JP2000055716A - 水位計測法 - Google Patents

水位計測法

Info

Publication number
JP2000055716A
JP2000055716A JP22068198A JP22068198A JP2000055716A JP 2000055716 A JP2000055716 A JP 2000055716A JP 22068198 A JP22068198 A JP 22068198A JP 22068198 A JP22068198 A JP 22068198A JP 2000055716 A JP2000055716 A JP 2000055716A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
beat signal
circulator
signal
water surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22068198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3390673B2 (ja
Inventor
Kimio Morikawa
公夫 森川
Kenji Yamaguchi
堅治 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meisei Electric Co Ltd
Original Assignee
Meisei Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meisei Electric Co Ltd filed Critical Meisei Electric Co Ltd
Priority to JP22068198A priority Critical patent/JP3390673B2/ja
Publication of JP2000055716A publication Critical patent/JP2000055716A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3390673B2 publication Critical patent/JP3390673B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水面と空中線の間で生ずる多重反射や水面の
波で生ずる電波の擾乱がビート信号のS/N比の低下を
きたし正確な水位の検出を困難にするという問題があ
り、本発明は、この問題を解決することを課題とする。 【解決手段】 電波水位計において受信部で検出したビ
ート信号を、信号処理部でサンプリングした後A/D変
換してディジタルデータとして高速フーリエ変換処理を
行い、これを予め水位は急激に変化しないことを利用し
て、既に得てある水位からビート周波数を逆算して得た
最適な値を与えた適応化フィルタにより適応化フィルタ
処理を行い、得られた周波数の内最大値を有する周波数
を用いて離散フーリエ変換によりビート信号の周波数を
求め、この周波数から計算により水位を求めることを特
徴とする水位計測法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電波を使用して空
中線から水面までの距離を計測し、水位を求める水位計
測法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の周波数変調された電波を使用した
電波水位計では、空中線から水面に向けて放射し反射さ
れた電波を受信し、該受信した反射波と放射した電波と
で生じるビート信号をフィルタを通した後周波数/電圧
変換処理を行い、該周波数/電圧変換処理で得られた電
圧値から水面までの距離即ち水位を計算によって求めて
いた。
【0003】上記従来の技術によると、水面と空中線の
間で生ずる多重反射による不要周波数成分の影響で誤っ
た水位を出力する事があるという問題がある。更に水面
の波で生ずる電波の擾乱が水位を計測する井戸の側壁面
で反射して不要周波数成分となりビート信号のS/N比
の低下をきたし正確な水位の検出を困難にするという問
題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この問題を
解決するために提案するもので、ビート信号に含まれる
水面と空中線との間で生ずる多重反射による不要周波数
成分による影響の除去と、水面の波で生ずる電波の擾乱
が水位を計測する井戸の側壁面で反射して不要周波数成
分となりビート信号のS/N比が低下することによる影
響を除去することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、周波数変調された高周波信号を発生する
送信部と、該送信部からの周波数変調された高周波信号
をサーキュレータを介して水面に向けて放射し、且、水
面から反射して来る反射波を受信する空中線と、該空中
線で受信した反射波を上記サーキュレータを介して受信
し、且、前記送信部からの高周波信号をサーキュレータ
を介して水面に向けて放射した高周波信号の一部をサー
キュレータから受信して上記受信した反射波とのビート
信号を検出する受信部と、該受信部から上記ビート信号
を受信してこれを処理する信号処理部を有する電波水位
計を用いた水位計測法において、上記信号処理部では受
信したビート信号を高速フーリエ変換処理により該ビー
ト信号の周波数成分を抽出したデータを、水位が急速に
変化しないことから該計測直前に得た水位データを予め
入力してなる適応化フィルタに与え、しかる後、該適応
化フィルタにより処理して得たビート信号の周波数成分
の内から主要周波数成分を取り出し、該取り出したビー
ト信号の主要周波数成分を用いて離散フーリエ変換処理
によりビート信号の周波数を抽出し、該抽出したビート
信号の周波数から下記計算式 R=C・fr/(4・ΔF・fm) によって空中線から水面までの距離を求める水位計測法
とすることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に示す実施形
態に基いて詳細に説明する。
【0007】図1は本発明の実施の形態を示すFM−C
Wレーダを用いた水位計のブロック図で、1は送信部、
2はサーキュレータ、3は空中線、4は受信部、5は信
号処理部、6は操作部、7は表示部、8は井戸、9は水
面、10は送信波、11は反射波を示す。
【0008】1は送信部で周波数変調された高周波信号
を発生し、該送信部1で発生する周波数変調された高周
波信号即ち送信波はサーキュレータ2を介して空中線3
に供給され該空中線3から井戸8の水面9に向って送信
波10が放射される。水面9で反射された反射波11は
空中線3で受信されサーキュレータ2を介して受信部4
に入力される。また受信部4は送信部1で発生した上記
周波数変調された高周波信号即ち送信波の一部をサーキ
ュレータ2を介して受信し、該送信波の一部と上記受信
した反射波とが混合されて生ずるビート信号を検出す
る。該ビート信号は受信部4で増幅された後信号処理部
5に出力され、信号処理部5は該ビート信号を受信して
これをサンプリングして、A/D変換によりディジタル
データとした後、演算処理により高速フーリエ変換をお
こない周波数成分のスペクトルを得るが、ここで得られ
る周波数成分は井戸8の水面と空中線3との間で生ずる
多重反射、水面の波による反射波や井戸8の側壁からの
反射波等によって生ずる雑音としての周波数成分を含ん
でいるので、これ等の雑音としての周波数成分を除去す
るために、予め水位は急激に変化しないことを利用し
て、前に得た水位データから逆算して得た最適なビート
周波数の値を操作部6を用いて信号処理部5の適応化フ
ィルタに与えて、上記高速フーリエ変換で得た周波数成
分のスペクトルを該適応化フィルタで処理することによ
って上記雑音の除去を行い、これによって得た周波数成
分の最大値を用いて更に離散フーリエ変換処理を行った
結果得られたビート信号の周波数値をFM−CWの下記
の式 R=C・fr/(4・ΔF・fm) R:空中線から水面までの距離 C:電波伝播速度 fr:ビート信号の周波数 ΔF:FM変調の周波数偏移 fm:FM変調の繰り返し周波数 に代入して水面までの距離を算出するようにしたもので
ある。上記計算式においてC,ΔF及びfmはすべて既
知であるからfrの値を代入することによってRを求め
ることが出来る。
【0009】
【発明の効果】観測されたビート信号をディジタルデー
タとした後高速フーリエ変換を行ない、予め水位は急激
に変化しないことを利用して、既に得てある水位からビ
ート周波数を逆算して得た最適な値を与えて適応化フィ
ルタの通過帯域を最適に設定して適応化フィルタ処理を
行うことにより、上記多重反射あるいは水面の波と井戸
の壁面による電波の擾乱から生ずるS/N比の低下即ち
雑音の影響を除去し、離散フーリエ変換により正確なビ
ート周波数を検出することが可能となり、そのビート周
波数から正確な水位を算出することが出来る効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】FM−CWレーダを用いた水位計のブロック図
を示す。
【符号の説明】
1…送信部 2…サーキュレータ 3…空中線 4…受信部 5…信号処理部 6…操作部 7…表示部 8…井戸 9…水面 10…送信波 11…反射波
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F014 AA02 FC02 5J070 AB17 AC01 AC02 AD02 AE07 AF01 AH23 AH31 AH35 AH39 AJ05 AK07 AK28

