JP2000048236A - メダル選別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型軽量のメダルを確実に排除することがで
きるメダル選別装置を提供する。 【解決手段】 投入されたメダルの平面に接触しつつメ
ダルの自重を利用してメダルを滑走させるメダルレール
３１を設け、メダルレール３１に正規のメダルは通過で
きず、かつ小型軽量のメダル６０は自重により落とし込
まれる選別孔３４を形成するとともに、移動可能に取り
付けられた選別板４５を選別孔３４に突き入れて待機さ
せ、正規のメダルは選別板４５を押しのけてメダルレー
ル３１を滑落し、小型軽量のメダル６０は選別板４５に
衝突した後、その自重により選別孔３４を介してメダル
レール３１から落下する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えばゲーム機等
に投入される小径メダルを排除するためのメダル選別装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】メダルゲーム機に投入される小径メダル
を排除するメダル選別装置として、メダル投入口から横
向きに投入されたメダルをゲーム機の遊戯部まで案内す
るメダルレールを設け、メダルレールの途中に選別孔を
形成したものが知られている。この選別孔は正規のメダ
ルよりもやや小さく形成されているために、正規のメダ
ルは選別孔に落ち込むことなくメダルレールを滑り落
ち、遊戯部に到達することができる。一方、正規のメダ
ルよりも径の小さな硬貨が投入された場合には、その硬
貨は選別孔から落下し、遊戯部に到達できないように構
成されている。なお、メダル投入口を正規のメダルの断
面形状に即したものとすることにより、大型のメダル等
の投入が防止される。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、径の小
さな硬貨を勢い良く投入した場合には、選別孔の位置で
の移動速度が高くなり、硬貨が選別孔から落下する前に
この選別孔を通過してしまい、そのままメダルレールを
介して遊戯部に到達してしまう可能性がある。

【０００４】本発明は、小型軽量のメダルを確実に排除
することができるメダル選別装置を提供することを目的
とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明
は、投入されたメダルの平面に接触しつつメダルの自重
を利用してメダルを滑走させる傾斜板（３１）を設け、
傾斜板（３１）に正規のメダルは通過できず、かつ小型
軽量のメダル（６０）は自重により落とし込まれる選別
孔（３４）を形成するとともに、移動可能に取り付けら
れた選別部材（４５）を選別孔（３４）に突き入れて待
機させ、正規のメダルは選別部材（４５）を押しのけて
傾斜板（３１）を滑落し、小型軽量のメダル（６０）は
選別部材（４５）に衝突した後、その自重により選別孔
（３４）を介して傾斜板（３１）から落下するようにし
た。

【０００６】請求項１に記載の発明によれば、小型軽量
のメダル（６０）は選別孔（３４）に突き入れられた選
別部材（４５）に衝突することにより選別孔（３４）に
落ち込みやすい状態となるので、小型軽量のメダル（６
０）を確実に排除できる。また、選別部材（４５）およ
び選別部材（４５）を支持する機構として簡易かつコン
パクトな構成を採用することができるので、簡易でコン
パクトなメダル選別装置を得ることができる。

【０００７】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
のメダル選別装置において、選別部材（４５）は回動可
能に取り付けられ、正規のメダルが衝突することにより
選別部材（４５）はメダルの滑走経路（３３）から退避
するものである。

【０００８】請求項２に記載の発明によれば、選別部材
（４５）を回動可能に取り付けるようにしたので、選別
部材（４５）の取付機構を簡易なものとすることがで
き、よって簡易でコンパクトなメダル選別装置を得るこ
とができる。

【０００９】請求項３に記載の発明は、請求項２に記載
のメダル選別装置において、選別部材（４５）の待機位
置がその自重によって定められているものである。

【００１０】請求項３に記載の発明によれば、選別部材
（４５）の待機位置をその自重によって定めるようにし
ているので、選別部材（４５）の支持機構を簡易なもの
とすることができ、故障のおそれの少ないメダル選別装
置を得ることができる。

【００１１】請求項４に記載の発明は、請求項１〜３の
いずれか１項に記載のメダル選別装置において、小型軽
量のメダル（６０）は選別部材（４５）と衝突すること
により減速されて選別孔（３４）から落下するものであ
る。

【００１２】請求項４に記載の発明によれば、小型軽量
のメダル（６０）は選別部材（４５）と衝突することに
より減速されるので、勢い良く投入された小型軽量のメ
ダル（６０）をも確実に排除することができる。

