JP2000051672A - 膜分離装置 - Google Patents

膜分離装置

Info

Publication number
JP2000051672A
JP2000051672A JP10228394A JP22839498A JP2000051672A JP 2000051672 A JP2000051672 A JP 2000051672A JP 10228394 A JP10228394 A JP 10228394A JP 22839498 A JP22839498 A JP 22839498A JP 2000051672 A JP2000051672 A JP 2000051672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
membrane
membrane separation
separation unit
flat
membrane module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10228394A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Miyashita
聡史 宮下
Osami Kato
修身 加藤
Kenji Honjo
賢治 本城
Hiroyuki Okazaki
博行 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP10228394A priority Critical patent/JP2000051672A/ja
Priority to US09/372,179 priority patent/US6280626B1/en
Priority claimed from US09/372,179 external-priority patent/US6280626B1/en
Priority to EP99937049A priority patent/EP1105205B8/en
Priority to TW088113780A priority patent/TW423992B/zh
Priority to CNB998107832A priority patent/CN1151863C/zh
Priority to AU51973/99A priority patent/AU5197399A/en
Priority to DE69940776T priority patent/DE69940776D1/de
Priority to EP20070025006 priority patent/EP1911509A3/en
Priority to DE69942845T priority patent/DE69942845D1/de
Priority to EP20070025007 priority patent/EP1911510B1/en
Priority to KR20017001779A priority patent/KR100429960B1/ko
Priority to PCT/JP1999/004376 priority patent/WO2000009245A2/en
Publication of JP2000051672A publication Critical patent/JP2000051672A/ja
Priority to US09/612,234 priority patent/US6328886B1/en
Priority to US09/612,240 priority patent/US6325938B1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率よいエアースクラビング効果が得られ、
濾過性能が低下しにくい膜分離装置を提供する。 【解決手段】 処理槽内に、膜面が鉛直方向になるよう
に配設された平型膜モジュール3が複数平行に配列され
てなる膜分離ユニット2が設けられ、この膜分離ユニッ
ト2の下方に散気装置4が設けられてなる膜分離装置に
おいて、前記膜分離ユニット2を囲む最小体積の直方体
の上面の前記平型膜モジュール3の膜面と平行な辺の長
さをAとしたとき、前記平型膜モジュール3が、その配
列方向において、等間隔Wで、前記長さAの0.2〜2
倍の範囲に配列される毎に、前記Wの1.2〜5倍の間
隔の空隙7が設けられている膜分離装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固液分離を行うの
に有効な膜分離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、浄水処理、下排水処理、あるいは
産業排水の処理などの、濁度の高い被処理水の固液分離
(濾過)には、砂濾過や重力沈殿などの方法が適用され
てきた。しかしながら、これらの方法による固液分離
は、得られる処理水の水質が不充分であったり、広大な
用地を必要とするといった不都合があった。
【0003】この様な不都合を解決する方法として、近
年、精密濾過膜、限外濾過膜などの分離膜を配設した膜
モジュールを用いた方法が種々検討されてきた。この方
法によれば、水質の高い処理水を得ることができるとい
う利点があるが、濾過処理を継続するにしたがって、懸
濁物質による分離膜表面の目詰まりが進行し、濾過流量
の低下や膜間差圧の上昇が生じ、濾過効率が著しく低下
するという問題があった。このため、濾過性能を回復さ
せるために、膜モジュールの下方に散気装置を配設し、
定期的にこの散気装置からの空気などの気泡の散気(以
下、エアースクラビングということがある)によって、
前記気泡と被処理液の流れ(以下、気液混合流という)
を分離膜に接触させたり、分離膜を揺動させることによ
って、運転継続中に、分離膜の表面に付着した懸濁物質
を引き剥がす処理などが行われていた。しかし、運転が
長期にわたると、このような回復処理を行っても濾過性
能を回復させることが困難になるため、運転を中止して
のメンテナンス作業を頻繁に行う必要が生じるといった
不都合があった。
【0004】このような不都合を解決するために、特開
平8−257378号公報には、膜モジュールの下方に
囲い壁を設けて、気液混合流を分離膜の膜面に対して平
行な流れにして、エアースクラビングの効率を向上させ
た方法が開示されている。しかしながら、膜モジュール
の配置によっては膜面付近のスクラビング効果が低いと
いう不都合があった。
【0005】また、特開平8−24596号公報には、
散気装置を移動させるエアースクラビング方法が提案さ
