JP2002187612A - チップ部品の供給装置 - Google Patents
チップ部品の供給装置Info
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ゲート口の上方を通過するチップ部品の挙動を
安定させ、短時間での排出数のばらつきを小さくできる
チップ部品の供給装置を提供する。 【解決手段】整列溝6に沿って滑り下りるチップ部品を
1個ずつ通過させるゲート口7と、ゲート口7を通過し
たチップ部品を一列に整列させて排出する排出通路8
と、部品収納室5内を整列溝6に沿って滑降するチップ
部品Pの滑降方向と逆方向に回転し、部品収納室5内の
チップ部品を整列溝に送り込むとともに、ゲート口で停
止している不正常な姿勢のチップ部品を滑降方向と逆方
向に付勢する回転部材13とを備える。回転部材13
は、部品収納室5内を所定角度ずつ間欠回転するよう駆
動手段によって間欠駆動され、回転部材13の停止位置
を後続のチップ部品Pがゲート口7に進入できないよう
に、ゲート口7の上部に制御した。
安定させ、短時間での排出数のばらつきを小さくできる
チップ部品の供給装置を提供する。 【解決手段】整列溝6に沿って滑り下りるチップ部品を
1個ずつ通過させるゲート口7と、ゲート口7を通過し
たチップ部品を一列に整列させて排出する排出通路8
と、部品収納室5内を整列溝6に沿って滑降するチップ
部品Pの滑降方向と逆方向に回転し、部品収納室5内の
チップ部品を整列溝に送り込むとともに、ゲート口で停
止している不正常な姿勢のチップ部品を滑降方向と逆方
向に付勢する回転部材13とを備える。回転部材13
は、部品収納室5内を所定角度ずつ間欠回転するよう駆
動手段によって間欠駆動され、回転部材13の停止位置
を後続のチップ部品Pがゲート口7に進入できないよう
に、ゲート口7の上部に制御した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多数のチップ部品を
一列に整列させて供給する供給装置に関するものであ
る。
一列に整列させて供給する供給装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の供給装置として、構造が
簡単で、チップ部品に与えるダメージが少なく、チップ
排出通路が詰まったりオーバーフローしても全く支障の
ない供給装置が提案されている(特開平11−7101
8号公報,特開平11−71019号公報,特開平11
−20936号公報,特開平11−29217号公報な
ど)。この供給装置は、多数のチップ部品を収納する部
品収納室と、部品収納室の内面に形成され、チップ部品
を所定の向きに整列させて下方へ滑らせる整列溝と、整
列溝の下端に形成され、整列溝に沿って所定の姿勢で滑
り下りるチップ部品を1個ずつ通過させるゲート口と、
ゲート口を通過したチップ部品を一列に整列させて排出
する排出通路と、部品収納室内を整列溝に沿って滑降す
るチップ部品の滑降方向と逆方向に回転し、部品収納室
内のチップ部品を整列溝に送り込むとともに、ゲート口
で停止している不正常な姿勢のチップ部品を滑降方向と
逆方向に付勢する回転部材と、を備えたものである。回
転部材としては、回転ドラムに設けられた爪部や、部品
収納室内を回転するブレードなどが用いられる。
簡単で、チップ部品に与えるダメージが少なく、チップ
排出通路が詰まったりオーバーフローしても全く支障の
ない供給装置が提案されている(特開平11−7101
8号公報,特開平11−71019号公報,特開平11
−20936号公報,特開平11−29217号公報な
ど)。この供給装置は、多数のチップ部品を収納する部
品収納室と、部品収納室の内面に形成され、チップ部品
を所定の向きに整列させて下方へ滑らせる整列溝と、整
列溝の下端に形成され、整列溝に沿って所定の姿勢で滑
り下りるチップ部品を1個ずつ通過させるゲート口と、
ゲート口を通過したチップ部品を一列に整列させて排出
する排出通路と、部品収納室内を整列溝に沿って滑降す
るチップ部品の滑降方向と逆方向に回転し、部品収納室
内のチップ部品を整列溝に送り込むとともに、ゲート口
で停止している不正常な姿勢のチップ部品を滑降方向と
逆方向に付勢する回転部材と、を備えたものである。回
転部材としては、回転ドラムに設けられた爪部や、部品
収納室内を回転するブレードなどが用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構造の供
給装置の場合、回転部材の停止位置が規定されていない
ので、整列溝方向へ送り込まれてきた整列状態のチップ
部品がゲート口上方を通過する際の進行速度が、回転部
材の停止位置によって大きくばらつく。進行速度が小さ
い場合、回転部材によってかき上げられてゲート口上方
を通過するチップ部品が、ゲート口の前に並んでいるチ
ップ部品の列の中に割り込み、ゲート口を塞ぐことにな
る。そのため、チップ部品の排出数が低下する。このよ
うに、ゲート口の上方を通過するチップ部品の進行速度
のばらつきによって、排出されるチップ部品数が短時間
的にみてばらつきが生じ、タクトタイムを短縮すること
ができない。
給装置の場合、回転部材の停止位置が規定されていない
ので、整列溝方向へ送り込まれてきた整列状態のチップ
部品がゲート口上方を通過する際の進行速度が、回転部
材の停止位置によって大きくばらつく。進行速度が小さ
い場合、回転部材によってかき上げられてゲート口上方
を通過するチップ部品が、ゲート口の前に並んでいるチ
ップ部品の列の中に割り込み、ゲート口を塞ぐことにな
る。そのため、チップ部品の排出数が低下する。このよ
うに、ゲート口の上方を通過するチップ部品の進行速度
のばらつきによって、排出されるチップ部品数が短時間
的にみてばらつきが生じ、タクトタイムを短縮すること
