JP2000048011A - 文書共同編集システム - Google Patents

文書共同編集システム

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JP2000048011A
JP2000048011A JP10213790A JP21379098A JP2000048011A JP 2000048011 A JP2000048011 A JP 2000048011A JP 10213790 A JP10213790 A JP 10213790A JP 21379098 A JP21379098 A JP 21379098A JP 2000048011 A JP2000048011 A JP 2000048011A
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Kenichiro Ayukawa
健一郎 鮎川
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信経路やCPUの負荷を小さくすることが
できると共に、効率的な文書の共同編集を可能とする文
書共同編集システムを提供する。 【解決手段】 このシステムは、例えば、通信経路を介
して相互接続された複数のコンピュータ装置と、データ
保存装置と、通信装置とから構成される。編集対象とす
る文書へ変更等があると、その変更に対応するデータを
含むオブジェクトがコンピュータ装置から通信装置に送
信される。データ保存装置は、オブジェクト中のどのデ
ータを各コンピュータ装置に直接配信し、あるいは別途
ダウンロードさせるかを示すデータ転送表19を記憶し
ている。コンピュータ装置から通信装置へ前記オブジェ
クトが送信されると、データ保存装置では、そのオブジ
ェクトからデータ転送表19で直接配信すべきデータを
抽出したオブジェクトを新たに生成して、各コンピュー
タ装置に配信すると共に、残りのデータを保存する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信経路で相互接
続されたコンピュータ装置上で複数のユーザが1つの文
書を編集する文書共同編集システムに関する。
【0002】
【従来の技術】グループウェアとしての文書共同編集シ
ステムは、通信経路で相互接続されたコンピュータ装置
間でデータをやり取りすることにより、複数のユーザが
同時に1つの文書を編集できるようにしたものである。
このような文書共同システムでは、データとこのデータ
を操作するための手続き(メソッド)をパッケージ化し
たオブジェクトをコンピュータ装置間でやり取りするも
のがある。
【0003】図17は、従来の文書共同システムにおけ
るオブジェクトの仕様(クラス)の例を示す図である。
図示するように、このオブジェクトのクラス1は、画像
データ3と、編集している文書中での画像データ3の位
置データ2と、位置データ2及び画像データ3を操作す
るためのメソッド4とを含む。
【0004】このような文書共同編集システムでコンピ
ュータ装置から他のコンピュータ装置へオブジェクトを
配信する場合には、従来、他のすべてのコンピュータに
オブジェクトに含まれるデータ2〜4をすべてコピーさ
せる、いわゆるマルチキャストという手法がとられてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マルチ
キャストではオブジェクト中のすべてのデータが他のコ
ンピュータ装置にもコピーされることとなるので、ある
コンピュータ装置に不要なデータも通信経路を介してや
り取りされることとなる。例えば、図16の例でいえ
ば、画像データ3の参照や編集の必要がないコンピュー
タ装置には、画像データ3をコピーする必要がない。
【0006】このように従来例の文書共同編集システム
では、不要なデータが通信経路を介してコンピュータ装
置間で転送される場合があった。このため、不要なデー
タによりトラフィックが増加し、通信経路の負荷が増大
してしまうという問題点があった。特に、1つのオブジ
ェクトを各コンピュータに1回ずつ配信するいわゆるユ
ニキャストを複数回繰り返して実行することにより、マ
ルチキャストを実現するシステムでは、この問題点がと
りわけ大きなものとなっていた。また、オブジェクトを
受信するコンピュータ装置でも、その受信のために必要
となるCPU時間が増大してしまうという問題点があっ
た。
【0007】ところで、特開平7−283834号公報
には、常に適正な形態で電子メールを送信し、これによ
り通信経路のトラフィックを小さくすることができる電
子メールシステムが開示されている。しかしながら、こ
のシステムでは、送信すべきデータとして電子メールの
みを対象としており、上記のような文書共同編集システ
ムにおいて文書を効率的に編集することは考慮されてい
ない。
【0008】本発明は、上記従来技術の問題点を解消す
るためになされたものであり、通信経路やCPUの負荷
を小さくすることができると共に、効率的な文書の共同
編集を可能とする文書共同編集システムを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかる文書共同編集システム
は、通信経路を介して接続された複数のコンピュータ装
置間でデータをやり取りすることによって文書を共同し
て編集する文書共同編集システムであって、前記複数の
コンピュータ装置のそれぞれに設けられ、前記文書への
変更を行う文書変更手段と、いずれかの前記文書変更手
段によって変更された文書に含まれるデータのうち、ど
のデータを前記複数のコンピュータ装置に直接的に配信
すべきかを判別する配信判別手段と、前記配信判別手段
によって直接的に配信すべきと判別されたデータを、各
コンピュータ装置に配信する第1の配信手段とを備える
