JP2947552B2 - バレル研磨装置 - Google Patents

バレル研磨装置

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JP2947552B2
JP2947552B2 JP4114598A JP4114598A JP2947552B2 JP 2947552 B2 JP2947552 B2 JP 2947552B2 JP 4114598 A JP4114598 A JP 4114598A JP 4114598 A JP4114598 A JP 4114598A JP 2947552 B2 JP2947552 B2 JP 2947552B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バレル研磨機の改
良に係るものであり、ワークの取り出しを容易にしつつ
自動研磨を可能とした装置に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来から公知のバレル
研磨機は、単体のバレル中にワークとメディアやコンパ
ウンドなどを同時に投入し、バレルに回転あるいは振動
を与えてワークのばりを取ったり、表面仕上げを行なう
ものである。
【0003】ところで、従来のバレル研磨機は装置自体
が単体であるので、投入口からワークとメディアなどを
同時に投入して稼動した後に内容物を取り出す場合に
は、バレルを外してメディア共に中味を放出するか、筒
側に投入口がある場合でも、投入口を開いた状態でワー
クとメディアなどからなる中味を同時に放出しなければ
ならなかった。そうすると、後処理としてワークの選別
工程が不可欠になり、余分な手間がかかっているのが現
状である。また、途中で選別工程が別工程として介在す
るので、バレル研磨機をラインの途中に組み込むことも
困難であった。
【0004】本発明では、上述した従来の課題を解決す
ることを目的とするものであって、バレル研磨機を常時
稼動させた状態でワークの投入や完成したワークの取り
出しをすることができる装置を開示するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明ではバレル研磨に供するバレル本体の内壁の
回転軸方向に沿って、この回転軸に対して斜めの角度で
複数の送り羽根を立設し、かつバレル本体内部の排出口
側にはワークなどを排出口に供給する掬い上げ羽根を設
るという手段を採用した。また、送り羽根に代えてス
パイラル状の羽根を立設する手段も採用した。これらの
手段によって、バレル本体が回転すれば内部に投入され
たワークなどは従来の構成と同様に攪拌されて研磨され
ると同時に、羽根が回転に従ってワークを下流側に移送
する。これによって、研磨と同時にワークなどの移送を
実現する。また、掬い上げ羽根によってワークなどが的
確に排出口に供給されることになる。
【0006】さらにバレル本体の回転軸軸受け側両側壁
にはそれぞれ開口を設け、これらの開口の一方を排出口
とし、他方を投入口として、両者をバレル本体の外部で
無端状に連絡する搬送装置で接続するという手段を採用
した。この構成によれば、バレル本体に投入されたワー
クなどは研磨されながら下流側に移送されて排出され、
搬送装置を経由してさらに投入口に戻って再度バレル本
体に供給されることになる。さらに、バレル本体の内壁
に、回転軸方向に走行する送り羽根が1本または複数本
設けられ、この送り羽根をバレル本体の回転方向に対し
順方向に螺旋状に走行させる手段も採用した。この手
段においては、送り羽根によって徐々にワークなどが移
送されると共に、送り羽根に対する衝撃が小さいので、
長期間の使用に耐えることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を添付した図面に従って説明する。先ず、本発明で重要
な技術は、バレルの内容物がバレルの稼動に応じて一方
向に移動することである。図1は、この動作を達成する
ためのバレルの一例であって、1はバレル本体であり、
モータおよび減速装置などによる公知の駆動機構によっ
て回転される。2・2は回転軸である。3は、バレル本
体1の内壁に複数枚並列に立設された送り羽根であっ
て、ワークやメディアを回転軸に沿って一方向に移動さ
せる機能を有している。4はバレル本体1の軸受け側一
壁面に開口されたワークなどの投入口であり、5は反対
壁面に開口された排出口である。そして、投入口4から
供給されたワークやメディアは、バレル本体1の回転に
応じて送り羽根3で徐々に排出口5側に向かって移動す
る。ところで、ワークなどは自重によって絶えずバレル
本体1の最下部に位置することになるが、これを排出口
5から外部に排出するために、掬い上げ羽根6が設けら
れている。掬い上げ羽根6の構成としては、バレル本体
1内部の最下流側に設けられ、バレル本体1の回転に応
