JP2000048020A - 文書作成装置、入力支援方法、及び記録媒体 - Google Patents

文書作成装置、入力支援方法、及び記録媒体

Info

Publication number
JP2000048020A
JP2000048020A JP10212766A JP21276698A JP2000048020A JP 2000048020 A JP2000048020 A JP 2000048020A JP 10212766 A JP10212766 A JP 10212766A JP 21276698 A JP21276698 A JP 21276698A JP 2000048020 A JP2000048020 A JP 2000048020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
character string
kana
character
candidate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10212766A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Nagasaki
秀紀 長崎
Hideto Izawa
秀人 井澤
Tatsuhiko Yamaoka
竜彦 山岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10212766A priority Critical patent/JP2000048020A/ja
Publication of JP2000048020A publication Critical patent/JP2000048020A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Machine Translation (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】処理の対象となっている文字列部分を明示する
ことで、ユーザに対する負荷を軽減し、ユーザに操作の
不安を与えることのないようにする。 【解決手段】かな漢字変換処理部36によるかな文字入
力の他に、入力された読み文字列に関連する他の文字列
に変換して入力する文書作成装置において、読み文字列
と変換結果とする見出しとを対応付けて登録する入力予
測辞書66及びシームレス入力辞書70と、入力された
読み文字列をもとに辞書を検索して読み文字列の先頭以
降の何れかの文字からの文字列に該当する見出しを求め
る入力予測辞書検索処理部38及びシームレス辞書検索
処理部40と、入力された読み文字列を辞書から求めら
れた見出しに対応する文字列部分と、対応しない文字列
部分とで異なる表示形態によって表示させる候補対象外
文字列表示処理部50とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、日本語ワードプロ
セッサ等の文書作成装置に係り、特に利用者が入力した
文字列をもとに、続いて入力される文字列を予測する入
力予測処理を実行する文書作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、日本語ワードプロセッサ等の文
書作成装置では、文字入力の効率を向上させるために、
長い文字列を短い文字列で登録して、これをかな漢字変
換のユーザ辞書として扱うことにより、利用者が短い文
字列を入力しただけで長い文字列を入力する方法を採用
しているものがある。
【0003】しかし、この方法では、予め文字列を登録
しておかなければならないため、あらゆる文字列に対し
て前述した方法を採ることが現実には困難となってい
た。
【0004】これに対して、近年の文書作成装置では、
入力予測処理を行なうことによって入力効率を向上させ
る方法が用いられてきている。入力予測処理では、利用
者により最初の数文字が入力された時点で、これら数文
字を検索キーとして入力予測辞書を検索し、これら数文
字で始まる文字列(単語)を抽出して表示し、入力文字
列として選択できるようにすることで、最初に入力され
た数文字に続く文字列を容易に入力することができ、利
用者の入力の手間を省くことができる。
【0005】例えば、特願平7−56315号(特開平
8−255156号)公報には、前述のような入力予測
処理を行なうことによって入力効率を向上させた文書作
成装置が開示されている。
【0006】また、文字入力の効率を向上させるための
方法として、入力モードの切り換えの操作負担を軽減す
る入力支援処理(以下、シームレス入力処理と称する)
を用いる方法がある。このシームレス入力処理では、作
成文書中に含まれるひらがな、カタカナ、アルファベッ
ト、数字など、複数の文字種の文字を入力する場合に、
シフト制御キーの操作によって入力モードを逐次変更す
ることなく、所望する文字種の文字を入力することがで
きる。
【0007】例えば、特願平6−176734号(特開
平8−44725号)公報には、入力文字種の切り換え
操作(シフト制御キーに対する操作)を必要とせずに、
かな文字とは別の文字種が混在した文書を作成すること
ができる文書作成装置が開示されている。
【0008】この文書作成装置では、入力文字種を英文
字に切り替え、入力された英単語を、かな文字の読み
(同じキーのかな文字の列)でユーザ辞書に登録してお
くことで、以後、この単語がかな文字の読みで入力され
た時、その読みに基づいてユーザ辞書から当該英単語を
読み出して出力することができる。これにより、2度目
以降に同一の単語を入力する場合での入力文字種の切り
替え操作が不要となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の文書
作成装置では、文書作成のための文字入力の効率を向上
させるために、入力予測処理、あるいはシームレス入力
処理を用いた方法が用いられていた。
【0010】しかしながら、入力予測処理やシームレス
入力処理では、ユーザによって明示的に指示された文字
列に対して実行されるのではなく、通常の文書を作成す
るための動作(文字入力、かな漢字変換の実行指示等)
に対して自動的に実行されるので、処理対象となってい
る文字列が何れの部分であるか分かりにくい場合があっ
た。
【0011】この場合、入力予測処理やシームレス入力
処理におけるユーザの作業が混乱して負荷が増大した
り、あるいは入力予測処理やシームレス入力処理により
文字列を入力した後にすべき操作が不明となり、ユーザ
に不安を与えてしまうことがあった。
【0012】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、ユーザに対する負荷を軽減し、ユーザに操
作の不安を与えることのない文書作成装置、入力支援方
法、及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、かな漢字変換
手段によるかな漢字変換による文字入力の他に、入力さ
れた読み文字列を、その読み文字列に関連する他の文字
列に変換して入力する文書作成装置において、読み文字
列と変換結果とする見出しとを対応付けて登録するため
の辞書と、入力された読み文字列をもとに前記辞書を検
索して、前記読み文字列の先頭以降の何れかの文字から
の文字列に該当する見出しを求める辞書検索処理手段
と、前記辞書検索処理手段によって求められた見出しを
表示させる候補表示処理手段と、前記入力された読み文
字列を、前記辞書検索処理手段によって求められた見出
しに対応する文字列部分と、対応しない文字列部分とを
異なる表示形態によって表示させる文字列表示処理手段
とを具備したことを特徴とする。
【0014】このような構成によれば、入力された読み
文字列を、その読み文字列に関連する他の文字列に変換
して入力する処理、例えば入力予測処理あるいはシーム
レス入力処理において、入力された処理対象とする読み
文字列に対して、先頭からに限らず2文字目以降の何れ
かの文字からの文字列を対象として変換が行われ、変換
対象とならなかった文字列部分と、対象となった文字列
部分とを異なる形態によって表示させることで、ユーザ
に対して変換処理の状況を通知でき、ユーザに対する負
荷が軽減される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる
文書作成装置のシステム構成を示すブロック図である。
本実施形態における文書作成装置は、例えばCD−RO
M、DVD、磁気ディスク等の記録媒体に記録されたプ
ログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制
御されるコンピュータによって実現される。
【0016】図1に示すように、本実施形態における文
書作成装置は、CPU10、メモリ12、入力装置1
4、表示装置16、記憶装置18、及びRTC(リアル
タイムクロック)19によって構成されている。
【0017】CPU10は、装置全体の制御を司るもの
で、メモリ12に格納されたプログラム及びデータに基
づいて実行することにより各種機能を実現する。本実施
形態では、メモリ12に格納された文書作成制御プログ
ラム12bを実行することでかな漢字変換処理、入力予
測処理、シームレス入力処理などが実行される。
【0018】メモリ12は、CPU10等による読み込
み専用もしくは読み書き可能なメモリ装置であり、プロ
グラムやデータが格納される。メモリ12に設けられる
プログラム領域には、制御プログラム12a、文書作成
制御プログラム12b等の各種プログラムが格納され
る。文書作成制御プログラム12bには、かな漢字変換
処理、入力予測処理を実現するための各種プログラムが
含まれているものとする。
【0019】また、メモリ12には、文書情報部12c
の他、プログラムの実行状況に合わせて各種の情報が格
納される情報記憶部12dが設けられている。文書情報
部12cは、文書作成処理によって作成された文書等の
データを含んでいる。また、情報記憶部12dには、か
な漢字変換処理、入力予測処理等を実行する際に利用さ
れるデータを含み、必要に応じて記憶装置18から読み
出されたデータが格納される。
【0020】入力装置14は、処理対象となるデータや
装置に対する命令等を入力するためのキーボードや、マ
ウス、ペン等のポインティングデバイスである。文書作
成の際には主にキーボードが用いられ、このキーボード
の各キーには、文字データ入力用の文字キー、入力文字
列に対するかな漢字変換の実行を指示するための変換キ
ー、各種選択の方向指示を入力するための上下左右カー
ソルキー、各種選択の確定を指示するための選択キーな
ど、各種の機能が割り当てられている。
【0021】表示装置16は、入力データや出力結果を
表示するもので液晶ディスプレイ、CRT等、及びコン
トローラから構成される。
【0022】記憶装置18は、情報記憶部18aを含む
各種データやプログラム18b等が記憶される装置であ
る。なお、記憶装置18は、ハードディスク、CD−R
OM、DVD、フロッピーディスク等の記録媒体に記録
されたプログラム(文書作成制御プログラム12b等)
を読み込んで、文書作成装置によって実行させることが
できる。情報記憶部18aには、かな漢字変換処理、入
力予測処理で用いられる各種辞書や、処理データなどが
格納される。
【0023】RTC19は、時計情報を供給するもの
で、年月日時刻の情報を取得するために用いられる。
【0024】図2は、図1に示すシステム構成におい
て、制御プログラム12a、文書作成制御プログラム1
2bを実行することにより実現される、本実施形態にお
ける文書作成装置の機能構成を示すブロック図である。
【0025】図2に示すように、本実施形態の文書作成
