JP2000049444A - プリント配線板 - Google Patents

プリント配線板

Info

Publication number
JP2000049444A
JP2000049444A JP14188399A JP14188399A JP2000049444A JP 2000049444 A JP2000049444 A JP 2000049444A JP 14188399 A JP14188399 A JP 14188399A JP 14188399 A JP14188399 A JP 14188399A JP 2000049444 A JP2000049444 A JP 2000049444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printed wiring
wiring board
repellent
electronic component
component material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14188399A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazusane Iwasaki
和実 岩崎
Toshiichi Tomioka
冨岡  敏一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP14188399A priority Critical patent/JP2000049444A/ja
Publication of JP2000049444A publication Critical patent/JP2000049444A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 害虫対策用のプリント配線板に用いる忌避薬
剤を含有する電子部品材料では樹脂内に多量の忌避材料
を混ぜるため、塗布形成時に非常ににじみが発生しやす
く品質の維持が困難でさらに、通常より高い紫外線積算
光量、温度、時間が必要となるため、忌避薬剤が徐々に
消出し忌避効果が低減する。 【解決手段】 絶縁層1の少なくとも一方に導電層2及
び絶縁層を有するプリント配線板の少なくとも一方に、
忌避薬剤を含有した塗料としての電子部品材料5を選択
的に塗布形成したプリント配線板から構成されている。
これにより忌避効果を損なうことなく、生産性の向上、
品質の向上、コストダウンを図ることのできるプリント
配線板を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般電子機器(家庭
用、業務用等)、すなわち知覚神経を有する害虫により
信頼性を損なわれる可能性のある電子機器の害虫の忌避
(侵入・営巣)に有効な忌避薬剤を含有する電子部品材
料を用いたプリント配線板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、害虫が過剰に存在する環境は想定
していないため、害虫の電子機器内へ侵入・営巣するこ
とに対して積極的に対策しておらず、かつ害虫の死骸や
糞による電子機器の不具合が公になることは少なかっ
た。そのため、害虫対策自身を電子機器内に施すことは
なく、電子機器の筐体形状へのわずかな工夫による害虫
侵入対策やその使用環境全体での害虫対策に努めてい
た。
【0003】しかし、電子機器の小型化・省エネルギー
化等の多様化に伴い、家庭用電化製品(炊飯器、冷蔵
庫、電子レンジ等)や外食産業の伸長に伴う業務用調理
場及び飲食業等で用いられる電子機器(エアコン、セキ
ュリティシステム、電化調理機器、業務用電話機等)の
信頼性を要求する声が高まり、電子機器自身の害虫対策
が必要になりつつある。
【0004】また、忌避薬剤を含有する電子部品材料に
ついては樹脂内に直接忌避薬剤を混ぜる技術は紹介され
ていたが、この従来の忌避薬剤を含有する電子部品材料
の製造方法では多量の忌避薬剤を樹脂に混ぜる必要があ
り、塗布形成時に非常ににじみが発生しやすく品質安定
化に課題があり、さらに、一般の紫外線硬化または熱硬
化ソルダレジストや部品配置図に比べて、通常より50
〜100%高い紫外線積算光量、温度、時間が必要にな
るとともに忌避効果が低減するという課題がある。
【0005】また、忌避薬剤を含有する電子部品材料を
はんだ付けランド等以外の領域全体に塗布形成するに
は、印刷条件(版ギャップ、印刷速度等)、硬化条件
(硬化方法、温度、時間等)等の製造条件の確立が困難
であり、忌避効果、品質に影響を与えるという課題があ
った。また、忌避薬剤を含有する電子部品材料をはんだ
付けランド等以外の領域全体に塗布形成した場合、塗布
形成膜の厚みのばらつきやプリント配線板のそりが発生
しやすいため、表面実装部品を実装する際にはんだペー
スト印刷不良、チップ立ち不良や部品実装位置ずれ等が
発生するという課題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の忌避薬剤
を含有する電子部品材料では樹脂内に多量の忌避薬剤を
混ぜるため、塗布形成時に非常ににじみが発生しやすい
ので品質保証が困難になり、さらに、通常より50〜1
00%高い紫外線積算光量、温度、時間が必要になるた
め、忌避薬剤が徐々に消出し忌避効果が低減する。ま
た、忌避薬剤含有電子部品材料をはんだ付けランド等以
外の領域全体に塗布形成するため、版ギャップ大、印刷
速度低下等印刷条件の悪化により、にじみ、ずれ等が発
生し品質が不安定となり、かつ高温長時間等硬化条件の
悪化により、忌避薬剤が徐々に消出し忌避硬化が低減す