【００１３】請求項５に記載の発明は、請求項１〜４の
いずれか１項に記載のメダル選別装置において、小型軽
量のメダル（６０）は選別部材（４５）と衝突すること
により選別孔（３４）の方向に弾かれて選別孔（３４）
から落下するものである。

【００１４】請求項５に記載の発明によれば、小型軽量
のメダル（６０）を選別部材（４５）と衝突させて選別
孔（３４）の方向に弾くようにしたので、小型軽量のメ
ダル（６０）を確実に選別孔（３４）から落下させるこ
とができる。

【００１５】請求項６に記載の発明は、請求項１〜５の
いずれか１項に記載のメダル選別装置において、平面を
略水平にしてメダルを投入する投入口（２０）を備え、
投入口（２０）まで傾斜板（３１）が延設されているも
のである。

【００１６】請求項６に記載の発明によれば、投入口
（２０）から平面を略水平にしてメダルを投入するの
で、投入されたメダルの向きと傾斜板（３１）の向きと
が合致しており、メダルの向きを変えるための機構を設
ける必要がない。このため、簡易でコンパクトなメダル
選別装置を得ることができる。

【００１７】なお、本発明の理解を容易にするために添
付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それによ
り本発明が図示の形態に限定されるものではない。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、図１〜図８を用いて、本発
明によるメダル選別装置の一実施の形態について説明す
る。

【００１９】本実施の形態のメダル選別装置は、例え
ば、図１および図２に示すメダルゲーム機に設けられ、
正規のメダルよりも小型軽量の硬貨等が盤面に到達しな
いように排除するためのものである。

【００２０】このメダルゲーム機は、プレイヤーがゲー
ムを進行させる場である略垂直に立設された盤面１０を
備え、プレイヤーはメダル投入口２０から盤面１０に向
けて横向きにメダルを投入してプレイすることができ
る。プレイヤーがメダル投入口２０から１枚ずつメダル
を投入すると、揺動する可動羽根１１により落下方向を
ランダムに変更されたメダルは盤面１０内を自由落下す
る。このため、盤面１０にはメダルが縦方向になった状
態で落下可能な間隙が形成されている。所定の数字点灯
ポケット１２にこのメダルが入った場合、数字点灯ポケ
ット１２に表示された数字を用いて液晶表示部１３で所
定のゲーム、例えばスロットマシンゲームやビンゴゲー
ム等がプレイされる。なお、数字点灯ポケット１２に表
示される数字は、例えばＬＥＤ等により適宜変更表示可
能とされている。

【００２１】盤面１０には、例えばパチンコの盤面にあ
るような釘１４が打ってあり、メダルの落下方向にラン
ダム性を与えている。また、メダルゲーム機稼働中に左
右方向に往復運動されている可動部１５をメダルが通過
した場合、入賞と判定されて液晶表示部１３におけるゲ
ーム進行に好影響を及ぼす。そして、液晶表示部１３で
表示されているゲームで所定の結果が得られた場合に
は、所定枚数のメダル払出しが可能になり、プレイヤー
がコレクトボタン１６を押すと、それまでに支払可能な
枚数のメダルが払出し口１７から払出される。なお、メ
ダルはホッパー１８ａからエスカレータ１８ｂおよびシ
ュータ１８ｃを介して払出し口１７に払出される。ま
た、盤面１０から落下したメダルはシュータ１８ｄを介
してホッパー１８ａに集められる。

【００２２】図２および図２の部分拡大図である図３に
示すように、メダル投入口２０から投入されたメダルは
本実施の形態のメダル選別装置３０を介して盤面１０に
到達する。図３〜図８に示すように、メダル選別装置３
０はメダル投入口２０から投入されたメダルを滑走させ
るメダルレール３１と、メダルレール３１に対して取り
付けられた金具４１とを備える。

【００２３】メダルレール３１はねじ孔３２ａを介して
メダル投入口２０にメダルレール３１を接続するための
フランジ３２と、メダル投入口２０に連通されメダルを
盤面１０に向けて斜めに滑走させる、断面が矩形形状の
空間であるメダル通過部３３とを備える。メダル通過部
３３の断面は、軸心を通る平面における正規のメダルの
断面よりも一回り大きくされており、これによりメダル
投入口２０から盤面１０に向けて正規のメダルを滑走さ
せることができる。メダルはその平面をメダル通過部３
３の底面に接触させつつ滑り落ちる。図２および図３に
示すように、メダル通過部３３の終端部は盤面１０の上
端部を臨む位置まで延設され、メダル通過部３３を滑走
したメダルは盤面１０の上述した間隙内に滑り落ち、盤
面１０内を自由落下する。

