JP2000045662A - 防火シャッター - Google Patents
防火シャッターInfo
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- JP2000045662A JP2000045662A JP10213689A JP21368998A JP2000045662A JP 2000045662 A JP2000045662 A JP 2000045662A JP 10213689 A JP10213689 A JP 10213689A JP 21368998 A JP21368998 A JP 21368998A JP 2000045662 A JP2000045662 A JP 2000045662A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、上述した事情に鑑みてなされたも
ので、火災時の停電に対処できるとともに、下降中の防
火シャッターに人が近づいた場合に、下降を停止するよ
うにして、より安全な防火シャッターを提供する。 【解決手段】 防火シャッターの下降モードにおいて、
火災信号を受けて下降する場合は、S12からS13,
S14へ移行して予備電源に切り換え、S15〜S17
で下降動作を行なう。下降動作中にセンサ部から人が近
づくことを感知した信号を受けると、S18〜S20
で、下降停止・反転上昇・一定時間の停止動作を行な
い、S15へ戻って再下降を行なう。電源が予備電源に
切り換えられているから、下降動作中に火災による停電
が生じても影響を受けない。
ので、火災時の停電に対処できるとともに、下降中の防
火シャッターに人が近づいた場合に、下降を停止するよ
うにして、より安全な防火シャッターを提供する。 【解決手段】 防火シャッターの下降モードにおいて、
火災信号を受けて下降する場合は、S12からS13,
S14へ移行して予備電源に切り換え、S15〜S17
で下降動作を行なう。下降動作中にセンサ部から人が近
づくことを感知した信号を受けると、S18〜S20
で、下降停止・反転上昇・一定時間の停止動作を行な
い、S15へ戻って再下降を行なう。電源が予備電源に
切り換えられているから、下降動作中に火災による停電
が生じても影響を受けない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災時に閉鎖動作
をして火災の延焼を防止するための防火シャッターに関
するものである。
をして火災の延焼を防止するための防火シャッターに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】防火シャッターは、火災時に延焼を防止
するために設けられ、例えば、階段領域と店舗等の室領
域との境界に設置される。防火シャッターについては、
建築基準法では、火災が発生した場合、自動的に閉鎖す
る構造とすること、と規定されている。
するために設けられ、例えば、階段領域と店舗等の室領
域との境界に設置される。防火シャッターについては、
建築基準法では、火災が発生した場合、自動的に閉鎖す
る構造とすること、と規定されている。
【0003】防火シャッターの駆動は、シャッターの上
昇動作および下降動作を電動機で行なうようにした電動
シャッターと、巻き上げ用の電動機を持たない手動シャ
ッターとがある。電動シャッターでは、火災信号で電動
機を駆動してシャッターを下降させて閉鎖動作を行なわ
せている。手動シャッターでは、火災信号で制動機構を
解除して自重で下降させて閉鎖動作を行なわせている。
また、電動シャッターでも、火災の発生と停電が重なっ
たり、火災によって停電となった場合には、電動機を駆
動してシャッターを閉鎖することはできない。したがっ
て、電動シャッターにおいても、停電に対処して自動的
にシャッターを閉鎖する方法としては、手動シャッター
と同様に、制動機構の解除を行なうことができるように
して、停電の場合には、火災信号で制動機構を解除して
自重で下降をさせるようにしている。電動シャッターお
よび手動シャッターにおいて、制動機構の解除を行なう
駆動機構の電源には、バッテリー等の予備電源を用いる
ようにして、停電に対処している。
昇動作および下降動作を電動機で行なうようにした電動
シャッターと、巻き上げ用の電動機を持たない手動シャ
ッターとがある。電動シャッターでは、火災信号で電動
機を駆動してシャッターを下降させて閉鎖動作を行なわ
せている。手動シャッターでは、火災信号で制動機構を
解除して自重で下降させて閉鎖動作を行なわせている。
また、電動シャッターでも、火災の発生と停電が重なっ
たり、火災によって停電となった場合には、電動機を駆
動してシャッターを閉鎖することはできない。したがっ
て、電動シャッターにおいても、停電に対処して自動的
にシャッターを閉鎖する方法としては、手動シャッター
と同様に、制動機構の解除を行なうことができるように
して、停電の場合には、火災信号で制動機構を解除して
自重で下降をさせるようにしている。電動シャッターお
よび手動シャッターにおいて、制動機構の解除を行なう
駆動機構の電源には、バッテリー等の予備電源を用いる
ようにして、停電に対処している。
【0004】これらのシャッター設備において、下降動
作中にシャッターの下降位置に障害物があった場合、そ
のまま下降を続けると、障害物を挟んでしまうという事
態となる。障害物の如何によっては、シャッターを破損
したり、障害物が避難する人である場合には、予期しな
い事故となる。
作中にシャッターの下降位置に障害物があった場合、そ
のまま下降を続けると、障害物を挟んでしまうという事
態となる。障害物の如何によっては、シャッターを破損
したり、障害物が避難する人である場合には、予期しな
い事故となる。
【0005】これを防止するために、シャッターに障害
物感知部を設けて、下降中のシャッターが、障害物に触
れた場合に、下降を停止させたり、停止後に所定時間反
転上昇をさせたりする制御を行なうようにした安全シャ
ッターが知られている。
物感知部を設けて、下降中のシャッターが、障害物に触
れた場合に、下降を停止させたり、停止後に所定時間反
転上昇をさせたりする制御を行なうようにした安全シャ
