JP2000047829A - ライブラリ型記憶装置及びそれに用いる記憶方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

ライブラリ型記憶装置及びそれに用いる記憶方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体

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JP2000047829A
JP2000047829A JP10213379A JP21337998A JP2000047829A JP 2000047829 A JP2000047829 A JP 2000047829A JP 10213379 A JP10213379 A JP 10213379A JP 21337998 A JP21337998 A JP 21337998A JP 2000047829 A JP2000047829 A JP 2000047829A
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Satoru Suda
悟 須田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックアップ時間を短縮可能なライブラリ型
磁気テープ装置を提供する。 【解決手段】 CPU1は上位装置から転送されてきた
データ量が磁気テープ装置7内のデータバッファ量に達
すると、バスコントローラ2に対してデータの転送先を
磁気テープ装置7から磁気ディスク装置4へ変更を行う
よう命令を出す。CPU1はバスコントローラ3から磁
気テープ装置7のデータ書込み終了通知を受けると、磁
気ディスク装置4に書込まれているデータを磁気テープ
装置7へ書込むために、また上位装置から転送されるデ
ータの転送先を磁気ディスク装置4から磁気ディスク装
置5に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はライブラリ型記憶装
置及びそれに用いる記憶方法並びにその制御プログラム
を記録した記録媒体に関し、特にデータバックアップに
用いられるライブラリ型磁気テープ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ライブラリ型磁気テープ装置にお
いては、データバックアップ装置として使用する場合、
通常の運用では業務が終了した夜間における大量データ
のバックアップ用として使用されることが多い。しかし
ながら、バックアップすべきデータ量が多い場合、翌朝
のシステム運用開始時間までにバックアップが終了しな
いことが考えられる。
【0003】通常、ライブラリ型テープ装置では媒体挿
入後のイニシャルロード、データ書込み後のテープ媒体
の巻戻し、テープ媒体交換等の時間が、上位装置からデ
ータが転送されてこない状態である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のライブ
ラリ型テープ装置では、上位装置からデータが転送され
てこない状態、つまり媒体挿入後のイニシャルロード、
データ書込み後のテープ媒体の巻戻し、テープ媒体交換
等によってデータが転送されない時間が生じ、バックア
ップに時間がかかってしまう。そのため、バックアップ
すべきデータ量が多い場合、翌朝のシステム運用開始時
間までにバックアップが終了しないといった状態を生ず
る可能性がある。
【0005】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、バックアップ時間を短縮することができるライブ
ラリ型記憶装置及びそれに用いる記憶方法並びにその制
御プログラムを記録した記録媒体を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるライブラリ
型記憶装置は、上位装置からのバックアップデータを記
憶する記憶媒体が挿抜自在な記憶装置を含むライブラリ
型記憶装置であって、前記上位装置と前記記憶装置との
間に配設されかつ前記記憶装置において前記上位装置か
らのデータが受付不可の時に当該データを一時記憶する
第1及び第2の記憶手段を備えている。
【0007】本発明によるライブラリ型記憶装置の記憶
方法は、上位装置からのバックアップデータを記憶する
記憶媒体が挿抜自在な記憶装置を含むライブラリ型記憶
