JP2000052209A - 両頭平面研削装置およびそれを用いた研削方法 - Google Patents

両頭平面研削装置およびそれを用いた研削方法

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JP2000052209A
JP2000052209A JP10222974A JP22297498A JP2000052209A JP 2000052209 A JP2000052209 A JP 2000052209A JP 10222974 A JP10222974 A JP 10222974A JP 22297498 A JP22297498 A JP 22297498A JP 2000052209 A JP2000052209 A JP 2000052209A
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grindstone
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radial direction
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Takeshi Yamane
剛 山根
Toshiaki Tanaka
俊明 田中
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両頭平面研削装置を用いてガラス板を研削加
工すると、回転砥石は砥石全体にわたって均一に摩耗さ
れず、周速の遅い回転砥石の内周部で大きな摩耗が生
じ、とりわけ砥石の回転軸中心近傍での摩耗が大きい。
この回転砥石の偏った摩耗により、ガラス板の研削加工
量は制限を受け、また頻繁に砥石を取り替えなければな
らない課題があった。 【解決手段】 研削加工すべきガラス板を両頭平面研削
装置の一対の回転砥石の間を通すことで研削加工すると
き、回転砥石の研削比を、下記の(1)式で示される内
周側の砥石のガラス板に対する研削比を21680と
し、下記の(1)式で示される外周側の砥石のガラス板
に対する研削比を18950(研削比が1.14)とな
るように、回転砥石を半径方向に2分割する。 研削比=(被加工物ガラス板の研削体積)/(砥石摩耗
体積)・・・(1)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品をより厚みの
薄い物品に研削加工する両頭平面研削装置およびそれを
用いた研削方法に関し、とりわけ磁気記録媒体用のガラ
ス基板をガラス素板から経済性よく研削加工するのに適
した研削装置およびそれを用いた研削方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス板等の薄板小片を研削加工する装
置としては、特開昭52−1590号公報に開示された
両頭平面研削装置が知られている。この研削装置は、帯
状の金属からなるベルトにポケット(孔)を開け、この
ポケットに薄片状の小片をはめ込み、ベルトを張った状
態で一対の回転砥石の間に通し、薄片状小片の両面を同
時に研削するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の両頭平
面研削装置に用いられている一対の回転砥石は、砥石表
面全体が単一仕様の砥石で構成されている。したがって
この両頭平面研削装置により、ガラス板を何枚も研削す
ると、砥石表面は逐次摩耗して減っていくが、その摩耗
程度は砥石全面にわたり均一ではなく、偏った摩耗によ
り砥石面の平坦度は悪くなっていくという。すなわち、
研削するガラス板の枚数が多くなると、砥石は外周部に
比べて内周部がより多く摩耗するという現象が認められ
ていた。
【0004】このように砥石の平坦度が偏摩耗により悪
化すると、ガラス板の研削加工の精度が悪くなり、その
結果砥石平坦度を新規製作時(研削加工をする前の状
態)に戻すための修理、調整すなわちツルーイングが必
要になる。この砥石のツルーイングでは、砥石表面の凸
部を削り取り平坦度を改善するので、ツルーイング時に
は少なくとも一番摩耗の大きな(最も大きく凹んだ部
分)回転砥石の中心部の最も深いところまで砥石表面を
削り込むことになり、外周部にいくほど修正量すなわち
砥石削り量を多くしなければならなかった。
【0005】このようなツルーイングは、砥石材料を無
駄に消費し、とりわけ高価なダイヤモンド砥石では加工
コストに占める砥石費用の増大につながるので、研削加
工コストを低減するのに大きな妨げとなっていた。
【0006】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、回転砥石表面の偏った摩耗が抑制
された特性を有する両頭平面研削装置を提供することを
目的とする。また本発明の他の目的は、その両頭平面研
削装置を用いてガラス板を加工効率よく、経済的に研削
加工する方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1は、被加工物を
同一軸中心に回転する対向配置された一対の回転砥石間
を通すことで、前記被加工物の両面を同時に研削する両
頭平面研削装置において、前記一対の回転砥石を、半径
方向で2以上に分割することにより、前記回転砥石の被
加工物に対する下記の(1)式で示す研削比の半径方向
に生じる最大値と最小値の差を、回転砥石を単一仕様の
砥石としたときよりも小さくなるようにしたことを特徴
とする両頭平面研削装置である。 研削比=(被加工物の研削体積)/(砥石摩耗体積)・
・・(1)
【0008】請求項1において、回転砥石の被加工物に
対する半径方向の研削比の最大値と最小値の差が、回転
砥石全体を単一仕様の砥石で構成したときよりも小さく
なるように調整する第1の方法としては、たとえば回転
砥石の内周側と外周側の砥石について、ダイヤモンドの
ような砥粒を埋め込ませるボンド材に同じ材質のものを
用い、ダイヤモンド砥粒とボンド材との結合強度に差を
つける方法を採用することができる。
【0009】この場合、ボンド材としては公知のレジン
ボンド、メタルボンド、ビトリファイドボンド等の同一
系統内でボンド強度に差をつけるようにすることができ
る。すなわち、周速の速い砥石外周側に比べ、周速が遅
い砥石の内周側についてボンド強度をより大きくなるよ
うに調整する。この方法は、研削比の選択の自由度が大
きく、また同一ボンド系統内では、ボンド材の強度を変
更しても砥石の材料加工などの費用への影響が小さい特
徴がある。この方法では、砥粒保持力の違いにより砥粒
の耐摩耗性が調整される。
【0010】内周側の砥石の研削比を外周側の砥石の研
削比に近づけ、半径方向の研削比の最大値と最小値の差
を、回転砥石を単一仕様の砥石としたときよりも小さく
なるように調整する第2の方法は、上記3種のボンド系
統を内周側の砥石と外周側の砥石とで変更する方法であ
る。たとえば砥粒の材質、粗さおよび集中度などの仕様
を同じにし、外周側をレジンボンド砥石とし、内周側を
ビトリファイドボンドあるいはメタルボンド砥石に変更
する方法を採用することができる。すなわち、砥石の外
周側が軟らかいレジンボンド砥石とし、周速の遅い内周
側を硬いメタルボンドあるいはビトリファイドボンド砥
石とすることにより研削比を調整することができる。
【0011】この方法は、回転砥石の内周側と外周側と
で、ボンド間で被加工物に対する面粗さ等の加工特性が
大きく異なることが多く、研削比の調整量を大きい範囲
で調整できる特徴を有する。
【0012】内周側の砥石の研削比を外周側の砥石の研
削比に近づけ、半径方向の研削比の最大値と最小値の差
を、回転砥石を単一仕様の砥石としたときよりも小さく
なるように調整する第3の方法として、内周側の砥石の
砥粒集中度(砥粒とボンド材との配合割合)を外周側の
それより大きくする方法を採用することができる。砥粒
集中度を増やすことにより砥粒1個あたりの研削加工負
荷が下がり、砥粒の脱落が減少する。これにより砥粒の
摩耗が減少するようになる。この研削比の調整方法は微
小な調整を行う場合に適している。
【0013】内周側の砥石の研削比を外周側の砥石の研
削比に近づけ、半径方向の研削比の最大値と最小値の差
を、回転砥石を単一仕様の砥石としたときよりも小さく
なるように調整する第4の方法として、内周側の砥石の
砥粒の粒度を外周側の砥粒のの粒度より大きくする方法
を採用することができる。この方法は、砥粒の径が大き
くなれば、加工取り代、被加工物の送り速度などの研削
加工条件が同じであれば、砥粒に対する加工負担が小さ
くなり砥粒の脱落が少なくなるので、その結果砥石の摩
耗が減少することになるからである。砥粒の径を内周側
の砥石と外周側の砥石とで変更することは、加工ガラス
板の面粗さ等の加工特性の変化を伴うため、加工面の粗
さが大きく問題にならない場合に採用するのが好まし
い。
【0014】研削比の半径方向での最大値と最小値を小
さくなるように調整する場合、外周側の砥粒を内周側の
砥粒に比べてより小さい径の砥粒となるように選択する
のが好ましい。研削の最終段階の研削をより小さい径の
砥粒で研削することになるので、ガラス板のより平滑な
面粗さを得ることができるからである。
【0015】請求項2の両頭平面研削装置は、請求項1
において、回転砥石の分割を、回転砥石の研削比の半径
方向に生じる最大値を、回転砥石の研削比の半径方向に
生じる最小値の1〜1.3倍になるようにしたことを特
徴とする。
【0016】この研削比の最大値をその最小値の1.1
5倍以下になるように選定することは、砥石の半径方向
の偏摩耗をより減じ、回転砥石の寿命をより長くする上
で好まし。回転砥石の半径方向で研削比をほぼ同じにな
るように回転砥石を分割することが最も好ましい。
【0017】請求項3は、帯状のベルトに形成したポケ
ットに被加工物をはめ込み、このベルトを同一軸中心に
回転する対向配置した一対の回転研削砥石間を通して、
前記被加工物の両面を同時に研削する研削方法におい
て、前記研削を、被加工物に対する上記の(1)式で示
す回転砥石の研削比の半径方向に生じる最大値と最小値
の差を、回転砥石を単一仕様の砥石としたときよりも小
さくなるように半径方向で2以上に分割した砥石とし、
その回転砥石の間を被加工物を一方向に通過させて行う
ことを特徴とする研削方法である。
【0018】請求項4の研削方法は、請求項3におい
て、回転砥石の研削比の半径方向に生じる最大値を、前
記回転砥石の半径方向に生じる研削比の最小値の1〜
1.3倍になるようにして研削することを特徴とする。
半径方向に生じる研削比の最大値を最小値の1倍、すな
わち半径方向にわたって同じ研削比となるように分割す
るのが最も好ましい。
【0019】請求項5の研削方法は、請求項3または4
において、分割した砥石の砥粒をダイヤモンド砥粒と
し、その研削比をメタルボンド材の強度により調整した
ことを特徴とする。
【0020】請求項6の研削方法は、請求項3〜5のい
ずれかにおいて、研削比を500〜1,000,000
としたことを特徴とする。
【0021】研削比が500より小さい(砥石摩耗がよ
り大きい)砥石の組み合わせでは、内周側と外周側の砥
石について摩耗度合いがバランスしていても、砥石寿命
が短く取り替え頻度が多くなる。その結果砥石に要する
費用が大きくなるので好ましくない。このような観点か
ら、砥石はその研削比が500以上となるようにするの
が好ましく、さらに10,000以上の砥石を組み合わ
せるのが好ましい。
【0022】一方砥石の研削比は、被加工物が珪酸を主
成分とするガラスでは1,000,000以下の砥石で
構成するのが好ましい。1,000,000を越える
と、砥石の切れ味を持続させる砥粒の目替わりが起こり
にくく、これにより頻繁にドレッシング(目立て作業)
が必要になり研削加工能率が低下する。また、この切れ
味を持続させる砥石の研削比は、被加工物により変わり
一概に論ずることはできないが、通常の窓ガラスに用い
られるソーダライムシリカ組成のガラス板では研削比を
100,000以下とするのが好ましく、ソーダライム
シリカ組成のガラスよりも脆くて硬いガラスでは1,0
00,000以下とするのが好ましい。
【0023】請求項7の研削方法は、請求項3〜6のい
ずれかにおいて、研削をまず、分割した回転砥石の最も
外周側から行うことを特徴とする。これにより、一定の
移動速度で被加工物を一対の回転砥石間を通過させると
き、最も研削時間を長くすることができるので、砥石の
負担を減ずることができる。もちろん内周側の砥石が先
ず接触するように研削を行ってもよい。
【0024】請求項8の研削方法は、請求項3〜7のい
ずれかにおいて、被加工物をガラス板とすることを特徴
とする。用いられるガラス板の組成は特に限定されな
い。ホウ珪酸アルミノ組成、ホウ珪酸組成、アルカリホ
ウ珪酸組成、無アルカリ組成、ソーダ石灰珪酸組成など
が例示できる。本発明は、とりわけ工業的にダウンドロ
ー法、フュージョン法、フロート法、モールド法等の製
造方法により大量に製造された厚みが比較的厚いガラス
素板を研削して、使用される厚みまたはそれに近い厚み
まで研削加工するときに好ましい。
【0025】本発明において、砥石を半径方向に分割す
るに際しては、2以上に分割されるが、通常直径が40
0〜600mm程度の砥石を有する両頭平面研削装置で
は、内周側と外周側の2つの砥石に分割することが、砥
石の研削比を容易に調整、選択し、内周側の砥石と外周
側の砥石の摩耗量について必要なバランスを容易に確保
できるので好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を添付図面
により、本発明の技術的根拠となった予備実験結果とと
もに詳細に説明する。図1は、本発明の両頭平面研削装
置の一実施例の概略全体配置図であり、図2、3、4
は、本発明の両頭平面研削装置の回転砥石部分の拡大図
である。図5、図6はそれぞれ実施例1および比較例1
の研削加工後に測定した回転砥石の表面平坦度測定図で
ある。図7は、本発明において回転砥石を半径方向に分
割するにあたり考慮した、砥石の代表周速を説明するた
めの図である。
【0027】図1において、搬送手段5はステンレス製
の帯状金属からなり、その幅方向が上下方向になるよう
にエンドレスにロール11、12により矢印方向に走行
させられる。搬送手段5の幅方向中央部に設けられたポ
ケット15(図2に示される)に、ガラス板2が装着ガ
イド部材10と装着ストッパー14を有する装着機構に
より装着され、回転軸13を回転中心とする一対の回転
砥石1、1の間を通過することによりガラス板2の両面
が同時に研削加工される。
【0028】本発明の一実施例においては、図2に示さ
れるように2個の回転砥石1、1は、砥石台金1a、1
aにダイヤモンド砥粒をボンドした砥石層1b、1cが
それぞれ貼りつけられ、これら砥石層が対向するように
配置される。砥石層1bは砥石の半径方向で砥石の外周
側に、砥石層1cは内周側に貼られており、たとえば砥
石層1cのガラス板に対する研削比は、砥石の種類、砥
石粒度、ボンド材、ボンド剤と砥石の密着度、砥石集中
度などの砥石仕様の少なくとも一つを変更して、砥石層
1bの研削比に近づくように調整される。
【0029】砥石1、1の間の隙間を、研削加工前のガ
ラス板2の入り口側が広く、出口側が狭くなるよう回転
砥石の回転軸13、13を少し傾けて配置する。回転砥
石1、1のガラス板入り口側のすき間は、加工前のガラ
ス板2がまず外周側砥石または内周側砥石と接触して研
削が開始されるように配置される。出口側の回転砥石の
すき間は、研削加工後のガラス板4の厚みになるように
配置される。
【0030】研削加工中のガラス板3は、砥石入り口側
から出口側に向け徐々にその厚みが研削され、砥石の出
口で所望寸法になって排出される。
【0031】図3および図4は、本発明の回転砥石の一
実施例のそれぞれ平面図および断面図である。回転砥石
の中央に研削液供給孔8を備え、砥石表面に研削液の面
供給及び研削屑の逃がしを目的とした同心円状溝7及び
放射状の溝6を備えたものが用いられる。砥石台1aは
砥石取り付けボルト孔9により回転用モーター(図示さ
れない)に取り付けられている。回転砥石の表面の砥石
層は、半径方向で2つに分割され、内周側の砥石層1c
はいくつかの砥石セグメントで構成され、外周側の砥石
層1bもいくつかの砥石セグメントで構成され、砥石層
1cの研削比は、砥石層1bの研削比に近づくように設
定される。
【0032】両頭平面研削砥石によりガラス板を同時に
両面研削する場合、砥石周速V(m/min)は砥石回
転数N(rpm)×砥石直径D(m)×πで表される。
両面研削砥石においては、被加工ガラス板が砥石を抜け
出る外周側で最も砥石直径Dが大きく、内周側になるほ
ど小さくなる。すなわち砥石の半径方向で外側になるほ
ど砥石の周速が大きくなる。
【0033】下記の2分割した回転砥石および3分割し
た回転砥石を用いて、砥石の摩耗状況を調べた結果を以
下に述べる。 (1)2分割砥石 ・内周側砥石:内径30mm、外径240mm、厚み2
mmのドーナッツ形状の砥石層、代表周速は276m/
min(回転軸中心から67.5mmの位置) ・外周側砥石:内径241m、外径455mm、厚み2
mmのドーナッツ状砥石層、代表周速は711mm(回
転軸中心から174mmの位置) (2)3分割砥石 ・内周側砥石:内径30mm、外径170mm、厚み2
mmのドーナッツ形状の砥石層、代表周速は204m/
min(回転軸中心から50mmの位置) ・中間部砥石:内径171mm、外径315mm、厚み
2mmのドーナッツ形状の砥石層、代表周速は495m
/min(回転軸中心から121.5mmの位置) ・外周側砥石:内径316mm、外径455mm、厚み
2mmのドーナッツ状砥石層、代表周速は786mm
(回転軸中心から192.5mmの位置)
【0034】これに先立ち分割した部分の砥石の仕様を
決定するために、砥石の研削比を定めるための予備実験
を行った。2分割した砥石の場合、図7で示すようにそ
の砥石の分割の仕方に関連する代表周速(分割されたド
ーナッツ状砥石の半径方向の中央の位置における周速)
で砥石を回転させて研削比を求めた。本発明の実施例で
は、回転砥石を650rpmで回転する両頭平面研削装
置を用いた。
【0035】(予備実験)後述する実施例に用いた回転
砥石を構成する分割砥石の研削比を、下記の条件に設定
した別のカップ型砥石装置を用いて調べた。なお、砥石
自体の研削能力を表す指標として、本発明では研削比を
次のように、砥石の単位摩耗量(体積)当たりの加工物
(ガラス板)の研削量(体積)で上記記の(1)式で定
義した。
【0036】(予備実験テスト条件) ・砥石形状:カップ型砥石 ・砥石寸法(mm):外径60、砥石巾3 ・砥石種類および粒度:ダイヤモンド砥粒#200 ・砥石のボンド仕様: A:三菱マテリアル社製ML517メタルボンドタイプ B:三菱マテリアル社製ML10メタルボンドタイプ C:三菱マテリアル社製ML74メタルボンドタイプ D:大阪ダイヤモンド工業社製MT10メタルボンドタ
イプ E:大阪ダイヤモンド工業社製MT20メタルボンドタ
イプ F:大阪ダイヤモンド工業社製MT30メタルボンドタ
イプ G:大阪ダイヤモンド工業社製MT40メタルボンドタ
イプ H:大阪ダイヤモンド工業社製MT50メタルボンドタ
イプ ・砥石周速(m/min):2分割を想定した276お
よび271、3分割を想定した204、495および7
86 ・切り込み:40μm/パス、 ・ガラス板の送り速度:1.8m/min ・被加工物:ソーダ石灰シリカ組成のフロートガラス
板。形状は20mm×100mm×厚み5mm
【0037】得られた結果を表1に示す。表1から次の
ことが判明した。 1)A〜Hのいずれの砥石ボンドにおいても、砥石の回
転周速が大きくなると研削比は大きくなり、周速が小さ
くなると研削比が小さくなることが分かる。すなわち、
ガラス板の一定量を研削するのに、小さい砥石周速で研
削すると、砥石の摩耗が大きくなることが分かった。こ
れは、両頭平面研磨装置を用いて被加工物の研削を行う
と、周速の小さい砥石の内周側の摩耗が外周側の摩耗よ
りも大きくなり、回転砥石の偏摩耗が生じることを示す
ものである。 2)A、B、C系列では最もボンド強度が小さいA砥石
では、砥石の周速が711m/minから276m/m
inの約2.6分の1になると、研削比は18950か
ら4450へ約23.5%に低下した。これにより、両
頭平面研削装置の砥石をA砥石のみで構成した場合、砥
石内周側での研削加工量を外周側での研削加工量とほぼ
同じであるとした場合、内周側の砥石が著しく摩耗する
ことが予想された。
【0038】3)ボンド強度がA砥石より大きいB砥石
では、砥石の周速が711m/minから276m/m
inの約2.6分の1になると、研削比は34300か
ら21680へ約63.2%に低下した。これにより、
両頭平面研削装置の砥石をB砥石のみで構成した場合、
砥石内周側での研削加工量を外周側での研削加工量とほ
ぼ同じであるとした場合、砥石の外周側に比べて内周側
の砥石に大きな摩耗が生じることが予想された。
【0039】4)C砥石では、砥石の周速が711m/
minから276m/minの約2.6分の1になる
と、研削比が68100から39540へ、研削比が5
8.0%に低下した。これにより、両頭平面研削装置の
砥石をC砥石のみで構成した場合、砥石内周側でのガラ
ス板の研削加工量を外周側での研削加工量とほぼ同じで
あるとした場合、内周側がより多く摩耗することが予想
された。
【0040】5)別のボンド系列のD〜Hの砥石につい
ても、A〜C系列と同様の結果が得られることが表1か
ら分かる。たとえば、G砥石では、砥石の周速が711
m/minから276m/minの約2.6分の1にな
ると、研削比が37803からから18770へ研削比
が約2分の1に低下した。これにより、両頭平面研削装
置の砥石をG砥石のみで構成した場合、砥石内周側での
ガラス板の研削加工量を外周側での研削加工量とほぼ同
じであるとした場合、内周側が大きく摩耗することが予
想された。すなわち、両頭平面研削装置を用いてガラス
板を研削加工する場合、砥石全面を同一仕様(砥粒サイ
ズ、ボンド種類、砥粒配合割合、砥粒集中度など)にす
ると、砥石の内周側と外周側とでその周速差により砥石
の偏摩耗が発生(砥石の中央部の摩耗量が大きくなる)
することが予想された。
【0041】
【表1】 ================================== 砥石ボンド 砥石の周速(m/min) 種類 (2分割) (3分割) 276 711 204 495 786 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− A 4450 18950 3010 12930 21030 B 21680 34300 15820 24500 38000 C 39540 68100 19780 47530 76490 D 3530 14320 1420 9900 16320 E 9740 19550 7260 14560 22300 F 13480 25730 8930 16920 27930 G 18770 37803 13410 27450 40370 H 22214 41655 16400 32100 48900 ==================================
【0042】(実施例1)予備実験の結果から、両頭平
面研削装置の回転砥石を図2に示すように半径方向に2
分割し、内周側砥石と外周側砥石について、砥石ボンド
の種類を選んで直径63.5mm、厚み1.1mmのガ
ラス板を0.8mmの厚みに研削加工した。用いた両頭
平面研削装置の研削加工条件は下記の通りである。
【0043】(研削加工条件) ・回転砥石: 1)内周側砥石:内径30mm、外径240mm、厚み
52mmのドーナツ形状の砥石層、代表周速は276m
/min(回転軸中心から67.5mmの位置) 2)外周側砥石:内径240mm、外径455mm、厚
み2mmのドーナッツ状砥石層、代表周速は711mm
(回転軸中心から174mmの位置) ・砥石粒度:ダイヤモンド砥粒#200 ・砥石集中度(砥粒密度):50 ・砥石回転数:650rpm ・切り込み:40μm/パス、 ・ガラス板の送り速度:1.8m/min
【0044】内周側砥石にBボンド砥石層を貼り、外周
側砥石にAボンド砥石層を貼りつけた。表2に示すよう
に、この回転砥石の研削比の最大値は21680であ
り、研削比の最小値は18950であって、その比率は
1.14であった。約1500ccのガラス板(約19
00枚に相当)を研削加工した後の砥石表面の平坦度の
崩れを測定した結果を図5に示す。砥石表面の高低差は
約13μmで、半径方向150mm近傍にわずかなくぼ
みが認められた。
【0045】(実施例2)実施例1とは、内周側砥石の
砥石層をC砥石、外周側砥石の砥石層にB砥石とした以
外は全く同じようにしてガラス板の研削加工を行った。
この回転砥石の研削比の最大値は39500であって最
小値は34300であり、その比率は1.15であっ
た。約1500ccのガラス板を研削加工した後の砥石
面平坦度の崩れを測定したところ、軸から約130mm
の位置でわずかなくぼみが認められた。砥石表面の高低
差は約13μmであった。
【0046】(実施例3)内周側をG砥石、外周側をD
砥石とした以外は実施例1と同じようにして、ガラス板
を研削した結果を表2に示す。この砥石の研削比の最大
値と最小値の比率は1.30で、砥石表面の高低差は1
5μmで回転軸から約150mmの位置に凹みがわずか
に認められた。
【0047】(実施例4)内周側をF砥石、外周側をE
砥石とした以外は実施例1と同じようにして、ガラス板
を研削した結果を表2に示す。この砥石の研削比の最大
値と最小値の比率は1.45である。砥石表面の高低差
は15μmで、回転軸近傍に凹みがわずかに認められ
た。
【0048】(実施例5)内周側をH砥石、中間をE砥
石、外周側をD砥石とする3分割の回転砥石とした以外
は実施例1と同じようにして、ガラス板を研削した結果
を表2に示す。この砥石の研削比の最大値と最小値の比
率は1.13である。砥石表面の高低差は10μmと小さ
く、特に砥石表面には凹みが認められなかった。
【0049】
【表2】 ================================== 例 砥石の分割 研削比の最 砥石表面 凹みが発生した半 内周側/外周側 大値・最小値 の高低差 径方向の位置 (研削比の値) の比率(倍)(μm) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例1 B/A 1.14 13 回転軸から約150mm (21680/18950) 実施例2 C/B 1.15 13 回転軸から約130mm (39540/34300) 実施例3 G/D 1.30 15 回転軸から約150mm (18770/14320) 実施例4 F/E 1.45 15 回転軸近傍 (13480/19550) 実施例5 H/E/D 1.13 10 凹み認められず (16400/14560/16320) 比較例1 A/A 4.26 22 回転軸近傍 (4450/18950) 比較例2 C/C 1.72 20 回転軸近傍 (39540/68100) 比較例3 A/C 15.3 56 回転軸近傍 (4450/68100) 比較例4 A/B 7.7 40 回転軸近傍 (4450/34300) ==================================
【0050】(比較例1)回転砥石の表面全体の砥石層
を表1のA砥石の単一構成とした以外は、実施例1と同
じようにガラス板の研削加工を行った。この砥石の研削
比の最大値と最小値の比率は4.26である。約150
0ccのガラス板を研削加工した後の砥石表面の平坦度
の崩れを測定した結果を図6に示す。砥石表面の最大窪
みは約22μmと大きく、回転軸中心近傍に大きなくぼ
みが認められた。すなわち砥石の中心部に著しい偏摩耗
が生じていた。
【0051】(比較例2)回転砥石表面全体の砥石層を
表1の砥石Cの単一構成とした以外は、実施例1と同じ
ようにガラス板の研削加工を行った。結果を表2に示
す。この回転砥石の研削比の比率は1.72である。約
1500ccのガラス板を研削加工した後の砥石表面の
高低差は約20μmで、回転軸近傍に大きなくぼみが認
められ、偏摩耗が生じているのが認められた。
【0052】(比較例3)内周側をA砥石、外周側をC
砥石とした以外は実施例1と同じようにして、ガラス板
を研削した結果を表2に示す。この砥石の研削比の最大
値と最小値の比率は15.3で、回転砥石をA砥石単一
で構成した場合(比較例1)やB砥石単一で構成した場
合(比較例2)よりも研削比の最大値と最小値の比率は
大きい。砥石表面に生じた高低差は56μmと大きく、
回転軸近傍に凹みが顕著に認められた。 (比較例4)実施例1とは、内周側の砥石と外周側の砥
石を反対にした。すなわち内周側をA砥石、外周側をB
砥石として、ガラス板を研削した結果を表2に示す。こ
の砥石の研削比の最大値と最小値の比率は7.7で、砥
石表面に生じた高低差は40μmと大きく、回転軸近傍
に凹みが顕著に認められた。
【0053】以上の結果から、比較例1および比較例2
のように回転砥石全体を均一な砥石で構成すると、周速
が小さい砥石の内周側が周速が大きい外周側に較べて摩
耗が大きく進行し、砥石としての寿命が短いことが分か
る。これに対して、実施例1〜実施例5で示されるよう
に、砥石の研削比の最大値の最小値に対する比率を1に
近づけるように半径方向に回転砥石を分割すると、砥石
の摩耗の進行が半径方向で平均化されることが分かる。
すなわち、偏摩耗が抑制されることが分かる。
【0054】本発明においては、回転砥石を2分割する
場合、外周側の砥石の研削比と内周側の砥石の研削比の
比率を1にすることが最も好ましい。
【0055】多数枚のガラス板の研削加工を行った後の
砥石の平坦度をできるだけ維持するとともに、高価なダ
イヤモンド砥石を使う場合にとくに要求される砥石寿命
を大きくする観点から、本発明の回転砥石の研削比の最
大値と最小値の比率は、1.3以下とするのが好まし
い。この比率が1.3を越えると、砥石が半径方向でほ
ぼ均一に摩耗する場合に較べて、砥石寿命が8割以下に
なる。
【0056】本発明の両頭平面研削装置の回転砥石の最
も外側の分割砥石の周速は276m/min以上である
のが好ましく、さらに495m/min以上であるのが
好ましい。最も外側での周速が1800m/minを越
えると回転砥石の回転動作で安定性などの問題が生じ
る。通常400〜800rpmで砥石を回転させて研削
する場合、回転砥石の外径は100mm以上の場合に、
本発明の砥石の分割により砥石の偏摩耗を効果的に抑制
することができる。
【0057】
【発明の効果】本発明の両頭平面研削装置は、回転砥石
を半径方向に2以上に分割して、半径方向に生じる研削
比の最大値と最小値の差を、回転砥石を単一仕様の砥石
で構成したときよりも小さくなるようにしたので、周速
の遅い回転軸中心近傍の砥石の著しい摩耗の進行が抑制
され、砥石の偏摩耗が抑制される。
【0058】これにより、砥石表面形状を修正するツル
ーイングの頻度を大きく低減させることができるので加
工能率が向上する。また砥石の偏摩耗量が小さいため、
砥石のツルーイングはその削り取り量が少なくてすむの
で、砥石費用を低減することができる。
【0059】本発明の両頭平面研削装置によるガラス板
の研削方法は、回転砥石を半径方向に2以上に分割し
て、半径方向に生じる研削比の最大値と最小値の差を、
回転砥石を単一仕様の砥石としたときよりも小さくなる
ようにしたので、回転軸中心近傍の砥石の偏摩耗が抑制
される。これにより多数枚のガラス板を研削加工したと
きの研削加工精度が安定している。
【0060】半径方向に生じる研削比の最大値を、半径
方向に生じる研削比の最小値の1〜1.3倍になるよう
に回転砥石を半径方向に分割することにより、砥石の半
径方向の偏摩耗をより減じることができ、回転砥石の寿
命をより長くすることができる。
【0061】また、砥石の砥粒をダイヤモンド砥粒と
し、メタルボンド材のボンド強度を、内周側砥石と外周
側砥石で変更することにより、研削比をきめ細かく調整
することができる。
【0062】さらに、砥石の研削比を500〜1,00
0,000の範囲内に選んで組み合わせてガラス板を研
削すると、砥石の目立て作業の実施により切れ味を持続
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の両頭平面研削装置の一実施例の概略全
体構成図である。
【図2】本発明の両頭平面研削装置の一実施例の回転砥
石部分の拡大図である。
【図3】本発明の回転砥石の一実施例の平面図である。
【図4】本発明の回転砥石の一実施例の断面図である。
【図5】実施例1の研削加工後の回転砥石の表面の平坦
度測定図である。
【図6】比較例1の研削加工後の回転砥石の表面の平坦
度測定図である。
【図7】回転砥石の代表周速を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1・・・回転砥石 1a・・・砥石台金 1b・・・外周側砥石層 1c・・・内周側砥石層 2・・・研削加工前のガラス板 3・・・研削加工中のガラス板 4・・・研削加工後のガラス板 5・・・搬送手段 6・・・砥石面放射方向の溝 7・・・砥石面円周方向の溝 8・・・研削液供給中心孔 9・・・砥石取り付けボルト孔 10・・・装着ガイド部材 11、12・・・ロール 13・・・回転軸 14・・・装着ストッパー 15・・・ポケット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物を同一軸中心に回転する対向配
    置された一対の回転砥石間を通すことで、前記被加工物
    の両面を同時に研削する両頭平面研削装置において、前
    記一対の回転砥石を、半径方向で2以上に分割すること
    により、前記回転砥石の被加工物に対する下記の(1)
    式で示す研削比の半径方向に生じる最大値と最小値の差
    を、回転砥石を単一仕様の砥石としたときよりも小さく
    なるようにしたことを特徴とする両頭平面研削装置。 研削比=(被加工物の研削体積)/(砥石摩耗体積)・
    ・・(1)
  2. 【請求項2】 前記回転砥石の分割を、回転砥石の研削
    比の半径方向に生じる最大値を、回転砥石の研削比の半
    径方向に生じる最小値の1〜1.3倍になるようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の両頭平面研削装置。
  3. 【請求項3】 帯状のベルトに形成したポケットに被加
    工物をはめ込み、このベルトを同一軸中心に回転する対
    向配置した一対の回転研削砥石間を通して、前記被加工
    物の両面を同時に研削する研削方法において、前記研削
    は、被加工物に対する下記の(1)式で示す研削比の回
    転砥石の半径方向に生じる最大値と最小値の差を、回転
    砥石を単一仕様の砥石としたときよりも小さくなるよう
    に半径方向で2以上に分割した回転砥石とし、その回転
    砥石の間を被加工物を一方向に通過させて行うことを特
    徴とする研削方法。 研削比=(被加工物の研削体積)/(砥石摩耗体積)・
    ・・(1)
  4. 【請求項4】 前記回転砥石の研削比の半径方向に生じ
    る最大値を、前記回転砥石の半径方向に生じる研削比の
    最小値の1〜1.3倍になるようにして研削することを
    特徴とする請求項3に記載の被加工物の研削方法。
  5. 【請求項5】 前記分割した砥石の砥粒をダイヤモンド
    砥粒とし、その研削比をメタルボンド材の強度により調
    整したことを特徴とする請求項3または4に記載の被加
    工物の研削方法。
  6. 【請求項6】 前記分割した砥石の研削比を500〜
    1,000,000としたことを特徴とする請求項3〜
    5のいずれかに記載の被加工物の研削方法。
  7. 【請求項7】 前記研削をまず分割した砥石の最も外周
    から行うことを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記
    載の被加工物の研削方法。
  8. 【請求項8】 被加工物がガラス板であることを特徴と
    する請求項3〜7のいずれかに記載の研削方法。
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