れている。すなわち、散気装置を移動させると、この散
気装置から発生する気泡も移動するため、洗浄効果を向
上させることができる。しかしながら、散気装置の移動
のための可動部材とこれを運転するための動力を要する
ためコストが高いという問題があった。また、可動部材
には頻繁なメンテナンス作業が必要になるといった不都
合があった。さらに、この方法においても、膜モジュー
ルの配置によっては膜面のスクラビング効果が低いとい
う不都合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明は、濾
過性能が低下しにくい膜分離装置を提供することを課題
とする。さらには、効率よいエアースクラビング効果が
得られる膜分離装置を提供することを目的とする。そし
て、できるだけ長期間、連続的に濾過運転を行うことが
でき、運転を中止してのメンテナンス作業の回数を低減
できる膜分離装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明においては、処理槽内に、膜面が鉛直方向に
なるように配設された平型膜モジュールが複数平行に配
列されてなる膜分離ユニットが設けられ、この膜分離ユ
ニットの下方に散気装置が設けられてなる膜分離装置に
おいて、前記膜分離ユニットを囲む最小体積の直方体の
上面の前記平型膜モジュールの膜面と平行な辺の長さを
Aとしたとき、前記平型膜モジュールが、その配列方向
において、等間隔Wで、前記長さAの0.2〜2倍の範
囲に配列される毎に、前記Wの1.2〜5倍の間隔の空
隙が設けられていることを特徴とする膜分離装置を提案
する。また、前記空隙には、平型膜モジュールの膜面と
平行な仕切板が設けられていると好ましい。また、前記
膜分離ユニットと散気装置の両方あるいは一方の側面に
対向する遮閉板が設けられていると好ましい。さらに、
前記散気装置からの気体の吐出量が、膜分離ユニットの
水平方向の断面積あたり、10〜150Nm3/m2/h
rであると好ましい。また、前記平型膜モジュールにお
ける気液混合流の鉛直方向の平均移動流速が、0.01
〜1.5m/secであると好ましい。また、前記平型
膜モジュールとしては、中空糸膜モジュールが好適に用
いられる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。図1は、本発明の膜分離装置の一例を示した概略
構成図、図2は前記膜分離装置を構成する膜分離ユニッ
トと散気装置と遮閉板の配置関係を示した斜視図であ
る。この膜分離装置は、被処理液を満たした処理槽1
と、その内部に設置された膜分離ユニット2と、この膜
分離ユニット2の下方に配置された散気装置4と、これ
らの膜分離ユニット2と散気装置4の側面に対向し、こ
れら膜分離ユニット2と散気装置4を囲むように設けら
れた4枚の遮閉板6とから概略構成されている。
【0009】前記膜分離ユニット2は、略四角形の複数
の平型膜モジュール3,3…が、相互の膜面が平行にな
るように配列された外形略直方体状のものである。膜分
離ユニット2は、平型膜モジュール3の膜面が、処理槽
1の底面に対して鉛直方向になるように配置されてい
る。また、膜分離ユニット2には集水配管2’が設けら
れている。この集水配管2’の他端には図示しないポン
プなどの吸引手段が接続されており、この集水配管2’
を通して、膜分離ユニット2によって濾過された処理液
(ろ液)が取り出されるようになっている。
【0010】平型膜モジュール3は、複数の微細な孔を
有する濾過膜を備えたものであれば特に限定するもので
はなく、例えば平膜タイプ、中空糸膜タイプ、管状膜タ
イプ、袋状膜タイプなどの種々の公知の分離膜を適用す
ることができる。また、その材質としては、セルロー
ス、ポリオレフィン、ポリスルホン、PVDF(ポリビ
ニリデンフロライド)、PTFE(ポリ四フッ化エチレ
ン)、セラミックスなどを適用することができる。
【0011】平型膜モジュール3に設けられた孔の平均
孔径は特に限定するものではなく、一般に限外濾過膜と
呼ばれる平均孔径0.001〜0.1μmのもの;また
は一般に精密濾過膜と呼ばれる平均孔径0.1〜1μm
のもの;あるいはこの範囲をこえる平均孔径を有するも
のを用いることが可能である。すなわち、前記平均孔径
は、固液分離の対象となる固体の粒径に応じて選択され
る。例えば活性汚泥の固液分離に用いる場合は0.5μ
m以下が好ましく、浄水の濾過のように除菌が必要な場
合は0.1μm以下が好ましい。
【0012】平型膜モジュール3としては、例えば図3
に示されているような平型中空糸膜モジュール11が好
適に用いられる。この平型中空糸膜モジュール11は、
複数本の中空糸12が平行に配され、これらが図示しな
い縦糸で一体化された編織物である2枚の平膜状集合体
(編み地)13,13と、これらの平膜状集合体13,
13の中空糸12の繊維軸方向両端に設けられた管状支
持体14,14とから概略構成されている。
【0013】中空糸12は、例えば前記平型膜モジュー
ル3の分離膜の材料として例示したプラスチックからな
るもので、種々の多孔質あるいは環状のものを使用でき
る。管状支持体14は、その内部に内部路15が形成さ
れた筒状のもので、その一端は封止され、他端は図示し
ない集水配管に接続されている。さらに管状支持体14
の側壁にはその長さ方向にそったスリット16が形成さ
れている。そして、スリット16には、平膜状集合体1
3,13の端部が挿入されつつ、密封材で液密に閉塞さ
れ、平膜状集合体13,13の両端部が2本の管状支持
体14によって、それぞれ支持固定されている。この場
合、平膜状集合体13,13の端部とは、中空糸12の
繊維軸方向両端部であり、各中空糸12の両端部は管状
支持体14の内部路15内に、その開口状態を保ったま
ま固定されている。
【0014】この平型中空糸膜モジュール11による濾
過(固液分離)操作は、例えば、以下のようにして行わ
れる。すなわち、被処理液中に平型中空糸膜モジュール
11を浸潰し、前記内部路15に接続された集水配管か
ら吸引すると、内部路15を介して中空糸12内が負圧
になり、その外部の被処理液が中空糸12を経て濾過さ
れる。ろ液(処理液)は中空糸12内を通って内部路1
5に至り、さらに前記集水管を通って回収される。平型
中空糸膜モジュール11を複数配設して膜分離ユニット
を構成する場合は、通常、それぞれの集水配管が一括し
てポンプなどの吸引手段に接続される。
【0015】中空糸膜モジュールにおいては、比較的、
汚泥などによって複数の中空糸が集束、固着して一体化
しにくい。このため、濾過運転中にエアースクラビング
