JP2000049806A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP2000049806A
JP2000049806A JP10214337A JP21433798A JP2000049806A JP 2000049806 A JP2000049806 A JP 2000049806A JP 10214337 A JP10214337 A JP 10214337A JP 21433798 A JP21433798 A JP 21433798A JP 2000049806 A JP2000049806 A JP 2000049806A
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packet
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JP10214337A
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English (en)
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Koichi Yoshino
浩一 吉野
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Fujifilm Holdings Corp
Fujifilm Microdevices Co Ltd
Original Assignee
Fujifilm Microdevices Co Ltd
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データに時間情報を付与し、送信ノードと受
信ノードの同期化を適切に行うことができる通信装置を
提供することを課題とする。 【解決手段】 時間経過に従ってカウントを行うことに
より第1の時間情報(CT)を生成するタイマ(23)
と、タイマが生成する第1の時間情報に、送信要求をし
てから受信するまでの最大時間を表すオフセット値(T
Td3)を加算して第2の時間情報(TS)を生成し、
データに該第2の時間情報を付与したパケットを生成す
る時間情報付与手段(21,22)と、パケットの送信
が許可されるまで該パケットを格納するバッファ(7)
と、バッファ内のパケットの送信が許可されると、該パ
ケット内の第2の時間情報から第1の時間情報を引いた
差分が送信先に到達するまでの最大時間を表す所定値よ
りも大きいときにのみ該パケットを送信する送信手段
(6,24)とを有する通信装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信技術に関し、
特に時間情報と共にデータを通信する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルシリアル通信の一つとして、I
EEE1394規格(以下、単にIEEE1394とい
う)のデジタルシリアル通信が普及しつつある。
【0003】図9は、IEEE1394の通信を行うネ
ットワークの構成を示すブロック図である。
【0004】IEEE1394の通信ケーブル(バス)
46を介して、例えば5個のノード41、42、43、
44、45がチェーン状に接続される。例えば、ノード
41はパーソナルコンピュータ、ノード42はカメラ、
ノード43はDVD(デジタルビデオディスク)、ノー
ド44はCD−ROM(コンパクトディスク−リードオ
ンリィメモリ)ドライブ、ノード45はオーディオ装置
である。
【0005】5つのノード41,42,43,44,4
5は、それぞれサイクルタイマ41a,42a,43
a,44a,45aを有する。各サイクルタイマ41a
〜45aは、それぞれ約25MHzでサイクルタイムの
カウントを行う。
【0006】5つのノード41〜45が接続されると、
各ノードに識別番号(ID)が付与される。5つのノー
ド41〜45の中で、一番大きなIDを有するノードが
ルートノードとなる。例えば、ノード41がルートノー
ドとなる。
【0007】IEEE1394には、アイソクロナス通
信(同期通信)とアシンクロナス通信(非同期通信)が
ある。
【0008】図10(A)及び(B)は、アイソクロナ
ス通信を示すタイムチャートである。
【0009】図10(A)に示すように、ルートノード
41は125μs毎にサイクルスタートパケットSPを
