JP2000048879A - Icカード用コネクタおよびそれを用いた携帯型電話機 - Google Patents

Icカード用コネクタおよびそれを用いた携帯型電話機

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JP2000048879A JP10216048A JP21604898A JP2000048879A JP 2000048879 A JP2000048879 A JP 2000048879A JP 10216048 A JP10216048 A JP 10216048A JP 21604898 A JP21604898 A JP 21604898A JP 2000048879 A JP2000048879 A JP 2000048879A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な作業で確実にICカードの電気接続を達
成できるICカード用コネクタを提供する。 【解決手段】ICカード用コネクタ100は、端子金具
15が取り付けられたハウジング1と、これにヒンジ結
合されたカバー5とを備えている。カバー5のレール部
57,58にICカードを保持させたうえで、カバー5
をハウジング1に倒し込んで押し付けると、カバー側係
合爪73とハウジング側係合爪31とが係合してロック
状態となる。この状態から、カバー5をハウジング1の
後方に向けてスライドさせると、カバー側係合爪73が
係合解除凹部32へと導かれ、カバー5とハウジング1
とのロックが解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯型電話機な
どの電子機器に取り付けられて用いられ、ICカードを
着脱自在に電子機器に装着するためのICカード用コネ
クタおよびそれを用いた携帯型電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯型電話機には、加入者識別情報を記
憶するためのメモリICが備えられている。このメモリ
ICが携帯型電話機に固定接続されていると、たとえ
ば、携帯型電話機を新機種に買い換えたときには、新た
な携帯型電話機のメモリICに対して加入者識別情報の
書込みを行う必要が生じる。また、携帯型電話機の所有
者を変更する場合には、メモリICの内容の書換えを行
わなければならない。
【0003】そこで、加入者識別情報をSIM(Subscr
iber Identity Module)と呼ばれるICカードに書き込
むこととし、SIMを必要に応じて着脱できるコネクタ
を携帯型電話機に固設することが提案されている。これ
により、電話機を買い換えた場合にはSIMを新しい電
話機に付け替えればよく、また、電話機の所有者が変わ
った場合には、SIMを新たな所有者のものに交換すれ
ばよいので、直ちに携帯型電話機の使用が可能になるう
え、加入者識別情報の書込みまたは書換え作業を省くこ
とができる。
【0004】SIMのためのコネクタの典型的な先行技
術は、たとえば、米国特許第5,320,552号明細
書に開示されている。この先行技術に係るコネクタは、
SIMの接点に接触する端子部材が保持された長方形板
状のハウジングと、このハウジングの一辺にヒンジ結合
された長方形板状のカバーとを備えている。カバーの両
側辺部には、SIMの両側縁を案内しかつ保持するため
のレール部が設けられている。このレール部にSIMを
挿入してカバーに保持させたうえで、カバーをハウジン
グに倒し込み、SIMのコンタクトをハウジングに設け
られた端子部材に押し付けて電気接続させ、この状態を
ロック機構によって保持させることにより、SIMを装
着できる。
【0005】カバーには一対のアーム部が形成されてお
り、このアーム部の先端部に形成されたピンを、ハウジ
ングの一対の角部に形成された凹所に係合させることに
より、カバーとハウジングとのヒンジ結合が達成されて
いる。凹所は、ハウジングの側辺に沿って延びた長穴状
になっていて、その長手方向中間部付近には、突起が形