ことを特徴とする。
【0010】上記文書共同編集システムでは、複数のコ
ンピュータ装置のそれぞれですぐに必要となるデータを
配信判別手段が直接的に配信すべきものと判別するよう
に設定しておけば、不要なデータの配信をしないでもよ
くなる。このため、配信されるデータ量が小さくなり、
通信経路やデータを受け取ったコンピュータ装置のCP
Uの負荷を小さくすることができる。また、このような
設定とすることにより、文書の編集も容易に行える。
【0011】上記文書共同編集システムは、前記配信判
別手段によって直接的に配信すべきでないと判別された
データを、保存する保存手段と、前記複数のコンピュー
タ装置のいずれかからの要求に従って、前記保存手段に
保存されているデータを、少なくとも該要求をしたコン
ピュータ装置に配信する第2の配信手段とをさらに備え
るものとしてもよい。
【0012】これにより、第1の配信手段で配信されな
かったデータも、各コンピュータ装置で必要となった時
に要求を出せば、第2の配信手段から配信させることが
でき、文書を効率的に編集することができる。
【0013】また、このように構成した場合に、前記第
2の配信手段は、前記複数のコンピュータ装置との間の
通信経路にかかる負荷を判別する手段と、前記通信経路
にかかる負荷が所定以下と判別されたときに、前記コン
ピュータ装置からの要求の有無に関わらず、前記配信判
別手段によって直接的に配信すべきでないと判別された
データを、各コンピュータ装置に配信する手段とを備え
るものとすることもできる。
【0014】これにより、通信経路にかかる負荷が小さ
いときには、直接的に配信すべきでないと判別されたデ
ータも、各コンピュータ装置に配信されることとなる。
このため、各コンピュータ装置では、このようなデータ
が必要となったときに、通信の待ち時間を要することな
く、すぐに使用することができる。
【0015】なお、前記第1の配信手段は、前記複数の
コンピュータ装置に順次データを配信するものであって
もよい。この場合には、上記文書共同編集システムは、
前記第1の配信判別手段からデータを受け、該転送され
たデータを各コンピュータ装置に配信させる第3の配信
手段と、前記第1の配信手段にかかる負荷を判別する負
荷判別手段とをさらに備えるものとすることができ、前
記第1の配信手段は、前記負荷判別手段が所定以上の負
荷を判別したときに、データを前記第3の配信手段に転
送し、前記第3の配信手段から各コンピュータ装置に配
信させるものとすることができる。
【0016】これにより、第1の配信手段の負荷が大き
いときの、第1の配信手段内における処理の待ち時間に
よって、データがすべてのコンピュータ装置に配信され
るまでに時間がかかってしまうことを避けることができ
る。
【0017】上記文書共同編集システムにおいて、前記
配信判別手段は、例えば、文書に含まれるデータのそれ
ぞれの種別毎に、各データを直接的に配信すべきか直接
的に配信すべきでないかを登録した表を有し、該表に基
づいてデータを直接的に配信すべきかどうかを判別する
ものとすることができる。
【0018】この場合、上記文書共同編集システムは、
前記配信判別手段が有する前記表を変更する表変更手段
をさらに備えるものとすることができる。
【0019】これにより、状況に応じて直接敵に配信す
べきデータを決めることが可能となり、文書の共同編集
を円滑に行うことができる。
【0020】上記文書共同編集システムにおいて、前記
配信判別手段は、前記通信経路に接続され、且つ前記複
数のコンピュータ装置とは異なる装置上に設けることが
できる。この場合、上記文書共同編集システムは、前記
複数のコンピュータ装置のそれぞれに設けられ、対応す
る文書変更手段によって変更された文書を前記通信経路
を介して前記配信判別手段に転送する転送手段をさらに
備えるものとすることができる。
【0021】また、上記文書共同編集システムは、ま
た、前記複数のコンピュータ装置のそれぞれに設けら
れ、対応する文書変更手段によって編集対象としている
前記文書中の編集領域に関する情報を前記配信判別手段
に渡す編集領域通知手段を備えるものとすることもでき
る。この場合、前記配信判別手段は、前記編集領域通知
手段から渡された各コンピュータ装置における編集領域
を記憶する手段を備え、該手段にそれぞれ記憶されてい
る編集領域内に含まれる文書中のデータを、前記複数の
コンピュータ装置毎に直接配信すべきデータとして判別
することができる。
【0022】この場合でも、編集領域のデータ量は、画
像データなどに比べると十分に小さいデータ量で済むの
で、通信経路のトラフィックを減らすのに有効に機能す
る。編集領域に含まれないデータは、複数のコンピュー
タ装置のそれぞれですぐに必要としないデータであるた
め、文書の効率的な編集に影響を与えることがない。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について説明する。
【0024】図1は、この実施の形態に適用されるネッ
トワークシステムの構成を示す図である。文書共同編集
システムは、このネットワークシステム上で実現され
る。図示するように、このネットワークシステム5は、
コンピュータ装置6、7と、通信装置8と、データ保存
装置9とを通信経路10で相互接続したものである。
【0025】コンピュータ装置6、7は、後述するフロ
ーチャートに示すプログラムを記憶するメモリ、メモリ
に記憶されたプログラムを実行するCPU(Central Pr
ocessing Unit)、文書の編集のための所定の入力を行
う入力装置、編集している文書を表示する表示装置など
を備える。
【0026】通信装置8は、コンピュータ装置6、7ま
たはデータ保存装置9からのデータを他のコンピュータ
装置6、7に転送する機能と、コンピュータ装置6、7
からのデータをデータ保存装置9に転送する機能を有す
