JP2000046476A - 焼結設備におけるパレット台車 - Google Patents

焼結設備におけるパレット台車

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JP2000046476A
JP2000046476A JP11140879A JP14087999A JP2000046476A JP 2000046476 A JP2000046476 A JP 2000046476A JP 11140879 A JP11140879 A JP 11140879A JP 14087999 A JP14087999 A JP 14087999A JP 2000046476 A JP2000046476 A JP 2000046476A
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JP
Japan
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side wall
lower side
pallet
main body
pallet truck
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JP11140879A
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English (en)
Inventor
Masaru Nishimoto
勝 西本
Osamu Izuno
修 伊津野
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パレット台車における空気吸引用開口幅を狭く
する際に、製造コストが非常に安価にし得る焼結設備に
おけるパレット台車を提供する。 【解決手段】空気吸引用の開口部が形成されたパレット
本体2と、このパレット本体2の両側の上フランジ部2
a上に、取付ボルト5を介して取り付けられるとともに
吸引される空気を絞るための傾斜面4aが形成された下
部側壁体4と、この下部側壁体4の上フランジ部4b上
に、取付ボルト5を介して取り付けられる上部側壁体6
とから構成したものであり、空気吸引用の開口幅を狭く
するのに、パレット本体と、通常の側壁部となる上部側
壁体との間に、傾斜面を有する下部側壁体を配置するだ
けで良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼結設備における
パレット台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、焼結設備においては、給鉱部と
排鉱部との間で無端状に設けられるとともに給鉱部から
排鉱部に向かって移動されるパレット台車上に、焼結原
料が床敷鉱層を介して載置され、点火炉で点火が行わる
とともにその移動途中において下方のウインドボックス
から空気が吸引されて焼成が行われている。
【0003】ところで、ウインドボックスからの吸引に
ついては、原料層の全面で均一に行わせることが焼結鉱
の品質を向上させるために重要である。しかし、通常、
焼結原料をパレット台車の全幅に亘って均等に焼結させ
ることは困難である。例えば、図5に示すように、パレ
ット本体51上に載置された焼結原料Mの焼成の進行に
伴って側壁板52付近で焼結原料自体が収縮して、側壁
板52との間に隙間δが発生し、したがってこの隙間δ
から吸引される空気量が増加して中央部での吸引空気量
が減少し、良好な焼成が得られにくかった。
【0004】従来、このような事態を回避するために、
下記のような対策が採られていた。すなわち、図6に示
すように、パレット本体61における空気吸引用の開口
部62の入口側開口幅dよりも、出口側開口幅eが狭く
なるようにされて、パレット本体61の側縁付近での吸
引空気量の減少が図られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パレット台
車における両側壁板間の幅に対して、パレット本体の空
気吸引用の開口幅を狭くする場合には、少なくともパレ
ット本体を製作し直す必要があり、製造コストが非常に
高くなるという問題があった。そこで、本発明は、パレ
ット台車における空気吸引用開口幅を狭くする際に、製
造コストが非常に安価にし得る焼結設備におけるパレッ
ト台車を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1のパレット台車は、空気吸引用の開口
部が形成されたパレット本体と、このパレット本体の両
側縁部上に取り付けられるとともに吸引される空気を絞
るための傾斜面が形成された下部側壁体と、この下部側
壁体の上端縁部上に取り付けられる上部側壁体とから構
成したものである。
【0007】上記の構成によると、空気吸引用の開口幅
を狭くするのに、パレット本体の両側縁部と、通常の側
壁部となる上部側壁体との間に、傾斜面を有する下部側
壁体を配置するだけで良い。また、本発明の第2のパレ
ット台車は、上述したパレット台車の下部側壁体を、断
面が略L字形状の下部側壁本体部と、この下部側壁本体
部の水平部上に取付具を介して取り付けられるとともに
その上面に傾斜面が形成された絞り部とから構成したも
のであり、この場合には、絞り部を取り付けるだけで、
空気吸引用の開口幅を狭くすることができる。
【0008】さらに、第2のパレット台車における下部
側壁本体部に対向する絞り部の表面に、凹部を形成する
ことにより、絞り部側から下部側壁本体部側に伝わる熱
量が減少する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
の焼結設備におけるパレット台車を、図面に基づき説明
する。図1および図2に示すように、1は焼結設備にお
けるパレット台車で、給鉱部と排鉱部との間で無端状に
連結されかつ案内車輪11を介して移動自在に設けられ
て、その上面に焼結原料を載置して焼成を行うためのも
のである。
【0010】このパレット台車1は、主として、案内車
輪11を有するとともに火格子12がその上面全体に亘
って配置されるパレット本体2と、このパレット本体2
の両側の上フランジ部(側縁部)2aに取付ボルト(六
角穴付ボルト)3を介して取り付けられるとともに焼結
原料の載置幅を広げるための傾斜面4aが形成された一
体型の下部側壁体4と、この下部側壁体4の上フランジ
部(上端縁部)4bに取付ボルト5を介して取り付けら
れて通常の側壁部を構成する板状に近い形状の上部側壁
体6とから構成されている。
【0011】そして、上記下部側壁体4に形成された傾
斜面4aは、その外端縁が内端縁よりも上位となるよう
に、外側に向かって上向きに傾斜されており、したがっ
てこの部分で、パレット台車1における空気吸引用の開