による気泡が1本1本の中空糸間に入り込みやすく、良
好な洗浄効果が期待でき、本発明には好適である。特に
ポリエチレンなどのポリオレフィン製の中空糸からなる
中空糸膜モジュールは、安価で、かつ強度、伸度に優れ
る他、紡糸時に溶剤、充填剤などを用いていないため、
処理液中への不純物の溶出が殆どないという利点を有す
るため好適である。
【0016】図4(a)、図4(b)は、膜分離ユニッ
トと遮閉板を上方向から見た状態を示した平面図で、膜
分離ユニット2における平型膜モジュール3,3…の配
置例を示したものである。この例においては、平型膜モ
ジュール3の配列方向において、平型膜モジュール3の
間隔は概ね等間隔であるが、膜分離ユニット2の中央付
近には、その間隔が広く設定された空隙7が設けられて
いる。
【0017】ここで、図中、破線で示した膜分離ユニッ
ト2を囲む最小体積の直方体の上面において、平型膜モ
ジュール3の膜面方向と平行な辺の長さをA、平型膜モ
ジュール3の配列方向と平行な辺の長さをBとする。ま
た、等間隔に配設されている、隣接する平型膜モジュー
ル3どうしの中心間の距離(間隔)をW、空隙7を形成
している2枚の平型膜モジュール3の中心間の距離(間
隔)をWaとする。膜分離ユニット2における平型膜モ
ジュール3の総膜面積、膜分離ユニット2のサイズ(前
記A、Bの長さなど)、前記Wなどは、特に限定するこ
とはなく、用途に応じて適宜調整されるが、例えば、前
記Aは30cm〜1m程度、前記Wは平型膜モジュール
3の支持体(例えば図3に示した管状支持体14)の幅
の1〜3倍程度に設定される。
【0018】本発明において、膜分離ユニット2に空隙
7を設ける頻度は、前記Aとの関係によって定められ
る。すなわち、前記平型膜モジュール3が、その配列方
向において、等間隔Wで、前記長さAの0.2〜2倍、
好ましくは0.4〜1.5倍の範囲に配列される毎に、
空隙7を設けると好ましい。2倍よりも大きい場合には
洗浄効率を十分に向上させることができない場合があ
る。一方、0.2倍よりも小さい場合には、平型膜モジ
ュール3の集積効率を過度に低下させるため、不都合で
ある。
【0019】また、Waの適切な大きさは、前記Wとの
関係によって定められる。すなわち、Waの上限値はW
の5倍、好ましくは4倍とされる。この範囲をこえる
と、平型膜モジュール3の集積効率が低下し、スペース
を有効に利用することができなくなる場合がある。Wa
の下限値は、前記Wの1.2倍、好ましくは1.5倍と
される。この範囲よりも小さい場合には、洗浄効果を十
分に向上させることができない場合がある。
【0020】また、図4(b)に示したように、空隙7
に仕切板8を設けることもできる。仕切板8は、通常空
隙7の中央付近に、平型膜モジュール3の膜面と平行に
なるように設けられる。この仕切板8の材料は特に限定
するものではないが、例えば樹脂、金属、セラミックな
どが用いられる。また、通常は平板状のものが用いられ
る。仕切板8のサイズは、空隙7におけるWaの大きさ
などによって適宜調節されるが、通常は平型膜モジュー
ル3の膜面の面積と同程度の面積を有する、厚さ1〜1
0mm程度のものが用いられる。この仕切板8を設ける
ことによって、空隙7を構成する平型膜モジュール3の
膜面付近の気液混合流が仕切板8に沿って移動するた
め、その方向が制限されてばらつきが少なくなり、さら
に洗浄の均一性が向上し、洗浄効率の向上効果が得られ
る。
【0021】また、図5は、膜分離ユニット2における
平型膜モジュール3,3…の他の配置例を示したもの
で、この例においては2箇所の空隙7、7’が設けられ
ている。そして、これらの空隙7、7’をそれぞれ形成
している2枚の平型膜モジュール3の中心間の距離Wa
は等しく設定されている。これらの空隙7、7’におい
て、前記Waは必ずしも等しくなくてもよく、図6に示
したように異なる大きさのWa、Wa’を、それぞれ有
する空隙7、7’を設けることもできる。
【0022】なお、図4(a)〜図6に示したように、
これらの例においては、複数の平型膜モジュール3の端
部は、その配列方向においてまっすぐに配置されている
が、例えば斜めにずらして配置することもできる。ずら
して配置した際には、前記Waの基準となる前記Aの寸
法は、上述した場合と同様に、膜分離ユニット2を囲む
最小体積の直方体を描き、この直方体の上面における平
型膜モジュール3の膜面方向と平行な辺の長さをAとす
る。
【0023】図1に示したように、散気装置4は、その
上面に複数の孔4aが設けられ、さらに処理槽1の外部
のブロワー5に接続されている。すなわち、ブロワー5
から気体が供給されることによって、前記散気装置4の
孔4aから、散気装置4の上方向に配設された膜分離ユ
ニット2に向かって複数の微細な気泡が発生するように
なっている。また、気泡の散気によって、気泡と被処理
液とが混合した流れ(気液混合流)が発生する。すなわ
ち、前記気液混合流が平型膜モジュール3に接触するこ
とによって、その膜面がスクラビングされ、平型膜モジ
ュール3の表面に付着した固体などが剥離する。そし
て、膜面の目詰まりを抑制し、平型膜モジュール3の濾
過性能の低下を防ぐことができる。
【0024】散気装置4の形態は特に限定することはな
いが、図2に示したように、例えば金属、樹脂などから
なるパイプに孔を設けた散気管を複数平行に配設してな
るものは、製作が容易で、かつ安価であり、好ましい。
また、ブロワー5から供給する気体は、空気が安価であ
り、好ましい。さらに、散気装置4から空気の気泡を発
生させれば、この膜分離装置において生活排水、工場排
水などの汚水を処理する場合は、処理槽1に満たした汚
水中の有機物を、好気性微生物の存在下で散気装置4か
ら発生した空気と接触させることにより、前記有機物を
前記好気性微生物に吸着・代謝分解させて、生物処理す
ることができる。
【0025】また、遮閉板6,6…は、膜分離ユニット
2と散気装置4とを取り囲むように、膜分離ユニット2
の4側面とそれぞれ平行に1枚ずつ、合計4枚設けられ
ている。遮閉板6は、散気装置4の作用によって発生す
る前記気液混合流の方向を制限するものである。すなわ
ち、遮閉板6によって囲まれているため、散気装置4か
ら発生した気液混合流は、斜め方向に飛散せず、まっす
ぐに上昇して平型膜モジュール3に効率よく接触する。
したがって、平型膜モジュール3の膜面に対する一様な
分散により、平型膜モジュール3を均一に洗浄できる。
膜分離ユニット2あるいは散気装置4と、遮閉板6との
間の距離は、通常10〜200mm程度とされる。遮閉
板6の材料は特に限定するものではないが、例えば樹
