JP2000047172A - 液晶装置 - Google Patents

液晶装置

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JP2000047172A
JP2000047172A JP21451398A JP21451398A JP2000047172A JP 2000047172 A JP2000047172 A JP 2000047172A JP 21451398 A JP21451398 A JP 21451398A JP 21451398 A JP21451398 A JP 21451398A JP 2000047172 A JP2000047172 A JP 2000047172A
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liquid crystal
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signal
display
scanning
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JP21451398A
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Kazunori Katakura
一典 片倉
Kiyoshi Miura
聖志 三浦
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Canon Inc
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  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリ表示の際、通常表示との切換時のちら
つきを生じさせず、また良好な表示を保持したまま消費
電力を軽減することのできる液晶装置を提供する。 【解決手段】 画像情報記憶手段9により液晶素子18
に表示させる画像情報を記憶すると共に、駆動手段1
3,14,15,35,36により画像情報記憶手段9
に記憶されている画像情報に基づき走査電極群に走査信
号を、情報電極群に情報信号をそれぞれ印加する。そし
て、画像情報記憶手段9に記憶されている画像情報が所
定期間変更されていないことを検出手段7が検出する
と、駆動制御手段12は検出手段7の検出信号に基づ
き、駆動手段13,14,15を制御して情報信号の周
波数を液晶の見かけのチルト角が略一定となる周波数ま
で下げるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶装置に関し、
特に2つの安定状態を示す強誘電性液晶を用いた液晶素
子を具備したものに関し、詳細にはこの液晶素子の駆動
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶素子の一例として強誘電性液
晶(Ferroelectric Liquid Crystal、以下FLCと略称
する)分子の屈折率異方性を利用して偏光子との組み合
わせにより透過光量を制御する型の液晶素子がクラーク
(Clark)及びラガーヴァル(Lagerwall)により提案され
ている(特開昭56−107216号公報、米国特許第
4,367,924号明細書等)。
【0003】ここで、FLCは、一般に特定の温度領域
において、非螺旋構造のカイラルスメクティックC相
(Sm*C相)あるいはH相(Sm*H相)を示し、こ
れらの相状態において、印加される電界に応答して第一
の光学的安定状態と第二の光学的安定状態の明暗いずれ
か一方の状態をとり、且つ電界の印加のないときはその
状態を保持する性質、即ち双安定性を有する。
【0004】さらに、FLCは電界の変化に対する応答
も速やかであるという特徴を有することから、高速なら
びに記憶型の表示媒体として大画面で高精細なディスプ
レイヘの応用が期待されている。
【0005】ところで、双安定性を有するFLCを用い
た液晶素子が所望の電気光学特性を十分に発揮するため
には、一対の平行基板間に配置される液晶が、2つの安
定状態間を安定で再現性良くスイッチングするような配
向状態にあり、且つその配向状態が画素ないし表示画面
全域で均一であることが重要である。
【0006】そこで、従来よりFLCを配向させるた
め、一般に基板表面にポリイミド(Pl)、ポリビニル
アルコール(PVA)、ポリアミド(PA)等の水平配
向性(あるいは傾斜配向性)の高分子膜を形成し、ほぼ
同方向にラビング処理した一対の基板を用いている。
【0007】一方、FLCは、誘電率異方性が正のもの
と負のものとの2種類に分類することができ、これら2
種類のFLCは、誘電率異方性の極性によってスイッチ
ング(安定状態の変化)を生じさせる駆動電圧のパルス
幅(τ)と、パルス波高値(V)との関係、即ちτ−V
特性が異なっている。
【0008】次に、この2種類のτ−Vmin特性を有
する素子が良好な表示を保つ動作範囲(マージン)を説