装置の記憶方法であって、前記記憶装置において前記上
位装置からのデータが受付不可の時に前記上位装置と前
記記憶装置との間に配設された第1及び第2の記憶手段
に前記上位装置からのデータを一時記憶するステップを
備えている。
【0008】本発明によるライブラリ型記憶装置の記憶
制御プログラムを記録した記録媒体は、上位装置からの
バックアップデータを記憶する記憶媒体が挿抜自在な記
憶装置を含むライブラリ型記憶装置において前記記憶装
置への前記上位装置からのデータの書込みをコンピュー
タに行わせるための記憶制御プログラムを記録した記録
媒体であって、前記記憶制御プログラムは前記コンピュ
ータに、前記記憶装置において前記上位装置からのデー
タが受付不可の時に前記上位装置と前記記憶装置との間
に配設された第1及び第2の記憶手段に前記上位装置か
らのデータを一時記憶させている。
【0009】すなわち、本発明のライブラリ型記憶装置
は、磁気テープ装置内のデータバッファに貯まったデー
タのテープ媒体への書込み時間、テープ媒体ロード時に
おけるイニシャル時間、テープ媒体の巻戻し時間、チェ
ンジャ機構による媒体交換時間等、磁気テープ装置が上
位装置からのデータ転送を受付けられない間でも、上位
装置からのデータ転送を受付けるための磁気ディスク装
置を上位装置と磁気テープ装置との間に配置している。
【0010】これによって、上記に示したデータ受付不
可時間においても、ライブラリ型磁気テープ装置として
は上位装置からのデータ転送の受付けを可能とし、結果
としてデータバックアップ開始から終了までの時間の短
縮が可能となる。
【0011】すなわち、通常、上位装置からデータが転
送されてこない状態となる媒体挿入後のイニシャルロー
ド、データ書込み後のテープ媒体の巻戻し、テープ媒体
交換等の時間に上位装置からのデータ転送を磁気ディス
ク装置で受付けることで、データバックアップ時間の短
縮を可能としている。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
るライブラリ型磁気テープ装置の構成を示すブロック図
である。図において、本発明の一実施例によるライブラ
リ型磁気テープ装置はCPU(中央処理装置)1と、バ
スコントローラ2,3と、磁気ディスク装置(#1,#
2)4,5と、バス切替器6と、磁気テープ装置7と、
チェンジャ機構部8と、フォーマット回路9,10と、
EEPROM(Electrically Erasa
ble Programmable Read Onl
y Memory)11と、RAM(Random A
ccess Memory)12と、磁気テープライブ
ラリ13とから構成されている。
【0013】CPU1はEEPROM11からのマイク
ロプログラム命令によって、上位装置(図示せず)との
間でデータ転送の制御を行うバスコントローラ2の制御
と、磁気ディスク装置4,5と磁気テープ装置7との間
のデータ転送制御を行うバスコントローラ3の制御と、
バス切替器6のバス切替制御と、磁気テープ装置−磁気
ディスク装置間の書込みフォーマットを変換するフォー
マット回路9,10の制御と、磁気ディスク装置4,5
の状態管理を行うテーブルをRAM12に作成し、磁気
ディスク装置4,5に書込まれたデータの管理とを行
う。
【0014】バスコントローラ2はCPU1からの命令
によって上位装置とのデータ転送制御を行い、その転送
先の装置としては磁気ディスク装置4,5と磁気テープ
装置7とに分けられる。
【0015】バスコントローラ3はCPU1からの命令
によって磁気ディスク装置4または磁気ディスク装置5
と磁気テープ装置7との間のデータ転送制御を行う。磁
気ディスク装置4,5は上位装置からデータ転送命令が
きた時に磁気テープ装置7が、テープ媒体ロード時にお
けるイニシャル中、テープ媒体(図示せず)の巻戻し
中、チェンジャ機構部8による媒体交換中等でデータを
受付けられない場合、バスコントローラ2の制御によっ
て磁気テープ装置7の替わりにデータの一時的な記録を
行う。その後、磁気テープ装置7のデータ書込み準備が
できると、一時的にデータを記録していた磁気ディスク
装置4,5から磁気テープ装置7へのデータ転送が実行
され、その間、上位装置からの転送データは他方の磁気
ディスク装置への書込みが実行される。
【0016】バス切替器6はCPU1からの制御によっ
て上位装置から転送されてくるデータを磁気テープ装置
7に転送するバスパターン#1と、上位装置と磁気ディ