脂、金属、セラミックなどが用いられる。また、膜分離
ユニット2と散気装置4を取り囲むことができれば、平
板状であってもよいし波板状などであってもよい。
【0026】また、膜分離ユニット2の4側面すべてを
取り囲むように遮閉板6を設けるのが最も好ましいが、
少なくとも一組の対向する側面に2枚の遮閉板6を設け
れば、効果を得ることができる。また、散気装置4から
膜分離ユニット2の範囲全体に遮閉板6を設けることが
最も好ましいが、その一部の範囲であっても効果を得る
ことができる。
【0027】図7〜13は、遮閉板6の他の配置例を示
したものであって、これらの図においては、2枚の対向
する遮閉板6、6が示されている。図7〜11は、同じ
大きさの2枚の遮閉板6が、散気装置4から膜分離ユニ
ット2までの範囲の一部に設けられた例を示している。
これらの例において、4枚の遮閉板6を配置する場合に
は、さらに、他の側面に1〜2枚の遮閉板6を設ければ
よい。図12は同じ大きさの遮閉板6を、上下方向にず
らして配置した例を示したもので、図13は異なる大き
さの遮閉板6を、上下方向にずらして配置した例を示し
たものである。また、例えば3〜4枚の遮閉板6を一体
化してひとつの部材とすることもできるし、1枚1枚を
別々の部材として用いることもできる。
【0028】以下、図1に示した膜分離装置における固
液分離の操作の一例についてを説明する。まず、処理槽
1に、生活排水、工場排水などの汚水を被処理液として
満たす。ついで、ブロワー5を作動させ、被処理液中の
有機物を、好気性微生物の存在下で、散気装置4から発
生する空気と接触させることにより、前記有機物を前記
好気性微生物に吸着・代謝分解させて、生物処理する。
これと同時に、前記散気装置4によって発生した気液混
合流によって、膜分離ユニット2の膜面をスクラビング
しながら、膜分離ユニット2に接続された吸引手段を作
動させることにより、前記被処理液中の水を平型膜モジ
ュール3の濾過膜を透過させて濾過し、集水配管2’か
ら処理液を取り出す。
【0029】このとき、本発明においては、平型膜モジ
ュール3…の相互間に、適度な空隙7が設けられている
ので、散気装置4から発生した気液混合流は、平型膜モ
ジュール3と平型膜モジュール3の間を速やかに上昇す
る。そして、平型膜モジュール3が効率よくスクラビン
グされることにより、膜面への固体の吸着が抑制されつ
つ、濾過運転が進行する。ここで、例えば、空隙7にお
ける距離Waが小さすぎると、複数の気液混合流が互い
にぶつかり合って上方に移動しにくくなり、平型膜モジ
ュール3のスクラビングが効率よく行われず、洗浄効果
が低下する。一方、空隙7における距離Waが大きすぎ
ると、気液混合流は、抵抗なく、速やかに上昇するもの
の、平型膜モジュール3と接触しにくくなるため、適度
な洗浄効果が得られない。すなわち、本発明において
は、適度な大きさの空隙7を設けているため、エアース
クラビングの効果を十分に発揮させることができる。
【0030】濾過操作を行う際の散気装置4からの気体
の吐出量は、膜の洗浄効果を考慮すると、膜分離ユニッ
ト2の水平方向の断面積あたり、10〜150Nm3
2/hrが好ましい。さらに、空気を用いる場合に、
生物処理における酸素の溶解量や経済性をも考慮する
と、より好ましくは20〜100Nm3/m2/hrとさ
れる。ここで、前記膜分離ユニット2の水平方向の断面
積とは、膜分離ユニット2を囲む最小体積の直方体の水
平方向の断面積をいうものとする。遮閉板6を設けた場
合には、その内壁で囲まれた範囲の直方体の水平方向の
断面積をいうものとする。
【0031】また、平型膜モジュール3における気液混
合流の垂直方向(上下方向)の平均移動流速は、散気装
置4からの気体の吐出量を、上述の範囲内で変更するこ
とによって調節できる。前記平均流速の下限値は、洗浄
効果を向上させるために、0.01m/sec、より好
ましくは0.05m/secとされる。また、その上限
値は、平型膜モジュール3に過剰な力を与えすぎないよ
うに、1.5m/sec、より好ましくは1m/sec
とされる。
【0032】なお、ここで、前記平型膜モジュール3に
おける気液混合流の垂直方向の平均移動流速とは、平型
膜モジュール3の膜面全体における気液混合流の平均値
である。より具体的には、少なくとも平型膜モジュール
3の水平方向における中央部と片方の端部の2点、好ま
しくはそれ以上の点数において、5〜60分の間隔で、
2回、好ましくはそれ以上の回数にわたって測定した気
液混合流の移動速度の値の平均値とする。気液混合流の
垂直方向の移動速度は、例えば、被処理液中の粒子や気
泡の移動速度を光学的手法により測定する方法や、ファ
ラデー効果による誘導電流を利用した電磁流向流速計な
どにより、平型膜モジュール3の近傍の気液混合流の移
動速度を測定することにより、近似できる。
【0033】本発明の膜分離装置の運転方法としては、
上述のような浸積吸引濾過法の他、水頭差による重力濾
過法などが用いられる。
【0034】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 <実施例1>平均孔径0.1μmの精密濾過用ポリエチ
レン中空糸膜をスクリーン状に展開固定した、図3に示
したものと同様の構造の、2枚の編み地を備えた平型の
中空糸膜モジュール(商品名:ステラポアL(三菱レイ
ヨン社製);中空糸膜の繊維軸方向の長さ:80cm)
を用いた。このような中空糸膜モジュール6本を、隣合
うモジュール同士の中心間距離が6cmとなるように、
等間隔で平行に並べた。ついで、間隔12cmの空隙を
設け、さらにその隣に、同様の中空糸膜モジュールを、
隣合うモジュール同士の中心間距離が6cmとなるよう
に、等間隔で6本配置し、その隣に間隔12cmの空隙
を設け、さらにその隣に、隣合うモジュール同士の中心
間距離が6cmとなるように等間隔で6本配置した。
【0035】そして、前記2箇所の空隙の中央付近に、
中空糸膜モジュールの膜面と平行に、高さ100cm、
幅85cm、厚さ1cmの樹脂板を仕切板として設け
た。このようにして、合計18本の中空糸膜モジュール
からなる膜分離ユニットを構成した。
【0036】また、この膜分離ユニットの下端部から4
5cm下方に、ブロワーに接続された散気装置を設け
た。さらに、膜分離ユニットと散気装置の側面全体を、
高さ100cm、幅85cm、厚さ1cmの樹脂板(遮
閉板)2枚と、高さ100cm、幅135cm、厚さ1
cmの樹脂板(遮閉板)2枚を用いて囲んだ。これらを
処理槽内に設置して膜分離装置を完成させた。