る。
【0007】また、忌避薬剤を含有する電子部品材料を
はんだ付けランド等以外の領域全体に塗布形成するた
め、塗布形成膜の厚みにばらつきが発生したり、プリン
ト配線板にそりが発生する。そのため、表面実装部品の
小型化によりユーザ実装工程で、はんだペースト印刷不
良、チップ立ち不良や部品実装位置ずれが発生する。
【0008】本発明は、忌避薬剤を含有する電子部品材
料をはんだ付けランド等以外の領域に選択的に塗布形成
することにより、プリント配線板の品質向上(厚みばら
つき、にじみ、そり等)を図り、さらに効率的な忌避効
果の向上および安定性の確保を実現し、そりによる部品
実装工程での不具合の低減を図ることのできる害虫対策
用のプリント配線板を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明のプリント配線板は、絶縁層の少なくとも一方に
導電層及び絶縁層を有するプリント配線板の少なくとも
一方に、忌避薬剤を含有した塗料としての電子部品材料
を選択的に塗布形成して構成されている。
【0010】この構成により、忌避薬剤を含有する電子
部品材料をはんだ付けランド等以外の領域に選択的に塗
布形成することにより、忌避効果を損なうことなく、生
産性の向上、品質の向上、コストダウンが図れるという
作用を有する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、絶縁層の少なくとも片面に導電層及び絶縁層を有す
るプリント配線板の少なくとも表裏の一面に、忌避薬剤
を含有した塗料としての電子部品材料を選択的に塗布形
成することにより、効率的な忌避効果の維持、向上を図
り、忌避薬剤含有の電子部品材料の厚みばらつきやにじ
みの低減、プリント配線板のそり低減等の品質を向上す
るという作用を有する。
【0012】本発明の請求項2に記載の発明は、部品配
置図を形成したものに忌避薬剤を含有する電子部品材料
を塗布形成することにより、部品配置図の硬化工程での
熱による忌避薬剤の消出を防止し、忌避効果の維持安定
を図るという作用を有する。
【0013】本発明の請求項3に記載の発明は、忌避薬
剤を含有する電子部品材料を塗布形成したものに部品配
置図を形成することにより、部品配置図の判読性の向上
を図るという作用を有する。
【0014】本発明の請求項4に記載の発明は、狭い場
所、暗い場所、暖かい場所等を好む習性が要因で害虫が
侵入・営巣しやすい部品搭載面側への忌避薬剤を含有す
る電子部品材料を塗布形成面積を多くすることにより、
効率よく忌避効果の向上を図るという作用を有する。
【0015】本発明の請求項5に記載の発明は、本発明
の請求項4に記載した部品搭載面側とはんだ付け側面の
忌避薬剤を含有する電子部品材料の塗布形成面積の比率
を100対30〜90とすることを特徴としたものであ
り、狭い場所、暗い場所、暖かい場所等を好む習性が要
因で害虫が侵入・営巣しやすい部品面側への電子部品材
料の塗布形成面積を多くすることにより、効率よく忌避
効果の向上を図るという作用を有する。
【0016】本発明の請求項6に記載の発明は、表裏両
面を有するプリント配線板において、実装方法や部品配
置・種類等の要因で表裏の電子部品材料の忌避薬剤の含
有濃度を変更することにより、効率よく忌避効果の向上
を図るという作用を有する。
【0017】本発明の請求項7に記載の発明は、はんだ
付け時の加熱により忌避薬剤が徐々に消出するため、は
んだ付け面側の電子部品材料の忌避薬剤の含有濃度を高
くすることにより、忌避効果の低下を防止するという作
用を有する。
【0018】本発明の請求項8に記載の発明は、両面実
装プリント配線板において、暖かい場所等を好む習性が
要因で害虫が侵入・営巣しやすい半導体等発熱部品が多
く実装されている面の忌避薬剤を含有する電子部品材料
の忌避薬剤の含有濃度を高くすることにより、効率よく
忌避効果の向上を図るという作用を有する。
【0019】本発明の請求項9に記載の発明は、本発明
の請求項7に記載したはんだ付け面側と逆面側の電子部
品材料の忌避薬剤の含有濃度の比率を100対30〜8
0とすることを特徴としたものであり、はんだ付け時の
加熱により忌避薬剤が徐々に消出するため、はんだフロ
ー側の電子部品材料の忌避薬剤の含有濃度を高くするこ
とにより、忌避効果の低下を防止するという作用を有す
る。
【0020】本発明の請求項10に記載の発明は、本発
明の請求項8に記載した発熱部品が多く実装されている
面と逆面側の電子部品材料の忌避薬剤の含有濃度の比率
を100対50〜80とすることを特徴としたものであ
り、暖かい場所等を好む習性が要因で害虫が侵入・営巣
しやすい半導体等発熱部品が多く実装されている面の電
子部品材料の忌避薬剤の含有濃度を高くすることによ
り、効率よく忌避効果の向上を図るという作用を有す
る。
【0021】本発明の請求項11に記載の発明は、暖か
い場所等を好む習性が要因で害虫が営巣しやすい半導体
等発熱部品周辺に忌避薬剤を含有する電子部品材料を塗
布形成することにより、効率よく忌避効果の向上を図る
という作用を有する。
【0022】本発明の請求項12に記載の発明は、暖か
い場所等を好む習性が要因で害虫が営巣しやすい半導体
等発熱部品の周辺に忌避薬剤の含有濃度の高い電子部品
材料を塗布形成することにより、効率よく忌避効果の向
上を図るという作用を有する。
【0023】本発明の請求項13に記載の発明は、暖か
い場所等を好む習性が要因で害虫が営巣しやすい半導体
等発熱部品を中心として、忌避薬剤を含有する電子部品
材料を同心パターン状に塗布形成することにより、忌避
効果の向上を図るという作用を有する。
