JP2000054704A - 扉装置 - Google Patents

扉装置

Info

Publication number
JP2000054704A
JP2000054704A JP10235046A JP23504698A JP2000054704A JP 2000054704 A JP2000054704 A JP 2000054704A JP 10235046 A JP10235046 A JP 10235046A JP 23504698 A JP23504698 A JP 23504698A JP 2000054704 A JP2000054704 A JP 2000054704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
bar
door
door body
lock plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10235046A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3318265B2 (ja
Inventor
Yoshiaki Sugimoto
義明 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Itoki Co Ltd
Original Assignee
Itoki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Itoki Co Ltd filed Critical Itoki Co Ltd
Priority to JP23504698A priority Critical patent/JP3318265B2/ja
Publication of JP2000054704A publication Critical patent/JP2000054704A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3318265B2 publication Critical patent/JP3318265B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refrigerator Housings (AREA)
  • Special Wing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉装置を非常時に内側から開けることができ
るようにする。 【解決手段】 扉体12に摺動自在に支持された閂24
が扉体12に回動自在に支持された内側ハンドルシャフ
ト17aで進退操作され、電気錠60で鎖錠される扉装
置において、電気錠60のロックピン61に係合自在の
ロック板47が閂24の横部材27にロックピン61に
対し進退自在に支持され、ハンドルシャフト17aに操
作される操作部材40が扉体12に摺動自在に支持さ
れ、操作部材40はロック板とロック板の進退方向に進
退させるように連携され、横部材27と摺動方向に進退
させるように連携されている。 【効果】 非常時にハンドルが操作されると、ロック板
はロックピンとの鎖錠を解除する方向に操作部材で移動
され、閂の横部材が操作板で後退される。これにより扉
体を開放できるため、扉装置の内側室に閉じ込められた
人は脱出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扉装置、特に、鎖
錠技術に関し、例えば、貴重な文化財を収蔵している美
術館や博物館等の収蔵庫の扉装置に利用して有効な技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】美術館や博物館等の収蔵庫には種々の貴
重な収蔵品が収蔵されており、この収蔵品の盗難を防止
するために収蔵庫の扉装置は鎖錠し得るようになってい
る。すなわち、従来のこの種の扉装置は閂が扉体に横方
向に摺動自在に支持されており、この閂は扉体に回動自
在に支持されたハンドルによって進退操作され、かつ、
扉体に据え付けられた錠によって鎖錠されるように構成
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近の美術館や博物館
等の収蔵庫においては、貴重な収蔵品の盗難を確実に防
止するために、扉装置に電気錠を使用することが検討さ
れている。しかしながら、扉装置を閉鎖した状態で、収
蔵庫内において収蔵品の補修点検や搬出搬入作業中に、
万一、扉装置が電気錠によって鎖錠されてしまったり停
電が発生した場合には、作業者は収蔵庫内から脱出する
ことができなくなってしまう。
【0004】本発明の目的は、非常時に内側から開ける
ことができる扉装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る扉装置は、