る。通信装置8については、さらに後述する。
【0027】データ保存装置9は、磁気ディスク装置な
どによって構成され、共同編集の対象となる文書を保存
する。データ保存装置9は、さらに文書に対する変更の
履歴、すなわち新規オブジェクトの作成及びオブジェク
トのデータに対する変更の履歴を保存する。データ保存
装置9については、さらに後述する。
【0028】上記のネットワークシステム5では、デー
タとこのデータを操作するための手続き(メソッド)を
パッケージ化したオブジェクトが文書の編集のためにや
り取りされ、取り扱われる。
【0029】図2は、ネットワークシステム5で取り扱
われるオブジェクトのクラスを示す図である。図示する
ように、このオブジェクトのクラス12は、画像上での
位置データ2、画像データ3、メソッド4、ダウンロー
ド一覧表13、画面上の位置専用ダウンロードメソッド
14、画像データ専用ダウンロードメソッド15及びI
D16を含む。
【0030】画像データ3は、編集対象となる文書に含
まれる画像データである。画面上での位置データ2は、
画像データ3を画面上に表示する場合の位置データであ
る。メソッド4は、画像データ3及び位置データ2を取
り扱うための手続きである。
【0031】ダウンロード一覧表13は、データの種別
毎の保存場所を示すものであり、図3に示すように、デ
ータ種別欄13−1と、データ保存場所欄13−2とが
設けられている。図3の例では、データ種別欄13−1
に「画像」とデータ保存場所欄13−2に「画像保存装
置/picture」とが対応付けられているが、これは、図2
の画像データ3の実体が、データ保存装置9のpicture
というファイルにあることを示している。なお、データ
保存場所欄13−2内のデータは、URL(Uniform Re
source Locator)のような形式のもので、比較的データ
量が少ない。
【0032】画面上の位置専用ダウンロードメソッド1
4と画像データ専用ダウンロードメソッド15とは、そ
れぞれ画面上の位置データ2と画像データ3とに対応
し、それぞれデータ保存装置9からコンピュータ装置
6、7にダウンロードしたデータを、コンピュータ装置
6、7内のオブジェクトのデータに上書きするための手
続きである。
【0033】ID16は、各オブジェクトを識別するた
めの識別子であり、オブジェクトが新規生成されたとき
に与えられ、以後変更されることがない。
【0034】また、図1の通信装置8は、文書の編集を
開始した、または編集をしているコンピュータ装置6、
7を登録する登録表を有する。この登録表の例を、図4
に示す。
【0035】図示するように、登録表17は、コンピュ
ータ装置名の欄17−1とログイン状態の欄17−2か
らなる。図4の例では、コンピュータ装置Aが文書を編
集中であり、また、コンピュータ装置Bが文書にログイ
ン中であることを示す。ここで、ログイン中とは、文書
のデータをダウンロードしている途中であり、まだ編集
できる状態にないことを意味する。
【0036】また、データ保存装置9は、内部に保存し
ているデータを示すデータ一覧表と、オブジェクトのデ
ータをネットワークシステム5内のコンピュータ装置
6、7に配信する際に、データ自体を直接配信するかデ
ータの保存場所のみを配信するかを示すデータ転送表と
を有する。
【0037】データ保存装置9が有するデータ一覧表の
例を、図5に示す。図示するように、データ一覧表18
は、ID欄18−1と、データメンバ欄18−2と、デ
ータ保存場所欄18−3とからなる。図6の例では、I
Dが001であるオブジェクトの画像データを、データ
保存装置9のpictureというファイルに別途保存してい
ることを示している。
【0038】一方、データ保存装置9が有するデータ転
送表の例を、図6に示す。データ転送表19は、ID欄
19−1と、データ種別欄19−2と、直接配信フラグ
欄19−3とからなる。図6の例では、ID欄19−1
欄にあるように、ID001の画像オブジェクトのデー
タ転送表であることを示している。
【0039】また、データ種別欄19−2に「画面上で
の位置データ」と直接配信フラグ欄19−3に「○」と
が対応して書かれているが、これは、画像オブジェクト
を配信する際に、画面上での位置データは、データその
ものを直接配信することを示している。また、データ種
別欄19−6に「画像データ」と直接配信フラグ欄19
−3に「×」とが対応して書かれているが、これは、画
像オブジェクトを配信する際に、画像データのデータ保
存場所を配信し、画像データの実体はコンピュータ装置
に各自ダウンロードしてもらうことを示している。
【0040】図1の通信経路10は、LAN(Local Ar
ea Network)あるいはWAN(WideArea Network)の通
信回線によって構成される。
【0041】なお、オブジェクトのデータは、ネットワ
ークシステム5においてメッセージの形で配信される。
これらのメッセージについて、図7〜図9を参照して説
明する。
【0042】図7に示すメッセージ20は、後述するよ
うにデータの配信方法を示す場合のものである。メッセ
ージ20は、メッセージの内容20−1、オブジェクト
の種類20−2、ID20−3、データの直接配信フラ
グ20−4、20−5から構成される。
【0043】図7の例では、メッセージの内容20−1
には「直接配信」、オブジェクトの種類20−2には
「画像」、ID20−3には「ID001」と書かれて
いるが、これは、データの直接配信に関するもので、I
Dが001である画像オブジェクトのためのものである
ことを示す。また、データ直接配信フラグ20−4には
「画面上での位置データ、○」と書かれているが、これ
は、画面上での位置データは直接配信することを示す。
また、データ直接配信フラグ20−5には、「画像デー
