JP2000048784A - カメラ用電池及びコンデンサ - Google Patents

カメラ用電池及びコンデンサ

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JP2000048784A
JP2000048784A JP10214482A JP21448298A JP2000048784A JP 2000048784 A JP2000048784 A JP 2000048784A JP 10214482 A JP10214482 A JP 10214482A JP 21448298 A JP21448298 A JP 21448298A JP 2000048784 A JP2000048784 A JP 2000048784A
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battery
sheet
exterior
camera
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JP10214482A
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English (en)
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Kazumi Koike
和己 小池
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 還元性ガスの発生により、写真フイルムに影
響を与えることのないカメラ用電池、コンデンサを提供
する。 【解決手段】電池61は、電池本体65と、この電池本
体65を気密に覆う外装66とからなる。ボタン型の電
池本体65を覆う外装66は、柔軟な樹脂シートからな
る気密シート67と、導電性の柔軟な1組の導電シート
68a,68bと、これら気密シート67、導電シート
68a,68bを絶縁状態で接着する接着層69とから
構成される。気密シート67は、電池本体65の正極6
5a側と負極65b側に各々設けられ、一部は電池本体
65の横方向に延びてガス溜まり67aを形成してい
る。そして、導電シート68a,68bで覆われた部分
を除いて、各々の気密シート67の端部が互いに接着層
69で気密に接着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに使用され
る電池やコンデンサの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンパクトカメラ等を中心に、撮
影日時等のデータを露光範囲内に写し込む、所謂、日付
写し込み機能を標準で搭載したものが増えている。この
ような日付写し込み機能は、記念写真の価値を高めた
り、プリント写真の整理や記録にも大いに役立ってい
る。
【0003】一方、簡単な撮影機構を備え、予め未露光
の写真フイルムとパトローネとが装填された、簡易なカ
メラの一種であるレンズ付きフイルムユニットは、安価
で手軽なことから広く一般に利用されている。特に最近
では、APS(Advanced Photo System) に対応した写真
フイルムカートリッジを内蔵した、小型で軽量のレンズ
付きフイルムユニットも市販されている。
【0004】このようなレンズ付きフイルムユニットに
おいても、日付写し込み機能を搭載したものが本出願人
等から提案されている。安価で手軽なレンズ付きフイル
ムユニットに日付写し込み機能を搭載することにより、
一層印象深く、付加価値の高い記念写真を手軽に撮影す
ることが可能になる。
【0005】ところで、上述したレンズ付きフイルムユ
ニット等のカメラに搭載される日付写し込み装置は、カ
メラの小型化のために、通常、ボタン型の電池が使用さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような日付写し込み装置に使用されるボタン型の電池
は、一般的な筒型の乾電池と比較して、放電中に水素ガ
ス等の還元性ガスが発生する可能性がある。このような
還元性ガスが発生すると、カメラ等の写真機器の場合、
未露光の写真フイルムの乳剤に影響を及ぼし、写真フイ
ルムにカブリが発生するという問題がある。
【0007】また、カメラに広く内蔵されているストロ
ボ装置のコンデンサも、経時変化により水素ガス等の還
元性ガスが発生することがあり、電池から発生するガス
と同様に写真フイルムにカブリが発生する原因となって
いる。
【0008】特に、レンズ付きフイルムユニットの場合
には、ガゼット袋と呼ばれる気密性の袋に収納された状
態で陳列、販売されるので、ガゼット袋の開封以前に発