扉体に摺動自在に支持された閂が、前記扉体に回動自在
に支持されたハンドルによって進退操作され、かつ、前
記扉体に据え付けられた錠によって鎖錠される扉装置に
おいて、前記錠のロックピンに係合自在のロック板が前
記閂にロックピンに対して接近離脱方向に進退自在に支
持されており、前記ハンドルに操作される操作部材が前
記扉体に前記閂の摺動方向に摺動自在に支持されてお
り、この操作部材は前記ロック板と前記ロック板の進退
方向に進退させるように連携されているとともに、前記
閂と前記摺動方向に進退させるように連携されているこ
とを特徴とする。
【0006】前記した手段によれば、非常時の脱出に際
して、ハンドルが操作されると、ロック板はロックピン
との鎖錠を解除する方向に操作部材によって移動され、
続いて、閂が操作板によって外される。この解錠および
閂の解錠によって扉体を開くことができるため、扉装置
の内側室に閉じ込められた人は脱出することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態であ
る扉装置を図面に即して説明する。
【0008】本実施形態において、本発明に係る扉装置
は、美術館や博物館等の収蔵庫の扉装置として構成され
ており、図1に示されているように、収蔵庫1の立ち上
がり壁2に略正方形に開設された開口部3に設備されて
いる。扉装置10は互いに組み合わさることによって略
正方形の開口部3を閉塞する大きさの長方形の板形状に
形成された左右で一対の扉体11、12を備えており、
両扉体11、12は観音開きに構成されている。すなわ
ち、左側の扉体11は左辺がヒンジ13によって回動自
在に支持され、右側の扉体12は右辺がヒンジ13によ
って回動自在に支持されており、左側の扉体11の右辺
と右側の扉体12の左辺とが合わさることによって開口
部3を閉塞するようになっている。なお、両扉体11、
12の枠体の内部にはモルタルやセメント等の防火材1
4が充填されている。
【0009】左右の扉体11、12の外面(収蔵庫1の
外側面)における合わせ部付近には、左右の外側ハンド
ル15、16がそれぞれ回転自在に支持されており、右
の扉体12の内面(庫内側面)には非常時脱出用ハンド
ルである内側ハンドル17が、右の外側ハンドル16の
真上に配置されて回転自在に支持されている。これらの
外側ハンドル15、16および内側ハンドル17は操作
のし易さを配慮して、人間の胴体に対向する高さにそれ
ぞれ配置されている。
【0010】図1に示されているように、左の扉体11
には上側閂18および下側閂19が垂直方向に摺動自在
に支持されており、上側閂18および下側閂19はリン
ク機構20によって外側ハンドル15に上下方向に移動
されるように連動されている。上側閂18および下側閂
19は開口部3の天井面および床面にそれぞれ開設され
た閂穴に嵌入することにより、左の扉体11の開口部3
に対する閉鎖状態を固定されるようになっている。
【0011】右の扉体(以下、扉体という。)12は閂
を鎖錠し得るように構成されている。以下、扉体12の
構成を詳細に説明する。
【0012】図2(b)に示されているように、扉体1
2は縦に長い長方形に形成されており、扉体12の庫内
4側主面には全体を覆おうカバー21が図2(a)に示
されているように被せられている。内側ハンドル17の
シャフト(以下、内側ハンドルシャフトという。)17
aはカバー21に庫内側から挿入されており、図3に示
されているように、扉体12に据え付けられたブラケッ
ト22によって回転自在に支持されている。内側ハンド
ルシャフト17aにはレバー23の一端部が固定されて
おり、レバー23の自由端部は後記する操作部材40に
連結されている。
【0013】図1および図2に示されているように、扉
体12のカバー21内の内側主面における左の扉体11
との合わせ面寄りの位置には、左の扉体11の閂穴24
Aに嵌入することによって扉装置10の閉鎖状態を維持
する閂24が装備されている。閂24は閂穴24Aに進
退自在に嵌入する四個のピン25と、これらピン25を
支持した縦部材26と、この縦部材26に固定されて一
体的に移動する四本の横部材27とを備えている。四個
のピン25は垂直に配置された縦部材26の合わせ面側
端辺に上下方向に間隔を置かれて水平に固定されてお
り、縦部材26の横移動に伴って左の扉体11に開設さ
れた各閂穴24Aに対して出入りするようになってい
る。四本の横部材27は縦部材26のピン25と反対側
の端辺に上下方向に間隔を置かれて水平に固定されてお
り、扉体12の内側主面に固定されたガイドピン28に
よって左右方向に摺動自在に支持されている。
【0014】扉体12のカバー21内の内側主面におけ
る上端部には上側閂29が垂直方向に摺動自在に支持さ
れており、上側閂29は最上段の横部材27にリンク機
構30によって上下方向に操作されるように連結されて