タ、×」と書かれているが、これは、画像データはダウ
ンロードさせるということを意味する。
【0044】図8に示すメッセージ21は、後述するよ
うにデータ保存装置9からデータ転送が可能となった旨
の通知を受け取ったコンピュータ装置6、7が配信する
ものを示す。メッセージ21は、メッセージの内容21
−1、データ名21−2、21−3、実データ21−
4、21−5、ダウンロードデータ名21−6、21−
7およびダウンロード先21−8、21−9からなる。
【0045】図8の例では、参照符号21−1に「配
信」、参照符号21−2にID、参照符号21−3に0
01とあるが、これはメッセージ21がID001のオ
ブジェクトの配信をおこなうためのものであることを示
す。また、参照符号21−4に「位置」、参照符号21
−5に(100,200)となっているが、これは、オ
ブジェクトID001の位置データが(100,20
0)であることを示す。参照符号21−6に「画像」、
参照符号21−7に「…」となっているが、これは、オ
ブジェクトID001の画像データが入っていることを
示す。また、参照符号21−8に「画像データのダウン
ロード先」、参照符号21−9に何も書かれていない
が、これは、画像データのダウンロード先は決まってい
ないことを示す。
【0046】図9に示すメッセージ22は、後述するよ
うにデータ保存装置9から配信する場合のものであり、
メッセージ21からダウンロードする画像データ21−
6の欄を取り除いている。参照符号22−1、22−
2、22−3、22−4、22−5はそれぞれ参照符号
21−1、21−2、21−3、21−4、21−5と
同じである。また、参照符号22−6に「画像データの
ダウンロード先」、参照符号22−7に「データ保存装
置9/picture」とあるが、これは画像データの本体は
データ保存装置9のpictureファイルにあることを意味
する。
【0047】以下、図1のネットワークシステム5で実
行される文書の共同編集のための処理について説明す
る。なお、以下の説明においては、各処理を開始させる
ためのイベントはコンピュータ装置6で発生するものと
するが、このようなイベントがコンピュータ装置7で発
生した場合も同様の処理が行われる。
【0048】このネットワークシステム5で文書の共同
編集のために実行される処理としては、 (1)文書の編集開始 (2)新規文書の作成 (3)直接配信するデータ種別の変更 (4)文書の編集 (5)文書の編集終了 がある。以下、それぞれについて、図10〜図15を参
照して、詳しく説明する。
【0049】なお、図10〜図15のフロー図におい
て、矢印はデータの流れを示している。また、縦の点線
は、当該装置がアイドル状態にあることを示しており、
縦の実線は、当該装置が処理中または他の装置での処理
の終了を待機している状態にあることを示している。
【0050】(1)文書の編集開始 図10は、コンピュータ装置6で文書の編集を開始する
ときの処理を示す。まず、コンピュータ装置6が、文書
の編集を開始することを通信装置8に伝達する(ステッ
プS101)。通信装置8は、これを受けて、通信装置
8がデータを受け取らないようにし(ステップS10
2)、登録表12に記入を行う(ステップS103)。
この例では、コンピュータ装置名の欄12−1に「コン
ピュータ装置6」、ログイン状態の欄12−2に「ログ
イン中」と記入する。
【0051】ステップS103の処理を終了した後、通
信装置8は、データ保存装置9に、文書のデータをコン
ピュータ装置6に渡すように指示を出す(ステップS1
04)。データ保存装置9は、この指示を受けて、デー
タ保存装置9がデータを受け取れないようにし(ステッ
プS105)、コンピュータ装置6に文書のデータを流
す(ステップS106)。すべての文書のデータを流し
終われば、データ保存装置9はデータを受け取れるよう
にする(ステップS107)。
【0052】コンピュータ装置6は、通信経路10から
全データを受け取ると(ステップS108)、文書の全
データの受信終了を通信装置8に流す(ステップS10
9)。通信装置8は、コンピュータ装置6から受信終了
の通知を受け、登録表12のログイン状態欄12−2の
書き換えを行う(ステップS110)。この例では、コ
ンピュータ装置6のログイン状態はステップS103に
よって「ログイン中」となっていたが、これを「編集
中」に変更する。そして、ステップS110の処理を終
了した後、通信装置8は、データを受け取れるようにす
る(ステップS111)。
【0053】(2)新規文書作成 新規に文書を作成する場合には、コンピュータ装置6
は、新規オブジェクトを作成し、これをネットワークシ
ステム5内の他のコンピュータ装置7に配信する。図1
1、12は、この新規オブジェクトの作成、配信の処理
を示す。
【0054】まず、コンピュータ装置6は、空のオブジ
ェクトを生成する(ステップS201)。空のオブジェ
クトとは、データが入っていないオブジェクトのことで
ある。図2の例で説明すると、空のオブジェクトとは、
位置データ2、画像データ3、ダウンロード一覧表1
4、ID16に何もデータが入っていないオブジェクト
のことである。
【0055】次に、この空のオブジェクトに、コンピュ
ータ装置6は、ID16を代入する(ステップS20
2)。ここで、ID16は、ネットワークシステム5の
中で一意なものとする。コンピュータ装置6は、次に、
ID16を代入したデータにオブジェクトに、オブジェ
クト本来のデータを代入する(ステップS203)。オ
ブジェクト本来のデータとは、本発明で追加したデータ
でないもののことであり、図2の例では、画面上での位
置データ2および画像データ3になる。
【0056】ステップS203の処理を終了した後、コ
ンピュータ装置6は、オブジェクトのフォーマット、I
Dと、どのデータを直接配信するかを記した図7に示す
