JP2584214B2 - 液晶素子の駆動法 - Google Patents

液晶素子の駆動法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、液晶表示素子や液晶−光シャッター等に使
用される液晶素子の駆動法に関し、更に詳しくは、駆動
パルスのパルス幅を適正化することにより、表示ならび
に駆動特性を改善した液晶素子の駆動法に関する。
[開示の概要] 本明細書及び図面は、液晶表示素子や液晶−光シャッ
ター等に使用される液晶素子の駆動法において、複数個
のパルスからなる駆動パルスのパルス幅ΔTと、単パル
スにおいて、双安定状態間のスイッチングが起こる最小
パルス幅ΔTminとの関係をΔTmin≦ΔT≦3ΔTminとす
ることにより、表示ならびに駆動特性を改善し、高品位
の表示を可能とする技術を開示するものである。
[従来の技術] 従来より、走査電極群と信号電極群をマトリクス状に
構成し、その電極間に液晶化合物を充填し多数の画素を
形成して、画像或いは情報の表示を行う液晶表示素子は
よく知られている。この表示素子の駆動法としては、走
査電極群に順次周期的にアドレス信号を選択印加し、信
号電極群には所定の情報信号をアドレス信号と同期させ
て並列的に選択印加する時分割駆動が採用されている。
一方、プリンタ分野を眺めて見るに、電気信号を入力
としてハードコピーを得る手段として、画素密度の点か
らもスピードの点からも、電気画像信号を光の形で電子
写真感光体に与えるレーザービームプランタが現在最も
優れている。その電気信号を光信号に変換する素子とし
て、液晶シャッターアレイが提案されている。
これらの実用に供されたのは、殆どが、例えば“アプ
ライド・フィジクス・レターズ”(“Applied Physics
Letters")1971年,18(4)号127〜128頁に掲載のM.シ
ャット(M.Schadt)及びW.ヘルフリヒ(W.Helfrich)共
著になる“ボルテージ・ディペンダント・オプティカル
・アクティビティー・オブ・ア・ツイステッド・ネマチ
ック・リキッド・クリスタル”(“Voltage Dependent
Optical Activity of a Twisted Nematic Liquid Cryst
al")に示されたTN(twisted nematic)型液晶であっ
た。
近年は、在来の液晶素子の改善型として、双安定性を
有する液晶素子の使用がクラーク(Clark)及びラガー
ウォール(Lagerwall)の両者により特開昭56−107216
号公報、米国特許第4367924号明細書等で提案されてい
る。双安定性液晶としては、一般に、カイラルスメクテ
ィックC相(SmC)又はH相(SmH)を有する強誘電
性液晶が用いられる。この液晶はこれらの状態におい
て、印加された電界に応答して第1の光学的安定状態と
第2の光学的安定状態とのいずれかをとり、かつ電界が
印加されないときはその状態を維持する性質、即ち双安
定性を有し、また電界の変化に対する応答がすみやかで
あるため、高速かつ記憶型の表示装置等の分野における
広い利用が期待されている。
上記強誘電性液晶における第1の安定状態と第2の安
定状態の間のスイッチングは、例えば矩形パルスの場合
には、パルスの時間幅(パルス幅)と電圧値によって定
まる閾値以上のパルスが印加された場合に起こる。従っ
て、走査電極と情報電極の交点で形成される画素のう
ち、選択画素には閾値以上、その他の画素には閾値以下
のパルスが印加されるように、走査電極と情報電極に適
正なパルスを印加することにより時分割駆動が可能とな
る。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、閾値以下のパルスに対して1つの安定
状態にある液晶分子は全く応答しないというわけではな
く、他方の安定状態へのスイッチングは起こらないまで
も、少なからずその配向方向を変化させ、また元の安定
状態に戻るという応答をする。このような応答は光学的
にも感知され、表示素子としては駆動時のちらつきと、
あるいはコントラスト変化となって表われ、表示品位を
悪くする原因となる。
また、配向処理が不完全であると、閾値以上の単パル
スに対しては、一画素全体が完全に反転するのに対し、
時分割駆動においては閾値以上の単パルス(書き込みパ
ルス)の後に書込みパルスの1/3程度の電圧値を有する
情報信号に相当する 交流的なパルス列が続いて印加さ
れると、一画素全体が均一に反転せず、未反転部分が残
る場合がある。このような不均一なスイッチングは表示
のコントラストを低下させ、同じく表示品位を悪くする
原因となる。
本発明は上記従来例の欠点を解決するためになされた
もので、高品位表示に適した強誘電性液晶素子の駆動法