じて図2に示したようにワークなどを掬い上げ、排出口
5まで誘導するものである。
【0008】図3に、送り羽根3の具体的構成を示す。
各送り羽根3はバレル本体1の一内壁に立設されてお
り、かつ方向性をもたせるために進行方向に対して斜め
に設けられている。なお、本実施形態ではメディアやコ
ンパウンドなどが均等に移動するために、各送り羽根3
はそれぞれ区切り3aによって分離されているが、必ず
しも当該形態に限るものではなく、各送り羽根が1枚で
構成されるものもある。このようにすれば、バレル本体
1の回転のたびに送り羽根3が最下部を通過するが、送
り羽根3が斜めに設けられているために、ワークなどは
その傾斜分だけ下流側に移送され、順次回転に伴って研
磨しながら移動することになる。そして、最下流に至れ
ば掬い上げ羽根6によって排出口5に供給されることに
なる。
【0009】上記実施形態では、送り羽根3は8角形の
バレル本体の一内壁にのみ設けたものを示したが、全内
壁に設けることを含めて、複数の内壁に立設することも
ある。このようにすればワークなどの移送速度はさらに
速くなる。一方、実施形態の送り羽根3の構成に代え
て、内周に沿って連続したスパイラル状の羽根を設けて
も、第1の実施形態と同様の効果を奏することが可能で
ある。また、掬い上げ羽根6についても、1枚のみなら
ず対向して2枚設けたり、さらに多数を等間隔に設ける
ようにしてもよい。バレル本体を8角形としたことは単
なる一例であって、従来から採用されている6角形であ
ってもよく、角数は特に限定する必要はない。また、送
り羽根がワークやメディアの攪拌機能も発揮するので、
円筒状のバレル本体であってもよい。
【0010】図4A、Bに、バレル本体の別実施形態を
示す。この実施形態のバレル本体1は円筒状であるが、
ワークとメディアなどの攪拌と送り機能を兼備した送り
羽根7が設けられている。具体的には、図示したように
バレル本体1の円筒内壁に対して回転軸に沿って連続し
た送り羽根7が複数本設けられている。送り羽根7は、
第1の実施形態と同様に、区切りが存在しても、これが
存在せずに1枚の状態であってもよい。さらに、各送り
羽根7は、バレル本体1の回転方向に対して順方向にな
るように螺旋状に走行している。これは、バレル本体1
の回転に従ってワークやメディアが徐々に下流側に移送
されるようにしたものである。このようにすれば、円筒
バレルであってもワークの研磨を行なうことができると
同時に、移送も可能とする。また、ワークなどが送り羽
根7に直交して衝突することがないので、装置の寿命を
長くすることも可能である。なお、本実施形態では円筒
状のバレル本体を説明したが、第1の実施形態のように
8角形のバレル本体やその他多角形の本体であっても、
基本的な技術が同様であることはもちろんである。
【0011】次に、図5は上記実施形態のバレル本体を
研磨装置の一部に組み込んだ状態を示したもので、バレ
ル本体1の排出口5と、投入口4を無端状の搬送装置1
0で連絡して、全体をループとしたものである。ここ
で、11はバレル本体1に設けられた掬い上げ羽根によ
ってワークなどを供給する場所であり、供給場所11に
落下したワークおよびメディアなどは搬送装置10によ
って移送され、再度投入口4からバレル本体1に供給さ
れ、研磨を繰り返すことになる。この装置を採用した場
合には、単位時間あたりの研磨時間は従来と比較して短
くなるものの、送り羽根3および無端状の搬送装置10
によって常時ワークが外部に拝送されることになる。従
って、搬送装置10の途中に選択的に開路可能な選別部
12を設け、さらに選別部12から分岐路13を延伸す
ることにより、随時ワークおよびメディアを取り出すこ
とができる。即ち、研磨工程では選別部12を閉路状態
にして搬送装置10をループ状として、絶えずバレル本
体1にワークおよびメディアが供給されるようにし、研
磨工程が完了すれば選別部12を開路して分岐路13に
ワークなどが供給されるようにする。このようにすれ
ば、研磨工程が終了してもバレル本体を取り外す必要も
なく、簡単にワークを回収することができる。
【0012】搬送装置10の構成としては公知の構成を
採用することで足りる。例えば、ベルトコンベアや、振
動フィーダなどが該当する。また、選別部12の構成と
しては複数の構成を採用することができる。例えば、簡
単な構成として、常態では搬送装置10の一部をなして
いるが、ワーク回収時には選別部12を開路してワーク
をこの部分から落下させ、下方の分岐路13に供給する
ものを挙げることができる。さらに、別の構成として、
選別部12はメッシュ状のフィーダであり、メッシュサ
イズ未満の大きさに研磨されたワークだけを落下させる
ようにしてもよい。しかも、分岐路13を直接洗浄工程
に供給すれば、研磨から洗浄までのラインを形成するこ
とができ、従来は人手に頼らざるを得なかった移送工程