スク装置4との間のデータ転送及び磁気ディスク装置5
と磁気テープ装置7との間のデータ転送を並列に行うバ
スパターン#2と、上位装置と磁気ディスク装置5との
間のデータ転送及び磁気ディスク装置4と磁気テープ装
置7との間のデータ転送を並列に行うバスパターン#3
の3つのバスパターンを取りうる機能を有している。
【0017】フォーマット回路9,10は書込みデータ
フォーマットを変換する機能を有している。一般的に、
磁気テープ装置7への上位装置からの書込み命令には固
定長ブロックと可変長ブロックとの2種類があり、磁気
ディスク装置4,5への書込み命令は固定長ブロックと
なっている。フォーマット回路9は上位装置からの転送
データを磁気ディスク装置4または磁気ディスク装置5
に記録する場合に制御され、磁気テープ装置7のデータ
フォーマットを判断し、磁気ディスク装置4,5へ記録
可能なフォーマットへと変換を行う。フォーマット回路
10については磁気ディスク装置4または磁気ディスク
装置5のデータを磁気テープ装置7に書込みを行う場合
に制御され、磁気ディスク装置4,5のフォーマットを
磁気テープ装置7へ書込み可能なフォーマットへと変換
を行う。
【0018】磁気テープ装置7はバス切替器6から設定
されたバス経路でバスコントローラ2またはバスコント
ローラ3からの制御によってデータの書込み/読出しを
行う。また、磁気テープ装置7は転送されてくる命令に
よってチェンジャ機構部8の制御を行う。チェンジャ機
構部8は磁気テープ装置7からの命令によって磁気テー
プライブラリ13に実装されているテープ媒体の入替え
を行う。
【0019】ライブラリ型磁気テープ装置は起動時に初
期診断として、磁気テープ装置7、チェンジャ機構部
8、磁気ディスク装置4,5の各装置の状態確認及び磁
気テープライブラリ13に対してテープ媒体の実装の有
無の確認を行う。
【0020】バスコントローラ2によって磁気テープ装
置7の現在の状態が常に監視されている。その状態とし
て、磁気テープ装置7にテープ媒体が挿入されていてデ
ータの読出し/書込みが可能状態を表す「READY」
状態と、読出し/書込み中、テープ媒体挿入時のイニシ
ャル動作中、テープ媒体巻戻し中、テープ媒体交換時を
表す「BUSY」状態と、テープ媒体が未装着でありか
つ準備ができていない「NOT READY」状態とに
分けられる。
【0021】上位装置からデータ転送の要求がきた場
合、バスコントローラ2は磁気テープ装置7の現在の状
態の確認を行う。CPU1はバスコントローラ2による
監視状態各々によって上位装置にライブラリ型磁気テー
プ装置としてデータ転送の可否通知を行う。
【0022】上位装置からデータ転送の要求がきた場
合、バスコントローラ2によって磁気テープ装置7を確
認した結果、状態が「READY」の場合にはCPU1
から上位装置に対してデータ転送可の通知を行う。この
場合にはバスコントローラ2を通って磁気テープ装置7
に対してデータの書込みが実行される。
【0023】この時、バスコントローラ3、フォーマッ
ト回路9、フォーマット回路10各々はデータを通すの
みであり、特別な動作は行わない。この時、バス切替器
6はバスパターン#1に設定されている。
【0024】バスコントローラ2は上位装置から転送さ
れてきたデータ量をカウントしており、そのデータ量に
関する情報を適時にCPU1に転送している。EEPR
OM11内には磁気テープ装置7内にあるデータバッフ
ァサイズを記憶しており、CPU1は上位装置から転送
されてきたデータ量が磁気テープ装置7内のデータバッ
ファ量に達すると、磁気テープ装置7としてはこれ以上
データを受取れないと判断し、データの連続受信を図る
ためにデータ転送経路の変更を行う。
【0025】この時、CPU1はバスコントローラ2に
対してデータの転送先を磁気テープ装置7から磁気ディ
スク装置4へ変更を行うよう命令を出す。また、CPU
1はバス切替器6に対して上位装置からのデータを磁気
ディスク装置4へ書込むようにバスパターン#2とする
命令を出す。さらに、CPU1はフォーマット回路9に
対して通過するデータについて磁気ディスク装置4へ書
込み可能なデータフォーマットに変換するよう命令を出
す。
【0026】CPU1は以上の命令を同期して発行し、
データ書込み先の変更を行う。磁気テープ装置7がデー
タバッファ内に貯まったデータについてテープ媒体への
書込みを行っている間、上位装置からのデータは磁気デ