バス上に送信する。その際、ルートノード41は、自己
のサイクルタイマ41aの値を付与してサイクルスター
トパケットSPを送信する。
【0010】他のノード42〜45は、バス上のサイク
ルスタートパケットSPを受け取り、自己のサイクルタ
イマ42a〜45aをサイクルスタートパケットSP内
のサイクルタイムの値に更新する。すなわち、サイクル
タイマ42a〜45aは、125μs毎に、サイクルタ
イマ41aの値と同じ値に更新される。
【0011】サイクルスタートパケットSPは、送信許
可を表すパケットでもある。各ノード41〜45は、サ
イクルスタートパケットSPを受け取ると、その後にデ
ータを送信することができる。例えば、ノード42は、
1回目のサイクルスタートパケットSPの後にパケット
PA1を送信し、2回目のサイクルスタートパケットS
Pの後にパケットPA2を送信することができる。
【0012】サイクルスタートパケットSPの後に、2
つのノード42、43が送信要求を行うことがある。そ
の場合、例えば、最初にノード43が送信を許可され、
その後にノード42が送信を許可されることがある。
【0013】すななち、図10(B)に示すように、2
回目のサイクルスタートパケットSPの後に、まず、ノ
ード43がパケットPBを送信し、その後、ノード42
がパケットPA2を送信することがある。
【0014】パケットPA2の送信は、時間Td1だけ
遅れて送信されることになる。ノードが送信要求を行っ
ても、バス上が混雑しているときには、送信タイミング
が遅れることがある。ノードが送りたいタイミングと実
際に送られるタイミングとは必ずしも一致しない。受信
ノードは、受信したパケットのタイミングを調整する必
要がある。すなわち、同期化処理を行う必要がある。
【0015】図11は、送信ノードと受信ノードが同期
をとる方法を示すタイミングチャートである。
【0016】信号N2は、送信ノードがパケットPAに
タイムスタンプTSを付与した信号であり、時刻t1に
送信要求が行われる。タイムスタンプTSは、送信要求
時刻t1にオフセット値TTd3を加算した値である。
オフセット値TTd3は、最大通信遅延時間である。
【0017】信号N3は、送信ノードが実際にパケット
を送信した信号を示す。送信時刻t2は、送信要求時刻
t1から時間Td1だけ遅れた時刻である。
【0018】信号N4は、受信ノードがパケットを受信
した信号を示す。受信時刻t3は、送信時刻t2から時
間Td2だけ遅れた時刻である。受信ノードは、受信し
たパケットをバッファ内に格納する。
【0019】信号N5は、受信ノードがバッファからパ
ケットを取り出した信号である。受信ノードは、自己の
サイクルタイマの値とタイムスタンプTSの値とが同じ
になった時に、そのタイムスタンプTSを含むバッファ
内のパケットを取り出す。
【0020】取り出し時刻t4は、送信要求時刻t1か
らオフセット値TTd3だけ遅れた時刻である。送信待
機時間Td1及び通信時間Td2の長さにかかわりな
く、受信ノードは、時刻t1からオフセット時間TTd
3経過後の時刻t4に、バッファからパケットを取り出
すので、遅延時間Td1及びTd2を吸収することがで
きる。すなわち、送信ノードの相対的な送信要求タイミ
ングは、受信ノードの相対的な取り出しタイミングとほ
ぼ一致する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ネットワークを構成す
るノードの数を変更したい場合がある。その場合、IE
EE1394ケーブルをあるノードから引き抜いたり、
新たなノードに差し込んだりする。すると、ネットワー
クはバスリセット状態になり、新たに各ノードにIDを
付与し直す等の初期化を行う。
【0022】バスリセット状態では、パケットの通信を
行うことができず、通信遅延時間が上記のオフセット値
TTd3を超える場合もある。また、その他の理由によ
り、通信遅延時間がオフセット値TTd3を超えること
もある。
【0023】本発明の目的は、送信ノードと受信ノード
の同期化を適切に行うことができる通信装置を提供する
ことである。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、時間経過に従ってカウントを行うことにより第1の
時間情報を生成するタイマと、前記タイマが生成する第
1の時間情報に、送信要求をしてから受信するまでの最
大時間を表すオフセット値を加算して第2の時間情報を
生成し、データに該第2の時間情報を付与したパケット