明するために行った実験について説明する。
【0009】なお、この実験には正の誘電率異方性を持
つ液晶材料Aと負の誘電率異方性を持つ液晶材料Bとを
用いた。それぞれの物性値を下記の表1、2に示す。
【0010】なお、液晶材料Aの物性値は下記の表のと
おりである。
【0011】
【表1】 また、液晶材料Bの物性値は下記のとおりである。 また、実験に用いた駆動波形は図14のとおりである。
なお、同図において、(a)は単極性パルス、(b)は
信号A(signal−A)、(c)は信号B(sig
nal−B)、(d)は単極性パルスと信号Aとの合成
波形(waveform−A)、(e)は単極性パルス
と信号Bとの合成波形(waveform−B)であ
る。
【0012】まず、正の誘電率異方性を有するFLCの
マージンを説明する。
【0013】このようなFLCに、図14の(a)に示
す単極性パルスを印加した場合、駆動特性曲線(以下、
τ−V曲線という)は、図15のように単調減少にな
る。また、図14の(d)に示す合成波形(wavef
orm−A)を印加した場合、τ−V曲線は直前のパル
スの影響があるものの、電圧が低くなった分、図16の
ようにシフトする。
【0014】逆に図14の(e)に示す合成波形(wa
veform−B)を印加したときのτ−V曲線は直前
のパルスの影響があるものの、電圧が高くなった分、図
17のようにシフトする。
【0015】そして、図16と図17を同一グラフにプ
ロットしたのが図18であるが、この図においてwav
eform−Aを印加したときに液晶分子が反転し、w
aveform−Bを印加したときに液晶分子が反転し
ない領域、即ち一方の電極基板に単極性パルスを印加す
るのと同期して他方の電極基板にsignal−A,s
ignal−Bのどちらかを選択して印加することで液
晶分子の反転・非反転を制御できる領域がマージンであ
る。
【0016】次に、負の誘電率異方性を有するFLCの
マージンを説明する。
【0017】図14の(a)に示す単極性パルスを印加
したときのτ−V曲線は、図19のようにスイッチング
に必要なパルス幅が極小値となるパルス波高値(Vmi
n)が存在するといういわゆるτ−Vmin特性を有す
る。
【0018】また、図14の(d)に示す合成波形(w
aveform−A)を印加したときのτ−V曲線は直
前の同極性パルスの影響と電圧が低くなった分、図20
のように図面右下にシフトする。逆に、図14の(e)
に示す合成波形(waveform−B)を印加したと
きのτ−V曲線は直前の逆極性パルスの影響と電圧が高
くなった分、図21のように図面左上にシフトする。
【0019】そして、図20と図21を同一グラフにプ
ロットしたのが図22であるが、この図においてwav
eform‐Aを印加したときに液晶分子が反転し、w
aveform−Bを印加したときに液晶分子が反転し
ない領域、即ち一方の電極基板に単極性パルスを印加す
るのと同期して他方の電極基板にsignal−A,s
ignal−Bのどちらかを選択して印加することで液
晶分子の反転・非反転を制御できる領域がマージンであ
る。
【0020】なお、図18と図22とを比較すると、負
の誘電率異方性を有するFLCの場合、Vmin付近で
のマージンがパルス幅τの方向に非常に広がっているこ
とがわかる。
【0021】ところで、この負の異方性を持つものはτ
−Vminモードと呼ばれ、1986年発行の「Journa
l of Applid Physics 」の25巻のL839−L840
ページ、Hiroshi Orihara による“Anomalous Switchin
g Behavior of a Ferroelectric Liquid Crystal with
Negative Dielectric Anisotropy”や、1989年発
行の「Liquid Crystals」の6巻の341−347ペー
ジ、F.C.Sauders らによる“Electro-Optic pulse resp
once of ferroelectric liquid crystals”等に開示さ
れている。
【0022】また、具体的な駆動法としては、1991
年発行のFerroelectricsの第122巻の63−79ペ
ージ、P.W.H.SURGUYらによる“THE “JOERS/ALVEY ”FE
RROELECTRIC MULTIPLEXING SCHEME”や1992年発行
のFerroelectricsn の第132巻の293−307ペー
ジ、C.T.H.YEOHらによる“ADDRESSING SCHEMES FORFERR
OELECTRIC LIQUID CRYSTAL MATRIX DISPLAYS”、特開
平2−204722号、特開平9−127487号、1
992年発行のSociety for Information Disply inte
rnational symposium digest of technical papersvolu
me XXIIIの217−220ページ及び221−223ペ
ージ及び221−223ページに記載されている駆動方
法がある。
【0023】ここで、これらの駆動方法では走査非選択
期間には情報信号による交番電界を印加しているが、こ
のτ−VminモードのFLCは誘電率異方性が負であ
るため分子軸と直交する方向にトルクが働き、駆動時の
チルト角(見かけのチルト角)が拡大するというACス
タビライズ現象を利用して明るくかつコントラストが高
い表示をしていた。
【0024】一方、FLCの双安定性(メモリ性)を生
かし、大画面で高精細な表示行う駆動法として部分書換
走査方式がある。なお、この部分書換走査方式に関して
は神辺らの米国特許第4655561号公報などで提案
された方法を基に本出願人が提案した特開昭63−28
5141号公報や特開昭63−65494号公報に記載
の「低フレーム周波数駆動(マルチインターレス走査)
+部分書換走査」によって開示している。
【0025】また、特開平5−27716号などにより
画像情報変更がある場合には部分書換を行い、変更のな
い場合には液晶表示素子に電圧を加えない「メモリ表
示」なる方法が開示されており、消費電力の軽減及び耐
久性の向上を図っている。さらに、特開平5−1883
51号などにより上記の方法に対して画像情報の変更が
ない場合には低電圧で駆動する方法が開示されており、
同様に消費電力の軽減及び耐久性の向上を図っている。
【0026】即ち、このようにこれまでの駆動方法とし
ては画像情報に変更があったときは部分書換走査を行
い、変更のないときには、 (1)マルチインターレスなどによる全画面リフレッシ
ュ走査 (2)メモリ表示 (3)低電圧駆動によるリフレッシュ走査 のいずれかを行っている。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の液晶装置において、τ−Vminモードに、
これらの手法を適用した場合、(1)の全画面リフレッ
シュ走査においては前記特開平5−27716号または
特開平5−188351号で指摘しているとおり、長時
間同じ画像を表示することによる画質劣化の問題があ
る。
【0028】また(2)のメモリ表示方式においては、
ACスタビライズ効果の有無により駆動時とメモリ時の
見かけのチルト角が異なるため、駆動時とメモリ時の切
換時にちらつきを生じてしまう問題がある。さらに
(3)の低電圧駆動によるリフレッシュ走査においては
メモリ表示方式と同様にちらつきを生じてしまう問題
と、走査選択信号電圧Vsを低くするとマージンがなく
なってしまうという問題があった。
【0029】そこで、本発明は、上記の問題に鑑みなさ
れたものであり、メモリ表示の際、通常表示との切換時
のちらつきを生じさせず、また良好な表示を保持したま
ま消費電力を軽減することのできる液晶装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は、走査電極群と
情報電極群とで構成したマトリクス電極の間に、配向状
態に応じて2つの安定状態を示す液晶を配した液晶素子
を具備する液晶装置において、前記液晶素子に表示させ
る画像情報を記憶する画像情報記憶手段と、前記画像情
報記憶手段に記憶されている画像情報に基づき前記走査
電極群に走査信号を、前記情報電極群に情報信号をそれ
ぞれ印加する駆動手段と、前記画像情報記憶手段に記憶
されている画像情報が所定期間変更されていないことを
検出する検出手段と、前記検出手段の検出信号に基づ
き、前記画像情報が所定期間変更されていない場合は、
前記情報信号の周波数を所定の周波数まで下げるよう前
記駆動手段を制御する駆動制御手段と、を有することを
特徴とするものである。
【0031】また本発明は、前記所定の周波数は、前記
液晶の見かけのチルト角が略一定となる周波数であるこ
とを特徴とするものである。
【0032】また本発明は、前記液晶が強誘電性液晶で
あることを特徴とするものである。
【0033】また本発明は、前記強誘電性液晶がC2配
向をとることを特徴とするものである。
【0034】また本発明は、前記強誘電性液晶の誘電率
異方性が負の値をとることを特徴とするものである。
【0035】また本発明のように、液晶素子に表示させ
る画像情報を画像情報記憶手段により記憶すると共に、
画像情報記憶手段に記憶されている画像情報に基づき駆
動手段により走査電極群に走査信号を、情報電極群に情
報信号をそれぞれ印加する。そして、画像情報記憶手段
に記憶されている画像情報が所定期間変更されていない
ことを検出手段が検出すると、駆動制御手段は検出手段
の検出信号に基づき、駆動手段を制御して情報信号の周
波数を液晶の見かけのチルト角が略一定となる周波数ま
で下げるようにする。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。
【0037】図1は本発明の実施の形態に係る液晶装置
の構成を示すブロック図であり、同図において、1はシ
ステムバス、50はFLCディスプレイユニット、40
はFLCディスプレイユニット50の制御回路である。
【0038】ここで、この制御回路40には、アドレス
信号やアクセス要求信号、応答信号等のドライバ2、デ