口幅が絞られることになり、両側壁部近傍での空気の吸
い込み過ぎが防止されている。なお、上記パレット本体
2の構成は、従来のものと同一の構成とされており、し
たがって下部側壁体4を取り付けるためのボルト穴(六
角穴付ボルト用の穴)4cは、パレット本体2の上フラ
ンジ部2aに形成されたボルト穴2bに一致するように
形成されている。
【0012】このように、通常の上部側壁体6とパレッ
ト台車1の各側縁部との間に、傾斜面4aを有する下部
側壁体4を配置するだけで、空気吸引用の開口幅を絞る
ことができ、かつパレットのコーナ部における焼結鉱の
生焼きがなくなり、歩留まりの向上を図ることができ、
しかも少なくともパレット本体を新しく製作する必要が
無いので、その改造を、非常に安価に行うことができ
る。
【0013】次に、本発明の第2の実施の形態の焼結設
備におけるパレット台車を、図面に基づき説明する。上
記第1の実施の形態においては、下部側壁体を一体物と
して説明したが、本第2の実施の形態においては、図3
に示すように、下部側壁体21を、水平部22aと鉛直
部22bとにより断面が略L字形状(鈍角状に交わる必
要はなく、例えば角部を曲線状に滑らかに接続したもの
でもよい。勿論、直角に交わるものであってもよい。)
に形成されてなる下部側壁本体部22と、この下部側壁
本体部22の水平部22a上に取付ボルト(取付具の一
例で、具体的には六角穴付ボルトが使用される)23を
介して取り付けられるとともにその上面に傾斜面24a
が形成された絞り部(または、押え部ともいう)24と
から構成されている。
【0014】なお、上記取付ボルト23により、絞り部
24を介して、下部側壁体21がパレット本体31側に
一体的に取り付けられる。この構成の場合も、上記第1
の実施の形態と同様の効果が得られる。ところで、上記
第2の実施の形態においては、絞り部24と下部側壁本
体部22との間に隙間を積極的に設けなかったが、図4
に示すように、絞り部24の水平部22aに接触する下
部表面および鉛直部22bに接触する側部表面に、それ
ぞれ凹部25(25a,25b)を形成して、絞り部2
4と下部側壁本体部22との間に、隙間aを形成するよ
うにしてもよい。
【0015】このように、下部側壁本体部22に対向す
る絞り部24の表面に凹部25を形成することにより、
絞り部24から下部側壁本体部22側に伝わる焼結時の
発生熱量を減少させることができる。すなわち、凹部内
の空気による断熱効果により、下部側壁本体部に伝わる
熱量が減少するため、下部側壁本体部にて生じる熱応力
(熱変形)が小さくなり、したがって下部側壁本体部ひ
いては側壁体全体の寿命(使用可能時間)を延ばすこと
ができる。
【0016】なお、上層部の焼結鉱については、焼結鉱
が上層部から下層部に向かって順次焼結していく際に吸
引される空気にて冷却されるため、上部側壁体について
は、下部側壁体のように、それ程、熱応力の問題は生じ
ない。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明のパレット台車の構
成によると、パレット本体の両側縁部と、通常の側壁部
を構成する上部側壁体との間に、傾斜面を有する下部側
壁体または傾斜面を有する絞り部が取り付けられた下部
側壁本体部を配置するだけで、空気吸引用の開口幅を絞
ることができ、したがって少なくともパレット本体は新
しく製作する必要が無くなるので、非常に、安価に目的
を達成することができる。
【0018】また、下部側壁本体部に対向する絞り部の
表面に凹部を形成することにより、下部側壁本体部側に
伝わる熱量を減少させることができるので、下部側壁本
体部における熱応力が小さくなり、したがって下部側壁
体側の寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるパレット台
車の断面図である。
【図2】同パレット台車の要部断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるパレット台
車の要部断面図である。
【図4】同第2の実施の形態の変形例におけるパレット
台車の要部断面図である。
【図5】従来例を説明するためのパレット台車の断面図
である。
【図6】従来例のパレット台車の断面図である。
【符号の説明】
1 パレット台車 2 パレット本体 2a 上フランジ部 3 取付ボルト 4 下部側壁体 4a 傾斜面 4b 上フランジ部 5 取付ボルト 6 上部側壁体 21 下部側壁体 22 下部側壁本体部 22a 水平部 22b 鉛直部 23 取付ボルト 24 絞り部 24a 傾斜面 25 凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気吸引用の開口部が形成されたパレット
    本体と、このパレット本体の両側縁部上に取り付けられ
    るとともに吸引される空気を絞るための傾斜面が形成さ
    れた下部側壁体と、この下部側壁体の上端縁部上に取り
    付けられる上部側壁体とから構成したことを特徴とする
    焼結設備におけるパレット台車。
  2. 【請求項2】下部側壁体を、断面が略L字形状の下部側
    壁本体部と、この下部側壁本体部の水平部上に取付具を
    介して取り付けられるとともにその上面に傾斜面が形成
    された絞り部とから構成したことを特徴とする請求項1
    に記載の焼結設備におけるパレット台車。
  3. 【請求項3】下部側壁本体部に対向する絞り部の表面に
    凹部を形成したことを特徴とする請求項2に記載の焼結
    設備におけるパレット台車。
JP11140879A 1998-05-22 1999-05-21 焼結設備におけるパレット台車 Pending JP2000046476A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101551196B (zh) * 2009-05-06 2012-06-27 北京首钢国际工程技术有限公司 一种烧结环冷机台车栏板加宽的方法
KR20190103419A (ko) * 2017-01-17 2019-09-04 풀 부르스 에스.에이. 이동 화격자 기계 용 팔레트 카의 측벽, 이 측벽을 포함하는 팔레트 카 및 팔레트 카를 전환하는 방법

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KR102159787B1 (ko) * 2017-01-17 2020-09-25 풀 부르스 에스.에이. 이동 화격자 기계 용 팔레트 카의 측벽, 이 측벽을 포함하는 팔레트 카 및 팔레트 카를 전환하는 방법

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