JP2000051824A - 廃棄物処理装置 - Google Patents

廃棄物処理装置

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JP2000051824A
JP2000051824A JP10324593A JP32459398A JP2000051824A JP 2000051824 A JP2000051824 A JP 2000051824A JP 10324593 A JP10324593 A JP 10324593A JP 32459398 A JP32459398 A JP 32459398A JP 2000051824 A JP2000051824 A JP 2000051824A
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container
pressing
gear
waste
garbage
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Koji Kaneda
耕治 金田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】微生物を用いて生ゴミ等を分解する廃棄物処理
装置では、容器内の生ゴミの分解がある程度進んでくる
と、生ゴミは高い粘度をもつようになる。このため、回
転羽根やこれを支持する軸受等の撹拌機構部を相当強固
に製作し、しかも大トルクのモータが必要となり、これ
らが、装置のコストアップの原因となっている。また、
予想以上に生ゴミの粘度が高くなり、回転羽根が変形し
たり、モータに過度の負荷が加わり、廃棄物処理装置が
故障してしまうこともある。 【解決手段】廃棄物と微生物を収容する容器13と、容
器13を押圧する押圧棒15とを有する廃棄物処理装置
1において、容器13は押圧力を加えると変形し、押圧
力を除去すると復元でき、押圧棒15は、容器13に押
圧力を加える状態と、押圧力を解除する状態とに動作で
き、容器13を押圧した状態で、容器13の内側に廃棄
物を自重によって移動させる傾斜面を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は廃棄物処理装置に係
り、特に、廃棄物を微生物によって分解して処理する廃
棄物処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば生ゴミを微生物によって分解処理
する廃棄物処理装置は、特に好気性菌による分解を促す
ため、撹拌を行う必要がある。従来の廃棄物処理装置で
は、生ゴミを収容する容器内に回転羽根が設けられてお
り、この回転羽根を回転させて、生ゴミを撹拌してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、容器内
の生ゴミの分解がある程度進んでくると、生ゴミは高い
粘度をもつようになる。このため、回転羽根やこれを支
持する軸受等の撹拌機構部を相当強固に製作しなければ
ならず、しかも大トルクのモータが必要となり、廃棄物
処理装置のコストアップの原因となっている。また、予
想以上に生ゴミの粘度が高くなり、回転羽根が変形した
り、モータに過度の負荷が加わり、廃棄物処理装置が故
障してしまうこともある。
【0004】本発明は上記した従来の問題点に鑑みて為
されたものであり、分解途中の生ゴミの粘度が高くなっ
ても、それ程大きな力を必要とせずに撹拌することが可
能であり、撹拌機構部をそれ程強固に製作する必要がな
く、モータも大トルクのものを使用する必要がなくて、
廃棄物処理装置のコストを抑えることが可能であり、し
かも分解途中の生ゴミが予想以上に高い粘度のものとな
っても、故障するおそれのない廃棄物処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、廃棄物と微生物を収容する容器と、前記
容器を押圧する押圧手段とを有する廃棄物処理装置にお
いて、前記容器は押圧力を加えると変形し、押圧力を除
去すると復元できるように構成されており、前記押圧手
段は、前記容器に押圧力を加える状態と、押圧力を解除
する状態とに動作でき、前記容器を押圧した状態で、容
器の内側に廃棄物を自重によって移動させる傾斜面を形
成するものであることを特徴とする廃棄物処理装置であ
る。
【0006】請求項2の発明は、請求項1において、押
圧手段は、容器の底を押し上げる方向へ押圧力を加える
ものであること特徴とする廃棄物処理装置である。
【0007】請求項3の発明は、請求項1または2に記
載した廃棄物処理装置において、容器は側壁が蛇腹状に
形成されていることを特徴とする廃棄物処理装置であ
る。
【0008】請求項4の発明は、請求項1から3のいず
れかに記載した廃棄物処理装置において、押圧手段は、
容器の底に取り付けられていることを特徴とする廃棄物