【0037】散気条件は、膜分離ユニットの水平方向の
断面積あたり75m3/m2/hrとした。このとき、中
空糸膜モジュールにおける垂直方向の気液混合流の平均
移動速度は0.4m/secであった。濾過条件は、M
LSS濃度8000〜12000mg/Lの活性汚泥
を、膜透過流束LV=0.01m3/m2/hrで、吸引
ポンプを用いて、濾過時間/停止時間=13分/2分の
間欠運転で、1年間継続して濾過処理を実施した。
【0038】なお、本実施例において、気液混合流の垂
直方向の平均移動速度は、ひとつの中空糸膜モジュール
の2枚の編み地の相互間において、その水平方向の中央
部と片方の端部付近の2箇所と、編み地の外側におい
て、同様に中央部と片方の端部付近の2箇所の、計4箇
所において測定した。具体的には、膜面付近に、2成分
流向流速計 Model ACM250−A(ALEC
ELECTRONICS Co.LTD製)のセンサ
ーを配置し、4点の移動速度の測定を、30分の間隔を
おいて5回実施した。そして、合計20点の移動速度の
平均値を算出して平均移動速度とした。
【0039】<実施例2>実施例1において、以下の膜
分離ユニットの条件のみを変更して膜分離ユニットと膜
分離装置を構成した。すなわち、中空糸膜モジュール
を、実施例1と同様の様式で等間隔で10本並べ、その
隣に間隔12cmの空隙を設け、さらにその隣に、同様
の中空糸膜モジュールを同様の様式にて10本並べた。
そして、前記空隙には実施例1と同様の樹脂板を仕切板
として設けた。このようにして合計20本の中空糸膜モ
ジュールを備えた膜分離ユニットを構成した。また、散
気装置と遮閉板は実施例1と同様にして配置した。散気
条件は実施例1と同様とした。このとき、中空糸膜モジ
ュールにおける垂直方向の気液混合流の平均移動速度は
0.35m/secであった。また、濾過条件は、実施
例1と同じ条件とした。
【0040】<実施例3>実施例2において、以下の膜
分離ユニットの条件のみを変更して膜分離ユニットと膜
分離装置を構成した。すなわち、中空糸膜モジュールの
本数を9本づつとし、合計18本並列させた。た、空隙
の間隔を24cmとした。さらに前記空隙には実施例2
と同様に樹脂板を仕切板として設けた。散気条件は実施
例1と同様とした。このとき、中空糸膜モジュールにお
ける垂直方向の気液混合流の平均移動速度は0.4m/
secであった。濾過条件は、実施例1と同じ条件とし
た。
【0041】<実施例4>空隙に仕切板を設けなかった
以外は、実施例1と同様にして膜分離ユニットと膜分離
装置を構成した。散気条件は実施例1と同様とした。こ
のとき、中空糸膜モジュールにおける垂直方向の気液混
合流の平均移動速度は0.35m/secであった。濾
過条件は、実施例1と同じ条件とした。
【0042】<実施例5>空隙に仕切板を設けなかった
以外は、実施例2と同様にして膜分離ユニットと膜分離
装置を構成した。散気条件は実施例1と同様にした。こ
のとき、中空糸膜モジュールにおける垂直方向の気液混
合流の平均移動速度は0.3m/secであった。濾過
条件は、実施例1と同じ条件とした。
【0043】<実施例6>以下の膜分離ユニットの条件
を変更した以外は、実施例1と同様にして膜分離ユニッ
トと膜分離装置を構成した。すなわち、中空糸膜モジュ
ールを実施例1と同様の間隔、様式にて5本並べ、その
隣に間隔12cmの空隙を設け、さらにその隣に、同様
の中空糸膜モジュールを同様の様式にて6本並べ、その
隣に間隔24cmの空隙を設け、さらにその隣に、同様
の中空糸膜モジュールを同様の様式にて5本の、合計1
6本並べて配置し、膜分離ユニットを構成した。散気条
件は実施例1と同様とした。このとき、中空糸膜モジュ
ールにおける垂直方向の気液混合流の平均移動速度は
0.5m/secであった。濾過条件は、実施例1と同
じ条件とした。
【0044】<比較例>実施例1と同様の中空糸膜モジ
ュール22本を、空隙は設けずに配置して膜分離ユニッ
トを構成し、この膜分離ユニットを用いて、実施例1と
同様にして膜分離装置を構成した。散気条件は、実施例
1と同様とした。このとき、中空糸膜モジュールにおけ
る垂直方向の気液混合流の平均移動速度は0.15m/
secであった。濾過条件は、実施例1と同じ条件とし
た。
【0045】これらの実施例、比較例において、濾過運
転時の時間と膜間差圧(吸引差圧:吸引運転時の膜モジ
ュールの1次側と2次側との圧力差)の関係を測定した
結果を図14にグラフで示した。このグラフからわかる
ように、本発明に係る実施例においては、経時的な膜間
差圧の上昇が比較例に対して緩やかで、目詰まりの進行
が遅く、エアースクラビングによる洗浄の効率が高いこ
とが明らかとなった。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、膜分離ユニットを構成する平型膜モジュールの相互
間に、適切な範囲毎に適度な大きさの空隙が設けられて
いるので、散気装置から発生した気液混合流は、平型膜
モジュールと平型膜モジュールの間を速やかに上昇し、
平型膜モジュールが効率よくスクラビングされることに
より、膜面への固体の吸着が抑制されつつ、濾過運転が
進行する。このようにエアースクラビングによる洗浄効
果が高められているので、長期間にわたって、膜面の目
詰まりが少なく、高い流量での固液分離を行うことがで
きる。この結果、運転を中止してのメンテナンス作業の
回数を低減できる。また、前記空隙に、平型膜モジュー
ルの膜面と平行な仕切板を設けることによって、さら
に、空隙を構成する平型膜モジュールの膜面付近の気液
混合流の方向が制限されてばらつきが少なくなり、洗浄
の均一性が向上し、洗浄効率の向上効果が得られる。さ
らに、膜分離ユニットと散気装置の側面に遮閉板を設け
ることによって、平型膜モジュールの膜面に対する一様
な分散により、平型膜モジュールを均一に洗浄できる。
また、濾過操作を行う際の散気装置からの気体の吐出
量、気液混合流の垂直方向の平均移動流速を調節するこ
とによって、洗浄効果、生物処理における酸素の溶解量
や経済性などを調節することができる。また、中空糸膜
モジュールからなる平型膜モジュールを用いるとエアー
スクラビングによる良好な洗浄効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の膜分離装置の一例を示した概略構成
図である。
【図2】 図1に示した膜分離装置に用いられている膜
分離ユニットと散気装置と遮閉板の配置関係を示した斜
視図である。
【図3】 本発明に用いられる平型膜モジュールの一例
として、平型中空糸膜モジュールを示した斜視図であ
