JP2000046400A - クリーンルーム用外気処理装置 - Google Patents

クリーンルーム用外気処理装置

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JP2000046400A JP10214382A JP21438298A JP2000046400A JP 2000046400 A JP2000046400 A JP 2000046400A JP 10214382 A JP10214382 A JP 10214382A JP 21438298 A JP21438298 A JP 21438298A JP 2000046400 A JP2000046400 A JP 2000046400A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高度に清浄化を行う処理能力を有しつつランニ
ングコストの低減を図ることができるクリーンルーム用
外気処理装置を提供することを課題とする。 【解決手段】上流側から、粗塵フィルタ1、純水を洗浄
水としたエアスクラバ2、及び第1、第2ケミカルフィ
ルタ3,4を直列に接続すると共に、各エアフィルタを
それぞれ迂回するバイパスダクト11〜13を備える。
各エアフィルタへの気体の流れは、電磁開閉弁14〜2
3によって上記バイパスダクト11〜13側に流入可能
となっている。粗塵フィルタ1の出側で各エアフィルタ
2,3,4の除去対象物質の気中濃度をモニタ25で監
視し、各除去対象物質の気中濃度が所定閾値以下の場合
には、気流をバイパスダクト11〜13側に迂回させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体工場などの
クリーンルームに清浄な外気を導入するために設けられ
て、外気中の塵埃や特定の不要ガス成分を除去するクリ
ーンルーム用外気処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造関連の工場やバイオケミカル
系の研究所等で使用されるクリーンルームにあっては、
空気中に含まれる微量物質や特定のガス成分を高レベル
で除去して給気するために、例えば図3に示すような設
備で、導入した外気を、外気処理装置50で清浄化処理
をした後に、空気調和機51及び室内の天井面等に設け
た高性能フィルタ52を介してクリーンルーム53内に
給気する。
【0003】そして、従来の上記外気処理装置50で
は、目標とする外気の清浄化レベルや処理内容に応じ
て、エアフィルタ50aとして、ケミカルフィルタが設
置されたり、エアスクラバが設置される。また、高度の
清浄化を要する場合などでは、上記ケミカルフィルタと
エアスクラバの両方が使用される場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の外気処理装置50にあっては、導入した外気の成分
内容や清浄度に関係なく、導入した外気が、常に設置し
た全てのエアフィルタ50aを通過するように構成され
ている。
【0005】この結果、必要以上にエアフィルタ50a
で外気処理を行うこととなり、その結果、フィルタの交
換期間や保守間隔が短くなるなど、ランニングコストが
掛かるという問題がある。
【0006】また、上記エアスクラバの洗浄水として、
従来にあっては、飲料水と同程度の水質の工業用水や井
水などが使用されるが、この洗浄水中には、ケミカルフ
ィルタで除去すべき有機物等の成分が含有している場合
があり、当該ケミカルフィルタでの処理負荷が増えて寿
命がその分だけ短くなる。また、洗浄水内にケミカルフ
ィルタでの除去対象成分が含有していない場合であって
も、他の有機成分等が気中に取り込まれてケミカルフィ
ルタに不必要な負担を掛ける一因ともなる。
【0007】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、高度に清浄化を行う処理能力を有しつ
つランニングコストの低減を図ることができるクリーン
ルーム用外気処理装置を提供することを課題とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、外気を清浄化し、空調設備を通じてクリ