ッターが知られている。
【0006】シャッターに設けられる障害物感知部の一
例は、一般に座板スイッチと呼ばれるものである。座板
スイッチは、座板と床面との間に障害物を挟んだことに
より作動するものである。
例は、一般に座板スイッチと呼ばれるものである。座板
スイッチは、座板と床面との間に障害物を挟んだことに
より作動するものである。
【0007】しかし、火災時に火災信号によって防火シ
ャッターが下降をすると、通路が塞がれて避難ができな
くなるという問題もある。避難路を確保するために、防
火シャッターに隣接して避難用の扉が設置されている
が、冷静を失っている避難者の中には、避難用の扉に気
づかず、下降中のシャッターの下をくぐり抜けて避難し
ようとする者もあり、危険である。
ャッターが下降をすると、通路が塞がれて避難ができな
くなるという問題もある。避難路を確保するために、防
火シャッターに隣接して避難用の扉が設置されている
が、冷静を失っている避難者の中には、避難用の扉に気
づかず、下降中のシャッターの下をくぐり抜けて避難し
ようとする者もあり、危険である。
【0008】また、上述したように、自動シャッター,
手動シャッターに限らず、下降動作中にシャッターが障
害物に触れた場合に、停止動作や再上昇を可能にするよ
うな安全機構を装備させておくことは、火災報知器から
の信号で閉鎖動作をする防火シャッターにおいても重要
である。
手動シャッターに限らず、下降動作中にシャッターが障
害物に触れた場合に、停止動作や再上昇を可能にするよ
うな安全機構を装備させておくことは、火災報知器から
の信号で閉鎖動作をする防火シャッターにおいても重要
である。
【0009】しかしながら、火災の場合には、電源回路
が焼損して停電となり、電源供給ができなくなったり、
変電所等や受電設備等において電源遮断が行なわれるこ
ともあり、下降動作が不能となったり、安全機構が作動
できないという問題がある。
が焼損して停電となり、電源供給ができなくなったり、
変電所等や受電設備等において電源遮断が行なわれるこ
ともあり、下降動作が不能となったり、安全機構が作動
できないという問題がある。
【0010】予備電源を備えて停電時に切り換えるよう
にしたシャッター設備もあるが、シャッターの下降中に
安全機構が作動しているときに停電すると、動作が不安
定になり、安全上の問題を生じる。
にしたシャッター設備もあるが、シャッターの下降中に
安全機構が作動しているときに停電すると、動作が不安
定になり、安全上の問題を生じる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、火災時の停電に対処できる
とともに、下降中の防火シャッターに人が近づいた場合
に、下降を停止するようにして、より安全な防火シャッ
ターを提供することを目的とするものである。
情に鑑みてなされたもので、火災時の停電に対処できる
とともに、下降中の防火シャッターに人が近づいた場合
に、下降を停止するようにして、より安全な防火シャッ
ターを提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、火災信号を受信して下降動作を開始する防火シャッ
ターにおいて、該防火シャッターの近傍に人が近づいた
ことを検知するセンサ部と、該センサ部の出力に基づい
てシャッターの下降動作を制御する制御手段と、火災信
号を受信することによりシャッターの閉鎖電源を商用電
源から予備電源に切り換える切換手段を有することを特
徴とするものである。
は、火災信号を受信して下降動作を開始する防火シャッ
ターにおいて、該防火シャッターの近傍に人が近づいた
ことを検知するセンサ部と、該センサ部の出力に基づい
てシャッターの下降動作を制御する制御手段と、火災信
号を受信することによりシャッターの閉鎖電源を商用電
源から予備電源に切り換える切換手段を有することを特
徴とするものである。
【0013】請求項2に記載の発明は、火災信号を受信
して下降動作を開始する防火シャッターにおいて、障害
物感知部と、該防火シャッターの近傍に人が近づいたこ
とを検知するセンサ部と、前記障害物感知部および前記
センサ部の出力に基づいてシャッターの下降動作を制御
する制御手段と、火災信号を受信することによりシャッ
ターの閉鎖電源を商用電源から予備電源に切り換える切
換手段を有することを特徴とするものである。
して下降動作を開始する防火シャッターにおいて、障害
物感知部と、該防火シャッターの近傍に人が近づいたこ
とを検知するセンサ部と、前記障害物感知部および前記
センサ部の出力に基づいてシャッターの下降動作を制御
する制御手段と、火災信号を受信することによりシャッ
ターの閉鎖電源を商用電源から予備電源に切り換える切
換手段を有することを特徴とするものである。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の防火シャッターにおいて、前記制御手段は、
前記センサ部の出力に基づいて、所定時間シャッターの
下降を停止するようシャッターを制御することを特徴と
するものである。
2に記載の防火シャッターにおいて、前記制御手段は、
前記センサ部の出力に基づいて、所定時間シャッターの
下降を停止するようシャッターを制御することを特徴と
するものである。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれか1項に記載の防火シャッターにおいて、前
記予備電源は、前記防火シャッターの近傍に設置され、
バッテリーを有することを特徴とするものである。
3のいずれか1項に記載の防火シャッターにおいて、前
記予備電源は、前記防火シャッターの近傍に設置され、
バッテリーを有することを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の防火シャッター
の電源供給部分の第1の実施の形態を説明するためのブ
ロック図であり、自動シャッターに本発明を適用したも
のである。図中、1は電源入力端子、2は交流電動機、
3は制御部、4は予備電源部、5はバッテリー、6はイ
ンバータ、7はリレー、8は火災報知器、9は接点、a
1〜a5はリレー7の接点である。