成されている。カバーをハウジングに倒し込んだ状態で
カバーをスライドさせると、上記ピンは上記突起を越え
て移動する。これにより、カバーは、凹所の長さの範囲
にわたって、スライド移動することができる。
【0006】このスライド移動の範囲の一方端位置がカ
バーの開閉が許容される開放位置とされ、他方端位置が
カバーの開閉が規制されるロック位置とされている。カ
バーがロック位置にあるとき、このカバーの上記ピンと
は反対側のに位置する端部が、ハウジングに形成された
ロック片と係合するようになっており、こうしてロック
機構が構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の構成のコネクタ
においては、SIMの取り付け作業は、 (1)SIMのカバーに対する装着 (2)カバーのハウジングに対する倒し込み (3)カバーのスライドによるロック の3段階の動作になる。したがって、必ずしも単純な作
業とは言えず、SIMの交換作業がやや煩雑である。
【0008】しかも、この種のコネクタの性質上、SI
Mの交換は、作業に不慣れなユーザの手によって行われ
る場合も想定し得るから、たとえば、ロックのし忘れが
生じるかもしれない。ロックを忘れると、SIMの電気
接続が不安定になったり、使用中にSIMが脱落したり
して、故障の原因となる。
【0009】そこで、この発明の目的は、上述の技術的
課題を解決し、簡単な作業で確実にICカードの電気接
続を達成できるICカード用コネクタおよびそれを用い
た携帯型電話機を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、ICカー
ドと電気接続するための接続金具が取り付けられたハウ
ジングと、ICカードを保持することができるカバー
と、上記カバーを上記ハウジングに対してヒンジ結合す
るヒンジ結合機構と、上記カバーが上記ハウジングに対
して相対的に倒し込まれ、さらに上記ハウジングに対し
て相対的に押し付けられることにより互いに係合する一
対の係合爪部を有し、上記カバーと上記ハウジングとを
ロックするためのロック機構とを含むことを特徴とする
ICカード用コネクタである。
【0011】上記の構成によれば、カバーをハウジング
に倒し込み、さらに、ハウジングに押し付けることによ
り、一対の係合爪部が互いに係合して、ハウジングとカ
バーとがロックされる。つまり、カバーをハウジングに
倒し込んで押し付けるという簡単な操作のみで、カバー
とハウジングとをロックさせることができる。したがっ
て、カバーにICカードを保持させる操作と、カバーを
ハウジングに倒し込む操作との2段階の操作により、I
Cカードを確実に装着することができる。これにより、
カバーをハウジングに倒し込んだ後に、さらにカバーの
スライド操作を要する上述の従来技術とは異なり、カバ
ーとハウジングとのロックのし忘れが起こることがな
い。
【0012】上記一対の係合爪部は、具体的には、ハウ
ジング側に設けられたハウジング側係合爪部と、カバー
側に設けられたカバー側係合爪部とを含み、これらの係
合爪部の少なくとも一方は、カバーがハウジングに倒し
込まれてハウジングに押し付けられたときに、当該一対
の係合爪部を互いに係合状態に導く案内部を有すること
が好ましく、また、これらの一対の係合爪部は、係合状
態において、カバーがハウジングから引き起こされるこ
とを規制する規制部を備えていることが好ましい。
【0013】この場合に、一対の係合爪部の規制部は、
いずれもが係合方向(係合操作の際に両係合爪部が近接
する方向)に対して直角または鋭角をなす完全規制面を
有していてもよい。この場合には、一対の係合爪部は一
旦係合すると、係合方向に沿って係合爪部同士を引き離
そうとしても、両者の係合を解くことができない。ま
た、一方の係合爪部の規制部が係合方向に対して直角を
なす直交規制面(完全規制面)または鈍角をなす不完全
規制面(テーパー面)とされ、他方の係合爪部の規制部
が係合方向に対して鈍角をなす不完全規制面(テーパー
面)とされていてもよい。この場合には、一対の係合爪
部を引き離すべく係合方向に沿って大きな外力を加える