ーンルームに給気するための外気処理装置であって、上
流側から、粗塵フィルタ、純水を洗浄水としたエアスク
ラバ、及び1又は2以上のケミカルフィルタの各エアフ
ィルタを直列に接続すると共に、粗塵フィルタを除く各
エアフィルタをそれぞれ迂回するバイパス流路を備え、
さらに、粗塵フィルタを除く各エアフィルタへの気体の
流れの全部又は一部を上記バイパス流路側に切り換える
流路切換え手段と、上記粗塵フィルタの出側で当該粗塵
フィルタを通過した外気中に存在する各エアフィルタの
除去対象物質をそれぞれ連続的に検出するモニタと、上
記モニタによる検出に基づき各エアフィルタの除去対象
物質の気中濃度を判定し、各除去対象物質の気中濃度に
応じて対応するエアフィルタへの気体の流れの全部又は
一部を、上記流路切換え手段を通じて上記バイパス流路
側に迂回させるコントローラと、を備えることを特徴と
するクリーンルーム用外気処理装置を提供する。
【0009】本発明によれば、エアフィルタとしてエア
スクラバと各種のケミカルフィルタとを備えることで高
度の清浄化処理を行う能力を有すると共に、導入した外
気中の除去対象物質の気中濃度レベルに応じて必要以上
にエアフィルタでの処理を行わないか、その処理量を減
少させる。
【0010】また、エアスクラバの洗浄水として純水を
使用することで、洗浄水によってエアフィルタで除去す
べき除去対象物質その他の物質が気中に取り込まれるこ
とが防止される。この結果、ケミカルフィルタの処理を
中断しても、そのケミカルフィルタの除去対象物質が、
エアスクラバの洗浄水を原因としてクリーンルーム内に
侵入することが回避される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係る外気処
理装置の構成を説明するための図である。
【0012】外気処理装置は、粗塵フィルタ1、エアス
クラバ2、第1ケミカルフィルタ3、及び第2ケミカル
フィルタ4の順に、第1〜3接続ダクト6〜8を通じて
直列に接続されて構成され、第2ケミカルフィルタ4の
出口は、第4接続ダクト9を通じて空調設備5に接続す
る。
【0013】ここで、図1中、符号10はOAダクトを
示す。また、上記空調設備5を通過した空気は、高性能
フィルタ31を通じてクリーンルーム30に給気され、
クリーンルーム30から排気された空気は、還気ダクト
32を通じて空調設備5に戻される。
【0014】また、本実施形態にあっては、上記エアス
クラバ2の洗浄水として純水が使用されて、洗浄水によ
る処理によって不要な成分を処理中の気体に取り込まな
いようにしている。
【0015】また、上記第1接続ダクト6の途中から、
第1バイパスダクト11が分岐し、その第1バイパスダ
クト11の他端部は、上記第4接続ダクト9に合流して
いる。その第1バイパスダクト11の途中から第2バイ
パスダクト12が分岐し、その第2バイパスダクト12
の他端部は、上記第2接続ダクト7に合流している。さ
らに、上記第2バイパスダクト12の分岐点P5よりも
下流側で、上記第1バイパスダクト11から第3バイパ
スダクト13が分岐し、その第3バイパスダクト13の
他端部は、第3接続ダクト8に合流している。
【0016】この第1〜第3バイパスダクト11〜13
によって、各エアフィルタ2,3,4を迂回する各バイ
パス流路が形成される。また、第1接続ダクト6におけ
る第1バイパスダクト11の分岐点P1よりも下流側に
第1電磁開閉弁14が介装される。第2接続ダクト7に
おける第2バイパスダクト12の合流点P2の前後に第
2電磁開閉弁15及び第3電磁開閉弁16が介装され
る。第3接続ダクト8における第3バイパスダクト13
の合流点P3の前後に第4電磁開閉弁17及び第5電磁
開閉弁18が介装される。第4接続ダクト9における第
1バイパスダクト11の合流点P4の上流側に第6電磁
開閉弁19が介装される。
【0017】また、第1バイパスダクト11における、
第1接続ダクト6からの分岐点P1と第2バイパスダク
ト12の分岐点P5との間、及び第3バイパスダクト1
3の分岐点P6と第4接続ダクト9への合流点P4との
間に、それぞれ第7電磁開閉弁20、及び第8電磁開閉
弁21が介装されている。
【0018】また、第2バイパスダクト12の途中に第