処理装置である。
【0009】請求項5の発明は、請求項1から4のいず
れかに記載した廃棄物処理装置において、押圧手段は、
ギヤが取り付けられた棒状体によって構成され、前記棒
状体は前記ギヤを介して駆動力が付与されるものであ
り、前記棒状体には、棒状体が傾斜する姿勢となって
も、前記ギヤが水平な姿勢を保つ水平保持手段が備えら
れていることを特徴とする廃棄物処理装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1から図6によって本発
明の第1の実施の形態に係る廃棄物処理装置1を説明す
る。符号3は内部が中空の直方体状のフレームを示し、
このフレーム3の上面と前後左右の面には開口部が形成
されている。フレーム3の上面の一端部には蓋5が一対
の蝶番7を介して開閉自在に取り付けられている。蓋5
には取っ手9が設けられている。符号11は枠体を示
し、この枠体11はフレーム3の上面開口に嵌めこまれ
て固定されている。枠体11の下端側には容器13が取
り付けられており、この容器13は柔軟性のある合成樹
脂によって構成されている。従って、容器13は押圧力
を加えると変形し、押圧力を除去すると復元できる。
【0011】押圧手段としての押圧棒15の構成につい
て説明する。符号17はパイプを示し、このパイプ17
の両端部には出入軸19、21の基端部が出入自在に挿
入されている。これらパイプ17と出入軸19、21と
によって棒状体が構成されている。出入軸19と出入軸
21は、パイプ17内に配置されたコイルスプリング2
3によって連結されている。出入軸19、21は、水平
保持手段としてのユニバーサルジョイント25によって
連結される2つの軸によって構成されており、出入軸1
9、21の先端部が常に水平を保つことができる。出入
軸19の先端部はフレーム3の左側板28に形成された
長穴24を、出入軸21の先端部はフレーム3の右側板
30に形成された長穴26を貫通して突出している。長
穴24、26は上下方向へ長く延びている。出入軸1
9、21の先端部には、ギヤ27、29がそれぞれ取り
付けられている。
【0012】31、33は伝達軸を示し、伝達軸31は
左側板28の上端部を貫通して回転自在に取り付けら
れ、伝達軸33は右側板30の上端部を貫通して回転自
在に取り付けられている。伝達軸31のフレーム3の外
側へ突出する部分にはギヤ35が、フレーム3の内側へ
突出する部分にはギヤ37が取り付けられている。ま
た、伝達軸33のフレーム3の外側へ突出する部分には
ギヤ39が、フレーム3の内側へ突出する部分にはギヤ
41が取り付けられている。
【0013】フレーム3の底板43上には、ボックス4
5が配置されており、このボックス45には後述するク
ラッチ機構47、49や制御回路51等が収容されてい
る。底板43上にはモータ53が備えられており、モー
タ53の出力軸にはピニオン55が取り付けられてい
る。このピニオン55は減速装置57のギヤ59と噛み
合っている。減速装置57の回転軸61は左右方向へ突
出しており、この左右の突出部の先端に、マグネットや
ソレノイド等から成るアクチュエータ58、60がそれ
ぞれ取り付けられている。
【0014】アクチュエータ58、60には、軸63、
65がそれぞれ設けられており、この軸63、65はマ
グネットやソレノイド等によって出入動作させられるよ
うになっている。アクチュエータ58、60は、制御回
路51によって、その動作が制御される。軸63、65
の先端にはクラッチ板67、69がそれぞれ固定されて
いる。
【0015】底板43には軸受71、73が配置されて
おり、軸受71には軸75が、軸受73には軸77が回
転自在に支持されている。軸75、77の一端にはクラ
ッチ板79、81がそれぞれ取り付けられている。軸7
5、77の他端にはギヤ83、85が取り付けられてい
る。また、フレーム3の左側板28の略中央には固定ピ
ン87が固定され、さらに左側板28の下端部には巻き
取りローラ89が回転自在に取り付けられている。ま
た、フレーム3の右側板30の略中央には固定ピン91
が固定され、さらに右側板30の下端部には巻き取りロ
ーラ93が回転自在に取り付けられている。巻き取りロ
ーラ89、93は図示しないバネによって後述するベル
トを巻き取る方向へ弱く付勢されている。
【0016】符号95は伝達ベルトを示し、この伝達ベ
ルト95にはギヤに噛み合う歯が形成されている。伝達
ベルト95の一端は固定ピン87に固定され、下方へ延
びギヤ27に巻かれて上方へ引き回されギヤ35に巻か
れており、他端が巻き取りローラ89に固定されてい
る。伝達ベルト95の歯は、ギヤ27、35に噛み合っ
ている。伝達ベルト97も同様にギヤに噛み合う歯が形
成されており、一端が固定ピン91に固定されて、下方
へ延びギヤ29に巻かれて上方へ引き回されギヤ39に
巻かれて、他端が巻き取りローラ93に固定されてい
