JP2000052281A - 吸着テーブルおよびそれを用いた液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

吸着テーブルおよびそれを用いた液晶表示装置の製造方法

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JP2000052281A
JP2000052281A JP10224900A JP22490098A JP2000052281A JP 2000052281 A JP2000052281 A JP 2000052281A JP 10224900 A JP10224900 A JP 10224900A JP 22490098 A JP22490098 A JP 22490098A JP 2000052281 A JP2000052281 A JP 2000052281A
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crystal panel
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秀哉 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品と吸着テーブルとの間に異物等を挟んだ
状態で吸着テーブル上に物品が吸着固定された場合で
も、物品の被吸着面を変形させる可能性が低い吸着テー
ブルを提供する。 【解決手段】 ほぼ平坦な面を有する物品を、ポンプ2
6を用いた減圧吸着によって保持する吸着テーブル10
である。この吸着テーブル10は、ほぼ平坦な上面を有
する上面板部14と、上面板部14の上面を覆う表層部
20とを備えている。上面板部14には、ポンプ26に
連結され、表面に開口する空気孔が設けられている。表
層部20は、その厚さ方向にのみ貫通する多数の微細な
貫通孔を備え、物品より弾性変形しやすい材料で形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸着テーブルおよ
びそれを用いた液晶表示装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】物品の製造工程などにおいて、製造過程
にある物品をテーブル上に固定し、組み付け作業などを
行うために、ポンプ等を用いた減圧吸着により物品を固
定することができる吸着テーブルが用いられている。こ
うした吸着テーブルは平坦で硬質な材料によって形成さ
れ、テーブル表面には、吸着に必要な複数のスリット
状、或いは所定形状に開口した空気孔が形成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の吸着テーブルに製造中の物品の平坦な面を接
触させて固定した際に、吸着テーブルの上面部と物品と
の間に異物等が介在すると、微細な異物であっても吸着
テーブルの上面部に凸部が存在する場合と同様に作用
し、物品の吸着された面が変形して、平坦ではなくな
り、製造された装置の品質に悪影響を及ぼすことがあ
る。例えば、液晶表示装置の製造において、吸着テーブ
ルの上面部上に存在する異物等を挟んで液晶パネルが吸
着テーブルの上面部上に固定されると、液晶パネルを形
成する基板の変形にともなって液晶パネルのセル厚が不
均一となることがあり、それによって表示品質に問題を
生じることがある。
【0004】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであって、その目的は、物品と吸着テーブル
との間に異物等を挟んだ状態で物品が吸着固定された場
合でも、物品の被吸着面を変形させる可能性が低い吸着
テーブルおよびそれを用いた液晶表示装置の製造方法を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の吸着テーブル
は、ほぼ平坦な面を有する物品を、ポンプを用いた減圧
吸着によって保持する吸着テーブルであって、ほぼ平坦
な上面を有する上面板部と、前記上面板部の上面を覆う
表層部と、を有し、前記上面板部には、前記ポンプに連
結され、表面に開口する空気孔が設けられており、前記
表層部は、その厚さ方向にのみ貫通する多数の微細な貫
通孔を備え、前記物品より弾性変形しやすいことを特徴
とする吸着テーブル。
【0006】本発明の吸着テーブルは、ほぼ平坦な上面
を持つ上面板部を覆う表層部上に、ほぼ平坦な底面を有
する物品を載置すると、ポンプ、上面板の表面に開口す
る空気孔、そして表層部の貫通孔に至る管路が密閉状態
となる。したがって、この吸着テーブルは、その表層部
上にほぼ平坦な面を有する物品を載置して、ポンプを動