9電磁開閉弁22が、第3バイパスダクト13の途中に
第10電磁開閉弁23が介装されている。ここで、上記
各電磁開閉弁14〜23は、初期状態では、第7電磁開
閉弁20、第8電磁開閉弁21、第9電磁開閉弁22、
及び第10電磁開閉弁23は、閉状態に設定されてお
り、その他の電磁開閉弁14〜19は開状態に設定され
ている。そして、上記各電磁開閉弁14〜23によっ
て、流路切換え手段が構成される。
【0019】また、上記粗塵フィルタ1の出側に第1モ
ニタ25が介装されている。第1モニタ25は、独立し
た3つのモニタ本体A,B,Cから構成され、各モニタ
本体A,B,Cは、それぞれ上記エアスクラバ2、第1
ケミカルフィルタ3、及び第2ケミカルフィルタ4に対
応して、導入した外気内における、対応するエアフィル
タ2,3,4で除去すべき各除去対象物質の気中濃度を
それぞれ連続的に検出している。
【0020】同様に、クリーンルーム30内における上
記各除去対象物質の気中濃度を連続的に検出する第2モ
ニタ26を備える。第2モニタ26は、上記3種類の除
去対象物質に応じて3つのモニタ本体A′,B′,C′
から構成される。なお、図1では、高性能フィルタ31
を通過する前の調和空気をモニタしているが、高性能フ
ィルタ31を通過した後の調和空気をモニタするように
してもよい。
【0021】そして、コントローラ27は、上記第1モ
ニタ25からの検出信号に基づいて、各除去対象物質の
気中濃度が閾値以下かどうか判定を行い、上述の各電磁
開閉弁14〜23を次のように操作して外気処理の制御
を行う。次に、各弁14〜23の操作を図2を参照しつ
つ説明する。
【0022】まず、エアスクラバ2、第1ケミカルフィ
ルタ3、及び第2ケミカルフィルタ4での各除去対象物
質の気中濃度がそれぞれ所定閾値以下かどうか判定し
て、全てのエアフィルタ2,3,4での各除去対象物質
の気中濃度が全て所定閾値以下と判定した場合には(図
2中の場合)、第1電磁開閉弁14、第9電磁開閉弁
22、及び第10電磁開閉弁23に閉指令を供給すると
共に、第7電磁開閉弁20、及び第8電磁開閉弁21に
開指令を供給する。
【0023】また、エアスクラバ2及び第1ケミカルフ
ィルタ3での各除去対象物質の気中濃度が所定閾値以下
と判定し、第2ケミカルフィルタ4での除去対象物質の
気中濃度が所定閾値よりも高いと判定した場合には(図
2中の場合)、第1電磁開閉弁14、第4電磁開閉弁
17、第9電磁開閉弁22、及び第8電磁開閉弁21に
閉指令を供給すると共に、第7電磁開閉弁20、第10
電磁開閉弁23、第5電磁開閉弁18、及び第6電磁開
閉弁19に開指令を供給する。
【0024】また、エアスクラバ2での除去対象物質の
気中濃度が所定閾値以下と判定し、第1ケミカルフィル
タ3及び第2ケミカルフィルタ4での各除去対象物質の
気中濃度が所定閾値よりも高いと判定した場合には(図
2中の場合)、第1電磁開閉弁14、第2電磁開閉弁
15、第10電磁開閉弁23、及び第8電磁開閉弁21
に閉指令を供給すると共に、第7電磁開閉弁20、第9
電磁開閉弁22、第3電磁開閉弁16、第4電磁開閉弁
17、第5電磁開閉弁18、及び第6電磁開閉弁19に
開指令を供給する。
【0025】また、エアスクラバ2及び第2ケミカルフ
ィルタ4での各除去対象物質の気中濃度が所定閾値以下
と判定し、第1ケミカルフィルタ3での除去対象物質の
気中濃度が所定閾値よりも高いと判定した場合には(図
2中の場合)、第1電磁開閉弁14、第2電磁開閉弁
15、第5電磁開閉弁18、及び第6電磁開閉弁19に
閉指令を供給すると共に、第7電磁開閉弁20、第9電
磁開閉弁22、第3電磁開閉弁16、第4電磁開閉弁1
7、第10電磁開閉弁23、及び第8電磁開閉弁21に
開指令を供給する。
【0026】また、全てのエアフィルタ2,3,4での
各除去対象物質の気中濃度が全て,所定閾値より高いと
判定した場合には(図2中の場合)、各電磁開閉弁1
4〜23を上述の初期状態に復帰させる。
【0027】また、エアスクラバ2及び第1ケミカルフ
ィルタ3での各除去対象物質の気中濃度が所定閾値より
も高いと判定し、第2ケミカルフィルタ4での除去対象
物質の気中濃度が所定閾値以下と判定した場合には(図
2中の場合)、第7電磁開閉弁20、第9電磁開閉弁
