラツキともに約1/2の変化に納まり
安定している。
【0014】これらの結果から、本発明のサーミスタ温
度センサは従来の方式に比べ、耐久性能面で信頼性の高
いものとなることが明らかである。
度センサは従来の方式に比べ、耐久性能面で信頼性の高
いものとなることが明らかである。
【0015】又、図3、図4に金属ケース2の開口端の
カシメ方法の一例を断面図で図示したが、図3は外部電
線1を収納したゴムキャップ10を更に金属ケース2に
収納し、外部電線の上からゴムキャップ10を介して金
属ケース2の開口端付近の外周を円形でカシメた一実施
形態、図4は外部電線1を収納したゴムキャップ10を
更に金属ケース2内に収納し、外部電線の上からゴムキ
ャップ10を介して金属ケースの開口端付近の外周を六
角形でカシメた一実施形態であり、いずれも外部電線1
被覆、ゴムキャップ10を破壊しないようにカシメを行
う必要がある。
カシメ方法の一例を断面図で図示したが、図3は外部電
線1を収納したゴムキャップ10を更に金属ケース2に
収納し、外部電線の上からゴムキャップ10を介して金
属ケース2の開口端付近の外周を円形でカシメた一実施
形態、図4は外部電線1を収納したゴムキャップ10を
更に金属ケース2内に収納し、外部電線の上からゴムキ
ャップ10を介して金属ケースの開口端付近の外周を六
角形でカシメた一実施形態であり、いずれも外部電線1
被覆、ゴムキャップ10を破壊しないようにカシメを行
う必要がある。
【0016】
【発明の効果】以上本発明によれば、サーミスタ素子
を、ゴム又は弾力性に富んだ合成樹脂等のキャップに収
納し、更に金属ケース内に収納した後、キャップを介し
て金属ケース開口端付近で凹状にカシメることにより、
長期間の温度差の激しい使用条件に耐え、安定かつ信頼
性の高いサーミスタ温度センサを提供することができ
る。
を、ゴム又は弾力性に富んだ合成樹脂等のキャップに収
納し、更に金属ケース内に収納した後、キャップを介し
て金属ケース開口端付近で凹状にカシメることにより、
長期間の温度差の激しい使用条件に耐え、安定かつ信頼
性の高いサーミスタ温度センサを提供することができ
る。
【図1】本発明の一実施形態のサーミスタ温度センサの
側面図
側面図
【図2】同、側断面図
【図3】同、縦断面図(図1のA−A部)
【図4】本発明の他の実施形態の金属ケース部の縦断面
図
図
【図5】従来品のサーミスタ温度センサの側面図
【図6】同、側断面図
1 外部電線 2 金属ケース 3 サーミスタ素子 4 リード線 5 ハンダ 6 芯線 7 ハンダ 8 キャップ
Claims (1)
- 【請求項1】 サーミスタ素子をゴム又は弾力性に富ん
だ合成樹脂等のキャップに収納した後、金属ケース内に
収納し、この金属ケースの開口端付近を凹状にカシメた
ことを特徴とするサーミスタ温度センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10223954A JP2000055744A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | サーミスタ温度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10223954A JP2000055744A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | サーミスタ温度センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000055744A true JP2000055744A (ja) | 2000-02-25 |
Family
ID=16806309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10223954A Pending JP2000055744A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | サーミスタ温度センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000055744A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007121823A1 (de) * | 2006-04-21 | 2007-11-01 | Günther Heisskanaltechnik Gmbh | Heisskanaldüse |
JP7453720B1 (ja) | 2023-12-25 | 2024-03-21 | 富士精工株式会社 | ワックスサーモエレメント及びワックスサーモエレメントの製造方法 |
-
1998
- 1998-08-07 JP JP10223954A patent/JP2000055744A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007121823A1 (de) * | 2006-04-21 | 2007-11-01 | Günther Heisskanaltechnik Gmbh | Heisskanaldüse |
JP7453720B1 (ja) | 2023-12-25 | 2024-03-21 | 富士精工株式会社 | ワックスサーモエレメント及びワックスサーモエレメントの製造方法 |
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