JP2000055296A - 熱応動式スチ―ムトラップ - Google Patents

熱応動式スチ―ムトラップ

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JP2000055296A
JP2000055296A JP10226839A JP22683998A JP2000055296A JP 2000055296 A JP2000055296 A JP 2000055296A JP 10226839 A JP10226839 A JP 10226839A JP 22683998 A JP22683998 A JP 22683998A JP 2000055296 A JP2000055296 A JP 2000055296A
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JP
Japan
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diaphragm
valve
temperature
outlet
expansion medium
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Pending
Application number
JP10226839A
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English (en)
Inventor
Hideaki Yumoto
湯本  秀昭
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TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導出路を確実に閉止できる熱応動式スチ―ム
トラップを提供する。 【解決手段】 上ケ―シング1と下ケ―シグ2とで入口
4と弁室3と出口5を形成する。弁室3内に温度制御機
素10を配置する。温度制御機素10は、壁部材12と
ダイヤフラム15の外周縁を固着して形成した内部空間
14に膨脹媒体16を封入し、壁部材12とダイヤフラ
ム15の間にダイヤフラム15を高温時に閉弁方向に付
勢する温度応動部材としてのバイメタル21を配置し、
ダイヤフラム15に弁部材18を連結して形成する。膨
脹媒体16の膨脹収縮によるダイヤフラム15の変位に
よって弁部材18を駆動して出口5の弁室3側開口端に
形成した導出路7を開閉する。バイメタル21の変形力
が高温時に閉弁力として加わるので、導出路7を確実に
閉止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種蒸気使用機器
や蒸気配管で発生する復水を自動的に排出するスチ―ム
トラップに関し、特に、加熱されて膨脹し冷却されて収
縮する媒体を含む温度制御機素を用いて、所望温度以下
の流体を系外へ排出する熱応動式スチ―ムトラップに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】温度制御機素を用いた熱応動式スチ―ム
トラップは、例えば特開平8−86397号公報に示さ
れている。当該公報から理解されるように、ケ―シング
で入口と弁室と出口を形成し、壁部材とダイヤフラムの
外周縁を固着して形成した内部空間に膨脹媒体を封入す
ると共にダイヤフラムに弁部材を連結した温度制御機素
を弁室内に配置し、膨脹媒体の膨脹収縮によるダイヤフ
ラムの変位によって弁部材を駆動して出口の弁室側開口
端に形成した導出路を開閉するようにしたものである。
膨脹媒体は、水、水より沸点の低い液体、あるいはそれ
らの混合物で形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】弁室内に所定温度以上
の高温流体が流入してくると、膨脹媒体が膨脹して内部
空間の圧力が上昇し、ダイヤフラムが入口側の流体圧力
に抗して閉弁方向に変位して弁部材が導出路を閉止す
る。これによって、蒸気の排出を防止する。所定温度以
下の低温流体が流入してくると、膨脹媒体が収縮して内
部空間の圧力が降下し、ダイヤフラムが入口側の流体圧
力によって開弁方向に変位して弁部材が導出路を開口す
る。これによって、復水や空気を系外へ排出する。
【0004】しかしながら、このような様式の熱応動式
スチ―ムトラップにあっては、膨脹媒体として水や水よ
り沸点の少し低い液体やそれらの混合物を用いた場合に
導出路を完全閉止できず蒸気漏れを生じる問題があっ
た。これは、膨脹媒体の膨脹によって上昇する内部空間
の圧力が入口側の流体圧力と同等あるいは入口側の流体
圧力よりも少し高い程度であるために、導出路を閉止す
るための閉弁力が弱いためである。
【0005】従って、本発明の技術的課題は、導出路を
確実に閉止できる熱応動式スチ―ムトラップを提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、ケ―シングで
入口と弁室と出口を形成し、壁部材とダイヤフラムの外
周縁を固着して形成した内部空間に膨脹媒体を封入する
と共にダイヤフラムに弁部材を連結した温度制御機素を
弁室内に配置し、膨脹媒体の膨脹収縮によるダイヤフラ
ムの変位によって弁部材を駆動して出口の弁室側開口端
に形成した導出路を開閉するものにおいて、ダイヤフラ
ムを高温時に閉弁方向に付勢する温度応動部材を内部空
間に配置したことを特徴とする熱応動式スチ―ムトラッ