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数変調された高周波信号を発生する
    送信部と、該送信部からの周波数変調された高周波信号
    をサーキュレータを介して水面に向けて放射し、且、水
    面から反射して来る反射波を受信する空中線と、該空中
    線で受信した反射波を上記サーキュレータを介して受信
    し、且、前記送信部からの高周波信号をサーキュレータ
    を介して水面に向けて放射した高周波信号の一部をサー
    キュレータから受信して上記受信した反射波とのビート
    信号を検出する受信部と、該受信部から上記ビート信号
    を受信してこれを処理する信号処理部を有する電波水位
    計を用いた水位計測法において、上記信号処理部では受
    信したビート信号を高速フーリエ変換処理により該ビー
    ト信号の周波数成分を抽出したデータを、水位が急速に
    変化しないことから該計測直前に得た水位データを予め
    入力してなる適応化フィルタに与え、しかる後、該適応
    化フィルタにより処理して得たビート信号の周波数成分
    の内から主要周波数成分を取り出し、該取り出したビー
    ト信号の主要周波数成分を用いて離散フーリエ変換処理
    によりビート信号の周波数を抽出し、該抽出したビート
    信号の周波数から下記計算式 R=C・fr/(4・ΔF・fm) によって空中線から水面までの距離を求めることを特徴
    とした水位計測法。
JP22068198A 1998-08-04 1998-08-04 水位計測法 Expired - Fee Related JP3390673B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22068198A JP3390673B2 (ja) 1998-08-04 1998-08-04 水位計測法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22068198A JP3390673B2 (ja) 1998-08-04 1998-08-04 水位計測法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000055716A true JP2000055716A (ja) 2000-02-25
JP3390673B2 JP3390673B2 (ja) 2003-03-24