ィスク装置4に書込まれる。
【0027】この時、バスコントローラ3はCPU1か
らの命令によって磁気テープ装置7に対して定期的に状
態確認を行うポーリングを実行している。磁気テープ装
置7がそのデータバッファに貯まったデータをテープ媒
体に書込んでいる間、磁気テープ装置7はバスコントロ
ーラ3に対して「BUSY」の応答を返し、バスコント
ローラ3はCPU1に対してまだ磁気テープ装置7がデ
ータ受信不可の状態であることを通知する。
【0028】テープ媒体への書込みが全て終了すると、
磁気テープ装置7はバスコントローラ3に対して「RE
ADY」の応答を返し、バスコントローラ3はCPU1
に対して磁気テープ装置7がデータ受信可能となったこ
とを通知する。
【0029】CPU1はバスコントローラ3から磁気テ
ープ装置7のデータ書込み終了通知を受けると、磁気デ
ィスク装置4に書込まれているデータを磁気テープ装置
7へ書込むために、また上位装置から転送されるデータ
の転送先を磁気ディスク装置4から磁気ディスク装置5
に変更するために以下の命令を実行する。
【0030】CPU1はバスコントローラ2に対して上
位装置からのデータの転送先を磁気ディスク装置4から
磁気ディスク装置5に変更するよう命令を出す。バスコ
ントローラ3に対しては磁気ディスク装置4から磁気テ
ープ装置7に対してデータを転送するよう命令を出す。
【0031】CPU1はバス切替器6に対してバスパタ
ーン3となるよう命令を出す。CPU1はフォーマット
回路10に対して通過するデータについて磁気テープ装
置7へ書込み可能なデータフォーマットに変換するよう
命令を出す。CPU1は以上の命令を同期して発行し、
データ転送先の変更を行う。
【0032】上述した処理動作によって、磁気ディスク
装置4から磁気テープ装置7へのデータの書込みが終了
し、磁気テープ装置7内のデータバッファに貯まったデ
ータが全てテープ媒体に書込まれると、磁気テープ装置
7はバスコントローラ3のポーリングに対して「BUS
Y」から「READY」に応答の変更を行い、バスコン
トローラ3に書込みが終了した旨の通知を行う。
【0033】その後順次、磁気テープ装置7の「REA
DY」通知のタイミングでバスパターン#2及びバスパ
ターン#3のバス経路を設定し、磁気ディスク装置4、
磁気ディスク装置5、磁気テープ装置7各々に対してデ
ータの書込みを行っていく。
【0034】磁気ディスク装置4、磁気ディスク装置5
に夫々書込まれたデータを、上位装置から転送されてき
た正しい順序で磁気テープ装置に書込むために、バスコ
ントローラ2はCPU1に対して磁気ディスク装置4,
5夫々について、書込み開始アドレスと書込み終了アド
レスと書込み開始時間との通知を行う。
【0035】CPU1は2つの磁気ディスク装置4,5
のうち、次はどちらの磁気ディスク装置のどのアドレス
からどのアドレスまで書込むのかを管理するためのテー
ブルをRAM12内に作成する。そのテーブル内には時
系列順に次に書込むべき磁気ディスク装置の識別と、開
始アドレス〜終了アドレスと、書込みを終了したか否の
判断をするフラグビットとがセットされる。磁気ディス
ク装置4,5から磁気テープ装置7にデータを書込む
際、CPU1はRAM12内のテーブルを参照し、バス
コントローラ3に対して読込むべき磁気ディスク装置と
読込み開始アドレスと終了アドレスとの通知を行う。C
PU1は磁気テープ装置7へのデータの書込みが終了し
た通知をバスコントローラ3から受けると、RAM12
内のテーブルの該当フラグビットを下げてテーブルの更
新を行う。
【0036】また、CPU1はRAM12内のテーブル
の情報から、磁気ディスク装置4,5夫々について、現
在、磁気ディスクに書込まれているデータでまだ磁気テ
ープ装置7に書込みがなされていないデータ量を常に監
視をしている。磁気ディスク装置4,5夫々について、
このデータ量が磁気ディス装置4,5の全容量に対する
ある一定容量まで達した場合、その磁気ディスク装置が
磁気テープ装置7に対してデータの書込みを行ってしき
い値を下回るまで、CPU1はその磁気ディスク装置に
対して上位装置からのデータの書込みを実行しない。
【0037】上記の動作例では、磁気テープ装置7がデ
ータバッファ内に貯まったデータをテープ媒体に書込み
中をであることを示す「BUSY」状態での間に、上位
装置から転送されるデータを磁気ディスク装置4,5に
