JP2000051396A - ゴルフボール - Google Patents

ゴルフボール

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JP2000051396A
JP2000051396A JP10224698A JP22469898A JP2000051396A JP 2000051396 A JP2000051396 A JP 2000051396A JP 10224698 A JP10224698 A JP 10224698A JP 22469898 A JP22469898 A JP 22469898A JP 2000051396 A JP2000051396 A JP 2000051396A
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intermediate layer
golf ball
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weight
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Hisashi Yamagishi
久 山岸
Hiroshi Higuchi
博士 樋口
Junji Hayashi
淳二 林
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Bridgestone Sports Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 コアと、このコアを包囲する一層又は二
層以上の層からなる中間層と、該中間層を被覆する熱可
塑性樹脂を主材とするカバーとを備えたゴルフボールに
おいて、上記コアがゴム基材を主成分とし、その100
kg荷重負荷時の変形量が3.0mm以上であると共
に、上記中間層の少なくとも一層が、樹脂成分と、この
樹脂成分100重量部に対して無機充填剤5〜40重量
部とを含有したものであることを特徴とするゴルフボー
ル。 【効果】 軟らかいコアと少なくとも一層に無機充填剤
を適量添加した中間層との組み合わせにより、今までに
はない優れた割れ耐久性と良好な打球感を備えたゴルフ
ボールが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コアと、このコア
を包囲する一層又は二層以上の層からなる中間層と、該
中間層を被覆する熱可塑性樹脂を主材とするカバーとを
備えたゴルフボールにおいて、中間層に無機充填剤を適
量添加することにより、良好な打球感を有すると共に、
耐久性が大幅に改善したゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、カバー材に無機充填剤を添加するという技術は数多
く提案されている(特公平5−73427号公報、特開
平6−277312号公報、特開昭57−25867号
公報、同60−210272号公報等)。
【0003】中でも、特開平6−277312号公報に
は、カバー材にチタン白と硫酸バリウムなどの無機充填
剤を添加することにより、ボール内での重量分布をコア
中心からカバー側にシフトさせ、ボール自体の慣性モー
メントを大きくして、飛行中のスピンの減衰を抑制し、
その結果、打撃時における初期スピンがかかり難くな
り、飛距離を大きくすることができるものである。
【0004】しかしながら、これらの提案はいずれも基
本的にはカバーの高比重化によりボールの慣性モーメン
トを増加させ、飛距離性能を向上させることを主眼とし
たものであり、カバー材に無機充填剤を入れすぎると却
ってボールの反発性や割れ耐久性を損なってしまう。
【0005】一方、ゴルフボールは、打撃時の心地よい
打球感が必須の要素であり、これがないと商品価値が損
なわれてしまうものである。
【0006】このため、打球感を良くするべく様々な工
夫が数多く提案されているが、従来技術の範疇では、軟
らかい打球感が得られると、反面、連続打撃での耐久性
が低下してしまい、良好な打球感と連続打撃での耐久性