を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]及び[作用] 本発明者らは、時分割駆動におけるパルス幅ΔTと、
単パルスにおいて双安定状態間のスイッチングが起こる
最小パルス幅ΔTminとの関係について種々の研究を行っ
た結果、ΔTの値をある特定の範囲内に設定すること
で、反転領域の面積を実用上問題とならない程度にまで
拡げることができることを見い出したものである。すな
わち本発明は、複数の走査電極と複数の情報電極が形成
された一対の基板間に双安定性を有するカイラルスメク
ティック液晶を挟持したセル構造の液晶素子の時分割駆
動法において、該複数の走査電極を順次走査するととも
に、該複数の情報電極に情報信号を供給して、選択され
た画素には、該画素の該液晶を所望の配向状態に配向さ
せるための駆動パルスを印加し、非選択画素には、最大
パルス幅が該駆動パルスのパルス幅を超えない両極性の
パルスを印加し、該駆動パルスのパルス幅ΔTと、単パ
ルスにおいて双安定状態間のスイッチングが起こる最小
パルス幅ΔTminがΔTmin≦ΔT≦3ΔTminなる関係であ
ることを特徴とするものである。
本発明において、駆動パルスのパルス幅ΔTをΔTmin
に近づけることにより、非反転画素の割合が減少する理
由は明らかではないが、ΔTが短くなると液晶自体の応
答速度の限度近くで応答することになるため、印加され
るパルス列に対して液晶分子が追従しにくくなるためと
推定される。
本発明の駆動法で用いることができる液晶材料とし
て、特に適したものは、カイラルスメクティック液晶で
あって、強誘電性を有するものである。具体的にはカイ
ラルスメクティックC相(SmC)、カイラルスメクテ
ィックG相(SmG)、カイラルスメクティックF相(S
mF)、カイラルスメクティックI相(SmI)又はカ
イラルスメクティックH相(SmH)の液晶を用いるこ
とができる。その強誘電性液晶の詳細については、“ル
・ジュールナル・ド・フィジーク・ルテール”(“LE J
OURNALDE PHYSIOUE LETTERS")1975年,36(L−69)号
に掲載の「フェロエレクトリック・リキッド・クリスタ
ルス」(「Ferroelectric Liquid Crystals」);“ア
プライド・フィジックス・レターズ”(“Applied phys
ics Letters")1980年,36(11)号に記載の「サブミク
ロ・セカンド・バイステイブル・エレクトロオプティッ
ク・スイッチング・イン・リキッド・クリスタルス」
(「Submicro Second Bistable Electrooptic Switchin
g in Liquid Crystals」);“固体物理"1981年,16(14
1)号に記載の「液晶」等に記載されていて、本発明で
はこれらの開示された強誘電性液晶を用いることができ
る。
強誘電性液晶化合物の具体例としては、デジロキシベ
ンジリデン−p′−アミノ−2−メチルブチルシンナメ
ート(DOBAMBC)、ヘキシルオキシペンジリデン−p′
−アミノ−2−クロロプロピルシンナメート(HOBACP
C)、4−o−(2−メチル)−ブチルレゾルシリデン
−4′−オクチルアニリン(MBRA8)が挙げられる。
これらの材料を用いて素子を構成する場合、液晶化合
物が所望の相となるような温度状態に保持する為、必要
に応じて素子をヒーターが埋め込まれた銅ブロック等に
より支持することができる。
[実施例] 第2図は強誘電性液晶を封入したセルのマトリクス電
極を示す模式図である。
第2図で示すセル構造体10は、ガラス板からなる一対
の基板1aと1bがスペーサ4で所定の間隔に保持され、こ
の一対の基板をシーリングするために周囲を接着剤6で
接着したセル構造を有しており、基板1aの上には複数の
透明電極2aからなる電極群(例えばマトリクス電極構造
のうちの走査電圧印加用電極群)が帯状パターンで形成
され、基板1bの上には前述の透明電極2aと交差させた複
数の透明電極2bからなる電極群(例えば、マトリクス電
極構造のうちの情報電圧印加用電極群)が形成されてい
る。透明電極を設けた基板上にはSiO2の無機絶縁膜及び
ポリビニルアルコール(PVA)の有機配向膜が形成さ
れ、その表面にはラビング処理が施されている。また、
使用した液晶は以下に示すような相系列をもつエステル
系混合液晶であって、スメクティック相を有するもので
ある。
上記混合液晶を第2図に示したセルに封入し、一度等
方相まで昇温させた後SmCへ徐冷した。さらにSmC
において50Hz±20Vの矩形交番電界を数秒間印加した。
なお、SmC相における液晶分子の平均分子軸のなす
角度の1/2(θ)は約7度であり、電極に20Vの直流電
界を印加した時の液晶分子の平均分子軸のなす角度の1/
2(Θ)は約20度であった。また、前記交番電界を取り
去った後の双安定状態間の平均分子軸のなす角度の1/2
(θ)は約18゜であった。
