JP2000053233A - 部品供給装置 - Google Patents

部品供給装置

Info

Publication number
JP2000053233A
JP2000053233A JP10227963A JP22796398A JP2000053233A JP 2000053233 A JP2000053233 A JP 2000053233A JP 10227963 A JP10227963 A JP 10227963A JP 22796398 A JP22796398 A JP 22796398A JP 2000053233 A JP2000053233 A JP 2000053233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
chamber
chip components
chip
storage chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10227963A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3817918B2 (ja
Inventor
Akira Nemoto
章 根本
Shigeki Takahashi
繁己 高橋
Jinpei Kaishita
仁平 甲斐下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP22796398A priority Critical patent/JP3817918B2/ja
Publication of JP2000053233A publication Critical patent/JP2000053233A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3817918B2 publication Critical patent/JP3817918B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】チップ部品に与えるダメージが少なく、チップ
部品を効率よく整列させることができる部品供給装置を
提供する。 【解決手段】多数のチップ部品Cを投入できる外部貯留
室2の上部にバルクケース4を装着し、外部貯留室2か
ら供給通路6を介して部品貯留室20の内側室21へ所
定数ずつ部品Cを供給する。内側室21の部品Cは回転
ドラム10の回転に伴ってポケット13ですくい上げら
れ、受け口23から導入通路24を介して外側室22へ
入る。そして、整列溝30へ落ち込んで整列され、ゲー
ト32,排出通路33を経て一列に整列した状態で排出
される。外側室22には少量の部品Cしか入らないの
で、整列効率がよく、部品Cに与えるダメージも少な
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多数のチップ部品を
一列に整列させて供給する部品供給装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の部品供給装置としては、
バルクフィーダや振動式ボウルフィーダが知られてい
る。バルクフィーダは、エアーによるブリッジブレーク
と、突き上げピンによるブリッジブレークとに大別され
る。しかし、エアー式の場合、エアー量や方向の調整が
難しいという欠点があり、突き上げピン方式では、毎回
部品にピンが当たるため、部品に傷が付きやすいという
欠点がある。また、いずれの場合も、漏斗状の出口に向
かってチップ部品が一斉に集中する方式であるので、一
回ブリッジブレークを行なっても、直ぐにブリッジが再
生されてしまい、供給効率が悪い。一方、振動式ボウル
フィーダの場合には、ブリッジは形成されにくいが、装
置が高価であるし、振動が他の装置に伝わりやすく、し
かも大きなスペースを必要とするという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような問題点を解
消するため、本願出願人は、構造が簡単で、整列・排出
効率が良好な部品供給装置を提案した(特願平9−18
0348号)。この供給装置では、固定ドラムと回転ド
ラムの間にチップ部品を収納する部品収納室を形成し、
固定ドラムの内面にチップ部品を所定の向きに整列させ
て下方へ滑らせる整列溝を形成し、整列溝の下端に整列
溝に沿って所定の姿勢で滑り下りるチップ部品を1個ず
つ通過させるゲートを設け、このゲートを通過したチッ
プ部品を一列に整列させて排出する排出通路を設けてあ
る。そして、回転ドラムの内面には、ゲートで停止して
いる不正常な姿勢のチップ部品を排出方向とは逆方向に
付勢する爪部が設けられ、詰まりを解除するようになっ
ている。
【0004】この供給装置の場合、チップ部品を整列溝
に落ち込ませて所定の向きに整列させるとともに、ゲー
トを通過させることで所定の姿勢に整列させるようにな
っており、しかも回転ドラムの爪部で詰まりを解除する
ので、整列・排出能率が高い。しかしながら、部品収納
室にチップ部品を直接投入する構造となっているので、
チップ部品の整列・排出効率を考慮すると、大量のチッ
プ部品を投入することは好ましくない。また、部品収納
室を大きくして大量の部品を投入すると、チップ部品を
攪拌する時間が長くなり、部品にダメージを与える可能
性がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、チップ部品に与
えるダメージが少なく、一列に整列させて効率よく供給
できる部品供給装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、供給装置本体と、本体に
対し、水平軸を軸心として回転する回転ドラムと、本体
と回転ドラムとの間に形成され、チップ部品を貯留する
ための部品貯留室とを備え、上記回転ドラムには上記部
品貯留室を内側室と外側室とに仕切る円周壁が設けら
れ、上記円周壁には、回転ドラムの回転に伴って内側室
内の所定数のチップ部品をすくい上げるポケットが設け
られ、上記本体の内側室に面する部位には、ポケットに
よってすくい上げられた部品を受ける受け口が設けら
れ、上記本体には、受け口で受けられた部品を外側室へ
導く導入通路が設けられ、上記外側室にはチップ部品を
一列に整列させて排出する整列排出部が設けられている
ことを特徴とする部品供給装置を提供する。
【0007】部品貯留室の内側室に供給されたチップ部
品は、回転ドラムの回転に伴って、ポケットによってす
くい上げられ、受け口で受けられる。受け口に入ったチ
ップ部品は導入通路を介して外側室へ入り込む。外側室
に導入されるチップ部品の数は、ポケットの大きさ、回
転ドラムの回転速度、受け口の大きさなどによって制限
される。したがって、外側室内のチップ部品は比較的少
数となり、ブリッジが発生しにくく、整列排出部による
整列・排出効率が良好になるとともに、整列排出部から
チップ部品を整列させて排出する際にチップ部品を攪拌
する時間が短くなるので、部品に与えるダメージが少な
くてすむ。
【0008】請求項2のように、ポケットの回転方向後
端に、所定数のチップ部品を受けるための凹部を設けた
場合には、回転ドラムの回転の途中でポケットからこぼ
れ落ちるチップ部品が少なくなり、受け口へ確実に投入
することができる。特に、回転ドラムを間欠回転する場
合には、停止の度にチップ部品がポケットからこぼれ落
ちやすくなるが、凹部を設けることで、この問題を解消
できる。
【0009】請求項3のように、内側室の上方に外部貯
留室を設け、外部貯留室から内側室に向かって下方へ傾
斜し、チップ部品を外部貯留室から内側室へ供給する供
給通路を設けるのが望ましい。この場合には、チップ部
品を外部貯留室から内側室へ、さらに外側室へと2段階
にカスケード移動させた後で整列させるので、大量の部
品を外部貯留室へ投入しても、チップ部品を攪拌してい
る時間は短くて済み、整列効率が高い。また、チップ部
品が供給通路を自重で滑落するので、外部貯留室から内
側室へ至る通路の間、チップ部品には攪拌力などの外力
が作用せず、ダメージを少なくできる。
【0010】なお、供給通路の内側室への開口部を内側
室の上下方向中間位置、特に受け口よりも下方に設ける
のが望ましい。この場合には、開口部より上方へはチッ
プ部品が溜まらず、内側室内の部品量を一定量以下に制
限できるとともに、ポケットですくい上げられなかった
チップ部品が不用意に受け口から排出されるのを防止で
きる。
【0011】請求項4のように、外部貯留室の上部に部
品投入口を設け、この部品投入口に、所定数のチップ部
品を収納するバルクケースがその開口部を下方に向けて
着脱可能とすれば、重力を利用してバルクケース内のチ
ップ部品を外部貯留室へ自動的に投入できるので、作業
を自動化できる。
【0012】請求項5のように、外側室に設けられる整
列排出部を、外側室を構成する本体の内面に形成され、
チップ部品を所定の向きに整列させて下方へ滑らせる整
列溝と、この整列溝の下端に形成され、整列溝に沿って
所定の姿勢で滑り下りるチップ部品を1個ずつ通過させ
るゲートと、ゲートの下方に接続され、下方へ傾斜した
排出通路とで構成し、回転ドラムに、ゲートで停止して
いる不正常な姿勢のチップ部品を排出方向と反対方向に
付勢して詰まりを解除する爪部を設けるのが望ましい。
この場合には、チップ部品が整列溝に落ち込むととも
に、所定の向きに整列される。例えばチップ部品が幅お
よび高さに比べて長さが長い直方体形状の場合、整列溝
の幅をチップ部品の幅および高さより大きく、長さより
小さく設定すれば、整列溝でチップ部品を縦列方向に整
列させることができる。整列溝の中に落ち込んだチップ
部品は重力により下方へ滑り、ゲートに至る。ここで、
正常な姿勢(例えば横倒姿勢)のチップ部品はそのまま
ゲートを通過し、排出通路へと排出される。しかし、不
正常な姿勢(例えば起立姿勢)のチップ部品がゲートに
到達すると、チップ部品がゲートで詰まることになる。
そこで、回転ドラムの爪部がゲートで停止しているチッ
プ部品を排出方向と反対方向に押し、このチップ部品を
ゲートから取り除くか、あるいは正常姿勢に倒す。これ
によって詰まりが解除され、後続のチップ部品がゲート
から排出される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1〜図5は本発明にかかる部品
供給装置の一例を示す。この実施例では、図6に示すよ
うに、高さおよび幅がそれぞれH,W(但し、H≒W)
で、長さがL(L>H,L>W)の直方体形状のチップ
部品Cを用いたが、図7のように、直径がd(d≒W,
H)で、長さがL(L>d)の円柱形状のチップ部品C