装置には、入力制御処理部22、出力制御処理部24、
文書作成制御部26、及び情報記憶部28の各機能によ
って構成されている。
【0026】入力制御処理部22は、制御プログラム1
2aを実行することにより実現されるもので、入力装置
14(例えばキーボード)からデータや命令等を入力す
る。文書作成処理が実行されている場合には、入力され
た文字データを情報記憶部28の入力文字列格納部60
に格納する。また、入力装置14(キーボード)のキー
に割り当てられた機能に対応する指示を入力する。
【0027】出力制御処理部24は、制御プログラム1
2aを実行することにより実現されるもので、かな漢字
変換処理によって作成された文書や、入力予測処理やシ
ームレス入力処理に伴う各種の情報を、表示装置16に
おいて表示させるための制御を行なう。なお、情報の出
力先としては表示装置16に限らず、印刷装置、通信装
置、記憶装置等であっても勿論良い。
【0028】文書作成制御部26は、制御プログラム1
2a、文書作成制御プログラム12bを実行することに
より実現されるもので、入力される文字データに対し
て、かな漢字変換処理及び入力予測処理によって文書を
作成する処理を実行する。文書作成制御部26は、利用
者の文書作成のための入力効率を向上させるために以下
のような機能を有する。
【0029】文書作成制御部26は、図2に示すよう
に、打鍵速度認識処理部30、変換指示入力判断処理部
32、表示情報設定処理部34、かな漢字変換処理部3
6、入力予測辞書検索処理部38、シームレス辞書検索
処理部40、予測候補評価処理部42、シームレス候補
評価処理部44、予測候補表示処理部46、シームレス
候補表示処理部48、候補対象外文字列表示処理部5
0、候補表示位置設定処理部52、候補選択処理部5
4、かな漢字変換起動指示処理部56、及びローマ字入
力判断処理部58の各機能が含まれて構成されている。
【0030】また、情報記憶部28には、文書作成制御
部26に設けられた各機能が利用するデータを格納する
ために、入力文字列格納部60、かな漢字変換結果格納
部62、かな漢字変換辞書64、入力予測辞書66、入
力予測候補格納部68、シームレス入力辞書70、シー
ムレス候補格納部72、表示情報格納部74、打鍵間隔
カウンタ76、入力文字数カウンタ78、及び作成文書
格納部80が設けられている。
【0031】打鍵速度認識処理部30(入力速度認識手
段)は、かな漢字変換、入力予測処理、あるいはシーム
レス入力処理による変換対象とする文字列の入力速度を
認識するためのもので、RTC19によって計測される
時計情報に応じて打鍵間隔カウンタ76を計数すること
で、文書作成のための入力装置14(キーボード)に対
するキー操作(打鍵)の間隔を認識する。
【0032】変換指示入力判断処理部32は、入力制御
処理部22を介して、かな漢字変換処理部36によるか
な漢字変換の実行を示す、特定の指示の入力があったか
否かを判断するもので、本実施形態では句読点及びスペ
ースが入力された場合に、それまでに入力された文字列
に対するかな漢字変換の実行が指示されたものと判断す
る。
【0033】表示情報設定処理部34は、各部における
処理を制御するための各種設定を行なうためのもので、
例えばかな漢字変換処理部36によるかな漢字変換によ
って得られた結果の表示方法を、任意の指示に応じて設
定する表示情報設定機能(表示情報設定手段)、入力予
測処理またはシームレス入力処理により変換対象となら
なかった文字列部分に対する、かな漢字変換処理部36
によるかな漢字変換の実行のタイミングを、任意の指示
に応じて設定する設定機能(設定手段)、入力予測辞書
検索処理部38によって求められた入力予測候補とシー
ムレス辞書検索処理部40によって求められた見出しに
対して優先度を設定する優先度設定機能(優先度設定手
段)、かな漢字変換処理部36が特定の指示に応じて、
入力された文字列に対するかな漢字変換を実行するか否
かを設定するかな漢字変換設定機能(かな漢字変換設定
手段)、入力予測辞書検索処理部38またはシームレス
辞書検索処理部40によって、それぞれに対応する入力
予測辞書66、シームレス入力辞書70から検索される
見出しの数に対するレベルを設定する候補数レベル設定
機能(候補数レベル設定手段)、入力文字列に対する変
換(入力予測処理、シームレス入力処理)の表示を制御
する文字の入力速度(打鍵間隔)を設定する速度設定機
能を含み、各機能によって設定された設定内容を表示情
報格納部74に格納する。
【0034】かな漢字変換処理部36は、入力文字列格
納部60に格納された入力文字列に対して、かな漢字変
換辞書64に格納された辞書データをもとにかな漢字変
換を実行して、変換結果をかな漢字変換結果格納部62
に格納する。また、かな漢字変換処理部36は、入力予
測処理(入力予測辞書検索処理部38)によって得られ
る入力予測候補、あるいはシームレス入力処理(シーム
レス辞書検索処理部40)によって得られる見出しの文
字列を用いて入力文字列を変換する。
【0035】入力予測辞書検索処理部38は、入力文字
列格納部60に格納された入力文字列をもとに入力予測
辞書66を検索して、現在までの入力文字列に続いて入
力される可能性のある入力文字列である入力予測候補を
求めて入力予測候補格納部68に格納する。
【0036】シームレス辞書検索処理部40は、入力文
字列格納部60に格納された読み文字列をもとにシーム
レス入力辞書70を検索して、入力された読み文字列に
対応するかな文字とは別の他の文字種による文字列であ
る見出しを求めてシームレス候補格納部72に格納す
る。
【0037】予測候補評価処理部42は、表示情報設定
処理部34の候補数レベル設定機能によって設定された
見出しの数に対するレベルに応じて、入力予測辞書検索
処理部38によって入力予測辞書66を検索して得られ
る見出しを変換候補として出力させるか否かを評価す
る。
【0038】シームレス候補評価処理部44は、表示情
報設定処理部34の候補数レベル設定機能によって設定
された見出しの数に対するレベルに応じて、シームレス
辞書検索処理部40によってシームレス入力辞書70を
検索して得られる見出しを変換候補として出力させるか
否かを評価する。
【0039】予測候補表示処理部46は、入力予測候補
格納部68に格納された複数の入力予測候補を、出力制
御処理部24を通じて表示装置16において表示させ
る。予測候補表示処理部46は、候補数レベル設定機能
によるレベルの設定がある場合には、予測候補評価処理
部42による評価結果に応じて入力予測候補を表示させ
る。
【0040】シームレス候補表示処理部48は、シーム
レス候補格納部72に格納された複数の見出しの候補
を、出力制御処理部24を通じて表示装置16において
表示させる。シームレス候補表示処理部48は、候補数
レベル設定機能によるレベルの設定がある場合には、シ
ームレス候補評価処理部44による評価結果に応じて見
出しの候補を表示させる。
【0041】候補対象外文字列表示処理部50は、入力
文字列の表示に対して、入力予測辞書検索処理部38あ
るいはシームレス辞書検索処理部40によって求められ
た見出しに対応しない文字列部分を、他の文字列部分と
異なる表示形態によって表示させる。
【0042】候補表示位置設定処理部52は、予測候補
表示処理部46とシームレス候補表示処理部48によっ
て表示される文字列の表示位置を、入力された文字列中
の処理対象となった文字位置に合わせて設定する。
【0043】候補選択処理部54は、予測候補表示処理
部46またはシームレス候補表示処理部48によって表
示された変換候補から、外部からの指示に応じて変換結
果とする文字列を選択する。
【0044】かな漢字変換起動指示処理部56は、かな
漢字変換の実行を示す特定の指示があった時、表示情報
設定処理部34のかな漢字変換設定機能によってかな漢
字変換を実行しないことが設定されている場合に、かな
漢字変換処理部36に対してかな漢字変換を実行させ
ず、シームレス辞書検索処理部40により、入力された
文字列に対応する見出しを求めさせる。
【0045】ローマ字入力判断処理部58は、かな漢字
変換の実行を示す特定の指示があった時、かな漢字変換
処理部36による文字入力モードがローマ字入力である
か否かを判断する。
【0046】入力文字列格納部60は、入力装置14、
入力制御処理部22を通じて入力された処理対象とする
入力文字列が格納される。
【0047】かな漢字変換結果格納部62は、入力文字
列格納部60に格納された文字列に対する、かな漢字変
換処理部36によるかな漢字変換の結果が格納される。
【0048】かな漢字変換辞書64は、かな漢字変換処
理部36によるかな漢字変換を実行する際に参照される
もので、読み文字列と変換結果とする見出し語の文字列
とが対応付けられて登録されている。
【0049】入力予測辞書66は、入力予測処理を実行
する際に入力予測辞書検索処理部38によって参照され
るもので、読み文字列と入力予測候補とする見出し語の
文字列(活用のない語幹部分の文字列)、この見出し語
から派生される派生語の文字列(活用部分を含む文字
列)、及び他の情報とが対応付けられて登録されてい
る。入力予測辞書66に格納される情報の詳細について
は後述する(図4)。
【0050】入力予測候補格納部68は、入力予測辞書
検索処理部38による入力予測辞書66に対する検索結
果を格納するためのもので、入力予測候補を一覧表示さ
せるための出力バッファとして用いられる。
【0051】シームレス入力辞書70は、かな文字とは
別の他の文字種(例えば英文字)による文字列である見
出しと、この見出しの文字列を他の文字種の入力モード
で入力する際に操作されるキーに割り当てられた、かな
文字による読みとが対応付けられて登録されている。
【0052】シームレス候補格納部72は、シームレス
辞書検索処理部40によるシームレス入力辞書70に対
する検索結果を格納するためのもので、シームレス入力
辞書70から検索された見出しを表示させるための出力
バッファとして用いられる。
【0053】表示情報格納部74は、表示情報設定処理
部34の各機能によって設定された各種の情報が格納さ
れる。
【0054】打鍵間隔カウンタ76は、打鍵速度認識処
理部30によって入力装置14(キーボード)に対する
キー操作(打鍵)の間隔を認識するために、RTC19
によって計測される時計情報に応じてカウント値が更新
される。
【0055】入力文字数カウンタ78は、文書作成のた
めに入力制御処理部22を介して入力され、入力文字列
格納部60に入力された文字数が格納される。
【0056】作成文書格納部80は、入力された入力文
字列をもとにした、かな漢字変換処理部36によるかな
漢字変換、入力予測辞書検索処理部38による入力予測
処理、シームレス辞書検索処理部40によるシームレス
入力処理によって得られた文字列をもとにして作成され
た文字列(文書情報)が格納される。
【0057】次に、本実施形態における文書作成装置の
動作について説明する。
【0058】はじめに、本実施形態における文書作成装
置で入力予測処理を実行した際の予測候補の表示制御に
ついて、図3に示すフローチャートを参照しながら説明
する。なお、シームレス入力処理についても、入力予測
処理と同様の手順によって実行されるものとし、入力予
測辞書検索処理部38をシームレス辞書検索処理部4
0、予測候補表示処理部46をシームレス候補表示処理
部48、入力予測辞書66をシームレス入力辞書70に
置き換えて説明を省略する。
【0059】キー入力待ち状態において、入力装置14
(キーボード)に設けられたキーが操作されると、入力
制御処理部22は、キー操作に応じたデータを入力し、
データ内容に応じて各部に通知する。