【0024】本発明の請求項14に記載の発明は、本発
明の請求項13に記載した暖かい場所等を好む習性が要
因で害虫が営巣しやすい半導体等発熱部品を中心とし
て、忌避薬剤を含有する電子部品材料を同心パターン状
に塗布形成することを特徴としたものであり、半導体等
発熱部品に近い程、電子部品材料の同心パターンの密度
を高くすることにより、効率よく忌避効果の向上を図る
という作用を有する。
【0025】本発明の請求項15に記載の発明は、暖か
い場所等を好む習性が要因で害虫が営巣しやすい半導体
等発熱部品に近い程、電子部品材料の忌避薬剤の含有濃
度を高くすることにより、効率よく忌避効果の向上を図
るという作用を有する。
【0026】本発明の請求項16に記載の発明は、QF
Pやチップ部品等の表面実装部品の実装ずれ等が発生し
ないように、忌避薬剤を含有する電子部品材料を表面実
装部品の直下を除く領域に塗布形成することにより、部
品実装工程での不具合を防止するという作用を有する。
【0027】本発明の請求項17に記載の発明は、害虫
の触角や脚が確実に接触し、忌避薬剤を含有する電子部
品材料の厚みばらつきやにじみを低減、プリント配線板
のそりを低減できるように、電子部品材料をメッシュ状
に塗布形成することにより、忌避薬剤の消出量低減によ
る忌避効果の有効的発揮、品質向上、さらに、生産性向
上、コストダウンを図ると共に、ユーザでの実装工程不
良の低減へ寄与するという作用を有する。
【0028】本発明の請求項18に記載の発明は、害虫
の触角や脚が確実に接触し、忌避薬剤を含有した電子部
品材料の厚みばらつきやにじみを低減できるように、部
品の実装部位や実装形態に応じて電子部品材料をストラ
イプ状に塗布形成することにより、忌避効果の有効的発
揮、品質、生産性向上、部品実装工程不良の低減へ寄与
するという作用を有する。
【0029】本発明の請求項19に記載の発明は、実装
部品の密度や実装形態に応じて忌避薬剤を含有する電子
部品材料をドット状に塗布形成することにより、忌避効
果の有効的発揮、品質、生産性向上、部位実装工程不良
の低減を図ると共に忌避薬剤を含有する電子部品材料の
消費量低減によるコストダウンに寄与するという作用を
有する。
【0030】本発明の請求項20に記載の発明は、害虫
が基板中心に侵入・営巣しないように、忌避薬剤を含有
する電子部品材料を基板中心から同心パターン状に塗布
形成することにより、効率よく忌避効果の向上を図ると
いう作用を有する。
【0031】本発明の請求項21に記載の発明は、忌避
薬剤を含有する電子部品材料を基板の端面周囲に帯状被
膜状に塗布形成することにより、害虫の基板上への侵入
を未然に防止することにより効率よく忌避効果の向上を
図るという作用を有する。
【0032】本発明の請求項22に記載の発明は、基板
の周辺の電子部品材料の忌避薬剤の含有濃度を高くする
ことにより、害虫の基板上への侵入を未然に防止し、効
率よく忌避効果の向上を図るという作用を有する。
【0033】本発明の請求項23に記載の発明は、本発
明の請求項19に記載した忌避薬剤を含有する電子部品
材料の被膜形状を厚みばらつきやにじみを最小限度に抑
えるために、円形ドットとすることを特徴としたもので
あり、害虫の触角や脚が確実に接触することにより、忌
避薬剤の有効的発揮、プリント配線板のそり低減等の品
質向上、さらに、生産性向上、コストダウンを図ると共
に、ユーザでの実装工程不良の低減へ寄与するという作
用を有する。
【0034】本発明の請求項24に記載の発明は、本発
明の請求項17〜20のいずれか1つに記載した忌避薬
剤を含有する電子部品材料の被膜ピッチを忌避したい害
虫の大きさに合わせて、1〜20mmピッチとすること
を特徴としたものであり、害虫の触角や脚が確実に接触
することにより、効率よく忌避効果の向上を図るという
作用を有する。
【0035】本発明の請求項25に記載の発明は、本発
明の請求項17〜20のいずれか1つに記載した忌避薬
剤を含有する電子部品材料の被膜密度を基板の周囲ほど
高くすることを特徴としたものであり、害虫の基板上へ
の侵入を未然に防止し、かつ効率よく忌避効果の向上を
図るという作用を有する。
【0036】本発明の請求項26に記載の発明は、例え
ば本発明の請求項19に記載の忌避薬剤を含有した電子
部品材料をドット状に塗布形成したプリント配線板にお
いて、忌避薬剤を含有した電子部品材料の円形ドット被
膜のドット中心部がドット周辺部より忌避剤有効表面濃
度の高くすることを特徴とするものである。一般にゴキ
ブリなど知覚神経を刺激することで、忌避効果を期待す
る場合、知覚神経の分布密度と、匍匐する領域に設置さ
れた忌避成分の濃度との関係により,その効果が最も高
い濃度が選択される。その最適条件を検討した結果、最
適濃度の忌避剤成分が知覚器官の大きさ程度に存在し、
かつ知覚器官の分布と接触確率の上がる程度に,忌避成
分の設置分布を増加させる必要がある。そこで、基材上
にドット状に忌避成分を含む忌避塗料を印刷し、塗料を
印刷直後に凸状に印刷させ、蒸散させる際の乾燥速度に
より,ドット状中心部の表面に存在する有効忌避剤濃度
が、ドット状周辺部の表面に存在する有効忌避剤濃度よ
り高くなるように忌避剤を配置する。その結果、必要最
小限の忌避剤で、最大限の忌避効果を発揮する作用を有
する。なお、以上はドット状に形成させる場合を説明し
たが、本発明の請求項17あるいは18に記載したメッ
シュ状あるいはストライプ状に形成させた場合も同様で
ある。
【0037】一般に、ゴキブリ、蟻等知覚神経を有する
害虫の触角、脚などはその表面がクチクラ構造からな
り、人間との皮膚構造の差を利用し、ゴキブリ、蟻等知
覚神経を有する害虫にのみ皮膚を介した神経伝達系薬剤
