JP2000047321A - 画像撮影装置及び画像処理装置 - Google Patents

画像撮影装置及び画像処理装置

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JP2000047321A
JP2000047321A JP10211142A JP21114298A JP2000047321A JP 2000047321 A JP2000047321 A JP 2000047321A JP 10211142 A JP10211142 A JP 10211142A JP 21114298 A JP21114298 A JP 21114298A JP 2000047321 A JP2000047321 A JP 2000047321A
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image
mark
lens
photographic film
film
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JP10211142A
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Naoki Takaoka
直樹 高岡
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント時に撮影レンズの中心軸位置に対応
する画像形成領域内の位置を正確に検出できるレンズ付
き写真フィルムを提供する。 【解決手段】 互いに線で結んだ時に撮像レンズ114
の中心軸に対応する画像形成領域上の位置を通るように
対称に配置され、写真フィルム22の前記発光部に向か
って発光する2つのLED130a、130bを備え、
撮影レンズ114による撮像と同時に、2つのLED1
30a、130bが発光して写真フィルム22の画像形
成領域外に形成された感光部125を部分的に露光する
ことにより、撮像レンズ114の中心軸に対応するマー
ク126a、126bを写真フィルム22に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像撮影装置及び
画像処理装置に係り、特にレンズ付きフィルムなどの画
像撮影装置、及びレンズ付きフィルム撮影された画像の
収差補正などを行う画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】画像撮
影装置の1つとして、レンズ付き写真フィルム(以後、
LFと称す。)は、カメラを所持していなくとも気軽に
購入して撮影を楽しめるようにとのコンセプトから、安
いプラスチックレンズを使用し、簡単な構成のファイン
ダと簡単な撮影機構を備えたユニット本体を樹脂成形品
で構成し、ユニット本体をリサイクル使用することよ
り、コストを安価にしている。
【0003】そのため、このようなLFを使用して撮影
された画像のプリントの際には、レンズの収差補正や周
辺光量補正の必要性が高い。レンズの収差は、レンズの
光軸から離れる程大きくなり、また、周辺光量損失も同
様にレンズの光軸から離れる程大きくなるので、レンズ
の収差補正や周辺光量補正を行う際には、画像形成領域
のレンズの中心軸に対応する位置の正確な検出が重要と
なる。もちろん、コンパクトカメラや、一眼レフについ
てもレンズ収差や周辺光量の補正を行う場合があり、こ
の場合も同様に画像形成領域のレンズの中心軸に対応す
る位置の正確な検出が重要である。
【0004】現在、一般的に用いられている写真プリン
タは、画像の濃度と写真フィルムベースの濃度との差か
ら画像のエッジを検出して画像形成領域の位置を検出し
たり、パーフォレーションの位置に基づいて画像の位置
を検出する構成である。
【0005】しかしながら、画像の濃度とパーフォレー
ションの濃度との差から画像のエッジを検出して画像形
成領域の位置を検出する構成であると、例えば、夜景な
どの画像のように画像の濃度と写真フィルムベースの濃
度との差が小さい画像の場合は、正確な位置検出が難し
いという難点がある。
【0006】また、APS写真フィルムではパーフォレ
ーションに対する画像の位置関係が規定されているが、
パーフォレーションに基づいて画像位置を検出する場
合、高精度に位置を検出することが難しく、画像の位置
が若干ずれるなどの難点もある。
【0007】また、別の問題として特にLFは、機構が
簡単であることから第三者が写真フィルムの詰め替えを
容易に行え、詰め替えられた写真フィルムにはLFの情
報が付与されていないので、プリントの際に品質のよい
プリントを作成するのが困難であるという問題がある。
【0008】以上のことから、本発明では、レンズの光
軸に対応する位置を示すマークを付与できる画像撮影装
置を提供することを第1の目的とする。
【0009】また、レンズの収差補正等や画像形成領域
を正確に検出できる画像処理装置を提供することを第2
の目的とする。また、写真フィルムが詰め替えられてい
ることを検知できる画像処理装置を提供することを第3
の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1の発明の画像撮影装置は、写真フィ
ルムを格納する筐体と、前記筐体内の予め定めた領域に
被写体像を結像するレンズと、該レンズにより被写体像
が結像される領域に写真フィルムの画像形成予定領域が
配置されるように、該筐体内の写真フィルムを1コマの
画像形成予定領域毎に移動させる移動機構と、撮影時に
撮影画像と共に写真フィルムの予め定めた領域にマーク
を形成するマーク付与手段と、を備えている。
【0011】マーク付与手段によってマークを付与する
位置としては請求項3に記載の発明のように、レンズの
光軸に対応する位置であれば良く、画像形成領域が確認
できる位置、レンズの光軸(中心)に対応する位置が直
接確認できる位置のいずれかとすることができる。もち
ろん、両方の位置が確認できる位置でもよい。
【0012】このような構成とすることで、実際の撮影
により写真フィルムに形成した画像形成領域が、プリン
ト処理時に正確に検出できる。従って、検出した画像形
成領域から撮影に使用したレンズの光軸位置を検出して
レンズの収差補正や周辺光量補正を精度よく行うことが
できる。また、画像形成領域の検出ミスがなくなる。な
お、本発明で述べるマークは、四角、三角等の図形等の
他に、例えば、ひらがな、カタカナ、漢字、英数字、ギ
リシャ文字等の文字や、様々な種類の記号や、これらの
組み合わせ等、「マーク」として用いることができるも
のをすべて含んでいる。
【0013】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の画像撮影装置において、前記マーク付与手段は、光学
的または磁気的にマークを形成することを特徴とする。
マークを光学的に形成する場合は、撮影とともに写真フ
ィルムの画像形成領域以外の領域を露光すれば、現像処
理時に画像形成領域とともに前記画像形成領域以外の露
光された部分がマークとなるので、マーク形成が容易で
ある。このようなマーク付与手段としては、レンズによ
り集光した光の一部をマーク用の感光部に導くようにし
てもよいし、LEDなどの微小な発光素子によりマーク
用の感光部を露光するようにしてもよい。
【0014】また、磁気的にマークを形成する場合は、
写真フィルムの幅方向端部に透明又は不透明な磁気層を
画像形成領域に重ならないように形成してこの磁気層に
レンズの中心位置に対応する画像形成領域上の位置を示
すマーク等を記録したり、また、写真フィルムの全面に
透明な磁気層を形成し、この磁気層にレンズの中心位置
に対応する画像形成領域内の位置を示すにマーク等を記
録したり、撮影画像が形成された領域を示す枠状のマー
クを記録するなどが挙げられる。
【0015】また、請求項4の発明は、画像撮影装置
が、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像
撮影装置を識別するための情報、及び該画像撮影装置が
使用するレンズを識別するための情報が記録された写真
フィルムを格納していることを特徴とする。
【0016】すなわち、画像撮影装置が、撮影時に形成
するマークとは別に、請求項1から請求項3のいずれか
1項に記載の画像撮影装置を識別するための情報、また
は該画像撮影装置が使用するレンズを識別するための情
報が予め記録された写真フィルムを格納しておくことに
より、画像撮影装置の種類や使用したレンズ特性に合わ
せて補正処理を施すことが可能であるので、高品質のプ
リントが得られる。例えば、レンズ付きフィルムの場
合、使用するプラスチックレンズの種類を記録した写真
フィルムを格納することが挙げられる。
【0017】さらに、請求項5の発明は、請求項1から
請求項4のいずれか1項に記載の画像撮影装置がレンズ
付きフィルムであることを特徴とする。これにより、プ
リント時に画像形成領域の正確な検出が可能であること
に加えて、写真フィルムが詰め替えられたものかを容易
に判別できるレンズ付き写真フィルムが得られる。
【0018】更に、好ましくは、生産時にフィルム情報
を記録した写真フィルムを格納したレンズ付き写真フィ
ルムとすることで、後の画像処理においてより正確に詰
め替えの有無を検知できる。
【0019】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項6の発明の画像処理装置は、画像を読み取る読取
手段と、撮影時に撮影画像と共に写真フィルムの予め定
めた領域に撮影に使用したレンズの光軸に対応する位置
を示すマークが形成された写真フィルムから前記マーク
を検出するマーク検出手段と、検出したマークからレン
ズの光軸に対応する位置を算出する算出手段と、前記読
取手段により読み取られた画像に対し、前記算出手段に
より算出された前記光軸に対応する位置に基づいてレン
ズの収差補正及び周辺減光補正の少なくとも一方の補正
処理を行う処理手段と、を備えている。
【0020】すなわち、プリント処理時に、実際の撮影
により撮影画像と同時に写真フィルムに形成されたマー
クを検出することにより、実際の撮影により写真フィル
ムに形成された画像形成領域の位置を精度よく検出でき
る。したがって、レンズの光軸位置を精度よく検出して
レンズの収差補正や周辺光量補正などのレンズの特性に
起因する補正を精度よく行うことができる。
【0021】さらに、上記第3の目的を達成するため
に、請求項7の発明の画像処理装置は、写真フィルムの
生産時に写真フィルムに記録されたフィルム情報を検出
するフィルム情報検出手段と、撮影時に撮影画像と共に
写真フィルムの予め定めた領域に付与されたマークを検
出するマーク検出手段と、前記フィルム情報検出手段に
より検出されるフィルム情報と、前記マーク検出手段に
より検出されるマークとの照合結果に基づいて画像の読
み取りを行う読取手段とを備えている。
【0022】すなわち、フィルム情報検出手段が生産時
に写真フィルムに記録されたフィルム情報を検出し、か
つ、マーク検出手段が撮影時に形成されたマークを検出
したことを照合した結果に基づいて、すなわち、フィル
ム情報とマークとの両方が検出されて初めて読取手段に
よる画像の読み取りを行う構成としたため、特に、レン
ズ付きフィルムの問題である写真フィルムの詰め替えに
よる利用がなされているかの判別が容易となる。
【0023】
【発明の実施形態】図1から図3は、本実施形態に係る
レンズ付き写真フィルム100の概略構成を示してい
る。図1及び図2に示すように、このレンズ付き写真フ
ィルム100には、ケーシング112の内部に格納され
た写真フィルム22と写真フィルム22の幅方向両端部
にそれぞれ配置された発光素子である2つのLED13
0a、130bと、ケーシング112の前面側のほぼ中
央位置に配置された撮像レンズ114と、ほぼ撮影視野
を示すファインダ116とが設けられている。
【0024】また、ケーシング112の上面側には図示
しないシャッタの開閉を指示するシャッタボタン128
と、巻き取りノブ124の回動ピッチに対応して撮影枚
数を表示する表示板127とが設けられ、ケーシング1
12の背面側には、ファインダ116の裏面側の窓(図
示せず)と、写真フィルム22の巻き取り方向に回動さ
れたときに、写真フィルム22を1コマ毎に区切って巻
き取る巻取機構を駆動させる巻き取りノブ124とが設
けられている。
【0025】2つのLED130a、130bは、互い
に線で結んだ時に撮像レンズ114の中心軸X(図2参
照)に対応する画像形成領域上の位置114aを通るよ
うに対称に配置されており、シャッタボタン128が押
圧されてシャッタが開閉した時にケーシング112内の
写真フィルム22の画像形成領域以外の位置に光を照射
する。LED130a、130bは、図3に示すよう
に、画像形成領域の上側と下側の位置で、かつ、画像形
成領域の長手方向長さを二分する位置に光を照射して部
分的に露光し、潜像マークを記録する。LED130
a、130bにより露光された領域は写真フィルム22
の現像処理後、マーク126a、126bとして顕像化
する。
【0026】また、この写真フィルム22の先端側に
は、使用されるLFレンズの種類を示す潜像バーコード
24が予め記録されており、撮影終了後の現像処理によ
ってこの潜像バーコード24が顕像化される。この潜像
バーコード24により写真フィルム22の詰め替えが行
われているかを検知できる。
【0027】また、写真フィルム22には、画像形成領
域の上側と下側に写真フィルムの情報等が記録される磁
気記録層125が形成されている。本実施形態では使用
したLFレンズの種類を潜像バーコード24として記録
する構成としたが、もちろんこれに限らず、例えば、磁
気記録層125に記録する構成としてもよい。なお、そ
の他の機構は周知であるため説明は省略する。
【0028】また、本実施形態では、ケーシング112
内に透明な磁気記録層(図示せず)が形成された240
サイズの写真フィルム(所謂APS写真フィルム)を格
納したレンズ付き写真フィルムを挙げているが、もちろ
ん、これに限らず、例えば135サイズの写真フィルム
等レンズ付き写真フィルムとして加工可能な写真フィル
ムをすべて含んでいる。
【0029】上述の構成のレンズ付き写真フィルム10
0を用いて撮影を行う場合、巻き取りノブ124により
写真フィルム22を巻き取って次に画像形成される予定
のコマを撮像レンズ114の結像領域に配置した後、フ
ァインダ116を覗きながらシャッタボタン128を押
圧する。シャッタボタン128の押圧によりシャッタの
開閉と同時に2つのLED130a、130bが発光す
る。そのため、撮像レンズ114により写真フィルム2
2に画像が写し込まれると同時に、2つのLED130
a、130bにより画像が写し込まれるコマよりも上側
の領域と下側の領域の一部に潜像マークが記録されて撮
影が終了する。撮影終了後に現像処理を施すと、LED
130a、130bの発光によって露光された部分がマ
ーク126a、126bとして画像形成領域外に形成さ
れる。
【0030】これらのマーク126a、126bの位置
は、常に撮像レンズ114の中心軸X(図2参照)の位
置に対応しており、具体的に述べると、本実施形態で
は、マーク126a、126bの位置は画像形成領域の
長手方向を二分する位置であり、且つ、2つのマーク1
26a、126bを結んだ時に撮像レンズ114の中心
軸X(図2参照)に対応する画像形成領域上の位置11
4aを中点とする線が形成される配置としているため、
後の画像処理において、この2つのマーク126a、1
26bの配置から常に撮像レンズ114の中心軸Xの位
置が正確に分かることとなる。したがって、実際の撮影
画像が写真フィルム22の画像形成予定位置からずれて
形成された場合でも、また、夜景のように画像形成領域
が検出しにくい画像の場合でも、レンズに起因する収差
補正を正確に行うことができる。なお、この実施形態で
は、LED130a、130bにより形成されるマーク
を矩形状としたが、丸状、三角形状、多角形状や、複雑
なデザインの形状等とすることができ、特にその形状に
ついては限定しない。
【0031】なお、LED130a、130bの代わり
にレンズ付き写真フィルム100の内部に磁気ヘッドを
設け、この磁気ヘッドにより写真フィルムに設けた磁気
記録層125に撮像レンズ114の中心軸X(図2参
照)の位置に対応したマークを記録する構成としてもよ
い。
【0032】(デジタルラボシステムの構成)図4及び
図5には、本発明の画像形成装置の一実施形態であるデ
ジタルラボシステム10の概略構成が示されている。図
4に示すように、このデジタルラボシステム10は、ラ
インCCDスキャナ14、画像処理部16、レーザプリ
ンタ部18、及びプロセッサ部20を含んで構成されて
おり、ラインCCDスキャナ14と画像処理部16と
は、図5に示す入力部26として一体化されており、レ
ーザプリンタ部18及びプロセッサ部20は、図5に示
す出力部28として一体化されている。
【0033】ラインCCDスキャナ14は、写真フィル
ム22に光を照射する光源66と、光源66からの光を
拡散させる光拡散板72と、写真フィルムを搬送するフ
ィルムキャリア74と、コマ画像を透過した光を結像さ
せるレンズユニット76と、読取手段であるラインCC
D30と、読み取り位置より1/2以上離れた位置に配
置されると共に写真フィルムの幅方向端部に形成された
マーク126a、126b(図3参照)の位置と現像に
より顕像化されたバーコード24とを読み取るセンサ6
4a、64bと、さらに、読み取られたマーク126
a、126bから撮像レンズ114の中心軸X(図2参
照)に対応する画像形成領域上の位置114aを算出
し、得られた位置114aの情報を画像処理部16に出
力するプリント制御部12と、を備えている。なお、本
実施形態の構成では、センサ64a、64bとプリント
制御部12とでフィルム情報検出手段とマーク検出手段
とを構成している。
【0034】また、図4においては、レンズユニット7
6として単一のレンズのみを示しているが、レンズユニ
ット76は、実際には複数枚のレンズから構成されたズ
ームレンズである。なお、レンズユニット76として、
セルフォックレンズを用いてもよい。この場合、セルフ
ォックレンズの両端面をそれぞれ、可能な限り写真フィ
ルム22及びラインCCD30に接近させることが好ま
しい。
【0035】ラインCCD30は、複数のCCDセル搬
送される写真フィルム22の幅方向に沿って一列に配置
され、かつ電子シャッタ機構が設けられたセンシング部
が、間隔を空けて互いに平行に3ライン設けられてお
り、各センシング部の光入射側にR、G、Bの色分解フ
ィルタの何れかが各々取付けられて構成されている(所
謂3ラインカラーCCD)。ラインCCD30は、各セ
ンシング部の受光面がレンズユニット76の結像点位置