や、図8のように幅Wと高さHとの間に寸法差のある直
方体形状(L>W>H)のチップ部品Cでもよい。な
お、Ca,Cbはチップ部品Cの長さ方向両端に形成さ
れた電極である。図2〜図4では理解を容易にするた
め、チップ部品Cを実際より大形に描いてある。
【0014】供給装置本体1は縦向きに設置された略板
状部材で構成されており、その後端部の上部には外部貯
留室2が形成されている。外部貯留室2の上部には部品
投入口3が設けられ、部品投入口3には所定数のチップ
部品Cを収納するバルクケース4がその開口部4aを下
方に向けて着脱可能となっている。すなわち、部品投入
口3の口縁には脱着部5が形成され、バルクケース4の
下端部を脱着部5に側方からスライド係合させること
で、バルクケース4は着脱可能である。なお、バルクケ
ース4には公知のシャッタが装着され、バルクケース4
を部品投入口3に装着した状態でシャッタを開くことに
より、バルクケース4内のチップ部品Cが外部貯留室2
へ投入される。このように、部品投入口3にバルクケー
ス4を装着すれば、外部貯留室2の容積を実質的に拡張
することができる。
【0015】外部貯留室2の底面2aは傾斜状に形成さ
れており、底面2aの最下部には、外部貯留室2から後
述する部品貯留室20の内側室21へチップ部品Cを供
給する供給通路6の入口6aが設けられている。この供
給通路6は、チップ部品Cが自重で滑落できるように外
部貯留室2から内側室21に向かって下方へ傾斜してい
る。
【0016】本体1の中央部表面側には円形の凹部7が
形成され、この凹部7に回転ドラム10が水平軸を軸心
として回転自在に嵌合されている。回転ドラム10は図
示しない駆動装置によって矢印方向に回転駆動される。
なお、回転方式は連続回転でも、間欠回転でもよい。本
体1と回転ドラム10との間には、図2,図3に示すよ
うに、部品貯留室20が設けられている。部品貯留室2
0は、回転ドラム10に形成された円周壁12によって
内側室21と外側室22とに仕切られている。
【0017】供給通路6の出口である内側室21への開
口部6bは、内側室21の上下方向中間位置、望ましく
は内側室21の中心よりやや下方位置に形成されてい
る。そのため、供給通路6を滑り落ちたチップ部品Cが
必要以上に内側室21へ入り込むのを防止できる。な
お、内側室21の容積は、外部貯留室2の容積より小さ
い。
【0018】円周壁12の内周には、回転ドラム10の
回転に伴って内側室21内の所定数のチップ部品Cをす
くい上げるポケット13が複数個(この実施例では90
°間隔で4個)設けられ、本体1の内側室21に面する
部位には、ポケット13によってすくい上げられたチッ
プ部品Cを受ける受け口23が設けられている。この受
け口23は回転ドラム10の回転中心より上部、つまり
供給通路6の出口6bより上部に位置している。そし
て、受け口23で受けられたチップ部品Cを自重によっ
て外側室22へ導く導入通路24が本体1に形成されて
いる。
【0019】なお、ポケット13の形状としては、図2
に示すように角形のものに限らず、図4に示すように回
転方向後端に凹部13aを有する形状としてもよい。こ
の場合には、回転ドラム10の回転の途中でポケット1
3からこぼれ落ちるチップ部品Cが少なくなり、受け口
23へ確実に投入することができる。特に、回転ドラム
10を間欠回転する場合には、停止の度にチップ部品C
がポケット13からこぼれ落ちやすくなるが、凹部13
aを設けることで、この問題を解消できる。
【0020】外側室22にはチップ部品を一列に整列さ
せて排出する整列排出部が設けられている。この整列排
出部は、整列溝30とゲート32と排出通路33と爪部
14とで構成されている。この実施例の整列溝30は、
図2,図3に示すように、本体1の凹部7の内周面に、
チップ部品Cの幅寸法Wに一定のクリアランスを見込ん
だ幅で、かつチップ部品Cの高さ寸法Hに一定のクリア
ランスを見込んだ深さで形成された半円弧状の溝であ
る。また、凹部7の内周面には、整列溝30の断面方向
にテーパ状のガイド面31が形成されている。このガイ
ド面31は整列溝30に向かって傾斜しており、チップ
部品Cを整列溝30に導く機能を有する。また、回転ド
ラム10の内面には、本体1のガイド面31と対向する
ガイド面15が形成されている。なお、ガイド面31,
15はテーパ状に限られるものではなく、チップ部品C
を整列溝30へ滑り込ませる形状であればよい。
【0021】上記整列溝30の下端には、チップ部品C
が1個ずつ縦列方向でかつ横倒姿勢で通過しうる大きさ
のゲート32が形成されている。つまり、ゲート32の
高さおよび幅がHおよびWよりやや大きく、かつLより
小さく形成されている。ゲート32の幅は整列溝30の
幅と等しい。さらに、ゲート32の下方には、排出通路
33が本体1に形成されている。
【0022】上記回転ドラム10の外周部側縁には、複
数の爪部14が周方向に等間隔で突設されている。図2
では4個の爪部14が描かれているが、これより多くの
爪部14を設けてもよい。爪部14はゲート32および
整列溝30の上を通過するように回転し、ゲート32で
のチップ部品Cの詰まりを解除する機能と、外側室22
内のチップ部品Cを整列溝30へ送り込む機能を有す
る。つまり、整列溝30にそってチップ部品Cが起立状
態で滑り下りた場合には、ゲート32に当たって停止
し、後続のチップ部品Cの通過を阻害することになる。