による刺激を与え、ゴキブリ、蟻等知覚神経を有する害
虫を忌避するものである。神経伝達系薬剤を用いること
により、嗅覚刺激薬剤と異なり、薬剤の蒸気圧を高める
必要がない。このことから使用薬剤の無駄な揮発蒸散を
抑制し、長期間の持続性能を得るものである。さらに、
ゴキブリ、蟻等知覚神経を有する害虫の学習効果によ
り、数度この忌避作用をくり返すことにより営巣させな
い効果が期待できるものである。
【0038】また、樹脂ペーストに対して異物である忌
避薬剤を混ぜるため、できあがった電子部品材料は非常
ににじみが発生しやすい。かつ、プリント配線板の大部
分に電子部品材料を塗布し、前記電子部品材料を硬化す
る場合、製造条件の制約から、忌避被膜の厚みばらつ
き、にじみ、そり等発生しやすい。そのため、電子部品
材料を選択的に塗布形成している。
【0039】以上のように本発明では、電子機器のゴキ
ブリ、蟻等知覚神経を有する害虫の侵入による信頼性を
劣化させることを防止すると共に、電子部品材料を選択
的に塗布し、前記電子部品材料を硬化することにより、
忌避薬剤の消出量低減による忌避効果の有効的発揮・向
上、忌避薬剤を含有する電子部品材料の厚みばらつきや
にじみの低減、プリント配線板のそり低減等の品質向
上、さらに、生産性向上、コストダウンを図ると共に、
ユーザ実装工程不良の低減へ寄与することになりプリン
ト配線板の信頼性を高め得る。
【0040】以下、本発明の実施のプロセスを添付の図
面を用いて説明する。
【0041】図1は本発明の一実施の形態である片面銅
張りプリント配線板において、表裏の忌避薬剤の含有濃
度の異なる電子部品材料を塗布し、前記電子部品材料を
表裏異なる熱硬化プロセスにて硬化する場合の要部の断
面図を示す。
【0042】図1(a)に示すように、ガラスエポキシ
(FR−4)の絶縁層(基材)1上に、所定の銅はくで
ある導電層2を形成し、導電層2上に熱硬化型ソルダレ
ジスト3を塗布し、硬化する。
【0043】次に図1(b)に示すように、はんだ付け
面のソルダレジスト3と部品面の絶縁層上に熱硬化型部
品配置図4を塗布し、前記熱硬化型部品配置図4を硬化
する。さらに図1(c)に示すように、1面目にはんだ
付け面(はんだフロー側)の熱硬化型ソルダレジスト3
と熱硬化型部品配置図4の上に、忌避薬剤の含有濃度3
5wt%の電子部品材料5を、図2(a)に示すような
ストライプ状に塗布し、前記電子部品材料5を熱風乾燥
炉で通常の硬化熱量の50〜90%とした160℃、2
5分の条件で仮硬化する。
【0044】その後、図1(d)に示すように、部品面
の熱硬化型部品配置図4の上に、はんだフロー側の濃度
の30〜80%とした忌避薬剤の含有濃度25wt%の
電子部品材料6を図2(b)に示すように、メッシュ状
に塗布し、前記電子部品材料6を熱風乾燥炉で160
℃、35分の条件で本硬化したプリント配線板である。
カーボン等導電ペーストや金等貴金属めっきによる接点
や端子部が必要な場合、電子部品材料5,6を形成する
前に前記導電ペースト形成工程や貴金属めっき工程を追
加することによって容易に得られる。
【0045】図3は本発明のもう一つの実施の形態であ
る両面銅張りプリント配線板において、表裏の忌避薬剤
の含有濃度の異なる電子部品材料を塗布し、前記電子部
品材料を表裏異なる熱硬化プロセスにて硬化する場合の
要部の断面図を示す。
【0046】図3(a)は、ガラスエポキシ(FR−
4)の絶縁層(基材)1上に、所定の銅はくである導電
層2を形成し、はんだ面と部品面のはんだ付け以外の導
電層2上に熱硬化型ソルダレジスト3を塗布し、前記熱
硬化型ソルダレジスト3を硬化する。
【0047】次に図3(b)に示すように、半導体等発
熱部品の実装数の少ないはんだ面の熱硬化型ソルダレジ
スト3の上に半導体等発熱部品の実装数の多い部品面の
濃度の50〜80%とした忌避薬剤の含有濃度20wt
%の電子部品材料7を図4(a)に示すように、基板の
端面周囲に帯状に塗布し、前記電子部品材料7を熱風乾
燥炉で通常の硬化熱量160℃、35分の40〜80%
とした160℃、25分の条件で仮硬化する。
【0048】次に図3(c)に示すように、半導体等発
熱部品の実装数の多い部品面の熱硬化型ソルダレジスト
3の上に忌避薬剤含有濃度30wt%の電子部品材料8
を表面実装部品の下に配置されないように、図4(b)
に示すような基板中心から同心パターン状に塗布し、前
記電子部品材料8を熱風乾燥炉で通常の硬化熱量160
℃、35分の40〜80%とした160℃、25分の条
件で仮硬化する。
【0049】その後、図3(d)に示すように、はんだ
面と部品面の熱硬化型ソルダレジスト3と熱硬化型電子
部品材料7,8の上に熱硬化型部品配置図4を塗布し、
前記熱硬化型部品配置図4の硬化にて本硬化したプリン
ト配線板である。また、部品面の忌避薬剤の含有濃度を
基板周囲30wt%、基板中心15wt%と傾斜的にし
ても同様な忌避効果が得られる。また、中心ほど被膜密
度が高い半導体等発熱部品を中心とした同心パターンを
同時に形成することにより、忌避効果を向上させること
ができる。
【0050】図5は本発明の別の実施の形態である両面
銅張りプリント配線板において、表裏の電子部品材料を
異なる面積で塗布し、前記電子部品材料を表裏異なる紫
外線硬化プロセスにて硬化する場合の要部の断面図を示
す。
【0051】図5(a)に示すように、ガラスエポキシ
(FR−4)の絶縁層(基材)1上に、所定の銅はくで
ある導電層2を形成し、はんだ面のはんだ付け以外の導
電層2上に紫外線硬化型ソルダレジスト9を塗布し、前
記紫外線硬化型ソルダレジスト9を紫外線硬化炉で通常
の積算光量1000mJ/cm2の65〜90%とした