る。伝達ベルト97の歯は、ギヤ29、39に噛み合っ
ている。ギヤ37とギヤ83には無端ベルト100が掛
け渡されており、ギヤ41とギヤ85には無端ベルト1
02が掛け渡されている。無端ベルト100、102に
はギヤに噛み合う歯が形成され、無端ベルト100の歯
はギヤ37、83に噛み合っており、無端ベルト102
の歯はギヤ41、85に噛み合っている。
【0017】符号99、101、103、105は、押
圧棒15の位置を検知するためのセンサーを示し、セン
サー99、101、103、105は制御回路51に接
続されている。センサー99、101は押圧棒の一端側
(左側板28側)が上昇位置にあるか下降位置にあるか
を検出し、センサー103、105は押圧棒15の他端
側(左側板30側)が上昇位置にあるか下降位置にある
かを検出する。
【0018】次に、この廃棄物処理装置1の動作につい
て説明する。図1、図2に示すように廃棄物処理装置1
は初期状態において、クラッチ板67とクラッチ板79
が離間し、またクラッチ板69とクラッチ板81が離間
しており、さらに図3に示すように押圧棒15が水平姿
勢で下降した位置にある。巻き取りローラ89、93
は、伝達ベルト95、97を巻き取る方向へ弱く付勢さ
れているので、初期状態において伝達ベルト95、97
にかかる張力が大きく、伝達ベルト95、97は引き出
された状態になっている。取っ手9をもって蓋5を開
け、容器13に生ゴミと生ゴミを分解するための微生物
を投入し、蓋5を閉めてから、図示しないスイッチをオ
ンにすると、モータ53が正転駆動し、駆動力がピニオ
ン65から減速装置57のギヤ59に伝達されて、回転
軸61が回転させられる。
【0019】次いで、回転軸61が回転すると制御回路
51からの指令によってアクチュエータ58が作動し、
軸63が突出させられ、クラッチ板67とクラッチ板7
9が連結されて、回転軸61と軸75とが一体になって
回転する。すると、軸75の回転力がギヤ83、無端ベ
ルト100を介してギヤ37に伝達される。そして、伝
達軸31と共にギヤ35が左側板28の正面側から見て
時計回りの方向へ回転し、伝達ベルト95を巻き取りロ
ーラ89が巻き取る方向へ走行させる。前述のように伝
達ベルト95の一端は、固定ピン87に固定されている
ので、ギヤ35が上述のように回転すると、伝達ベルト
95が図示しないバネの付勢力によって巻き取りローラ
89に巻き取られて、図4に示すように押圧棒15のギ
ヤ27側が上昇する。
【0020】押圧棒15のギヤ27側が上昇すると、押
圧棒15が容器13の底13aの一端部を押圧し、底1
3aが変形して容器13内の生ゴミが撹拌させられる。
即ち、容器13の底13aを押圧して底13aが凹んだ
分、容器13の内部を出っ張らせて傾斜面を形成し、こ
の傾斜面の左右方向に生ゴミを自重で下降させることに
よって撹拌を行う。尚、押圧棒15には、ユニバーサル
ジョイント25が設けられているので、押圧棒15が傾
斜する姿勢となっても、出入軸19に取り付けられたギ
ヤ27は水平を保ち、ギヤ27と伝達ベルト95との噛
み合いが外れることはない。
【0021】押圧棒15のギヤ27側の端部が上昇し動
作範囲の最も高い位置に到達すると、これをセンサー1
01が検知する。すると、モータ53が逆転駆動させら
れ、モータ53の駆動力が、上述した押圧棒15の上昇
動作の場合と同様にして伝達ベルト95に伝達させられ
る。そして伝達ベルト95を図示しないバネの付勢力に
抗して巻き取りローラ89から引き出す方向へ走行させ
る。これにより、押圧棒15のギヤ27側が下降し、図
3に示した押圧棒15が水平姿勢で下降した位置に戻
る。
【0022】センサー99が押圧棒15のギヤ27側の
端部が下降したことを検知すると、次いでアクチュエー
タ58が作動して軸63が引っ込み、クラッチ板67が
クラッチ板79から離間する。次いで、モータ53が正
転駆動に切替られ、さらにアクチュエータ60が作動し
軸65が突出してクラッチ板69とクラッチ板81が連
結されて、回転軸61と軸77とが一体になって回転す
る。すると、軸77の回転力がギヤ85、無端ベルト1
02を介してギヤ41に伝達される。
【0023】そして、伝達軸33と共にギヤ39が右側
板30の正面側から見て反時計回りの方向へ回転し、伝
達ベルト97を巻き取りローラ93が巻き取る方向へ走
行させる。前述のように伝達ベルト97の一端は、固定
ピン93に固定されているので、ギヤ39が上述のよう
に回転すると、伝達ベルト95が図示しないバネの付勢
力によって巻き取りローラ93に巻き取られて、図5に
示すように押圧棒15のギヤ29側が上昇する。これに
より容器13の底13aの他端部を押圧し、底13aが
変形し、前述したように容器13内の生ゴミが撹拌させ
られる。押圧棒15には、ユニバーサルジョイント25
が設けられているので、押圧棒15が傾斜する姿勢とな