Family

ID=16754812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22068198A Expired - Fee Related JP3390673B2 (ja) 1998-08-04 1998-08-04 水位計測法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3390673B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006003238A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 Japan Radio Co Ltd 電波を利用した水位測定装置及び水位測定方法
US20180259633A1 (en) * 2017-03-13 2018-09-13 Fujitsu Limited Distance measuring device, water level measurement system, and distance measurement method
CN112212936A (zh) * 2020-09-29 2021-01-12 广东电网有限责任公司广州供电局 一体化电缆井积水深度在线监测装置、设备及方法
WO2022001725A1 (zh) * 2020-06-28 2022-01-06 佛山市顺德区美的饮水机制造有限公司 饮水设备、饮水系统、饮水设备的控制方法和存储介质

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006003238A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 Japan Radio Co Ltd 電波を利用した水位測定装置及び水位測定方法
JP4495528B2 (ja) * 2004-06-18 2010-07-07 日本無線株式会社 電波を利用した水位測定装置及び水位測定方法
US20180259633A1 (en) * 2017-03-13 2018-09-13 Fujitsu Limited Distance measuring device, water level measurement system, and distance measurement method
US10725165B2 (en) 2017-03-13 2020-07-28 Fujitsu Limited Distance measuring device, water level measurement system, and distance measurement method
WO2022001725A1 (zh) * 2020-06-28 2022-01-06 佛山市顺德区美的饮水机制造有限公司 饮水设备、饮水系统、饮水设备的控制方法和存储介质
CN112212936A (zh) * 2020-09-29 2021-01-12 广东电网有限责任公司广州供电局 一体化电缆井积水深度在线监测装置、设备及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3390673B2 (ja) 2003-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1262793A1 (en) Method and apparatus for removing a DC-offset in the frequency spectrum before performing Fourier transform in a radar
CN105022036A (zh) 风廓线雷达风速测定方法
JP3505441B2 (ja) Fft信号処理でのピーク周波数算出方法
JP3390673B2 (ja) 水位計測法
JP2003240842A (ja) レーダ
JPH08220218A (ja) 移動物体の速度の測定方法及びその方法を実施する遠隔検出装置
JP4506132B2 (ja) Fskレーダーにおけるアンビギュイティでない距離を増大させる方法
JP2001221854A (ja) Fm−cwレーダ装置
JP2003043134A (ja) 短パルスエコーの周波数検出装置
JP2951045B2 (ja) 超音波反射強度測定装置
JPH11271431A (ja) Fmcwレーダ装置
JP5586217B2 (ja) レーダ装置
JP2962983B2 (ja) Cwドプラ計測レーダ装置
JPH07174843A (ja) 位置測定における音速補正装置及びその方法
JP3411431B2 (ja) 速度計測装置
JP2000171556A (ja) 車両用レーダ装置
JPH06347548A (ja) 船舶速度測定装置
JPH04286981A (ja) 自動車用衝突予防レーダ装置
JP2001108508A (ja) 超音波による周波数型液面検出方法およびその装置
JPH08226843A (ja) 超音波式液面レベル計の信号処理回路
JPH0226743B2 (ja)
JPS63208779A (ja) ソ−ナ−受信方式
JP2019138753A (ja) 信号処理装置
JPS56141573A (en) Ground speed meter
JP2002055157A (ja) ソーナー高解像方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100117

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100117

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120117

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees