JP2000051293A - 産婦人科用分娩台 - Google Patents

産婦人科用分娩台

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JP2000051293A JP11068336A JP6833699A JP2000051293A JP 2000051293 A JP2000051293 A JP 2000051293A JP 11068336 A JP11068336 A JP 11068336A JP 6833699 A JP6833699 A JP 6833699A JP 2000051293 A JP2000051293 A JP 2000051293A
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leg
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圭一 今在家
Masaharu Yoshikawa
正治 吉川
Taketo Komai
健人 駒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来における支脚器は患者導入前から設置し
ているために、支脚器の見た目に機械的で患者に恐怖感
を与え、かつ、分娩台に横たわる際に支脚器が邪魔とな
り、行動が困難な産婦に苦痛を与えるので看護婦に介助
してもらわなければならないといった問題があった。 【解決手段】 患者の腰部を受ける座部5と、該座部に
対して起伏する背凭れ部4と、前記座部から患者の股お
よび踵を受け、かつ、水平およびくの字状に屈曲して患
者の膝部分を水平および屈折させる股受け部61と踵受
け部62とからなる支脚器6と、該支脚器における前記
股受け部を開脚および閉脚させる支脚器開閉手段8とか
ら構成したことを特徴とする産婦人科用分娩台。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産婦人科において
検診や分娩を行う場合に、患者を寝かせた状態から検診
や分娩の状態に移行させるようにした産婦人科用分娩台
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるこの種の産婦人科用分娩台
は、股受けおよび踵受け(以下、単に支脚器という)が
患者導入前から設置されているタイプと、患者導入後に
看護婦等が設置するタイプとの2種類がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者のタイ
プにあっては、支脚器が患者導入前から設置しているた
めに、支脚器の見た目に機械的で患者に恐怖感を与え、
かつ、分娩台に横たわる際に支脚器が邪魔となり、行動
が困難な産婦に苦痛を与えるので看護婦に介助してもら
わなければならないといった問題があった。
【0004】また、後者のタイプにあっては、支脚器を
患者導入後に看護婦が分娩毎に設置しなければならず、
かつ、収納場所から運搬しなければならないため、非力
な看護婦にとっては重労働であると共に手間がかかると
いった問題があった。そのため、脱着タイプであるにも
係わらず病院によっては支脚器を装着したままとなし、
この場合は前者のタイプと同様な問題が生じた。
【0005】さらに、前記した両者にあっては、支脚器
で患者の両足を固定させるため、足の自由度がなく、患
者は苦痛を感じながら検診や分娩を行うこととなった。
【0006】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、患者導入時にはベッ
ド状態となっているので、患者に恐怖感を与えることが
ないと共に、支脚器は分娩台内に組み込まれ患者導入後
にベッドの一部が支脚器に変化するので、看護婦の労力
を軽減することができる産婦人科用分娩台を提供せんと
するにある。
【0007】また、仰臥位および半座位分娩において、
変化した支脚器の踵受け部の平面は患者が足を自由に動
かすことが可能な状態となっているので、分娩時の苦痛
を軽減すると同時に、スムースな分娩が行える産婦人科
用分娩台を提供せんとするにある。
【0008】さらに、患者の股関節を中心に股受け開脚
角度を変えることができるので、分娩の進行状況に応じ
て介助者が微調整することにより、産道を確保し介助を
行うことが容易な産婦人科用分娩台を提供せんとするに
ある。
【0009】また、出産時に患者が握って息張る時に使
用する怒責グリップが分娩台内に組み込まれているの
で、患者の分娩台への移行時に邪魔になることがなく、
かつ、必要に応じて引き出して怒責グリップとして使用
させることができる産婦人科用分娩台を提供せんとする
にある。
【0010】さらに、出産時における新生児を受けるた
めの新生児受台を座部の裏面から引き出し自在とし、か
つ、引出し量を自由に設定できると共にロックすること
ができるので、出産時の新生児を安全に取り扱うことが
できる産婦人科用分娩台を提供せんとするにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の産婦人科用分娩
台は前記した目的を達成せんとするもので、請求項1の
手段は、患者の腰部を受ける座部と、該座部に対して起
伏する背凭れ部と、前記座部から患者の股および踵を受
け、かつ、水平およびくの字状に屈曲して患者の膝部分
を水平および屈折させる股受け部と踵受け部とからなる
支脚器と、該支脚器における前記股受け部を開脚および
閉脚させる支脚器開閉手段とから構成したものである。
【0012】また請求項2の手段は、患者の腰部を受け
る座部と、該座部に対して起伏する背凭れ部と、前記座
部から患者の股および踵を受け、かつ、水平およびくの
字状に屈曲して患者の膝部分を水平および屈折させる股
受け部と踵受け部とからなり、さらに、前記座部に対し
てスライド可能に形成された支脚器と、該支脚器におけ
る前記股受け部を開脚および閉脚させる支脚器開閉手段
とから構成したものである。
【0013】さらに、請求項3の手段は、前記支脚器
を、前記股受け部と踵受け部とに回転自在に取付けら
れ、かつ、互いに噛合する第1、第2のギアと、踵受け
部側のギアに常時噛合するストッパ用ギアと、該ストッ
パ用ギアと前記第2ギアとの噛合を解除させるための解
除レバーと、前記股受け部の前記座部側に近接した位置
に一端が軸支され、他端が前記踵受け側に近接した位置
の基板に軸支されたリンクとから構成したものである。
【0014】また、請求項4の手段は、前記支脚器を、
前記股受け部と踵受け部とに回転自在に取付けられ、か
つ、互いに噛合する第1、第2のギアと、ハンドル操作
によって伸長し前記踵受け部の先端側を押し上げるアク
チュエータからなる伸長手段とから構成したものであ
る。
【0015】さらに、請求項5の手段は、前記支脚器開
閉手段を、前記座部の裏面側に固定されたモータと、該
モータの出力軸の回転を減速するギア列と、該ギア列の
出力軸の回転運動を前記支脚器の開閉運動に変換し、か
つ、前記支脚器を患者の股関節を中心として開閉するよ
うに構成された股アームとから構成したものである。
【0016】また、請求項6の手段は、前記座部の前方
を起伏させる座部起伏手段を設けたものであり、さら
に、請求項7の手段は、前記座部を上下方向に昇降させ
る昇降手段を設けたものであり、また、請求項8の手段
は、前記支脚器における前記股受け部内に取付けられグ
リップが出入自在に形成された怒責グリップを設けたも
のである。
【0017】さらに、請求項9の手段は、前記背凭れ部
の上方背面側に回動自在に軸支され、不使用時には背凭
れ部の側面に位置し、使用時には背凭れ部の上面側に回
動できるようにした頭上怒責杆を設けたものである。
【0018】また、請求項10の手段は、前記座部の下
面に位置し必要に応じて前記支脚器が前記支脚器開閉手
段によって拡開され位置に引き出し可能にした新生児受
台を設けたものであり、さらに、請求項11の手段は、
前記怒責グリップは、略U字状に屈曲されたグリップ
と、該グリップの一端を前記股受け部の裏面においてガ
イドする軸受と、前記グリップの他端を股受け部の裏面
において解除レバーの操作によってロックおよびフリー
な状態とするロック手段とから構成したものである。
【0019】さらに、請求項12の手段は、前記頭上怒
責杆は、略U字状に形成されたグリップと、該グリップ
の一端を前記背凭れ部の裏面において少なくとも90度
の回転位置の0度と90度の位置でロックが可能なよう
に2つの軸受けで軸支され、かつ、前記軸受けの間隔を
調整可能な構成としたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る産婦人科用分
娩台の第1の実施の形態を図1〜図11と共に説明す
る。図1および図2は患者の導入前の水平状態と、患者
の検診あるいは分娩中の状態を示すものである。図にお
いて、1は床面に設置される基台、2は該基台1に一端
が取付けられ油圧等の駆動手段によって傾動する傾動部
材、3は該傾動部材2の他端に取付けられた支持台にし
て、該支持台3に背凭れ4、座部5および支脚器6が取
付けられている。
【0021】前記背凭れ4は支持台3に対して油圧シリ
ンダ等のアクチュエータ(図示せず)によって座部5側
を支点として起伏自在となっており、また、座部5も油
圧シリンダ51(図9、図10に示す)によって背凭れ
4側を支点として起伏自在に形成されている。なお、背
凭れ4の両側には180度回転し、何れの位置(図1お
よび図2の位置)でもロック可能なフェンス41が取付
けられている。
【0022】前記した支脚器6は左右2つに分離され、
かつ、それぞれは股受け部61と踵受け部62とはくの
字状に変形できるように構成されている。以下、股受け
部61と踵受け部62とはくの字状に変形するための構
成について図3〜図5と共に説明する。なお、同図にお
いては、図1、図2に示すクッション材は示していない
が符号としては同一符号で説明する。
【0023】股受け部61は背凭れ4に近い側において
補助部61′が兆番等で折曲可能に連結され、該補助部
61′の裏面にはリンク61aの一端とスプリング61
bの一端が連結されている。また、股受け部61の前記
踵受け部62に近接した側は金具61cに回動自在に軸
支され、かつ、該金具61cに軸支された軸には第1ギ
ア61dが固定されている。なお、前記リンク61aの
他端は後述する支脚器開閉手段8の一部である股アーム
83に固定された支持杆83aに軸支され、また、スプ
リング61bの他端は前記金具61cに取付けられてい
る。
【0024】また、踵受け部62は前記金具61cに同
じく軸支され、該軸支された軸には前記第1ギア61d
と噛合する第2ギア62aが固定されると共に、前記第
2ギア62aと同軸で副ギア62bが固定されている。
踵受け部62の裏面には前記副ギア62bと噛合可能な
ストッパ用ギア62cが偏心位置で軸支され、巻きバネ
62dによって常時前記した副ギア62bと噛合するよ
うにストッパ用ギア62cに対してバネ付勢している。
【0025】また、踵受け部62の先端裏面には解除レ
バー62eが取付けられ、該解除レバー62eの先端は
ワイヤー62fを解して前記ストッパ用ギア62cの偏
心位置に連結されている。なお、62gは解除レバー6
2eを図3において右方向にバネ付勢するスプリングで
ある。
【0026】次に、前記した構成に基づいて動作を説明
する。図3、図4に示すように支脚器6が水平の状態
(図1)の状態において、踵受け部62側を押し上げる
と(時計方向に回動)、ストッパ用ギア62cは副ギア
62bの外周を噛合された状態で周囲を回動するので、
該副ギア62bと同心軸の第1ギア61dと噛合されて
いる第2ギア62aが回転され、従って、股受け61は
反時計方向に回動されると共にリンク61aによって股
受け部61の座部5側押し上げられ、図5に示すように
股受け部61と踵受け部62はV字状になって、患者の
足は膝が上方に押し上げられ、かつ、踵側が下に折曲さ
れる。
【0027】なお、踵受け部62の回動時において、ス
プリング61bのバネ力によって股受け部61が反時計
方向にバネ付勢されているので、前記回動力は弱い力で
も行うことができるので、看護婦等の非力な者でも容易
にセットすることができる。
【0028】また、図5の状態における支脚器6を図
3、図4のように水平状態にするには、解除レバー62
eをスプリング62gおよび巻きバネ62dのバネ力に
抗して引くと(図において左方向)、ストッパ用ギア6
2cは時計方向に回転されて副ギア62bとの噛合が解
除され、第1、第2ギア61d,62aとの回転が可能
状態となって水平状態となる。
【0029】前記した股受け部61の裏面には患者が分
娩時の息張る時に握る怒責グリップ7が取付けられてい
る。この怒責グリップ7の詳細を図6〜図8と共に説明
する。怒責グリップ7は略U字状に折曲されたグリップ
71と、該グリップ71の一端側71aを軸受けする基
板83bに取付けられた軸受72と、前記グリップ71
の他端側71bが挿入された前記基板83bに取付けら
れた公知のメカニカルロック73と、該メカニカルロッ
ク73のロックと解除を行うための解除レバー74とよ
り構成されている。
【0030】前記解除レバー74は、これを回転するこ
とにより、ワイヤー74aを介してメカニカルロック7
3のロックが解除され、図示の位置に戻すとロックが行
われるものである。すなわち、解除レバー74を回転す
るとグリップ71の他端側71bのロックが解除される
ので、グリップ71の引き出しが行え、かつ、引き出し
た状態において解除レバー74を戻すとロックが行われ
引き出した状態に保持される。従って、図2の状態の分
娩台において、患者はグリップ71を握って息張ること
ができる。
【0031】前記した支脚器6は座部5の裏面に設置さ
れた支脚器開閉手段8によって、患者の股関節を中心に
股開脚角度を変えることができるように構成されてい
る。以下、この支脚器開閉手段8の詳細を図9〜図11
と共に説明する。なお、同図に示す支脚器開閉手段8
は、一対の支脚器6における股受け部61を開閉する構
造のみを示している。また、座部5はクッション材は示
していないが符号としては同一符号で示してある。
【0032】支脚器開閉手段8は支持台3に固定された
モータ81と、該モータ81の出力軸に固定されたギア
81aと噛合し90度方向転換するギア列(減速機を含
む)82と、該ギア列82の出力軸82aに固定された
股アーム83とより構成されている。そして、モータ8
1は水平方向に中心線(分娩台の長手方向における中心
線)に対して約45度傾き、また、ギア列82の出力軸
は水平線に対して下向きに45度傾いて取付けられ、さ
らに、股アーム83の形状は、該股アーム83の先端に
固定された基板83b上の股受け部61が、患者の股関
節を中心とした股開脚角度となるように設計されてい
る。
【0033】すなわち、図9に示すように支脚器6を水
平状態とした場合には、座部5と面一状態となり、か
つ、図10、図11に示すように支脚器6を開放した場
合には、患者の股関節を中心として股受け部61が左右