っても、出入軸21に取り付けられたギヤ29は水平を
保ち、ギヤ29と伝達ベルト97との噛み合いが外れる
ことはない。
【0024】押圧棒15のギヤ29側の端部が上昇し、
上昇範囲の最も高い位置に到達すると、これをセンサー
105が検知する。すると、モータ53が逆転駆動させ
られ、モータ53の駆動力が、上述した押圧棒15の上
昇動作の場合と同様にして伝達ベルト97に伝達させら
れる。そして伝達ベルト97を図示しないバネの付勢力
に抗して巻き取りローラ93から引き出す方向へ走行さ
せる。これにより、押圧棒15のギヤ29側が下降し、
図3に示した押圧棒15が水平姿勢で下降した位置に戻
る。
【0025】センサー103が押圧棒15のギヤ29側
が下降したのを検知すると、モータ53が正転駆動に切
替られる。そして、アクチュエータ58、60が作動
し、クラッチ板67、69がクラッチ板79、81にそ
れぞれ連結され、回転軸61と共に軸75、77が回転
する。上述したように軸75、77が回転すると、ギヤ
35、39が回転し、伝達ベルト95、97が、巻き取
りローラ89、93にそぞれ巻き取られる方向へ走行す
る。これにより、押圧棒15が水平な姿勢を保ったまま
上昇し、図6に示すように押圧棒15が容器13の底1
3aの中央部分を分割するように押圧して底13aを凹
ませる。そして底13aが凹んだ分、容器13の内部を
出っ張らせて傾斜面を形成し、この傾斜面の左右方向に
生ゴミを自重で下降させることによって撹拌を行う。
【0026】このように、廃棄物処理装置1では、押圧
棒15によって底13aを凹ませた分、容器13の内部
を出っ張らせて、生ゴミを容器13内部に形成される傾
斜面の左右方向に自重で下降させることによって撹拌す
るので、生ゴミが分解途中において、高い粘度をもって
も、押圧棒15には生ゴミの重量分だけの荷重しかかか
らず、モータ53のトルクをそれ程大きくする必要はな
い。また押圧棒15の強度も生ゴミの粘度を考慮にいれ
ず、生ゴミの重量を基準に設定すれば十分である。
【0027】以下、図7から図11によって本発明の第
2の実施の形態に係る廃棄物処理装置121を説明す
る。符号123は内部が中空の直方体状のフレームを示
し、このフレーム123の上面と前後左右の面には開口
部が形成されている。フレーム123の上面の一端部に
は蓋125が一対の蝶番127を介して開閉自在に取り
付けられている。蓋125には取っ手129が設けられ
ている。符号131は枠体を示し、この枠体131はフ
レーム123の上面開口に嵌めこまれて固定されてい
る。枠体131の下端側には容器133が取り付けられ
ており、この容器133の側壁133aは蛇腹状に形成
されている。従って、容器133は上下方向の押圧力を
加えると圧縮変形し、押圧力を除去すると復元できる。
【0028】フレーム123の前方向の上端部と後方向
の上端部にはガイドコロ135、137が、それぞれ回
転自在に取り付けられている(図8参照)。符号141
は回転軸を示し、この回転軸141は底板139上に配
置された一対の軸受143に回転自在に支持されてい
る。回転軸141の両端には、巻き取りローラ144、
145がそれぞれ固定されている。この巻き取りローラ
144には、2つの巻き取り部147、149が備えら
れ、2つの巻き取り部147、149の間はフランジ1
51によって仕切られ、巻き取り部147の前端と巻き
取り部149の後端にもフランジ153が備えられてい
る。
【0029】回転軸141と巻き取り部147、149
との間には一方向クラッチが組み込まれており、巻き取
り部147、149は後述する所定方向へのみ回転する
ようになっている。巻き取りローラ145も同様に2つ
の巻き取り部147、149が備えられ、2つの巻き取
り部147、149の間はフランジ151によって仕切
られ、巻き取り部147の前端と巻き取り部149の後
端にもフランジ153が備えられている。
【0030】回転軸141の略中央にはギヤ155が固
定されている。フレーム123の底板139上にはモー
タ157が備えられており、このモータ157の出力軸
にはピニオン159が取り付けられている。ピニオン1
59は回転軸141に固定されたギヤ155に噛み合っ
ている。容器133の底133bの左右の端部には押圧
手段としての押圧棒166、167が貫通され、両端部
が容器133の前後の側壁133aから突出するように
取り付けられている。
【0031】符号169、171、173、175はワ
イヤを示す。ワイヤ169の一端は巻き取りローラ14
4の巻き取り部147に固定され、またワイヤ171の
一端は巻き取りローラ145の巻き取り部147に固定
されている。さらにワイヤ169、171は巻き取り部
147から斜め上方に引き出され、ガイドコロ135に
よって方向が変えられて下方へ延びており、他端が押圧
棒165の前後の側壁133aから突出する端部にそれ
ぞれ固定されている。