ができない。
【0004】そこで、本発明の目的は、ゲート口の上方
を通過するチップ部品の挙動を安定させ、チップ部品の
短時間での排出数のばらつきを小さくできるチップ部品
の供給装置を提供することにある。
を通過するチップ部品の挙動を安定させ、チップ部品の
短時間での排出数のばらつきを小さくできるチップ部品
の供給装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、多数のチップ部品を収納
する部品収納室と、部品収納室の内面に形成され、チッ
プ部品を所定の向きに整列させて下方へ滑らせる整列溝
と、整列溝の下端に形成され、整列溝に沿って所定の姿
勢で滑り下りるチップ部品を1個ずつ通過させるゲート
口と、ゲート口を通過したチップ部品を一列に整列させ
て排出する排出通路と、部品収納室内を整列溝に沿って
滑降するチップ部品の滑降方向と逆方向に回転し、部品
収納室内のチップ部品を整列溝に送り込むとともに、ゲ
ート口で停止している不正常な姿勢のチップ部品を滑降
方向と逆方向に付勢する回転部材と、を備えたチップ部
品の供給装置において、上記回転部材は、部品収納室内
を所定角度ずつ間欠回転するよう駆動手段によって間欠
駆動され、上記回転部材の停止位置を、後続のチップ部
品がゲート口に進入できないように、ゲート口の上部に
制御したことを特徴とするチップ部品の供給装置を提供
する。
め、請求項1に記載の発明は、多数のチップ部品を収納
する部品収納室と、部品収納室の内面に形成され、チッ
プ部品を所定の向きに整列させて下方へ滑らせる整列溝
と、整列溝の下端に形成され、整列溝に沿って所定の姿
勢で滑り下りるチップ部品を1個ずつ通過させるゲート
口と、ゲート口を通過したチップ部品を一列に整列させ
て排出する排出通路と、部品収納室内を整列溝に沿って
滑降するチップ部品の滑降方向と逆方向に回転し、部品
収納室内のチップ部品を整列溝に送り込むとともに、ゲ
ート口で停止している不正常な姿勢のチップ部品を滑降
方向と逆方向に付勢する回転部材と、を備えたチップ部
品の供給装置において、上記回転部材は、部品収納室内
を所定角度ずつ間欠回転するよう駆動手段によって間欠
駆動され、上記回転部材の停止位置を、後続のチップ部
品がゲート口に進入できないように、ゲート口の上部に
制御したことを特徴とするチップ部品の供給装置を提供
する。
【0006】部品収納室に投入されたチップ部品は、回
転部材によってかき上げられ、整列溝に落ち込むととも
に、所定の向きに整列される。整列溝の中に落ち込んだ
チップ部品は重力により下方へ滑り、ゲート口に至る。
ここで、正しい姿勢(例えば横倒姿勢)のチップ部品は
そのままゲート口を通過し、排出通路へと排出される。
しかし、不正常な姿勢(例えば起立姿勢)のチップ部品
がゲート口に到達すると、チップ部品がゲート口で詰ま
ることになる。そこで、回転部材がゲート口で停止して
いるチップ部品を滑降方向と逆方向に付勢し、このチッ
プ部品をゲート口から取り除くか、あるいは正常姿勢に
倒す。これによって詰まりが解除され、後続のチップ部
品がゲート口から排出される。通常は、整列溝に落ち込
んだチップ部品は殆ど正常な姿勢にあるため、回転部材
が停止している間に、整列溝内のチップ部品はゲート口
を通過して排出される。しかし、回転部材の停止位置が
ゲート口の上部より整列溝側にあったり、あるいはゲー
ト口の上部より手前側にあると、後続のチップ部品がゲ
ート口に進入し、整列溝を滑降するチップ部品の流れを
阻害することがある。そこで本発明では、後続のチップ
部品がゲート口に進入できないように、回転部材がゲー
ト口の上部で停止するように制御している。そのため、
回転部材が停止した状態では、後続のチップ部品がゲー
ト口前に整列しているチップ部品の中に割り込むのが防
止され、ゲート口を塞ぐことがない。そして、次に回転
部材が回転を開始すると、回転部材によって押されたチ
ップ部品はばらつきの小さな進行速度でゲート口の上部
を通過するので、各ステップ毎のチップ部品の挙動が安
定し、排出数のばらつきを小さくできる。
転部材によってかき上げられ、整列溝に落ち込むととも
に、所定の向きに整列される。整列溝の中に落ち込んだ
チップ部品は重力により下方へ滑り、ゲート口に至る。
ここで、正しい姿勢(例えば横倒姿勢)のチップ部品は
そのままゲート口を通過し、排出通路へと排出される。
しかし、不正常な姿勢(例えば起立姿勢)のチップ部品
がゲート口に到達すると、チップ部品がゲート口で詰ま
ることになる。そこで、回転部材がゲート口で停止して
いるチップ部品を滑降方向と逆方向に付勢し、このチッ
プ部品をゲート口から取り除くか、あるいは正常姿勢に
倒す。これによって詰まりが解除され、後続のチップ部
品がゲート口から排出される。通常は、整列溝に落ち込
んだチップ部品は殆ど正常な姿勢にあるため、回転部材
が停止している間に、整列溝内のチップ部品はゲート口
を通過して排出される。しかし、回転部材の停止位置が
ゲート口の上部より整列溝側にあったり、あるいはゲー
ト口の上部より手前側にあると、後続のチップ部品がゲ
ート口に進入し、整列溝を滑降するチップ部品の流れを
阻害することがある。そこで本発明では、後続のチップ
部品がゲート口に進入できないように、回転部材がゲー
ト口の上部で停止するように制御している。そのため、
回転部材が停止した状態では、後続のチップ部品がゲー
ト口前に整列しているチップ部品の中に割り込むのが防
止され、ゲート口を塞ぐことがない。そして、次に回転
部材が回転を開始すると、回転部材によって押されたチ
ップ部品はばらつきの小さな進行速度でゲート口の上部
を通過するので、各ステップ毎のチップ部品の挙動が安
定し、排出数のばらつきを小さくできる。
【0007】請求項2のように、回転部材の間欠回転に