る。
【図4】 図4(a)〜(b)は、膜分離ユニットと遮
閉板を上方向から見た状態を示した平面図であって、図
4(b)は仕切板を設けた例を示した平面図である。
【図5】 膜分離ユニットにおける平型膜モジュール
の、図4(a)に示したものとは別の配置例を示した平
面図である。
【図6】 膜分離ユニットにおける平型膜モジュール
の、図4(a)に示したものとは別の配置例を示した平
面図である。
【図7】 遮閉板の他の配置例を示したものであって、
同じ大きさの遮閉板を用いた例を示した平面図である。
【図8】 遮閉板の他の配置例を示したものであって、
同じ大きさの遮閉板を用いた例を示した平面図である。
【図9】 遮閉板の他の配置例を示したものであって、
同じ大きさの遮閉板を用いた例を示した平面図である。
【図10】 遮閉板の他の配置例を示したものであっ
て、同じ大きさの遮閉板を用いた例を示した平面図であ
る。
【図11】 遮閉板の他の配置例を示したものであっ
て、同じ大きさの遮閉板を用いた例を示した平面図であ
る。
【図12】 対向する遮閉板を、上下方向にずらして配
置した例を示した平面図である。
【図13】 対向する遮閉板を、上下方向にずらして配
置した例を示した平面図である。
【図14】 実施例および比較例の濾過試験による経時
的な膜間差圧の挙動を示したグラフである。
【符号の説明】
1…処理槽、2…膜分離ユニット、3…平型膜モジュー
ル、4…散気装置、4a…孔、5…ブロワー、6…遮閉
板、7…空隙、8…仕切板、11…平型中空糸膜モジュ
ール、12…中空糸、13…平膜状集合体(編み地)、
14…管状支持体、15…内部路。
フロントページの続き (72)発明者 本城 賢治 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 岡崎 博行 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内 Fターム(参考) 4D006 GA06 GA07 HA12 HA21 HA41 JA29A JA29B JA29Z JA51Z JB20 KA43 KE01R KE30R MA01 MA02 MA03 MA22 MC03 MC11 MC22 MC29 MC30 MC62 PB04 PB05 PB08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽内に、膜面が鉛直方向になるよう
    に配設された平型膜モジュールが複数平行に配列されて
    なる膜分離ユニットが設けられ、この膜分離ユニットの
    下方に散気装置が設けられてなる膜分離装置において、 前記膜分離ユニットを囲む最小体積の直方体の上面の前
    記平型膜モジュールの膜面と平行な辺の長さをAとした
    とき、 前記平型膜モジュールが、その配列方向において、等間
    隔Wで、前記長さAの0.2〜2倍の範囲に配列される
    毎に、前記Wの1.2〜5倍の間隔の空隙が設けられて
    いることを特徴とする膜分離装置。
  2. 【請求項2】 前記空隙に、平型膜モジュールの膜面と
    平行な仕切板が設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の膜分離装置。
  3. 【請求項3】 前記膜分離ユニットと散気装置の両方あ
    るいは一方の側面に対向する遮閉板が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の膜分離装置。
  4. 【請求項4】 前記散気装置からの気体の吐出量が、膜
    分離ユニットの水平方向の断面積あたり、10〜150
    Nm3/m2/hrであることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか一項に記載の膜分離装置。
  5. 【請求項5】 前記平型膜モジュールにおける気液混合
    流の鉛直方向の平均移動流速が、0.01〜1.5m/
    secであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    一項に記載の膜分離装置。
  6. 【請求項6】 前記平型膜モジュールが中空糸膜モジュ
    ールであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一
    項に記載の膜分離装置。
JP10228394A 1998-08-12 1998-08-12 膜分離装置 Pending JP2000051672A (ja)

Priority Applications (14)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10228394A JP2000051672A (ja) 1998-08-12 1998-08-12 膜分離装置
US09/372,179 US6280626B1 (en) 1998-08-12 1999-08-11 Membrane separator assembly and method of cleaning the assembly utilizing gas diffuser underneath the assembly
PCT/JP1999/004376 WO2000009245A2 (en) 1998-08-12 1999-08-12 Membrane assembly for solid-liquid separation, method of cleaning the same, and detergent
DE69940776T DE69940776D1 (de) 1998-08-12 1999-08-12 Gasverteiler für membranbaueinheit zur trennung von feststoffen und flüssigkeiten
EP20070025007 EP1911510B1 (en) 1998-08-12 1999-08-12 A membrane separator assembly
CNB998107832A CN1151863C (zh) 1998-08-12 1999-08-12 用于固体-液体分离的薄膜组件
AU51973/99A AU5197399A (en) 1998-08-12 1999-08-12 Membrane assembly for solid-liquid separation, method of cleaning the same, and detergent