生したガスが内部にこもり、特に写真フイルムがガスの
影響を受けやすく、問題となっている。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、還元性ガスの発生により、写真フイルムに影響を
与えることのないカメラ用電池、コンデンサを提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明では、電池本体と、この電池本体を密封し
て覆う柔軟な外装とからなり、カメラに充填して使用さ
れる電池において、前記外装を、前記電池本体を気密に
覆う気密シートと、各々の一端が気密シートの内面で前
記電池本体の正極と負極に各々接触し、各々の他端が前
記気密シートの外面に露出している1組の導電シートと
から構成したものである。
【0011】また、電池本体と、この電池本体を密封し
て覆う柔軟な外装とからなり、カメラに充填して使用さ
れる電池において、前記外装を、前記電池本体の正極に
接触する導電性の正極シートと、電池本体の負極に接触
する導電性の負極シートと、この正極シートと負極シー
トとの間にある電池本体を気密に包み込むように、正極
シートの周縁と負極シートの周縁とを絶縁状態で接着す
る絶縁接着層とから構成したものである。
【0012】前記正極シートと負極シートは、導電性ゴ
ムからなり、前記外装内には、前記電池本体から発生し
たガスを吸着する吸着剤を設けたものである。
【0013】コンデンサ本体と、このコンデンサ本体の
底面から延びた電極と、コンデンサ本体の底面を密封し
て覆うと共に、前記電極の先端を外部に露出させた柔軟
な外装とからコンデンサを構成したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電池やコンデンサ
を使用するカメラとして、レンズ付きフイルムユニット
を取り上げる。図2は、本発明の電池やコンデンサが取
り付けられたレンズ付きフイルムユニットを示す分解斜
視図である。レンズ付きフイルムユニット2は、各種撮
影機構が組み込まれたユニット本体3と、このユニット
本体3に装填されるフイルムカートリッジ14とからな
る。
【0015】ユニット本体3の上面にはシャッタボタン
6,カウンタ窓7,及び突出式のストロボ充電表示部4
等が設けられている。ユニット本体3の前面には、ファ
インダ8,撮影レンズ9,ストロボ充電操作スイッチ1
0,ストロボ発光部11,及び日付写し込み装置の光源
となる外光を取り入れる集光板15等が設けられてい
る。また、背面側からは1コマの撮影毎に回動操作され
る巻上げノブ12が露呈されている。
【0016】ユニット本体3は、フイルムカートリッジ
14が装填される本体基部16と、この本体基部16の
前面に組み付けられる露光ユニット17、ストロボ装置
18、及び日付写し込み装置21と、本体基部16の前
面側及び背面側を覆うように組み付けられる前カバー1
9及び後カバー20とから構成されており、これらは爪
係合によって組み立てられる。
【0017】フイルムカートリッジ14は、プラスチッ
ク製のカートリッジ本体22と、このカートリッジ本体
22内に収納される写真フイルム23とから構成されて
いる。カートリッジ本体22内には、写真フイルム23
の一端が係止されるスプール25が回転自在に組み込ま
れており、更に特開平6−266053号公報で知られ
るようなフイルム送出し機構が内蔵されている。また、
写真フイルム23がカートリッジ本体22内に出入りす
るフイルム出入り口(図示せず)には、外部から回動さ
れることによりフイルム出入り口を開閉する棒状の遮光
蓋26が、従来のテレンプに代わって組み込まれてい
る。
【0018】APS対応の写真フイルム23は、一方の
側縁に沿ってサイズの異なった大小2個のパーフォレー
ション28,29が2種類の間隔で交互に配列されてい
る。パーフォレーション28,29は、各撮影コマ30
のフイルム給送方向の先頭側と後部側とを設定するもの
で、レンズ付きフイルムユニット2では撮影毎に写真フ
イルム23をカートリッジ本体22内に巻き込んでいく
ことから、大パーフォレーション28がフイルム給送方
向の先頭側を、小パーフォレーション29が後部側を示
している。各パーフォレーション28,29は、撮影コ
マ30の数に対応する数だけ設けられている。
【0019】本体基部16の中央部には、前面側に組み
付けられた露光ユニット17から写真フイルム23まで
の間の撮影光路を遮光する遮光筒34が設けられてい
る。この遮光筒34の背面側には、写真フイルム23へ
の露光範囲を規定するアパーチャーが形成されている。
そして、このアパーチャーに対面するように、後カバー
20にはフイルム支持面20aが形成されている。遮光
筒34の前面側には、撮影レンズ9を透過した被写体光