を生成する時間情報付与手段と、前記パケットの送信が
許可されるまで該パケットを格納するバッファと、前記
バッファ内のパケットの送信が許可されると、該パケッ
ト内の前記第2の時間情報から前記第1の時間情報を引
いた差分が送信先に到達するまでの最大時間を表す所定
値よりも大きいときにのみ該パケットを送信する送信手
段とを有する通信装置が提供される。
【0025】第1の時間情報に、送信要求をしてから受
信するまでの最大時間を表すオフセット値を加算して第
2の時間情報を生成する。データに第2の時間情報を付
与して、受信ノードに送信する。受信ノードは、第2の
時間情報を基にデータを所定時間バッファリングするこ
とにより、通信遅延時間を吸収し、同期をとることがで
きる。
【0026】また、送信する際、パケット内の第2の時
間情報から第1の時間情報を引いた差分が送信先に到達
するまでの最大時間を表す所定値よりも大きいときにの
みパケットを送信することにより、受信ノードが第2の
時間情報経過後にパケットを受信することを防止でき
る。受信ノードは、同期化処理を適切に行うことができ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施例による送
信ノード1と受信ノード2の構成を示すブロック図であ
り、図9に示すネットワーク中の2個のノードを抜き出
して示す。送信ノード1と受信ノード2は、IEEE1
394通信ケーブル13で接続される。
【0028】送信ノード1は、MPEG2(moving pic
ture experts group phase 2)エンコーダ3と送信イン
タフェース4を有する。MPEG2エンコーダ3は、M
PEG2規格に則って動画像データを圧縮する。
【0029】送信インタフェース4は、MPEG2エン
コーダ3により圧縮されたデータにタイムスタンプを付
与し、その後にIEEE1394規格のパケット形式で
IEEE1394ケーブル13を介して受信ノード2に
送信する。この際、送信パケットが受信ノード2で同期
をとることができるものであるか否かを判断する。同期
をとることができるもののみを送信する。送信インタフ
ェース4の詳細な構成は、後に図2を参照しながら説明
する。
【0030】受信ノード2は、受信インタフェース8と
MPEG2デコーダ12を有する。受信インタフェース
8は、IEEE1394ケーブル13を介してパケット
を受信し、MPEG2規格のパケットに変換してバッフ
ァ内に格納する。パケット内のタイムスタンプと自己の
サイクルタイマの値が一致したところで、パケットをバ
ッファから取り出し、MPEG2デコーダ12に供給す
る。受信インタフェース2の詳細な構成は、後に図6を
参照しながら説明する。
【0031】MPEG2デコーダ12は、MPEG2規
格に則って動画像データを伸張し、表示装置に表示す
る。
【0032】図2は、図1に示す送信インタフェース4
の構成を示すブロック図である。パケットデータPD
は、MPEG2エンコーダ3(図1)により圧縮された
パケットデータである。パケットデータPDは、188
バイト単位でパケット化されたトランスポートストリー
ムデータである。MPEG2規格のトランスポートスト
リームパケットを用いるこの通信処理は、IEC618
83規格に準拠したものである。
【0033】サイクルタイマ23は、約25MHzでカ
ウントを行い、サイクルタイムCTを出力する。
【0034】図3(A)は、時間tとサイクルタイムC
Tの関係を示すグラフである。サイクルタイマ23は、
32ビットの巡回カウンタであり、0から順次インクリ
メントを行い、最大値になると0に戻る。サイクルタイ
ムCTは、例えば、1サイクルが約1秒である。
【0035】図2において、加算器22は、現在のサイ
クルタイムCTにオフセット値TTd3を加算した値で
あるタイムスタンプTSを生成する。オフセット値TT
d3は、送信レートやパケット長等により決まる、送信
要求をしてから受信されるまでの最大通信遅延時間であ
り、例えば453μsである。
【0036】例えば、図3(A)に示すように、サイク
ルタイムCT1(時刻t1)にオフセット値TTd3を
加算したサイクルタイムCT2(時刻t2)を、タイム
スタンプTSとする。
【0037】図2において、加算器21は、パケットデ
ータPDにタイムスタンプTSを付与したパケットP1
を生成する。
【0038】FIFO7は、パケットP1をファースト
インファーストアウトでバッファリング(格納)する。
FIFO7に格納されたパケットP1内のタイムスタン
プTSは、比較器24に供給される。また、サイクルタ
イマ23が出力するサイクルタイムCTも、比較器24
に供給される。
【0039】図3(A)、(B)に示すように、サイク
ルタイムCT1(時刻t1)にオフセット値TTd3を
加算したサイクルタイムCT2(時刻t2)が、タイム
スタンプTSとなる。
【0040】図3(A)では、サイクルタイムCT2が
サイクルタイムCT1よりも大きいので、受信ノードは
時刻t2で同期をとることができる。しかし、図3
(B)では、サイクルタイムCT2がサイクルタイムC
T1よりも小さいので、サイクルタイムの大小関係が逆
転し、時刻t2で同期をとることができない。
【0041】そこで、サイクルタイムCT2がサイクル
タイムCT1よりも小さいときには、パケット送信を行
わないこととする。1個のパケットは、188バイトの
動画像データを有するが、1個のパケットを破棄して
も、人間の視覚上、動画の画質はそれほど劣化しない。
【0042】図2において、比較器24は、上記のタイ
ムスタンプTSとサイクルタイムCTとを比較し、タイ
ムスタンプTS(CT2)がサイクルタイムCT(CT
1)よりも大きいときにのみ、1394インタフェース
6にパケット送信を行わせる。
【0043】次に、オフセット値TTd3の直前にパケ
ット送信する場合の問題点を説明する。
【0044】図4に示すように、信号N2において、時
刻t1で送信パケットがFIFO7に格納され、送信要
求が行われる。パケット内のタイムスタンプTSは、t
1+TTd3である。次に、信号N3において、時刻t
1からオフセット値TTd3経過直前の時刻t2に、送
信が許可され、パケットが送信される。この時、比較器
24は、サイクルタイムCT(時刻t2)がタイムスタ
ンプTS(時刻t1+TTd3)よりも小さいと判断す
るので、パケット送信が行われる。
【0045】信号N4において、時刻t3にパケットが
受信ノードに到達する。時刻t3は、時刻t2から通信
時間Td2が経過した時刻である。通信遅延時間Td2
は、IEEE1394ケーブル13(図1)上の遅延時
間及びIEEE1394インタフェース6(図2)の遅
延時間を含む。
【0046】時刻t3では、タイムスタンプTS(=t
1+TTd3)の時刻を既に経過してしまっているた
め、受信ノードはパケットの同期化処理を行うことがで
きない。この場合、送信ノードにおいて、時刻t2がタ
イムスタンプTS(=t1+TTd3)よりも小さいと
判断されるが、パケットを送信してはいけない。次の処
理を行う必要がある。
【0047】図5(A)は、パケットを送信してはいけ
ない場合を示す。パケット送信時刻t2が時刻TS−T
Td2(=t1+TTd3−TTd2)よりも大きいと
判断した場合には、パケット送信を行わずに、パケット
を捨てる。ここで、時間TTd2は、送信ノードから受
信ノードまでの最大通信時間であり、IEEE1394
ケーブル13(図1)上の遅延時間及びIEEE139
4インタフェース6(図2)の遅延時間を含む。例え
ば、時間TTd3は453μsであり、時間TTd2は
数μs〜数十μsである。
【0048】図5(B)は、パケットを送信してよい場
合を示す。パケット送信時刻t2が時刻TS−TTd2
(=t1+TTd3−TTd2)よりも小さい場合に
は、パケット送信を行う。
【0049】送信されたパケットは、信号N4におい
て、送信時刻t2から最大通信時間TTd2経過後の時
刻t3には遅くとも受信ノードに到達する。時刻t3
は、タイムスタンプTS(=t1+TTd3)よりも小
さいので、受信ノードはパケットの同期化処理を行うこ
とができる。
【0050】図2において、比較器24は、次式(1)
が成立するか否かを判断する。タイムスタンプTSは、
例えば時刻t1+TTd3である。サイクルタイムCT
は、例えば時刻t2である。
【0051】 TS − CT > TTd2 ・・・(1) 式(1)が成立するときには、図5(B)に示す関係が
成立するので、IEEE1394インタフェース6にパ
ケット送信を行わせる。式(1)が成立しないときに
は、図5(A)に示す関係が成立するので、IEEE1
394インタフェース6にパケット送信を行わせない。
【0052】IEEE1394インタフェース6は、比
較器24の比較結果に応じて、FIFO7内のパケット
P1にヘッダHDを付与してパケットP2を生成し、パ
ケットP2を送信する。
【0053】図6は、図1に示す受信インタフェース8
の構成を示すブロック図である。パケットP2は、ヘッ
ダHD、タイムスタンプTS及びパケットデータPDを
有し、IEEE1394インタフェース10に入力され
る。IEEE1394インタフェース10は、パケット
P2内のパケットP1をFIFO11に格納する。パケ
ットP1は、タイムスタンプTS及びパケットデータP
Dを有する。
【0054】サイクルタイマ32は、約25MHzでカ
ウントを行い、サイクルタイムCTを出力する。サイク
ルタイムCTは、比較器31に入力される。FIFO1
1に格納されているパケットP1内のタイムスタンプT
Sも、比較器31に入力される。
【0055】比較器31は、タイムスタンプTSとサイ
クルタイムCTを比較する。タイムスタンプTSは、例
えば時刻t1+TTd3である。サイクルタイムCT
は、時間経過に従って増加する。
【0056】サイクルタイムCTがタイムスタンプTS
よりも小さい間は、FIFO11内にパケットがバッフ
ァリングされる。サイクルタイムCTがタイムスタンプ
TSと同じ又は大きくなったら、FIFO11に格納さ
れているパケットP1内のパケットデータPDが取り出
され、MPEG2デコーダ12(図1)に供給される。
【0057】サイクルタイムCTがタイムスタンプTS
の値に達するまで、FIFO11内のパケットをバッフ
ァリングすることにより、通信遅延時間Td1及びTd
2を吸収し、同期をとることができる。通信遅延時間T
d1は、送信要求をしてから実際に送信されるまでの時
間であり、通信遅延時間Td2は、送信してから受信す
るまでの時間である。
【0058】図7は、上式(1)が成立する場合を示す
タイミングチャートである。信号N1は、図2の加算器
21の入力信号であり、所定間隔でパケットA,B,
C,D,Eを含む。パケットA〜Eは、それぞれ送信し
たいパケットデータPDに相当する。
【0059】信号N2は、図2の加算器21の出力信号
であり、パケットデータPD(A〜E)にタイムスタン
プTSを付与したパケットP1を含む。
【0060】信号N3は、図2のIEEE1394イン
タフェース6の出力信号であり、実際に送信されるパケ
ットP2を含む。
【0061】信号N4は、図6のIEEE1394イン
ターフェース10の入力信号であり、受信したパケット
P2を含む。
【0062】信号N5は、図6のFIFO11の出力信
号であり、同期化されたパケットデータPDを含む。
【0063】遅延時間Td1は、信号N2のパケットか
ら信号N3のパケットまでの遅延時間であり、送信要求
をしてから実際に送信されるまでの時間である。遅延時
間Td2は、信号N3のパケットから信号N4のパケッ
トまでの遅延時間であり、送信してから受信するノード
までの通信時間である。時間TTd3は、信号N2のパ
ケットから信号N5のパケットまでの遅延時間であり、
送信要求をしてから同期化されるまでの時間である。
【0064】時間TTd3は、通信遅延時間Td1及び
Td2を考慮した最大通信遅延時間である。通信遅延時
間Td1及びTd2の長さにかかわらず、受信ノード
は、タイムスタンプTSの時刻が経過するまでパケット
をバッファリングするので、パケットの同期をとること
ができる。同期化された信号N5は、送信ノードが送信
要求する信号N1と相対的なタイミングがほぼ一致す
る。すなわち、同期化信号N5は、送信信号N1を全体
的に時間TTd3だけ遅らせた信号である。
【0065】図8は、上式(1)が成立しない場合を示
すタイミングチャートである。信号N2において、パケ
ットCを送信する場合を説明する。パケットCの送信要
求をした場合、IEEE1394バスが混雑しているた
め、送信を待たされることがある。送信が許可された時
刻に、比較器24(図2)が比較を行った結果、式
(1)を満足しなかったときには、パケットCを破棄
し、パケット送信を行わない。
【0066】その他のパケットA,B,D,Eは、式
(1)を満足するので、パケット送信を行う。同期化信
号N5は、送信信号N1のうちパケットCが抜けた信号
となるが、両者は同期がとれている。
【0067】以上のように、送信ノードは、パケットデ
ータPDにタイムスタンプTSを付与する。タイムスタ
ンプTSは、自己のサイクルタイムCTに最大通信時間
TTd3を加算した値である。パケットの送信要求をす
ると、送信が許可されてから実際に送信をすることがで
きる。実際に送信する時、上式(1)を満足するときに
は、そのパケットを送信する。満足しないときには、受
信ノードにおいて同期をとることができないので、その
パケットの送信を行わない。
【0068】受信ノードが自己のサイクルタイムよりも
小さなタイムスタンプを有するパケットを受信すること
を防止でき、信頼性の高い同期化処理を行うことができ
る。
【0069】通信は、IEEE1394通信に限定され
ず、その他のデジタルパケット通信でもよい。また、パ
ケットデータは、MPEG2以外の画像データでもよい
し、オーディオデータでもよい。
【0070】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の時間情報に、送信要求をしてから受信するまでの
最大時間を表すオフセット値を加算して第2の時間情報
を生成する。データに第2の時間情報を付与して、受信
ノードに送信する。受信ノードは、第2の時間情報を基
にデータを所定時間バッファリングすることにより、通
信遅延時間を吸収し、同期をとることができる。
【0072】また、送信する際、パケット内の第2の時
間情報から第1の時間情報を引いた差分が送信先に到達
するまでの最大時間を表す所定値よりも大きいときにの
みパケットを送信することにより、受信ノードが第2の
時間情報経過後にパケットを受信することを防止でき
る。受信ノードは、同期化処理を適切に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】送信ノードと受信ノードが接続されるネットワ
ークを示すブロック図である。
【図2】送信インタフェースの構成を示すブロック図で
ある。
【図3】図3(A)及び(B)は時間とサイクルタイム
の関係を示すグラフである。
【図4】予測される通信遅延時間経過直前にパケット送
信する場合の問題点を示すタイミングチャートである。
【図5】図5(A)はパケット送信をしてはいけない場
合、図5(B)はパケット送信をしてもよい場合を示す
タイミングチャートである。
【図6】受信インタフェースの構成を示すブロック図で
ある。
【図7】パケットの送信から受信までを示すタイミング
チャートである。
【図8】パケットCを破棄する場合のタイミングチャー
トである。
【図9】通信ネットワークの構成を示すブロック図であ
る。
【図10】図10(A)及び(B)はIEEE1394
規格のアイソクロナス通信を示すタイムチャートであ
る。
【図11】送信ノードと受信ノードが同期をとる方法を
示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 送信ノード 2 受信ノード 3 MPEG2エンコーダ 4 送信インタフェース 6,10 IEEE1394規格インタフェース 7,11 FIFO 8 受信インタフェース 12 MPEG2デコーダ 13 通信ケーブル 21,22 加算器 23,32 サイクルタイマ 24,31 比較器 41 パーソナルコンピュータ 42 カメラ 43 DVD 44 CD−ROM 45 オーディオ装置 46 通信ケーブル 41a,42a,43a,44a,45a サイクルタ
イマ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時間経過に従ってカウントを行うことによ
    り第1の時間情報を生成するタイマと、 前記タイマが生成する第1の時間情報に、送信要求をし
    てから受信するまでの最大時間を表すオフセット値を加
    算して第2の時間情報を生成し、データに該第2の時間
    情報を付与したパケットを生成する時間情報付与手段
    と、 前記パケットの送信が許可されるまで該パケットを格納
    するバッファと、 前記バッファ内のパケットの送信が許可されると、該パ
    ケット内の前記第2の時間情報から前記第1の時間情報
    を引いた差分が送信先に到達するまでの最大時間を表す
    所定値よりも大きいときにのみ該パケットを送信する送
    信手段とを有する通信装置。
  2. 【請求項2】前記送信手段は、IEEE1394規格の
    通信インタフェースにより送信する請求項1記載の通信
    装置。
  3. 【請求項3】前記データはMPEG2規格のデータであ
    る請求項2記載の通信装置。
JP10214337A 1998-07-29 1998-07-29 通信装置 Withdrawn JP2000049806A (ja)

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