方向に回転するようになっている。
【0034】次に前記した構成に基づいて動作を説明す
る。図9に示す支脚器6が水平状態にある時にモータ8
1に通電すると、該モータ81の出力軸が回転してギア
列82を介して股アーム83が図10、図11に示すよ
うに斜め上方に向かって変位する。すなわち、患者の股
関節を中心として股受け部61が移動することとなる。
【0035】そして、所望の開脚位置において、モータ
81への電源を遮断すると、股受け部61はその位置で
停止する。従って、モータ81への通電を制御すること
により、分娩の進行状況に応じて看護婦等の介助者が微
調整することができるので、産道を確保し介助を行うこ
とが容易となる。
【0036】次に、患者導入から検診あるいは分娩に至
る動作について説明する。先ず、患者導入時には、図1
および図9に示す背凭れ4、座部5および支脚器6は水
平状態となっている。そして、ベッド状になっている本
発明の分娩台に患者を寝かせ、フェンス41を180度
回転して患者がずれ落ちないようにセットする。
【0037】次いで、踵受け部62の先端側を押し上げ
ると第1、第2ギア61d,62aとが噛合されたまま
回転するので、股受け部61が反時計方向に回動され、
患者の股は股受け部61に支持され、かつ、踵部分は踵
受け部62に支持されてくの字状態となる。
【0038】この状態において、背凭れ4を図示しない
シリンダーによって起立し、かつ、座部5を図示しない
シリンダーによって支脚器側を押し上げると、患者は腰
部分からくの字状に折曲され、かつ、膝部分からもくの
字状に折曲されているので、検診あるいは分娩の待機状
態となる。
【0039】次いで、モータ81に通電し、左右一対の
股アーム83を産道を確保する位置まで開脚する。この
場合、患者の股関節を中心として股受け部61は移動さ
れるので、患者に対して苦痛を与えるようなことはな
い。そして、怒責グリップ7の解除レバー74を操作し
てロックを解除することにより、グリップ71を引き出
すことができるので、患者はこのグリップ71を握って
息張ることができる。
【0040】なお、診察や分娩が終了した場合には、前
記した操作とは逆の操作を行うことにより、図1に示す
ベッド状態となるので、患者を移動させることができ
る。また、前記した実施の形態のものは、背凭れ4と座
部5とがそれぞれ独立して起伏するものを示したが、背
凭れ4と座部5とは一体的に構成したものであってもよ
く、さらに、背凭れ4は必ずしも起伏可能にする必要は
ないものである。
【0041】次に、図12〜図16に示す第2の実施の
形態について説明する。この実施の形態と前記した実施
の形態と異なる点は、前記支脚器6の構造を変更したこ
とと、前記座部5の裏面側に新生児受台9を引き出し可
能に取付けたことと、前記背凭れ4の裏面側にも頭上怒
責杆10を取付けたことである。
【0042】以下、第2の実施の形態における支脚器6
の構造を図13〜図16と共に説明する。なお、前記し
た第1の実施の形態と同一符号は同一部分を示し、説明
は省略する。この実施の形態においては、股アーム83
の先端に2本のガイドバー63aを有するガイド部材6
3を取付け、前記ガイドバー63aに第1ギア61dと
第2ギア62aが取付けられた金具61cをスライド自
在に取付ける。前記金具61cにはネジ孔が形成されて
おり、このネジ孔に螺合するネジ棒63bが前記ガイド
部材63に回転自在に軸支され、前記ネジ棒63bの先
端に回転ハンドル63cが取付けられている。
【0043】また、前記ガイド部材63にはガスシリン
ダやメカロック等のアクチュエータの先端に突出した突
起64aを押圧することによりピストンが突出する伸長
手段64のシリンダ側が取付けられ、ピストン側は踵受
け部62の先端に固定された取付部材62hに取付けら
れている。前記取付部材62hには前記伸長手段64の
突起64aを押圧するためのレバー64bが揺動自在に
取付けられている。
【0044】このように構成した支脚器6にあっては、
先ず、ハンドル63cを回転すると、ネジ棒63bが回
転して金具61cが図13〜図16において左右方向に
移動するので、患者の足長さに応じた位置に支脚器6を
セットする。次いで、レバー64bを図14において反
時計方向に回動すると、該レバー64bが伸長手段64
のピストン側が突出するので、踵受け部62が図15、
図16に示すように回動する。そして、踵受け部62が
回動することにより第1ギア61dが回転することか
ら、第2ギア62aが回転されて股受け部61が回転
し、従って、患者の足は膝が上方に押し上げられ、か
つ、踵側が下に折曲された状態となる。なお、前記した
伸長手段64をギアモータや油圧シリンダに変更するこ
とにより、背凭れ4が起伏した後に伸長手段64が連動
して駆動して支脚器6が折曲されるようにすることも可
能である。
【0045】次に、新生児受台9の構造を図17〜図1
9と共に説明する。91は支持台3に基端が固定され座
部5の裏面側に先端が突出したアーム、92は前記先端
には2本のガイドレール92aが両端に形成された基
台、93は該基台92のガイドレール92aにガイドさ
れるレール93aを有し、図において左右方向に移動自
在な受台、94は一端が前記基台92に固定され他端が
前記受台93に固定され、かつ、押下摘み948が受台
93の前面から突出した無段階調整手段94とから構成
されている。
【0046】前記無段階調整手段94は図19に示す構
造であり、本出願人が出願した椅子のヘッドレスト装置
(実公平8−915号)において開示したものであり、
以下、この無段階調整手段94の構造について説明す
る。
【0047】941は前記基台92に取付けられたガイ
ドパイプで、該ガイドパイプ941内にはスライドパイ
プ942が挿入され、ガイドパイプに固定されたガイド
片941a、スライドパイプ942に固定されたスライ
ド片942aによって、スライドパイプ942はガイド
パイプ941に対してスライド自在となっている。な
お、前記スライドパイプ942の先端は前記受台93に
固定されている。
【0048】前記ガイドパイプ941の下端に取付けら
れたブラケット941bには心棒943の一端が固定さ
れ、先端はスライド片942aに形成された孔内に貫通
されている。この心棒943にはクランプチェーン94
4が嵌合され、該クランプチェーン944は前記スライ
ドパイプ942内に収容されると共に、一端はスライド
パイプ942の凹部942bに支持され、また、他端は
スライドパイプ942内に挿入された操作パイプ945
と一体的に上下動するスライド片946の溝946a内
に嵌合されている。
【0049】前記スライド片946は前記スライドパイ
プ942内を移動可能に嵌挿されると共に心棒943が
挿通されたスライダ947に係合されており、該スライ
ダ947が図19において下方に移動することにより、
スライド片942aも移動して、クランプチェーン94
4を該クランプチェーン944が伸びる方向にバネ付勢
している図示しないスプリングを圧縮する方向に移動さ
せる。これにより、クランプチェーン944は心棒94
3より離れる方向に変位する。
【0050】前記操作パイプ945の上端には押下摘み
948が取付けられ、この押下摘み948と前記スライ
ドパイプ942の上端に固定されたスライド筒942c
との間にはスプリング949が配置されていて、その結
果、操作パイプ945は上方にバネ付勢されている。
【0051】このように構成した無段階調整手段94
は、基台92と受台93とが重なった状態において押下
摘み948を前記スプリング949のバネ力に抗して押
すと、操作パイプ945が図19において下降する。こ
れにより、スライダ947が下方に移動してクランプチ
ェーン944と心棒943とは離れ、従って、スライド
パイプ942はガイドパイプ941に対して摺動自在と
なる。
【0052】これによって、基台92に対して受台93
を引き出すことが可能となって、該受台93を所望の位
置まで引き出した後、前記押下摘み948を押圧力を解
除することにより、前記動作とは逆の動作によってクラ
ンプチェーン944が心棒943に接触し、その接触力
による摩擦によって受台93は基台92に対して固定状
態となるものである。
【0053】次に、頭上怒責杆10の構造を図20〜図
24と共に説明する。101は背凭れ4の上方に回動さ
れた状態において患者が握るグリップ、102は背凭れ
4の裏面に固定される軸受け部にして、前記グリップ1
01から連結部101aを介して略直角に形成された回
転軸101bを軸受けする。
【0054】この軸受け部102は円筒形状に形成さ
れ、外周面の長手方向に沿って長孔102aが形成され
ると共に該長孔102aと連通する2つの溝102b,
102cが端面に形成されている。なお、前記長孔10
2aと2つの溝102b,102cとは45度の間隔で
形成されている。また、前記回転軸101bにはガイド
ピン101cが突出され、このガイドピン101cは前
記長孔102a内を移動でき、かつ、前記溝102b,
102cの何れかに選択的に係合されるようになってい
る。
【0055】また、前記回転軸101bにはガイドピン
101cが突出され、このガイドピン101cは前記長
孔102a内を移動でき、かつ、前記溝102b,10
2cの何れかに選択的に係合されるようになっている。
前記回転軸101bの前記軸受け部102から突出した
先端と、前記軸受け部102との間にはスプリング10
3が配置され、回転軸101bをグリップ101が突出
する方向(図21において上方、図22において下方)
にバネ付勢している。なお、103aはスプリング10
3のストッパーである。
【0056】このように構成した頭上怒責杆10は、グ
リップ101が背凭れ4の背面側に位置している状態、
すなわち、図21、図22に示すように回転軸101b
のガイドピン101cが長孔102a内に移動している
ので、グリップ101は背凭れ4の背面側に引き込まれ
た状態となっている。この状態において、グリップ10
1をスプリング103のバネ力に抗して背凭れ4の側面
位置まで引き出すと、ガイドピン101cは長孔102
aから抜け出す。
【0057】この状態において、グリップ101を背凭
れ4の上面側に回動してガイドピン101cを溝102
bあるいは102cの何れかに係合することにより、グ
リップ101は背凭れ4の上面に位置した状態で固定さ
れる。すなわち、ガイドピン101cを溝102bの位
置で係合することにより、図20における中間位置(背
凭れ4の裏面側に位置する状態から45度回動された位
置)となり、また、ガイドピン101cを溝102cの
位置で係合することにより、図20における起立位置
(背凭れ4の裏面側に位置する状態から45度回動され
た位置)となるものである。
【0058】なお、前記した実施の形態において回転軸
101bを軸受け部102の前面で軸受けする場合につ
いて説明したが、図23に示すように軸受け部102の
1つが固定された軸受け104と、1つが軸受け部10
2に対して移動可能に形成された移動軸受け105とで
軸受けするようにしてもよい。
【0059】すなわち、移動軸受け105は軸受け部1
02に対して移動可能な調整筒105aの内周面に固定
されていおり、該調整筒105aの軸受け部102から
突出している部分に形成された雄ネジ105bにナット
106が螺合されている。従って、ナット106を緩め
て調整筒105aを軸受け部102内を移動させること
により、固定側の軸受け104と移動軸受け105との
間隔を変化させることができる。
【0060】軸受け104と移動軸受け105との間隔
を広くすることにより、回転軸101bのガイド部分が
長くなるので、摩擦抵抗が小さくなり回転軸101bの
軸受け部102に対する移動が容易となり、また、前記
とは逆に軸受け104と移動軸受け105との間隔を狭
めることにより、摩擦抵抗が大きくなり回転軸101b
の軸受け部102に対する移動が困難となり、すなわ
ち、みだりにグリップ101が回転するのを防止できる
ようになるものである。
【0061】なお、前記した第2の実施の形態において
説明した新生児受台9および頭上怒責杆10は、第1の
実施の形態にも第2の実施の形態と同様に取付けること
ができるのは当然のことであり、敢えて説明は省略す
る。
【0062】
【発明の効果】本発明は前記したように、背凭れ、座部
および支脚器がベッドの状態となることから、患者の導
入が容易に行えると共に、患者に対して従来のような恐
怖感を与えることがなく、しかも、患者導入後に解除レ
バーを操作して支脚器の踵受け部を押し上げることによ
り患者の足部分を膝から折曲することができ、かつ、モ
ータの駆動力によって患者の足を股関節を中心に開脚さ
せることができるので、看護婦等の介助者の労力を軽減
することができる。
【0063】また、前記座部をも起伏させることがで
き、さらに、全体を昇降させることができるので、患者
の姿勢を検診や分娩に適した格好にすることができ、医
師による診察や分娩の作業がし易くなる。また、常時は
股受け部の裏面に収容され、あるいは、背凭れの裏面側
に取付けされている怒責グリップを、必要に応じて引き
出して患者が握ることができるようにしたので、患者が
分娩時においてグリップを握って息張るのに便利なもの
である。
【0064】さらに、支脚器の開閉のみならず、支脚器
の位置を患者の足の長さに合わせて移動することができ
るので、患者の足の長さに一致いた位置での膝からの折
曲が行え患者に苦痛を与えることがなく、また、患者の
足を開脚した状態において、該開脚いた位置に新生児受
台を引き出し、かつ、所望の位置で固定できるので、出
産した新生児を安全に取り出すことができる等の効果を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る産婦人科用分娩台をベッド状態と
した斜視図である。
【図2】同上を検診または分娩状態に移行した状態の斜
視図である。
【図3】(a) は支脚器部分を水平状態とした側面図、
(b) は同上の一部拡大側面図である。
【図4】同上の平面図である。
【図5】図3の支脚器部分を折曲した状態の側面図であ
る。
【図6】(a) は怒責グリップにおけるグリップを収納し
た状態側面図、(b) はグリップを引き出した状態の側面
図である。
【図7】同上の平面図である。
【図8】使用状態の側面図である。
【図9】支脚器開閉手段の閉脚状態の側面図である。
【図10】同上の開脚状態の側面図である。
【図11】同上の正面図である。
【図12】第2の実施の形態を示す全体の斜視図であ
る。
【図13】第2の実施の形態における支脚器の側面図で
ある。
【図14】同上の底面図である。
【図15】支脚器部分を折曲した状態の側面図である。
【図16】支脚器を移動し、かつ、折曲した状態の側面
図である。
【図17】新生児受台の側面図である。
【図18】同上の平面図である。
【図19】新生児受台に使用される無段階調整手段の断
面図である。
【図20】頭上怒責杆を取付けた背凭れ部分の側面図で
ある。
【図21】軸受け部の斜視図である。
【図22】同上の軸受け部の断面図である。
【図23】同上の軸受け部の詳細な側面図である。
【符号の説明】
4 背凭れ 5 座部 6 支脚器 61 股受け部 61a リンク 61d 第1ギア 62 踵受け部 62a 第2ギア 62c ストッパ用ギア 62d 解除レバー 7 怒責グリップ 71 グリップ 72 軸受 73 メカニカルロック 74 解除レバー 8 支脚器開閉手段 81 モータ 82 ギア列 83 股アーム 9 新生児受台 94 無段階調整手段 10 頭上怒責杆
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月21日(1999.4.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の産婦人科用分娩
台は前記した目的を達成せんとするもので、請求項1の
手段は、患者の腰部を受ける座部と、該座部に対して起
伏する背凭れ部と、該座部下面側から延長され患者の脚
部を受けると共に水平状態と屈曲状態に変位可能な支脚
部と、該支脚部を開閉することにより患者の股を開脚、
閉脚させる支脚器開閉手段とから構成したものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、請求項2の手段は、患者の腰部を受
ける座部と、該座部に対して起伏する背凭れ部と、前記
座部から患者の股および踵を受け、かつ、水平およびく
の字状に屈曲して患者の膝部分を水平および屈折させる
股受け部と踵受け部とからなり、さらに、前記座部に対
してスライド可能に形成された支脚器と、該支脚器にお
ける前記股受け部を開脚および閉脚させる支脚器開閉手
段とから構成したものであり、また、請求項3の手段
は、前記支脚器は患者の股および踵を受け、かつ、水平
およびくの字状に屈曲して患者の膝部分を水平および屈
折させる股受け部と踵受け部とからなることを特徴とす
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】さらに、請求項4の手段は、前記支脚器
を、前記股受け部と踵受け部とに回転自在に取付けら
れ、かつ、互いに噛合する第1、第2のギアと、踵受け
部側のギアに常時噛合するストッパ用ギアと、該ストッ
パ用ギアと前記第2ギアとの噛合を解除させるための解
除レバーと、前記股受け部の前記座部側に近接した位置
に一端が軸支され、他端が前記踵受け側に近接した位置
の基板に軸支されたリンクとから構成したものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、請求項5の手段は、前記支脚器を、
前記股受け部と踵受け部とに回転自在に取付けられ、か
つ、互いに噛合する第1、第2のギアと、ハンドル操作
によって伸長し前記踵受け部の先端側を押し上げるアク
チュエータからなる伸長手段とから構成したものであ
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】さらに、請求項6の手段は、前記支脚器開
閉手段を、前記座部の裏面側に固定されたモータと、該
モータの出力軸の回転を減速するギア列と、該ギア列の
出力軸の回転運動を前記支脚器の開閉運動に変換し、か
つ、前記支脚器を患者の股関節を中心として開閉するよ
うに構成された股アームとから構成したものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また、請求項7の手段は、前記座部の前方
を起伏させる座部起伏手段を設けたものであり、さら
に、請求項8の手段は、前記座部を上下方向に昇降させ
る昇降手段を設けたものであり、また、請求項9の手段
は、前記支脚器における前記股受け部内に取付けられグ
リップが出入自在に形成された怒責グリップを設けたも
のである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】さらに、請求項10の手段は、前記背凭れ
部の上方背面側に回動自在に軸支され、不使用時には背
凭れ部の側面に位置し、使用時には背凭れ部の上面側に
回動できるようにした頭上怒責杆を設けたものである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】また、請求項11の手段は、前記座部の下
面に位置し必要に応じて前記支脚器が前記支脚器開閉手
段によって拡開され位置に引き出し可能にした新生児受
台を設けたものであり、さらに、請求項12の手段は、
前記怒責グリップは、略U字状に屈曲されたグリップ
と、該グリップの一端を前記股受け部の裏面においてガ
イドする軸受と、前記グリップの他端を股受け部の裏面
において解除レバーの操作によってロックおよびフリー
な状態とするロック手段とから構成したものである。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】さらに、請求項13の手段は、前記頭上怒
責杆は、略U字状に形成されたグリップと、該グリップ
の一端を前記背凭れ部の裏面において少なくとも90度
の回転位置の0度と90度の位置でロックが可能なよう
に2つの軸受けで軸支され、かつ、前記軸受けの間隔を
調整可能な構成としたものである。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月28日(1999.5.2
8)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
フロントページの続き (72)発明者 駒井 健人 大阪府大阪市中央区東心斎橋2丁目1番1 号 タカラベルモント株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の腰部を受ける座部と、該座部に対
    して起伏する背凭れ部と、前記座部から患者の股および
    踵を受け、かつ、水平およびくの字状に屈曲して患者の
    膝部分を水平および屈折させる股受け部と踵受け部とか
    らなる支脚器と、該支脚器における前記股受け部を開脚
    および閉脚させる支脚器開閉手段とから構成したことを
    特徴とする産婦人科用分娩台。
  2. 【請求項2】 患者の腰部を受ける座部と、該座部に対
    して起伏する背凭れ部と、前記座部から患者の股および
    踵を受け、かつ、水平およびくの字状に屈曲して患者の
    膝部分を水平および屈折させる股受け部と踵受け部とか
    らなり、さらに、前記座部に対してスライド可能に形成
    された支脚器と、該支脚器における前記股受け部を開脚
    および閉脚させる支脚器開閉手段とから構成したことを
    特徴とする産婦人科用分娩台。
  3. 【請求項3】 前記支脚器は、前記股受け部と踵受け部
    とに回転自在に取付けられ、かつ、互いに噛合する第
    1、第2のギアと、踵受け部側のギアに常時噛合するス
    トッパ用ギアと、該ストッパ用ギアと前記第2ギアとの
    噛合を解除させるための解除レバーと、前記股受け部の
    前記座部側に近接した位置に一端が軸支され、他端が前
    記踵受け側に近接した位置の基板に軸支されたリンクと
    から構成したことを特徴とする請求項1記載の産婦人科
    用分娩台。
  4. 【請求項4】 前記支脚器は、前記股受け部と踵受け部
    とに回転自在に取付けられ、かつ、互いに噛合する第
    1、第2のギアと、ハンドル操作によって伸長し前記踵
    受け部の先端側を押し上げるアクチュエータからなる伸
    長手段とから構成したことを特徴とする請求項2記載の
    産婦人科用分娩台。
  5. 【請求項5】 前記支脚器開閉手段は、前記座部の裏面
    側に固定されたモータと、該モータの出力軸の回転を減
    速するギア列と、該ギア列の出力軸の回転運動を前記支
    脚器の開閉運動に変換し、かつ、前記支脚器を患者の股
    関節を中心として開閉するように構成された股アームと
    から構成したことを特徴とする請求項1および2記載の
    産婦人科用分娩台。
  6. 【請求項6】 前記座部の前方を起伏させる座部起伏手
    段を設けたことを特徴とする請求項1および2記載の産
    婦人科用分娩台。
  7. 【請求項7】 前記座部を上下方向に昇降させる昇降手
    段を設けたことを特徴とする請求項1および2記載の産
    婦人科用分娩台。
  8. 【請求項8】 前記支脚器における前記股受け部内に取
    付けられグリップが出入自在に形成された怒責グリップ
    を設けたことを特徴とする請求項1および2記載の産婦
    人科用分娩台。
  9. 【請求項9】 前記背凭れ部の上方背面側に回動自在に
    軸支され、不使用時には背凭れ部の側面に位置し、使用
    時には背凭れ部の上面側に回動できるようにした頭上怒
    責杆を設けたことを特徴とする請求項1および2記載の
    産婦人科用分娩台。
  10. 【請求項10】 前記座部の下面に位置し必要に応じて
    前記支脚器が前記支脚器開閉手段によって拡開され位置
    に引き出し可能にした新生児受台を設けたことを特徴と
    する請求項1および2記載の産婦人科用分娩台。
  11. 【請求項11】 前記怒責グリップは、略U字状に屈曲
    されたグリップと、該グリップの一端を前記股受け部の
    裏面においてガイドする軸受と、前記グリップの他端を
    股受け部の裏面において解除レバーの操作によってロッ
    クおよびフリーな状態とするロック手段とから構成した
    ことを特徴とする請求項8記載の産婦人科用分娩台。
  12. 【請求項12】 前記頭上怒責杆は、略U字状に形成さ
    れたグリップと、該グリップの一端を前記背凭れ部の裏
    面において少なくとも90度の回転位置の0度と90度
    の位置でロックが可能なように2つの軸受けで軸支さ
    れ、かつ、前記軸受けの間隔を調整可能な構成としたこ
    とを特徴とする請求項9記載の産婦人科用分娩台。
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