おける停止時間を、回転部材によって整列溝へ送り込ま
れたチップ部品がゲート口を滑降するのに要する時間以
上に設定するのがよい。すなわち、回転部材の回転によ
ってチップ部品が整列溝へ送り込まれた後、回転部材が
停止している間に、整列溝内のチップ部品はゲート口を
滑降する。もし、回転部材の停止時間が短いと、整列溝
内の全てのチップ部品がゲート口を通過終了する以前
に、ゲート口の上部から新たに送り込まれたチップ部品
がゲート口へ割り込もうとするので、チップ部品の排出
動作が安定しない。そこで、回転部材の停止時間を、整
列溝へ送り込まれたチップ部品がゲート口を滑降するの
に要する時間以上とすることで、整列溝内の全てのチッ
プ部品が完全に排出された後で、新たにチップ部品が整
列溝に送り込まれ、安定した排出動作を行うことができ
る。なお、停止時間が必要以上に長いと、チップ部品の
整列供給に関与しない時間が増加し、一定時間内におけ
る回転部材の整列溝への送り込み回数が減少するため、
排出数も減少する。そこで、回転部材の停止時間を、整
列溝へ送り込まれたチップ部品がゲート口を滑降するの
に要する時間とほぼ同じにするのが望ましい。
おける停止時間を、回転部材によって整列溝へ送り込ま
れたチップ部品がゲート口を滑降するのに要する時間以
上に設定するのがよい。すなわち、回転部材の回転によ
ってチップ部品が整列溝へ送り込まれた後、回転部材が
停止している間に、整列溝内のチップ部品はゲート口を
滑降する。もし、回転部材の停止時間が短いと、整列溝
内の全てのチップ部品がゲート口を通過終了する以前
に、ゲート口の上部から新たに送り込まれたチップ部品
がゲート口へ割り込もうとするので、チップ部品の排出
動作が安定しない。そこで、回転部材の停止時間を、整
列溝へ送り込まれたチップ部品がゲート口を滑降するの
に要する時間以上とすることで、整列溝内の全てのチッ
プ部品が完全に排出された後で、新たにチップ部品が整
列溝に送り込まれ、安定した排出動作を行うことができ
る。なお、停止時間が必要以上に長いと、チップ部品の
整列供給に関与しない時間が増加し、一定時間内におけ
る回転部材の整列溝への送り込み回数が減少するため、
排出数も減少する。そこで、回転部材の停止時間を、整
列溝へ送り込まれたチップ部品がゲート口を滑降するの
に要する時間とほぼ同じにするのが望ましい。
【0008】請求項3のように、ゲート口の上壁面を、
整列溝方向に向かって拡開形状とするのがよい。一般
に、チップ部品の先端形状は角形状となっている場合が
多い。そのため、ゲート口の先端にチップ部品が寄り掛
かる現象が発生する。ゲート口にチップ部品が寄り掛か
っている間は、チップ部品が停滞して排出されず、排出
数が低下することになる。そこで、ゲート口の上壁面を
整列溝方向に向かって拡開形状とすれば、チップ部品が
ゲート口の先端に寄り掛かっても、拡開形状の上壁面に
よって正常な姿勢に戻されるので、チップ部品が停滞す
る現象が回避され、排出数が低下することがない。
整列溝方向に向かって拡開形状とするのがよい。一般
に、チップ部品の先端形状は角形状となっている場合が
多い。そのため、ゲート口の先端にチップ部品が寄り掛
かる現象が発生する。ゲート口にチップ部品が寄り掛か
っている間は、チップ部品が停滞して排出されず、排出
数が低下することになる。そこで、ゲート口の上壁面を
整列溝方向に向かって拡開形状とすれば、チップ部品が
ゲート口の先端に寄り掛かっても、拡開形状の上壁面に
よって正常な姿勢に戻されるので、チップ部品が停滞す
る現象が回避され、排出数が低下することがない。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜図3は本発明にかかるチッ
プ部品の供給装置の一例を示す。この実施例では、図4
に示すように、高さおよび幅がそれぞれH,W(但し、
H≒W)で、長さがL(L>H,L>W)の直方体形状
のチップ部品Pを用いたが、図5のように、直径がd
(d≒W,H)で、長さがL(L>d)の円柱形状のチ
ップ部品Pや、図6のように幅Wと高さHとの間に寸法
差のある直方体形状(L>W>H)のチップ部品Pでも
よい。なお、Pa,Pbはチップ部品Pの長さ方向両端
に形成された電極である。
プ部品の供給装置の一例を示す。この実施例では、図4
に示すように、高さおよび幅がそれぞれH,W(但し、
H≒W)で、長さがL(L>H,L>W)の直方体形状
のチップ部品Pを用いたが、図5のように、直径がd
(d≒W,H)で、長さがL(L>d)の円柱形状のチ
ップ部品Pや、図6のように幅Wと高さHとの間に寸法
差のある直方体形状(L>W>H)のチップ部品Pでも
よい。なお、Pa,Pbはチップ部品Pの長さ方向両端
に形成された電極である。
【0010】供給装置本体を構成する固定ドラム1は縦
向きに設置された硬質のプレート部材であり、その前面
には円形の凹部2が形成されている。固定ドラム1の凹
部2には回転ドラム10が回転自在に嵌合され、固定ド
ラム1と回転ドラム10との間に部品収納室5が設けら
れている。回転ドラム10には、固定ドラム1の背後に
設けられたモータ4の駆動軸4aが連結され、モータ4
によって後述する爪部13のピッチ間隔ずつ矢印X方向
に間欠回転駆動される。しかも、回転ドラム10は所定
位置で停止するように、モータ4によって停止位置が制
御されている。
向きに設置された硬質のプレート部材であり、その前面
には円形の凹部2が形成されている。固定ドラム1の凹
部2には回転ドラム10が回転自在に嵌合され、固定ド
ラム1と回転ドラム10との間に部品収納室5が設けら
れている。回転ドラム10には、固定ドラム1の背後に
設けられたモータ4の駆動軸4aが連結され、モータ4
によって後述する爪部13のピッチ間隔ずつ矢印X方向