の向上を同時に達成することは極めて困難であった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは軟らかいコアの周囲に無機
充填剤を適量添加した一層又は二層以上の中間層を形成
することにより、良好な打球感と連続打撃時での耐久性
の向上を図ることができるゴルフボールを提供するとこ
ろにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結
果、コアと、このコアを包囲する一層又は二層以上の層
からなる中間層と、該中間層を被覆する熱可塑性樹脂を
主材とするカバーとを備えたゴルフボールにおいて、上
記中間層の少なくとも一層を適量の無機充填剤を添加し
た樹脂成分にて形成することにより、軟らかい打球感と
優れた連続打撃耐久性を有するゴルフボールが得られる
ことを知見した。
【0009】即ち、コアと、このコアを包囲する一層又
は二層以上の層からなる中間層と、該中間層を被覆する
熱可塑性樹脂を主材とするカバーとを備えたゴルフボー
ルにおいて、上記コアがゴム基材を主成分とし、その1
00kg荷重負荷時の変形量が3.0mm以上であると
共に、上記中間層の少なくとも一層が、樹脂成分と、こ
の樹脂成分100重量部に対して無機充填剤5〜40重
量部とを含有したものであること、好ましくは中間層の
比重を1.0〜1.3、その厚みを0.5〜6.0mm
に形成することにより、軟らかく形成されたコアと無機
充填剤を適量添加した中間層とが、意外にも相乗的に作
用して、従来からの解決課題であった打撃時の打球感を
軟らかく心地よいものにできると共に、連続打撃時の耐
久性及び外観性に優れたゴルフボールが得られることを
見出し、本発明を完成したものである。
【0010】なお、本発明は、従来技術のように、カバ
ー材に無機充填剤を添加し、カバーを高比重化すること
によりボールの慣性モーメントを増加させ、飛び性能を
向上させることを目的とするものではなく、軟らかいコ
アと無機充填剤を適正な量で均一に分散させた一層又は
二層以上の層からなる中間層とを組み合わせることによ
り、これらが相乗的に作用して、今までにない良好な打
球感と連続打撃での優れた耐久性を有するゴルフボール
を得ることを主眼としたものである。
【0011】従って、本発明は、(1)コアと、このコ
アを包囲する一層又は二層以上の層からなる中間層と、
該中間層を被覆する熱可塑性樹脂を主材とするカバーと
を備えたゴルフボールにおいて、上記コアがゴム基材を
主成分とし、その100kg荷重負荷時の変形量が3.
0mm以上であると共に、上記中間層の少なくとも一層
が、樹脂成分と、この樹脂成分100重量部に対して無
機充填剤5〜40重量部とを含有したものであることを
特徴とするゴルフボール、(2)上記中間層の比重が
1.0〜1.3である(1)記載のゴルフボール、及び
(3)上記中間層の厚みが0.5〜6.0mmである
(1)又は(2)記載のゴルフボールを提供する。
【0012】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明のゴルフボールGは、図1に示したように、
ソリッドコア1と、このソリッドコア1を包囲する一層
(単層)又は二層以上に多層化された中間層2(図1で
は中間層が単層の場合を示す)と、該中間層2を被覆す
るカバー3とを有する多層構造に構成されており、後述
するように、中間層の一層又はそれ以上の層が樹脂成分
とこれに無機充填剤を適量添加した樹脂組成物から形成
されるものである。
【0013】上記ソリッドコア1は、ポリブタジエンゴ
ム、ポリイソプレンゴム、天然ゴム、シリコーンゴムを
主成分とする基材ゴムを主材とするゴム組成物から形成
することができるが、特に反発性を向上させるためには
ポリブタジエンゴムが好ましい。ポリブタジエンゴムと
しては、シス構造を少なくとも40%以上有するシス−
1,4−ポリブタジエンが好適である。また、この基材
ゴム中には、所望により上記ポリブタジエンに天然ゴ
ム、ポリイソプレンゴム、スチレンブタジエンゴムなど
を適宜配合することができるが、ポリブタジエンゴム成
分を多くすることによりゴルフボールの反発性を向上さ
せることができるので、これらポリブタジエン以外のゴ
ム成分はポリブタジエン100重量部に対して10重量
部以下とすることが好ましい。
【0014】上記ゴム組成物には、ゴム成分以外に架橋
剤としてメタクリル酸亜鉛、アクリル酸亜鉛等の不飽和
脂肪酸の亜鉛塩,マグネシウム塩やトリメチルプロパン
メタクリレート等のエステル化合物などを配合し得る
が、特に反発性の高さからアクリル酸亜鉛を好適に使用
し得る。これら架橋剤の配合量は、基材ゴム100重量
部に対し15〜40重量部であることが好ましい。
【0015】また、ゴム組成物中には、通常、ジクミル
パーオキサイド等の加硫剤が配合されており、この加硫
剤の配合量は基材ゴム100重量部に対し0.1〜5重
量部とすることができる。
【0016】上記ゴム組成物には、更に必要に応じて、
老化防止剤や比重調整用の充填剤として酸化亜鉛や硫酸
バリウム等を配合することができ、これら充填剤の配合
量は、基材ゴム100重量部に対し0〜130重量部で
ある。
【0017】本発明におけるコア用ゴム組成物の好適な
実施態様は、以下に示す通りである。
【0018】 シス−1,4−ポリブタジエン 100重量部 酸化亜鉛 5〜40重量部 アクリル酸亜鉛 15〜40重量部 硫酸バリウム 0〜40重量部 パーオキサイド 0.1〜5.0重量部 老化防止剤 適量 加硫条件:好ましくは150±10℃の条件で5〜20
分間加硫を行う。
【0019】そして、上記コア用ゴム組成物は、通常の
混練機(例えばバンバリーミキサー、ニーダー及びロー
ル等)を用いて混練し、得られたコンパウンドをコア用
金型を用いてインジェクション成形又はコンプレッショ
ン成形により形成する。
【0020】このようにして得られたソリッドコアは、
その直径が好ましくは28〜38mm、より好ましくは
30〜37mmであり、比重が好ましくは1.05〜
1.25、より好ましくは1.07〜1.23である。
【0021】また、コアの100kg荷重負荷時の変形
量は3.0mm以上であることが必要であり、好ましく
は3.0〜8mm、より好ましくは3.3〜7.0mm
である。コアの変形量が3.0mm未満ではコアが硬く
なりすぎ、打撃時の打球感が硬くなり、本発明の目的を
達成できなくなる。一方、8mmを超えるとコアが軟ら
かくなりすぎ、反発性を著しく低下させてしまう場合が
ある。なお、コアは1種類の材料からなる単層構造とし
てもよく、異種の材料からなる層を積層した二層以上か
らなる多層構造としても構わない。
【0022】上記中間層2は、コアの周囲に単層に形成
することも、或いはコアの周囲に多層、好ましくは二層
乃至は三層に形成することもできる。
【0023】この中間層は熱可塑性樹脂を主成分とし、
例えばポリエステルエラストマー、アイオノマー樹脂、
スチレン系エラストマー、ウレタン系樹脂、水添ブタジ
エン樹脂及びこれらの混合物などが挙げられるが、具体
的には、「ハイミラン」(三井・デュポンポリケミカル
社製)、「サーリン」(デュポン社製)、「ハイトレ
ル」(東レ・デュポン社製)、「パンデックス」(大日
本インキ化学工業社製)等の市販品を用いることができ
る。
【0024】ここで、中間層をコアの周囲に一層(単
層)に形成する場合には、特にアイオノマー樹脂を主材
とすることが好ましく、中間層をコアの周囲に二層(第
1中間層の周囲に第2中間層を被覆した場合)形成する
場合には、第1中間層には比較的高硬度のアイオノマー
樹脂を主成分として用い、第2中間層には第1中間層よ
りも軟らかいポリエステル系エラストマー、ポリウレタ
ン系エラストマー等を用いることが好ましい。
【0025】本発明においては、上記中間層が一層構造
の場合は、この中間層に無機充填剤を添加する。また、
中間層が二層構造の場合は、いずれか一層のみ又は両中
間層に無機充填剤を添加する。
【0026】この場合、無機充填剤をこれが添加される
層を形成する樹脂成分100重量部に対して5〜40重
量部、好ましくは10〜38重量部、より好ましく13
〜36重量部添加する。無機充填剤の添加量が5重量部
未満では補強効果が生じなくなる。一方、40重量部を
超えると分散性や反発性に悪影響が出る。
【0027】この無機充填剤の平均粒子径は、通常0.
01〜100μm、好ましくは0.1〜10μm、より
好ましくは0.1〜1.0μmである。平均粒子径が上
記範囲より小さすぎても、大きすぎても充填時の分散性
を悪化させることになり、本発明の作用効果を達成でき
ない場合がある。
【0028】また、無機充填剤の比重は通常6.5以
下、好ましくは2.0〜6.0である。 このような無
機充填剤としては、例えば硫酸バリウム(比重約4.4
7)、ルチン型のチタン白(比重約4.17)、炭酸カ
ルシウム(比重約2.6)などが挙げられ、これらの1
種を単独で、或いは2種以上を組み合わせて用いること
ができる。
【0029】なお、中間層組成物には、必要に応じて酸
化防止剤、金属石鹸等の分散剤などを添加することもで
きる。
【0030】上記中間層をコアの周囲に被覆する方法と
しては、特に制限はなく、通常のインジェクション成形
又はコンプレッション成形を採用することができる。
【0031】このようにして成形された中間層の比重は
全体で1.0〜1.3、好ましくは1.02〜1.2
8、より好ましくは1.05〜1.26である。
【0032】また、中間層の厚みは全体で好ましくは
0.5〜6.0mm、より好ましくは1.0〜5.0m
mであり、中間層が二層以上の多層構造からなる場合に
は上記無機充填剤が添加された層の厚みが好ましくは
0.7〜4.0mm、より好ましくは0.8〜3.5m
mである。
【0033】中間層が一層の場合のショアD硬度は45
〜70、好ましくは55〜70である。なお、中間層が
二層以上の多層構造からなる場合は、少なくとも一層が
ショアD硬度で55以下であることが好ましい。
【0034】上記カバー3は、熱可塑性樹脂を主材とす
るカバー材から形成され、例えばポリエステルエラスト
マー、アイオノマー樹脂、スチレン系エラストマー、ウ
レタン系樹脂、水添ブタジエン樹脂及びこれらの混合物
などが挙げられるが、特にアイオノマー樹脂が好まし
く、具体的には、「ハイミラン」(三井・デュポンポリ
ケミカル社製)、「サーリン」(デュポン社製)が挙げ
られる。
【0035】本発明においては、カバーにも無機充填剤
を添加することは差し支えないが、無機充填剤を多量に
添加するとインジェクション成形時にウェルドの発生な
どの外観上の不具合が発生しやすくなるため、極力カバ
ーへの充填量は少ないほうが好ましく、通常添加量はカ
バーを形成する樹脂成分100重量部に対して0〜8.
0重量部であり、白味を増すためのチタン白、青味調整
のための群青などを上記必要最小限の添加に留めておく
ことが望ましい。
【0036】なお、カバー材には、必要に応じてUV吸
収剤、酸化防止剤、金属石鹸等の分散剤などを添加する
こともできる。
【0037】上記カバーを中間層上に被覆する方法とし
ては、特に制限はなく、通常のインジェクション成形又
はコンプレッション成形を採用することができる。
【0038】このようにして成形されたカバーの比重は
好ましくは0.93〜1.15、より好ましくは0.9
5〜1.1であり、カバーの厚みは好ましくは0.5〜
2.5mm、より好ましくは0.8〜2.3mmであ
り、またカバーのショアD硬度は好ましくは45〜7
0、より好ましくは55〜70、更に好ましくは58〜
68である。なお、カバーは異なる材料から選択された
複数層に形成しても差し支えない。
【0039】本発明のゴルフボールは、以上の構成を備
えることにより、軟らかく心地よい打球感及び良好な外
観性を備えると共に、繰り返し打撃での耐久性が飛躍的
に向上したものである。
【0040】なお、本発明のゴルフボールは、その表面
に多数のディンプルが形成されており、必要に応じて表
面に塗装及びスタンプなどの仕上げ処理を施すことがで
きる。またボール全体の硬度が100kgの荷重を負荷
した時に生じる変形量で好ましくは2.6〜6.0m
m、より好ましくは3.0〜5.8mmであり、ボール
直径及び重量はR&Aのゴルフ規則に従い、直径42.