ことにより、係合爪部同士の係合を解くことができる。
ただし、この場合であっても、係合爪部同士が一旦係合
すると、両者の係合が不用意に外れたりすることがない
ように、各規制面の形状を選択することが好ましい。
【0014】また、一対の係合爪部は、鉤形状の係合爪
の対であってもよいし、係合凸部とこれと係合可能な係
合凹部との対であってもよい。さらに、一方の係合爪部
が鉤形状の係合爪からなり、他方の係合爪部が、ハウジ
ングやカバーの縁部からなっていてもよい。
【0015】請求項2記載の発明は、上記カバーが上記
ハウジングに沿ってスライド移動されることにより、上
記一対の係合爪部の係合を解除するロック解除機構をさ
らに含むことを特徴とする請求項1記載のICカード用
コネクタである。
【0016】この構成によれば、カバーをハウジングに
沿ってスライド移動させることにより、ハウジングとカ
バーとのロックを容易に解除できる。したがって、IC
カードを取り外すときの操作もさほど煩雑ではない。
【0017】上記ロック解除機構は、たとえば、上記一
対の係合爪部の一方に隣接して設けられたロック解除用
凹部を含み、上記カバーをスライドさせることによっ
て、上記一対の係合爪部の他方を上記ロック解除用凹部
に導くことにより、上記一対の係合爪部の係合が解除さ
れるように構成されたものであってもよい。
【0018】請求項3記載の発明は、上記ヒンジ結合機
構は、上記カバーおよび上記ハウジングのうちの一方に
設けられた回動ピンと、上記カバーおよび上記ハウジン
グのうちの他方に設けられ、上記回動ピンが回動自在に
係合する凹所とを含み、この凹所は、上記カバーの上記
ハウジングに沿うスライド移動を許容する長穴形状に形
成されていることを特徴とする請求項1または2記載の
ICカード用コネクタである。
【0019】この構成によれば、カバーおよびハウジン
グの一方に設けられた回動ピンと、これらのうちの他方
に設けられた長穴形状の凹所とを結合させる簡単な構成
により、両者のヒンジ結合を達成するとともに、ハウジ
ングに対するカバーのスライドをも可能としている。
【0020】すなわち、カバーのハウジングに対するス
ライドを許容するようにカバーとハウジングとをヒンジ
結合するヒンジ結合機構が、ロック解除機構の一部をな
している。
【0021】なお、上記カバーまたはハウジングの一方
を、上記回動ピンがロック位置に向かうように付勢する
付勢手段をさらに含むことが好ましい。これにより、外
力が加わらない状態では、カバーとハウジングとのロッ
ク状態を保持することができる。
【0022】この場合に、上記付勢手段は、上記回動ピ
ンがロック解除位置に導かれることによって弾性変形
し、カバーを上記ロック位置へと復元させる弾性力を発
生する弾性部材を含むものであってもよい。この弾性部
材は、たとえば、回動ピンが保持されたアーム部であっ
てもよい。
【0023】また、上記係合爪部は、回動ピンが凹所内
の所定のロック位置にあるときに、互いに係合すること
ができ、回動ピンが凹所内のロック位置からずれたロッ
ク解除位置にあるときに互いに係合できない位置関係と
なるようにハウジングおよびカバーにそれぞれ設けられ
ていることが好ましい。
【0024】請求項4記載の発明は、上記回動ピンは、
上記凹所内において、上記一対の係合爪部が重なり合う
ロック位置と、上記一対の係合爪部が重なり合わないロ
ック解除位置との間で移動可能であり、上記カバーおよ
び上記ハウジングは、上記回動ピンが上記ロック解除位
置に導かれたときに互いに当接する当たり部をそれぞれ
備えていることを特徴とする請求項3記載のICカード
用コネクタである。
【0025】この構成によれば、カバーとハウジングと
のロックを解除するためのカバーをスライドさせると、
カバーの当たり部とハウジングの当たり部とが当接す
る。これにより、操作者は、回動ピンがロック解除位置
に達したことを容易に認識できる。これにより、カバー
をスライドさせた後に、カバーをハウジングから引き起
こす操作にスムーズに移行することができる。
【0026】なお、上記ICカード用コネクタは、上記