に間欠回転駆動される。しかも、回転ドラム10は所定
位置で停止するように、モータ4によって停止位置が制
御されている。
【0011】部品収納室5は、回転ドラム10に形成さ
れた円周壁11によって内側室5aと外側室5bとに仕
切られている。固定ドラム1の背部には傾斜状の投入通
路3が形成されており、この投入通路3の出口部3aが
内側室5aに開口している。そのため、投入通路3に投
入されたチップ部品Pは、投入通路3を滑り落ちて内側
室5aに収納される。
れた円周壁11によって内側室5aと外側室5bとに仕
切られている。固定ドラム1の背部には傾斜状の投入通
路3が形成されており、この投入通路3の出口部3aが
内側室5aに開口している。そのため、投入通路3に投
入されたチップ部品Pは、投入通路3を滑り落ちて内側
室5aに収納される。
【0012】回転ドラム10の円周壁11には、回転ド
ラム10の回転に伴って内側室5aから外側室5bへ所
定量ずつチップ部品Pを移動させる連通路12が形成さ
れている。連通路12は、回転ドラム10の回転方向に
向かって内径側へ傾斜しているので、回転ドラム10の
回転に伴って内側室5a内のチップ部品Pをすくい上
げ、外側室5bへ供給することができるとともに、連通
路12を通って外側室5bへ入ったチップ部品Pが外側
室5b内のチップ部品Pと噛み込むことがなく、チップ
部品Pのダメージが少ない。
ラム10の回転に伴って内側室5aから外側室5bへ所
定量ずつチップ部品Pを移動させる連通路12が形成さ
れている。連通路12は、回転ドラム10の回転方向に
向かって内径側へ傾斜しているので、回転ドラム10の
回転に伴って内側室5a内のチップ部品Pをすくい上
げ、外側室5bへ供給することができるとともに、連通
路12を通って外側室5bへ入ったチップ部品Pが外側
室5b内のチップ部品Pと噛み込むことがなく、チップ
部品Pのダメージが少ない。
【0013】上記のように部品収納室5を内側室5aと
外側室5bとに分け、内側室5aへチップ部品Pを一旦
供給した後で、そこから連通路12を通って外側室5b
へ供給するという2段階供給方式を用いることで、外側
室5b内のチップ部品Pの数を一定数以下に制限し、後
述する整列溝6でのチップ部品Pの整列効率を高め、か
つゲート口7からの排出数を安定化させることができ
る。また、連通路12の数や太さ、回転ドラム10の回
転速度などによって決定される内側室5bから外側室5
bへの単位時間当たりの供給数を、ゲート口7を通じて
外側室5bから排出される単位時間当たりの排出数より
少なくすることで、外側室5b内のチップ部品Pを適切
な数量に制限でき、良好な整列・排出効率を維持でき
る。
外側室5bとに分け、内側室5aへチップ部品Pを一旦
供給した後で、そこから連通路12を通って外側室5b
へ供給するという2段階供給方式を用いることで、外側
室5b内のチップ部品Pの数を一定数以下に制限し、後
述する整列溝6でのチップ部品Pの整列効率を高め、か
つゲート口7からの排出数を安定化させることができ
る。また、連通路12の数や太さ、回転ドラム10の回
転速度などによって決定される内側室5bから外側室5
bへの単位時間当たりの供給数を、ゲート口7を通じて
外側室5bから排出される単位時間当たりの排出数より
少なくすることで、外側室5b内のチップ部品Pを適切
な数量に制限でき、良好な整列・排出効率を維持でき
る。
【0014】外側室5bの外周部には、チップ部品Pを
一定の向きに整列させて摺動自在に案内する円弧状の整
列溝6が形成され、整列溝6の下端には、整列溝6にそ
って所定の姿勢で滑り下りるチップ部品Pを1個ずつ通
過させるゲート口7が形成されている。さらに、ゲート
口7を通過したチップ部品Pを一列に整列させて排出す
る排出通路8が、整列溝6の接線方向に形成されてい
る。整列溝6は、チップ部品Pの幅寸法Wに一定のクリ
アランスを見込んだ幅で、かつチップ部品Pの高さ寸法
Hに一定のクリアランスを見込んだ深さに形成されてい
る。ゲート口7は、チップ部品Pが1個ずつ縦列方向で
かつ横倒姿勢で通過しうる大きさ、つまりゲート口7の
高さおよび幅がチップ部品のHおよびWよりやや大き
く、かつLより小さく形成されている。ゲート口7の幅
は整列溝6の幅と等しい。
一定の向きに整列させて摺動自在に案内する円弧状の整
列溝6が形成され、整列溝6の下端には、整列溝6にそ
って所定の姿勢で滑り下りるチップ部品Pを1個ずつ通
過させるゲート口7が形成されている。さらに、ゲート
口7を通過したチップ部品Pを一列に整列させて排出す
る排出通路8が、整列溝6の接線方向に形成されてい
る。整列溝6は、チップ部品Pの幅寸法Wに一定のクリ
アランスを見込んだ幅で、かつチップ部品Pの高さ寸法
Hに一定のクリアランスを見込んだ深さに形成されてい
る。ゲート口7は、チップ部品Pが1個ずつ縦列方向で
かつ横倒姿勢で通過しうる大きさ、つまりゲート口7の
高さおよび幅がチップ部品のHおよびWよりやや大き
く、かつLより小さく形成されている。ゲート口7の幅
は整列溝6の幅と等しい。
【0015】固定ドラム1の凹部2と回転ドラム10の
対向面には、整列溝6に向かって傾斜したテーパ状のガ
イド面9,14(図2参照)が形成されている。これら
ガイド面9,14は外側室5b内のチップ部品Pを整列
溝6に導く機能を有する。
対向面には、整列溝6に向かって傾斜したテーパ状のガ
イド面9,14(図2参照)が形成されている。これら
ガイド面9,14は外側室5b内のチップ部品Pを整列
溝6に導く機能を有する。
【0016】回転ドラム10の外周部内側縁には、複数
(図3では12個)の爪部13が周方向に等間隔で突設
されている。爪部13はゲート口7および整列溝6の上
を通過するように回転し、ゲート口7でのチップ部品P
の詰まりを解除する機能と、外側室5b内のチップ部品