の電源供給部分の第1の実施の形態を説明するためのブ
ロック図であり、自動シャッターに本発明を適用したも
のである。図中、1は電源入力端子、2は交流電動機、
3は制御部、4は予備電源部、5はバッテリー、6はイ
ンバータ、7はリレー、8は火災報知器、9は接点、a
1〜a5はリレー7の接点である。
【0017】電源入力端子1には、商用の3相交流電源
が接続されている。交流電源は、リレー7の接点a1〜
a3を介して、交流電動機2を駆動するが、交流電動機
2の駆動は、制御部3により行なわれる。制御部3は、
火災報知器8の出力や、後述する赤外線センサ等からの
出力、図示しない操作ボタンから操作信号などを受け
て、上昇,停止,下降の制御動作を行なう。制御部3の
電源は、接点a1〜a3からの交流電源を適当な電圧に
降圧して整流して得ている。
が接続されている。交流電源は、リレー7の接点a1〜
a3を介して、交流電動機2を駆動するが、交流電動機
2の駆動は、制御部3により行なわれる。制御部3は、
火災報知器8の出力や、後述する赤外線センサ等からの
出力、図示しない操作ボタンから操作信号などを受け
て、上昇,停止,下降の制御動作を行なう。制御部3の
電源は、接点a1〜a3からの交流電源を適当な電圧に
降圧して整流して得ている。
【0018】予備電源部4は、バッテリー5を備え、リ
レー7が作動して、接点a4,a5がオンとなると、バ
ッテリー5から供給される電力をインバータ6により、
3相交流に変換して、リレー7の接点a1〜a3を介し
て制御部に供給する。
レー7が作動して、接点a4,a5がオンとなると、バ
ッテリー5から供給される電力をインバータ6により、
3相交流に変換して、リレー7の接点a1〜a3を介し
て制御部に供給する。
【0019】火災報知器8の接点9は、予備電源部4に
接続され、火災を感知するとオンになる。制御部3への
火災報知器8からの出力は、この接点9の状態を伝達す
るようにしてもよいし、後述するように、接点9のオン
によって作動するリレー7の接点により制御部3に火災
の感知信号を伝達してもよい。また、接点9とは別の接
点等により火災信号を制御部3に伝達してもよい。電波
等の無線信号で受信するようにしてもよい。制御部3
は、火災信号を受けると、下降動作を開始するよう交流
電動機2を制御する。下降動作中に、センサ部からのセ
ンサ信号や、あるいは、障害物感知部が設けられている
場合の障害物感知部からの感知信号が制御部3に入力さ
れた場合の動作については、後述する。
接続され、火災を感知するとオンになる。制御部3への
火災報知器8からの出力は、この接点9の状態を伝達す
るようにしてもよいし、後述するように、接点9のオン
によって作動するリレー7の接点により制御部3に火災
の感知信号を伝達してもよい。また、接点9とは別の接
点等により火災信号を制御部3に伝達してもよい。電波
等の無線信号で受信するようにしてもよい。制御部3
は、火災信号を受けると、下降動作を開始するよう交流
電動機2を制御する。下降動作中に、センサ部からのセ
ンサ信号や、あるいは、障害物感知部が設けられている
場合の障害物感知部からの感知信号が制御部3に入力さ
れた場合の動作については、後述する。
【0020】図2は、防火シャッターの近傍に人が近づ
いたことを検知するセンサ部の実施の形態の一例の説明
図である。図中、11は建物躯体、12は巻取ドラム、
13はシャッタースラット、14,15は超音波セン
サ、16,17は光電センサである。
いたことを検知するセンサ部の実施の形態の一例の説明
図である。図中、11は建物躯体、12は巻取ドラム、
13はシャッタースラット、14,15は超音波セン
サ、16,17は光電センサである。
【0021】図では、シャッタースラット13が下限位
置まで下降して、通路を閉鎖した状態を示している。通
常は、シャッタースラット13は、巻取ドラム12によ
り巻き上げられて通路を開放している。上述したよう
に、火災信号が発せられると、あるいは、下降スイッチ
が操作されると、シャッタースラット13は、下降を開
始する。下降中において、人がシャッタースラットの下
降領域の近くに立ち入ると、センサ部がそれを検知す
る。センサ部の一例は、天井近くに超音波センサ14,
15を配置し、人の通行を検知できる高さ、例えば、1
m程度の高さに光電センサ16,17を配置した。超音
波センサ14,15は、超音波を発射し、反射波を受信
する方式のものである。人等の移動する物体があり、そ
れにより超音波の受信入力が変動することを検知して、
人を検知する方式のものである。天井近くに取り付ける
センサとしては、超音波センサに限られるものではな
く、人が放射する赤外線を検出する赤外線センサ等を用
いてもよい。光電センサ16,17は、図示しない光源
からの光線を受光する。光源から光電センサまでの光線
の投射路は、避難者等の人がシャッタースラット13の
設置領域に近づく経路を横切るよう、例えば、シャッタ
ースラット13から離れて平行になるようなど、シャッ
タースラット13に近づく人がシャッタースラットの位
置に到達する前に光電センサ16,17への入射光を遮
ることができるように、光源と光電センサ16,17の
設置位置が決められる。
置まで下降して、通路を閉鎖した状態を示している。通
常は、シャッタースラット13は、巻取ドラム12によ
り巻き上げられて通路を開放している。上述したよう
に、火災信号が発せられると、あるいは、下降スイッチ
が操作されると、シャッタースラット13は、下降を開
始する。下降中において、人がシャッタースラットの下
降領域の近くに立ち入ると、センサ部がそれを検知す
る。センサ部の一例は、天井近くに超音波センサ14,
15を配置し、人の通行を検知できる高さ、例えば、1
m程度の高さに光電センサ16,17を配置した。超音
波センサ14,15は、超音波を発射し、反射波を受信
する方式のものである。人等の移動する物体があり、そ
れにより超音波の受信入力が変動することを検知して、
人を検知する方式のものである。天井近くに取り付ける
センサとしては、超音波センサに限られるものではな
く、人が放射する赤外線を検出する赤外線センサ等を用
いてもよい。光電センサ16,17は、図示しない光源