いる。扉体12のカバー21内の内側主面における下端
部には下側閂31が垂直方向に摺動自在に支持されてお
り、下側閂31は最下段の横部材27に上下方向に操作
されるようにリンク機構32によって連結されている。
下側閂31の中間高さ位置には移動止めロッド33が水
平方向に連結されており、移動止めロッド33はスプリ
ング34によってヒンジ13側の端面に突き出されるよ
うに付勢されている。
【0015】そして、移動止めロッド33は扉体12が
閉鎖してヒンジ13側の端面が開口部3の内面に略接し
た状態において、開口部3の内面によってスプリング3
4に抗して押し戻されることよって下側閂31の移動を
許容するが、扉体12が開口した状態においてスプリン
グ34の付勢力によってヒンジ13側端面から押し出さ
れることにより、下側閂31の下方向への移動を阻止す
るようになっている。下側閂31の移動が阻止される
と、閂24および上側閂29も移動を阻止された状態に
なる。この移動止めにより、各閂24、29、31が扉
体12の閉鎖作動中に左の扉体11および開口部3に衝
突するのを防止されることになる。
【0016】図2および図3に示されているように、外
側ハンドル16のシャフト16aにはレバー35の一端
部が固定されており、レバー35の自由端部にはピン3
6が固定されている。他方、閂24の縦部材26にはリ
ンクバー37の一端部が固定されており、リンクバー3
7の自由端部にはガイド孔38が開設されている。そし
て、レバー35のピン36はリンクバー37のガイド孔
38に摺動自在に嵌入されている。したがって、外側ハ
ンドル16が回動操作されると、縦部材26はレバー3
5およびリンクバー37を介して左右方向に移動される
ため、閂24は閂穴24Aに対して進退するようになっ
ている。
【0017】図3に示されているように、内側ハンドル
シャフト17aの近傍に位置した横部材27の下側に
は、左右方向に長い長方形の板形状に形成された操作部
材40が横部材27と平行に配置されており、操作部材
40は扉体12の内側主面に固定された複数本のガイド
ピン39によって左右方向に摺動自在に支持されてい
る。操作部材40の内側ハンドルシャフト17a側の端
部にはガイド孔41が垂直方向に長い長孔形状に開設さ
れており、このガイド孔41には内側ハンドルシャフト
17aに固定されたレバー23のピン23aが摺動自在
に嵌入されている。したがって、内側ハンドル17が回
動操作されると、操作部材40はレバー23を介して左
右方向に移動されるようになっている。
【0018】操作部材40のガイド孔41の上側には操
作部材側係合部片(以下、操作側係合部片という。)4
2が垂直方向上向きに突設されており、操作側係合部片
42は横部材27に固定された左(以下、閉じ側とす
る。)寄りの係合部片(以下、閉じ側係合部片とい
う。)43と、右(以下、開き側とする。)寄りの係合
部片(以下、開き側係合部片という。)44との間に摺
動自在に挿入されている。閉じ側係合部片43と開き側
係合部片44とは操作側係合部片42の横幅よりも、後
記するカムフォロー54のストロークに必要な間隔だけ
離間されている。
【0019】図3に示されているように、横部材27の
係合部片側端部から開き側端部に寄った位置には一対の
支持部片45、45が垂直下向きに垂下されており、両
支持部片45、45の下端部および横部材27の二箇所
には四本のガイドポール46がそれぞれ直角に立脚され
ている。四本のガイドポール46には略正方形の板形状
に形成されたロック板47の四個のガイド孔48がそれ
ぞれ摺動自在に嵌合されており、ロック板47は操作部
材40を跨いだ状態で、操作部材40に対して接近離反
し得るように各ガイドポール46に支持されている。各
ガイドポール46の先端部にはスプリング49が装着さ
れた後に、ナット50が螺着されており、ロック板47
はスプリング49によって操作部材40の方向に常時付
勢されるようになっている。
【0020】ロック板47の下端部における閉じ側端部
には電気錠60のロックピン61と係合自在のロック孔
51が開設されており、ロック孔51の操作部材40側
はロックピン61を逃げる得るように開口した状態に形
成されている。ロック板47のロック孔51から開き側
に寄った位置には、電気錠60の被検出子としてのマグ
ネット52が固定されている。
【0021】電気錠60はロック板47が閉じ側に位置
した状態の対向位置に水平に配置されて、扉体12の内
側主面に一対のブラケット62、62によって据え付け
られている。電気錠60のロックピン61は上下方向に
出入り作動してロック板47のロック孔51に下側から
嵌入することにより、ロック板47の移動を阻止して閂
24を鎖錠するようになっている。電気錠60にはマグ
ネット52を検出するマグネット式リードスイッチ(図
示せず)が内蔵されており、マグネット52を検出する
ことにより鎖錠および解錠の状態を検出するようになっ