メッセージ20を、転送装置8に渡す(ステップS20
4)。そして、メッセージ20処理完了通知が来るまで
コンピュータ装置6は待ち続ける。
【0057】転送装置8は、ステップS204で送られ
たメッセージ20を受信すると、それをデータ保存装置
9に転送する(ステップS205)。メッセージ20を
受け取ったデータ保存装置9は、メッセージ20を分解
してID20−3を抽出し、当該IDを持ったオブジェ
クトが文書中にあるかどうかを調べる (ステップS2
06)。この場合、新規オブジェクトであるから、文書
中には、当該IDはない。
【0058】ステップS206の処理を終了した後、デ
ータ保存装置9は、データ転送表19を生成し、メッセ
ージ20のID20−3とデータの直接配信フラグ20
−4、20−5に書かれている内容を書き込む(ステッ
プS207)。図7のメッセージの場合について書き込
んだデータ転送表19は図6のようになる。ステップS
207の処理を終了した後、データ保存装置9は、コン
ピュータ装置6にオブジェクトのデータの転送が可能に
なったことを通知する(ステップS208)。この通知
を受け取ったコンピュータ装置6は、通信装置8にオブ
ジェクトのデータを含む図8に示すメッセージ21を流
す(ステップS209)。
【0059】次に、通信装置8は、コンピュータ装置6
から受け取ったメッセージ21をデータ保存装置9に流
す(ステップS210)。データ保存装置9は、受け取
ったメッセージ21を分解し、ID21−3が文書中に
あるかどうかを検索する(ステップS211)。ここ
で、ID21−3が文書にないことから、データ保存装
置9はメッセージ21が新規オブジェクトのものである
ことを確認し、このオブジェクトのデータを文書に保存
する(ステップS212)。
【0060】ステップS212の処理を終了した後、デ
ータ保存装置9は、ダウンロードすべきデータをファイ
ルとして別途保存し、データ一覧表18を書き換える
(ステップS213)。図8のメッセージでは、画像デ
ータをダウンロードさせることになっているので、画像
データをpictureというファイルに別途保存することに
する。データ一覧表18は、書き換え後には、図6のよ
うになる。
【0061】ステップS213の処理を終了した後、デ
ータ保存装置9は、ステップS201同様の方法で、空
のオブジェクトを生成し(ステップS214)、この空
のオブジェクトに、ステップS208で受け取ったデー
タのうち、直接配信されるデータを書き込み(ステップ
S215)、さらに、ダウンロード一覧表13を書き込
む(ステップS216)。この場合は、直接配信される
データは、画面上での位置データ2、ID16である。
画像データの本体は、pictureというファイルの形で置
いてある。以上から、この場合のダウンロード一覧表1
7は、図4のようになる。ステップS216の処理で、
配信用オブジェクトが完成する。そして、データ保存装
置9は、この配信用オブジェクトのデータを含むメッセ
ージ22を、通信装置8に転送する(ステップS21
7)。
【0062】ステップS217の処理を終了した後、通
信装置8は、登録表12を検索し、「ログイン中」のコ
ンピュータ装置があるかどうかをチェックする(ステッ
プS218)。「ログイン中」のコンピュータ装置があ
るならば、通信装置8は、「ログイン中」のコンピュー
タ装置がいなくなるまでメッセージ22の転送を保留し
(ステップS219)、そうでなければメッセージ22
を、登録表12にあるすべてのコンピュータ装置に転送
する(ステップS220)。このメッセージ22の転送
は、オブジェクトの配信元であるコンピュータ装置6も
含まれる。
【0063】各コンピュータ装置6、7は、受けとった
メッセージ22をIDなど各データに分解し(ステップ
S221)、該当するID22−3を持つオブジェクト
が当該コンピュータ装置6、7にあるかどうか確認する
(ステップS222)。あれば、これを消去する(ステ
ップS223)。
【0064】各コンピュータ装置6、7は、さらに空の
オブジェクトを生成して(ステップS224)、空のオ
ブジェクトにメッセージ22から分解した各データを代
入する(ステップS225)。
【0065】なお、オブジェクトの配信に失敗した場
合、コンピュータ装置6は、ステップS201まで溯っ
て、一連の処理をすべてキャンセルする。また、以下の
説明では、図10の各処理(ステップS213〜S22
5)をまとめて、処理100と呼ぶこととする。
【0066】(3)直接配信するデータ種別の変更 図13は、直接配信するオブジェクトのデータ種別を変
更する場合の処理を示す。コンピュータ装置6は、対象
オブジェクト12のフォーマット、ID16、どのデー
タを直接配信するかを記したメッセージ20を、転送装
置8に渡す。メッセージ20の処理が終了するまで、コ
ンピュータ装置6は処理を待つ(ステップS301)。
【0067】通信装置8は、受け取ったメッセージ20
を、データ保存装置9に転送する(ステップS30
2)。次に、データ保存装置9は、通信装置8から受け
取ったメッセージ20を分解してID16を抽出し、文
書中に当該IDを持ったオブジェクトがあるかどうかを
検索する(ステップS303)。ここでは、当該IDを
持ったオブジェクトが文書中に存在するので、データ保
存装置9は、ID16のデータ転送表19を検索し、ス
テップS207の処理と同様の方法で、そのデータ転送
表19を更新する(ステップS304)。
【0068】そして、データ転送表19の更新後、デー
タ保存装置9は、メッセージ20の処理完了通知をコン
ピュータ装置6に渡す(ステップS305)。これによ
り、、コンピュータ装置6は、メッセージ20に関する
処理完了通知を受け取り(ステップS306)、他の処
理へ移行するか、あるいはアイドル状態となる。