ータバッファ3、不図示のホストCPUと制御回路内の
プロセッサとのインターフェイス回路であるホストイン
ターフェイス4、VGAのレジスタ等をサポートする専
用LSIにて構成されるVGAサポートチップ5、描画
やデータ転送を行うグラフィックスプロセッサ6、表示
情報を記憶する画像情報記録手段であるビデオメモリ
9、ビデオメモリ9へのアクセス状態を監視すると共
に、ビデオメモリ9へのアクセス信号によりリセットさ
れるアクセスサンプリングカウンタ7、ビデオメモリ9
への制御信号を発生するメモリコントローラ8、グラフ
ィックスプロセッサ用のプログラムを記憶するダイナミ
ックRAM等により構成されるプログラムメモリ10、
FLCディスプレイユニット50との間でビデオデータ
や同期信号等のやり取りを行うビデオインターフェィス
11が設けられている。
【0039】なお、20はアドレス信号やアクセス要求
信号、応答信号等、21はVGAサポートチップ5やグ
ラフィックスプロセッサ6へのアクセス信号、23はグ
ラフィックスプロセッサ6とプログラムメモリ10間で
送受されるデータ、22はデータバッファ3とVGAサ
ポートチップ5やグラフィックスプロセッサ6及びビデ
オメモリ9間で送受されるデータ、24はVGAサポー
トチップ5からメモリコントローラ8に対するビデオメ
モリ9へのアクセス要求信号である。
【0040】さらに、25はグラフィックスプロセッサ
6からメモリコントローラ8に対するビデオメモリ9へ
のアクセス要求信号、26はビデオメモリ9への制御信
号、27はビデオメモリ9から読み出された表示デー
タ、28はFLCディスプレイユニット50へ送出する
データ、29はFLCディスプレイユニット50との間
の同期信号や制御信号、30は同期信号や制御信号、3
1はアクセスサンプリングカウンタ7に入力される同期
信号、32はビデオメモリ9に対して一定時間以上アク
セスがなかったことの通知信号である。
【0041】一方、FLCディスプレイユニット50に
は、強誘電性液晶を用いた表示パネル18、ディスプレ
イ制御回路40とのインターフェイスや、セグメント及
びコモン両ドライバのコントロール等、ディスプレイユ
ニット全体の制御を行うディスプレイコントローラ1
2、ディスプレイコントローラ12からのビデオデータ
34を1ライン分転送するシフトレジスタ13、1ライ
ン分のビデオデータを記憶するラインメモリ14、ライ
ンメモリ14にあるビデオデータに従って表示パネル1
8の情報電極に所定のタイミングで所定の駆動波形を出
力するセグメントドライバ15が設けられている。
【0042】また、FLCディスプレイユニット50に
は、ディスプレイコントローラ12からの走査線アドレ
スデータ35に従って1本の走査線を選択するラインア
ドレスデコーダ16、選択された走査線(走査電極)に
所定のタイミングで所定の駆動波形を出力するコモンド
ライバ17が設けられている。また、33及び36はそ
れぞれセグメント及びコモン各ドライバ15,17ヘの
制御線である。
【0043】なお、シフトレジスタ13、ラインメモリ
14及びセグメントドライバ15により、またラインア
ドレスデコーダ16及びコモンドライバ17により、駆
動手段を構成する情報電極駆動回路及び走査電極駆動回
路がそれぞれ構成される。
【0044】ところで、図2は表示パネル18の部分的
な拡大図であり、同図において、201は複数の走査電
極、202は複数の情報電極であり、これらの走査電極
群と情報電極群はマトリクス電極を構成している。ま
た、203は走査電極201と情報電極202の交差部
分により構成され表示単位となる画素である。
【0045】また、図3は表示パネル18の部分的な断
面図である。同図において、301はアナライザ、30
9はポラライザであり、これらは互いにクロスニコルで
配置されている。302と308はガラス基板、303
と307は絶縁膜、304と306は配向膜、305は
強誘電性液晶、310はシール材である。なお、上記の
構成で多色カラー表示装置として使用する場合には、3
画素分を新たな画素とし、それぞれにカラーフイルター
を配置すればよい。
【0046】次に、この表示パネル18の作製手順につ
いて説明する。
【0047】まず、透明電極としてスパッタ法により7
0nmの厚さのITO(酸化インジウム:錫)膜、絶縁
膜として120nmの厚さのTaO(酸化タンタル)膜
を形成した一対のガラス基板を用意し、両方の基板のI
TO膜上にポリイミドの前駆体であるポリアミック酸L
P−64(東レ(株)製)のNMP(Nメチルピロリド
ン):n−BC(n−ブチルセロソルブ)混合溶液をス
ピンコートした。なお、塗布溶液はNMP:n−BC=
2:1の混合溶媒にLP−64を1重量%となるように
調製し、スピン条件は、45回転/秒で20秒行った。
【0048】この基板を、80℃のオーブン中で5分
間、溶媒乾燥を行った後、200℃のオーブン中で1時
間の加熱焼成を行いイミド化した。得られたポリイミド
膜は約10nmの厚さで、この膜をラビング処理して配
向膜とした。ラビングは、直径10cmのローラーに巻