に一致するように配置されている。また、図示は省略す
るが、ラインCCD30とレンズユニット76との間に
はシャッタが設けられている。
【0036】このラインCCDスキャナ14により読取
可能な写真フィルムとしては、例えば135サイズの写
真フィルム、110サイズの写真フィルム、及び透明な
磁気記録層116が形成された写真フィルム(240サ
イズの写真フィルム:所謂APS写真フィルム)、12
0サイズ及び220サイズ(ブローニサイズ)の写真フ
ィルム等が挙げられる。なお、本実施の形態では、24
0サイズの写真フィルム(APS写真フィルム)68を
適用した場合のデジタルラボシステム10として説明す
る。
【0037】プリント制御部12は、例えば、LFによ
り撮影された写真フィルムの画像処理の場合では、セン
サ64a、64bの出力情報から、バーコード24とマ
ーク126a、126bとが記録されているかを照合
し、記録されている場合に読み取りを許可する。なお、
このプリント制御部12の作用については後述する。
【0038】プリント制御部12によりプリントが許可
されてラインCCD30により読み取られた画像は、A
/D変換部32においてデジタル情報に変換された後、
画像処理部16に画像データがとして出力される。画像
処理部16は、A/D変換部32から出力された画像デ
ータ(スキャン画像データ)を一旦画像メモリ44に記
憶する。この画像処理部16は、デジタルカメラ34等
での撮影によって得られた画像データ、原稿(例えば反
射原稿等)をスキャナ36(フラットベット型)で読み
取ることで得られた画像データ、他のコンピュータで生
成され、フロッピディスクドライブ38、MOドライブ
又はCDドライブ40に記録された画像データ、及びモ
デム42を介して受信する通信画像データ等(以下、こ
れらをファイル画像データと総称する)を外部から入力
できるようにも構成されている。
【0039】画像処理部16は、プリント制御部12か
ら出力されたレンズ種情報と中心軸X(図2参照)に対
応する画像形成領域上の位置情報とに基づいて、レンズ
収差補正及び減光量補正を行うレンズ収差・減光量補正
部47と、色階調を補正する色階調処理部46、ハイパ
ートーン補正を行うハイパートーン処理部48、シャー
プネス補正を行うハイパーシャープネス処理部50等が
設けられている。なお、画像処理部16におけるレンズ
収差・減光量補正部47の作用については後述する。な
お、その他の処理は、周知であるので詳細な説明は省略
する。
【0040】ラインCCDスキャナ14から出力された
画像情報は、画像処理部16において各種補正が施され
た後、記録用画像データとしてレーザプリンタ部18へ
出力される。なお、この画像処理部16は、画像処理を
行った画像データを画像ファイルとして外部へ出力する
(例えばFD、MO、CD等の記憶媒体に出力したり、
通信回線を介して他の情報処理機器へ送信する等)こと
も可能に構成されている。
【0041】レーザプリンタ部18はR、G、Bのレー
ザ光源52を備えており、レーザドライバ54を制御し
て、画像処理部16から入力された記録用画像データ
(一旦、画像メモリ56に記憶される)に応じて変調し
たレーザ光を印画紙に照射して、走査露光(本実施の形
態では、主としてポリゴンミラー58、fθレンズ60
を用いた光学系)によって印画紙62に画像を記録す
る。また、プロセッサ部20は、レーザプリンタ部18
で走査露光によって画像が記録された印画紙62に対
し、発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理を施す。
これにより、印画紙上に画像が形成される。
【0042】ここで、プリント制御部12の作用につい
て、図6のフローチャートを参照して説明する。なお、
本実施形態では、LFにより撮影された写真フィルムを
例に挙げて説明する。
【0043】まず、写真フィルム22を搬送し、ステッ
プ200において、センサ64a、64bから読み取ら
れた情報が入力されると、バーコード情報が記録されて
いないかを判断する。
【0044】バーコード情報が記録されていないと判断
した場合は、ステップ201でセンサ64a、64bに
よってマーク126a、126bが検出されたか否かを
判断し、マーク126a、126bが検出されない場合
は、LFで撮影されたフィルムではないので、LF用フ
ィルム以外のフィルムを処理する通常の処理を行なう。
一方マークが記録されている場合には、LFに他のフィ
ルムが詰め替えられた場合であるので、ステップ210
に移行して警報を鳴らすと共に、写真フィルムの搬送を
停止し、ラインCCDスキャナ14による写真フィルム
2の読み取りを中止する。
【0045】また、ステップ200においてバーコード