のような係合爪部を少なくとも2対備えていることが好
ましい。これにより、カバーとハウジングとのロック状
態を安定化させることができる。この場合、ロック解除
機構は、カバーをスライドさせることにより、上記少な
くとも2対の係合爪部の係合をほぼ同時に解除する機構
であることが好ましい。
【0027】また、上記回動ピンと凹所との対は、カバ
ーのハウジングに対する回動軸に沿って少なくとも2対
設けられていることが好ましい。これにより、カバーと
ハウジングとのヒンジ結合を安定化することができる。
【0028】さらに、上記接続金具は、弾性部材で構成
されていることが好ましく、これにより、ICカードの
コンタクト部との電気接続を確実にできる。また、カバ
ーをハウジングに対してスライドさせてロックを解除し
たときに、接続金具の弾性力により、カバーがハウジン
グに対して若干浮き上がるから、ロック解除操作がさら
に容易になる。
【0029】上述の各特徴は、請求項1の発明に単独で
組み合わせることもでき、また、2つ以上の特徴を任意
の組み合わせで請求項1の発明に組み合わせることもで
きる。
【0030】さらに、請求項5記載の発明は、請求項1
ないし4のいずれかに記載のICカード用コネクタを搭
載し、このICカード用コネクタによりICカードが着
脱自在に装着されることを特徴とする携帯型電話機であ
る。
【0031】この構成により、携帯型電話機に対するI
Cカードの装着を、簡単な操作で確実に行える。
【0032】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0033】図1および図2は、この発明の一実施形態
に係るICカード用コネクタ100の斜視図であり、図
1は、ICカードを抜き差しするために開いた状態を示
し、図2は、閉じた状態を示す。
【0034】このICカード用コネクタ100は、たと
えば、携帯型電話機の筐体内に納められた配線基板に実
装されて用いられ、ICカードとしてのSIMを着脱自
在に携帯型電話機に装着するためのものである。具体的
には、ICカード用コネクタ100は、携帯型電話機の
配線基板に半田付けされる接続金具としての端子金具1
5が取り付けられたハウジング1と、このハウジング1
に相対的に回動自在であるようにヒンジ結合されたカバ
ー5とを備えている。
【0035】以下の説明では、図2に示された状態のI
Cカード用コネクタ100が、その下方に配置された配
線基板に実装される場合を想定し、図2に基づいて上下
関係を表すこととして、図2の左手前方向を前方とし、
図2の右奥方向を後方とする。ただし、これらの方向
は、説明の都合上便宜的に定義したにすぎず、たとえ
ば、携帯型電話機の実際の使用態様においては、ICカ
ード用コネクタ100は、任意の姿勢を取りうる。
【0036】図3は、ハウジング1の平面図であり、図
4はその側面図、図5は、図3の切断面線V−Vから見
た断面図である。ハウジング1は、ほぼ長方形板状の本
体部10と、この本体部10の一端辺10aの両端部か
ら本体部10の側辺10c,10dに沿う方向に延び出
るように一体形成された一対のアーム部11,12と、
本体部10の両側辺10c,10dからそれぞれ張り出
して一体形成された張り出し部13,14とを有してい
る。本体部10の相対する一対の端辺10a,10bに
は、側辺10c,10dに沿って延びる平面視において
長方形状の凹所25が複数個形成されており、これらの
凹所25に、それぞれ端子金具15がはめ込まれてい
る。
【0037】端子金具15は、ばね性の金属導電部材か
らなり、携帯型電話機の配線基板に半田付けされる実装
端15aを一端に有するとともに、SIMのコンタクト
部に圧接される圧接部15bを他端に有しており、全体
を折り返して圧接部15bを凹所25からハウジング1
の上面1A側に露出させた構成となっている。圧接部1
5bは、ハウジング1の上面1A側に凸の円弧形状部を
有しており、この円弧形状部は、上面1Aから所定高さ
だけ突出している。したがって、SIMがハウジング1
の上面1Aに押し付けられたとき、圧接部15bが凹所