800mJ/cm2で仮硬化する。
【0052】次に図5(b)に示すように、はんだ面の
紫外線硬化型ソルダレジスト9上に紫外線硬化型部品配
置図10を塗布し、前記紫外線硬化型部品配置図10を
紫外線硬化炉で通常の積算光量1000mJ/cm2
55〜90%とした800mJ/cm2で仮硬化する。
【0053】次に図5(c)に示すように、はんだ面
(1面目)の紫外線硬化型ソルダレジスト9と紫外線硬
化型部品配置図10の上に、電子部品材料11を図6
(a)に示すような部品面の塗布面積の30〜90%と
したφ1mmドット、4mmピッチにて塗布し、前記電
子部品材料11を紫外線硬化炉で2面目の硬化熱量の4
5〜85%とした1000mJ/cm2の条件で仮硬化
する。
【0054】次に図5(d)に示すように、部品面のは
んだ付け以外の導電層2上に紫外線硬化型ソルダレジス
ト12を塗布し、前記紫外線硬化型レジスタ12を紫外
線硬化炉で通常の積算光量1000mJ/cm2の75
〜95%とした900mJ/cm2で仮硬化する。
【0055】次に図5(e)に示すように、部品面の紫
外線硬化型ソルダレジスト12上に紫外線硬化型部品配
置図13を塗布し、前記紫外線硬化型部品配置図13を
紫外線硬化炉で通常の積算光量1000mJ/cm2
65〜95%とした900mJ/cm2で仮硬化する。
【0056】その後、図5(f)に示すように部品面
(2面目)の紫外線硬化型ソルダレジスト12と紫外線
硬化型部品配置図13の上に、電子部品材料14を図6
(b)に示すようなφ1mmドット、2mmピッチで塗
布し、前記電子部品材料14を紫外線硬化炉で1500
mJ/cm2の条件で本硬化したプリント配線板であ
る。また、半導体等発熱部品を中心として忌避薬剤の含
有濃度を高くすることにより、忌避効果を向上させるこ
とができる。
【0057】図7は本発明の更に別の実施の形態である
両面銅張りプリント配線板において、表裏の電子部品材
料を異なる面積で塗布し、前記電子部品材料を表裏異な
る紫外線硬化プロセスにて硬化する場合の要部の断面図
を示す。
【0058】図7(a)に示すように、ガラスエポキシ
(FR−4)の絶縁層(基材)1上に、所定の銅はくで
ある導電層2を形成し、はんだ面のはんだ付け以外の導
電層2上に紫外線硬化型ソルダレジスト9を塗布し、前
記紫外線硬化型ソルダレジスト9を紫外線硬化炉で通常
の積算光量1000mJ/cm2の60〜85%とした
800mJ/cm2で仮硬化する。
【0059】次に図7(b)に示すように、はんだ面
(1面目)の紫外線硬化型ソルダレジスト9の上に、電
子部品材料11を、図8(a)に示すような部品面の塗
布面積の30〜90%としたφ1mmドット、4mmピ
ッチにて塗布し、前記電子部品材料11を紫外線硬化炉
で通常電子部品材料11の硬化熱量の45〜85%とし
た1000mJ/cm2の条件で仮硬化する。
【0060】次に図7(c)に示すように、はんだ面の
紫外線硬化型ソルダレジスト9と紫外線硬化型の電子部
品材料11の上に紫外線硬化型部品配置図10を塗布
し、前記紫外線硬化型部品配置図10を紫外線硬化炉で
通常の積算光量1000mJ/cm2の50〜85%と
した800mJ/cm2で仮硬化する。
【0061】次に図7(d)に示すように、部品面のは
んだ付け以外の導電層2上に紫外線硬化型ソルダレジス
ト12を塗布し、前記紫外線硬化型ソルダレジスト12
を紫外線硬化炉で通常の積算光量1000mJ/cm2
の70〜90%とした900mJ/cm2で仮硬化す
る。
【0062】次に図7(e)に示すように、部品面(2
面目)の紫外線硬化型ソルダレジスト12の上に、電子
部品材料14を図8(b)に示すような基板周囲φ1m
mドット、1.5mmピッチ、基板中心φ1mmドッ
ト、3mmピッチと被膜密度が傾斜的になるように塗布
し、前記電子部品材料14を紫外線硬化炉で通常電子部
品材料14の硬化熱量の45〜85%とした1000m
J/cm2の条件で仮硬化する。
【0063】その後、図7(f)に示すように部品面の
紫外線硬化型ソルダレジスト12と紫外線硬化型電子部
品材料14の上に紫外線硬化型部品配置図13を塗布
し、前記紫外線硬化型部品配置図13を紫外線硬化炉で
1000mJ/cm2の条件で本硬化され、プリント配
線板が作製される。
【0064】このようにして作製した上記の4種類のプ
リント配線板のにじみ、および、厚みのばらつきに関す
る工程歩留まりは、従来例の全面的に電子部品材料を塗
布形成したプリント配線板よりも約10〜約15%向上
した。さらに、プリント配線板のそりによる部品実装工
程の不具合は、皆無であった。
【0065】さらに、上記4種類の実施の形態により作
製したプリント配線板を使用し、害虫としてゴキブリを
使用した場合の害虫忌避性を評価した。
【0066】比較例として、上記の4種類のプリント配
線板において、害虫忌避薬剤を含有する電子部品材料
を、プリント配線板の表面の半田付けランドを除く全面
に形成したプリント配線板(B)を作製した。
【0067】さらに、他の比較例として、上記の4種類
のプリント配線板の構成において、電子部品材料を形成
しないプリント配線板(C)を作製した。
【0068】下記のようにして、ゴキブリによる忌避性
の評価を行った。
【0069】80×100cmの塩化ビニール製のバッ
トの中央に紙製シェルター(巣)と飲料水をいれた容器
とが置かれる。バットの四隅の対角の位置に、本実施例
の忌避薬剤を含有する電子部品材料を選択的に形成した
上記の実施の形態のプリント配線板と、未塗布のプリン
ト配線板とが置かれる。このようなバットに、チャバネ
ゴキブリが入れられる。
【0070】この際、従来の全面的に電子部品材料を塗