この時、回転ドラム10が矢印方向に回転すると、図5
のように爪部14がゲート32で停止しているチップ部
品Cを排出通路33とは逆方向に付勢し、チップ部品C
を横倒させるか、または整列溝30方向へ押し戻す。こ
れによって、ゲート32の詰まりが解消される。
【0023】排出通路33は、円弧状の整列溝30に対
してほぼ接線方向に形成された第1通路34と、第1通
路34に対して交差する第2通路35とで構成されてお
り、第1通路34の傾斜角αは第2通路35の傾斜角β
より大きく、チップ部品Cが第1通路34内を確実に滑
り下りるように、望ましくはαは35°以上に設定され
ている。なお、第2通路35の傾斜角βは35°以下で
もよい。
【0024】第2通路35の底部には、薄肉な金属板よ
りなるブレード40が前後移動自在に配置されている。
ブレード40の前後部には長孔41が設けられ、これら
長孔41に本体1に突設されたピン42を挿通すること
で、ブレード40は第2通路35と平行に往復移動自在
である。ブレード40のストロークはチップ部品Cの長
さより短く設定されている。上記ブレード40を図示し
ない駆動手段によって前後に往復移動させることで、第
2通路35内のチップ部品Cとブレード40との間の摩
擦を切り、傾斜角βが小さくても、チップ部品Cを滞留
なく滑落させることができる。なお、第2通路35の下
端部は図示しない取出部に連通している。
【0025】ここで、上記構成よりなる部品供給装置の
動作を説明する。まず、部品投入口3にバルクケース4
を装着し、外部貯留室2へチップ部品Cを投入すると、
外部貯留室2の底面2aおよび供給通路6の傾斜によっ
てチップ部品Cは内側室21へ送られる。内側室21内
に溜められるチップ部品Cの数は、供給通路6の出口6
bの位置によって制限される。内側室21へ入ったチッ
プ部品Cは、回転ドラム10の回転に伴って少数ずつポ
ケット13ですくい上げられ、受け口23へ投入され
る。そして、導入通路24を介して外側室22へ導入さ
れる。特に、ポケット13の数や回転ドラム10の回転
速度、受け口23の大きさなどによって決定される内側
室21から外側室22への単位時間当たりの部品供給数
を、ゲート32を通じて外側室22から排出される単位
時間当たりの部品排出数より少なくすることで、外側室
22内のチップ部品Cを適切な数量に制限でき、良好な
整列・排出効率を維持できる。
【0026】外側室22に入ったチップ部品Cは整列溝
30に落ち込んで所定の向きに整列される。そして、整
列溝30に沿って下方へ滑り、ゲート32を通過して排
出通路33へと至る。整列溝30内で起立したチップ部
品Cはゲート32で停止するが、爪部14が定期的にゲ
ート32の上を排出方向と逆方向に通過するので、ゲー
ト32で停止したチップ部品Cは横倒しにされる。その
ため、詰まりが即座に解消され、排出効率が低下するこ
とがない。しかも、外側室22内のチップ部品Cの数が
少ないので、外側室22内でブリッジが発生せず、整列
効率が良好であるとともに、長時間に亘って攪拌されず
に排出通路33へと排出されるので、チップ部品Cの損
傷も少ない。
【0027】排出通路33へ入ったチップ部品Cは、傾
斜角αが大きい第1通路34を滑り落ち、第2通路35
へ至る。第2通路35の傾斜角βは比較的小さいので、
ブレード40との摩擦によってチップ部品Cに滞留が生
じる可能性があるが、ブレード40は前後に往復移動さ
れるので、チップ部品Cは円滑に滑落できる。
【0028】なお、第2通路35の傾斜角βを小さくす
れば、水平な取出部へ取り出す場合に交差角を小さくで
き、第2通路35と取出部との間の部品移動を円滑に行
なうことができる。取出部でチップ部品Cは1個ずつチ
ップマウンタなどの取出装置によって取り出される。
【0029】上記実施例では、本体1の内周に設けられ
た整列溝30でチップ部品Cの高さおよび幅方向(H,
W方向)の選別を行い、ゲート32で長さ方向(L方
向)の選別を行なうようにしたので、整列・排出効率が
従来のバルクフィーダに比べて格段に向上する。また、
チップ部品の排出量は、回転ドラム10の回転速度の影
響を殆ど受けないため、回転ドラム10をゆっくり回転
させることで部品に与えるダメージが少なくなり、静粛
である。
【0030】本発明の部品供給装置は上記実施例の構造
に限定されるものではない。上記実施例では、回転ドラ
ム10の円周壁12の内周面に凹状のポケット13を形
成したが、ポケットはこれに限定されるものではなく、
例えば円周壁の内面に適宜間隔でかき上げ板を固定する
ことでポケットを構成してもよい。上記実施例では、円
弧状の整列溝30とゲート32と排出通路33と爪部1
4とで整列排出部を構成したが、これに限るものではな
い。例えば、円周壁12の外周側に別の円周壁を設け、
この円周壁に連通路を形成することにより、整列排出部
を構成してもよい。この場合には、ゲートや爪部が不要
となる。上記実施例では、排出通路33を傾斜角αの大
きな第1通路34とブレード40を有する傾斜角βの小
さな第2通路35とで構成したが、いずれか片方の通路
のみで構成してもよい。また、上記実施例では、外部貯
留室2の上部にバルクケース4を着脱するようにした
が、バルクケース4を用いずに外部貯留室2にチップ部
品Cを直接投入するようにしてもよい。なお、本発明に
おいて外部貯留室2は必須ではなく、例えば内側室21