25内に押し込まれ、端子金具15のばね力により、圧
接部15bがSIMのコンタクト部に圧接されることに
なる。
【0038】端子金具15の折り曲げ部15cは、ハウ
ジング1の内部において凹所25と連通するように側辺
10c,10dに沿って形成された収容凹所16に収容
されている。これにより、端子金具15は、一定形状に
弾性変形させられた状態でハウジング1に取り付けられ
ており、SIMがハウジング10の上面1Aに押し付け
られたときに、所要のばね力を発揮し、圧接部15bを
所要の接圧でSIMのコンタクト部に圧接させることが
できる。
【0039】実装端15aは、本体部10よりも外方に
引き出されており、これにより、携帯型電話機の配線基
板に対する半田付けを容易に行うことができる。
【0040】一対のアーム部11,12は、先端に拡大
部17,18をそれぞれ有している。この拡大部17,
18の本体部10に対向する位置には、SIMの端面を
位置決めし、カバー5の回動時にハウジング1の正確な
位置へとSIMを案内するための円柱曲面状案内面17
a,18aが形成されている。拡大部17,18には、
互いに相反する面、すなわち外側の各面に、カバー5の
回動ピン53,54(図6参照)を受け入れる凹所1
9,20が形成されている。この凹所19,20は、図
4に表されているとおり、本体部10の側辺10c,1
0dに沿う長穴形状を有しており、その一端付近には、
回動ピン53,54の取り付けを許容するための切り欠
き21,22が上方に形成されている。
【0041】この長穴形状の凹所19,20の内部に
は、本体部10寄りの位置に形成された深穴部D(ロッ
ク位置)と、この深穴部Dと連続し、アーム部51,5
2の先端に向かうに従って浅くなるように形成された浅
穴部S(ロック解除位置)とが形成されている。この凹
所19,20と、回動ピン53,54との係合について
は、カバー5の構成を述べた後に詳しく説明する。
【0042】拡大部17,18の後端部には、互いに離
反する方向、すなわち外方に向かって突出した当たり部
35,36が形成されている。
【0043】本体部10の両側部の張り出し部13,1
4の先端部には、端辺10b寄りの位置にハウジング側
係合爪31が形成されており、このハウジング側係合爪
31よりも端辺10a寄りの位置に係合解除凹部32
(ロック解除用凹部)が形成されている。この係合解除
凹部32は、ハウジング側係合爪31よりも本体部10
の内方に向かって、距離dだけ後退して形成されてい
る。
【0044】ハウジング側係合爪31は、本体部10の
上面側に傾斜面からなる案内面31a(案内部)を有
し、本体部10の下面側に、本体部10に沿う平面から
なる当接面31b(規制部:完全規制面をなす。)を有
している。このハウジング側係合爪31は、その下方の
張り出し部13の表面とともに、鉤形状の係合爪をなし
ている。
【0045】図6は、カバー5の平面図であり、図7
は、その底面図、図8はその側面図、図9は、図6の切
断面線IX−IXから見た断面図である。カバー5は、ほぼ
長方形板状体の本体部50と、この本体部50の一端辺
50aの両端部から、側辺50c,50dに沿って平行
に延びた一対のアーム部51,52とを有している。こ
れらの一対のアーム部51,52の互いに対向する面
に、上記の回動ピン53,54が形成されており、これ
らは互いに近接する方向に延びた円柱形状を有してい
る。
【0046】本体部50の表面側には、品番等を示すス
テッカーを貼付するためのステッカー貼付部55が設け
られている。また、本体部50の裏面側には、両側辺5
0c,50dに沿って、断面L字状の一対のレール部5
7,58が一体形成されている。このレール部57,5
8は、本体部50の端辺50b側に入口を有し、この入
口からSIMを挿入でき、かつ、その挿入されたSIM
を保持することができる。SIMが保持されたとき、こ
のSIMのコンタクト部は、一対のレール部57,58
の間から、ハウジング1の本体部10の端子金具15に
臨むことができる。
【0047】一対のレール部57,58は、本体部50