をアパーチャーに導くための開口38が形成されてい
る。
【0020】遮光筒34を挟む両側には、製造段階にお
いて、カートリッジ本体22及び写真フイルム23がロ
ール状に巻かれたフイルムロール35とがそれぞれ収納
される、カートリッジ室36とフイルムロール室37と
が各々一体に形成されている。
【0021】カートリッジ室36及びフイルムロール室
37は、本体基部16の背面側に後カバー20が組み付
けられ、後カバー20に一体に形成されたカートリッジ
室用の底蓋39と、フイルムロール室用の底蓋40とが
閉じられることにより適正な遮光能が得られるようにな
る。なお、底蓋39、及び底蓋40は、後カバー20に
対して屈曲自在な薄肉部を介して連結されており、底蓋
39は使用後のレンズ付きフイルムユニット2からフイ
ルムカートリッジ14を取り出す際に開放される。
【0022】カートリッジ室36の上部には、巻上げノ
ブ12が回転自在に組み付けられている。この巻上げノ
ブ12は、外周にギヤが形成されており、下面に形成さ
れた駆動軸がカートリッジ本体22のスプール25に係
合される。そして、1コマの撮影ごとに図中反時計方向
に回転操作されることにより、スプール25で写真フイ
ルム22を巻き上げる。また、巻上げノブ12は、カー
トリッジ室36の上面に形成された逆止爪42がギヤに
噛合されることにより、逆方向への回転が阻止されてい
る。
【0023】また、図示しないが、カートリッジ室36
の上面及び側面には、カートリッジ室36からフイルム
カートリッジ14を取り出す際に、底蓋39の開放に連
動して遮光蓋26を閉じる遮光蓋閉鎖機構が組み込まれ
ている。
【0024】露光ユニット17は、従来の135サイズ
の写真フイルムを用いていたレンズ付きフイルムユニッ
トと同様に、周知のシャッタチャージ機構,フイルム巻
止め機構,カウンタ送り機構,シャッタ駆動機構、及び
シャッタ羽根58,撮影レンズ9等を含む他、ファイン
ダ8を構成する対物レンズと接眼レンズとがユニット化
されている。また、露光ユニット17には、写真フイル
ム23のパーフォレーション28,29に噛合し、写真
フイルム23の移送により従動回転するスプロケットが
設けられている。このスプロケットは、前述したシャッ
タチャージ機構,フイルム巻止め機構,カウンタ送り機
構の駆動源となる。
【0025】ストロボ装置18は、周知のストロボ回路
が設けられた回路基板44と、この回路基板44に組み
付けられ、前カバー19から露出するストロボ発光部1
1、電池接片53、及び乾電池54とから構成されてい
る。
【0026】回路基板44には、ストロボ回路を構成す
る、本発明のコンデンサ48等からなる各種電気部品
と、ストロボ充電スイッチ49、シンクロスイッチ50
が設けられている。ストロボ充電スイッチ49は、前カ
バー19の前面に形成されたストロボ充電操作スイッチ
10の背面側に配置される金属接片であり、ストロボ充
電操作スイッチ10のスライド操作によってストロボ回
路を閉じてストロボ充電を行わせる。なお、このストロ
ボ充電操作スイッチ10のスライド操作に連動してスト
ロボ充電表示部4が突出し、充電完了時に点滅する。
【0027】シンクロスイッチ50は、金属製の二つの
スイッチ接片からなり、露光ユニット17に組み込まれ
たシャッタ羽根の揺動によって押圧されると、二つのス
イッチ接片が接触してストロボ発光が行われる。
【0028】図3に示すように、コンデンサ48は、ス
トロボ回路の回路パターンに接続される2つの電極55
を有するコンデンサ本体56と、柔軟な樹脂シートで形
成された外装57とからなる。外装57は、コンデンサ
本体56の下面全体を覆うような袋状であり、コンデン
サ本体56の下部の円筒周縁に密着している。また、外
装57は、コンデンサ本体56の下面よりも大きく横方
向に張り出したガス溜まり部57aが形成されている。
【0029】コンデンサ本体56の下面から出ている電
極55は、外装57を突き抜けて外部に露出している。
この電極55が外装57を貫通している部分は、接着層
58により電極55と外装57とが接着されている。以
上のような構成により、コンデンサ本体56の下面は、
外装57により気密に覆われる。
【0030】コンデンサ本体56の下面には、通常はゴ
ムで塞がれ、内部でガスが発生するとこのガスを放出し
てコンデンサ本体56の破裂を防ぐ、ガス穴が設けられ
ているが、上述したように、コンデンサ本体56の下面
を外装57で気密に覆うことにより、ガス穴から放出さ
れた写真フイルムにカブリを発生させる水素ガス等が、
コンデンサ48から外部に拡散することを防止する。そ
して、図4に示すように、ガス穴から放出されたガス
は、外装57の横方向に張り出したガス溜まり部57a