き付けたナイロン製の布を用い、16.7回転/秒、配
向膜表面に対する布の押し込み0.4mm、基板の送り
速度10mm/秒で、同じ方向に二回(片道)のラビン
グを行った。
【0049】その後、この基板表面に平均粒径1.2μ
mのシリカビーズを0.008重量%で分散させたIP
A(イソプロピルアルコール)溶液を、25回転/秒で
10秒間の条件でスピン塗布し、分布密度300個/m
m2程度のビーズスペーサを散布した。
【0050】以上のようにして得られた二枚の基板を対
向して貼り合わせ、150℃のオーブン中で90分間熱
硬化させ、セルとした。このセルに、C2配向をとり、
負の誘電率異方性を有する強誘電性液晶であるヘキスト
社製のFELIX−016/000、FELIX−01
6/030、FELIX−016/100などを減圧下
(10Pa)、等方相温度(100℃)で注入し、Sm
*C相まで徐冷することにより液晶素子とした。
【0051】なお、FELIX−016/000の物性
値は下記のとおりである。 また、FELIX−016/030の物性値は下記のと
おりである。 また、FELIX−016/100の物性値は下記のと
おりである。 次に、このような表示パネル18を備えた液晶装置にお
ける画面表示の基本動作について説明する。
【0052】まず、ホストCPUが表示画面の更新を行
う場合(オペレータが通常の操作を行っている場合)に
ついて説明する。
【0053】一般のCRT制御回路ではホストCPUが
ビデオメモリを直接ランダムアクセスできるのに対し、
本実施の形態におけるFLCディスプレイ制御回路40
においては、ホストCPUが直接ビデオメモリ9をラン
ダムアクセスできず、ホストCPUはグラフィックスプ
ロセッサ6を介して表示データの書換等を行う。
【0054】例えば、直線を表示するようなケースで
は、ホストCPUはグラフィックスプロセッサ6に対し
て直線描画コマンドを発行して始点、終点等の必要な情
報を与える。そして、グラフィックスプロセッサ6は与
えられた情報に従ってアクセスアドレス等を決定し、ビ
デオメモリ9をアクセスする。また、他の図形や文字等
の表示や、VGA関連のコマンドも同様にホストCPU
からの命令によって(VGAの場合は、BIOSコマン
ドとして)、それぞれグラフィックスプロセッサ6やV
GAサポートチップ5がビデオメモリ9をアクセスする
ことによって実行される。
【0055】なお、このようにグラフィックスプロセッ
サ6やVGAサポートチップ5がビデオメモリ9に対し
てアクセスすると、ビデオメモリ9へのアクセス状態を
監視し、ビデオメモリ9に記憶されている画像情報が所
定期間変更されていないことを検出する検出手段である
アクセスサンプリングカウンタ7はリセットされ、また
最初から計数を始める。
【0056】ここで、このアクセスサンプリングカウン
タ7は、ある所定期間(時間)以上ビデオメモリ9への
アクセス(書き込み)が行われないとき、その旨の通知
信号32をFLCディスプレイユニット50に出力す
る。なお、オペレータが通常の操作を行っている場合
は、ビデオメモリ9に対するアクセスが連続して行われ
るため、アクセスサンプリングカウンタ7から通知信号
32が出力されることはない。
【0057】一方、ビデオメモリ9内の表示データはグ
ラフィックスプロセッサ6からの指示によって1ライン
ずつビデオメモリ9から読み出され、走査線アドレスデ
ータ(図1の制御回路側には図示せず)と共にビデオイ
ンターフェイス11を介してFLCディスプレイユニッ
ト50に出力される。
【0058】このとき、グラフィックスプロセッサ6
は、与えられた描画コマンドから応答性の要求されるデ
ータ、即ち部分書換の必要な画像情報かどうかの判断を
行うか、もしくはホストCPUがグラフィックスプロセ
ッサ6に対して部分書換の必要なデータかどうかの識別
情報を与えるかのどちらかの方法によって描画事象の判
断を行い、FLCディスプレイにとって表示の応答性が
要求される表示データを優先的に転送する。
【0059】そして、FLCディスプレイユニット50
のディスプレイコントローラ12はFLCディスプレイ
制御回路40からの走査線アドレスデータと表示データ
(ビデオデータ)を受け取り、走査線アドレスデータ3
5をラインアドレスデコーダ16に、ビデオデータ34
をシフトレジスタ13にそれぞれ転送する。
【0060】この後、ラインアドレスデコーダ16は走
査線アドレスデータ35に基づいて或る1本の走査線
(走査電極)(図2参照)を選択し、コモンドライバ1
7は選択された走査線に予め定められた駆動波形を選択
期間の間(1水平走査期間)出力する。
【0061】一方、シフトレジスタ13は1ライン分の
ビデオデータのシフトを終了すると、そのビデオデータ
をラインメモリ14に転送し、セグメントドライバ15
は、ラインメモリ14のビデオデータに応じた駆動波形
をコモンドライバ17の選択期間と同期して出力する。
なお、ラインメモリ14は、所定の水平走査期間の間、
本実施の形態においては12水平走査期間の間保持す
る。