【0032】ワイヤ173の一端は巻き取りローラ14
4の巻き取り部149に固定され、またワイヤ175の
一端は巻き取りローラ145の巻き取り部149に固定
されている。さらにワイヤ173、175は巻き取り部
149から斜め上方に引き出され、ガイドコロ135に
巻かれて下方へ延びており、他端が押圧棒167の前後
の側壁133aから突出する端部にそれぞれ固定されて
いる。
【0033】図9に示すように制御回路177によって
モータ157は、その回転が制御されるようになってお
り、制御回路177にはセンサー179、181が接続
されている。図7に示すようにセンサー179、181
はフレーム123に取り付けられている。センサー17
9は押圧棒165が動作範囲の最も上昇した位置にきた
か否かを検知するものであり、センサー181は押圧棒
167が動作範囲の最も上昇した位置にきたか否かを検
知するものである。
【0034】次に、この廃棄物処理装置121の動作に
ついて説明する。図7、図8に示すように、廃棄物処理
装置121は初期状態において押圧棒165が上昇し、
押圧棒167が下降して、容器133の左端部が圧縮さ
れ、容器内部には右下がりの傾斜面が形成された状態と
なっている。
【0035】図7に示すように廃棄物処理装置121の
取っ手129をもって蓋125を開け、容器133のに
生ゴミと生ゴミを分解するための微生物を投入し、蓋1
25を閉めてから、図示しないスイッチをオンにする
と、モータ157が正転駆動(図9において反時計回り
の方向への駆動)し、駆動力がピニオン159からギヤ
155に伝達されて、回転軸141が図9において時計
回りの方向へ回転させられる。回転軸141と共に巻き
取り部147が時計回りの方向へ回転すると、巻き取り
部149によってワイヤ173、175が巻き取られ、
押圧棒167が上昇する。これにより図10に示すよう
に容器133の右側の端部が押圧されて圧縮する。
【0036】回転軸141と巻き取り部147との間に
は一方向クラッチが設けられているので、巻き取り部1
47は反時計回りの方向には回転軸141と独立して回
転できる。従って、上昇した押圧棒165にかかる荷重
がワイヤ169、171を引張り、これにより巻き取り
部147が反時計回りの方向へ回転する。この巻き取り
部147の反時計回りの方向への回転は、上述の容器1
33の右側の端部が圧縮される動作に並行して行われ
る。よって、図11に示すように容器133は右側の端
部が圧縮されると同時に左側の端部の圧縮が解除され
て、元の状態に戻る。 従って、容器133の内部には
左下がりの傾斜面が形成され、容器133内の生ゴミは
左側から右側へ自重によって移動して撹拌が行われる。
【0037】押圧棒167が最も高い上昇位置に到達す
ると、これをセンサー181が検知する。すると、モー
タ157が逆転駆動(図9において時計回りの方向への
駆動)し、駆動力がピニオン159からギヤ155に伝
達されて、回転軸141が図9において反時計回りの方
向へ回転させられる。回転軸141と共に巻き取り部1
47が反時計回りの方向へ回転すると、巻き取り部14
7によってワイヤ169、171が巻き取られ、押圧棒
165が上昇する。これにより図10に示すように容器
133の左側の端部が押圧されて圧縮する。
【0038】回転軸141と巻き取り部149との間に
は一方向クラッチが設けられているので、巻き取り部1
49は反時計回りの方向には回転軸141と独立して回
転できる。従って、上昇した押圧棒167にかかる荷重
がワイヤ173、175を引張り、これにより巻き取り
部149が反時計回りの方向へ回転する。この巻き取り
部149の反時計回りの方向への回転は、上述の容器1
33の左側の端部が圧縮される動作に並行して行われ
る。よって、図10に示すように容器133は左側の端
部が圧縮されると同時に左側の端部の圧縮が解除され
て、元の状態に戻る。従って、容器133内の生ゴミは
容器133の左側から右側へ自重によって移動し、この
際に撹拌される。
【0039】上記の動作を繰り返して、容器133内の
生ゴミを左右方向に自重で移動させることによって撹拌
するので、生ゴミが分解途中において、高い粘度をもっ
ても、押圧棒165、167には生ゴミの重量分だけの
荷重しかかからず、モータ157のトルクをそれ程大き
くする必要はない。また押圧棒165、167の強度も
生ゴミの粘度を考慮にいれず、生ゴミの重量を基準に設
定すれば十分である。
【0040】以上、本発明の実施の形態について詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設
計の変更などがあっても本発明に含まれる。例えば、押
圧手段はより撹拌性能を向上させるために、湾曲した形
状のものを用いても良い。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明の廃棄物処理装置