第3図に上記セルの閾値特性を示す。第3図は横軸に
電圧波高値、縦軸にパルス幅(ΔT)をとり、それぞれ
のパルス幅に対して少なくとも1画素全体がスイッチン
グする電圧波高値をプロットしたものである。図におい
て、パルス幅及び電圧値の座標が折れ線の右側領域にあ
る単パルスは反転することを示し、左側領域にあるとき
には反転が起こらないことを示している。双安定状態間
のスイッチングは、矩形パルスの場合には、上述したよ
うに一般にそのパルス幅(ΔT)と電圧波高値によって
定まる閾値以上のパルスが印加された時に起こる。しか
しながら、第3図のグラフから明らかなように、ある一
定のパルス幅以下(この例では約100μs)では、どん
なに電圧波高値の高いパルスを印加しても完全なスイッ
チングを得ることはできない。すなわち、スイッチング
の限界を示すパルス幅をΔTminとすると、このΔTmin
液晶材料自体の応答速度に依存するものと考えられる。
この様に、単パルスでのスイッチングではΔTmin以上の
パルス幅を必要とするが、時分割駆動において、書込み
パルスの後に書込みパルスの1/3程度の電圧値の交流的
なパルス列を印加する場合には、パルス幅がある一定以
上になると一画素内での反転面積の割合がかえって低下
してしまうことになる。
以下、本発明の実施例を第1図及び第4図〜第6図と
共に説明する。第4図は本発明の一実施例を示す駆動波
形図、第5図は画素の表示例を示す説明図である。
第4図及び第5図において、S1,S2,S3,・・・は走査
信号ライン、I1,I2,I3,・・・は情報信号ライン、Aは
画素を表わす。第4図に示されるように、走査信号ライ
ンS1,S2,S3,・・・を順次走査し、これと同期して情報
信号ラインI1,I2,I3,・・・を書込むことによって、例
えば第5図に示した画素Aの書込みが行なわれる。この
場合、画素Aに印加される電圧は(I2−S2)で示され
る。また書込み内容は、第5図の白地部が第1の表示状
態「白」を示し、負電圧で書込まれるものとし、斜線部
が第2の表示状態「黒」を示し、正電圧で書込まれるも
のとする。
次に、前述した第2図のセルに対してこの様な時分割
駆動を行った際の画素Aのスイッチング状態を、偏光顕
微鏡下で観察すると同時に、フォトマルにより透過光量
の時間変化を測定した。
第4図において、各駆動パルスのパルス幅ΔTを125
μsから1000μsまで3段階に変化させ、走査信号の電
圧波高値VS及び情報信号の電圧波高値VIを以下の様に設
定した。
VI=1/3VS VI+VS>Vsat ここでVsatは、第3図における各パルス幅ΔT(125
μS,500μS,1000μS)に対応して定めた閾値電圧であ
る。
第1図は、画素Aにおいて初期の表示状態を「黒」に
しておき、第4図の駆動波形で走査終了後、一画素内に
おいて何%が「白」に反転したかを駆動パルスのパルス
幅ΔTに対してプロットした図である。第1図より明ら
かなように、パルス幅ΔTが短いほど、言い換えれば駆
動パルス幅がΔTminに近いほど反転領域の面積が広くな
っている。画素Aは単パルスに対してはパルス幅に関係
なく(ΔTmin以上のパルスに対して)100%反転する
が、時分割駆動で書き込みパルスの後に情報信号が印加
されると、部分的に反転が阻止されることがある。この
ような反転しない領域は、主に配向欠陥部あるいは配向
不均一部において発生するものと考えられている。
また、駆動パルス幅ΔTがΔTminに近づくと、反転が
阻止される傾向が弱まるということについての詳細な理
由は明らかではないが、ΔTが短くなると、液晶自体の
応答速度の限界近くで応答することになり、情報信号の
パルス列に対して液晶分子が追従しにくくなるためと推
定される。
ところで、ディスプレーとして文字等を表示する場
合、少なくとも各々の画素の70%程度以上の面積が反転
しなければ、鮮明な画像は得られない。従って、第1図
によれば駆動パルスのパルス幅ΔTを500μsec以下にし
なければならない。つまりΔTmin100μsであるの
で、ΔT<5ΔTminを満足するパルス幅において鮮明な
画像を得ることができる。本発明においては、より鮮明
な表示を得るため、画素の80%以上が反転すること、即
ち第1図よりΔT≦3ΔTminと設定される。
第6図は、クロスニコルの関係にある一対の偏光板
を、セルの上下に配置した時の駆動パルスに対する透過
光量の時間変化を示したものである。図中(A)は画素
に印加される駆動パルスを示し、(B)はパルス幅ΔT
=500μs、(C)はΔT=125μsでの透過光量を示し
たものである。第6図より明らかな様に、ΔT=500μ
sに比べてΔT=125μsの方がパルス列による透過光
量の変動が少なく、本発明による駆動法によれば、駆動
時の透過光量変化、すなわちコントラスト変化を小さく
することが可能となる。