プにある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の熱応動式スチ―ムトラッ
プは、ダイヤフラムを高温時に閉弁方向に付勢する温度
応動部材を内部空間に配置している。そのため、膨脹媒
体の膨脹によって上昇する内部空間の圧力とダイヤフラ
ムを高温時に閉弁方向に付勢する温度応動部材の変形力
により、ダイヤフラムが入口側の流体圧力に抗して閉弁
方向に変位し、弁部材が導出路を閉止する。これによ
り、導出路を確実に閉止でき蒸気漏れを生じることがな
い。
【0008】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1参照)。上ケ―シング1と下ケ―シング2
とをねじ結合して、内部に弁室3を有するケ―シングが
形成される。上ケ―シング1に入口4が、下ケ―シング
2に出口5が形成される。入口4と出口5は同軸に形成
されている。下ケ―シング2の横断壁6に、弁室3と出
口5を連通する導出路7を有する弁座部材8がねじ結合
される。
【0009】弁座部材8の上方に温度制御機素10が配
される。温度制御機素10は、注入口11を有する壁部
材12と、注入口11を密封する栓部材13と、壁部材
12との間に内部空間14を形成するダイヤフラム15
と、内部空間14に密封した膨脹媒体16と、ダイヤフ
ラム15に溶接(参照番号17の箇所)によって固着し
た弁部材18と、ダイヤフラム15の外周縁を壁部材1
2との間に挟んで溶接(参照番号19)によって固着し
た下壁部材20と、壁部材12とダイヤフラム15との
間に配された温度応動部材としての円板状のバイメタル
21とで構成される。バイメタル21は、高温時に下に
凸状に湾曲変形してダイヤフラム15を閉弁方向(弁座
部材8方向)に付勢し、低温時に上に凸状に湾曲変形し
てダイヤフラム15を閉弁方向(弁座部材8方向)に付
勢しない。膨脹媒体16は、水、水より沸点の低い液
体、あるいはそれらの混合物で形成される。
【0010】温度制御機素10は、下ケ―シング2に取
り付けられたバネ22によって弁座部材8側に付勢さ
れ、下壁部材20の下面外周が下ケ―シング2の内周に
形成された複数個のリブ23の段部に当たって保持され
ている。参照番号24は、上ケ―シング1と下ケ―シン
グ2の間に挟んで固定された、異物を捕捉するめたのス
クリ―ンである。
【0011】本実施例での作動は下記の通りである。始
動時、弁室3内は低温であり、バイメタル21はダイヤ
フラム15を閉弁方向に付勢しておらず、また膨張媒体
16は収縮している。そのため、ダイヤフラム15は入
口4側の流体圧力によって開弁方向に変位せしめられ、
弁部材18が弁座部材8から離座して導出路7を開口す
る。これによって低温の復水や空気が出口5から排出さ
れる。
【0012】低温流体の排出によって弁室3内に流入し
てくる流体の温度が高くなってくると、バイメタル21
はダイヤフラム15を閉弁方向に付勢する。そして、弁
室3内に流入してくる流体の温度が更に高くなってくる
と、膨脹媒体16は膨脹する。このバイメタル21のダ
イヤフラム15を閉弁方向に付勢する変形力と膨脹媒体
の膨脹によって上昇する内部空間の圧力により、ダイヤ
フラム15は入口4側の流体圧力に抗して閉弁方向に変
位せしめられ、弁部材18が弁座部材8に着座して導出
路7を閉止する。これによって蒸気の漏出を防止する。
このように、バイメタル21の変形力を閉弁力として加
えているので、導出路7を確実に閉止できる。
【0013】弁室3内の流体温度が放熱等により低下し
てくると、膨張媒体16は収縮する。そのため、ダイヤ
フラム15は入口4側の流体圧力によって開弁方向に変
位せしめられ、弁部材18が弁座部材8から離座して導
出路7を開口する。これによって低温の復水や空気が出
口5から排出される。
【0014】
【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本発明は、ダイヤフラムを高温時に閉弁方向
に付勢する温度応動部材を内部空間に配置することによ
り、導出路を確実に閉止できるので、蒸気漏れを生じる
ことがなく、省エネルギ―となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の熱応動式スチ―ムトラップの
断面図。
【符号の説明】
1 上ケシング 2 下ケ―シング 3 弁室 4 入口 5 出口 7 導出路 8 弁座部材 10 温度制御機素 12 壁部材 14 内部空間 15 ダイヤフラム 16 膨脹媒体 18 弁部材 21 バイメタル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケ―シングで入口と弁室と出口を形成
    し、壁部材とダイヤフラムの外周縁を固着して形成した
    内部空間に膨脹媒体を封入すると共にダイヤフラムに弁
    部材を連結した温度制御機素を弁室内に配置し、膨脹媒
    体の膨脹収縮によるダイヤフラムの変位によって弁部材
    を駆動して出口の弁室側開口端に形成した導出路を開閉
    するものにおいて、ダイヤフラムを高温時に閉弁方向に
    付勢する温度応動部材を内部空間に配置したことを特徴
    とする熱応動式スチ―ムトラップ。
JP10226839A 1998-08-11 1998-08-11 熱応動式スチ―ムトラップ Pending JP2000055296A (ja)

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