【0060】文字キーの操作によって、文書作成のため
の読みを表す文字データが入力された場合、入力制御処
理部22は、入力された文字を順次、入力文字列格納部
60に格納する。
【0061】入力文字列格納部60に文字列が入力され
ると、入力予測辞書検索処理部38は、入力文字列格納
部60に格納された読みを表す文字列をもとに入力予測
辞書66を検索して、現在までに入力された文字列に続
いて入力される可能性の高い文字列、すなわち入力予測
候補を求める。
【0062】はじめに、入力予測辞書検索処理部38
は、入力文字列に対して先頭(1文字目)から連続する
文字列に合致する入力予測候補があるかどうか判別する
(ステップA1)。
【0063】図4には、入力予測辞書66に格納される
情報の一例を示している。図4に示すように、入力予測
辞書66には、「読み」「見出し」の他、各情報が対応
付けて登録されている。「読み」は、入力された入力文
字(列)をもとにした検索対象となるもので、入力予測
候補の見出し部分の読み文字列が格納されている。「見
出し」は、「読み」に対応する入力予測の結果とする文
字列である。
【0064】なお、図5には、シームレス入力辞書70
に格納される情報の一例を示している。図5に示すよう
に、シームレス入力辞書70には、かな文字とは別の他
の文字種(例えば英文字)による文字列である「見出
し」と、この「見出し」の文字列を他の文字種の入力モ
ードで入力する際に操作されるキーに割り当てられた、
「かな入力による読み」とが対応付けられて予め登録さ
れている。また、「見出し」の文字列をローマ字入力文
字で入力した時の文字列に対応する「ローマ字入力の読
み」の情報が対応付けられている。
【0065】入力予測辞書検索処理部38は、入力文字
列格納部60に格納された先頭から連続する入力文字列
(読み)が、入力予測辞書66の「読み」に登録されて
いるかを検索する。ここで、入力された入力文字列と一
致する読みが入力予測辞書66にあった場合(ステップ
A2)、入力予測辞書検索処理部38は、該当する読み
に対応する「見出し」の文字列を入力予測候補として入
力予測候補格納部68に格納する。
【0066】予測候補表示処理部46は、入力予測候補
格納部68に格納された入力予測候補とする文字列を、
出力制御処理部24を介して表示装置16において表示
させる(ステップA6)。なお、予測候補表示処理部4
6は、予測候補評価処理部42によって変換候補として
出力させると評価された入力予測候補を表示させる(詳
細については後述する)。
【0067】図6には、入力文字列の1文字目(先頭)
から合致する入力予測候補があった場合の表示画面の例
を示している。
【0068】図6に示す例では、入力文字列「おねが
い」をもとに入力予測辞書66(図4参照)を検索する
ことによって得られた、複数の入力予測候補が一覧表示
されている。初期状態での入力予測候補の一覧表示で
は、先頭の入力予測候補の文字列が選択候補として表示
されている(図6中では網掛け表示された状態を枠付き
によって表している(以下同様)。ただし、表示形態は
どのようなものであっても良い)。
【0069】この入力予測候補の一覧表示中から、任意
の文字列が入力装置14に対する操作によって指定され
ると、候補選択処理部54は、選択された入力予測候補
をかな漢字変換処理部36に通知する。かな漢字変換処
理部36は、候補選択処理部54から通知された文字列
によって、入力された文字列(図6に示す例では「おね
がい」)に代えて変換結果として表示する。
【0070】一方、ステップA2において、入力文字列
の1文字目(先頭)から合致する入力予測候補が無いと
判別された場合、入力予測辞書検索処理部38は、入力
文字列の2文字目以降の文字列をもとに入力予測辞書6
6に対する検索を実行して、2文字目以降の文字列に該
当する入力予測候補があるか判別する(ステップA
3)。
【0071】ここで入力予測候補が得られなかった場
合、入力予測辞書検索処理部38は、入力文字列の3文
字目以降の文字列をもとに入力予測辞書66に対する検
索を実行して、2文字目以降の文字列に該当する入力予
測候補があるか判別する。
【0072】以下、入力予測候補が得られなかった場合
には、入力予測辞書検索処理部38は、4文字目、5文
字目、…のようにして、入力文字列の何れかの文字から
の文字列に該当する入力予測候補を検索する。該当する
入力予測候補が得られなかった場合には入力予測処理を
終了する。
【0073】また、入力文字列の2文字目以降の何れか
の文字からの文字列に該当する入力予測候補が検索でき
た場合(ステップA4)、入力予測辞書検索処理部38
は、検索された入力予測候補の文字列を入力予測候補と
して入力予測候補格納部68に格納する。
【0074】予測候補表示処理部46は、入力予測候補
格納部68に格納された入力予測候補とする文字列を、
出力制御処理部24を介して表示装置16において表示
させる。さらに、候補対象外文字列表示処理部50は、
入力文字列の表示に対して、入力予測辞書検索処理部3
8によって求められた入力予測候補に対応しない1文字
目からの文字列部分を、他の文字列部分と異なる表示形
態によって表示させる(ステップA5)。
【0075】図7及び図8には、入力文字列の2文字目
以降の文字列から合致する入力予測候補が検索された場
合の表示画面の例を示している。
【0076】図7及び図8に示す例では、入力文字列
「かさねておねがい」をもとに入力予測辞書66を検索
することによって、先頭からの「かさねて」の文字列部
分については入力予測候補が得られず、5文字目以降の
文字列「おねがい」に対して得られた複数の入力予測候
補が一覧表示されている。
【0077】図7(a)に示す第1の例では、入力文字
列の表示において、入力予測候補が得られなかった文字
列部分に対して、他の文字列とは異なる表示形態として
網掛け表示が、候補対象外文字列表示処理部50によっ
てされている。ただし、入力文字列に対する表示におい
て、網掛け表示に限らず、ブリンク表示、色つき表示、
フォント変更など、どのような表示形態を用いても良い
(以下の例についても同様)。
【0078】図7(b)に示す第2の例では、入力文字
列の表示において、入力予測候補が得られた文字列部分
に対して、他の文字列とは異なる表示形態として網掛け
表示がされている。
【0079】図8(a)に示す第3の例では、入力予測
候補が得られなかった文字列部分に対して、その文字列
部分が入力予測候補の一覧表示中に表示されている。
【0080】図8(b)に示す例では、入力文字列の表
示において、入力予測候補が得られなかった文字列部分
に対して、他の文字列とは異なる表示形態として網掛け
表示がされると共に、入力予測候補が得られなかった文
字列部分に対して、その文字列部分が入力予測候補の一
覧表示中に表示されている。
【0081】図8(c)に示す例では、入力予測候補が
得られなかった文字列部分に対して、その文字列部分が
入力予測候補の一覧表示中に表示されると共に、他の文
字列とは異なる表示形態として網掛け表示がされてい
る。
【0082】このようにして、入力予測候補の対象とな
った文字列部分と対象と成らなかった文字列部分とを異
なる表示形態によって表示するので、入力予測候補の一
覧表示が入力文字列のどの部分に該当するか容易に判別
することができるので、ユーザに対する負荷を軽減する
ことができる。
【0083】次に、図3のフローチャートの処理に加え
て、入力予測候補の対象となっていない1文字目からの
入力文字列に対してかな漢字変換を実行する処理につい
て、図9に示すフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0084】なお、図9に示すフローチャートのステッ
プB1〜B4における処理は、図3に示すフローチャー
トのステップA1からA4の処理と同じであるものとし
て、詳細な説明を省略する。
【0085】ステップB3において、入力文字列の2文
字目以降の何れかの文字からの文字列に該当する入力予
測候補が検索できた場合(ステップB4)、入力予測辞
書検索処理部38は、検索された入力予測候補の文字列
を入力予測候補として入力予測候補格納部68に格納す
る。
【0086】予測候補表示処理部46は、入力予測候補
格納部68に格納された入力予測候補とする文字列を、
出力制御処理部24を介して表示装置16において表示
させる。さらに、かな漢字変換処理部36は、入力文字
列の表示に対して、入力予測辞書検索処理部38によっ
て求められた入力予測候補に対応しない1文字目からの
文字列部分に対してかな漢字変換を実行し、その結果得
られた変換候補をかな漢字変換結果格納部62に格納す
る。そして、かな漢字変換処理部36は、かな漢字変換
結果格納部62に格納された変換候補を、入力文字列の
かな漢字変換の対象となった文字列に代えて所定の表示
形態によって表示する(ステップB5)。
【0087】図10及び図11には、入力予測候補に対
応しない文字列部分が、かな漢字変換された場の表示画
面の一例を示していする。
【0088】図10(a)に示す例では、入力文字列
「かさねておねがい」に対して、4文字目以降の「おね
がい」の文字列部分に対して入力予測候補が得られた場
合の表示例を示している。図10(a)では、入力文字
列の先頭からの「かさねて」の文字列部分に代えて、か
な漢字変換によって得られた漢字混じりの文字列「重ね
て」に表示されている。
【0089】図10(b)に示す例では、入力予測候補
と対応しない文字列部分についての、かな漢字変換の結
果得られた複数の候補の一覧を、入力予測候補の一覧表
示と共に表示した例である。かな漢字変換候補の一覧表
示の初期状態では、先頭の変換候補「重ねて」が選択候
補として表示されている。
【0090】図11(a)に示す例では、図10(b)
に示す一覧表示に対して、かな漢字変換の候補の一覧表
示と、入力予測候補の一覧表示のそれぞれについて、処
理の名称、すなわちかな漢字変換については「かな
漢」、入力予測処理については「予測」の文字列を付加
した例である。
【0091】図11(b)に示す例では、入力予測処理
の対象とならなかった文字列部分に対するかな漢字変換
の候補と、入力予測処理によって得られた複数の入力予
測候補との組み合わせによって生成される文字列を、同
一のウィンドウ内で一覧表示している例である。
【0092】このようにして、入力予測処理の対象とな
らなかった文字列部分に対してかな漢字変換を行い、そ
の変換結果(候補)を表示することで、入力予測候補の
一覧表示からの文字列の選択を容易にすることができ
る。また、入力予測候補の一覧表示とは別に、かな漢字
変換候補の一覧表示することにより(図10(b)、図
11(a))、かな漢字変換の候補が複数ある場合で
も、かな漢字変換の候補の一覧表示と入力予測候補の一
覧表示の内容とを対応づけながら、適切な組み合わせに
よる変換結果を選択することができる。また、図11
(b)に示す表示方法で有れば、予めかな漢字変換候補
と入力予測候補との組み合わせによる文字列が一覧表示
されるので、一度の選択操作で入力文字列全体に対する
変換結果を選択することができ、ユーザの負担を軽減す
ることができる。
【0093】次に、前述したような、かな漢字変換によ
って得られた結果を表示する方法を任意に設定する場合
について、図12及び図13に示すフローチャートを参
照しながら説明する。
【0094】まず、表示方法の設定の動作について、図
12に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0095】入力装置14に対する操作によって入力制
御処理部22を介して、入力予測候補の対象となってい
ない文字列部分に対する表示方法の設定要求が入力され
た場合(ステップC1)、表示情報設定処理部34は、