からの光線を受光する。光源から光電センサまでの光線
の投射路は、避難者等の人がシャッタースラット13の
設置領域に近づく経路を横切るよう、例えば、シャッタ
ースラット13から離れて平行になるようなど、シャッ
タースラット13に近づく人がシャッタースラットの位
置に到達する前に光電センサ16,17への入射光を遮
ることができるように、光源と光電センサ16,17の
設置位置が決められる。
【0022】この実施の形態では、超音波センサ14,
15および光電センサ16,17は、シャッタースラッ
ト13の両側に設けたが、人の移動経路に対するシャッ
ターの設置場所に応じて、一方側だけに設けてもよい。
また、それぞれの側に設けられるセンサの数や位置も適
宜でよい。また、超音波センサ14,15のように、天
井側に設けるセンサと、光電センサ16,17のように
床面の近くに設けるセンサは、そのいずれかだけでもよ
く、赤外線センサのように、他の形式のセンサを用いて
もよい。もちろん、超音波センサや赤外線センサは、必
ずしも天井近くに設けなくてもよく、壁面に設けてもよ
い。また、押圧式のセンサを床面に設けてもよい。
15および光電センサ16,17は、シャッタースラッ
ト13の両側に設けたが、人の移動経路に対するシャッ
ターの設置場所に応じて、一方側だけに設けてもよい。
また、それぞれの側に設けられるセンサの数や位置も適
宜でよい。また、超音波センサ14,15のように、天
井側に設けるセンサと、光電センサ16,17のように
床面の近くに設けるセンサは、そのいずれかだけでもよ
く、赤外線センサのように、他の形式のセンサを用いて
もよい。もちろん、超音波センサや赤外線センサは、必
ずしも天井近くに設けなくてもよく、壁面に設けてもよ
い。また、押圧式のセンサを床面に設けてもよい。
【0023】図3は、本発明の防火シャッターの第1の
実施の形態を説明するための下降モードのフローチャー
トであり、図1の電源供給部分を用いたものである。下
降モードは、S11〜S12のループにおいて、下降ス
イッチがオンされるか、あるいは、火災信号を受ける
と、スタートする。S12で、火災信号があった場合
は、S13で、火災信号を発した火災報知器8の接点9
のオンにより、リレー7が作動して、接点a4,a5を
オンさせて、インバータ6の作動を開始し、S14で、
接点a1〜a3を切り換えて制御部3にインバータ6の
出力を供給する。したがって、下降動作は、予備電源部
4から供給される電力によって行なわれる。S15に進
んで、制御部3では交流電動機2を駆動して、シャッタ
ーの下降動作を開始する。下降動作中は、S15〜S1
7をループして、下降動作を継続するが、シャッターが
下限位置に達するとS17から閉鎖動作を完了してフロ
ーを終了する。
実施の形態を説明するための下降モードのフローチャー
トであり、図1の電源供給部分を用いたものである。下
降モードは、S11〜S12のループにおいて、下降ス
イッチがオンされるか、あるいは、火災信号を受ける
と、スタートする。S12で、火災信号があった場合
は、S13で、火災信号を発した火災報知器8の接点9
のオンにより、リレー7が作動して、接点a4,a5を
オンさせて、インバータ6の作動を開始し、S14で、
接点a1〜a3を切り換えて制御部3にインバータ6の
出力を供給する。したがって、下降動作は、予備電源部
4から供給される電力によって行なわれる。S15に進
んで、制御部3では交流電動機2を駆動して、シャッタ
ーの下降動作を開始する。下降動作中は、S15〜S1
7をループして、下降動作を継続するが、シャッターが
下限位置に達するとS17から閉鎖動作を完了してフロ
ーを終了する。
【0024】下降動作中にセンサ部からのセンサ信号を
受信すると、S16からS18に移行して、下降動作を
停止し、S19へ進み、所定高さとなるように反転上昇
をする。反転上昇の高さは、シャッターが避難者を挟む
ことのない所定の高さとするのがよく、そのためのリミ
ットスイッチを設けてもよい。シャッタースラットが上
記所定の高さより高い位置にあるときにセンサ信号を受
信した場合には、反転上昇はしない。反転上昇した後、
S20で一定時間、例えば数分間、停止し、S15へ戻
って、下降動作を再開する。以後は、このS15〜S2
0で説明したステップを行なう。なお、センサ部は、図
2で説明したように、1つのセンサ、あるいは、2つ以
上のセンサから構成されている。また、S19の反転上
昇を行なわないようにしてもよい。
受信すると、S16からS18に移行して、下降動作を
停止し、S19へ進み、所定高さとなるように反転上昇
をする。反転上昇の高さは、シャッターが避難者を挟む
ことのない所定の高さとするのがよく、そのためのリミ
ットスイッチを設けてもよい。シャッタースラットが上
記所定の高さより高い位置にあるときにセンサ信号を受
信した場合には、反転上昇はしない。反転上昇した後、
S20で一定時間、例えば数分間、停止し、S15へ戻
って、下降動作を再開する。以後は、このS15〜S2
0で説明したステップを行なう。なお、センサ部は、図
2で説明したように、1つのセンサ、あるいは、2つ以
上のセンサから構成されている。また、S19の反転上
昇を行なわないようにしてもよい。
【0025】下降スイッチがオンされた場合は、S11
からS15へ進んで、S15〜S20で説明したステッ
プを行なう。下降スイッチのオンによるフローでは、電
源の切換は行なわれないから、交流電動機2への電力
は、商用電源から供給される。下降スイッチのオンによ
る下降動作中に、偶発的な理由による停電が起こらない
とはいえない。下降中に停電すれば、シャッターの下降
動作は停止されるが、下降スイッチのオンによる下降動
作でも、下降スイッチのオンにより予備電源部へ切り換
えるようにして、下降動作を停電に影響されることなく
行なわせるようにしてもよい。すなわち、下降動作は、
すべて、予備電源部からの供給電力により行なうように
してもよい。また、停電となった場合にも予備電源部へ
切り換えるようにするのがよい。
からS15へ進んで、S15〜S20で説明したステッ
プを行なう。下降スイッチのオンによるフローでは、電
源の切換は行なわれないから、交流電動機2への電力