の端辺50bに近接した位置において、途中で切り欠か
れており、この切り欠き箇所に、一対の係合部61,6
2が形成されている。これらの係合部61,62は、本
体部50の側辺50c,50dから垂直に内方に入り込
んだ一対の切り込み70aおよびこれらの間に形成され
た貫通孔70bにより、本体部50に対する弾性変形が
許容された弾性支持部71と、この弾性支持部71から
レール部57,58の側面に沿って垂れ下がった爪支持
部72と、この爪支持部72の先端部の内面側に形成さ
れたカバー側係合爪73とを有している。カバー側係合
爪73は、ハウジング1側のハウジング側係合爪31の
案内面31aと整合する傾斜面からなる案内面73a
(案内部)をハウジング1に対向する側に有し、本体部
10にほぼ沿う平面からなる当接面73b(規制部:完
全規制面をなす。)をハウジング1とは反対側に対向す
る側に有している。このカバー側係合爪73は、爪支持
部72の内面とともに、鉤状の係合爪をなしている。
【0048】アーム部51,52の後端部には、図8に
最も明瞭に示されているように、ハウジング1の当たり
部35,36を受け入れることができる凹所Iを下部に
有するとともに、円弧形状部Cを上部に有する当たり部
81,82が設けられている。
【0049】図10は、ハウジング1とカバー5との係
合状態を説明するための平面図である。カバー5の一対
のアーム部51,52に形成された回動ピン53,54
を、ハウジング1の一対のアーム部11,12の拡大部
17,18に形成された切り欠き21,22にあてが
い、さらに、凹所19,20の内方に向かって押し込む
と、主としてカバー5側のアーム部51,52が互いに
拡開する方向に弾性変形し、回動ピン53,54が凹所
19,20と係合するに至る。この状態を図11に拡大
して示す。
【0050】このとき、回動ピン53,54は、その弾
性のために、深穴部D内に止まろうとする。浅穴部S
は、深穴部Dから離れるほど浅くなるように傾斜して形
成されているので、カバー5をスライドさせて回動ピン
53,54の浅穴部Sへのスライド変位を強いると、図
12に示すように、アーム部51,52が外方へと弾性
変形し、回動ピン53,54を深穴部Dへと復元させる
べく弾性力を発揮する。したがって、カバー5に外力が
作用していない通常の状態においては、回動ピン53,
54は深穴部Dに係合している。
【0051】図1および図2ならびに図13に示されて
いるように、カバー側係合爪73と、ハウジング側係合
爪31とは、回動ピン53,54が深穴部Dに係合して
いるときに、互いに重なり合うことができる位置にそれ
ぞれ形成されている(図13において実線で示すカバー
側係合爪73の位置を参照)。また、係合解除凹部32
およびカバー側係合爪73は、カバー5をスライドさせ
て回動ピン53,54を浅穴部Sに向かって変位させた
ときに、互いに重なり合い、カバー側係合爪73とハウ
ジング側係合爪31との重なり合いが解除されるように
形成されている(図13において二点鎖線で示すカバー
側係合爪73の位置を参照)。
【0052】したがって、カバー5のレール部57,5
8にSIMを装着したうえで、カバー5をハウジング1
に倒し込むと、カバー側係合爪73の案内面73aとハ
ウジング側係合爪31の案内面31aとが当接する。さ
らに、カバー5をハウジング1に押し付けると、案内面
73a,31aによる互いの案内によって、主として弾
性支持部72の弾性変形を生じさせつつ、カバー側係合
爪73がハウジング側係合爪31に対して相対的に変位
し、これらの係合爪73,31がスナップ結合して、各
当接面73b,31bが対向したロック状態に至る。す
なわち、SIMをカバー5に装着し、カバー5をハウジ
ング1に倒し込むという、2段階の動作で、カバー5を
ハウジング1にロックすることができる。
【0053】このとき、SIMのコンタクト部は端子金
具15に圧接し、両者の電気接続が達成される。同時
に、端子金具15のばね力により、カバー5とハウジン
グ1には互いに離反する方向の付勢力が働くので、カバ