を膨らませ、外装57内に溜められる。
【0031】このように、コンデンサ本体56の内部か
らガスが発生しても、ガスは外装57内に気密に保持さ
れ、写真フイルム23の乳剤面にカブリを生じることが
ない。
【0032】露光ユニット17の左側に取り付けられる
日付写し込み装置21は、水晶発振子,時計回路,LC
Dドライバ,初期化スイッチ、及び液晶パネル60等の
電子部品が実装された装置基板59と、本発明の電池6
1を保持する電池保持部62とからなる。
【0033】装置基板59に実装されている時計回路
は、数十年分のカレンダーを記憶しており、内蔵した水
晶発振子を用いて一定周期のクロック信号を発生し、こ
のクロック信号に基づいて現在の時間、年月日を計時
し、年月日データを作成する。そして、この年月日デー
タに基づいてLCDドライバが液晶パネル60を駆動す
ることにより、この液晶パネル60に写真フイルム23
の各撮影コマ30に写し込む現在の撮影日(「年,月,
日」)が表示される。
【0034】液晶パネル60は、前カバ−19に組み付
けられた集光板15に対面される。この液晶パネル60
としては、不透明な背景に白抜き(透明)な「年,月,
日」、例えば「98,11,03」等の文字を表示する
透過型のものが用いられており、集光板15からの外光
によって照明され、液晶パネル60を透過した、日付デ
ータの画像を含む透過光が、デート光として各撮影コマ
30に写し込まれる。
【0035】なお、アパーチャの奥には、液晶パネル6
0に表示されている日付像を撮影コマ30上に投影・結
像させるための日付用投影レンズ(図示せず)が設けら
れている。また、露光ユニット17のシャッタ羽根に
は、このデート光の光路上に挿脱されるシャッタ羽根の
延長部が設けられており、露光光路上のシャッタ羽根の
開閉により、デート光の光路も開閉される。
【0036】図1に示すように、本発明の電池61は、
電池本体65と、この電池本体65を気密に覆う外装6
6とからなる。ボタン型の電池本体65を覆う外装66
は、柔軟な樹脂シートからなる気密シート67と、導電
性の柔軟な1組の導電シート68a,68bと、これら
気密シート67、導電シート68a,68bを絶縁状態
で接着する接着層69とから構成される。
【0037】気密シート67は、電池本体65の正極6
5a側と負極65b側に各々設けられ、一部は電池本体
65の横方向に延びてガス溜まり67aを形成してい
る。そして、導電シート68a,68bで覆われた部分
を除いて、各々の気密シート67の端部が互いに接着層
69で気密に接着される。
【0038】導電シート68aは、一端が電池本体65
の正極65aに接触し、気密シート67の端部を回り込
むようにして、他端が気密シート67の外側に露出して
いる。また、導電シート68bも、一端が電池本体65
の負極65bに接触し、気密シート67の端部を回り込
むようにして、他端が気密シート67の外側に露出して
いる。これら導電シート68a,68bは、各々気密シ
ート67に密着している。そして、導電シート68a,
68bが各々気密シート67の端部を回り込むようにな
っている部分は、絶縁性の接着層69で気密に接着され
ている。
【0039】そして、一端が電池本体65の正極65a
に接触している導電シート68aの露出した他端は、日
付写し込み装置21の電池保持部62に設けられた正極
側接片71aに接触する。また、一端が電池本体65の
負極65bに接触している導電シート68bの露出した
他端は、日付写し込み装置21の電池保持部62に設け
られた負極側接片71bに接触する。
【0040】以上の構成により、電池本体65を有する
外装66の内部が気密に保たれる。これにより、電池本
体65から写真フイルムにカブリを発生させる水素ガス
等が発生しても、気密な外装66により、電池61の外
部にこれらのガスが拡散することを防止する。そして、
図5に示すように、電池本体65から発生したガスは、
外装66の横方向に張り出したガス溜まり部67aを膨
らませ、外装57内に溜められる。
【0041】このように、電池本体65からガスが発生
しても、ガスは外装66内に気密に保持され、写真フイ
ルム23の乳剤面にカブリを生じることがない。また、
外装66の気密シート67には、内面側から外面側に回
り込むように導電シート68a,68bが密着している
ので、導電シート68a,68bの露出部分に正極側接
片71aと負極側接片71bを各々接触させれば、電池
本体65が外装66にくるまれた状態で通常のボタン型
電池と同様に使用することが可能である。
【0042】本発明のカメラ用電池は、図6に示すよう
に、導電シートの代わりに導電性のゴム等で直接電池本
体を覆うこともできる。電池81は、電池本体82と、