ている。
【0022】ロック板47の操作部材40との対向面に
は一対のカム53、53が左右に並べられて固定されて
いる。カム53は半台形の直方体形状に形成されてお
り、半台形の斜面側が閉じ側に配置されている。他方、
操作部材40のロック板47との対向面には一対のカム
フォロー54、54が左右に並べられて垂直軸において
回転自在に支持されており、両カムフォロー54、54
は両カム53、53に転動自在に当接し得るようになっ
ている。そして、カムフォロー54がカム53を斜面側
から転動することにより、操作部材40がロック板47
をスプリング49の付勢力に抗して押し上げる(横部材
27に対して離反させる)ようになっている。
【0023】次に、以上の構成に係る扉装置10の作用
と非常脱出時の閂24の解錠の作用を主体にして説明す
る。
【0024】扉装置10が閉鎖されて電気錠60が鎖錠
された状態においては、図1、図4および図5に示され
ているように、閂24は閂穴24Aに嵌入され、電気錠
60のロックピン61はロック板47のロック孔51に
嵌入した状態になっている。この状態において、操作部
材40のカムフォロー54はロック板47のカム53の
上から下りた状態になり、操作部材40は操作側係合部
片42によって横部材27の閉じ側係合部片43を閉じ
側方向に押した状態になっている。
【0025】この状態において、例えば、停電や電気錠
60の電気系統の故障等によって収蔵庫1の庫内4に人
が閉じ込められた場合には、内側ハンドル17が閉じ込
められた人によって図4において反時計回り方向に回動
される。内側ハンドル17が回動されると、内側ハンド
ルシャフト17aに固定されたレバー23が回動される
ため、操作部材40がピン23aおよびガイド孔41に
よって開き側方向に移動される。
【0026】図6および図7に示されているように、操
作部材40の移動初期である操作側係合部片42が横部
材27の開き側係合部片44に係合する迄の間は、操作
部材40は横部材27から独立して単独で開き側に移動
する。この操作部材40の単独の移動によって、カムフ
ォロー54がカム53の上に転動するため、ロック板4
7はカム53の働きによって操作部材40から離反する
方向にスプリング49の付勢力に抗して持ち上げられ
る。
【0027】ロック板47が操作部材40から離反する
方向に持ち上げられると、ロック板47のロック孔51
が電気錠60のロックピン61から逃げる方向に移動す
るため、電気錠60のロックピン61が突出した状態の
ままで、ロック板47と電気錠60との鎖錠状態が自動
的に解除される。
【0028】図8および図9に示されているように、操
作側係合部片42が横部材27の開き側係合部片44に
係合した後も内側ハンドル17が回動されると、開き側
に移動する操作部材40は横部材27を操作側係合部片
42および開き側係合部片44を介して開き側方向に移
動させる。この際、電気錠60のロックピン61とロッ
ク板47のロック孔51との係合状態は解除されている
ため、電気錠60のロックピン61が突出した状態であ
っても、操作部材40は横部材27を開き方向に移動さ
せることができる。
【0029】閂24の一部である横部材27が開き方向
に移動されると、閂24の一部であって横部材27と一
体となった縦部材26が開き方向に移動されるため、閂
24の一部であって縦部材26と一体となったピン25
のそれぞれが左の扉体11の各閂穴24Aから引き抜か
れる。これによって、扉装置10の閂24による鎖錠状
態は解除された状態になる。
【0030】そして、閂24が開き方向に移動すると、
閂24に上下のリンク機構30および32によって連動
された上側閂29および下側閂31も開口部3との鎖錠
状態を解除された状態になる。
【0031】以上のようにして閂24、29、31が解
錠されると、扉体12は開口部3に対して開くことがで
きるため、収蔵庫1内に閉じ込められた人は扉体12を
開いて庫内4から脱出することができる。
【0032】なお、ロック板47と電気錠60との関係
を元の状態に戻すには、内側ハンドル17を前述と反対
方向に回動させればよい。図8および図9に示された状
態から、内側ハンドル17が時計回り方向に回動される
と、操作側係合部片42が閉じ側係合部片43に係合す
る迄の間は、操作部材40が横部材27に独立して単独
で閉じ方向に移動するため、操作部材40のカムフォロ
ー54はロック板47のカム53を転動して下りる。す
ると、ロック板47はスプリング49の付勢力によって
操作部材40に接近する方向に移動される。
【0033】操作側係合部片42が横部材27の閉じ側
係合部片43に係合した後も内側ハンドル17が閉じ方
向に回動されると、閉じ側に移動する操作部材40が横
部材27を操作側係合部片42および閉じ側係合部片4
3を介して閉じ側方向に移動させる。この際、電気錠6
0によるロック板47の鎖錠状態は解除されているた