Pを押し上げて整列溝6へ送り込む機能を有する。つま
り、整列溝6にそってチップ部品Pが起立状態で滑り下
りた場合には、ゲート口7に当たって停止し、チップ部
品Pの排出を阻害することになる。この時、回転ドラム
10が矢印X方向に回転すると、爪部13がゲート口7
で停止しているチップ部品Pを排出通路8とは逆方向に
押し、チップ部品Pを横倒させるか、または整列溝6方
向へ押し戻す。これによって、ゲート口7の詰まりが解
消される。排出通路8から一列に整列して排出されたチ
ップ部品Pは、図示しない取出部へと運ばれ、ここでチ
ップマウンタなどによって1個ずつ取り出される。
(図3では12個)の爪部13が周方向に等間隔で突設
されている。爪部13はゲート口7および整列溝6の上
を通過するように回転し、ゲート口7でのチップ部品P
の詰まりを解除する機能と、外側室5b内のチップ部品
Pを押し上げて整列溝6へ送り込む機能を有する。つま
り、整列溝6にそってチップ部品Pが起立状態で滑り下
りた場合には、ゲート口7に当たって停止し、チップ部
品Pの排出を阻害することになる。この時、回転ドラム
10が矢印X方向に回転すると、爪部13がゲート口7
で停止しているチップ部品Pを排出通路8とは逆方向に
押し、チップ部品Pを横倒させるか、または整列溝6方
向へ押し戻す。これによって、ゲート口7の詰まりが解
消される。排出通路8から一列に整列して排出されたチ
ップ部品Pは、図示しない取出部へと運ばれ、ここでチ
ップマウンタなどによって1個ずつ取り出される。
【0017】回転ドラム10はモータ4によって、爪部
13の停止位置が常にゲート口7の上部になるように間
欠駆動され、かつ回転ドラム10の間欠回転における停
止時間が、爪部13によって整列溝6へ送り込まれたチ
ップ部品Pがゲート口7を滑降するのに要する時間以上
に設定されている。なお、整列溝6へ送り込まれたチッ
プ部品Pがゲート口7を滑降するのに要する時間は、理
論的解析や高速ビデオカメラなどの観察により求めるこ
とができる。
13の停止位置が常にゲート口7の上部になるように間
欠駆動され、かつ回転ドラム10の間欠回転における停
止時間が、爪部13によって整列溝6へ送り込まれたチ
ップ部品Pがゲート口7を滑降するのに要する時間以上
に設定されている。なお、整列溝6へ送り込まれたチッ
プ部品Pがゲート口7を滑降するのに要する時間は、理
論的解析や高速ビデオカメラなどの観察により求めるこ
とができる。
【0018】ここで、爪部13の停止位置による作用
を、図7を参照して説明する。図7の(a)は、爪部1
3がゲート口7の上部より手前で停止した場合を示す。
この場合には、次の間欠駆動時に爪部13の前に残った
チップ部品Pが、整列溝6に並んでいるチップ部品Pの
列に割り込もうとし、ゲート口7で詰まりを生じやす
い。図7の(b)は、爪部13がゲート口7の上部より
前方で停止した場合を示す。この場合には、爪部13が
間欠駆動をほぼ終了する時点で後続の爪部13で押され
たチップ部品Pがゲート口7に落ち込み、ゲート口7で
詰まりを生じやすい。図7の(c)は本発明における爪
部13の停止位置であり、ゲート口7の上部に制御され
ている。この場合には、1回の爪部13の間欠駆動の終
了にともなって、その前方にあるチップ部品Pは全て整
列溝6に落ち込み、後続の爪部13で押されたチップ部
品Pがゲート口7に落ち込むのが先方の爪部13で規制
される。そのため、チップ部品Pが整列溝6に並んでい
るチップ部品Pの列に割り込むのが防止され、ゲート口
7での詰まりの発生を防止できる。
を、図7を参照して説明する。図7の(a)は、爪部1
3がゲート口7の上部より手前で停止した場合を示す。
この場合には、次の間欠駆動時に爪部13の前に残った
チップ部品Pが、整列溝6に並んでいるチップ部品Pの
列に割り込もうとし、ゲート口7で詰まりを生じやす
い。図7の(b)は、爪部13がゲート口7の上部より
前方で停止した場合を示す。この場合には、爪部13が
間欠駆動をほぼ終了する時点で後続の爪部13で押され
たチップ部品Pがゲート口7に落ち込み、ゲート口7で
詰まりを生じやすい。図7の(c)は本発明における爪
部13の停止位置であり、ゲート口7の上部に制御され
ている。この場合には、1回の爪部13の間欠駆動の終
了にともなって、その前方にあるチップ部品Pは全て整
列溝6に落ち込み、後続の爪部13で押されたチップ部
品Pがゲート口7に落ち込むのが先方の爪部13で規制
される。そのため、チップ部品Pが整列溝6に並んでい
るチップ部品Pの列に割り込むのが防止され、ゲート口
7での詰まりの発生を防止できる。
【0019】図8,図9は爪部13の停止時間による作
用を示す。図8において、1)は爪部13が駆動を開始す
る時点を示す。後続の爪部13によって一群のチップ部
品Pが押され、移動を開始する。2)は爪部13が最大周
速度に達した時点を示す。この後、チップ部品Pは慣性
により爪部13から離れ始め、チップ部品Pは整列溝6
へ落ち込み始める。3)は爪部13が停止した時点を示
す。爪部13はゲート口7の上部で停止し、チップ部品
Pは整列溝6に完全に落ち込んだ状態にある。4)は慣性
により整列溝6を上昇していたチップ部品Pの移動速度
が0となり、最高点に達した時点を示す。それ以後、チ
ップ部品Pは重力により整列溝6を滑落し始める。5)は
チップ部品Pが整列溝6を滑落し、チップ部品Pの最後
尾がゲート口7を通過した瞬間を示す。この時点から、
爪部13の駆動が再開される。
用を示す。図8において、1)は爪部13が駆動を開始す
る時点を示す。後続の爪部13によって一群のチップ部
品Pが押され、移動を開始する。2)は爪部13が最大周
速度に達した時点を示す。この後、チップ部品Pは慣性
により爪部13から離れ始め、チップ部品Pは整列溝6