この電池本体82を気密に覆う外装83とからなる。ボ
タン型の電池本体82を覆う外装83は、導電性のゴム
シートからなる1組の気密シート84a,84bと、こ
の気密シート84a,84bの周縁部を互いに絶縁状態
で接着し、電池本体82方向に延びる不導体の絶縁層8
5とから構成される。
【0043】気密シート84a,84bの一部は、電池
本体82の横方向に延びてガス溜まり84cを形成して
いる。気密シート84aは、内面側が電池本体82の正
極82aに接触し、外面側が露出している。また、気密
シート84bも、内面側が電池本体82の負極82bに
接触し、外面側が露出している。そして、気密シート8
4a,84bの周縁部は、不導体の絶縁層85で気密に
接着されている。この絶縁層85は、気密シート84
a,84bとの接着部分から電池本体82方向に延び、
接着部分と反対側の他端側が電池本体82の正極82a
と負極82bの境目に密着している。そして、この絶縁
層85の延長部分の中程には、ガス穴85aが形成され
ている。
【0044】そして、内面側が電池本体82の正極82
aに接触している気密シート84aの露出した外面側
は、日付写し込み装置の正極側接片86aに接触する。
また、内面側が電池本体82の負極82bに接触してい
る気密シート84bの露出した外面側も、日付写し込み
装置の負極側接片86bに接触する。
【0045】このような構成により、電池本体82を有
する外装83の内部が気密に保たれ、電池本体82から
写真フイルムにカブリを発生させる水素ガス等が発生し
ても、気密な外装83により、電池81の外部にこれら
のガスが拡散することを防止する。そして、図7に示す
ように、電池本体82から発生したガスは、外装83の
横方向に張り出したガス溜まり部84cを膨らませ、外
装83内に溜められる。この時、ガス溜まり部84cを
正極側と負極側に2分割している絶縁層85の中程には
ガス穴85aが形成されているので、ガス溜まり部84
cは、一方に偏ることなく均一に膨らむ。
【0046】このように、電池本体82からガスが発生
しても、ガスは外装83内に気密に保持され、写真フイ
ルムの乳剤面にカブリを生じることがない。また、外装
66の気密シート84a,84bを導電性のゴムで形成
したので、不導体の樹脂シート等に導電層を形成した多
層構造の外装にする必要もなく、単純で簡単な構造で、
電池本体82が外装83にくるまれた状態で通常のボタ
ン型電池と同様に使用することが可能である。
【0047】本発明のカメラ用電池は、図8に示すよう
に、外装にガス溜まりを設けずに、発生したガスを吸着
する吸着剤を外装の中に設けることもできる。電池91
は、電池本体92と、この電池本体92を気密に覆う外
装93とからなる。ボタン型の電池本体92を覆う外装
93は、導電性のゴムシートからなる1組の気密シート
94a,94bと、この気密シート94a,94bの周
縁部を互いに絶縁状態で接着し、電池本体92方向に延
びる不導体の絶縁層95と、電池本体92から発生した
ガスを吸着する吸着剤96とから構成される。
【0048】気密シート94aは、内面側が電池本体9
2の正極92aに接触し、外面側が露出している。ま
た、気密シート94bも、内面側が電池本体92の負極
92bに接触し、外面側が露出している。そして、気密
シート94a,94bの周縁部は、不導体の絶縁層95
で気密に接着されている。この絶縁層95は、気密シー
ト94a,94bとの接着部分から電池本体92方向に
延び、接着部分と反対側の他端側が電池本体92の正極
92aと負極92bの境目に密着している。そして、こ
の絶縁層95の延長部分の中程には、ガス穴95aが形
成されている。
【0049】外装93の内部に設けられる吸着剤96
は、活性炭や、水素ガスを吸蔵する水素吸蔵合金等が用
いられる。なお、本実施形態においては、吸着剤96が
絶縁層95の下側にあるが、ガス穴95aにより、絶縁
層95の上側で発生したガスも確実に吸着される。
【0050】内面側が電池本体92の正極92aに接触
している気密シート94aの露出した外面側は、日付写
し込み装置の正極側接片97aに接触する。また、内面
側が電池本体92の負極92bに接触している気密シー
ト94bの露出した外面側も、日付写し込み装置の負極
側接片97bに接触する。
【0051】このような構成により、電池本体92を有
する外装93の内部が気密に保たれ、電池本体92から
写真フイルムにカブリを発生させる水素ガス等が発生し
ても、気密な外装93により、電池91の外部にこれら
のガスが拡散することを防止する。そして、電池本体9
2から発生したガスは、吸着剤96により給着されるの
で、写真フイルムの乳剤面にカブリを生じることがな
い。また、外装66内に吸着剤96を設けたので、発生