は、商用電源から供給される。下降スイッチのオンによ
る下降動作中に、偶発的な理由による停電が起こらない
とはいえない。下降中に停電すれば、シャッターの下降
動作は停止されるが、下降スイッチのオンによる下降動
作でも、下降スイッチのオンにより予備電源部へ切り換
えるようにして、下降動作を停電に影響されることなく
行なわせるようにしてもよい。すなわち、下降動作は、
すべて、予備電源部からの供給電力により行なうように
してもよい。また、停電となった場合にも予備電源部へ
切り換えるようにするのがよい。
【0026】このように、下降動作中に人がシャッター
に近づいて、センサ部が人を検知すると、下降中のシャ
ッタースラットは、下降を停止し、あるいは、停止後に
反転上昇をするから、人が下降中のシャッタースラット
に挟まれることを防止できる。したがって、火災信号に
よって下降中のシャッタースラットに避難者が挟まれる
ことを防止できる。さらに、一定時間後に下降動作を再
開するから、火災時のシャッタースラットによる閉鎖動
作を行なうことができる。
に近づいて、センサ部が人を検知すると、下降中のシャ
ッタースラットは、下降を停止し、あるいは、停止後に
反転上昇をするから、人が下降中のシャッタースラット
に挟まれることを防止できる。したがって、火災信号に
よって下降中のシャッタースラットに避難者が挟まれる
ことを防止できる。さらに、一定時間後に下降動作を再
開するから、火災時のシャッタースラットによる閉鎖動
作を行なうことができる。
【0027】図4は、本発明の防火シャッターの第2の
実施の形態を説明するための下降モードのフローチャー
トであり、図1の電源供給部分を用いたものである。こ
の実施の形態においては、障害物感知部が付加されてい
る。第1の実施の形態で説明した図3のフローチャート
と同様の部分には、同じ符号を付して説明を省略する。
実施の形態を説明するための下降モードのフローチャー
トであり、図1の電源供給部分を用いたものである。こ
の実施の形態においては、障害物感知部が付加されてい
る。第1の実施の形態で説明した図3のフローチャート
と同様の部分には、同じ符号を付して説明を省略する。
【0028】この実施の形態では、下降動作中は、S1
5,S16,S21,S17をループする。下降動作中
にセンサ部からのセンサ信号があった場合は、図3で説
明した動作を行なうが、障害物感知部が感知信号を発信
した場合には、制御部で受信して、S21からS16へ
移行して、センサ信号があった場合と同じ動作を行な
う。
5,S16,S21,S17をループする。下降動作中
にセンサ部からのセンサ信号があった場合は、図3で説
明した動作を行なうが、障害物感知部が感知信号を発信
した場合には、制御部で受信して、S21からS16へ
移行して、センサ信号があった場合と同じ動作を行な
う。
【0029】図5は、本発明の防火シャッターの第3の
実施の形態を説明するための下降モードのフローチャー
トであり、図4で説明した第2の実施の形態の変形例で
ある。この実施の形態では、センサ信号があった場合と
障害物感知部からの感知信号があった場合とでは動作を
異ならせてある。すなわち、センサ信号があった場合
は、反転上昇をせずに、S20で一定時間停止した後、
S15へ戻って、下降動作を再開する。
実施の形態を説明するための下降モードのフローチャー
トであり、図4で説明した第2の実施の形態の変形例で
ある。この実施の形態では、センサ信号があった場合と
障害物感知部からの感知信号があった場合とでは動作を
異ならせてある。すなわち、センサ信号があった場合
は、反転上昇をせずに、S20で一定時間停止した後、
S15へ戻って、下降動作を再開する。
【0030】下降動作中に障害物感知部からの感知信号
を受信すると、S21からS22に移行して、下降動作
を停止し、S23へ進み、所定時間反転上昇をする。反
転上昇時間は、シャッターが挟んだ障害物が除去でき、
また、シャッターに挟まれた避難者が逃げることができ
る高さだけ反転上昇すればよい。反転上昇した後、S2
4で一定時間停止し、S15へ戻って、下降動作を再開
する。
を受信すると、S21からS22に移行して、下降動作
を停止し、S23へ進み、所定時間反転上昇をする。反
転上昇時間は、シャッターが挟んだ障害物が除去でき、
また、シャッターに挟まれた避難者が逃げることができ
る高さだけ反転上昇すればよい。反転上昇した後、S2
4で一定時間停止し、S15へ戻って、下降動作を再開
する。
【0031】下降動作中に障害物感知部から感知信号を
受けた場合の動作は、上述した動作に限られるものでは
ない。障害物を感知した時点で直ちに停止し、停止状態
を維持する動作、あるいは、停止後に少し反転上昇した
後停止し、停止状態を維持する動作、あるいは、反転上
昇後、所定の時間経過した後、再下降し、さらに、障害
物が感知されれば、同様の動作を繰り返すようにする動
作、あるいは、この繰り返すようにする動作の繰り返し
の回数を所定回数だけとする動作、など、適宜の動作を
行なわせるように設計される。上述したうちの複数の動
作を行なうプログラムを組み込んでおいて、ディップス
イッチ等で選択できるようにしてもよい。
受けた場合の動作は、上述した動作に限られるものでは
ない。障害物を感知した時点で直ちに停止し、停止状態
を維持する動作、あるいは、停止後に少し反転上昇した
後停止し、停止状態を維持する動作、あるいは、反転上
昇後、所定の時間経過した後、再下降し、さらに、障害
物が感知されれば、同様の動作を繰り返すようにする動
作、あるいは、この繰り返すようにする動作の繰り返し
の回数を所定回数だけとする動作、など、適宜の動作を
行なわせるように設計される。上述したうちの複数の動
作を行なうプログラムを組み込んでおいて、ディップス
イッチ等で選択できるようにしてもよい。
【0032】図6は、本発明の防火シャッターの電源供
給部分の第2の実施の形態を説明するためのブロック図
であり、手動シャッターに本発明を適用したものであ
る。図中、21は電源入力端子、22は受電設備、23
は低圧交流出力、24は整流部、25は電圧調整部、2
6は制御部、27は直流電動機、28は予備電源部、2
9はバッテリー、30はコンバータ、31はリレー、3