を自動的に処理することが可能となった。なお、本実施
形態において、羽根の間隔や搬送装置の構成を適宜設定
することで、ワークを整然と排出させることも可能であ
り、2次処理がさらに容易となる。
【0013】上記実施形態において、選別部12を設け
ることなく、無端状の搬送装置10のみの構成とし、搬
送装置10の一部で加工前のワークを供給する一方、完
成ワークを回収するようにしてもよいことはもちろんで
ある。
【0014】続いて、搬送装置の別の実施形態を図6に
示す。この実施形態では、搬送装置の無端路をより短く
したものであって、投入口4と排出口5をバレル本体1
の同じ側の開口に位置させたものである。即ち、投入口
4を開口に近い位置に設ける一方、排出口5を開口から
一番遠い位置に設けることにより、投入口4から供給さ
れたワークやメディアが送り羽根3によってバレル本体
1の奥に向かって移送され、掬い上げ羽根6によって掻
き揚げられて排出口5の先端部に供給され、搬送装置1
0によってバレル本体1の外側に送り出される。なお、
搬送装置10は概略平面図として示しているが、搬送装
置全体をやや傾斜を設けた経路に設定することが好まし
い。この場合には第1の実施形態と同様に振動フィーダ
などを利用することができる。なお、搬送装置10の途
中に選別部を設けることは、第1の実施形態と同様に選
択的に採用する事項である。
【0015】
【発明の効果】本発明では、バレル本体の内壁に送り羽
根あるいはスパイラルを設けたので、投入されたワーク
やメディアなどはこれらの構成によって一方向の流路を
形成することになる。従って、軸受け側に開口を設けた
場合にはこの部分からワークなどを投入し排出させるこ
とが可能となった。又、無端状の搬送装置をさらに設け
る構成においては、ワークなどを加工途中で取り出し、
再度投入することができるので、搬送装置の途中に適宜
別のラインを付加したり、完成品をバレル本体の取り外
しなしに回収することができ、非常に便利な装置とする
ことができた。
【0016】更に、バレル本体内部の下流側に掬い上げ
羽根を設けているので、掬い上げ羽根によって的確にワ
ークなどを排出口に供給することができ、バレル本体か
ら一部のワークを取り出すことができないという不都合
を解消することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】バレル本体の第1の実施形態を示す半截正面図
【図2】第1の実施形態における送り羽根を示す斜視図
【図3】掬い上げ羽根を示す断面図
【図4】(A)(B)はそれぞれ第2の実施形態を示す
半截正面図および側面図
【図5】搬送装置の実施形態を示す概略平面図
【図6】搬送装置の別の実施形態を示す概略平面図
【符号の説明】 1 バレル本体 2 回転軸 3 送り羽根 4 投入口 5 排出口 6 掬い上げ羽根 7 送り羽根 10 搬送装置 11 供給場所 12 選別部 13 分岐路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バレル研磨に供するバレル本体の内壁の回
    転軸方向に沿って、この回転軸に対して、斜めの角度で
    複数の送り羽根を立設し、かつバレル本体内部の排出口
    側にはワークなどを排出口に供給する掬い上げ羽根を設
    けたバレル研磨装置。
  2. 【請求項2】バレル研磨に供するバレル本体の内壁に沿
    って、回転軸方向に直進するスパイラル状の羽根を立設
    、かつバレル本体内部の排出口側にはワークなどを排
    出口に供給する掬い上げ羽根を設けたバレル研磨装置。
  3. 【請求項3】バレル研磨に供するバレル本体の内壁に、
    回転軸方向に走行する送り羽根が1本または複数本設け
    られ、この送り羽根はバレル本体の回転方向に対して順
    方向に螺旋状に走行させると共に、バレル本体内部の排
    出口側にはワークなどを排出口に供給する掬い上げ羽根
    を設けたバレル研磨装置。
  4. 【請求項4】バレル本体の回転軸軸受け側両側壁にはそ
    れぞれ開口を設け、これらの開口の一方を排出口とし、
    他方を投入口として、両者をバレル本体の外部で無端状
    に連絡する搬送装置で接続した請求項1、2または3記
    載のバレル研磨装置。
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CN104476376B (zh) * 2014-11-09 2016-08-17 沈阳黎明航空发动机(集团)有限责任公司 一种滚磨光整设备主轴固定方式去除叶片加工刀纹的方法
CN106239348A (zh) * 2016-09-09 2016-12-21 佛山市承安铜业有限公司 一种铜球抛光筒及抛光设备和抛光方法

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