【0069】(4)文書の編集 図14は、コンピュータ装置6から文書の編集内容とな
るオブジェクトをネットワークシステム5内の他のコン
ピュータ装置7に配信する場合の処理を示す。
【0070】コンピュータ装置6は、オブジェクト12
のダウンロード一覧表13を検索し、ダウンロードが必
要なオブジェクト12のデータ種別13−1と、データ
本体の保存場所13−2を調べる(ステップS40
1)。図4の場合、ダウンロードが必要なのは画像デー
タであり、データ本体はデータ保存装置9のpictureと
いうファイルである。
【0071】コンピュータ装置6は、ダウンロードメソ
ッド15を実行して、データ本体の保存場所13−2か
らデータをダウンロードし(ステップS402)、ダウ
ンロードしたデータを、オブジェクトに代入する(ステ
ップS403)。この場合、データ保存装置9のpictur
eファイルからダウンロードしてきた画像データを、画
像オブジェクトに代入する。ステップS403の処理に
より、オブジェクトのデータがすべて揃い、オブジェク
トの編集が可能になる。
【0072】コンピュータ装置6は、オブジェクトの編
集を行い(ステップS404)、このオブジェクトのデ
ータを、メッセージ21にパッケージ化する(ステップ
S405)。そして、コンピュータ装置6は、ステップ
S405でパッケージ化したメッセージ21を通信装置
8に流す(ステップS406)。
【0073】通信装置8は、コンピュータ装置6からメ
ッセージ21を受け取ると、それをデータ保存装置9に
流す(ステップS407)。データ保存装置9は、通信
装置8から受け取ったメッセージ21を分解し、メッセ
ージ21のID21−3をキーとして文書全体を検索す
る(ステップS408)。ここでは、既存のオブジェク
トの変更であるから、当該IDは文書に存在する。デー
タ保存装置9は、文書中のこの既存のオブジェクトのデ
ータを、メッセージ21のオブジェクトのデータで上書
きする(ステップS409)。
【0074】ステップS409の処理を終了した後は、
ネットワークシステム5内のデータ保存装置9、コンピ
ュータ装置6、7及び通信装置8は、文書の新規作成の
場合と同様の処理100を行う。
【0075】(5)文書の編集終了 図15は、コンピュータ装置6で文書の編集を終了する
場合の処理を示す。まず、コンピュータ装置6が、文書
の編集を終了することを通信装置8に通知する(ステッ
プS501)。
【0076】通信装置8は、この通知を受け取ると、コ
ンピュータ装置6、7からデータを受け取らないように
し(ステップS502)、登録表12からコンピュータ
装置6の欄を抹消する(ステップS503)。ステップ
S503の処理を終了した後、通信装置8は、コンピュ
ータ装置6、7からのデータを受け取れるようにし(ス
テップS504)、文書編集終了の処理を完了したこと
をコンピュータ装置6に通知する(ステップS50
5)。コンピュータ装置6は、この通知を受け取り、電
源を切るなどの方法で文書の編集を終了する(ステップ
S506)。
【0077】以上説明したように、この実施の形態にか
かる文書共同編集システムでは、データ転送表19がデ
ータ保存装置9内に記憶されており、データ保存装置9
はデータ転送表19の内容に基づき、直接配信するデー
タを含むオブジェクトを生成し、通信装置8を介してコ
ンピュータ装置6、7に配信すると共に、直接配信しな
いデータ(ダウンロードさせるデータ)をファイルとし
て記憶する。すなわち、この実施の形態にかかる文書共
同編集システムでは、各コンピュータ装置6、7ですぐ
に必要とするデータのみを直接配信するデータとしてデ
ータ転送表19に登録しておけば、不要なデータの配信
をしないでもよくなる。このため、配信されるデータ量
が小さくなり、通信経路10やオブジェクトを受け取っ
たコンピュータ装置6、7のCPUの負荷を小さくする
ことができる。
【0078】また、ネットワークシステム5内の各コン
ピュータ装置6、7のそれぞれですぐに必要となるデー
タは、直接配信するデータとして登録しておけば、文書
の共同編集を円滑に行うことができる。
【0079】また、直接配信されなかったデータを含む
オブジェクトがデータ保存装置9に保存される。そし
て、このデータ保存装置9に保存されているオブジェク
トは、各コンピュータ装置6、7からいつでもダウンロ
ードすることができるので、そのデータが直接配信され
なかったことによる影響がほとんどなく、効率的な文書
編集が可能となる。
【0080】さらに、図13に示した処理により、直接
配信するオブジェクトのデータ種別を変更することもで
きるので、どのデータを直接配信するか各コンピュータ
装置6、7からダウンロードさせるかを、動的に決める
ことができる。このように状況に応じて直接配信するデ
ータを決めることにより、文書の共同編集を円滑に行う
ことが可能となる。
【0081】本発明は、上記の実施の形態に限定され
ず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適
用可能な上記の実施の形態の変形態様について、説明す
る。
【0082】上記の実施の形態では、データを直接配信
するか各コンピュータ装置6、7からダウンロードさせ
るかは、データ転送表19の内容に従っていた。しかし
ながら、本発明は、これに限られない。例えば、ネット
ワークシステム5内のコンピュータ装置6、7のそれぞ
れで表示装置への表示対象としている文書中の領域(以
下、編集領域という)を一覧表データ保存装置9に記憶
しておき、データ量の大きい画像データは、それを編集
領域内としているコンピュータ装置6、7にのみ配信す
るということも可能である。この場合、コンピュータ装
置6、7での編集領域の変更があった場合には、それに
関するデータを通信装置8に送る必要があるが、画像デ