2は火災報知器、33は接点、b1〜b3はリレー31
の接点、Cは平滑コンデンサである。
給部分の第2の実施の形態を説明するためのブロック図
であり、手動シャッターに本発明を適用したものであ
る。図中、21は電源入力端子、22は受電設備、23
は低圧交流出力、24は整流部、25は電圧調整部、2
6は制御部、27は直流電動機、28は予備電源部、2
9はバッテリー、30はコンバータ、31はリレー、3
2は火災報知器、33は接点、b1〜b3はリレー31
の接点、Cは平滑コンデンサである。
【0033】電源入力端子21は、例えば、6600V
などの高圧を受電する端子であり、受電設備22によ
り、例えば、100Vの低圧交流出力23を出力すると
ともに、防火シャッターのための専用配線として、整流
部24へ電力を供給している。整流出力は、電圧調整部
25で定電圧に調整され、リレー31の接点b1,b2
を介して、直流電動機27を駆動するが、直流電動機2
7の駆動は、制御部26により行なわれる。制御部26
の電源は、接点b1,b2からの直流電源から得てい
る。
などの高圧を受電する端子であり、受電設備22によ
り、例えば、100Vの低圧交流出力23を出力すると
ともに、防火シャッターのための専用配線として、整流
部24へ電力を供給している。整流出力は、電圧調整部
25で定電圧に調整され、リレー31の接点b1,b2
を介して、直流電動機27を駆動するが、直流電動機2
7の駆動は、制御部26により行なわれる。制御部26
の電源は、接点b1,b2からの直流電源から得てい
る。
【0034】直流電動機27は、シャッターの制動部を
作動させるもので、一方向に所定回転することにより制
動力を解除して自重によりシャッターを下降させ、他方
向に所定回転することにより、制動力を与えて、シャッ
ターの下降を停止させるものである。
作動させるもので、一方向に所定回転することにより制
動力を解除して自重によりシャッターを下降させ、他方
向に所定回転することにより、制動力を与えて、シャッ
ターの下降を停止させるものである。
【0035】予備電源部28は、バッテリー29を備
え、リレー31が作動して、接点b3がオンとなると、
バッテリー29から供給される電力をコンバータ30に
より、所定電圧の直流に変換して、リレー7の接点b
1,b2を介して制御部に供給する。電圧変換を行なう
必要がない場合は、コンバータ30は必要ない。
え、リレー31が作動して、接点b3がオンとなると、
バッテリー29から供給される電力をコンバータ30に
より、所定電圧の直流に変換して、リレー7の接点b
1,b2を介して制御部に供給する。電圧変換を行なう
必要がない場合は、コンバータ30は必要ない。
【0036】火災報知器32の接点33は、予備電源部
28に接続され、火災を感知するとオンになる。制御部
26への火災報知器32からの出力は、この接点33の
状態を伝達するようにしてもよいし、接点33のオンに
よって作動するリレー31の接点により制御部26に火
災の感知信号を伝達してもよい。また、接点33とは別
の接点等により火災信号を制御部26に伝達してもよ
い。電波等の無線信号で受信するようにしてもよい。
28に接続され、火災を感知するとオンになる。制御部
26への火災報知器32からの出力は、この接点33の
状態を伝達するようにしてもよいし、接点33のオンに
よって作動するリレー31の接点により制御部26に火
災の感知信号を伝達してもよい。また、接点33とは別
の接点等により火災信号を制御部26に伝達してもよ
い。電波等の無線信号で受信するようにしてもよい。
【0037】制御部26は、火災信号を受けると、図示
しない制動部の制動力を解放するよう直流電動機27を
制御する。下降動作中に、センサ部からのセンサ信号
や、あるいは、障害物感知部が設けられている場合の障
害物感知部からの感知信号が制御部3に入力された場合
の動作については、後述する。センサ部からのセンサ信
号や障害物感知部からの感知信号を受けた場合は、その
時点で、直流電動機27を駆動して制動機構を作動させ
て、シャッターの下降動作を停止させる。シャッターの
上昇は手動で行なわれる手動シャッターであるから、反
転上昇をさせることはできない。したがって、センサ信
号や感知信号を制御部が受信したときは、シャッターの
下降を停止させるだけである。所定の時間経過した後、
再下降をさせてもよい。
しない制動部の制動力を解放するよう直流電動機27を
制御する。下降動作中に、センサ部からのセンサ信号
や、あるいは、障害物感知部が設けられている場合の障
害物感知部からの感知信号が制御部3に入力された場合
の動作については、後述する。センサ部からのセンサ信
号や障害物感知部からの感知信号を受けた場合は、その
時点で、直流電動機27を駆動して制動機構を作動させ
て、シャッターの下降動作を停止させる。シャッターの
上昇は手動で行なわれる手動シャッターであるから、反
転上昇をさせることはできない。したがって、センサ信
号や感知信号を制御部が受信したときは、シャッターの
下降を停止させるだけである。所定の時間経過した後、
再下降をさせてもよい。
【0038】図7は、本発明の防火シャッターの第4の
実施の形態を説明するための下降モードのフローチャー
トであり、図6の電源供給部分を用いたものである。下
降モードは、S31〜S32のループにおいて、下降ス
イッチがオンされるか、あるいは、火災信号を受ける
と、スタートする。S32で、火災信号があった場合
は、S33で、火災信号を発した火災報知器22の接点
33のオンにより、リレー31が作動して、接点b3を
オンさせて、コンバータ30の作動を開始し、S34
で、接点b1,b2を切り換えて制御部26にコンバー
タ30の出力を供給する。したがって、下降動作は、予
備電源部28から供給される電力によって行なわれる。
S35に進んで、制御部26では直流電動機27を駆動
して、制動機構の制動力を解除させて、自重によるシャ
ッターの下降動作を開始させる。下降動作中は、S35
〜S37をループして、下降動作を継続するが、シャッ
ターが下限位置に達するとS37から閉鎖動作を完了し
てフローを終了する。
実施の形態を説明するための下降モードのフローチャー