したガスを溜めるガス溜まり等のスペースを設ける必要
が無く、電池91をコンパクトにすることができる。
【0052】なお、上記実施形態では、APS対応のレ
ンズ付きフイルムユニットを例に説明したが、本発明
は、135サイズの写真フイルムパトローネを装填する
レンズ付きフイルムユニットや、通常のカメラにも全く
同様に用いることが可能である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、電池
本体と、この電池本体を密封して覆う柔軟な外装とから
なり、カメラに充填して使用される電池において、前記
外装を、前記電池本体を気密に覆う気密シートと、各々
の一端が気密シートの内面で前記電池本体の正極と負極
に各々接触し、各々の他端が前記気密シートの外面に露
出している1組の導電シートとから構成したので、還元
性ガスの発生により、写真フイルムに影響を与えること
のないカメラ用電池を提供することが可能になる。
【0054】また、コンデンサ本体と、このコンデンサ
本体の底面から延びた電極と、コンデンサ本体の底面を
密封して覆うと共に、前記電極の先端を外部に露出させ
た柔軟な外装とからコンデンサを構成したので、還元性
ガスの発生により、写真フイルムに影響を与えることの
ないカメラ用コンデンサを提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池を示す断面図である。
【図2】本発明の電池とコンデンサを内蔵したレンズ付
きフイルムユニットを示す分解斜視図である。
【図3】本発明のコンデンサを示す断面図である。
【図4】図3のコンデンサのガス発生後を示す断面図で
ある。
【図5】図1の電池のガス発生後を示す断面図である。
【図6】第2の実施形態における電池を示す断面図であ
る。
【図7】図6の電池のガス発生後を示す断面図である。
【図8】第3の実施形態における電池を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット 3 ユニット本体 17 露光ユニット 21 日付写し込み装置 59 装置基板 60 液晶パネル 61 電池 65 電池本体 66 外装 67 気密シート 68 導電シート 69 接着層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池本体と、この電池本体を密封して覆
    う柔軟な外装とからなり、カメラに充填して使用される
    電池において、 前記外装は、前記電池本体を気密に覆う気密シートと、
    各々の一端が気密シートの内面で前記電池本体の正極と
    負極に各々接触し、各々の他端が前記気密シートの外面
    に露出している1組の導電シートとから構成されている
    ことを特徴とするカメラ用電池。
  2. 【請求項2】 電池本体と、この電池本体を密封して覆
    う柔軟な外装とからなり、カメラに充填して使用される
    電池において、 前記外装は、前記電池本体の正極に接触する導電性の正
    極シートと、電池本体の負極に接触する導電性の負極シ
    ートと、この正極シートと負極シートとの間にある電池
    本体を気密に包み込むように、正極シートの周縁と負極
    シートの周縁とを絶縁状態で接着する絶縁接着層とから
    構成されていることを特徴とするカメラ用電池。
  3. 【請求項3】 前記正極シートと負極シートは、導電性
    ゴムからなることを特徴とする請求項2記載のカメラ用
    電池。
  4. 【請求項4】 前記外装内には、前記電池本体から発生
    したガスを吸着する吸着剤が設けられていることを特徴
    とする請求項1ないし3いずれか記載のカメラ用電池。
  5. 【請求項5】 コンデンサ本体と、このコンデンサ本体
    の底面から延びた電極と、コンデンサ本体の底面を密封
    して覆うと共に、前記電極の先端を外部に露出させた柔
    軟な外装とからなることを特徴とするカメラ用コンデン
    サ。
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JP2006260777A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Densei Lambda Kk 二次電池の実装構造

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JP4496997B2 (ja) * 2005-03-15 2010-07-07 Tdkラムダ株式会社 二次電池の実装構造

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