ータに比べて十分に小さいデータ量で済むので、通信経
路10のトラフィックを減らすのに有効となる。しか
も、編集領域に含まれないデータは、各コンピュータ装
置6、7ですぐに必要としないデータであるため、文書
の効率的な編集に影響を与えることがない。
【0083】なお、このように構成した場合には、少な
くとも1つのコンピュータ装置に配信しなかったデータ
を含むオブジェクトをデータ保存装置9に保存してお
き、編集領域の変更の受信によって新たに編集領域に含
まれるようになったコンピュータ装置に、当該保存して
おいたオブジェクトを通信装置8から配信すればよい。
【0084】上記の実施の形態では、通信装置8は、コ
ンピュータ装置6、7から受け取ったオブジェクトから
画像データを取り除いた配信用オブジェクトを生成し、
これを他のコンピュータ装置に配信すると共に、その画
像データをデータ保存装置9に保存していた。そして、
その画像データが必要なコンピュータ装置6、7がダウ
ンロードするようにしていた。これに対し、通信装置8
に通信経路10のトラフィックを判定する手段を設け、
トラフィックが所定量以下であると判定されたときに
は、通信装置8は、画像データを含むオブジェクトを生
成して、これをその発信元以外の他のコンピュータ装置
6、7に配信するものとしてもよい。
【0085】上記の実施の形態では、発信元以外のコン
ピュータ装置6、7へのオブジェクトの配信は、すべて
通信装置8が行っていた。この場合、通信装置8がマル
チキャストによりオブジェクトを配信するものであると
すると、通信装置8(特に、そのCPU)にかかってい
る負荷が大きいと、通信経路10のトラフィックが小さ
くてもオブジェクトを配信先のすべてのコンピュータ装
置に配信するまでに時間がかかることとなる。
【0086】そこで、図16に示すように、ネットワー
クシステムを、通信装置8と同様の機能を有するサーバ
08とデータ保存装置09とを設け、また、通信装置8
にかかっている負荷を判定する手段を設けたものとす
る。そして、通信装置8にかかっている負荷が所定以上
である時には、通信装置8からサーバ08にコンピュー
タ装置6、7から受け取ったオブジェクトを転送し、サ
ーバ08から配信させてもよい。この場合、サーバ08
に転送するオブジェクトは、画像データを含むものであ
っても含まないものであってもよいが、画像データを含
むものである場合には、転送されたオブジェクトから画
像データを取り除いた配信用オブジェクトを生成し、こ
れを発信元以外のコンピュータ装置に配信すると共に、
その画像データをデータ保存装置9に保存すればよい。
そして、コンピュータ装置6、7は、オブジェクトの最
後の配信元が通信装置8かサーバ08かを記憶してお
き、その最後の配信元から画像データをダウンロードす
ればよい。
【0087】上記の実施の形態では、ネットワークシス
テム5には、2台のコンピュータ装置6、7が含まれて
いた。しかしながら、本発明の文書共同編集システムを
実現するためのネットワークシステムは、さらに多くの
コンピュータ装置を含むものとしてもよい。
【0088】上記の実施の形態では、ネットワークシス
テム5には、コンピュータ装置6、7とは別に、通信装
置8とデータ保存装置9とが含まれていた。しかしなが
ら、このような通信装置やデータ保存装置をコンピュー
タ装置と別に設けることなく、ネットワークシステムに
含まれるいずれか1以上のコンピュータ装置上に、図1
の通信装置8とデータ保存装置9との機能を実現しても
よい。すなわち、オブジェクトを配信するコンピュータ
装置上に、通信装置8とデータ保存装置9との機能が実
現されていてもよい。
【0089】上記の実施の形態では、本発明を実現する
ためのプログラムは、コンピュータ装置6、7のメモリ
に予め格納されているものとし、CPUがメモリから読
み出して実行するものとしていた。しかしながら、本発
明を実現するためのプログラムは、例えば、CD−RO
Mやフロッピーディスクなどのコンピュータ読み取り可
能な記録媒体に格納して配布してもよい。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通信経路やデータを受信するコンピュータ装置のCPU
の負荷を小さくすることができると共に、効率的な文書
の編集も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に適用されるネットワーク
システムの構成を示す図である。
【図2】図1のシステムにおいて取り扱われるオブジェ
クトのクラスを示す図である。
【図3】図2のダウンロード一覧表の例を示す図であ
る。
【図4】図1の通信装置が有する登録票の例を示す図で
ある。
【図5】図1のデータ保存装置が有するデータ一覧表の
例を示す図である。
【図6】図1のデータ保存装置が有するデータ転送表の
例を示す図である。
【図7】メッセージのフォーマットを示す図である。
【図8】メッセージのフォーマットを示す図である。
【図9】メッセージのフォーマットを示す図である。
【図10】文書の編集開始時の処理を示すフロー図であ
る。
【図11】新規文書の作成時の処理を示すフロー図であ
る。
【図12】新規文書の作成時の処理を示すフロー図であ
る。
【図13】直接配信するデータ種別の変更時の処理を示
すフロー図である。
【図14】既存文書の編集時の処理を示すフロー図であ
る。
【図15】文書の編集終了時の処理を示すフロー図であ
る。
【図16】本発明の実施の形態にかかるネットワークシ
ステムの構成を示す図である。
【図17】従来例のシステムにおいて取り扱われるオブ
ジェクトのクラスを示す図である。
【符号の説明】