【0062】このように、通常操作時の表示パネル18
ヘの書き込み動作は、一般的に広く知られている線順次
走査によって行われ、その際、カーソル移動、文字入
力、画面スクロール等、マン・マシンインターフェイス
として、特に応答性を要求される描画情報に関しては部
分書換走査、それ以外の描画情報はマルチインターレー
ス等による全画面リフレッシュ走査が行われる。
【0063】次に、ホストCPUが一定期間(時間)以
上表示画面の更新を行わないメモリ表示の場合について
説明する。
【0064】この場合は、既述したようにアクセスサン
プリングカウンタ7はFLCディスプレイユニット50
に検出信号である通知信号32を出力し、FLCディス
プレイユニット50は、この通知信号32によってディ
スプレイ上の表示がちらつきを生じることなくメモリ状
態になるよう表示パネル18への駆動信号を変更する。
【0065】なお、アクセスサンプリングカウンタ7は
ビデオメモリ9へのアクセス(書き込み)信号をリセッ
ト(もしくはプリセット)信号とし、FLCディスプレ
ィユニット50からの同期信号31(例えば、水平同期
信号)をクロックとするカウンタであり、このカウンタ
のオーバーフロー(キャリー)信号をビデオメモリ9に
対して一定時間以上アクセスのなかったことの通知信号
32としている。
【0066】実際には同期信号31(水平同期信号)か
ら1フレーム時間(例えば、走査線数を1024本とす
ると水平同期信号×1024)を計数し、その64分周
したものをクロックとして8ビットカウンタ(アクセス
サンプリングカウンタ)に入力している。
【0067】ここで、FLCディスプレイパネルの標準
的な水平走査時間を仮に100μsとすると、検出時間
は、カウンタのプリセットの値によって約6秒から約2
7分まで設定可能となる。この設定された検出時間の間
ビデオメモリ9へのアクセスが発生しなかったとき、ア
クセスサンプリングカウンタ7は通知信号32をアサー
ト(イネーブル状態)し、ディスプレイコントローラ1
2にビデオメモリ9へのアクセスが停止していること
(画面表示に変更がないこと)を知らせる。なお、この
通知信号32は表示パネル18の駆動とは非同期に出力
される。
【0068】一方、ディスプレイコントローラ12は、
通知信号32がアサートされたことを認識すると、現在
走査中の走査電極の駆動が終わるのを待って(通知信号
32を非同期で受け取る為)、セグメント、コモン両ド
ライバ15,17に対し駆動波形変更信号(信号33及
び36内に含まれている)を送る。
【0069】なお、この期間、走査信号は、後述する図
8に示すVcを保っている。即ち、走査終了後、セグメ
ントドライバ15の全ビットが図8のBに示す波形を一
定の期間出力するようにすることで輝度を保持する。
【0070】次にメモリ状態から通常駆動状態へ復帰す
るときの動作を説明する。
【0071】アクセスサンプリングカウンタ7は、ビデ
オメモリ9へのアクセスが一度でも行われると即座に通
知信号32をネゲート(ディスエーブル状態)し、ディ
スプレイコントローラ12に対してビデオメモリ9への
アクセス(書き込み要求)があったことを知らせる。
【0072】ここで、この通知信号32はアサート時と
同様、表示パネル18の駆動(走査)とは非同期に出力
されるため、ディスプレイコントローラ12は現在走査
中の走査電極の駆動が終わるのを待って(表示パネルの
走査と同期をとって)、セグメント、コモン両ドライバ
ヘの駆動波形変更信号33及び36をネゲートすること
によって、通常駆動状態、即ち上述の「部分書換走査+
全画面リフレッシュ走査」状態に復帰させる。
【0073】ところで、図4は、例えば温度が25℃、
駆動電圧5Vのときの見かけのチルト角の周波数依存性
を示す図である。そして、この図からACスタビライズ
効果が有効な周波数領域では見かけのチルト角はほぼ一
定であることがわかる。
【0074】そこで、画像情報に変更がないとき、即ち
メモリ表示のときは、情報信号を印加する周波数を下げ
ることにより、リフレッシュ走査による画質劣化を低減
させることができる。また、周波数を下げる際、見かけ
のチルト角がほぼ一定となる範囲で下げることにより、
見かけのチルト角をほぼ一定とし、ちらつきを生じさせ
ないようにすると共に、良好な表示を保持したまま、周
波数を下げた分だけ消費電力を軽減することができる。
【0075】なお、周波数を下げた場合でも、液晶30
5は既述した図22に示す通り、パルス幅τの方向にマ
ージンが非常に広がっているので、良好な表示を保つこ
とができる。
【0076】また、図5は見かけのチルト角の周波数依
存性と電圧依存性を同時にプロットしたものである。さ
らに、図6は図5の周波数をパルス幅に変換したもので
ある。
【0077】そして、図6から明らかなように、例えば
通常走査時、パルス幅40μs、信号電圧5Vの情報信
号で駆動するとチルト角は16.4°となり、このチル
ト角を一定に保つにはメモリ状態の時、例えばパルス幅
80μs、信号電圧5.3Vの情報信号で駆動すればよ
い。
【0078】一方、図7は、本実施の形態において、通