トであり、図6の電源供給部分を用いたものである。下
降モードは、S31〜S32のループにおいて、下降ス
イッチがオンされるか、あるいは、火災信号を受ける
と、スタートする。S32で、火災信号があった場合
は、S33で、火災信号を発した火災報知器22の接点
33のオンにより、リレー31が作動して、接点b3を
オンさせて、コンバータ30の作動を開始し、S34
で、接点b1,b2を切り換えて制御部26にコンバー
タ30の出力を供給する。したがって、下降動作は、予
備電源部28から供給される電力によって行なわれる。
S35に進んで、制御部26では直流電動機27を駆動
して、制動機構の制動力を解除させて、自重によるシャ
ッターの下降動作を開始させる。下降動作中は、S35
〜S37をループして、下降動作を継続するが、シャッ
ターが下限位置に達するとS37から閉鎖動作を完了し
てフローを終了する。
【0039】下降動作中にセンサ部からのセンサ信号を
受信すると、S36からS38に移行して、直流電動機
27を駆動して、制動機構の制動部に制動力を与えて下
降動作を停止し、S39へ進み、一定時間停止状態を維
持する。一定時間が経過すると、S35へ戻って、再度
の下降動作を行なう。以後は、このS35〜S39で説
明したステップを行なう。
受信すると、S36からS38に移行して、直流電動機
27を駆動して、制動機構の制動部に制動力を与えて下
降動作を停止し、S39へ進み、一定時間停止状態を維
持する。一定時間が経過すると、S35へ戻って、再度
の下降動作を行なう。以後は、このS35〜S39で説
明したステップを行なう。
【0040】下降スイッチがオンされた場合は、S31
からS35へ進んで、S35〜S39で説明したステッ
プを行なう。下降スイッチのオンによるフローでは、電
源の切換は行なわれないが、第1の実施の形態で説明し
たように、下降スイッチのオンによる下降動作でも、予
備電源部へ切り換えるようにしてもよい。また、停電と
なった場合にも予備電源部へ切り換えるようにするのが
よい。
からS35へ進んで、S35〜S39で説明したステッ
プを行なう。下降スイッチのオンによるフローでは、電
源の切換は行なわれないが、第1の実施の形態で説明し
たように、下降スイッチのオンによる下降動作でも、予
備電源部へ切り換えるようにしてもよい。また、停電と
なった場合にも予備電源部へ切り換えるようにするのが
よい。
【0041】図8は、本発明の防火シャッターの第5の
実施の形態を説明するための下降モードのフローチャー
トであり、図6の電源供給部分を用いたものである。こ
の実施の形態においては、障害物感知部が付加されてい
る。第4の実施の形態で説明した図7のフローチャート
と同様の部分には、同じ符号を付して説明を省略する。
実施の形態を説明するための下降モードのフローチャー
トであり、図6の電源供給部分を用いたものである。こ
の実施の形態においては、障害物感知部が付加されてい
る。第4の実施の形態で説明した図7のフローチャート
と同様の部分には、同じ符号を付して説明を省略する。
【0042】この実施の形態では、下降動作中は、S3
5,S36,S40,S37をループする。下降動作中
にセンサ部からのセンサ信号があった場合は、図7で説
明した動作を行なうが、障害物感知部が感知信号を発信
した場合には、制御部で受信して、S40からS38へ
移行して、センサ信号があった場合と同じ動作を行な
う。
5,S36,S40,S37をループする。下降動作中
にセンサ部からのセンサ信号があった場合は、図7で説
明した動作を行なうが、障害物感知部が感知信号を発信
した場合には、制御部で受信して、S40からS38へ
移行して、センサ信号があった場合と同じ動作を行な
う。
【0043】なお、第5の実施の形態では、センサ部か
らのセンサ信号があった場合と、障害物感知部からの感
知信号があった場合とで停止する時間を同じとしたが、
必ずしも同じとする必要はなく、異なるようにしてもよ
い。
らのセンサ信号があった場合と、障害物感知部からの感
知信号があった場合とで停止する時間を同じとしたが、
必ずしも同じとする必要はなく、異なるようにしてもよ
い。
【0044】なお、上述した実施の形態において、予備
電源にバッテリーを用いたが、バッテリーに限られるも
のではない。しかし、バッテリーは、個々のシャッター
ごとや、複数のシャッターごとに配置することが容易で
あるから、防火シャッターの予備電源には適している。
バッテリーは、商用電源より常時充電されるように充電
回路を設けておくのがよく、また、制御部分とともに、
バックアップするシャッターの近傍に配置されるのがよ
い。これらをシャッターの近傍に配置すれば、余分に配
線を引き回す必要がなく、そのシャッターに火災が延焼
するまでは、配線が火災より損傷を受けることがなく、
下降動作を行なわせることが可能である。
電源にバッテリーを用いたが、バッテリーに限られるも
のではない。しかし、バッテリーは、個々のシャッター
ごとや、複数のシャッターごとに配置することが容易で
あるから、防火シャッターの予備電源には適している。
バッテリーは、商用電源より常時充電されるように充電
回路を設けておくのがよく、また、制御部分とともに、
バックアップするシャッターの近傍に配置されるのがよ
い。これらをシャッターの近傍に配置すれば、余分に配
線を引き回す必要がなく、そのシャッターに火災が延焼
するまでは、配線が火災より損傷を受けることがなく、
下降動作を行なわせることが可能である。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、火災時の停電に影響されることなく下降動作
を行なうことができるとともに、下降動作中にシャッタ
ーに近づく人を感知した場合に、少なくとも、下降動作
を停止させるので、より安全な防火シャッターを提供で
きるという効果がある。
によれば、火災時の停電に影響されることなく下降動作
を行なうことができるとともに、下降動作中にシャッタ
ーに近づく人を感知した場合に、少なくとも、下降動作
を停止させるので、より安全な防火シャッターを提供で
きるという効果がある。
【0046】また、下降ボタンによりシャッターを下降