ー5とハウジング1とのロック状態が確実に保持され
る。
【0054】図14は、SIMを取り外すときの動作を
段階的に示す側面図である。図14(a)のロック状態か
ら、カバー5に力を加え、カバー5を後端側(ヒンジ結
合部側)に向かってスライド変位させると、当たり部8
1,82の凹所Iがハウジング1の後端の当たり部3
5,36に当接して、スライド変位が規制されるに至り
(図14(b))、この状態では、係合部61,62のカ
バー側係合爪73が係合解除凹部32と重なり合う(図
13において二点鎖線で示すカバー側係合爪73の位置
を参照)。したがって、カバー側係合爪73とハウジン
グ側係合爪31とのロック結合が解除される。このと
き、端子金具15のばね力のために、カバー5はハウジ
ング11から引き起こされる方向に若干回動し、図14
(c)に示す状態に至る。
【0055】その後、カバー5に加える力を弱めると、
回動ピン53,54が凹所19,20の浅穴部Sに係合
することにより弾性変形しているアーム部51,52が
発生する弾性力のために、カバー5は、その先端部側へ
と変位し、回動ピン53,54が深穴部Dと係合するに
至る。この状態を図14(d)に示す。このとき、当たり
部81,82の凹所Iと当たり部35,36との係合が
解除されており、カバー5をさらに引き起こして、図1
4(e)の状態とすることができる。この状態では、カバ
ー5に保持されているSIMを容易に引き抜くことがで
きる。当たり部81,82が上部に円弧形状部Cを有し
ていることにより、カバー5をハウジング1に対して回
動させる際に、当たり部81,82と当たり部35,3
6とが干渉するおそれはない。
【0056】以上のようにこの実施形態のICカード用
コネクタ100によれば、カバー1にSIMを挿入し、
その後にカバー1をハウジング5に倒し込むと、カバー
1とハウジング5とがロックされる。したがって、2段
階の操作でSIMの取り付けを達成できる。そして、カ
バー1をハウジング5に対してスライドさせることによ
りロック解除することができ、さらにカバー1を引き起
こして、SIMを引き抜けば、SIMを取り外すことが
できる。このSIMの取り外し操作は、3段階の操作で
あるが、カバー1をスライドさせ、これを引き起こす操
作は、一連の操作としてスムーズに行うことができ、実
質的には1段階の操作と言える。よって、SIMの取り
外しに関しても、実質的には2段階の操作により達成で
きることになる。
【0057】このように、この実施形態によれば、簡単
な操作でSIMを確実に装着することができるので、S
IMの装着不良が生じるおそれがなく、それに起因する
故障の発生を防止できる。また、従来品と比較して構成
が複雑化することもないので、従来品と同等以下のコス
トで作成することができる。
【0058】また、この実施形態のICカード用コネク
タ100を搭載した携帯型電話機においては、SIMの
装着を簡単な操作で確実に行える。
【0059】この発明の一実施形態について説明した
が、この発明は他の形態でも実施することができる。た
とえば、上述の実施形態では、カバー5側に形成した回
動ピン53,54をハウジング1側に形成された凹所1
9,20に係合させてヒンジ結合機構を構成している
が、カバー側に凹所を設け、ハウジング側に回動ピンを
設けても同様なヒンジ結合機構を構成できる。
【0060】また、上述の実施形態では、ハウジング側
係合爪31およびカバー側係合爪73の両方に互いを案
内する案内面31a,73aが形成されているが、いず
れか一方の係合爪のみが案内面を有する構成であっても
両者を係合状態に導くことができる。
【0061】さらに、上述の実施形態では、弾性変形す
るアーム部51,52と、ロック解除位置において浅穴
部Sを有する凹所19,22により、カバー5をロック
位置に向けて付勢する付勢手段が構成されているが、た
とえば、ばね部材のような他の付勢手段によりカバー5
をロック位置に付勢するようにしてもよい。
【0062】また、上記の実施形態では、携帯型電話機
に適用されるICカード用コネクタを例にとったが、本