常走査時、液晶装置の表示パネル18に印加してマトリ
クス駆動を行う駆動波形を示す図である。なお、同図に
おいて、Aは走査選択信号、Bは走査非選択信号、Cは
明表示する時の情報信号、Dは暗表示する時の情報信
号、Eは明表示する時に液晶に印加されるA−C合成波
形、Fは暗表示する時に液晶に印加されるA−D合成波
形である。
【0079】また、1Hは一水平走査期間であり、情報
信号の幅と一致している。ΔTrは走査選択信号の消去
パルス幅、ΔTsは走査選択信号の選択パルス幅、ΔT
dは情報信号の選択パルス幅である。さらに、Vcは表
示パネル18内の基準電位、V1は走査選択信号の選択
パルスの電位、V2は走査選択信号の消去パルスの電
位、V3は明情報信号の選択パルスの電位かつ暗情報信
号の補助パルスの電位、V4は暗情報信号の選択パルス
の電位かつ明情報信号の補助パルスの電位である。
【0080】また、図8は表示パネル18がメモリ状態
のときに印加する波形であり、Aは走査信号、B情報信
号、Cは液晶に印加されるA−B合成波形である。ま
た、同図において、ΔTmは情報信号の選択パルス幅、
Vcは表示パネル18内の基準電位、V5,6は情報信
号の電位である。
【0081】なお、図9は図7,8で示した波形のタイ
ミングチャートである。
【0082】同図に示すように、駆動制御手段であるデ
ィスプレイコントローラ12は、通知信号32がアサー
トされたことを認識すると、現在走査中の走査電極の駆
動が終わるのを待って(通知信号32を非同期で受け取
る為)、セグメント、コモン両ドライバに対し駆動波形
変更信号を送る。
【0083】これにより、それまで表示パネル18に印
加されていた図7に示されるような駆動波形が、図8に
示すような駆動波形に変わる。なお、通知信号32がネ
ゲートされると、駆動波形を図7に示すものに戻す。
【0084】次に、以下の条件で表示パネル18を駆動
するようにした本実施の形態の実施例1、2について説
明する。
【0085】即ち、実施例1においては、温度が25℃
の時、通常走査状態では情報信号のパルス幅を40μ
s、情報信号電圧を5.0Vとし、メモリ状態の時は情
報信号のパルス幅を80μs、情報信号電圧を5.0V
として駆動した。その結果、通常走査状態とメモリー状
態のチルト角の変動をほぼ0.4°に抑えることができ
た。また、表示パネル18で消費する電力はほぼ1/2
になった。
【0086】なお、図10は本実施例で用いた駆動波形
の各パラメータV1〜V6,Vc,ΔTr,ΔTs,Δ
Td,ΔTm,1Hと温度との関係を示す図であり、同
図に示すようにパラメータV1〜V6,Vc,ΔTr,
ΔTs,ΔTd,ΔTm,1Hを設定することで、25
℃以外の温度でもメモリー状態のチルト角の変動を抑え
ることができる。
【0087】また、本実施の形態では、同図に示すよう
に走査選択信号の選択期間ΔTsを変化させることでマ
ージンの温度変化に対応しているが、この効果により一
水平走査期間1H及び情報信号の選択期間ΔTdが温度
によらず一定となるため、コントラストの変動をより少
なく抑えることができる。
【0088】次に、実施例2について説明する。
【0089】本実施例においては、温度が25℃の時、
通常走査状態では情報信号のパルス幅を40μs、情報
信号電圧を5.0Vとし、メモリ状態の時は情報信号の
パルス幅を80μs、情報信号電圧を5.3Vとして駆
動した。その結果、通常走査状態とメモリー状態のチル
ト角の変動をほぼ0.1°に抑えることができた。また
表示パネル18で消費する電力はほぼ56%になった。
【0090】図11は本実施の形態に用いた駆動波形の
各パラメータV1〜V6,Vc,ΔTr,ΔTs,ΔT
d,ΔTm,1Hと温度との関係を示す図であり、この
ようにパラメータV1〜V6,Vc,ΔTr,ΔTs,
ΔTd,ΔTm,1Hを設定することで、25℃以外の
温度でもメモリー状態のチルト角の変動を抑えることが
できる。
【0091】次に、実施例3、4について説明する。
【0092】図12,13は本実施例に用いた別の駆動
波形の各パラメータと温度との関係を示す図である。こ
こで、既述した実施例1,2では走査選択信号の選択期
間ΔTsを変化させることでマージンの温度変化に対応
しているが、本実施例においては、同図に示すように、
一水平走査期間1Hを変動させてマージンの温度変化に
対応している。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明のように、画
像情報記憶手段に記憶されている画像情報が所定期間変
更されていない場合は、画質劣化の原因となるリフレッ
シュ走査をやめると共に、情報信号の周波数を液晶の見
かけのチルト角が略一定となる周波数まで下げるように
することにより、通常表示との切換の際のちらつきを生
じさせず、また良好な表示を保持したまま消費電力を軽
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る液晶装置の構成を示
すブロック図。
【図2】上記液晶装置の表示パネルの部分拡大平面図。