へ落ち込み始める。3)は爪部13が停止した時点を示
す。爪部13はゲート口7の上部で停止し、チップ部品
Pは整列溝6に完全に落ち込んだ状態にある。4)は慣性
により整列溝6を上昇していたチップ部品Pの移動速度
が0となり、最高点に達した時点を示す。それ以後、チ
ップ部品Pは重力により整列溝6を滑落し始める。5)は
チップ部品Pが整列溝6を滑落し、チップ部品Pの最後
尾がゲート口7を通過した瞬間を示す。この時点から、
爪部13の駆動が再開される。
【0020】図9は図8の1)〜5)の動作における、爪部
13とチップ部品Pの移動速度の変化を時間軸で表した
ものである。1)〜2)が爪部13の加速期間であり、チッ
プ部品Pも爪部13と一体に移動する。2)〜3)は爪部1
3の減速期間であり、チップ部品Pは慣性により減速度
が爪部13より小さく、4)の時点まで前進を続ける。4)
〜5)はチップ部品Pの滑降期間であり、この期間内に整
列溝6内のすべてのチップ部品Pがゲート口7を通過で
きるように、爪部13の停止時間が設定される。
13とチップ部品Pの移動速度の変化を時間軸で表した
ものである。1)〜2)が爪部13の加速期間であり、チッ
プ部品Pも爪部13と一体に移動する。2)〜3)は爪部1
3の減速期間であり、チップ部品Pは慣性により減速度
が爪部13より小さく、4)の時点まで前進を続ける。4)
〜5)はチップ部品Pの滑降期間であり、この期間内に整
列溝6内のすべてのチップ部品Pがゲート口7を通過で
きるように、爪部13の停止時間が設定される。
【0021】表1は、爪部13の停止位置および停止時
間の制御の有無による排出数の比較実験の結果を示す。
この比較実験は、次のような条件で実施した。 爪間距離:15mm(爪数:18個) 回転ドラム最高周速度:575mm/s 回転ドラム径:100mm 停止時間:0.106秒 整列溝の傾斜角:60°
間の制御の有無による排出数の比較実験の結果を示す。
この比較実験は、次のような条件で実施した。 爪間距離:15mm(爪数:18個) 回転ドラム最高周速度:575mm/s 回転ドラム径:100mm 停止時間:0.106秒 整列溝の傾斜角:60°
【0022】
【表1】 表1から明らかなように、爪部13の停止位置を制御す
るだけで、約17%の排出数の向上が得られ、停止位置
と停止時間の両方を制御することで、約50%の排出数
の向上効果が得られた。
るだけで、約17%の排出数の向上が得られ、停止位置
と停止時間の両方を制御することで、約50%の排出数
の向上効果が得られた。
【0023】なお、図9では、爪部13の駆動速度を山
形形状、つまり加速時間と減速時間のみで構成したが、
台形状、つまり加速時間と減速時間の間に定速度時間を
設けてもよい。また、加速および減速を、一定の時間勾
配で制御する必要はなく、曲線的な時間勾配で制御して
もよい。
形形状、つまり加速時間と減速時間のみで構成したが、
台形状、つまり加速時間と減速時間の間に定速度時間を
設けてもよい。また、加速および減速を、一定の時間勾
配で制御する必要はなく、曲線的な時間勾配で制御して
もよい。
【0024】一般に、ゲート口7の先端部7bの形状
は、図10に示すように、角形に形成されている。しか
しながら、チップ部品Pの先端形状は角形状となってい
る場合が多く、ゲート口7の先端にチップ部品Pが寄り
掛かる現象が発生する。これを、図11を用いて力学的
に解析する。チップ部品Pとゲート口7との接点におけ
る上方への荷重をF、下方への荷重をW’、整列溝方向
の荷重をW、整列溝方向の反力をR、接点からチップ部
品の中心に対する反力R’、反力RとR’とのなす角を
βとすると、 R=W R’=Rcosβ F=μR’=μWcosβ となる。このとき、 W’=Wsinβ=F より、μ=tanβとなる。寄り掛かりが解除されるに
は、W’>F、すなわち、μ<tanβとなればよい。
は、図10に示すように、角形に形成されている。しか
しながら、チップ部品Pの先端形状は角形状となってい
る場合が多く、ゲート口7の先端にチップ部品Pが寄り
掛かる現象が発生する。これを、図11を用いて力学的
に解析する。チップ部品Pとゲート口7との接点におけ
る上方への荷重をF、下方への荷重をW’、整列溝方向
の荷重をW、整列溝方向の反力をR、接点からチップ部
品の中心に対する反力R’、反力RとR’とのなす角を
βとすると、 R=W R’=Rcosβ F=μR’=μWcosβ となる。このとき、 W’=Wsinβ=F より、μ=tanβとなる。寄り掛かりが解除されるに
は、W’>F、すなわち、μ<tanβとなればよい。
【0025】そこで、図12に示すように、ゲート口7
の上壁面7aを、整列溝6方向に向かって曲面状の拡開
形状としたり、あるいは図13に示すようにテーパ状の
拡開形状とするのがよい。図14はゲート口7の上壁面
7aを拡開形状とした時の各力の方向を示す。図から明
らかなように、上壁面7aを外開き形状とすることで、
角度βが大きくなり、μ<tanβを満たす状態に近づ
けることができる。その結果、寄り掛かりの発生頻度を
減少させることができるとともに、寄り掛かりの解除時
間も短縮でき、排出通路8を通過するチップ部品Pの排
出数が増加する。
の上壁面7aを、整列溝6方向に向かって曲面状の拡開
形状としたり、あるいは図13に示すようにテーパ状の
拡開形状とするのがよい。図14はゲート口7の上壁面
7aを拡開形状とした時の各力の方向を示す。図から明
らかなように、上壁面7aを外開き形状とすることで、
角度βが大きくなり、μ<tanβを満たす状態に近づ
けることができる。その結果、寄り掛かりの発生頻度を
減少させることができるとともに、寄り掛かりの解除時
間も短縮でき、排出通路8を通過するチップ部品Pの排
出数が増加する。
【0026】表2は、上記のゲート口7の対策前と対策