にチップ部品を直接投入するようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、回転ドラムの回転に伴って内側室内のチップ部
品をポケットですくい上げ、これを受け口で受けて導入
通路を介して外側室へ送りこむようにしたので、外側室
内のチップ部品は比較的少数となり、ブリッジが発生し
にくく整列・排出効率が良好となる。また、チップ部品
1個当たりの攪拌時間を短くできるので、部品に与える
ダメージが少なく、部品不良率を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる部品供給装置の一例の正面であ
る。
【図2】図1の部品供給装置の断面図である。
【図3】図2のIII −III 線断面図である。
【図4】ポケットの他の例の拡大図である。
【図5】図2のゲート部分の拡大断面図である。
【図6】チップ部品の一例の斜視図である。
【図7】チップ部品の他の例の斜視図である。
【図8】チップ部品のさらに他の例の斜視図である。
【符号の説明】
C チップ部品 1 本体 2 外部貯留室 4 バルクケース 6 供給通路 10 回転ドラム 12 円周壁 13 ポケット 14 爪部 20 部品貯留室 21 内側室 22 外側室 23 受け口 24 導入通路 30 整列溝 32 ゲート 33 排出通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 甲斐下 仁平 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 3F075 AA01 BA01 BB01 CA01 CA06 CA09 DA17 3F080 AA13 BA01 BC01 BF04 BF11 BF28 CC01 CC09 CC10 CC23 CF05 CF22 CG15 DA07 DA09 DA15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給装置本体と、本体に対し、水平軸を軸
    心として回転する回転ドラムと、本体と回転ドラムとの
    間に形成され、チップ部品を貯留するための部品貯留室
    とを備え、上記回転ドラムには上記部品貯留室を内側室
    と外側室とに仕切る円周壁が設けられ、上記円周壁に
    は、回転ドラムの回転に伴って内側室内の所定数のチッ
    プ部品をすくい上げるポケットが設けられ、上記本体の
    内側室に面する部位には、ポケットによってすくい上げ
    られた部品を受ける受け口が設けられ、上記本体には、
    受け口で受けられた部品を外側室へ導く導入通路が設け
    られ、上記外側室にはチップ部品を一列に整列させて排
    出する整列排出部が設けられていることを特徴とする部
    品供給装置。
  2. 【請求項2】上記ポケットの回転方向後端には、所定数
    のチップ部品を受けるための凹部が設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 【請求項3】上記内側室の上方に外部貯留室が設けら
    れ、外部貯留室から内側室に向かって下方へ傾斜し、チ
    ップ部品を外部貯留室から内側室へ供給する供給通路が
    設けられていることを特徴とする請求項1または2に記
    載の部品供給装置。
  4. 【請求項4】上記外部貯留室の上部に部品投入口が設け
    られ、この部品投入口に、所定数のチップ部品を収納す
    るバルクケースがその開口部を下方に向けて着脱可能で
    あることを特徴とする請求項3に記載の部品供給装置。
  5. 【請求項5】上記整列排出部は、上記外側室を構成する
    本体の内面に形成され、チップ部品を所定の向きに整列
    させて下方へ滑らせる整列溝と、上記整列溝の下端に形
    成され、整列溝に沿って所定の姿勢で滑り下りるチップ
    部品を1個ずつ通過させるゲートと、上記ゲートの下方
    に接続され、下方へ傾斜した排出通路とで構成され、上
    記回転ドラムには、ゲートで停止している不正常な姿勢
    のチップ部品を排出方向と反対方向に付勢して詰まりを
    解除する爪部が設けられていることを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載の部品供給装置。
JP22796398A 1998-08-12 1998-08-12 部品供給装置 Expired - Lifetime JP3817918B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22796398A JP3817918B2 (ja) 1998-08-12 1998-08-12 部品供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22796398A JP3817918B2 (ja) 1998-08-12 1998-08-12 部品供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000053233A true JP2000053233A (ja) 2000-02-22
JP3817918B2 JP3817918B2 (ja) 2006-09-06