布形成したプリント配線板との忌避性の差異を確認する
ため、以下の(1)、(2)に示す2つの試験を同時に
実施し、比較を行った。
【0071】(1)本実施例の忌避薬剤を含有する電子
部品材料を選択的に塗布形成した上記の実施の形態のプ
リント配線板と、未塗布のプリント配線板(C)を配置
した試験。
【0072】(2)忌避薬剤を含有する電子部品材料を
全面的に塗布形成した従来のプリント配線板(B)と、
未塗布のプリント配線板(C)とを配置した試験。
【0073】害虫として、雄雌成虫各200匹のチャバ
ネゴキブリが使用された。本発明品と従来品と未塗布品
のプリント配線板とのそれぞれとしては、10cm角に
切断したプリント配線板が使用された。本発明品と従来
品と未塗布品の試料のそれぞれのプリント配線板の中の
中央に、角砂糖が置かれる。すなわち、角砂糖はプリン
ト配線板の表面の中央に置かれる。ゴキブリはプリント
配線板の中に侵入して、侵入したゴキブリは角砂糖を食
べる。そして、48時間後に、角砂糖の重量減少量を測
定した。角砂糖の減少量は、ゴキブリに食べられた量で
ある。すなわち、チャバネゴキブリの喫食による減少量
を測定した。ゴキブリは前記のように熱誘引性が大きい
ために、熱誘引により評価する方法がある。しかしなが
ら、本実施例においては、定量的な評価結果を得るため
に、このような餌誘引による評価方法を採用した。
【0074】優れた忌避効果を持つプリント配線板の中
に置かれた角砂糖の減少量は少なく、これに対して、忌
避効果を持たないプリント配線板の中に置かれた角砂糖
の減少量は多い。
【0075】
【表1】
【0076】(表1)において、本発明のプリント配線
板の中に置かれた角砂糖の減少量は、40mg−44m
gであった。これに対して、従来の害虫忌避薬剤を有す
る電子部品材料を形成した従来のプリント配線板(B)
の中に置かれた角砂糖の減少量は、41mg−46mg
であった。さらに、害虫忌避薬剤を持たない従来のプリ
ント配線板(C)の中に置かれた角砂糖の減少量は、2
90mg−310mgであった。
【0077】他方、作製されたそれぞれのプリント配線
板について、そりの発生の有無を観察した。その結果、
本発明のプリント配線板は、そりを発生しなかった。こ
れに対して、従来のプリント配線板(B)のうちの約1
0%のプリント配線板がそりを発生した。さらに、従来
のプリント配線板(C)は、そりを発生しなかった。
【0078】さらに、作製されたそれぞれのプリント配
線板について、他の外観の異常の発生の有無を観察し
た。その結果、本発明のプリント配線板のすべては、に
じみ及び厚さばらつきなどの異常の発生を認めなかっ
た。
【0079】これに対して、従来のプリント配線板
(B)に形成された電子部品材料は、厚みのばらつき及
びにじみを有していた。
【0080】以上の評価結果から明らかなように、忌避
薬剤を含有する電子部品材料を選択的に形成した本発明
のプリント配線板は、そり、厚みのばらつき、および、
にじみなどの異常を発生しなかった。
【0081】さらに、忌避薬剤を含有する電子部品材料
を選択的に形成した本発明のプリント配線板は、全面的
に形成した従来のプリント配線板(B)と比較して、ゴ
キブリに対する忌避効果は同等以上である。さらに、本
発明のプリント配線板は、忌避薬剤を持たない従来のプ
リント配線板(C)と比較して、著しく優れた害虫を忌
避する効果を有する。
【0082】すなわち、選択的に形成された害虫忌避層
を有する本発明のプリント配線板においても、全面的に
形成された害虫忌避層を有する従来のプリント配線板と
同等以上の害虫忌避効果を有する。
【0083】さらに、上記のように、害虫忌避薬剤を含
有する電子部品材料を、所望のパターン形状で塗布し、
その塗布された塗膜を所望の硬化度まで硬化するなどの
方法により、プリント配線板を作製することにより、ソ
ルダレジストや部品配置図などを硬化する時における熱
の悪影響が抑制される。そのために、熱による忌避薬剤
の消出が防止され、安定した忌避効果が得られる。
【0084】さらに、忌避薬剤を含有する電子部品材料
を選択的に所望の形状パターンで塗布することにより、
電子部品材料を形成する時に発生しやすいにじみが防止
できる。このように、品質と生産性の双方が向上する。
【0085】さらに、高額な忌避薬剤の使用量が低減さ
れるために、コストが安くなる。
【0086】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電子機器
を構成するプリント配線板等の電子部品それ自体にゴキ
ブリ、蟻等知覚神経を有する害虫忌避性を持たせゴキブ
リ、蟻等知覚神経を有する害虫の侵入及び滞在を抑制
し、ゴキブリ、蟻等知覚神経を有する害虫の死骸及び糞
等による電子機器の不具合を抑止し信頼性を高めること
ができる。さらに電子部品材料を選択的に塗布形成する
ことにより、忌避薬剤を混合した電子部品材料は被膜の
厚みばらつき、にじみ、そり等を解消し部品実装工程不
良の低減にも寄与でき、併せて生産性を向上することも
できる。
【0087】さらに高額な忌避薬剤の消費量を低減させ
ることで、コストダウンを図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)本発明のプリント配線板の実施
のプロセスの一つ目の例を示す要部の断面図
【図2】(a),(b)同電子部品材料の塗布パターン
を示す説明図
【図3】(a)〜(d)本発明のプリント配線板の実施
のプロセスの二つ目の例を示す要部の断面図
【図4】(a),(b)同電子部品材料の塗布パターン
を示す説明図
【図5】(a)〜(f)本発明のプリント配線板の実施