させた場合や、誤動作により火災信号が発せられてシャ
ッターが下降する場合においても、下降動作中にシャッ
ターに近づく人を感知した場合に、下降動作を停止させ
るので、より安全であるといえる。
させた場合や、誤動作により火災信号が発せられてシャ
ッターが下降する場合においても、下降動作中にシャッ
ターに近づく人を感知した場合に、下降動作を停止させ
るので、より安全であるといえる。
【図1】本発明の防火シャッターの電源供給部分の第1
の実施の形態を説明するためのブロック図である。
の実施の形態を説明するためのブロック図である。
【図2】防火シャッターの近傍に人が近づいたことを検
知するセンサ部の実施の形態の一例の説明図である。
知するセンサ部の実施の形態の一例の説明図である。
【図3】本発明の防火シャッターの第1の実施の形態を
説明するための下降モードのフローチャートである。
説明するための下降モードのフローチャートである。
【図4】本発明の防火シャッターの第2の実施の形態を
説明するための下降モードのフローチャートである。
説明するための下降モードのフローチャートである。
【図5】本発明の防火シャッターの第3の実施の形態を
説明するための下降モードのフローチャートである。
説明するための下降モードのフローチャートである。
【図6】本発明の防火シャッターの電源供給部分の第2
の実施の形態を説明するためのブロック図である。
の実施の形態を説明するためのブロック図である。
【図7】本発明の防火シャッターの第4の実施の形態を
説明するための下降モードのフローチャートである。
説明するための下降モードのフローチャートである。
【図8】本発明の防火シャッターの第5の実施の形態を
説明するための下降モードのフローチャートである。
説明するための下降モードのフローチャートである。
1…電源入力端子、2…交流電動機、3…制御部、4…
予備電源部、5…バッテリー、6…インバータ、7…リ
レー、8…火災報知器、9…接点、21…電源入力端
子、22…受電設備、23…低圧交流出力、24…整流
部、25…電圧調整部、26…制御部、27…直流電動
機、28…予備電源部、29…バッテリー、30…コン
バータ、31…リレー、32…火災報知器、33…接
点、a1〜a5…リレー7の接点、b1〜b3…リレー
31の接点、C…平滑コンデンサ。
予備電源部、5…バッテリー、6…インバータ、7…リ
レー、8…火災報知器、9…接点、21…電源入力端
子、22…受電設備、23…低圧交流出力、24…整流
部、25…電圧調整部、26…制御部、27…直流電動
機、28…予備電源部、29…バッテリー、30…コン
バータ、31…リレー、32…火災報知器、33…接
点、a1〜a5…リレー7の接点、b1〜b3…リレー
31の接点、C…平滑コンデンサ。
Claims (4)
- 【請求項1】 火災信号を受信して下降動作を開始する
防火シャッターにおいて、該防火シャッターの近傍に人
が近づいたことを検知するセンサ部と、該センサ部の出
力に基づいてシャッターの下降動作を制御する制御手段
と、火災信号を受信することによりシャッターの閉鎖電
源を商用電源から予備電源に切り換える切換手段を有す
ることを特徴とする防火シャッター。 - 【請求項2】 火災信号を受信して下降動作を開始する
防火シャッターにおいて、障害物感知部と、該防火シャ
ッターの近傍に人が近づいたことを検知するセンサ部
と、前記障害物感知部および前記センサ部の出力に基づ
いてシャッターの下降動作を制御する制御手段と、火災
信号を受信することによりシャッターの閉鎖電源を商用
電源から予備電源に切り換える切換手段を有することを
特徴とする防火シャッター。 - 【請求項3】 前記制御手段は、前記センサ部の出力に
基づいて、所定時間シャッターの下降を停止するようシ
ャッターを制御することを特徴とする請求項1または2
に記載の防火シャッター。 - 【請求項4】 前記予備電源は、前記防火シャッターの
近傍に設置され、バッテリーを有することを特徴とする
請求項1ないし3のいずれか1項に記載の防火シャッタ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10213689A JP2000045662A (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | 防火シャッター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10213689A JP2000045662A (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | 防火シャッター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000045662A true JP2000045662A (ja) | 2000-02-15 |
Family
ID=16643364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10213689A Pending JP2000045662A (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | 防火シャッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000045662A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102279166B1 (ko) * | 2020-07-28 | 2021-07-16 | 이철 | 화재 확산방지 도어 |
-
1998
- 1998-07-29 JP JP10213689A patent/JP2000045662A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102279166B1 (ko) * | 2020-07-28 | 2021-07-16 | 이철 | 화재 확산방지 도어 |
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