後について、寄り掛かりによる詰まり発生頻度の比較を
示す。
後について、寄り掛かりによる詰まり発生頻度の比較を
示す。
【表2】 表2から明らかように、ゲート口7の上壁面7aを整列
溝6方向に向かって拡開形状とすることで、チップ部品
Pの寄り掛かりによる詰まりをほぼ解消できたことがわ
かる。
溝6方向に向かって拡開形状とすることで、チップ部品
Pの寄り掛かりによる詰まりをほぼ解消できたことがわ
かる。
【0027】本発明の供給装置は上記実施例の構造に限
定されないことは勿論である。上記実施例では、チップ
部品Pを整列溝6に送り込むとともに、ゲート口7での
チップ部品の詰まりを解除する手段として、回転ドラム
10に爪部13を設けたが、図15に示すように、複数
のブレード21を持つ回転羽根20を用いてもよい。こ
の場合には、部品収納室5が単一の室で構成されてい
る。この場合も、回転羽根20を間欠回転させるととも
に、ブレード21の停止位置をゲート口7の上部に制御
し、かつ回転羽根20の停止時間を整列溝6へ送り込ま
れたチップ部品Pがゲート口7を滑降するのに要する時
間以上に設定することで、チップ部品Pの排出数を安定
させることができる。
定されないことは勿論である。上記実施例では、チップ
部品Pを整列溝6に送り込むとともに、ゲート口7での
チップ部品の詰まりを解除する手段として、回転ドラム
10に爪部13を設けたが、図15に示すように、複数
のブレード21を持つ回転羽根20を用いてもよい。こ
の場合には、部品収納室5が単一の室で構成されてい
る。この場合も、回転羽根20を間欠回転させるととも
に、ブレード21の停止位置をゲート口7の上部に制御
し、かつ回転羽根20の停止時間を整列溝6へ送り込ま
れたチップ部品Pがゲート口7を滑降するのに要する時
間以上に設定することで、チップ部品Pの排出数を安定
させることができる。
【0028】本発明において、回転部材(回転ドラム1
0、回転羽根20)を間欠回転させる手段としては、モ
ータ4に限らず、ラチェット機構などを用いることが可
能である。
0、回転羽根20)を間欠回転させる手段としては、モ
ータ4に限らず、ラチェット機構などを用いることが可
能である。
【0029】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、回転部材をゲート口の上部で常に停止するよう
に間欠駆動するようにしたので、回転部材が停止した状
態では、後続のチップ部品がゲート口前に整列している
チップ部品の中に割り込むのが防止され、ゲート口を塞
ぐことがない。そして、次に回転部材が回転を開始する
と、回転部材によって押されたチップ部品は安定した速
度でゲート口の上部を通過し、整列溝の落ち込む。その
ため、各ステップ毎のチップ部品の挙動が安定し、排出
数のばらつきを小さくできる。
よれば、回転部材をゲート口の上部で常に停止するよう
に間欠駆動するようにしたので、回転部材が停止した状
態では、後続のチップ部品がゲート口前に整列している
チップ部品の中に割り込むのが防止され、ゲート口を塞
ぐことがない。そして、次に回転部材が回転を開始する
と、回転部材によって押されたチップ部品は安定した速
度でゲート口の上部を通過し、整列溝の落ち込む。その
ため、各ステップ毎のチップ部品の挙動が安定し、排出
数のばらつきを小さくできる。
【図1】本発明にかかる供給装置の一例の正面図であ
る。
る。
【図2】図1の供給装置のA−A線断面図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】チップ部品の一例の斜視図である。
【図5】チップ部品の他の例の斜視図である。
【図6】チップ部品のさらに他の例の斜視図である。
【図7】爪部の停止位置によるチップ部品の挙動を示す
図である。
図である。
【図8】爪部とチップ部品の整列,排出動作を示す図で
ある。
ある。
【図9】爪部とチップ部品の各移動速度の時間変化図で
ある。
ある。
【図10】一般的なゲート口の先端形状を示す拡大図で
ある。
ある。
【図11】図10に示すゲート口でのチップ部品の寄り
掛かり力を力学的に説明する図である。
掛かり力を力学的に説明する図である。
【図12】改善されたゲート口の先端形状の一例を示す
拡大図である。
拡大図である。
【図13】改善されたゲート口の先端形状の他の例を示
す拡大図である。
す拡大図である。
【図14】図13に示すゲート口でのチップ部品の寄り
掛かり力を力学的に説明する図である。
掛かり力を力学的に説明する図である。
【図15】本発明にかかる供給装置の他の実施例の断面
図である。
図である。
C チップ部品 1 固定ドラム 5 部品収納室 5a 内側室 5b 外側室 6 整列溝 7 ゲート口 8 排出通路 10 回転ドラム 13 爪部(回転部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F080 AA13 BA02 BC01 BF05 CC01 CF02 DA02 DA07 FA01 5E313 AA03 AA21 CD02 CD05 DD02 DD10 DD11 DD23 DD42 EE24
Claims (3)
- 【請求項1】多数のチップ部品を収納する部品収納室
と、部品収納室の内面に形成され、チップ部品を所定の
向きに整列させて下方へ滑らせる整列溝と、整列溝の下
端に形成され、整列溝に沿って所定の姿勢で滑り下りる
チップ部品を1個ずつ通過させるゲート口と、ゲート口
を通過したチップ部品を一列に整列させて排出する排出
通路と、部品収納室内を整列溝に沿って滑降するチップ
部品の滑降方向と逆方向に回転し、部品収納室内のチッ
プ部品を整列溝に送り込むとともに、ゲート口で停止し
ている不正常な姿勢のチップ部品を滑降方向と逆方向に