EP99937049A EP1105205B8 (en) 1998-08-12 1999-08-12 GAS DISTRIBUTOR FOR MEMBRANE UNIT FOR THE SEPARATION OF SOLIDS AND LIQUIDS
EP20070025006 EP1911509A3 (en) 1998-08-12 1999-08-12 A detergent for separating membrane
DE69942845T DE69942845D1 (de) 1998-08-12 1999-08-12 Membranentrennvorrichtung
TW088113780A TW423992B (en) 1998-08-12 1999-08-12 Film separation device and diffusing apparatus, cleaner and cleaning method of separation device
KR20017001779A KR100429960B1 (ko) 1998-08-12 1999-08-12 고액 분리용 막 어셈블리, 그의 세척방법, 및 세제
US09/612,240 US6325938B1 (en) 1998-08-12 2000-07-07 Method of cleaning membrane assembly with detergent
US09/612,234 US6328886B1 (en) 1998-08-12 2000-07-07 Gas diffuser for aeration vessel of membrane assembly

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10228394A JP2000051672A (ja) 1998-08-12 1998-08-12 膜分離装置
US09/372,179 US6280626B1 (en) 1998-08-12 1999-08-11 Membrane separator assembly and method of cleaning the assembly utilizing gas diffuser underneath the assembly

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000051672A true JP2000051672A (ja) 2000-02-22

Family

ID=26528224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10228394A Pending JP2000051672A (ja) 1998-08-12 1998-08-12 膜分離装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000051672A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002052317A (ja) * 2000-08-10 2002-02-19 Yuasa Corp 管状膜エレメントとこれを用いた浸漬型濾過システム
JP2002052315A (ja) * 2000-08-10 2002-02-19 Yuasa Corp 管状膜エレメントとこれを用いた浸漬型濾過システム
US6896800B2 (en) 2001-04-27 2005-05-24 Sharp Kabushiki Kaisha Metal containing waste water treatment method and metal containing waste water treatment equipment
JP2007152179A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Mitsubishi Rayon Eng Co Ltd 膜ろ過ユニット
JP2007190488A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Mitsubishi Rayon Eng Co Ltd 膜分離活性汚泥処理装置
WO2008139617A1 (ja) 2007-05-14 2008-11-20 Mitsubishi Rayon Engineering Co., Ltd. 膜ろ過ユニット
JP2009066510A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Panasonic Electric Works Co Ltd 濾過装置
CN102145258A (zh) * 2011-02-15 2011-08-10 天津天一爱拓科技有限公司 一种重油泥污染的膜组件的清洗方法
JP2013017920A (ja) * 2011-07-08 2013-01-31 Mie Univ 固液分離モジュールおよび、固液分離方法
JP2013255919A (ja) * 2013-08-14 2013-12-26 Mitsubishi Rayon Co Ltd 膜ろ過ユニット
JP2014528351A (ja) * 2011-09-30 2014-10-27 コーロン インダストリーズ インク 散気部及びそれを含むろ過装置
CN105597545A (zh) * 2012-04-02 2016-05-25 三菱丽阳株式会社 中空纤维膜组件的制造方法和具有中空纤维膜组件的中空纤维膜单元
WO2016181803A1 (ja) * 2015-05-11 2016-11-17 住友電気工業株式会社 濾過装置
JP2017029935A (ja) * 2015-08-03 2017-02-09 株式会社日立製作所 膜分離装置
KR20190035890A (ko) 2016-08-18 2019-04-03 도요보 가부시키가이샤 평형 중공사막 모듈 및 막 분리 유닛
CN112169600A (zh) * 2020-09-15 2021-01-05 兰德森膜技术南京有限公司 平板膜全塑组件及其生产方法

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002052317A (ja) * 2000-08-10 2002-02-19 Yuasa Corp 管状膜エレメントとこれを用いた浸漬型濾過システム
JP2002052315A (ja) * 2000-08-10 2002-02-19 Yuasa Corp 管状膜エレメントとこれを用いた浸漬型濾過システム