にあっては、押圧手段の強度やモータのトルクを生ゴミ
の重量を基準に設定すればよいので、従来より廃棄物装
置のコストを抑えることが可能となる。しかも、本発明
の廃棄物処理装置は生ゴミを自重によって下降(移動)
させて撹拌するので、分解途中の生ゴミが予想以上に高
い粘度のものとなっても、撹拌機構部に大きな負荷がか
かることはなく、故障のおそれもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る廃棄物処理装
置の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る廃棄物処理装
置に備えられる押圧棒を駆動するための機構の模式図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る廃棄物処理装
置の動作を説明するための斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る廃棄物処理装
置の動作を説明するための斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る廃棄物処理装
置の動作を説明するための斜視図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る廃棄物処理装
置の動作を説明するための斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る廃棄物処理装
置の斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る廃棄物処理装
置に備えられる押圧棒を駆動するための機構の斜視図で
ある。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る廃棄物処理装
置に備えられる押圧棒を駆動するための機構の一部を示
す模式図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る廃棄物処理
装置の動作を説明するための斜視図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る廃棄物処理
装置の動作を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1、121 廃棄物処理装置 13、133 容器 15、165、167 押圧棒 17 パイプ 49、21 出入軸 23 コイルスプリング 25 ユニバーサルジョイント 27、29 ギヤ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃棄物と微生物を収容する容器と、前記容
    器を押圧する押圧手段とを有する廃棄物処理装置におい
    て、前記容器は押圧力を加えると変形し、押圧力を除去
    すると復元できるように構成されており、前記押圧手段
    は、前記容器に押圧力を加える状態と、押圧力を解除す
    る状態とに動作でき、前記容器を押圧した状態で、容器
    の内側に廃棄物を自重によって移動させる傾斜面を形成
    するものであることを特徴とする廃棄物処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、押圧手段は、容器の底
    を押し上げる方向へ押圧力を加えるものであること特徴
    とする廃棄物処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載した廃棄物処理装
    置において、容器は側壁が蛇腹状に形成されていること
    を特徴とする廃棄物処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかに記載した廃棄
    物処理装置において、押圧手段は、容器の底に取り付け
    られていることを特徴とする廃棄物処理装置。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれかに記載した廃棄
    物処理装置において、押圧手段は、ギヤが取り付けられ
    た棒状体によって構成され、前記棒状体は前記ギヤを介
    して駆動力が付与されるものであり、前記棒状体には、
    棒状体が傾斜する姿勢となっても、前記ギヤが水平な姿
    勢を保つ水平保持手段が備えられていることを特徴とす
    る廃棄物処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108974717A (zh) * 2018-08-06 2018-12-11 刘水帅 一种具有警示功能的地埋式垃圾箱

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