情報が記録されていると判断した場合は、バーコード2
4の種類に対応するレンズ種を判別して後述する画像処
理部のレンズ収差・減光量補正部47に出力するととも
にステップ202に移行し、センサ64a、64bから
読み取られた情報に基づいて、マーク126a、126
b情報が記録されているかを判断する。マーク126
a、126b情報が記録されていないと判断した場合
は、LF用のフィルムであるが、LFで撮影されていな
いと判断してステップ210に移行して警報を鳴らすと
共に、写真フィルムの搬送を停止し、ラインCCDスキ
ャナ14による写真フィルム2の読み取りを中止する。
【0046】マーク126a、126b情報があると判
断した場合、ステップ204に移行し、マーク126
a、126b情報から撮像レンズ114の光軸X(図2
参照)に対応する画像領域上の位置114aを算出す
る。その後、ステップ206に移行して算出したレンズ
の光軸に対応する画像領域上の位置114aを画像処理
部16のレンズ収差・減光量補正部47に出力して、ス
テップ208に移行し次にコマがあるかを判断する。次
にコマがあると判断した場合は、再びステップ202に
戻って上述した処理を繰り返す。ステップ208におい
て、次にコマがないと判断した場合は、プリント制御部
12による処理を終了する。
【0047】また、画像処理部16におけるレンズ収差
・減光量補正部47の作用について、図7のフローチャ
ートを参照して説明する。まず、ステップ300で、プ
リント制御部から入力された読み取り対象コマにおける
レンズの光軸に対応する画像領域上の位置114aをレ
ンズ収差補正と周辺減光量補正の補正基準となる中心点
として設定する。その後、ステップ302において、補
正基準として中心点位置と、予め設定されているコマサ
イズ情報とを用いて画像形成領域を算出し、ステップ3
04において、算出した画像形成領域に対するレンズ収
差補正値及び減光量補正値とを用いて画像データを補正
し、そのコマに対する処理を終了する。
【0048】本実施形態では、画像撮影装置が形成した
レンズの光軸に対応する位置のマークからレンズの光軸
に対応する画像領域上の位置を検出し、検出した位置と
予め設定されているコマサイズ情報とを用いて画像形成
領域を算出する構成であるが、画像撮影装置が形成した
レンズの光軸に対応する位置のマークから画像形成領域
を検出し、検出した画像形成領域からレンズの光軸に対
応する画像領域上の位置を算出する構成としてもよい。
【0049】以上のように本実施形態のデジタルラボシ
ステム10は、写真フィルムの幅方向端に光学的に形成
されたマーク126a、126bの位置から撮像レンズ
114の中心軸X(図2参照)に対応する画像形成領域
上の位置を算出しているため、レンズに起因する収差の
補正を精度よく行うことができる。また、常に正確に画
像形成領域を検出できるので、後の画像データの補正処
理においても精度よく行える。
【0050】なお、本実施形態ではバーコードはLFで
あることを判断するものとして説明したが、このバーコ
ード自体が使用したLFのレンズ種を示すものとすれ
ば、レンズ種を限定でき、したがって、レンズ種に合わ
せた補正を行なえるのでより高品質なプリントを得るこ
とができるという利点もある。
【0051】また、本実施形態では、撮影時に写真フィ
ルム22の端部を露光してマーク126a、126bを
形成する場合を説明しているが、本発明ではこの構成に
限らず、例えば、写真フィルム22の端部に形成された
磁気記録層にマークを形成し、画像の読み取り時に磁気
ヘッドなどによってマークを磁気的に読み取る構成とし
たり、写真フィルム22の全面に形成された磁気記録層
にマークを形成し、画像の読み取りと同時に磁気ヘッド
などによってマークを磁気的に読み取る構成とすること
もできる。
【0052】なお、以上は、写真フィルムに記録された
画像を電気的に読み取るデジタルラボシステム10を挙
げて説明したが、例えば、ネガ写真フィルムからネガ画
像を直接印画紙に焼き付けて現像後、プリントする構成
の面露光ラボシステム等のように、従来より使用されて
いるラボシステムにも本発明を適用することができる。
この場合、プリント制御部12は、光源のオンオフを制
御してネガ画像を印画紙に焼き付けないようにする構成
が挙げられる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜請求項
5の発明によれば、プリント時に画像形成領域の正確な
検出が可能なレンズ付き写真フィルムが得られる、とい
う効果を達成する。
【0054】さらに、請求項6の発明によれば、画像形
成領域を正確に検出できる画像処理装置が得られる、と
いう効果を達成する。