め、電気錠60のロックピン61が突出した状態であっ
ても、操作部材40は横部材27を開き方向に移動させ
ることができる。
【0034】横部材27が図1、図4および図5に示さ
れている元の位置まで戻されると、ロック板47のロッ
ク孔51はスプリング49の付勢力によって電気錠60
のロックピン61に嵌入されるため、ロック板47と電
気錠60とは元の鎖錠状態に戻ることになる。
【0035】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々に変更が可能であることはいうまでもない。
【0036】例えば、ロック板を鎖錠する錠は電気錠に
限らず、ダイヤル錠や鍵による通常の錠等であってもよ
いし、これらの錠を併用してもよい。
【0037】閂は縦部材や横部材およびピンによって構
成するに限らず、横部材または縦部材が閂穴に進退自在
に嵌合するように構成してもよい。
【0038】閂や操作部材およびロック板の支持構造は
前記実施形態の構成を使用するに限らず、他の構成を使
用してもよい。
【0039】また、閂と操作部材との連携機構や、操作
部材と内側ハンドルとの連携機構および操作部材とロッ
ク板との連携機構は前記実施形態の構成を使用するに限
らず、他の機構を使用してもよい。
【0040】以上の説明では収蔵庫の扉装置に適用した
場合について説明したが、本発明はそれに限定されるも
のではなく、貴重品を保管する保管庫や金庫等の扉装置
全般に適用することができる。特に、扉装置の内側室に
人が閉じ込められる可能性があり、しかも、内側室から
の解錠が困難である場合に適用して優れた効果を得るこ
とができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
内側室からの解錠が困難である扉装置の内側室に人が閉
じ込められた非常時であっても、内側からの操作によっ
て非常脱出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である扉装置が使用され
た収蔵庫を示しており、(a)は正面図、(b)は平面
断面図である。
【図2】その扉装置の右の扉体を示しており、(a)は
側面断面図、(b)はカバーを外した背面図である。
【図3】その扉装置の主要部を示す一部を分解した斜視
図である。
【図4】その作用を示す鎖錠時の一部省略背面図であ
る。
【図5】同じく一部省略平面断面図である。
【図6】同じく解錠途中を示す一部省略背面図である。
【図7】同じく一部省略平面断面図である。
【図8】同じく解錠した状態を示す一部省略背面図であ
る。
【図9】同じく一部省略平面断面図である。
【符号の説明】
1…収蔵庫、2…立ち上がり壁、3…開口部、4…庫
内、10…扉装置、11…左の扉体、12…右の扉体、
13…ヒンジ、14…防火材、15、16…左右の外側
ハンドル、17…内側ハンドル(非常脱出用ハンド
ル)、17a…内側ハンドルシャフト、18…上側閂、
19…下側閂、20…リンク機構、21…カバー、22
…ブラケット、23…レバー、23a…ピン、24…
閂、24A…閂穴、25…ピン、26…縦部材、27…
横部材、28…ガイドピン、29…上側閂、30…リン
ク機構、31…下側閂、32…リンク機構、33…移動
止めロッド、34…スプリング、35…レバー、36…
ピン、37…リンクバー、38…ガイド孔、39…ガイ
ドピン、40…操作部材、41…ガイド孔、42…操作
側係合部片、43…閉じ側係合部片、44…開き側係合
部片、45…支持部片、46…ガイドポール、47…ロ
ック板、48…ガイド孔、49…スプリング、50…ナ
ット、51…ロック孔、52…マグネット、53…カ
ム、54…カムフォロー、60…電気錠、61…ロック
ピン、62…ブラケット。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉体に摺動自在に支持された閂が、前記
    扉体に回動自在に支持されたハンドルによって進退操作
    され、かつ、前記扉体に据え付けられた錠によって鎖錠
    される扉装置において、 前記錠のロックピンに係合自在のロック板が前記閂にロ
    ックピンに対して接近離脱方向に進退自在に支持されて
    おり、前記ハンドルに操作される操作部材が前記扉体に
    前記閂の摺動方向に摺動自在に支持されており、この操
    作部材は前記ロック板と前記ロック板の進退方向に進退
    させるように連携されているとともに、前記閂と前記摺
    動方向に進退させるように連携されていることを特徴と
    する扉装置。
  2. 【請求項2】 前記ロック板が前記閂に扉体の厚さ方向
    に進退自在に支持されているとともに、スプリングによ
    って前記ロックピンの鎖錠方向に常時付勢されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の扉装置。