US6896800B2 (en) 2001-04-27 2005-05-24 Sharp Kabushiki Kaisha Metal containing waste water treatment method and metal containing waste water treatment equipment
US7294268B2 (en) 2001-04-27 2007-11-13 Sharp Kabushiki Kaisha Metal containing waste water treatment method and metal containing waste water treatment equipment
JP2007152179A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Mitsubishi Rayon Eng Co Ltd 膜ろ過ユニット
JP2007190488A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Mitsubishi Rayon Eng Co Ltd 膜分離活性汚泥処理装置
WO2008139617A1 (ja) 2007-05-14 2008-11-20 Mitsubishi Rayon Engineering Co., Ltd. 膜ろ過ユニット
AU2007353014B2 (en) * 2007-05-14 2011-06-23 Mitsubishi Chemical Corporation Membrane filter unit
JP5456253B2 (ja) * 2007-05-14 2014-03-26 三菱レイヨン株式会社 活性汚泥処理装置
KR101260105B1 (ko) * 2007-05-14 2013-05-02 미쯔비시 레이온 가부시끼가이샤 막 여과 유닛
US8728316B2 (en) 2007-05-14 2014-05-20 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Membrane filter unit
JP2009066510A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Panasonic Electric Works Co Ltd 濾過装置
CN102145258A (zh) * 2011-02-15 2011-08-10 天津天一爱拓科技有限公司 一种重油泥污染的膜组件的清洗方法
JP2013017920A (ja) * 2011-07-08 2013-01-31 Mie Univ 固液分離モジュールおよび、固液分離方法
JP2014528351A (ja) * 2011-09-30 2014-10-27 コーロン インダストリーズ インク 散気部及びそれを含むろ過装置
CN105597545A (zh) * 2012-04-02 2016-05-25 三菱丽阳株式会社 中空纤维膜组件的制造方法和具有中空纤维膜组件的中空纤维膜单元
CN105597545B (zh) * 2012-04-02 2020-03-20 三菱化学株式会社 中空纤维膜组件的制造方法和具有中空纤维膜组件的中空纤维膜单元
JP2013255919A (ja) * 2013-08-14 2013-12-26 Mitsubishi Rayon Co Ltd 膜ろ過ユニット
WO2016181803A1 (ja) * 2015-05-11 2016-11-17 住友電気工業株式会社 濾過装置
JP2017029935A (ja) * 2015-08-03 2017-02-09 株式会社日立製作所 膜分離装置
KR20190035890A (ko) 2016-08-18 2019-04-03 도요보 가부시키가이샤 평형 중공사막 모듈 및 막 분리 유닛
US11000808B2 (en) 2016-08-18 2021-05-11 Toyobo Co., Ltd. Sheet-shaped hollow fiber membrane module and membrane separation unit
CN112169600A (zh) * 2020-09-15 2021-01-05 兰德森膜技术南京有限公司 平板膜全塑组件及其生产方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1043276B1 (en) Apparatus and method for treating water
KR100429960B1 (ko) 고액 분리용 막 어셈블리, 그의 세척방법, 및 세제
JP2000051672A (ja) 膜分離装置
JP2946072B2 (ja) 濾過方法
JP2004008981A (ja) 膜分離装置
JP5308028B2 (ja) 散気装置の洗浄方法
JPH04265128A (ja) 膜分離装置
JPWO2009028435A1 (ja) 浸漬型膜分離装置、水浄化処理装置、およびそれを用いた水浄化処理方法
KR100537652B1 (ko) 오존 산화 시스템
JP2001038177A (ja) 固液分離方法及び分離膜モジュール
JP4285805B2 (ja) 膜分離装置及び膜分離方法
JP2007152302A (ja) 固液混合処理液の固液分離装置
JP5094022B2 (ja) 固液混合処理液のろ過液回収時に適用される散気装置及び膜ろ過ユニット
JP3508874B2 (ja) 中空糸膜モジュール組立体
JP2000107791A (ja) 活性汚泥処理装置
JP4216373B2 (ja) 活性汚泥処理装置
JP3529054B2 (ja) 中空糸膜モジュール組立体
JPH0724264A (ja) 中空糸膜モジュールを用いた濾過方法
JPH10244262A (ja) 廃水の濾過方法
JPH07116423A (ja) 膜式沈殿分離槽
JPH07289859A (ja) 濾過装置
CN215480391U (zh) 一种可自消泡自除泥的mbr膜箱
JP4408204B2 (ja) 膜分離装置
JPH0924250A (ja) 原水の処理方法
JPH11128929A (ja) 汚泥混合液の固液分離装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090310

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090630