JP7453720B1 - ワックスサーモエレメント及びワックスサーモエレメントの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1,図2を用いて、本発明の実施の形態に係るワックスサーモエレメント1の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るワックスサーモエレメント1を示す図であり、(a)が軸に直交する方向に見た正面図、(b)が軸方向に沿った鉛直断面図であり、図2は、サーモエレメント1のカバー21単体を示す斜視図である。
ハウジング2は、ワックスWを封入する容器であり、サーモエレメント1全体の筐体として機能する。このハウジング2は、高温時のワックスWの膨張圧力に対抗可能な所定の強度を有する金属製の容器となっており、本実施形態に係るハウジング2は、ステンレス(SUS430)製の容器が採用されている。
本実施形態に係るカップ20は、図1(a)に示すように、円筒状の外周径がD1に設定されており、後で詳述する側面カシメ2a部分を除き、上から下まで略同一径となっている。つまり、カップ20は、図1(a)に示すように、側面カシメ2a部分より上の部分であるカップ上部22の外径と、側面カシメ2a部分より下の部分であるカップ下部23の外径がいずれもD1となったストレートな円柱状、即ち、カップ20の軸に平行な直線状となっている。本実施形態に係るカップ20の外周径D1は、7mmに設定されている。
カバー21は、図2,図1(b)に示すように、ピストンロッド3を挿通する貫通孔21aが穿設されたドーナツ円盤状の部材であり、カバー21の外周側面には、凹溝24が形成されている。換言すると、カップ20の内周径に応じた上フランジ25,下フランジ26が形成され、その間の側面に上フランジ25及び下フランジ26より径が小さい部分があり、その部分が凹溝24となっている。
ピストンロッド3は、所定径の(図示形態は、直径φ=2.8mm)のステンレス鋼(SUS304)の棒材からなり、ハウジング2内に封入されたワックスWの温度上昇に伴う膨張圧力でハウジング2から突出する機能を有している。
パッキン4は、フッ化ビニリデン系(FKM)のフッ素ゴムなどのリング状(ドーナツ状)のゴム材からなり、圧縮された状態でワックスW側となるカバー21下のピストンロッド3に嵌着されて、ワックスWを封止する機能を有している。また、このパッキン4とカバー21との間には、フッ素樹脂(PTFE:polytetrafluoroethylene)からなるバックアップリング5が介装されている。このバックアップリング5は、サーモエレメント1の内圧により、パッキン4がカバー21とピストンロッド3の隙間に入らないようにする機能を有している。
次に、図3~図5を用いて、本発明の実施形態に係るワックスサーモエレメントの製造方法について説明する。前述のパッキン型のワックスサーモエレメント1を製造する場合で説明する。なお、本発明の実施形態に係るワックスサーモエレメントの製造方法(以下単にサーモエレメントの製造方法ともいう)が、従来のパッキン型のワックスサーモエレメントの製造方法と相違する点は、インデント工程が無い点とカップ20とカバー21との結合方法が従来と異なる点なので、その点を主に説明し、他の詳細な説明は省略する。
先ず、本実施形態に係るサーモエレメントの製造方法では、図3に示すように、カップ20にワックスWを充填し、ピストンロッド3にパッキン4,4’、バックアップリング5、及びカバー21が装着された状態でカバー21の位置(図示状態では高さ)調整を行うカバー位置調整工程を行う。図3は、本実施形態に係るサーモエレメントの製造方法のカバー位置調整工程を示す工程説明図であり、(a)がカップ20の内径が規定より小さく、パッキン4の重量が規定より重い場合を示し、(b)がカップ20の内径が規定より大きく、パッキン4の重量が規定より軽い場合を示している。