作させると、その吸引が、上面板の表面に開口する空気
孔を介して、上面板部を覆う表層部の多数の微細な貫通
孔に及び、物品を吸着する。しかも、表層部は載置され
る物品より弾性変形しやすいため、表層部と物品の底面
部との間に異物等が介在しても表層部が弾性変形して異
物等が表層部に埋まり込んだ状態となるため、物品の底
面部を変形させる可能性が小さい。
【0007】本発明の吸着テーブルは、ほぼ平坦な面を
有する物品を、ポンプを用いた減圧吸着によって保持す
る吸着テーブルであって、ほぼ平坦な上面を有する上面
板部と、前記上面板部の上面を覆う表層部と、を有し、
前記上面板部には、前記ポンプに連結され、表面に開口
する空気孔が設けられており、前記表層部は、前記空気
孔が開口する位置に対応させて形成され厚さ方向にのみ
貫通する貫通孔を有し、前記物品より弾性変形しやすい
ことを特徴とする。
【0008】本発明の吸着テーブルは、ほぼ平坦な上面
を持つ上面板部を覆う表層部上に、ほぼ平坦な底面を有
する物品を載置すると、ポンプ、上面板の表面に開口す
る空気孔、そして表層部の貫通孔に至る管路が密閉状態
となる。したがって、この吸着テーブルは、その表層部
上にほぼ平坦な面を有する物品を載置して、ポンプを動
作させると、その吸引が、上面板の表面に開口する空気
孔を介して、上面板部を覆う表層部の貫通孔に及び、物
品を吸着する。しかも、表層部は載置される物品より弾
性変形しやすいため、表層部と物品の底面部との間に異
物等が介在しても表層部が弾性変形して異物等が表層部
に埋まり込んだ状態となるため、物品の底面部を変形さ
せる可能性が小さい。
【0009】さらに好ましくは、本発明の吸着テーブル
は、前記物品は、2枚の基板の間に液晶を封入し周囲を
シール材で封止して形成された液晶パネルであり、前記
空気孔は、吸着される前記液晶パネルの前記シール材に
対応する位置に形成されていることを特徴とする。
【0010】本発明の吸着テーブルにおいては、吸着さ
れる液晶パネルのシール材に対応する位置に、上面板部
の空気孔が形成されているため、空気孔付近に集中する
吸引力が、変形しにくい液晶パネルのシール材付近に加
わり、基板の変形などが起こりにくく、製造された液晶
パネルの表示に問題が発生することが少ない。
【0011】さらに好ましくは、本発明の吸着テーブル
は、前記物品が載置される範囲内に位置する前記空気孔
のみが前記ポンプに連結されるよう調節可能とするバル
ブを有することを特徴とする。
【0012】この吸着テーブルは、バルブを調節するこ
とによって、物品が載置される範囲内に位置する空気孔
のみをポンプに連結することができるため、載置された
物品を確実に吸着して固定することができる。
【0013】本発明の液晶表示装置の製造方法は、1対
の基板を有する液晶パネルを前述したいずれかの吸着テ
ーブル上に真空吸着により固定する工程と、前記液晶パ
ネルに部品を取り付ける工程と、を有することを特徴と
する。
【0014】本発明の液晶表示装置の製造方法において
は、前述した吸着テーブルについての作用効果をもって
液晶パネルを吸着パネル上に固定し、液晶パネルに部品
を取り付けることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて、図面を参照しながら、さらに具体的に説明す
る。
【0016】〔第1実施形態〕図1は、本実施形態の吸
着テーブル10を示す模式的な側面図である。この図に
示すように、吸着テーブル10は、上面板部14と、上
面板部14の上面を覆う表層部20と、ポンプ26とを
備えている。吸着テーブル10は、ほぼ平坦な面を有す
る物品がその平坦な面を表層部20に接触させる状態で
載置されると、ポンプ26を用いた減圧吸着によって物
品をその位置に固定することができる。
【0017】上面板部14は、例えば図2に示すよう
に、ほぼ平坦な上面15を有し、表面に開口する空気孔
16が設けられている。これら空気孔16は、上面板部
14の側面に設けられた連結管18とパイプ25とを介
してポンプに連結されている。
【0018】表層部20は、厚さ0.1〜5mm程度で
あり、例えば図3に示すように、その厚さ方向にのみ空
気を通す多数の微細な貫通孔22を備えている。また、
表層部20は、載置される物品より遙かに弾性変形しや
すい材料で形成されている。表層部20が形成される材
料としては、例えばポリエチレン、ポリエステル、フッ
素樹脂、ウレタン、ゴム系材料などが用いられ、発砲処
理等により厚さ方向に延びて表層部20の上下面に開口
する微細な気泡としての貫通孔22を備えている。それ
ぞれの貫通孔22の直径は、例えば10〜300μm程
度である。表層部22は、このように発砲処理されてい