22、第5電磁開閉弁18、及び第6電磁開閉弁19に
閉指令を供給すると共に、第1電磁開閉弁14、第2電
磁開閉弁15、第3電磁開閉弁16、第4電磁開閉弁1
7、第10電磁開閉弁23、及び第8電磁開閉弁21に
開指令を供給する。
【0028】また、エアスクラバ2及び第2ケミカルフ
ィルタ4での各除去対象物質の気中濃度が所定閾値より
も高いと判定し、第1ケミカルフィルタ3での除去対象
物質の気中濃度が所定閾値以下と判定した場合には(図
2中の場合)、第7電磁開閉弁20、第8電磁開閉弁
21、第3電磁開閉弁16、及び第4電磁開閉弁17に
閉指令を供給すると共に、第1電磁開閉弁14、第2電
磁開閉弁15、第9電磁開閉弁22、第10電磁開閉弁
23、第5電磁開閉弁18、及び第6電磁開閉弁19に
開指令を供給する。
【0029】また、エアスクラバ2での除去対象物質の
気中濃度が所定閾値よりも高いと判定し、第1ケミカル
フィルタ3及び第2ケミカルフィルタ4での各除去対象
物質の気中濃度が所定閾値以下と判定した場合には(図
2中の場合)、第7電磁開閉弁20、第10電磁開閉
弁23、第3電磁開閉弁16、及び第6電磁開閉弁19
に閉指令を供給すると共に、第1電磁開閉弁14、第2
電磁開閉弁15、第9電磁開閉弁22、及び第8電磁開
閉弁21に開指令を供給する。
【0030】ここで、各除去対象物質の所定閾値は、そ
れぞれ第1の閾値と、その第1の閾値よりも大きい第2
の閾値とからなり、上述の所定閾値以下かどうかの判定
は、第1の閾値で判定し、所定閾値より高いかどうかの
判定は第2の閾値で判定する。また、上記判定は、所定
サンプリング時間単位に行われ、前回の判定結果と異な
る場合に、上記各弁操作が行われる。
【0031】さらに、上記コントローラ27では、上記
第1モニタ25及び第2モニタ26からの信号に基づ
き、各除去対象物質についての処理前(粗塵フィルタ1
での処理後)の気中濃度とクリーンルーム30での処理
後の気中濃度に基づき、各エアフィルタ2,3,4での
現実の除去能力を評価して、各除去対象物質についての
閾値の補正を行うと共に、除去能力が所定以上に低下し
ていると判定した場合には、その旨の警告信号を出力す
る。
【0032】上記構成の外気処理装置では、各エアフィ
ルタ2,3,4で処理を行う前に対応する除去対象物質
の気中濃度が所定閾値以下かどうか判定し、その結果、
それぞれ除去対象物質の気中濃度が所定閾値以下と判定
した場合には対応するエアフィルタ2,3,4での処理
を一時的に中断するので、各エアフィルタ2,3,4で
必要以上に処理をすることがなくなる。この結果、各エ
アフィルタ2,3,4の寿命が向上し、フィルタ交換期
間や保守間隔が長くなることで、外気処理装置のランニ
ングコストの低減を図ることができる。
【0033】このとき、エアスクラバ2の洗浄水として
純水を使用することで、エアスクラバ2で処理をした際
に、気中に不必要な成分を侵入させることが回避され
る。この結果、洗浄水に起因する下流のケミカルフィル
タ3,4での処理負荷の増加が防止されると共に、その
ケミカルフィルタ3,4での除去対象物質が所定閾値以
下と判定して当該ケミカルフィルタ3,4での処理を中
断しても問題がない。
【0034】また、本実施形態の外気処理装置では、エ
アスクラバ2と各種のケミカルフィルタ3,4とを併用
することで、高度の清浄化処理能力を持たせることがで
きる。
【0035】さらに、モニタ25,26を通じて各エア
フィルタ2,3,4の寿命を判定可能であるので、不必
要なエアフィルタ2,3,4の交換を防止することもで
きる。
【0036】ここで、第2電磁開閉弁15、第4電磁開
閉弁17、及び第6電磁開閉弁19については逆止め弁
を使用してもよい。また、上記実施形態では、各エアフ
ィルタ2,3,4を迂回するバイパスダクトが独立して
いないが、各エアフィルタ2,3,4毎に独立してバイ
パスダクトを設けてもよい。
【0037】また、上記各開閉弁の代わりに流量制御弁
を採用し、対応する除去対象物質の気中濃度に基づき、
上述のコントローラ27による制御と同様な操作によ
り、各流量制御弁の弁開度を制御してもよい。例えばエ
アスクラバ2での除去対象物質の気中濃度に対する閾値