表示情報設定機能によって、図14に示すような、表示
方法の設定画面を出力制御処理部24を介して表示装置
16において表示させる(ステップC2)。
【0096】表示方法の設定画面では、図14に示すよ
うに、入力予測処理の対象とならなかった文字列部分に
対するかな漢字変換を実行する/しない、入力予測候補
との組み合わせによって生成される文字列による同一ウ
ィンドウで表示する/しない、及びかな漢字変換の対象
となっている入力文字列に対する他と異なる表示形態に
する/しない(ここでは網掛け表示をする/しない)を
任意に設定することができる。
【0097】図14に示す設定画面において、任意の項
目に対して、する/しないを選択する指示が入力された
場合(ステップC3)、表示情報設定処理部34は、設
定内容に変更があれば(ステップC4)、変更された設
定内容を、表示情報格納部74に格納する(ステップC
5)。
【0098】次に、図14に示す表示方法の設定画面に
おいて設定された内容に応じた表示動作について、図1
3に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0099】はじめに、入力予測辞書検索処理部38
は、入力文字列に対して先頭(1文字目)から連続する
文字列に合致する入力予測候補があるかどうか判別する
(ステップD1)。
【0100】入力予測辞書検索処理部38は、入力文字
列格納部60に格納された先頭から連続する入力文字列
(読み)が、入力予測辞書66の「読み」に登録されて
いるかを検索する。ここで、入力された入力文字列と一
致する読みが入力予測辞書66にあった場合(ステップ
D2)、入力予測辞書検索処理部38は、該当する読み
に対応する「見出し」の文字列を入力予測候補として入
力予測候補格納部68に格納する。
【0101】予測候補表示処理部46は、入力予測候補
格納部68に格納された入力予測候補とする文字列を、
出力制御処理部24を介して表示装置16において表示
させる(ステップD3)。
【0102】一方、ステップD2において、入力文字列
の1文字目(先頭)から合致する入力予測候補が無いと
判別された場合、入力予測辞書検索処理部38は、入力
文字列の2文字目以降の文字列をもとに入力予測辞書6
6に対する検索を実行して、2文字目以降の文字列に該
当する入力予測候補があるか判別する(ステップD
4)。
【0103】ここで入力予測候補が得られなかった場
合、入力予測辞書検索処理部38は、入力文字列の3文
字目以降の文字列をもとに入力予測辞書66に対する検
索を実行して、2文字目以降の文字列に該当する入力予
測候補があるか判別する。
【0104】以下、入力予測候補が得られなかった場合
には、入力予測辞書検索処理部38は、4文字目、5文
字目、…のようにして、入力文字列の何れかの文字から
の文字列に該当する入力予測候補を検索する。該当する
入力予測候補が得られなかった場合には入力予測処理を
終了する。
【0105】また、入力文字列の2文字目以降の何れか
の文字からの文字列に該当する入力予測候補が検索でき
た場合(ステップD5)、入力予測辞書検索処理部38
は、検索された入力予測候補の文字列を入力予測候補と
して入力予測候補格納部68に格納する。
【0106】入力文字列の2文字目以降の文字列に対し
て入力予測候補が検索できた場合、入力予測処理の対象
となっていない文字列に対して、かな漢字変換する設定
になっているかを、表示情報格納部74を参照して判別
する(ステップD6)。
【0107】かな漢字変換する設定がされていた場合
(ステップD7)、かな漢字変換処理部36は、入力文
字列の表示に対して、入力予測辞書検索処理部38によ
って求められた入力予測候補に対応しない、入力文字列
の1文字目からの文字列部分に対してかな漢字変換を実
行し、その結果得られた変換候補をかな漢字変換結果格
納部62に格納する(ステップD8)。
【0108】予測候補表示処理部46は、同一ウィンド
ウ表示する設定になっているか否かを、表示情報格納部
74を参照して判別する(ステップD9)。
【0109】ここで、同一ウィンドウ表示する設定がさ
れていた場合(ステップD10)、予測候補表示処理部
46は、入力予測候補格納部68に格納された入力予測
候補と、かな漢字変換結果格納部62に格納されたかな
漢字変換の候補との組み合わせから文字列を生成し、こ
の組み合わせによって生成された文字列を同一ウィンド
ウ内において一覧表示させる(ステップD11)。すな
わち、図11(b)に示す表示方法によって、変換候補
を一覧表示させる。
【0110】一方、同一ウィンドウ表示しない設定がさ
れていた場合(ステップD10)、かな漢字変換処理部
36は、かな漢字変換結果格納部62に格納されたかな
漢字変換した結果(候補)を表示する(ステップD1
3)。また、予測候補表示処理部46は、入力予測候補
格納部68に格納された入力予測候補を一覧表示させる
(ステップD14)。この結果、図10(a)(b)、
図11(a)に示す何れかの形態によって、かな漢字変
換の結果と入力予測候補とが表示される。
【0111】次に、候補対象外文字列表示処理部50
は、入力予測処理の対象となっていない入力文字列の文
字列部分に対して、網掛け表示する設定がされているか
を表示情報格納部74を参照して判別する(ステップD
12)。
【0112】ここで、網掛け表示する設定がされていた
場合(ステップD15)、候補対象外文字列表示処理部
50は、入力文字列の表示に対して、入力予測辞書検索
処理部38によって求められた入力予測候補に対応しな
い1文字目からの文字列部分を、他の文字列部分と異な
る表示形態によって表示させる(ステップD16)。
【0113】なお、前述した説明では、示網掛け表示を
例にしているが、入力予測処理の対象となっている文字
列部分と、対象となっていない文字列部分とを異なる表
示形態によって表示すれば、どのような形態であっても
良い。
【0114】図15には、図14に示す設定に応じた、
入力文字列に対する入力予測処理とかな漢字変換の結果
の表示例を示している。
【0115】図14に示すように、かな漢字変換する、
同一ウィンドウ表示しないの設定がされているため、か
な漢字変換候補の一覧表示と入力予測候補の一覧表示と
が別々に表示されている。さらに、入力文字列に対する
表示に対しては、網掛け表示するの設定がされているた
め、入力予測処理の対象となっていない先頭からの文字
列部分「かさねて」に対して編みかけ表示している。
【0116】このようにして、入力文字列に対する結果
の表示方法について、例えば図14に示す設定画面を用
いて任意に設定することができるので、ユーザの好みに
あった表示形態で、一覧表示や入力文字列に対する表示
を行なうことができるので、ユーザに対する負荷を軽減
することができる。
【0117】次に、入力予測処理の対象となっていない
文字列に対するかな漢字変換のタイミングを任意に設定
することができる場合の処理について、図16に示すフ
ローチャートを参照しながら説明する。
【0118】ここでは、図14に示す表示方法の設定画
面による設定の他に、図17に示すような設定画面を用
いて、かな漢字変換するタイミングを予め設定すること
ができる。
【0119】例えば、図14に示す設定画面において、
かな漢字変換する設定がされた場合に、表示情報設定処
理部34は、設定機能によって、図17に示すような、
かな漢字変換するタイミングの設定画面を表示装置16
において表示させる。
【0120】図17に示す例では、かな漢字変換を実行
する(かな漢字変換の結果を表示する)タイミングとし
て、入力予測候補を表示した時、入力予測候補が選択さ
れた時、かな漢字変換の実行が指示された時の何れかを
選択することができる。入力装置14の操作によってタ
イミングの設定画面に対して、何れかのタイミングを選
択する指示が入力されると、表示情報設定処理部34の
設定機能は、選択された内容を表示情報格納部74に格
納しておく。
【0121】なお、図16に示すフローチャートのステ
ップE1〜E8の処理は、図13に示すステップD1〜
D8までの処理と同一として詳細な説明を省略する。
【0122】かな漢字変換結果格納部62にかな漢字変
換の結果(候補)が格納されると(ステップE8)、か
な漢字変換処理部36は、入力予測候補の表示時にかな
漢字変換する設定がされているか否かを、表示情報格納
部74を参照して判別する(ステップE9)。
【0123】入力予測候補の表示時にかな漢字変換する
設定がされている場合、かな漢字変換処理部36は、か
な漢字変換結果格納部62に格納されたかな漢字変換の
結果、すなわち変換候補の一覧を表示する(ステップE
11)。また、予測候補表示処理部46は、入力予測候
補格納部68に格納された入力予測候補を一覧表示する
(ステップE12)。
【0124】図18(a)には、入力文字列「かさねで
おねがい」に対する、かな漢字変換による変換候補の一
覧と、入力文字列の「おねがい」部分に対する入力予測
候補が一覧表示された時の表示画面の一例を示してい
る。
【0125】なお、入力予測候補表示時にかな漢字変換
する設定がされていない場合、この時点では、予測候補
表示処理部46による入力予測候補の一覧表示のみを行
なう。
【0126】ここで、入力予測候補の一覧表示中から入
力対象とする文字列の選択があった場合(ステップE1
3)、かな漢字変換処理部36は、入力予測候補補を選
択した時にかな漢字変換の結果を表示する設定がされて
いるか否かを、表示情報格納部74を参照して判別する
(ステップE14)。
【0127】入力予測候補の選択時の表示が設定されて
いる場合(ステップE15)、かな漢字変換処理部36
は、かな漢字変換結果格納部62に格納されたかな漢字
変換の結果を、入力文字列の対応する文字列部分に代え
て表示し(ステップE16)、また入力予測候補の一覧
表示中から選択された文字列を、かな漢字変換の結果の
文字列の後に続けて表示する(ステップE17)。
【0128】例えば、図18(b)に示すように、入力
文字列「かさねでおねがい」に対して、「おねがい」の
文字列部分に対する入力予測候補が一覧表示された表示
画面において、一覧表示中から「お願い致」の文字列が
選択された場合には、図18(c)に示すように、入力
文字列の「かさねて」の文字列部分に対するかな漢字変
換の結果「重ねて」の文字列の後に続いて、入力予測候
補の一覧表示から選択された「お願い致」の文字列が表
示される。なお、かな漢字変換の結果「重ねて」の文字
列は、第1位の変換候補であって、他の変換候補を選択
することもできる。
【0129】なお、入力予測候補の選択時の表示が設定
されていない場合(ステップE15)、かな漢字変換処
理部36は、入力予測候補の一覧表示中から選択された
文字列のみを、入力文字列の対応する文字列部分に代え
て表示する(ステップE17)。
【0130】また、入力予測候補の一覧表示から文字列
が選択された場合、かな漢字変換処理部36は、かな漢
字変換を指示した時にかな漢字変換の結果を表示する設
定がされているか否かを、表示情報格納部74を参照し
て判別する(ステップE18)。
【0131】かな漢字変換を指示した時にかな漢字変換
の結果を表示する設定がされている場合、打鍵速度認識
処理部30は、かな漢字変換の指示待ちとなり、変換指
示が入力されると、かな漢字変換結果格納部62に格納
されたかな漢字変換の結果を、入力文字列の対応する文
字列部分に代えて表示する(ステップE21)。
【0132】例えば、図19(a)に示すように、入力
文字列「かさねでおねがい」に対して、「おねがい」の
文字列部分に対する入力予測候補が一覧表示された表示
画面において、一覧表示中から「お願い致」の文字列が
選択された場合には、図19(b)に示すように、入力