るため、発砲処理されていない材料そのものより、さら
に弾性変形しやすくなっている。
【0019】このように形成された吸着テーブル10
は、ほぼ平坦な上面15を持つ上面板部14を覆う表層
部20上に、ほぼ平坦な底面を有する物品を載置する
と、ポンプ26、上面板部14の表面に開口する空気孔
16、そして表層部20の貫通孔22に至る管路が密閉
状態となる。したがって、この吸着テーブル10は、そ
の表層部上にほぼ平坦な面を有する物品を載置して、ポ
ンプ26を動作させると、その吸引が、上面板部14の
表面に開口する空気孔16を介して、上面板部14を覆
う表層部20の多数の微細な貫通孔22に及び、物品を
吸着する。しかも、表層部20は載置される物品より遙
かに弾性変形しやすいため、表層部20と物品の底面部
との間に異物等が介在しても表層部20が弾性変形して
異物等が表層部20に埋まり込んだ状態となり、載置さ
れた物品の底面部を変形させる可能性が小さい。
【0020】なお、本実施形態の吸着テーブル10に用
いる表層部として、吸着テーブル10上に載置される物
品より遙かに弾性変形しやすい弾力性のある材料、例え
ばシリコーンゴム、ウレタン、ゴム系材料等を用い、そ
の材料に図4に示したように、厚さ方向にプレス、レー
ザー加工等によって多数の貫通孔32を所定密度以上で
設けたものを用いてもよい。この表層部30によって
も、前述した表層部20と同様な作用効果を奏する吸着
テーブル10を形成することができる。
【0021】<液晶表示装置の製造方法>液晶表示装置
の製造においては、まず、2枚の基板42の間に挟まれ
た液晶が周縁に配置されたシール材44によって封止さ
れて液晶パネル40が製造される。
【0022】次に、駆動回路54や、コンデンサ、抵抗
といったチップ部品56等が搭載された回路基板52や
その他の部品が液晶パネル40に取り付けられる。回路
基板52の取り付けにおいては、例えば図5に示したよ
うに、液晶パネル40を前述した吸着テーブル10上の
所定の位置に真空吸着により固定する。
【0023】そして、そのように所定の位置に固定され
た液晶パネル40に回路基板52などが圧着ヘッド60
とヘッド受け台61間で異方性導電膜51等を介して圧
着されて、例えば図6に示すような液晶表示装置50が
形成される。
【0024】本実施形態の液晶表示装置の製造方法によ
れば、液晶パネル40はその基板42より遙かに弾性変
形しやすい表層部20を有する吸着テーブル10上に載
置されて吸着によって固定されるため、表層部20と液
晶パネル40の基板42との間に異物等が介在しても、
表層部20が弾性変形して異物等が表層部20に埋まり
込んだ状態となり、液晶パネル40の基板を変形させる
可能性が小さい。したがって、そのような変形によって
表示品質に問題を発生させることなく液晶表示装置50
を製造することができる。
【0025】〔第2実施形態〕第2実施形態は、上面板
部に形成された空気孔の位置に対応させて表層部の貫通
孔が形成されている点が第1実施形態とは異なる。それ
以外の点については、第1実施形態と同様であるので、
その説明を省略する。また、図面において、対応する部
分には第1実施形態と同一の符号を付す。
【0026】図7は、本実施形態の吸着テーブル70の
上面板部14と表層部72とを示す模式的な分解斜視図
である。この図に示すように、表層部72は、上面板部
14の空気孔16が開口する位置に対応させて形成され
た貫通孔74を備えている。貫通孔74は厚さ方向にの
み貫通している。なお、表層部72は、吸着テーブル7
0上に載置される物品より遙かに弾性変形しやすい弾力
性のある材料、例えばシリコーンゴム、ウレタン、ゴム
系材料などによって形成されている。
【0027】本実施形態の吸着テーブル70の場合も、
ほぼ平坦な上面を持つ上面板部14を覆う表層部72上
に、ほぼ平坦な底面を有する物品を載置すると、ポンプ
26、上面板部14の表面に開口する空気孔16、そし
て表層部72の貫通孔74に至る管路が密閉状態とな
る。したがって、この吸着テーブル70は、その表層部
72上にほぼ平坦な面を有する物品を載置して、ポンプ
を動作させると、その吸引が、上面板部14の表面に開
口する空気孔16を介して、上面板部14を覆う表層部
72の貫通孔74に及び、物品を吸着する。しかも、表
層部72は載置される物品より遙かに弾性変形しやすい
ため、表層部72と物品の底面部との間に異物等が介在
しても表層部72が弾性変形して異物等が表層部72に
埋まり込んだ状態となり、物品の底面部を変形させる可
能性が小さい。
【0028】なお、本実施形態の表層部は、第1実施形
態における表層部20の図3または図4に示した材料を