書込む場合について示したが、ライブラリ型磁気テープ
装置としてテープ媒体交換時やテープ媒体ロード後のイ
ニシャル動作時、テープ媒体巻戻し時等の「BUSY」
状態についても同様に磁気ディスク装置4,5に対して
データ書込みを行い、データ転送時間の短縮を図ること
ができる。
【0038】図2は本発明の一実施例によるライブラリ
型磁気テープ装置のデータバックアップ時の記憶方法を
示すフローチャートである。これら図1及び図2を参照
して本発明の一実施例によるライブラリ型磁気テープ装
置のデータバックアップについて詳細に説明する。
【0039】磁気テープ装置7に対して上位装置からデ
ータ書込み命令が発行されると(図2ステップS1)、
バスコントローラ2は磁気テープ装置7の現在の状態の
確認を行う(図2ステップS2)。
【0040】バスコントローラ2による磁気テープ装置
7の確認結果が「READY」状態の場合、CPU1は
上位装置に対してデータ転送可の通知を行うので、上位
装置からバスコントローラ2を通って磁気テープ装置7
に対してデータの書込みが実行される(図2ステップS
3)。
【0041】バックアップすべきデータは幾つかのブロ
ックに分けられて上位装置からライブラリ型磁気テープ
装置に転送されるが、磁気テープ装置7がデータ書込み
動作中であり、データ書込みに待ちが入ると、上位装置
からのデータ転送待ち時間が発生するのを防ぐために、
CPU1は磁気ディスク装置4または磁気ディスク装置
5へのデータ転送を開始する(図2ステップS2,S
4)。
【0042】CPU1はまず磁気ディスク装置4の動作
準備状況を確認し(図2ステップS5)、磁気ディスク
装置4に対してデータ書込み可能であれば、磁気ディス
ク装置4へのデータ書込みを開始する(図2ステップS
6)。
【0043】CPU1は磁気ディスク装置4へのデータ
書込み中、定期的に磁気テープ装置7の状態確認を行う
(図2ステップS7)。CPU1は磁気テープ装置7が
データ書込み可能状態になると、上位装置から磁気ディ
スク装置4へのデータ転送を中止し、いままで磁気ディ
スク装置4に書込んだデータを磁気テープ装置7に転送
して書込む(図2ステップS12,S13)。
【0044】その間、上位装置との間のデータ転送にお
いて待ち時間が発生しないように、CPU1は上位装置
からの転送データを磁気ディスク装置5に書込むよう制
御する(図2ステップS14,S5,S8,S9)。
【0045】CPU1は磁気ディスク装置4のデータを
磁気テープ装置7に転送している間、定期的に磁気テー
プ装置7の状態確認を行う(図2ステップS10)。C
PU1は磁気ディスク装置4から磁気テープ装置7への
データ転送が終了すると、上位装置から磁気ディスク装
置5へのデータ転送を中止し、磁気ディスク装置5から
磁気テープ装置7へのデータ転送を開始する(図2ステ
ップS15)。
【0046】その間、上位装置との間のデータ転送にお
いて待ち時間が発生しないように、CPU1は上位装置
からの転送データを磁気ディスク装置4に書込むよう制
御する(図2ステップS16,S5,S6,S7)。
【0047】以降、CPU1は次にどちらの磁気ディス
ク装置のデータを磁気テープ装置7に書込むのかを確認
しながら、上位装置から磁気ディスク装置4への書込み
及び磁気ディスク装置5から磁気テープ装置7への書込
みと上位装置から磁気ディスク装置5への書込み及び磁
気ディスク装置4から磁気テープ装置7への書込みとを
交互に行い、上位装置からのデータ転送待ち時間の短縮
を図る。但し、磁気ディスク装置4,5がともに書込み
不可の場合には、上位装置からのデータ転送が待ち(W
AIT)状態となる(図2ステップS11)。
【0048】このように、2つの磁気ディスク装置4,
5を上位装置と磁気テープ装置7との間に配置し、上位
装置のデータが磁気テープ装置7に書込めない時に、上
位装置のデータの磁気ディスク装置4,5への書込み制
御を行うことで、通常、磁気テープ装置7がテープ媒体
へデータを書込み中であり、上位装置からのデータ転送
の受付けを一時中断するような場合においても、上位装
置からのデータ転送の受付けが可能となり、上位装置か
らのデータ転送開始から終了までの時間を短縮すること
ができる。
【0049】したがって、磁気テープ装置7におけるテ
ープ媒体−ヘッド間の書込み速度の技術的な向上をする
ことなく、データバックアップ時間の短縮を図ることが
できる。
【0050】また、上位装置からのデータ転送速度と磁
