JP2000053485A - 単結晶製造装置 - Google Patents
単結晶製造装置Info
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- JP2000053485A JP2000053485A JP10223895A JP22389598A JP2000053485A JP 2000053485 A JP2000053485 A JP 2000053485A JP 10223895 A JP10223895 A JP 10223895A JP 22389598 A JP22389598 A JP 22389598A JP 2000053485 A JP2000053485 A JP 2000053485A
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- Pending
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- Liquid Deposition Of Substances Of Which Semiconductor Devices Are Composed (AREA)
Abstract
にする。 【解決手段】 浮遊溶融帯法または溶媒移動浮遊溶融帯
法により単結晶を製造する装置において、単結晶の育成
が行われる透明隔壁21に、その透明隔壁を加熱するヒ
ータ31を取り付ける。蒸発ガスの固化による透明隔壁
21の曇りの発生を防止でき、よって従来問題となって
いた透明隔壁の曇りに起因する結晶特性の不均一や育成
速度、育成長の制限を解消することができる。
Description
loating Zone:FZ法)または溶媒移動浮
遊溶融帯法(Travelling Solvent
FloatingZone:TSFZ法)を使用して単
結晶を製造する単結晶製造装置に関する。
(Feed)11及び種結晶(Seed)12を両端で
鉛直に保持し、その一部を加熱溶融して溶融帯(Zon
e)13を作り、それを一端から他端に移動させること
によって単結晶を育成する方法である。TSFZ法も基
本的に構成は同じであるが、溶融帯13に溶媒(フラッ
クス)を用いる点で異なる。
装置の一例を示したものであり、上主軸14の支持具1
5に結晶原料棒11が保持され、下主軸16の支持具1
7に種結晶12が保持されており、これら保持した結晶
原料棒11及び種結晶12を一定速度で下に送ることに
より、種結晶12側に単結晶を得ることができるものと
なっている。
ー、アーク・イメージ、ハロゲンランプ集中加熱等、種
々の方法があるが、この例ではハロゲンランプ18と回
転楕円面鏡19とを用いた赤外線集中加熱型のものとな
っている。これらハロゲンランプ18及び回転楕円面鏡
19以外の機構は、育成雰囲気制御のため、円筒状の透
明隔壁21の内側に収容されている。透明隔壁21とし
ては例えば石英ガラス管が使用される。なお、図3中、
22は回転楕円面鏡19の焦点を示し、23は光路、2
4はCCDカメラを示す。また、25,26はそれぞれ
雰囲気ガス入口、雰囲気ガス出口を示す。
面張力で保持されているため、ルツボを必要とせず、こ
のため高融点材料の単結晶育成を行うことができるとい
ったことに加え、ルツボからの不純物の混入がなく、高
品質な結晶を育成しやすいものとなっている。そのた
め、現在では例えば口径6インチクラスのSi単結晶
や、Y3 Fe5 O12(YIG)等の磁性体単結晶、Ti
C等の高融点金属の単結晶育成に用いられている。
おいては、溶融帯13を一定状態に保持するということ
が高品質な結晶を得るための重要なポイントとなる。単
純に考えれば、ハロゲンランプ18等の加熱源の熱量と
結晶育成速度(下側への送り速度)とを一定に維持する
ことによって、溶融帯13の状態を一定にできるはずで
あるが、実際にはこれらを一定に維持制御しても、育成
が進むに従い、溶融帯13の状態が変化するといった状
況が発生する。
が透明隔壁21の内側で固まることにより、透明隔壁2
1の内面が曇り、つまり透明度が落ち、結晶に供給され
る熱量や、熱分布が変化することに起因するもので、こ
れによって溶融帯13の長さや位置、温度が変化し、溶
融帯13自身の表面張力や密度、TSFZ法の場合には
溶液の溶解度が変化し、成長する結晶の特性が変化して
しまう。なお、最悪の場合には、溶融帯13が維持でき
なくなり、垂れてしまうことで育成不能になったりす
る。
曇りの発生が少なくなるように、より大径の透明隔壁を
用いたり、あるいは雰囲気ガスを大量に流したりすると
いったことが行われている。
においては透明隔壁21の曇りの発生を低減すべく、大
径の透明隔壁を用いたり、雰囲気ガスを大量に流すとい
ったことが行われている。しかしながら、これらの方法
では曇りを完全に防ぐことはできず、結局は曇りによっ
て育成不能な状態になる前に、結晶成長を終わらせざる
をえないものとなっていた。
てしまうという問題の他に、基本的に長く育成するほど
結晶の欠陥を少なくすることができるというFZ法特有
の利点を生かすことができないという問題、さらには育
成時間が限定されるため、育成速度または育成長が限定
されるという問題を生じ、FZ法による単結晶製造の大
きな障害となっていた。
壁に曇りが発生しないようにした単結晶製造装置を提供
することにある。
溶融帯法または溶媒移動浮遊溶融帯法により単結晶を製
造する装置において、単結晶の育成が行われる透明隔壁
に、その透明隔壁を加熱する手段が設けられる。
照して実施例により説明する。なお、図3と対応する部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。図1はこ
の発明の一実施例を示したものである。この例では単結
晶の育成が行われる透明隔壁21に、その透明隔壁21
自身を加熱する手段として、ヒータ31が取り付けられ
る。ヒータ31はこの例では帯状とされており、透明隔
壁21の両端部において、それぞれその外周面に巻き付
けられて取り付けられている。
は、図1に示したように回転楕円面鏡19の鏡面の外側
であるため、赤外線の集光に対しては何ら影響しない。
また、透明隔壁21自身は、その結晶育成部位に関係し
ない両端部分で固定されているため、結晶育成部位に対
してヒータ31の熱が影響を及ぼすこともない。上記の
ような構造とすることにより、透明隔壁21を加熱する
ことができ、これにより蒸発ガスが透明隔壁21の表面
で固まるのを防ぐことができ、よって曇りの発生を防止
することができる。なお、この例では透明隔壁21を加
熱する手段として、帯状のヒータ31を用いているが、
これに限るものではなく、他の機構を用いることも可能
である。
透明隔壁21の曇りの発生を防止することができる。従
って、従来問題となっていた透明隔壁の曇りに起因する
結晶特性の不均一や育成速度、育成長の制限を解消する
ことができ、より均質、高品質で大きな単結晶を得るこ
とが可能となる。
めの図。
Claims (1)
- 【請求項1】 浮遊溶融帯法または溶媒移動浮遊溶融帯
法により単結晶を製造する装置において、 単結晶の育成が行われる透明隔壁に、その透明隔壁を加
熱する手段が設けられていることを特徴とする単結晶製
造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10223895A JP2000053485A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 単結晶製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10223895A JP2000053485A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 単結晶製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000053485A true JP2000053485A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=16805400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10223895A Pending JP2000053485A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 単結晶製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000053485A (ja) |
-
1998
- 1998-08-07 JP JP10223895A patent/JP2000053485A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050711 |
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RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20051109 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070926 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080624 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081216 |