のプロセスの三つ目の例を示す要部の断面図
【図6】(a),(b)同電子部品材料の塗布パターン
を示す説明図
【図7】(a)〜(f)本発明のプリント配線板の実施
のプロセスの四つ目の例を示す要部の断面図
【図8】(a),(b)同電子部品材料の塗布パターン
を示す説明図
【符号の説明】
1 絶縁層(基材) 2 導電層 3 熱硬化型ソルダレジスト 4 熱硬化型部品配置図 5 熱硬化型忌避薬剤35wt%含有の電子部品材料 6 熱硬化型忌避薬剤25wt%含有の電子部品材料 7 熱硬化型忌避薬剤20wt%含有の電子部品材料 8 熱硬化型忌避薬剤30wt%含有の電子部品材料 9 はんだ面の紫外線硬化型ソルダレジスト 10 はんだ面の紫外線硬化型部品配置図 11 はんだ面の紫外線硬化型忌避剤含有の電子部品材
料 12 部品面の紫外線硬化型ソルダレジスト 13 部品面の紫外線硬化型部品配置図 14 部品面の紫外線硬化型忌避剤含有の電子部品材料

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板の少なくとも片面に導電層及び
    絶縁層を有するプリント配線板の少なくとも表裏の一面
    に、知覚神経を有する害虫に対して忌避効果を有する忌
    避薬剤を含有した塗料としての電子部品材料を選択的に
    塗布形成したプリント配線板。
  2. 【請求項2】 部品配置図を形成したものに忌避薬剤を
    含有した電子部品材料を塗布形成した請求項1に記載の
    プリント配線板。
  3. 【請求項3】 忌避薬剤を含有した電子部品材料を塗布
    形成したものに部品配置図を形成した請求項1に記載の
    プリント配線板。
  4. 【請求項4】 部品搭載側の面への忌避薬剤を含有した
    電子部品材料の塗布形成面積を多くした請求項1〜3の
    いずれか1つに記載のプリント配線板。
  5. 【請求項5】 部品搭載側の面とはんだ付け側の面の忌
    避薬剤を含有した電子部品材料の塗布形成面積の比率を
    100対30〜90とした請求項4に記載のプリント配
    線板。
  6. 【請求項6】 表裏両面を有するプリント配線板におい
    て、表裏の忌避薬剤の含有濃度を変更した電子部品材料
    を塗布形成した請求項1〜3のいずれか1つに記載のプ
    リント配線板。
  7. 【請求項7】 はんだ付け側の忌避薬剤の含有濃度を高
    くした電子部品材料を塗布形成した請求項6に記載のプ
    リント配線板。
  8. 【請求項8】 両面実装プリント配線板において、発熱
    部品が多く実装されている面への忌避薬剤の含有濃度を
    高くした電子部品材料を塗布形成した請求項6に記載の
    プリント配線板。
  9. 【請求項9】 はんだフロー側と逆面側の忌避薬剤の含
    有濃度の比率を100対30〜80とした請求項7に記
    載のプリント配線板。
  10. 【請求項10】 発熱部品が多く実装されている面と逆
    面側の忌避薬剤の含有濃度の比率を100対50〜80
    とした請求項8に記載のプリント配線板。
  11. 【請求項11】 発熱部品の周辺に忌避薬剤を含有した
    電子部品材料を塗布形成した請求項1〜3のいずれか1
    つに記載のプリント配線板。
  12. 【請求項12】 発熱部品の周辺に忌避薬剤の含有濃度
    の高い電子部品材料を塗布形成した請求項1〜3のいず
    れか1つに記載のプリント配線板。
  13. 【請求項13】 発熱部品を中心として、忌避薬剤を含
    有した電子部品材料を同心パターン状に設けた請求項1
    1に記載のプリント配線板。
  14. 【請求項14】 発熱部品に近い程、忌避薬剤を含有し
    た電子部品材料の被膜密度を高くした請求項13に記載
    のプリント配線板。
  15. 【請求項15】 発熱部品に近い程、電子部品材料の忌
    避薬剤の含有濃度を高くした請求項11に記載のプリン
    ト配線板。
  16. 【請求項16】 忌避薬剤を含有した電子部品材料を表
    面実装部品の直下を除く領域に塗布形成した請求項1〜
    3のいずれか1つに記載のプリント配線板。
  17. 【請求項17】 忌避薬剤を含有した電子部品材料をメ
    ッシュ状に塗布形成した請求項1〜3のいずれか1つに
    記載のプリント配線板。
  18. 【請求項18】 忌避薬剤を含有した電子部品材料をス
    トライプ状に塗布形成した請求項1〜3のいずれか1つ
    に記載のプリント配線板。
  19. 【請求項19】 忌避薬剤を含有した電子部品材料をド
    ット状に塗布形成した請求項1〜3のいずれか1つに記
    載のプリント配線板。
  20. 【請求項20】 忌避薬剤を含有した電子部品材料を基
    板中心から同心パターン状に塗布形成した請求項1〜3
    のいずれか1つに記載のプリント配線板。
  21. 【請求項21】 忌避薬剤を含有した電子部品材料を基
    板の端面周囲に帯状被膜状に塗布形成した請求項1〜3
    のいずれか1つに記載のプリント配線板。
  22. 【請求項22】 基板の周辺の電子部品材料の忌避薬剤
    の含有濃度を高くした請求項1〜3のいずれか1つに記
    載のプリント配線板。
  23. 【請求項23】 忌避薬剤を含有した電子部品材料の被
    膜形状を円形ドットとした請求項19に記載のプリント
    配線板。
  24. 【請求項24】 忌避薬剤を含有した電子部品材料の被
    膜ピッチを1〜20mmピッチとした請求項17〜20
    のいずれか1つに記載のプリント配線板。