気テープ装置7でのデータ書込み速度との差があるた
め、上位装置から見てデータ転送の待ち時間が発生して
しまうことのを防ぐことができる。尚、本発明の一実施
例では磁気テープ装置7を取上げているが、他にも上位
装置や磁気ディスク装置4,5から見て、データ書込み
速度差のある光磁気ディスク装置等へも応用することが
できる。
【0051】上位装置から転送されてくるデータは磁気
ディスク装置4,5の書込みしきい値を越えるまで、磁
気ディスク装置4,5への書込みが主となる。このた
め、磁気ディスク装置4,5をカートリッジタイプに変
更して容量を増大することによって、上位装置から見て
磁気テープ装置7ではなく、磁気ディスク装置4,5に
対してデータ転送をしている状態に近くなり、よりデー
タ転送時間の短縮を図ることができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、上
位装置からのバックアップデータを記憶する記憶媒体が
挿抜自在な記憶装置を含むライブラリ型記憶装置におい
て、記憶装置において上位装置からのデータが受付不可
の時に当該データを一時記憶する第1及び第2の記憶手
段を上位装置と記憶装置との間に配設することによっ
て、バックアップ時間を短縮することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるライブラリ型磁気テー
プ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例によるライブラリ型磁気テー
プ装置のデータバックアップ時の記憶方法を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2,3 バスコントローラ 4,5 磁気ディスク装置 6 バス切替器 7 磁気テープ装置 8 チェンジャ機構部 9,10 フォーマット回路 11 EEPROM 12 RAM 13 磁気テープライブラリ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置からのバックアップデータを記
    憶する記憶媒体が挿抜自在な記憶装置を含むライブラリ
    型記憶装置であって、前記上位装置と前記記憶装置との
    間に配設されかつ前記記憶装置において前記上位装置か
    らのデータが受付不可の時に当該データを一時記憶する
    第1及び第2の記憶手段を有することを特徴とするライ
    ブラリ型記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の記憶手段に前記上位装置から
    のデータを一時記憶しかつ前記記憶装置が前記上位装置
    からのデータを受付可となった時に前記第1の記憶手段
    に一時記憶されたデータを前記記憶装置に書込むととも
    に前記上位装置からのデータを前記第2の記憶手段に書
    込むよう制御する制御手段を含むことを特徴とする請求
    項1記載のライブラリ型記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶装置が磁気テープ装置からなり
    かつ前記第1及び第2の記憶手段が磁気ディスク装置か
    らなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    ライブラリ型記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶装置において前記上位装置から
    のデータが受付不可の状態は、前記磁気テープ装置内の
    データバッファに貯まったデータのテープ媒体への書込
    み状態、前記テープ媒体ロード時におけるイニシャル状
    態、前記テープ媒体の巻戻し状態、前記テープ媒体の交
    換状態を少なくとも含むことを特徴とする請求項3記載
    のライブラリ型記憶装置。
  5. 【請求項5】 上位装置からのバックアップデータを記
    憶する記憶媒体が挿抜自在な記憶装置を含むライブラリ
    型記憶装置の記憶方法であって、前記記憶装置において
    前記上位装置からのデータが受付不可の時に前記上位装
    置と前記記憶装置との間に配設された第1及び第2の記
    憶手段に前記上位装置からのデータを一時記憶するステ
    ップを有することを特徴とするライブラリ型記憶装置の