予測候補の一覧表示から選択された「お願い致」の文字
列が表示される。この状態で、かな漢字変換の実行が指
示されると、図19(c)に示すように、入力文字列の
「かさねて」の文字列部分に対するかな漢字変換の結果
「重ねて」の文字列が、入力文字列の「かさねて」の文
字列部分に代えて表示される。
【0133】このようにして、かな漢字変換の結果を表
示するタイミングを、図17に示すような設定画面にお
いて、任意に設定することができるので、ユーザの好み
にあったかな漢字変換結果の表示及び選択ができるの
で、ユーザの作業負担を軽減することができる。
【0134】次に、入力文字列に対して入力予測処理と
シームレス入力処理を同時に行なう場合について、図2
0に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0135】入力文字列に対して、入力予測処理とシー
ムレス入力処理を同時に行なう場合、それぞれに対応す
る変換候補の表示に対して、例えば図21に示す設定画
面において表示方法を設定することができる。
【0136】すなわち、候補表示の設定が要求された場
合、表示情報設定処理部34は、優先度設定機能によっ
て、図21に示す候補表示の設定画面を表示装置16に
おいて表示させ、この設定画面中で設定された内容を表
示情報格納部74に格納する。
【0137】候補表示の設定画面では、図21に示すよ
うに、(1)入力予測処理によって得られる入力予測候
補とシームレス入力処理によって得られるシームレス候
補を同時に表示する、(2)入力予測候補を優先して表
示する、(3)入力予測候補のみ表示する、(4)シー
ムレス候補優先で表示、(5)シームレス候補のみ表示
するの何れかを任意に選択することができる。
【0138】まず、入力文字列格納部60に入力文字列
が格納されると、入力予測辞書検索処理部38とシーム
レス辞書検索処理部40は、それぞれ表示情報格納部7
4を参照し、(1)入力予測候補とシームレス候補を同
時に表示する設定がされていた場合には、それぞれ入力
予測処理、シームレス入力処理を実行して入力予測候
補、シームレス候補を取得し(ステップF2,F3)、
入力予測候補格納部68、シームレス候補格納部72に
格納する。
【0139】予測候補表示処理部46とシームレス候補
表示処理部48は、それぞれ入力予測候補格納部68、
シームレス候補格納部72に格納された候補を表示する
(ステップF4)。
【0140】また、(2)入力予測候補を優先して表示
することが設定されていた場合(ステップF5)、入力
予測辞書検索処理部38は、入力予測処理を実行して入
力予測候補を取得し、入力予測候補格納部68に格納す
る(ステップF6)。予測候補表示処理部46は、入力
予測候補格納部68に格納された入力予測候補を表示す
る(ステップF4)。ただし、入力予測処理によって入
力予測候補が得られなかった場合(ステップF7)、シ
ームレス辞書検索処理部40は、入力文字列に対してシ
ームレス入力処理を実行し、シームレス候補を取得して
シームレス候補格納部72に格納する(ステップF
8)。シームレス候補表示処理部48は、シームレス候
補格納部72に格納されたシームレス候補を表示する
(ステップF4)。
【0141】また、(3)入力予測候補のみ表示するこ
とが設定されていた場合(ステップF9)、入力予測辞
書検索処理部38は、入力予測処理を実行して入力予測
候補を取得し、入力予測候補格納部68に格納すること
で(ステップF10)、予測候補表示処理部46により
入力予測候補を表示させる(ステップF4)。この場
合、シームレス辞書検索処理部40は、入力文字列に対
する処理を行わない。
【0142】また、(4)シームレス候補優先で表示す
ることが設定されていた場合(ステップF11)、シー
ムレス辞書検索処理部40は、入力文字列に対してシー
ムレス入力処理を実行し、シームレス入力処理を取得
し、シームレス候補格納部72に格納することで(ステ
ップF12)、シームレス候補表示処理部48によりシ
ームレス候補を表示させる(ステップF4)。ただし、
シームレス入力処理によってシームレス候補が得られな
かった場合(ステップF13)、入力予測辞書検索処理
部38は、入力文字列に対して入力予測処理を実行して
入力予測候補を取得し、入力予測候補格納部68に格納
することで(ステップF14)、予測候補表示処理部4
6によって入力予測候補を表示させる(ステップF
4)。
【0143】また、以上の何れも設定されていない場
合、すなわち(5)シームレス候補のみ表示することが
設定されていた場合、シームレス辞書検索処理部40
は、シームレス入力処理を実行してシームレス候補を取
得し、シームレス候補格納部72に格納することで(ス
テップF15)、シームレス候補表示処理部48により
シームレス候補を表示させる(ステップF4)。この場
合、入力予測辞書検索処理部38は、入力文字列に対す
る処理を行わない。
【0144】なお、入力予測処理とシームレス入力処理
を同時に行なう場合、候補表示位置設定処理部52は、
それぞれの処理で得られた候補に対応する入力文字列に
対応する文字位置を判別し、処理対象となっている文字
列部分の先頭文字から、それぞれの候補を表示させるよ
うに予測候補表示処理部46、シームレス候補表示処理
部48に通知する。
【0145】図22には、入力文字列「おんしゃとし
ば」に対する入力予測候補とシームレス候補を同時に表
示した画面の一例を示している。図22(a)に示す例
では、入力文字列の「しば」の文字列部分に対して、入
力予測候補「芝浦製作所」が検索されたので(図4参
照)、入力文字列の「しば」の文字列部分の表示位置
(先頭文字位置)と、入力予測候補の「芝浦製作所」の
文字位置(先頭文字位置)とが一致するように表示して
いる。
【0146】一方、入力文字列の「としば」の文字列部
分(すなわちローマ字入力モードによる入力であるので
「か」「ら」「と」「く」「に」「こ」「ち」のキー入
力列)に対して、シームレス候補「TOSHIBA」が
検索されたので(図5参照)、入力文字列の「としば」
の文字列部分の表示位置(先頭文字位置)と、入力予測
候補の「TOSHIBA」の文字位置(先頭文字位置)
とが一致するように表示している。
【0147】図22(b)に示す例では、入力予測候補
及びシームレス候補が、それぞれ入力文字列の先頭から
の文字列部分に対応して得られたので、それぞれ入力文
字列の先頭位置に合わせて、入力予測候補「アウトバー
ン」、シームレス候補「auto」を表示している。
【0148】このようにして、入力予測処理利とシーム
レス入力処理とを、選択的あるいは優先する処理を指定
して実行させて、入力予測候補とシームレス候補を表示
させることができるので、何れかを任意に選択して文字
の入力が可能となるので、ユーザの負担を軽減すること
ができる。
【0149】また、入力予測処理とシームレス入力処理
が対象としている入力文字列の文字列部分に合わせて候
補を表示するので、何れの文字列部分に対応するもので
あるか明示することができ、ユーザにとってわかりやす
い表示とすることができる。
【0150】次に、かな漢字変換するタイミングを任意
に設定できる処理について、図23に示すフローチャー
トを参照しながら説明する。
【0151】入力装置14からかな漢字変換するタイミ
ング設定の要求が入力されると、表示情報設定処理部3
4は、設定機能によって、図24(d)に示すようなか
な漢字変換の実行を指示する特定の指示(句読点入力、
スペース入力)に関する設定画面を表示させる。このか
な漢字変換するタイミング設定画面では、句読点の入力
でかな漢字変換する/しない、スペースの入力でかな漢
字変換する/しないを、任意に設定することができる。
このタイミング設定画面でかな漢字変換のタイミングが
設定されると、表示情報設定処理部34は、設定された
内容を表示情報格納部74に格納する。
【0152】まず、変換指示入力判断処理部32は、ス
ペースが入力されたことを検出すると(ステップG
1)、ローマ字入力判断処理部58に通知する。ローマ
字入力判断処理部58は、この通知に応じて、現在の入
力モードがローマ字入力であるか否かを判別する(ステ
ップG2)。
【0153】ここで、ローマ字入力モードであった場
合、打鍵速度認識処理部30は、入力文字列格納部60
に格納された、スペースが入力されるまでの入力文字列
に、「かな」の読みにできない部分が存在するか判別す
る(ステップG3)。
【0154】「かな」に変換できない部分が無い場合に
は、かな漢字変換処理部36は、表示情報格納部74を
参照して、スペースでかな漢字変換する設定になってい
るか否かを判別する(ステップG4)。スペースでかな
漢字変換する設定になっている場合には、かな漢字変換
処理部36は、入力文字列に対してかな漢字変換を実行
して、変換結果をかな漢字変換結果格納部62に格納す
る(ステップG5)。
【0155】なお、ステップG3において、入力文字列
に「かな」の読みにできない部分が存在する場合、ある
いはステップG3において、かな漢字変換するタイミン
グ設定においてスペースでかな漢字変換しない設定にな
っている場合には、シームレス入力処理を実行する。
【0156】シームレス辞書検索処理部40は、入力文
字列をもとにしてシームレス入力辞書70を検索して、
入力文字列に該当するシームレス候補があるか否かを判
別する(ステップG6)。
【0157】該当するシームレス候補があった場合に
は、シームレス辞書検索処理部40は、シームレス候補
格納部72に格納し、シームレス候補表示処理部48に
よって表示させる。
【0158】なお、ステップG3では、ローマ字入力モ
ードでの入力時に「かな」に変換できない文字列がある
ということは、入力文字列がかな漢字変換による文字入
力を意図したものでなく、シームレス入力処理の実行を
意図したものと判別している。ただし、この処理は必ず
しも必要ではなく、単に図24(d)で設定された内容
に従って、スペースでかな漢字変換する設定がされてい
なかった場合には、シームレス入力処理を実行するもの
とする。
【0159】図24(a)(b)(c)には、入力文字
列に対する変換タイミングの違いを説明するための表示
画面の例を示している。
【0160】スペースでかな漢字変換しない設定がされ
ていた場合には、図24(a)に示すように、入力文字
列の途中でスペースが存在しても、かな漢字変換を実行
せずに、そのまま入力文字列を表示している。
【0161】スペースでかな漢字変換する設定がされて
いた場合には、図24(b)に示すように、スペースが
入力された時点で、それまでに入力されていた入力文字
列に対して、かな漢字変換を実行し、そのかな漢字変換
の結果を表示している。
【0162】また、スペースによりかな漢字変換を実行
しないことにより、例えば図24(c)に示すような、
スペースを含む文字列が入力された場合、すなわち
「s」「y」「s」「t」「e」「m」「(スペー
ス)」「m」「a」「n」「a」「g」「e」「r」
を、かな入力モードで入力される際に操作されるキーに
割り当てられたかな文字による読み「とんとかいも も
ちみちきいす」が入力された場合には、シームレス辞書
検索処理部40によって入力文字列に該当する見出し
「system manager」がシームレス入力辞
書70から検索されるので、この文字列がシームレス候
補として表示される。
【0163】このようにして、スペースによってかな漢
字変換を行わないようにすることにより、図24(c)
に示すような、シームレス入力処理による変換を期待し
た英文字列を表す文字列を入力することができ、シーム
レス候補を表示させてスペースを含む英文字列を一括し
て入力することができる。これにより、シームレス入力
処理を有効に利用して文字を入力することができるの