願発明は、他の電子機器に適用されるICカード用コネ
クタにも容易に応用することができる。
【0063】その他、特許請求の範囲に記載された技術
的事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るICカード用コネ
クタの斜視図であり、カバーをハウジングに対して開い
た状態を示す。
【図2】上記ICカード用コネクタのカバーを閉じた状
態を示す斜視図である。
【図3】ハウジングの平面図である。
【図4】ハウジングの側面図である。
【図5】図3の切断面線V−Vから見た断面図である。
【図6】カバーの平面図である。
【図7】カバーの底面図である。
【図8】カバーの側面図である。
【図9】図6の切断面線IX−IXから見た断面図である。
【図10】ハウジングとカバーとの係合状態を説明する
ための平面図である。
【図11】ハウジングとカバーとのヒンジ結合機構を拡
大して示す平面図である。
【図12】カバーをハウジングに対してスライドさせた
ときの様子を一部切り欠いて示す部分拡大平面図であ
る。
【図13】ロック状態とロック解除状態とを示す部分拡
大斜視図である。
【図14】SIMを取り外すときの動作を段階的に示す
側面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 11,12 アーム部 13,14 張り出し部 15 端子金具 17,18 拡大部 19,20 凹所 D 深穴部 S 浅穴部 31 ハウジング側係合爪 31a 案内面 31b 当接面 32 係合解除凹部 35,36 当たり部 5 カバー 51,52 アーム部 53,54 回動ピン 57,58 レール部 61,62 係合部 73 カバー側係合爪 81,82 当たり部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICカードと電気接続するための接続金具
    が取り付けられたハウジングと、 ICカードを保持することができるカバーと、 上記カバーを上記ハウジングに対してヒンジ結合するヒ
    ンジ結合機構と、 上記カバーが上記ハウジングに対して相対的に倒し込ま
    れ、さらに上記ハウジングに対して相対的に押し付けら
    れることにより互いに係合する一対の係合爪部を有し、
    上記カバーと上記ハウジングとをロックするためのロッ
    ク機構とを含むことを特徴とするICカード用コネク
    タ。
  2. 【請求項2】上記カバーが上記ハウジングに沿ってスラ
    イド移動されることにより、上記一対の係合爪部の係合
    を解除するロック解除機構をさらに含むことを特徴とす
    る請求項1記載のICカード用コネクタ。
  3. 【請求項3】上記ヒンジ結合機構は、上記カバーおよび
    上記ハウジングのうちの一方に設けられた回動ピンと、
    上記カバーおよび上記ハウジングのうちの他方に設けら
    れ、上記回動ピンが回動自在に係合する凹所とを含み、
    この凹所は、上記カバーの上記ハウジングに沿うスライ
    ド移動を許容する長穴形状に形成されていることを特徴
    とする請求項1または2記載のICカード用コネクタ。
  4. 【請求項4】上記回動ピンは、上記凹所内において、上
    記一対の係合爪部が重なり合うロック位置と、上記一対
    の係合爪部が重なり合わないロック解除位置との間で移
    動可能であり、上記カバーおよび上記ハウジングは、上
    記回動ピンが上記ロック解除位置に導かれたときに互い
    に当接する当たり部をそれぞれ備えていることを特徴と
    する請求項3記載のICカード用コネクタ。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかに記載のIC
    カード用コネクタを搭載し、このICカード用コネクタ
    によりICカードが着脱自在に装着されることを特徴と
    する携帯型電話機。
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