67mm以上、重量45.93g以下に形成することが
できる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、軟らかいコアと少なく
とも一層に無機充填剤を適量添加した一層又は二層以上
の層からなる中間層との組み合わせにより、今までには
ない優れた割れ耐久性と良好な打球感を備えたゴルフボ
ールが得られるものである。
【0042】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるもの
ではない。なお、表1,2の配合量は総て重量部であ
る。
【0043】〔実施例、比較例〕表1に示した配合処方
のコア用ゴム組成物をニーダーで混練し、コア用金型内
で155℃の温度で約15分間加硫することにより実施
例、比較例のソリッドコアを作成した。
【0044】得られたコアの周囲に表2に示した中間層
材及びカバー材を表3の組み合わせで射出成形により被
覆形成して、実施例1〜4及び比較例1,2のソリッド
ゴルフボールを作成した。なお、比較例2は中間層のな
いコアとカバーからなるツーピースゴルフボールであ
る。
【0045】次いで、得られたゴルフボールについて、
下記の方法によりコア硬度、連続打撃耐久性、打球感及
び外観性を測定した。結果を表3に併記する。コア硬度 コアに100kg荷重を負荷した時の変形量(mm)で
表した。連続打撃耐久性 スイングロボットを用いてボールをドライバー(J’s
World Stage ロフト角11度(ブリヂス
トンスポーツ株式会社製))により、ヘッドスピード4
5m/secの条件で繰り返し打撃した後、ボール表面
の割れの発生状態を打撃回数によって相対的に比較し
た。 ◎:全く問題なし ○:クラックの発生あり △:比較的早期破壊 ×:早期破壊打球感 プロゴルファー4名により実打した時の感触を下記基準
で評価した。 ◎:軟らかく心地良い ○:良好 △:やや硬い ×:硬い外観性 成形後のボール表面の状態を黙視観察して下記基準で評
価した。 ◎:極めて良好 ○:良好 △:やや悪い ×:悪い
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】表3の結果から、比較例1は第1中間層に
無機充填剤を2重量部しか添加しないもの、第2中間層
に無機充填剤を添加しないものであるため、連続打撃で
の耐久性が劣るものである。
【0050】比較例2は従来のコアとカバーからなるツ
ーピースボールであり、カバーに無機充填剤を多量に添
加したために、連続打撃耐久性及び外観性が劣ると共
に、打球感が極めて悪いものである。
【0051】これに対して、実施例1〜4のボールは、
軟らかいコアの周囲に無機充填剤を適量に添加した一層
又は二層の中間層を形成することにより、連続打撃耐久
性、打球感、外観性のいずれも優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るゴルフボールの断面図
である。
【符号の説明】
1 ソリッドコア 2 中間層 3 カバー G ゴルフボール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 淳二 埼玉県秩父市大野原20番地 ブリヂストン スポーツ株式会社内 Fターム(参考) 4J002 AC01W AC03W AC06W AC08W BB23X BB23Y BC05W BC05X BC05Y BL01X BL01Y CF00X CF00Y CK02X CK02Y CP03W DE136 DE137 DE236 DG046 FD016 FD050 FD070 FD097 FD140 GC01 GF00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアと、このコアを包囲する一層又は二
    層以上の層からなる中間層と、該中間層を被覆する熱可
    塑性樹脂を主材とするカバーとを備えたゴルフボールに
    おいて、上記コアがゴム基材を主成分とし、その100
    kg荷重負荷時の変形量が3.0mm以上であると共
    に、上記中間層の少なくとも一層が、樹脂成分と、この
    樹脂成分100重量部に対して無機充填剤5〜40重量
    部とを含有したものであることを特徴とするゴルフボー
    ル。
  2. 【請求項2】 上記中間層の比重が1.0〜1.3であ
    る請求項1記載のゴルフボール。
  3. 【請求項3】 上記中間層の厚みが0.5〜6.0mm
    である請求項1又は2記載のゴルフボール。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009195695A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフボール
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