で、ユーザに対する負荷を軽減することができる。
【0164】なお、前述した説明では、スペースでのか
な漢字変換の設定についてのみを対象としているが、句
読点でのかな漢字変換の設定の場合においても同様にし
て行われる。
【0165】次に、入力文字列の入力速度に応じて、入
力文字列に対する変換(入力予測処理、シームレス入力
処理)の表示を制御する動作について、図25に示すフ
ローチャートを参照しながら説明する。
【0166】入力装置14から打鍵(キーボードのキー
操作)の速度(打鍵間隔)の設定要求が入力されると、
表示情報設定処理部34は、速度設定機能によって、図
26に示すような、打鍵間隔の設定画面を表示させる。
この打鍵間隔の設定画面では、打鍵間隔の設定する/し
ない、打鍵間隔設定するが選択された場合に打鍵間隔
を、任意に設定することができる。この打鍵間隔の設定
画面で設定されると、表示情報設定処理部34は、設定
された内容を表示情報格納部74に格納する。
【0167】まず、打鍵速度認識処理部30は、打鍵間
隔カウンタ76(キーカウンタ)をクリアしてスタート
させ(ステップH1)、RTC19から取得される時刻
情報に応じて時間の経過を計数させ、一方、入力装置1
4においてキー操作されたか、入力制御処理部22を介
して入力される通知に基づいて判別している(ステップ
H2)。
【0168】キー入力があった場合には、打鍵速度認識
処理部30は、打鍵間隔カウンタ76における計数をス
トップさせ、表示情報格納部74に格納されている、打
鍵間隔の設定画面において設定された打鍵間隔を閾値と
し、打鍵間隔カウンタ76の計数値、すなわち先のキー
操作からの経過時間が閾値を越えたか否かを判別する
(ステップH4)。
【0169】ここで、先のキー操作からの経過時間が閾
値を越えていない場合には、打鍵速度認識処理部30
は、何もせず、打鍵間隔カウンタ76(キーカウンタ)
をクリアしてスタートさせ、以下同様にして時間経過を
計数している(ステップH7)。つまりは、予め設定し
た打鍵間隔よりも速いキー操作によって入力が行われて
いる場合には、期待して速度での文字入力が行われてい
る状態であるので、敢えて入力予測処理やシームレス入
力処理を実行させない。
【0170】一方、ここで、先のキー操作からの経過時
間が閾値を越えていない場合には、打鍵速度認識処理部
30は、入力予測辞書検索処理部38(あるいはシーム
レス辞書検索処理部40)に対して処理の実行を指示す
る。
【0171】入力予測辞書検索処理部38(あるいはシ
ームレス辞書検索処理部40)は、前述したように、入
力文字列格納部60に格納された入力文字列に対して、
入力予測辞書66(あるいはシームレス入力辞書70)
を検索することによって入力予測候補(シームレス候
補)を求める(ステップH5)。
【0172】入力予測候補(シームレス候補)が得られ
なかった場合には、打鍵速度認識処理部30は、打鍵間
隔カウンタ76(キーカウンタ)をクリアしてスタート
させ、以下同様にして時間経過を計数している(ステッ
プH7)。
【0173】また、入力予測候補(シームレス候補)が
得られた場合には、予測候補表示処理部46(シームレ
ス候補表示処理部48)は、入力予測候補格納部68
(シームレス候補格納部72)に格納された候補を表示
させる(ステップH6)。
【0174】このようにして、打鍵間隔(文字の入力速
度)を設定し、この打鍵間隔よりも短い時間でキー入力
が行われている場合には、入力予測処理及びシームレス
入力処理の処理結果の表示を行わないので、順調に行わ
れているキー入力を妨げることがない。また、キー入力
速度が遅い場合には、入力予測処理及びシームレス入力
処理を利用した文字入力が行われるようにする。従っ
て、入力予測処理及びシームレス入力処理を適切に利用
して、効率的な文字入力が可能となるので、ユーザに対
する付加を軽減することができる。
【0175】次に、入力予測処理とシームレス入力処理
の何れかを優先させて結果を表示させる制御の動作につ
いて、図27に示すフローチャートを参照しながら説明
する。
【0176】入力装置14から優先モードの設定要求が
入力されると、表示情報設定処理部34は、優先度設定
機能によって、図28に示すような、優先モード設定画
面を表示させる。この優先モード設定画面では、文字の
入力モードがローマ字入力モードとかな入力モードの何
れか、優先させる処理を入力予測処理とシームレス入力
処理の何れにするか、ローマ字入力モードでの「かな」
の入力ができなかった場合にシームレス入力処理をする
/しないを、任意に設定することができる。この優先モ
ード設定画面で設定されると、表示情報設定処理部34
は、設定された内容を表示情報格納部74に格納する。
【0177】ここで、図28に示すように、入力モード
をローマ字入力、入力予測処理を優先、ローマ字入力失
敗でシームレス優先するが設定されているものとする。
【0178】まず、ローマ字入力判断処理部58は、入
力モードがローマ字入力モードとなっているか否かを判
別する(ステップJ1)。ローマ字入力モードでない場
合には処理を終了する。
【0179】ローマ字入力モードであった場合、入力予
測辞書検索処理部38及びシームレス辞書検索処理部4
0は、キー入力があり入力文字列格納部60に文字列が
格納されたかを判別しており(ステップJ2)、キー入
力があった場合には、入力された文字列がローマ字変換
できるか、すなわち「かな」にできるか否かを判別す
る。
【0180】入力された文字列が「かな」にできる場合
には、通常の文字の入力であるものとして、入力予測辞
書検索処理部38が優先して動作する。すなわち、入力
予測辞書検索処理部38は、入力文字列に対して入力予
測処理を実行して入力予測候補を取得し、入力予測候補
格納部68に格納することで(ステップJ4)、予測候
補表示処理部46によって入力予測候補を表示させる
(ステップJ5)。ただし、入力予測候補が得られなか
った場合には、処理を終了する。
【0181】一方、入力された文字列が「かな」にでき
ない場合、すなわちローマ字入力が失敗した場合には、
シームレス辞書検索処理部40が動作する。すなわち、
シームレス辞書検索処理部40は、入力文字列に対して
シームレス入力処理を実行してシームレス候補を取得
し、シームレス候補格納部72に格納することで(ステ
ップJ6)、シームレス候補表示処理部48によってシ
ームレス候補を表示させる(ステップJ7)。ただし、
シームレス候補が得られなかった場合には、前述したよ
うに、入力予測辞書検索処理部38によって入力予測処
理を実行させる(ステップJ4,J5)。
【0182】図29には、優先モード設定を行った場合
の表示画面の一例を示している。図29に示す例では、
ローマ字入力モードにおいて、英文字列「teleph
one」に対応するキー入力によって、「てれphお
ね」の文字列が入力された例を示している。
【0183】例えば、優先モード設定において、ローマ
字入力失敗でシームレス優先しない、が設定され、入力
予測処理が優先モードとして設定されていた場合、図2
9(a)に示すように、入力文字列の「おね」の文字列
部分に対して入力予測候補「お願い致し」が検索される
ために、この文字列が変換候補として表示される。
【0184】一方、入力予測処理が優先モードとしてさ
れ、ローマ字入力失敗でシームレス優先する、が設定さ
れていた場合には、入力文字列に「かな」に変換できな
かった文字列「ph」が存在するので入力予測処理が行
われず、入力文字列に対してシームレス入力処理が実行
され、シームレス候補「telephone」が表示さ
れる。
【0185】このようにして、入力文字列に対して、入
力予測処理とシームレス入力処理の何れを優先させるか
優先モードを任意に設定することができ、かつローマ字
入力モードにおいて、「かな」に変換できない文字列が
入力された場合には、優先モードの設定によらず、シー
ムレス入力処理を優先して実行することができる。従っ
て、優先モードの設定によってユーザの要求に応じた処
理を優先させるので、有効に処理結果を利用することが
でき、また前述のような状況によっては、シームレス入
力処理を実行することで、適切な処理を有効に利用する
ことができる。
【0186】次に、入力予測処理とシームレス入力処理
において、それぞれ入力予測候補とシームレス入力処理
の候補数の出やすさ(候補数)を任意に変更できる制御
について、図30に示すフローチャートを参照しながら
説明する。
【0187】入力装置14から候補出力数の設定要求が
入力されると、表示情報設定処理部34は、候補数レベ
ル設定機能によって、図31に示すような、候補出力数
(候補数レベル)の設定画面を表示させる。この候補出
力数設定画面では、入力予測処理とシームレス入力処理
のそれぞれについて、出力候補数の出やすさ、出にくさ
を、候補数レベル(図31に示す例では5段階)で任意
に設定することができる。この候補出力数の設定画面で
設定されると、表示情報設定処理部34は、設定された
内容を表示情報格納部74に格納する。
【0188】予測候補評価処理部42とシームレス候補
評価処理部44は、表示情報格納部74に格納された候
補出力数(候補数レベル)に応じて、入力予測辞書検索
処理部38とシームレス辞書検索処理部40によって検
索された候補を出力させるか否かを評価する評価条件を
設定し、この条件に応じて出力候補を決定する。
【0189】ここでは、設定された候補数レベルに応じ
た文字数を越える入力文字列があった場合に、入力予測
辞書検索処理部38とシームレス辞書検索処理部40に
よって検索された候補の中で、候補数レベルに応じた文
字数を越える文字列による候補を出力対象とする条件を
設定したものとする。
【0190】まず、入力装置14から文字列が入力され
ると(ステップK1)、予測候補評価処理部42あるい
はシームレス候補評価処理部44は、入力文字数カウン
タ78において入力された文字数をカウントする(ステ
ップK2)。
【0191】予測候補評価処理部42あるいはシームレ
ス候補評価処理部44は、それぞれ入力文字数カウンタ
78によってカウントされている入力文字列の文字数
が、候補の出やすさの設定値(文字数)を越えたか、表
示情報格納部74に格納されたレベルを参照して判別す
る(ステップK3)。
【0192】入力文字列が設定値を越えた場合、入力予
測辞書検索処理部38あるいはシームレス辞書検索処理
部40によって、それぞれ入力予測辞書66、シームレ
ス入力辞書70を入力文字列をもとに検索することによ
って候補が得られたか判別する(ステップK5)。
【0193】ここで候補が得られた場合、予測候補評価
処理部42あるいはシームレス候補評価処理部44は、
入力予測辞書検索処理部38あるいはシームレス辞書検
索処理部40によって検索された候補の中から、候補数
レベルに応じた設定値(文字数)を越える文字列による
ものがあるか判別する(ステップK6)。
【0194】ここで設定値を越える文字列による候補が
あった場合(ステップK7)、予測候補評価処理部42
あるいはシームレス候補評価処理部44は、それぞれ予
測候補表示処理部46あるいはシームレス候補表示処理
部48に対して、該当する候補を表示装置16において
表示させる(ステップK8)。
【0195】なお、前述した説明では、候補の「出やす
い、出にくい」の設定を5段階のレベルによって設定
し、指定されたレベルに応じて決定した文字数を評価条
件として出力候補を決定しているが、入力予測処理とシ
ームレス入力処理を実行する入力文字数を直接的に設定
するものであっても良い。
【0196】また、入力予測辞書検索処理部38とシー
ムレス辞書検索処理部40によって検索された候補数を
評価条件としてもよい。この場合、指定のされたレベル
に応じた数の候補が、入力予測辞書検索処理部38ある