【００２４】メダル選別装置３０を下方から見た図６に
示すように、メダルレール３１の下面には正規のメダル
よりも小型のメダルを自重により落下させる選別孔３４
が開口されている。この選別孔３４は正規のメダルの直
径よりもやや小さい幅とされており、正規のメダルは選
別孔３４に落とし込まれることなくメダル通過部３３を
滑り落ちるが、正規のメダルよりも小径の硬貨等、例え
ば１円硬貨は選別孔３４を介してメダルレール３１から
落下するように構成されている。

【００２５】また、メダル選別装置３０を上方から見た
図４およびメダル選別装置３０の斜視図である図８に示
すように、メダルレール３１の上面にはメダル通過部３
３を挟んで選別孔３４と対向する開口３５が形成されて
いる。さらに、図４および図８に示すようにメダルレー
ル３１の上面にはスリット３６ａが、図６に示すように
メダルレール３１の下面にはスリット３６ａと対向する
スリット３６ｂがそれぞれ開口されている。スリット３
６ａおよび３６ｂは、選別孔３４から落下せずにメダル
レール３１を滑り落ちてきたメダルをカウントする光セ
ンサ（不図示）の光路を確保するためのものである。メ
ダルレール３１を滑り落ちるメダルがスリット３６ａお
よび３６ｂの位置を通過するときにこの光路を遮り、光
センサは光が遮断された回数に基づいてメダルの通過枚
数をカウントする。なお、光センサは金具４１を介して
取り付けられている。

【００２６】一方、図４および図８に示すように、金具
４１には金具４１をメダルレール３１に対して取り付け
るためのねじ孔４２と、メダルレール３１の上方に立ち
上がりメダル投入口２０に向けて延ばされた選別板支持
部４３とが形成されている。

【００２７】図３〜図８に示すように、選択板支持部４
３の先端部には、メダルレール３１を滑り落ちてきたメ
ダルの勢いを弱め、小型の硬貨等を確実に選別孔３４に
落とし込むための選別板４５が取り付けられている。選
別板支持部４３の先端部には選別板４５の回動軸４５ａ
を支持するための軸受け４３ａが形成されており、選別
板４５は回動軸４５ａを中心として回動可能に支持され
ている。選別板４５はその自重によって待機位置が定ま
り、メダルの衝突によって待機位置から回動する。図３
に示すように、待機位置にある選別板４５は開口３５お
よび選別孔３４を介してメダルレール３１を貫通し、メ
ダルレール３１の下方まで突き出されている。

【００２８】なお、図８の開口４６は光センサの光路を
確保するためのものであり、スリット３６ａに対向して
形成されている。

【００２９】次に、正規のメダルを投入した場合の動作
について説明する。正規のメダルをその平面が略水平に
なるような向きでメダル投入口２０から投入すると、メ
ダルは自重および投入の勢いによってメダルレール３１
のメダル通路３３を滑り落ち、待機している選別板４５
に衝突する。選別板４５は正規のメダルの自重のみによ
って図３および図５に示すＰ方向に回動し、メダル通路
３３が自然に確保されるような重量バランスに設定され
ている。このため、メダルを勢い良く投入したか否かに
かかわらず、選別板４５はＰ方向に回動してメダル通路
３３が確保される。また、上述のように選別孔３４の幅
は正規のメダルの直径よりも小さくされているので、正
規のメダルは選別孔３４に落ち込むこともなく、そのま
まメダルレール３１を滑り落ち、盤面１０に到達する。

【００３０】次に、正規のメダルよりも小型軽量の硬貨
等、例えば１円硬貨を投入した場合の動作について説明
する。例えば１円硬貨６０（図８）をメダル投入口２０
から投入すると、１円硬貨６０はメダルレール３１を滑
走して選別板４５に衝突し、選別板４５はＰ方向に回動
する。しかし、１円硬貨６０の重量では選別板４５の静
止慣性によって選別板４５が大きく回動することはな
く、逆に、選別板４５との衝突によって１円硬貨６０の
勢いは極端に弱められる。また、選別板４５は待機位置
においても、また待機位置からＰ方向に回動した場合で
あっても、メダル通路３３に対してその衝突面が斜めに
なるような向きにあるため、選別板４５によって弾かれ
ることにより、メダルレール３１を滑り降りようとする
１円硬貨６０には下方への、すなわち選別孔３４の方向
への力が加えられる。このため、１円硬貨６０は選別孔
３４の方向に導かれることになる。