    記憶方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の記憶手段に前記上位装置から
    のデータを一時記憶するよう制御するステップと、前記
    記憶装置が前記上位装置からのデータを受付可となった
    時に前記第1の記憶手段に一時記憶されたデータを前記
    記憶装置に書込みかつ前記上位装置からのデータを前記
    第2の記憶手段に書込むよう制御するステップとを含む
    ことを特徴とする請求項5記載のライブラリ型記憶装置
    の記憶方法。
  7. 【請求項7】 前記記憶装置が磁気テープ装置からなり
    かつ前記第1及び第2の記憶手段が磁気ディスク装置か
    らなることを特徴とする請求項5または請求項6記載の
    ライブラリ型記憶装置の記憶方法。
  8. 【請求項8】 前記記憶装置において前記上位装置から
    のデータが受付不可の状態は、前記磁気テープ装置内の
    データバッファに貯まったデータのテープ媒体への書込
    み状態、前記テープ媒体ロード時におけるイニシャル状
    態、前記テープ媒体の巻戻し状態、前記テープ媒体の交
    換状態を少なくとも含むことを特徴とする請求項7記載
    のライブラリ型記憶装置の記憶方法。
  9. 【請求項9】 上位装置からのバックアップデータを記
    憶する記憶媒体が挿抜自在な記憶装置を含むライブラリ
    型記憶装置において前記記憶装置への前記上位装置から
    のデータの書込みをコンピュータに行わせるための記憶
    制御プログラムを記録した記録媒体であって、前記記憶
    制御プログラムは前記コンピュータに、前記記憶装置に
    おいて前記上位装置からのデータが受付不可の時に前記
    上位装置と前記記憶装置との間に配設された第1及び第
    2の記憶手段に前記上位装置からのデータを一時記憶さ
    せることを特徴とするライブラリ型記憶装置の記憶制御
    プログラムを記録した記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記記憶制御プログラムは前記コンピ
    ュータに、前記第1の記憶手段に前記上位装置からのデ
    ータを一時記憶するよう制御させ、前記記憶装置が前記
    上位装置からのデータを受付可となった時に前記第1の
    記憶手段に一時記憶されたデータを前記記憶装置に書込
    みかつ前記上位装置からのデータを前記第2の記憶手段
    に書込むよう制御させることを特徴とする請求項9記載
    のライブラリ型記憶装置の記憶制御プログラムを記録し
    た記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記記憶装置が磁気テープ装置からな
    りかつ前記第1及び第2の記憶手段が磁気ディスク装置
    からなることを特徴とする請求項9または請求項10記
    載のライブラリ型記憶装置の記憶制御プログラムを記録
    した記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記記憶装置において前記上位装置か
    らのデータが受付不可の状態は、前記磁気テープ装置内
    のデータバッファに貯まったデータのテープ媒体への書
    込み状態、前記テープ媒体ロード時におけるイニシャル
    状態、前記テープ媒体の巻戻し状態、前記テープ媒体の
    交換状態を少なくとも含むことを特徴とする請求項11
    記載のライブラリ型記憶装置の記憶制御プログラムを記
    録した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7164843B2 (en) 2000-05-02 2007-01-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Data recording system and recording objective determination device
JP2007287236A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Sony Corp 記録再生装置及び再生装置

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