  25. 【請求項25】 基板周囲の忌避薬剤を含有した電子部
    品材料の被膜密度を高くした請求項17〜20のいずれ
    か1つに記載のプリント配線板。
  26. 【請求項26】 忌避薬剤を含有した電子部品材料の円
    形ドット被膜のドット中心部がドット周辺部より忌避剤
    有効表面濃度の高いことを特徴とする請求項17〜19
    のいずれか1つに記載のプリント配線板。
JP14188399A 1998-05-26 1999-05-21 プリント配線板 Pending JP2000049444A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14188399A JP2000049444A (ja) 1998-05-26 1999-05-21 プリント配線板

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10143893 1998-05-26
JP10-143893 1998-05-26
JP14188399A JP2000049444A (ja) 1998-05-26 1999-05-21 プリント配線板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000049444A true JP2000049444A (ja) 2000-02-18

Family

ID=26474044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14188399A Pending JP2000049444A (ja) 1998-05-26 1999-05-21 プリント配線板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000049444A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021084904A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 Arc株式会社 防虫資材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021084904A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 Arc株式会社 防虫資材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1999011107A1 (de) Anordnung, umfassend ein trägersubstrat für leistungsbauelemente und einen kühlkörper sowie verfahren zur herstellung derselben
DE4113954A1 (de) Matrix-verbindungsglied
EP0920055A2 (de) Kühlvorrichtung für ein auf einer Leiterplatte angeordnetes, wärmeerzeugendes Bauelement
DE112007000235B4 (de) Schaltplatte und Wärmeabstrahlsystem für eine Schaltplatte
JP3489369B2 (ja) ゴキブリ忌避剤含有電子部品材料を用いた電子部品
JP2631548B2 (ja) シールド層を備えるプリント配線板
US6165596A (en) Multi-layer insulated metal substrate printed wiring board having improved thermal coupling of components
US6403894B1 (en) Printed wiring board with insect repellant
JP2000049444A (ja) プリント配線板
JP3387103B2 (ja) 忌避薬剤含有電子材料、それを用いた電子部品、及び電子部品の製造方法
JP3152224B2 (ja) プリント配線板の製造方法
US6477038B2 (en) Electronic appliance
JPH0878795A (ja) チップ状部品搭載用プリント基板およびその製造方法
CN109041404A (zh) 一种用于移动终端的fpc板及移动终端
JP2002111231A (ja) 多層プリント配線板
JPH11154784A (ja) 厚膜形成用ペーストの印刷方法
JP3680775B2 (ja) プリント配線板用電子材料、それを用いたプリント配線板、及びプリント配線板の製造方法
KR100370683B1 (ko) 전자회로유닛의 프린트기판에 대한 설치구조 및 전자회로유닛의 프린트기판에 대한 설치방법
JPH04255289A (ja) 金属ベース配線基板
DE19832450A1 (de) Halbleiter-Kühl-Anordnung
US6927272B2 (en) Electronic component-use material and electronic component using it
KR20090128172A (ko) 메탈 마스크
DE20120643U1 (de) Organische Elektrolumineszenzvorrichtung
JP2004031971A (ja) ゴキブリ忌避剤含有電子部品材料
JP2706981B2 (ja) プリント配線板