2 位置データ 3 画像データ 4 メソッド 5 ネットワークシステム 6 コンピュータ装置 7 コンピュータ装置 8 通信装置 9 データ保存装置 10 通信経路 12 オブジェクトのクラス 13 ダウンロード一覧表 14 画面上の位置専用ダウンロードメソッド 15 画像データの位置専用ダウンロードメソッド 16 ID 17 登録票 18 データ一覧表 19 データ転送表 20 メッセージ 21 メッセージ 22 メッセージ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信経路を介して接続された複数のコンピ
    ュータ装置間でデータをやり取りすることによって文書
    を共同して編集する文書共同編集システムであって、 前記複数のコンピュータ装置のそれぞれに設けられ、前
    記文書への変更を行う文書変更手段と、 いずれかの前記文書変更手段によって変更された文書に
    含まれるデータのうち、どのデータを前記複数のコンピ
    ュータ装置に直接的に配信すべきかを判別する配信判別
    手段と、 前記配信判別手段によって直接的に配信すべきと判別さ
    れたデータを、各コンピュータ装置に配信する第1の配
    信手段とを備えることを特徴とする文書共同編集システ
    ム。
  2. 【請求項2】前記配信判別手段によって直接的に配信す
    べきでないと判別されたデータを、保存する保存手段
    と、 前記複数のコンピュータ装置のいずれかからの要求に従
    って、前記保存手段に保存されているデータを、少なく
    とも該要求をしたコンピュータ装置に配信する第2の配
    信手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の文
    書共同編集システム。
  3. 【請求項3】前記第2の配信手段は、前記複数のコンピ
    ュータ装置との間の通信経路にかかる負荷を判別する手
    段と、前記通信経路にかかる負荷が所定以下と判別され
    たときに、前記コンピュータ装置からの要求の有無に関
    わらず、前記配信判別手段によって直接的に配信すべき
    でないと判別されたデータを、各コンピュータ装置に配
    信する手段とを備えることを特徴とする請求項2に記載
    の文書共同編集システム。
  4. 【請求項4】前記第1の配信手段は、前記複数のコンピ
    ュータ装置に順次データを配信するものであり、 前記第1の配信判別手段からデータを受け、該転送され
    たデータを各コンピュータ装置に配信させる第3の配信
    手段と、 前記第1の配信手段にかかる負荷を判別する負荷判別手
    段とをさらに備え、 前記第1の配信手段は、前記負荷判別手段が所定以上の
    負荷を判別したときに、データを前記第3の配信手段に
    転送し、前記第3の配信手段から各コンピュータ装置に
    配信させることを特徴とする請求項1に記載の文書共同
    編集システム。
  5. 【請求項5】前記配信判別手段は、文書に含まれるデー
    タのそれぞれの種別毎に、各データを直接的に配信すべ
    きか直接的に配信すべきでないかを登録した表を有し、
    該表に基づいてデータを直接的に配信すべきかどうかを
    判別することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1
    項に記載の文書共同編集システム。
  6. 【請求項6】前記配信判別手段が有する前記表を変更す
    る表変更手段を備えることを特徴とする請求項5に記載
    の文書共同編集システム。
  7. 【請求項7】前記配信判別手段は、前記通信経路に接続
    され、且つ前記複数のコンピュータ装置とは異なる装置
    上に設けられ、 前記複数のコンピュータ装置のそれぞれに設けられ、対
    応する文書変更手段によって変更された文書を前記通信
    経路を介して前記配信判別手段に転送する転送手段を備
    えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に
    記載の文書共同編集システム。
  8. 【請求項8】前記複数のコンピュータ装置のそれぞれに
    設けられ、対応する文書変更手段によって編集対象とし
    ている前記文書中の編集領域に関する情報を前記配信判
    別手段に渡す編集領域通知手段を備え、 前記配信判別手段は、前記編集領域通知手段から渡され
    た各コンピュータ装置における編集領域を記憶する手段
    を備え、該手段にそれぞれ記憶されている編集領域内に
    含まれる文書中のデータを、前記複数のコンピュータ装
    置毎に直接配信すべきデータとして判別することを特徴
    とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の文書共同
    編集システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010073010A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Oki Electric Ind Co Ltd 情報処理装置、情報処理方法、通信装置、通信方法、情報処理システムおよび情報処理システムによる情報処理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010073010A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Oki Electric Ind Co Ltd 情報処理装置、情報処理方法、通信装置、通信方法、情報処理システムおよび情報処理システムによる情報処理方法

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Effective date: 20050310