用い、上面板部14の空気孔16が開口する位置に対応
させて、微細な貫通孔22を多数設けるようにしてもよ
い。この場合も本実施形態の吸着テーブル70について
上述した作用効果を奏することができる。
【0029】〔第3実施形態〕第3実施形態は、載置さ
れる物品が液晶パネルである場合において、上面板部に
形成された空気孔が液晶パネルのシール材の下方となる
位置に形成されている点が第2実施形態とは異なる。そ
れ以外の点については、第2実施形態と同様であるの
で、その説明を省略する。また、図面において、対応す
る部分には第2実施形態と同一の符号を付す。
【0030】図8は、本実施形態の吸着テーブル80の
上面板部82および表層部72と、載置される物品であ
る液晶パネル40をその上方に対応させて示した分解斜
視図である。液晶パネル40は、この図に示すように、
2枚の基板42とその周囲を封止するシール材44を含
んで形成されている。吸着テーブル80の上面板部82
に設けられた空気孔84は、吸着される液晶パネル40
のシール材44に対応する位置に形成されている。
【0031】本実施形態の吸着テーブル80において
は、吸着される液晶パネル40のシール材44に対応す
る位置に、上面板部82の空気孔84が形成されている
ため、空気孔84付近に集中する吸引力が、液晶パネル
40の変形しにくいシール材44付近に加わり、基板4
2の変形などが起こりにくく、製造された液晶パネル4
0の表示に問題が発生することが少ない。
【0032】なお、本実施形態の表層部は、第1実施形
態における表層部20の図3または図4に示した材料を
用い、上面板部82の空気孔84が開口する位置に対応
させて、微細な貫通孔22を多数設けるようにしてもよ
い。この場合も本実施形態の吸着テーブル80について
上述した作用効果を奏することができる。
【0033】〔第4実施形態〕第4実施形態は、吸着テ
ーブルが上面板部に設けられた空気孔のうち物品が載置
される範囲内に位置する空気孔だけがポンプに連結され
るように調節するバルブを備えている点が1実施形態と
は異なる。それ以外の点については、第1実施形態と同
様であるので、その説明を省略する。また、図面におい
て、対応する部分には第1実施形態と同一の符号を付
す。
【0034】図9は本実施形態の上面板部92、表層部
20、バルブ94,95,96,97、および載置され
る物品である液晶パネル40を、液晶パネル40を便宜
的に上方に離した位置で示す斜視図である。この図に示
すように、本実施形態の上面板部に設けられている空気
孔16は、バルブ94を開き、バルブ95、バルブ9
6、およびバルブ97を閉じた状態では、左上隅の最も
狭い範囲において吸着できる状態となり、上方に2点鎖
線で示した液晶パネル41を適切に吸着することができ
る。そして、バルブ94およびバルブ95を開き、バル
ブ96およびバルブ97を閉じた状態では、次に狭い四
角形の範囲において吸着できる状態となる。さらに、バ
ルブ94、バルブ95、およびバルブ96を開き、バル
ブ97を閉じた状態では、さらに大きい四角形の範囲に
おいて吸着できる状態となる。そして、バルブ94、バ
ルブ95、バルブ96、およびバルブ97のすべてを開
いた状態では、上面板部92のほぼ全ての範囲が吸着で
きる状態となり、上方に実線で示した液晶パネル40を
適切に吸着することができる。
【0035】このように、本実施形態の吸着テーブル9
0は、バルブ94,95,96,97を調節することに
よって、物品が載置される範囲内に位置する空気孔16
のみをポンプ26に連結することができるため、大きさ
や形状の異なる様々な載置される物品に対応して確実に
吸着して固定することができる。
【0036】また、本実施例では各バルブ94,95,
96,97により吸着を行なう空気の経路又は空気孔1
6の配列がL字状またはロ字状とされているが、これに
限定されるものでなく、各バルブの開閉により、大きさ
や形状の異なる様々な載置される品物に対応して、確実
に吸着して固定できるものであれば、他の変形実施が可
能である。
【0037】さらに、本実施形態においても、表層部2
0は第1実施形態における表層部20の図3または図4
に示した材料を用い、上面板部92の空気孔16が開口
する位置に対応させて、微細な貫通孔を多数設けるよう
にしてもよい。
【0038】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明は前述した各実施形態に限定されるものではなく、
本発明の要旨の範囲内または特許請求の範囲の均等範囲
内で各種の変形実施が可能である。
【0039】例えば、上記各実施形態では、吸着テーブ
ルの上面板部および表層部が平坦であり、吸着テーブル