付勢する回転部材と、を備えたチップ部品の供給装置に
おいて、上記回転部材は、部品収納室内を所定角度ずつ
間欠回転するよう駆動手段によって間欠駆動され、上記
回転部材の停止位置を、後続のチップ部品がゲート口に
進入できないように、ゲート口の上部に制御したことを
特徴とするチップ部品の供給装置。 - 【請求項2】上記回転部材の間欠回転における停止時間
を、回転部材によって整列溝へ送り込まれたチップ部品
がゲート口を滑降するのに要する時間以上に設定されて
いることを特徴とする請求項1に記載のチップ部品の供
給装置。 - 【請求項3】上記ゲート口の上壁面を、整列溝方向に向
かって拡開形状としたことを特徴とする請求項1または
2に記載のチップ部品の供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000389848A JP2002187612A (ja) | 2000-12-22 | 2000-12-22 | チップ部品の供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000389848A JP2002187612A (ja) | 2000-12-22 | 2000-12-22 | チップ部品の供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002187612A true JP2002187612A (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=18856314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000389848A Pending JP2002187612A (ja) | 2000-12-22 | 2000-12-22 | チップ部品の供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002187612A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015129514A1 (ja) * | 2014-02-27 | 2015-09-03 | 株式会社 村田製作所 | 整列供給装置及び整列方法 |
TWI809759B (zh) * | 2021-03-17 | 2023-07-21 | 日商村田製作所股份有限公司 | 零件收容裝置 |
JP7571079B2 (ja) | 2022-04-25 | 2024-10-22 | Ckd株式会社 | ワーク供給装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4511920Y1 (ja) * | 1965-10-26 | 1970-05-26 | ||
JPH1171018A (ja) * | 1997-07-03 | 1999-03-16 | Murata Mfg Co Ltd | 部品整列装置および部品整列方法 |
JPH1171019A (ja) * | 1997-06-19 | 1999-03-16 | Murata Mfg Co Ltd | 部品整列装置および部品整列方法 |
-
2000
- 2000-12-22 JP JP2000389848A patent/JP2002187612A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4511920Y1 (ja) * | 1965-10-26 | 1970-05-26 | ||
JPH1171019A (ja) * | 1997-06-19 | 1999-03-16 | Murata Mfg Co Ltd | 部品整列装置および部品整列方法 |
JPH1171018A (ja) * | 1997-07-03 | 1999-03-16 | Murata Mfg Co Ltd | 部品整列装置および部品整列方法 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015129514A1 (ja) * | 2014-02-27 | 2015-09-03 | 株式会社 村田製作所 | 整列供給装置及び整列方法 |
JPWO2015129514A1 (ja) * | 2014-02-27 | 2017-03-30 | 株式会社村田製作所 | 整列供給装置及び整列方法 |
US9630783B2 (en) | 2014-02-27 | 2017-04-25 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Aligning and feeding device and aligning method |
TWI809759B (zh) * | 2021-03-17 | 2023-07-21 | 日商村田製作所股份有限公司 | 零件收容裝置 |
JP7571079B2 (ja) | 2022-04-25 | 2024-10-22 | Ckd株式会社 | ワーク供給装置 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071121 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100430 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
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|
A02 | Decision of refusal |
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