  3. 【請求項3】 前記操作部材が前記ロック板にカムおよ
    びカムフォローによって連携されていることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の扉装置。
  4. 【請求項4】 前記ハンドルが前記扉体の室内側に配置
    されていることを特徴とする請求項1、2または3に記
    載の扉装置。
  5. 【請求項5】 前記錠が電気錠によって構成されている
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の扉
    装置。
JP23504698A 1998-08-06 1998-08-06 扉装置 Expired - Fee Related JP3318265B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23504698A JP3318265B2 (ja) 1998-08-06 1998-08-06 扉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23504698A JP3318265B2 (ja) 1998-08-06 1998-08-06 扉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000054704A true JP2000054704A (ja) 2000-02-22
JP3318265B2 JP3318265B2 (ja) 2002-08-26

Family

ID=16980292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23504698A Expired - Fee Related JP3318265B2 (ja) 1998-08-06 1998-08-06 扉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3318265B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3318265B2 (ja) 2002-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7946663B2 (en) Drawer lock mechanism
US20060225628A1 (en) Locking system for a door of an enclosure
US6966585B2 (en) Door lock device
US3811302A (en) Lock for sliding doors
KR100825446B1 (ko) 전자식 도어록의 비상시 록킹 해정장치
KR20070068640A (ko) 자동잠김 기능을 갖는 전기정
KR102112574B1 (ko) 사물함 도어 장치
JP3318265B2 (ja) 扉装置
US964265A (en) Fastening device for doors and the like.
JP5364900B2 (ja) 施錠装置
KR20100010150A (ko) 전기정 스트라이커
RU2596945C2 (ru) Отпирающее устройство эвакуационного выхода со скользящей защелкой
GB2051217A (en) Improvements in door bolts
JP3090440B2 (ja)
JP5364899B2 (ja) 収納什器
KR100530698B1 (ko) 자동잠금식 레버형 도어록
KR100825447B1 (ko) 전자식 도어록의 비상시 록킹 해정장치
JPH0312131Y2 (ja)
JP2001227243A (ja) 収納庫
JP7207729B2 (ja) 開き扉の施解錠機構
JPH08151841A (ja) 両開戸の施錠装置
KR200325757Y1 (ko) 자동잠금식 레버형 도어록
JPH0344944Y2 (ja)
JPH02147783A (ja) シャッターの施錠装置
JPH0131720Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090614

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100614

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100614

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110614

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees