JP2000052140A - 円形カッター - Google Patents

円形カッター

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JP2000052140A
JP2000052140A JP10221428A JP22142898A JP2000052140A JP 2000052140 A JP2000052140 A JP 2000052140A JP 10221428 A JP10221428 A JP 10221428A JP 22142898 A JP22142898 A JP 22142898A JP 2000052140 A JP2000052140 A JP 2000052140A
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JP
Japan
Prior art keywords
angle
angle surface
cutting
edge
face
Prior art date
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Pending
Application number
JP10221428A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobumasa Fujishiro
藤城信昌
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUJI GIKEN KOGYO
Fuji Giken Kogyo Kk
Original Assignee
FUJI GIKEN KOGYO
Fuji Giken Kogyo Kk
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の鋭角刃先円形カッターによる被加工物
切断時における刃先振動及び刃先負荷を起因とする仕上
り粗面、刃先欠損の防止。 【解決手段】 円形カッターの各刃部材を、切込み寸法
分極狭角度をもってなる第1すくい角面と、該第1すく
い角面に続く広角度の第2すくい角面及び、前記切込み
寸法以上に亘り、しかも外径線に最も接近した最狭逃げ
角度をもってなる第1逃げ角面と、該第1逃げ角面に続
く広角度の第2逃げ角面で形成してなるもので、刃先の
補強、第2すくい角面による切削屑処理、第2逃げ角面
による切断抵抗の軽減をはかる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主に鉄材を切断する
ための円形カッターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】円形台金の周縁に硬質チップ等の刃部材
が止着され、該部材の刃先角度をすくい角10°乃至1
5°、逃げ角8°乃至13°に形成した円形カッター
(チップソー)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】円形カッターの刃先角
度は上記従来技術における刃先角度が適当とされ、しか
も慣習上鋭いほど良く切れるとされるが、刃先が鋭角で
あることから回転切断における被加工物への食込み時の
負荷に耐えられずに刃先振動(刃振れ、ビビリ)を生
じ、これが過ぎると欠損することがあり、切断面の仕上
りも悪く危険を伴うもので、これに対処するために逃げ
角面の後部位に突起を設けることにより切込み寸法を制
限して刃先負荷を軽減しようとする手段のほか、すくい
角をマイナス角度に形成して刃先を補強することにより
刃先振動を防止せんとするが、前者にあっては、刃先と
突起が共振する事態となり、後者などにいたっては、い
わゆる切れ刃が無いこととなるため切削屑(粉状)が刃
先に付着するもので、両者ともかえって切断能力が低下
すると共に、切断面の仕上りを悪くする。
【0004】本発明の目的は、前記課題に対処し得る円
形カッターを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する円形
カッターは、台金に設けた各刃部材を、切込み寸法分極
狭角度をもってなる第1すくい角面と、該第1すくい角
面に続く広角度の第2すくい角面及び、前記切込み寸法
以上に亘り、しかも外径線に最も接近した最狭逃げ角度
をもってなる第1逃げ角面と、該第1逃げ角面に続く広
角度の第2逃げ角面で形成してなるものである。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、切込み寸法分の第1す
くい角面と、該切込み寸法以上の長さに亘る第1逃げ角
面からなるいわゆる切れ刃部分は、該第1すくい角面が
極狭角度であると共に、第1逃げ角面が外径線に最も接
近した最狭逃げ角度をもってなるから、鋭角でなく刃先
が補強された状態であるため、堅牢で、被加工物に食込
まず、しかも被加工物の切断時において、切断周面と第
1逃げ角面の隙間が接するごとくであるため刃先振動の
発生を防ぎ、これを起因とする欠損事故を防止すると共
に、第2逃げ角面により切断抵抗を軽減し、一方第1す
くい角面が切込み寸法分であり、これに続く第2すくい
角面が広角であるために、切断屑が即第2すくい角面部
位に導かれるので、屑はけが良好となるもので、切断精
度、耐久性も向上し、安全性にも益することとなる。
【0007】
【実施例】図は本発明に係る円形カッターの一実施例を
示し、図1は全体図、図2は図1のx部拡大図、図3は
図2の一部拡大図で、以下各図に基づき説明する。
【0008】図中符号1は円形カッターで、該円形カッ
ター1は台金2の周縁に、刃溝3と硬質チップ等の刃部
材4を止着した刃部が交互に周設されてなり、各刃部材
4には、刃先aから中心S方向切込み寸法bまでがプラ
ス0°に近い極狭角度のすくい角cをもってなる第1す
くい角面5と、該第1すくい角面5に続く広角度のすく
い角dによる第2すくい角面6でなり、刃先aから外径
線g方向へは、少なくとも前記切込み寸法b以上2乃至
3倍の長さhに亘って、円形カッター外径線gに最も接
近した最狭逃げ角度の逃げ角eをもってなる第1逃げ角
面7と、該第1逃げ角面7に続く広角度の逃げ角fによ
る第2逃げ角面8でなる刃先角度を形成すると共に、前
記第2すくい角面6は台金2の刃溝底円3aに続き、第
2逃げ角面8は台金2の背面2aに続くもので、円形カ
ッター1の直径Lが300mmで、切込み寸法bが0.
2mmとすると、第1すくい角面5のすくい角cは2
°、第2すくい角面6のすくい角dを15°乃至20°
とし、第1逃げ角度面7の逃げ角eは1°乃至2°、長
さhは0.5mm、第2逃げ角面8の逃げ角fを10°
とすると望ましく、切込み寸法bは被加工物の材質及び
切込み速度により可変を要すると共に、第1逃げ角面7
の長さ及び逃げ角eは、いわゆる二番角の当接を考慮す
れば円形カッター径Lによって可変することは至当であ
り、また切断抵抗を考えれば前記切込み寸法bによって
も可変させることが望ましい。
【0009】前記によれば、切込み寸法分の第1すくい
角面と、該切込み寸法以上の長さに亘る第1逃げ角面か
らなるいわゆる切れ刃部分は、該第1すくい角面が極狭
角度であると共に、第1逃げ角面が外径線に最も接近し
た最狭逃げ角度をもってなるから、鋭角でなく刃先が補
強された状態であるため、堅牢で、被加工物に食込ま
ず、しかも被加工物の切断時において、切断周面と第1
逃げ角面の隙間が接するごとくであるため刃先振動の発
生を防ぎ、これを起因とする欠損事故を防止すると共
に、第2逃げ角面により切断抵抗を軽減し、一方第1す
くい角面が切込み寸法分であり、これに続く第2すくい
角面が広角であるために、切断屑が即第2すくい角面部
位に導かれるので、屑はけが良好となるもので、切断精
度、耐久性も向上し、安全性にも益することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体図。
【図2】図1のx部拡大図。
【図3】図2の一部拡大図。
【符号の説明】
1 円形カッター 2 台金 2a 背面 3 刃溝 4 刃部材 5 第1すくい角面 6 第2すくい角面 7 第1逃げ角面 8 第2逃げ角面 a 刃先 b 切込み寸法 c,d すくい角 e,f 逃げ角 g 外径線 h 第1逃げ角面長さ S 中心方向 L 円形カッター直径

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台金に設けた各刃部材を、切込み寸法分
    極狭角度をもってなる第1すくい角面と、該第1すくい
    角面に続く広角度の第2すくい角面及び、前記切込み寸
    法以上に亘り、しかも外径線に最も接近した最狭逃げ角
    度をもってなる第1逃げ角面と、該第1逃げ角面に続く
    広角度の第2逃げ角面で形成してなる円形カッター。
JP10221428A 1998-08-05 1998-08-05 円形カッター Pending JP2000052140A (ja)

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