次に、本実施形態に係るサーモエレメントの製造方法では、前工程で位置決めしたカバーの位置において、カップ20の円筒状の側面をカバー21の凹溝24に押し込んで塑性変形させることにより側面カシメでカップ20にカバー21をカシメ止めて結合する側面カシメ工程を行う。つまり、本実施形態に係るサーモエレメントの製造方法では、カップ20とカバー21との結合方法が、背景技術で述べたように、従来の上面カシメではなく側面カシメとなっている。側面カシメの具体的な加工方法は、少なくても金属刃によるカシメ加工とバルジ加工の二種類の方法がある。
先ず、図4を用いて、金属刃によるカシメ加工方法について説明する。図4は、本実施形態に係るサーモエレメントの製造方法の金属刃のカシメ加工による側面カシメ工程を示す工程説明図であり、(a)が加工前を示し、(b)が加工後を示している。
次に、図5を用いて、バルジ加工方法について説明する。図5は、本実施形態に係るサーモエレメントの製造方法のバルジ加工による側面カシメ工程を示す工程説明図であり、(a)が加工前を示し、(b)が加工後を示している。
2:ハウジング(筐体)
2a:側面カシメ
2b:パッキン部分
20:カップ
21:カバー
21a:貫通孔
22:カップ上部
23:カップ下部
24:凹溝
25:上フランジ
26:下フランジ
3:ピストンロッド
4,4’:パッキン
5:バックアップリング
6:上端リング
W:ワックス
C1:金属刃
10:バルジ加工装置
J1:押し治具
W1:受け台
E1:弾性体(流動体)
Claims (6)
- ワックスが封入されたハウジングと、前記ハウジングに対して突没自在なピストンロッドと、前記ピストンロッドに嵌着されてワックスを封止するリング状のゴム材からなるパッキンを備えたワックスサーモエレメントであって、
前記ハウジングは、前記ワックスが封入された有底円筒状のカップと、前記カップと結合して内圧に対抗し、前記パッキンを支持する円盤状のカバーと、を有し、
前記カバーの外周側面には、凹溝が形成されており、
前記カップと前記カバーとは、前記カップの円筒状の側面が前記凹溝に押し込まれてカシメ止められた側面カシメで結合されていること
を特徴とするワックスサーモエレメント。 - 前記カップの円筒状の内周径は、前記側面カシメ部分を除き略同一径であり、軸に沿った断面において軸に平行な直線状となっており、
前記カバーは、前記カップのワックス封入部の内容積に応じて前記カップに対して位置調整されて前記側面カシメで結合されていること
を特徴とする請求項1に記載のワックスサーモエレメント。 - 前記カップの円筒状の内周径は、前記パッキン部分を除き前記カバーの円盤状の外周径に応じた略同一径であり、
前記カバーは、前記カップのワックス封入部の内容積に応じて前記カップに対して位置調整されて前記側面カシメで結合されていること
を特徴とする請求項1に記載のワックスサーモエレメント。 - ワックスが封入されたハウジングと、前記ハウジングに対して突没自在なピストンロッドと、前記ピストンロッドに嵌着されてワックスを封止するリング状のゴム材からなるパッキンを備えたワックスサーモエレメントを製造するワックスサーモエレメントの製造方法であって、
前記ハウジングを前記ワックスが封入された有底円筒状のカップと、前記カップと結合して内圧に対抗し、前記パッキンを支持する円盤状のカバーと、から構成し、
前記円盤状のカバーの外周側面に凹溝を形成し、
前記カップに前記カバーを挿入した後、前記カップの円筒状の側面を前記凹溝に押し込んで塑性変形させることにより側面カシメで前記カップに前記カバーをカシメ止めて結合すること
を特徴とするワックスサーモエレメントの製造方法。 - 前記カップの側面を前記凹溝に押し込んで塑性変形させる加工は、金属刃を前記カップに押し当てて塑性変形させるカシメ加工、又は弾性体若しくは流動体の圧力で前記カップを押圧して塑性変形させるバルジ加工により行うこと
を特徴とする請求項4に記載のワックスサーモエレメントの製造方法。 - 前記カップの側面を前記凹溝に押し込んで塑性変形させる加工は、前記カップの内周径、及び前記パッキンの体積を考慮し、前記カップのワックス封入部の内容積に応じて、前記ピストンロッドの所定の温度におけるリフト量が一定値となるように前記カバーの位置調整を行った後、カシメ加工すること
を特徴とする請求項4又は5に記載のワックスサーモエレメントの製造方法。
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