【００３１】このように、１円硬貨６０は選別板４５に
よってその勢いが弱められるうえ、選別孔３４の方向へ
導かれることとなるため、仮に勢い良く１円硬貨６０を
投入したとしても、１円硬貨６０がメダル通路３３を確
保する位置まで選別板４５を回動させ、さらに選別孔３
４を通過してメダルレール３１を滑り落ちることはな
い。すなわち、１円硬貨６０はその自重によって確実に
選別孔３４を介してメダルレール３１から落下し、図３
に示す収納部５０に収納される。したがって、１円硬貨
６０が盤面１０に到達することが効果的に防止される。

【００３２】なお、メダル投入口２０は正規のメダルの
断面よりもごくわずかに大きく開口しており、これによ
り大型の硬貨等の投入が防止される。

【００３３】以上のように、本実施の形態のメダル選別
装置では、選別板４５を用いることによって、メダル選
別装置を複雑化、あるいは大型化することなく、小型軽
量の硬貨等を確実に排除することができる。このため、
省スペースかつ低コストのメダル選別の要望に応えるこ
とができる。また、本実施の形態のメダル選別装置によ
れば、選別板４５は自重によってその待機位置が決ま
り、動力やセンサーを用いることなくメダルを選別でき
るので、故障が生じにくく低コストの装置を得ることが
できる。

【００３４】本実施の形態では、選別板４５の待機位置
を自重によって設定するようにしているが、なんらかの
付勢機構を設けて、これにより選別板４５の待機位置を
設定してもよい。

【００３５】本実施の形態では、選別板４５を回動可能
に設けているが、選別板４５に代えて、種々の選別部材
を採用することができる。例えば、選別部材として変形
可能な弾性部材を用い、正規のメダルが投入された場合
には選別部材の弾性変形によって盤面へのメダルの投入
を許可し、一方、小型軽量の硬貨等が投入された場合に
は衝突によってその硬貨等の勢いを弱めるようにしても
よい。これにより、小型軽量の硬貨等を選別孔から確実
に落下させることができる。

【００３６】本発明によるメダル選別装置はメダルゲー
ム機への適用に限定されず、メダルを投入してゲームを
行う各種ゲーム機や、メダルの投入に応じて各種商品を
払出す販売機のメダル選別にも適用することができる。
なお、本明細書において、請求項の「メダル」は硬貨を
含む概念である。

【００３７】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によるメダ
ル選別装置によれば、小型軽量のメダルは選別孔に突き
入れられた選別部材に衝突することにより選別孔に落ち
込みやすい状態となるので、小型軽量のメダルを確実に
排除できる。また、選別部材および選別部材を支持する
機構として簡易かつコンパクトな構成を採用することが
できるので、簡易でコンパクトなメダル選別装置を得る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施の形態のメダル選別装置を備えるメダル
ゲーム機を示す斜視図。

【図２】図１のメダルゲーム機の縦断面図。

【図３】図２のメダル選別装置の周辺を拡大して示す拡
大図。

【図４】本実施の形態のメダル選別装置を上方から見た
図。

【図５】図４のＶ−Ｖ線断面図。

【図６】図５のＶＩ−ＶＩ線方向から見た図。

【図７】本実施の形態のメダル選別装置を示す図であり
（ａ）は図５のＡ−Ａ線断面図、（ｂ）は図５のＢ−Ｂ
線方向から見た図。

【図８】本実施の形態のメダル選別装置を示す斜視図。

【符号の説明】

３１ メダルレール ３３ メダル通過部 ３４ 選別孔 ４５ 選別板 ６０ １円硬貨

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１１年５月１０日（１９９９．５．１
０）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【特許請求の範囲】

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００６

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００６】したがって、小型軽量のメダル（６０）は
選別孔（３４）に突き入れられた選別部材（４５）に衝
突することにより選別孔（３４）に落ち込みやすい状態
となるので、小型軽量のメダル（６０）を確実に排除で
きる。また、選別部材（４５）および選別部材（４５）
を支持する機構として簡易かつコンパクトな構成を採用
することができるので、簡易でコンパクトなメダル選別
装置を得ることができる。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００７