第7図は、強誘電性液晶の動作説明のために、セルの
例を模式的に描いたものである。以下、所望の相として
SmCを例にとって説明する。
11aと11bは、In2O3、SnO2あるいはITO(Indium−Tin
Oxide)等の薄膜からなる透明電極で被覆された基板
(ガラス板)であり、その間に液晶分子層12がガラス面
に垂直になるよう配向したSmC相の液晶が封入されて
いる。太線で示した線13が液晶分子を表わしており、こ
の液晶分子13は基板の面方向に連続的にらせん構造を形
成している。このらせん構造の中心軸15と液晶分子13の
軸方向とのなす角度をΘとして表わす。この液晶分子13
は、その分子に直交した方向に双極子モーメント
(P)14を有している。基板11aと11b上の電極間に一
定の閾値以上の電圧を印加すると、液晶分子13のらせん
構造がほどけ、双極子モーメント(P)14がすべて電
界方向に向くよう、液晶分子13は配向方向を変えること
ができる。液晶分子13は、細長い形状を有しており、そ
の長軸方向と短軸方向で屈折率異方性を示し、従って例
えばガラス面の上下に互いにクロスニコルの偏光子を置
けば、電圧印加極性によって光学特性が変わる液晶光学
素子となることは、容易に理解される。
本発明の駆動法で好ましくは用いられる液晶セルは、
その厚さを充分に薄く(例えば10μ以下)することがで
きる。このように液晶層が薄くなるにしたがい、第8図
に示すように電界を印加していない状態でも液晶分子の
らせん構造がほどけ、非らせん構造となり、その双極子
モーメント(Pa)または(Pb)は上向き(24a)又は下
向き(24b)のどちらかの状態をとる。この液晶分子13
の23aと、23bのなす角度の1/2の角度をチルト角(θ)
と称し、このチルト角(θ)はらせん構造をとる時のコ
ーンのなす頂角の1/2に等しい。このようなセルに、第
8図に示す如く一定の閾値以上の極性の異る電界Ea又は
Ebを電圧印加手段21aと21bにより付与すると、双極子モ
ーメントは、電界Ea又はEbの電界ベクトルに対応して上
向き24a又は下向き24bと向きを変え、それに応じて液晶
分子は、第1の安定状態23aかあるいは第2の安定状態2
3bの何れか一方に配向する。
このような強誘電性を液晶光学素子として用いること
の利点は、先にも述べたが2つある。その第1は、応答
速度が極めて速いことであり、第2は液晶分子の配向が
双安定性を有することである。第2の点を、例えば第8
図によって更に説明すると、電界Eaを印加すると液晶分
子は第1の安定状態23aに配向するが、この状態は電界
を切っても安定である。又、逆向きの電界Ebを印加する
と、液晶分子は第2の安定状態23bに配向してその分子
の向きを変えるが、やはり電界を切ってもこの状態に留
まっている。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、書込みパルス
の後に情報信号による交流的なパルス列が続いて引火さ
れる時分割駆動において、駆動パルスのパルス幅ΔTmin
≦ΔT≦3ΔTminとすることにより、一画素内での反転
領域を表示に適した範囲まで拡大することができ、コン
トラストが高く、且つ駆動時のちらつきやコントラスト
変化の少ない高品位の表示を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は駆動パルスのパルス幅と一画素の反転面積との
関係を示す説明図、第2図はマトリクス電極を示す模式
図、第3図は閾値特性を示す説明図、第4図は本発明の
一実施例を示す駆動波形図、第5図は画素の表示例を示
す説明図、第6図は駆動パルスに対する透過光量の変化
を表わす説明図、第7図及び第8図は液晶セルの模式図
である。 S1,S2,S3,・・・:走査信号ライン、 I1,I2,I3,・・・:情報信号ライン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の走査電極と複数の情報電極が形成さ
    れた一対の基板間に双安定性を有するカイラルスメクテ
    ィック液晶を挟持したセル構造の液晶素子の時分割駆動
    法において、該複数の走査電極を順次走査するととも
    に、該複数の情報電極に情報信号を供給して、選択され
    た画素には、該画素の該液晶を所望の配向状態に配向さ
    せるための駆動パルスを印加し、非選択画素には、最大
    パルス幅が該駆動パルスのパルス幅を超えない両極性の
    パルスを印加し、該駆動パルスのパルス幅ΔTと、単パ
    ルスにおいて双安定状態間のスイッチングが起こる最小
    パルス幅ΔTminがΔTmin≦ΔT≦3ΔTminなる関係であ
    ることを特徴とする液晶素子の駆動法。
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