いはシームレス辞書検索処理部40による辞書の検索に
よって得られた時に候補を一覧表示させる。
【0197】また、設定されたレベルに応じて、入力文
字列の打鍵間隔に対する評価条件を決定し、文字列の入
力速度に応じて候補数を決定しても良い。
【0198】さらに、入力予測辞書66、シームレス入
力辞書70のそれぞれに登録された見出しに対して、文
書中で用いられる出現頻度の情報を付加しておき、この
出願頻度の情報をもとにして、設定されたレベルに応じ
た候補を決定しても良い。
【0199】また、入力予測辞書検索処理部38あるい
はシームレス辞書検索処理部40によって検索された候
補の中で有効な候補、例えば過去の選択頻度の高い文字
列を、設定されたレベルに応じて決定しても良い。
【0200】図32には、出力候補数の設定を行った場
合の候補の表示画面例を示している。
【0201】図32(a)に示す例は、入力予測処理で
入力予測候補が出やすい設定がされた場合、例えば入力
文字数が2文字となった時に候補を出力する設定がされ
ている場合の例を示している。2文字の入力文字列「お
ね」に対して入力予測辞書66に対して検索を行なった
結果、5つの入力予測候補が検索されて一覧表示されて
いる。
【0202】図32(b)に示す例は、入力予測処理で
入力予測候補が出にくい設定がされた場合、例えば入力
文字数が4文字となった時に候補を出力する設定がされ
ている場合の例を示している。4文字の入力文字列「お
ねがい」に対して入力予測辞書66に対して検索を行な
った結果、4つの入力予測候補が検索されて一覧表示さ
れている。
【0203】すなわち、検索対象とする入力文字列の数
を設定することで、入力予測辞書66に対する検索によ
って得られる候補数を制御している(入力文字列数が多
くなるほど該当する入力予測候補が限定される)。
【0204】また、図32(c)に示す例は、シームレ
ス入力処理でシームレス候補が出やすい設定がされた場
合、例えば入力文字数が1文字である時に候補を出力す
る設定がされている場合の例を示している。1文字の入
力文字列「ち」に対してシームレス入力辞書70に対し
て検索を行なった結果、シームレス候補「A」が検索さ
れて表示されている。
【0205】図32(d)に示す例は、シームレス入力
処理でシームレス候補が出にくい設定がされた場合、例
えば入力文字数が3文字となった時に候補を出力する設
定がされている場合の例を示している。3文字の入力文
字列「ちこそ」に対してシームレス入力辞書70に対し
て検索を行なった結果、シームレス候補「ABC」が検
索されて表示されている。
【0206】このようにして、候補出力数の設定画面に
おいて、入力予測処理とシームレス入力処理に対して、
任意に出力候補の出やすさを任意に設定することで、ユ
ーザの好みに応じた入力予測処理とシームレス入力処理
の利用を図ることができ、ユーザの作業負担を軽減する
ことができる。
【0207】なお、上述した実施形態において記載した
手法は、コンピュータに実行させることのできるプログ
ラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピーディス
ク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、
DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで
各種装置に提供することができる。また、通信媒体によ
り伝送して各種装置に提供することも可能である。本装
置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプ
ログラムを読み込み、または通信媒体を介してプログラ
ムを受信し、このプログラムによって動作が制御される
ことにより、上述した処理を実行する。
【0208】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、入
力された読み文字列を、その読み文字列に関連する他の
文字列に変換して入力する処理、例えば入力予測処理あ
るいはシームレス入力処理において、入力された処理対
象とする読み文字列に対して、先頭からに限らず2文字
目以降の何れかの文字からの文字列を対象として変換が
行われ、変換対象とならなかった文字列部分と、対象と
なった文字列部分とを異なる形態によって表示させるこ
とで、ユーザに対して変換処理の状況を通知でき、ユー
ザに対する負荷が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係わる文書作成装置のシステム構
成を示すブロック図。
【図2】図1に示すシステム構成において実現される本
実施形態における文書作成装置の機能構成を示すブロッ
ク図。
【図3】入力予測処理を実行した際の予測候補の表示制
御について説明するためのフローチャート。
【図4】入力予測辞書66に格納される情報の一例を示
す図。
【図5】シームレス入力辞書70に格納される情報の一
例を示す図。
【図6】入力文字列の1文字目(先頭)から合致する入
力予測候補があった場合の表示画面の例を示す図。
【図7】入力文字列の2文字目以降の文字列から合致す
る入力予測候補が検索された場合の表示画面の例を示す
図。
【図8】入力文字列の2文字目以降の文字列から合致す
る入力予測候補が検索された場合の表示画面の例を示す
図。
【図9】入力予測候補の対象となっていない1文字目か
らの入力文字列に対してかな漢字変換を実行する処理に
ついて説明するためのフローチャート。
【図10】入力予測候補に対応しない文字列部分が、か
な漢字変換された場の表示画面の一例を示す図。
【図11】入力予測候補に対応しない文字列部分が、か
な漢字変換された場の表示画面の一例を示す図。
【図12】かな漢字変換によって得られた結果を表示す
る方法を任意に設定する場合について説明するためのフ
ローチャート。
【図13】かな漢字変換によって得られた結果を表示す
る方法を任意に設定する場合について説明するためのフ
ローチャート。
【図14】入力予測候補の対象となっていない文字列部
分に対する表示方法の設定画面の一例を示す図。
【図15】図14に示す設定に応じた、入力文字列に対
する入力予測処理とかな漢字変換の結果の表示例を示す
図。
【図16】入力予測処理の対象となっていない文字列に
対するかな漢字変換のタイミングを任意に設定すること
ができる場合の処理について説明するためのフローチャ
ート。
【図17】かな漢字変換するタイミングを予め設定する
ための設定画面の一例を示す図。
【図18】かな漢字変換するタイミングの設定に応じた
表示画面の一例を示す図。
【図19】かな漢字変換するタイミングの設定に応じた
表示画面の一例を示す図。
【図20】入力文字列に対して入力予測処理とシームレ
ス入力処理を同時に行なう場合について説明するための
フローチャート。
【図21】入力予測処理とシームレス入力処理を同時に
行なう場合の候補表示の設定画面例を示す図。
【図22】入力文字列に対する入力予測候補とシームレ
ス候補を同時に表示した画面の一例を示す図。
【図23】かな漢字変換するタイミングを任意に設定で
きる処理について説明するためのフローチャート。
【図24】かな漢字変換するタイミングを任意に設定す
る場合の表示画面の一例を示す図。
【図25】入力文字列の入力速度に応じて、入力文字列
に対する変換の表示を制御する動作について説明するた
めのフローチャート。
【図26】打鍵間隔設定画面の一例を示す図。
【図27】入力予測処理とシームレス入力処理の何れか
を優先させて結果を表示させる制御の動作について説明
するためのフローチャート。
【図28】優先モード設定画面の一例を示す図。
【図29】優先モード設定を行った場合の表示画面の一
例を示す図。
【図30】入力予測候補とシームレス入力処理の候補数
の出やすさ(候補数)を任意に変更できる制御について
説明するためのフローチャート。
【図31】候補出力数(候補数レベル)の設定画面の一
例を示す図。
【図32】出力候補数の設定を行った場合の候補の表示
画面例を示す図。
【符号の説明】
10…CPU 12…メモリ 12a…制御プログラム 12b…文書作成制御プログラム 12c…文書情報部 12d…情報記憶部 14…入力装置 16…表示装置 18…記憶装置 18a…情報記憶部 18b…プログラム 19…RTC(リアルタイムクロック) 22…入力制御処理部 24…出力制御処理部 26…文書作成制御部 28…情報記憶部 30…打鍵速度認識処理部 32…変換指示入力判断処理部 34…表示情報設定処理部 36…かな漢字変換処理部 38…入力予測辞書検索処理部 40…シームレス辞書検索処理部 42…予測候補評価処理部 44…シームレス候補評価処理部 46…予測候補表示処理部 48…シームレス候補表示処理部 50…候補対象外文字列表示処理部 52…候補表示位置設定処理部 54…候補選択処理部 56…かな漢字変換起動指示処理部 58…ローマ字入力判断処理部 60…入力文字列格納部 64…かな漢字変換辞書 66…入力予測辞書 68…入力予測候補格納部 70…シームレス入力辞書 72…シームレス候補格納部 74…表示情報格納部 76…打鍵間隔カウンタ 78…入力文字数カウンタ 80…作成文書格納部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山岡 竜彦 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式会 社東芝青梅工場内 Fターム(参考) 5B009 KC05 MA09 MA11 MB03 ME17 ME21 MH03 MJ00 RB32

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かな漢字変換手段によるかな漢字変換に
    よる文字入力の他に、入力された読み文字列を、その読
    み文字列に関連する他の文字列に変換して入力する文書
    作成装置において、 読み文字列と変換結果とする見出しとを対応付けて登録
    するための辞書と、 入力された読み文字列をもとに前記辞書を検索して、前
    記読み文字列の先頭以降の何れかの文字からの文字列に
    該当する見出しを求める辞書検索処理手段と、 前記辞書検索処理手段によって求められた見出しを表示
    させる候補表示処理手段と、 前記入力された読み文字列を、前記辞書検索処理手段に
    よって求められた見出しに対応する文字列部分と、対応
    しない文字列部分とを異なる表示形態によって表示させ
    る文字列表示処理手段とを具備したことを特徴とする文
    書作成装置。
  2. 【請求項2】 かな漢字変換手段によるかな漢字変換に
    よる文字入力の他に、入力された読み文字列を、その読
    み文字列に関連する他の文字列に変換して入力する文書
    作成装置の入力支援方法であって、 入力された読み文字列をもとに、読み文字列と変換結果
    とする見出しとを対応付けて登録した辞書を検索して、
    前記読み文字列の先頭以降の何れかの文字からの文字列
    に該当する見出しを求め、 この求められた見出しを表示させると共に、前記入力さ
    れた読み文字列を、前記辞書を検索することによって求
    められた見出しに対応する文字列部分と、対応しない文
    字列部分とを異なる表示形態によって表示させることを
    特徴とする入力支援方法。
  3. 【請求項3】 かな漢字変換手段によるかな漢字変換に
    よる文字入力の他に、入力された読み文字列を、その読
    み文字列に関連する他の文字列に変換させるためのプロ
    グラムかが記録された記録媒体であって、 コンピュータを、 入力された読み文字列をもとに、読み文字列と変換結果