を多段階に有して、除去対象物の気中濃度に応じて第1
電磁開閉弁14の開度を絞り且つ第7電磁開閉弁20を
所定量だけ開くことで、一部の気流を第1バイパスダク
ト11側に流して、エアスクラバ2での処理量を減ら
す。
【0038】また、上記実施形態では、ケミカルフィル
タを2種類,接続した場合を例に説明しているが、ケミ
カルフィルタは1種類でもよいし、3種類以上であって
も構わない。
【0039】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の外気
処理装置では、高度の清浄化処理能力を有しつつランニ
ングコストを低減することができるという効果がある。
【0040】しかも、エアスクラバの洗浄水として純水
を使用することで、洗浄水として井水等を使用する場合
に比べて各ケミカルフィルタでの負荷を軽減できると共
に、当該ケミカルフィルタでの外気処理を一時中断した
場合であっても、該洗浄水を原因として、除去対象物質
がクリーンルームに侵入することが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る外気処理のシステム
構成例を示す図である。
【図2】コントローラでの弁制御を説明するための図で
ある。
【図3】従来の外気処理のシステム構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 粗塵フィルタ 2 エアスクラバ 3 第1ケミカルフィルタ 4 第2ケミカルフィルタ 5 空調設備 6 第1接続ダクト 7 第2接続ダクト 8 第3接続ダクト 9 第4接続ダクト 11 第1バイパスダクト(バイパス流路) 12 第2バイパスダクト(バイパス流路) 13 第3バイパスダクト(バイパス流路) 14 第1電磁開閉弁(流路切換え手段) 15 第2電磁開閉弁(流路切換え手段) 16 第3電磁開閉弁(流路切換え手段) 17 第4電磁開閉弁(流路切換え手段) 18 第5電磁開閉弁(流路切換え手段) 19 第6電磁開閉弁(流路切換え手段) 20 第7電磁開閉弁(流路切換え手段) 21 第8電磁開閉弁(流路切換え手段) 22 第9電磁開閉弁(流路切換え手段) 23 第10電磁開閉弁(流路切換え手段) 25 第1モニタ A,B,C各除去対象物質対応のモニタ本体 26 第2モニタ A′,B′,C′各除去対象物質対応のモニタ本体 30 クリーンルーム 31 高性能フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L058 BD00 BE02 BF00 BG01 BG03 BG04 3L060 AA08 CC13 DD08 EE27 4D002 AA00 AA40 BA03 BA04 BA14 CA20 DA35 EA01 EA05 GA02 GB02 GB20 4D058 KB11 NA10 SA04 TA02 UA25

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気を清浄化し、空調設備を通じてクリ
    ーンルームに給気するための外気処理装置であって、 上流側から、粗塵フィルタ、純水を洗浄水としたエアス
    クラバ、及び1又は2以上のケミカルフィルタの各エア
    フィルタを直列に接続すると共に、粗塵フィルタを除く
    各エアフィルタをそれぞれ迂回するバイパス流路を備
    え、 さらに、粗塵フィルタを除く各エアフィルタへの気体の
    流れの全部又は一部を上記バイパス流路側に切り換える
    流路切換え手段と、上記粗塵フィルタの出側で当該粗塵
    フィルタを通過した外気中に存在する各エアフィルタの
    除去対象物質をそれぞれ連続的に検出するモニタと、上
    記モニタによる検出に基づき各エアフィルタの除去対象
    物質の気中濃度を判定し、各除去対象物質の気中濃度に
    応じて対応するエアフィルタへの気体の流れの全部又は
    一部を、上記流路切換え手段を通じて上記バイパス流路
    側に迂回させるコントローラと、 を備えることを特徴とするクリーンルーム用外気処理装
    置。
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