【図3】上記表示パネルの部分断面図。
【図4】上記表示パネルの液晶の見かけのチルト角の周
波数依存性を示す図。
【図5】上記見かけのチルト角と情報信号電圧の周波数
依存性を示す図。
【図6】上記見かけのチルト角と情報信号電圧のパルス
幅依存性を示す図。
【図7】通常走査時、上記表示パネルに印加される駆動
波形を示す図。
【図8】メモリ状態の時、上記表示パネルに印加される
駆動波形を示す図。
【図9】上記メモリ状態において表示パネルを制御する
タイミングチャート。
【図10】本実施の形態の実施例1で用いた駆動波形の
各パラメータと温度との関係を示す図。
【図11】本実施の形態の実施例2で用いた駆動波形の
各パラメータと温度との関係を示す図。
【図12】本実施の形態の実施例3で用いた駆動波形の
各パラメータと温度との関係を示す図。
【図13】本実施の形態の実施例4で用いた駆動波形の
各パラメータと温度との関係を示す図。
【図14】液晶素子のτ−V特性を調べるための駆動波
形を示す図。
【図15】液晶素子のノーマルモードのτ−V特性の第
1の例を示す図。
【図16】液晶素子のノーマルモードのτ−V特性の第
2の例を示す図。
【図17】液晶素子のノーマルモードのτ−V特性の第
3の例を示す図。
【図18】液晶素子のノーマルモードにおけるマージン
を説明する図。
【図19】液晶素子のτ−Vminモードのτ−V特性
の第1の例を示す図。
【図20】液晶素子のτ−Vminモードのτ−V特性
の第2の例を示す図。
【図21】液晶素子のτ−Vminモードのτ−V特性
の第3の例を示す図。
【図22】液晶素子のτ−Vminモードにおけるマー
ジンを説明する図。
【符号の説明】
7 アクセスサンプリングカウンタ 9 ビデオメモリ 12 ディスプレイコントローラ 13 シフトレジスタ 14 ラインメモリ 15 セグメントドライバ 16 ラインアドレスデコーダ 17 コモンドライバ 18 表示パネル 32 通知信号 40 制御回路 50 FLCディスプレイユニット 201 走査電極 202 情報電極 203 画素 302,308 ガラス基板 305 強誘電性液晶
フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA11 NC09 NC11 NC16 NC27 NC28 NC29 NC41 NC50 NC59 NC63 NC65 ND10 ND17 ND39 ND44 NF19 NH12 5C006 AA01 AA22 AC02 AF44 AF53 AF61 AF71 BA12 BB12 BF02 BF03 BF05 BF08 BF15 BF16 BF22 BF23 FA23 FA34 FA47 5C094 AA02 AA22 BA49 CA19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査電極群と情報電極群とで構成したマ
    トリクス電極の間に、配向状態に応じて2つの安定状態
    を示す液晶を配した液晶素子を具備する液晶装置におい
    て、 前記液晶素子に表示させる画像情報を記憶する画像情報
    記憶手段と、 前記画像情報記憶手段に記憶されている画像情報に基づ
    き前記走査電極群に走査信号を、前記情報電極群に情報
    信号をそれぞれ印加する駆動手段と、 前記画像情報記憶手段に記憶されている画像情報が所定
    期間変更されていないことを検出する検出手段と、 前記検出手段の検出信号に基づき、前記画像情報が所定
    期間変更されていない場合は、前記情報信号の周波数を
    所定の周波数まで下げるよう前記駆動手段を制御する駆
    動制御手段と、 を有することを特徴とする液晶装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の周波数は、前記液晶の見かけ
    のチルト角が略一定となる周波数であることを特徴とす
    る請求項1記載の液晶装置。
  3. 【請求項3】 前記液晶が強誘電性液晶であることを特
    徴とする請求項1記載の液晶装置。
  4. 【請求項4】 前記強誘電性液晶がC2配向をとること
    を特徴とする請求項3記載の液晶装置。
  5. 【請求項5】 前記強誘電性液晶の誘電率異方性が負の
    値をとることを特徴とする請求項3記載の液晶装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1239448A3 (en) * 2001-03-10 2004-11-10 Sharp Kabushiki Kaisha Frame rate controller

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1239448A3 (en) * 2001-03-10 2004-11-10 Sharp Kabushiki Kaisha Frame rate controller
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