    とする見出しとを対応付けて登録する辞書を検索して、
    前記読み文字列の先頭以降の何れかの文字からの文字列
    に該当する見出しを求める辞書検索処理手段と、 前記辞書検索処理手段によって求められた見出しを表示
    させる候補表示処理手段と、 前記入力された読み文字列を、前記辞書検索処理手段に
    よって求められた見出しに対応する文字列部分と、対応
    しない文字列部分とを異なる表示形態によって表示させ
    る文字列表示処理手段とに機能させるためのプログラム
    が記録された記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記かな漢字変換手段は、前記辞書検索
    手段によって求められた見出しに対応しない文字列部分
    に対して、かな漢字変換を行なうことを特徴とする請求
    項1記載の文書作成装置。
  5. 【請求項5】 前記かな漢字変換は、かな漢字変換によ
    って得られた結果を、前記文字列表示処理手段による文
    字列の表示とは別に表示する表示させることを特徴とす
    る請求項2記載の文書作成装置。
  6. 【請求項6】 前記かな漢字変換手段によるかな漢字変
    換によって得られた結果の表示方法を、任意の指示に応
    じて設定する表示情報設定処理手段を具備したことを特
    徴とする請求項5記載の文書作成装置。
  7. 【請求項7】 前記かな漢字変換手段による前記見出し
    に対応しない文字列部分に対するかな漢字変換の実行の
    タイミングを、任意の指示に応じて設定する設定手段を
    具備し、 前記かな漢字変換手段は、前記設定手段によって設定さ
    れたタイミングで、前記見出しに対応しない文字列部分
    に対するかな漢字変換を実行することを特徴とする請求
    項4記載の文書作成装置。
  8. 【請求項8】 前記辞書には、 入力された文字列をもとに、その文字列の後に続いて入
    力される可能性の高い文字列を予測する入力予測処理を
    実行する際に参照されるもので、読み文字列と入力予測
    結果とする見出しに該当する入力予測候補とを対応付け
    て登録するための入力予測辞書と、 かな文字とは別の他の文字種による文字列である見出し
    と、この見出しに対応するかな文字による読み文字列と
    を対応付けて登録するためのシームレス入力辞書とを含
    み、 前記辞書検索処理手段には、 入力された読み文字列をもとに前記入力予測辞書を検索
    して、現在までの入力文字列に続いて入力される可能性
    の高い文字列である入力予測候補を求める入力予測辞書
    検索処理手段と、 入力された読み文字列をもとに前記シームレス入力辞書
    を検索して、入力された読み文字列に対応するかな文字
    とは別の他の文字種による文字列である見出しを求める
    シームレス辞書検索処理手段とを含み、 前記入力予測辞書検索処理手段によって求められた入力
    予測候補と、前記シームレス辞書検索処理手段によって
    求められた見出しとに対して優先度を設定する優先度設
    定手段をさらに具備し、 前記候補表示手段は、 前記優先度設定手段によって設定された優先度に応じ
    て、前記入力予測辞書検索処理手段によって求められた
    入力予測候補と前記シームレス辞書検索処理手段によっ
    て求められた見出しを選択的に表示することを特徴とす
    る請求項1記載の文書作成装置。
  9. 【請求項9】 前記辞書には、 かな文字とは別の他の文字種による文字列である見出し
    と、この見出しに対応するかな文字による読み文字列と
    を対応付けて登録するためのシームレス入力辞書とを含
    み、 前記辞書検索処理手段には、 入力された読み文字列をもとに前記シームレス入力辞書
    を検索して、入力された読み文字列に対応するかな文字
    とは別の他の文字種による文字列である見出しを求める
    シームレス辞書検索処理手段とを含み、 前記かな漢字変換手段が特定の指示に応じて、入力され
    た文字列に対するかな漢字変換を実行するか否かを設定
    するかな漢字変換設定手段と、 前記特定の指示があった時、前記かな漢字変換設定手段
    によってかな漢字変換を実行しないことが設定されてい
    る場合に、前記かな漢字変換手段に対してかな漢字変換
    を実行させず、前記シームレス辞書検索処理手段によ
    り、入力された文字列に対応する見出しを求めさせるか
    な漢字変換起動指示処理手段とを具備したことを特徴と
    する請求項1記載の文書作成装置。
  10. 【請求項10】 前記特定の指示があった時、前記かな
    漢字変換手段による文字入力モードがローマ字入力であ
    るか否かを判断するローマ字入力判断手段を具備し、 前記かな漢字変換起動指示処理手段は、前記ローマ字入
    力判断手段によってローマ字入力モードであると判断さ
    れた場合に、入力された文字列をかな読みに変換できな
    い部分があれば、前記かな漢字変換手段に対してかな漢
    字変換を実行させず、前記シームレス辞書検索処理手段
    により、入力された文字列に対応する見出しを求めさせ
    ることを特徴とする請求項9記載の文書作成装置。
  11. 【請求項11】 変換対象とする文字列の入力速度を認
    識する入力速度認識手段とを具備し、 前記候補表示処理手段は、前記入力速度認識手段により
    認識された文字列の入力速度に基づいて、前記辞書検索
    処理手段によって求められた見出しを表示させるか否か
    を決定することを特徴とする請求項1記載の文書作成装
    置。
  12. 【請求項12】 前記入力速度認識手段によって認識さ
    れる文字列の入力速度に対する閾値を設定する速度設定
    手段を具備し、 前記候補表示処理手段は、前記速度設定手段によって設
    定された閾値をもとに、見出しを表示させるか否かを決
    定することを特徴とする請求項11記載の文書作成装
    置。
  13. 【請求項13】 前記かな漢字変換手段による文字入力
    モードがローマ字入力であるか否かを判断するローマ字
    入力判断手段を具備し、 前記候補表示手段は、前記ローマ字入力判断手段によっ
    てローマ字入力モードであると判断された場合に、入力
    された文字列をかな読みに変換できない部分があれば、
    前記シームレス辞書検索処理手段によって求められた見
    出しを表示することを特徴とする請求項8記載の文書作
    成装置。
  14. 【請求項14】 前記辞書検索手段によって前記辞書か
    ら検索される見出しの数に対するレベルを設定する候補
    数レベル設定手段と、 前記候補数レベル設定手段によって設定されたレベルに
    応じて、前記辞書検索処理手段によって前記辞書を検索
    して得られる見出しが変換候補として出力させるか否か
    を評価する候補評価手段とを具備し、 前記候補表示処理手段は、前記候補評価手段によって変
    換候補として出力させると評価された見出しを表示させ
    ることを特徴とする請求項1記載の文書作成装置。
JP10212766A 1998-07-28 1998-07-28 文書作成装置、入力支援方法、及び記録媒体 Pending JP2000048020A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10212766A JP2000048020A (ja) 1998-07-28 1998-07-28 文書作成装置、入力支援方法、及び記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10212766A JP2000048020A (ja) 1998-07-28 1998-07-28 文書作成装置、入力支援方法、及び記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000048020A true JP2000048020A (ja) 2000-02-18

Family

ID=16628053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10212766A Pending JP2000048020A (ja) 1998-07-28 1998-07-28 文書作成装置、入力支援方法、及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000048020A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010003227A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Toshiba Corp 情報処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010003227A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Toshiba Corp 情報処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2478851C (en) Entering text into an electronic communications device
JPH113338A (ja) 多言語入力システム、多言語入力方法及び多言語入力プログラムを記録した記録媒体
JP2003513389A (ja) 言語入力ユーザインタフェース
EP1347362B1 (en) Entering text into an electronic communications device
JPS60179817A (ja) キーボード入力システム
JPH11212967A (ja) 予測入力装置及び方法
JP2000048020A (ja) 文書作成装置、入力支援方法、及び記録媒体
JP2002297294A (ja) 文字入力処理方法及び情報処理機器並びに文字入力処理プログラムを記録した記録媒体
JP2004310543A (ja) キャラクター入力装置、キャラクター入力方法、キャラクター入力プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2721617B2 (ja) 情報処理装置
JPS61175768A (ja) 記号入力におけるペアコ−ド学習方法
JP4050745B2 (ja) 文章入力システム
JPH07191986A (ja) 文章入力装置
JPH0740263B2 (ja) 日本語ワ−ドプロセツサ
JP2000148747A (ja) 変換候補表示方法,およびこの方法によるかな漢字変換用のプログラムの記録媒体ならびにかな漢字変換装置
JP3490811B2 (ja) 文書処理装置の仮名漢字変換方法
JPH1055360A (ja) 住所録処理装置及び住所録処理方法
JPH08161320A (ja) 文書作成装置及びその表示処理方法
JP2000163412A (ja) 文書作成装置
JPH01318156A (ja) 文書処理装置
JPH07160696A (ja) 文書処理方法及びその装置
JP2000172686A (ja) 文書作成装置、及び文書作成方法
JPH11259467A (ja) 文書作成装置、文字入力処理方法及び文字入力処理プログラムを記録した記録媒体
JPH0115105B2 (ja)
JPH0827794B2 (ja) 文字処理装置