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００７】請求項１に記載のメダル選別装置では、選
別部材（４５）は回動可能に取り付けられ、正規のメダ
ルが衝突することにより選別部材（４５）はメダルの滑
走経路（３３）から退避する。

【手続補正４】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００８

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００８】したがって、選別部材（４５）の取付機構
を簡易なものとすることができ、よって簡易でコンパク
トなメダル選別装置を得ることができる。

【手続補正５】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００９

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００９】請求項１に記載の発明では、選別部材（４
５）の待機位置がその自重によって定められている。

【手続補正６】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１０

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１０】したがって、選別部材（４５）の支持機構
を簡易なものとすることができ、故障のおそれの少ない
メダル選別装置を得ることができる。

【手続補正７】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１１

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１１】請求項２に記載の発明では、請求項１に記
載のメダル選別装置において、小型軽量のメダル（６
０）は選別部材（４５）と衝突することにより減速され
て選別孔（３４）から落下するものである。

【手続補正８】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１２

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１２】請求項２に記載の発明によれば、小型軽量
のメダル（６０）は選別部材（４５）と衝突することに
より減速されるので、勢い良く投入された小型軽量のメ
ダル（６０）をも確実に排除することができる。

【手続補正９】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１３

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１３】請求項３に記載の発明は、請求項１または
２に記載のメダル選別装置において、小型軽量のメダル
（６０）は選別部材（４５）と衝突することにより選別
孔（３４）の方向に弾かれて選別孔（３４）から落下す
るものである。

【手続補正１０】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１４

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１４】請求項３に記載の発明によれば、小型軽量
のメダル（６０）を選別部材（４５）と衝突させて選別
孔（３４）の方向に弾くようにしたので、小型軽量のメ
ダル（６０）を確実に選別孔（３４）から落下させるこ
とができる。

【手続補正１１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１５

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１５】請求項４に記載の発明は、請求項１〜３の
いずれか１項に記載のメダル選別装置において、平面を
略水平にしてメダルを投入する投入口（２０）を備え、
投入口（２０）まで傾斜板（３１）が延設されているも
のである。

【手続補正１２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１６

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１６】請求項４に記載の発明によれば、投入口
（２０）から平面を略水平にしてメダルを投入するの
で、投入されたメダルの向きと傾斜板（３１）の向きと
が合致しており、メダルの向きを変えるための機構を設
ける必要がない。このため、簡易でコンパクトなメダル
選別装置を得ることができる。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 投入されたメダルの平面に接触しつつ前
   記メダルの自重を利用して前記メダルを滑走させる傾斜
   板を設け、前記傾斜板に正規のメダルは通過できず、か
   つ小型軽量のメダルは自重により落とし込まれる選別孔
   を形成するとともに、移動可能に取り付けられた選別部
   材を前記選別孔に突き入れて待機させ、 前記正規のメダルは前記選別部材を押しのけて前記傾斜
   板を滑落し、 前記小型軽量のメダルは前記選別部材に衝突した後、そ
   の自重により前記選別孔を介して前記傾斜板から落下す
   るようにしたことを特徴とするメダル選別装置。
2. 【請求項２】 前記選別部材は回動可能に取り付けら
   れ、前記正規のメダルが衝突することにより前記選別部
   材はメダルの滑走経路から退避することを特徴とする請
   求項１に記載のメダル選別装置。
3. 【請求項３】 前記選別部材の待機位置がその自重によ
   って定められていることを特徴とする請求項２に記載の
   メダル選別装置。
4. 【請求項４】 前記小型軽量のメダルは前記選別部材と
   衝突することにより減速されて前記選別孔から落下する
   ことを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載の
   メダル選別装置。
5. 【請求項５】 前記小型軽量のメダルは前記選別部材と
   衝突することにより前記選別孔の方向に弾かれて前記選
   別孔から落下することを特徴とする請求項１〜４のいず
   れか１項に記載のメダル選別装置。
6. 【請求項６】 前記平面を略水平にして前記メダルを投
   入する投入口を備え、 前記投入口まで前記傾斜板が延設されていることを特徴
   とする請求項１〜５のいずれか１項に記載のメダル選別
   装置。