Family

ID=16869012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22796398A Expired - Lifetime JP3817918B2 (ja) 1998-08-12 1998-08-12 部品供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3817918B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3817918B2 (ja) 2006-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050230413A1 (en) Tablet cassette for medicine packing machine
JP3632456B2 (ja) 部品供給装置
JP3548778B2 (ja) 部品供給装置
JP3738872B2 (ja) 部品整列装置
US6019212A (en) Apparatus for aligning parts
JP2000053233A (ja) 部品供給装置
US6513644B1 (en) Apparatus and method for aligning parts
US5512016A (en) Coin delivering apparatus
US6112937A (en) Apparatus and method for aligning parts
CN112728827A (zh) 排冰结构、制冰装置以及具有其的冰箱
KR20180127023A (ko) 더블 트윈 스크류 칩배출장치 및 칩배출방법
CN209814987U (zh) 供料组件以及供料装置
JP2003212201A (ja) 定量供給装置、及び該定量供給装置を用いた計数装置
JP2947552B2 (ja) バレル研磨装置
JP4039050B2 (ja) 部品案内移送構造およびこれを備える部品供給装置
CN217172529U (zh) 一种矿石集料装置
CN211768553U (zh) 用于提手的振动上料装置
CN217707692U (zh) 筛选机构及自动供料装置
JP2568096Y2 (ja) チップクラッシャー
JP2002187612A (ja) チップ部品の供給装置
JP2540246Y2 (ja) 氷片供給装置
JPH049655Y2 (ja)
CN110950012A (zh) 用于提手的振动上料装置
JPH08256633A (ja) 給餌用計量装置
KR200299728Y1 (ko) 급분장치용 호퍼구조

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20031212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060605

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120623

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130623

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130623

Year of fee payment: 7

EXPY Cancellation because of completion of term