上に載置される物品が平坦な面を吸着テーブルの表層部
に接触させて吸着テーブル上に載置される例を示した。
しかし、吸着テーブルの上面部および表層部が成す吸着
テーブルの表面形状と、物品の被載置面とが互いに対応
した形状、例えば凹面形状と凸面形状、であれば必ずし
も吸着テーブルの表面形状を平坦でなくともよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の吸着テーブルを示す模式的な側
面図である。
【図2】第1実施形態の上面板部を示す模式的な斜視図
である。
【図3】第1実施形態の表層部を示す部分切欠き斜視図
である。
【図4】第1実施形態の表層部の変形例を示す部分切欠
き斜視図である。
【図5】第1実施形態の吸着テーブルに液晶パネルが吸
着された状態を示す側面図である。
【図6】第1実施形態の液晶表示装置を示す斜視図であ
る。
【図7】第2実施形態の吸着テーブルの上面板部と表層
部とを示す模式的な分解斜視図である。
【図8】第3実施形態の吸着テーブルの上面板部および
表層部と、載置される物品である液晶パネルをその上方
に対応させて示した分解斜視図である。
【図9】第4実施形態の上面板部、表層部、バルブ、お
よび載置される物品である液晶パネルを、液晶パネルを
便宜的に上方に離した位置で示す斜視図である。
【符号の説明】
10,70,80,90 吸着テーブル 14,82,92 上面板部 16,84 空気孔 20,30,72 表層部 22,32,74 貫通孔 26 ポンプ 40,41 液晶パネル 42 基板 44 シール材 50 液晶表示装置 51 異方性導電膜 60 圧着ヘッド 61 ヘッド受け台 94,95,96,97 バルブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ平坦な面を有する物品を、ポンプを
    用いた減圧吸着によって保持する吸着テーブルであっ
    て、 ほぼ平坦な上面を有する上面板部と、前記上面板部の上
    面を覆う表層部と、を有し、 前記上面板部には、前記ポンプに連結され、表面に開口
    する空気孔が設けられており、 前記表層部は、その厚さ方向にのみ貫通する多数の微細
    な貫通孔を備え、前記物品より弾性変形しやすいことを
    特徴とする吸着テーブル。
  2. 【請求項2】 ほぼ平坦な面を有する物品を、ポンプを
    用いた減圧吸着によって保持する吸着テーブルであっ
    て、 ほぼ平坦な上面を有する上面板部と、前記上面板部の上
    面を覆う表層部と、を有し、 前記上面板部には、前記ポンプに連結され、表面に開口
    する空気孔が設けられており、 前記表層部は、前記空気孔が開口する位置に対応させて
    形成され厚さ方向にのみ貫通する貫通孔を有し、前記物
    品より弾性変形しやすいことを特徴とする吸着テーブ
    ル。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記物品は、2枚の基板の間に液晶を封入し周囲をシー
    ル材で封止して形成された液晶パネルであり、 前記空気孔は、吸着される前記液晶パネルの前記シール
    材に対応する位置に形成されていることを特徴とする吸
    着テーブル。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2において、 前記物品が載置される範囲内に位置する前記空気孔のみ
    が前記ポンプに連結されるよう調節可能とするバルブを
    有することを特徴とする吸着テーブル。
  5. 【請求項5】 1対の基板を有する液晶パネルを請求項
    1ないし請求項4に記載の吸着テーブル上に真空吸着に
    より固定する工程と、 前記液晶パネルに部品を取り付ける工程と、 を有することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
JP10224900A 1998-08-07 1998-08-07 吸着テーブルおよびそれを用いた液晶表示装置の製造方法 Withdrawn JP2000052281A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112846865A (zh) * 2019-11-27 2021-05-28 杰纬特科技(苏州)有限公司 用于精密金属件的工装夹具
CN114721179A (zh) * 2022-04-12 2022-07-08 广州华星光电半导体显示技术有限公司 偏光片贴附装置

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