【0055】請求項7の発明によれば、レンズ付き写真
フィルムの写真フィルムが詰め替えられているか否かを
検知できる画像処理装置が得られる、という効果を達成
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるレンズ付き写真フ
ィルムの斜視図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】本発明の実施の形態で使用した写真フィルムの
概略を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかるデジタルラボシス
テムの概略構成図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかるデジタルラボシス
テムの概観図である。
【図6】本発明の実施の形態にかかるプリント制御部の
作用を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態にかかるレンズ収差・減光
量補正部の作用を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 デジタルラボシステム 12 プリント制御部 14 ラインCCDスキャナ 16 画像処理部 18 レーザプリンタ部 20 プロセッサ部 22 写真フィルム 24 バーコード 26 入力部 28 出力部 64a、64b センサ 100 レンズ付き写真フィルム 112 ケーシング 114 撮像レンズ 130a、130b LED 116 ファインダ 128 シャッタボタン 124 巻き取りノブ 125 磁気記録層 126a、126b マーク 127 表示板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルムを格納する筐体と、 前記筐体内の予め定めた領域に被写体像を結像するレン
    ズと、 該レンズにより被写体像が結像される領域に写真フィル
    ムの画像形成予定領域が配置されるように、該筐体内の
    写真フィルムを1コマの画像形成予定領域毎に区切って
    移動させる移動機構と、 撮影時に撮影画像と共に写真フィルムの予め定めた領域
    にマークを付与するマーク付与手段と、 を備えた画像撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記マーク付与手段は、光学的または磁
    気的にマークを形成することを特徴とする請求項1に記
    載の画像撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記マークは、前記レンズの光軸に対応
    する位置を示すマークであることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の画像撮影装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれか1項に
    記載の画像撮影装置を識別するための情報、または該画
    像撮影装置が使用するレンズを識別するための情報が記
    録された写真フィルムを格納していることを特徴とする
    画像撮影装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれか1項に
    記載の画像撮影装置がレンズ付きフィルムであることを
    特徴とする画像撮影装置。
  6. 【請求項6】 画像を読み取る読取手段と、 撮影時に撮影画像と共に写真フィルムの予め定めた領域
    に撮影に使用したレンズの光軸に対応する位置を示すマ
    ークが付与された写真フィルムから前記マークを検出す
    るマーク検出手段と、 検出したマークからレンズの光軸に対応する位置を算出
    する算出手段と、 前記読取手段により読み取られた画像に対し、前記算出
    手段により算出された前記光軸に対応する位置に基づい
    てレンズの収差補正及び周辺減光補正の少なくとも一方
    の補正処理を行う処理手段と、 を備えた画像処理装置。
  7. 【請求項7】 写真フィルムの生産時に写真フィルムに
    記録されたフィルム情報を検出するフィルム情報検出手
    段と、 撮影時に撮影画像と共に写真フィルムの予め定めた領域
    に付与されたマークを検出するマーク検出手段と、 前記フィルム情報検出手段により検出されるフィルム情
    報と、前記マーク検出手段により検出されるマークとの
    照合結果に基づいて画像の読み取りを行う読取手段と、 を備えた画像処理装置。
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