JP2000044424A - 透明ゲル状組成物 - Google Patents
透明ゲル状組成物Info
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- JP2000044424A JP2000044424A JP10213908A JP21390898A JP2000044424A JP 2000044424 A JP2000044424 A JP 2000044424A JP 10213908 A JP10213908 A JP 10213908A JP 21390898 A JP21390898 A JP 21390898A JP 2000044424 A JP2000044424 A JP 2000044424A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安全性が高く、保存安定性に優れ、使用感が
良好であり、洗浄効果に優れた透明ゲル状組成物を提供
する。 【解決手段】 （ａ）モノエステルとモノエステル以外
のエステルとの重量比が１．０〜２．０：１であるエス
テル分布を持ち、構成脂肪酸の６５重量％以上が炭素数
８〜１４の飽和脂肪酸または炭素数１６〜２２の不飽和
脂肪酸であるショ糖脂肪酸エステル３０〜５０重量％、
（ｂ）油性成分１５〜５０重量％および（ｃ）水２０〜
３５重量％を含有してなる透明ゲル状組成物
良好であり、洗浄効果に優れた透明ゲル状組成物を提供
する。 【解決手段】 （ａ）モノエステルとモノエステル以外
のエステルとの重量比が１．０〜２．０：１であるエス
テル分布を持ち、構成脂肪酸の６５重量％以上が炭素数
８〜１４の飽和脂肪酸または炭素数１６〜２２の不飽和
脂肪酸であるショ糖脂肪酸エステル３０〜５０重量％、
（ｂ）油性成分１５〜５０重量％および（ｃ）水２０〜
３５重量％を含有してなる透明ゲル状組成物
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、安全性の高いショ
糖脂肪酸エステルを含有する透明ゲル状組成物に関し、
更に詳細には、保湿化粧料、浴用化粧料、クレンジング
剤、マッサージ剤、パック化粧料、頭髪化粧料などや医
薬品基材として使用することのできる、多量の油性成分
を含有し、伸びが良く、且つ外観が透明なゲル状組成物
に関する。
糖脂肪酸エステルを含有する透明ゲル状組成物に関し、
更に詳細には、保湿化粧料、浴用化粧料、クレンジング
剤、マッサージ剤、パック化粧料、頭髪化粧料などや医
薬品基材として使用することのできる、多量の油性成分
を含有し、伸びが良く、且つ外観が透明なゲル状組成物
に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
透明ゲル状組成物の界面活性剤としてアルキル硫酸塩、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩
及びα−オレフィンスルホン酸塩などのアニオン界面活
性剤が広く使われている。しかし、これらアニオン界面
活性剤は、程度の差はあるが、いずれも皮膚刺激性を誘
発するという欠点を有している。
透明ゲル状組成物の界面活性剤としてアルキル硫酸塩、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩
及びα−オレフィンスルホン酸塩などのアニオン界面活
性剤が広く使われている。しかし、これらアニオン界面
活性剤は、程度の差はあるが、いずれも皮膚刺激性を誘
発するという欠点を有している。
【０００３】また、同様に、透明ゲル状組成物の界面活
性剤として用いられている、ポリオキシエチレン系非イ
オン性界面活性剤は、分子鎖中に親水性基としてエチレ
ンオキシド鎖を有しているので、エチレンオキシド鎖が
経時的に分解してゲル形成能が低下してしまうほか、エ
チレンオキシドの分解生成物であるホルマリンの溶出
や、ｐＨが低下するなどの危険があり、特に食品用途に
は安全性上の問題から、我国においては認可されておら
ず、用途に制約がある。
性剤として用いられている、ポリオキシエチレン系非イ
オン性界面活性剤は、分子鎖中に親水性基としてエチレ
ンオキシド鎖を有しているので、エチレンオキシド鎖が
経時的に分解してゲル形成能が低下してしまうほか、エ
チレンオキシドの分解生成物であるホルマリンの溶出
や、ｐＨが低下するなどの危険があり、特に食品用途に
は安全性上の問題から、我国においては認可されておら
ず、用途に制約がある。
【０００４】一方、ショ糖脂肪酸エステルは、食品添加
物として認可されている界面活性剤であり、人体に対す
る安全性が高いことが確認されている。このようなこと
から、ショ糖脂肪酸エステルを用いた透明ゲル状組成物
の開発が望まれていた。しかし、ショ糖脂肪酸エステル
を用いてゲル状組成物を調製した場合には、透明で安定
なゲルを得ることが難しく、実用的に満足できるものと
はならなかった。
物として認可されている界面活性剤であり、人体に対す
る安全性が高いことが確認されている。このようなこと
から、ショ糖脂肪酸エステルを用いた透明ゲル状組成物
の開発が望まれていた。しかし、ショ糖脂肪酸エステル
を用いてゲル状組成物を調製した場合には、透明で安定
なゲルを得ることが難しく、実用的に満足できるものと
はならなかった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な現状に鑑み、食品用乳化剤として認可されているショ
糖脂肪酸エステルによる透明ゲルの生成に関して鋭意研
究した結果、特定のエステル化率のショ糖脂肪酸エステ
ルを特定量比の油性成分及び水と混合しゲル状組成物を
調製することにより、使用感が良好で、保存安定性に優
れ、さらに皮膚に対する作用が温和であり、洗浄効果に
優れた透明ゲル状組成物が生成することを見いだし、本
発明を完成するに至った。
な現状に鑑み、食品用乳化剤として認可されているショ
糖脂肪酸エステルによる透明ゲルの生成に関して鋭意研
究した結果、特定のエステル化率のショ糖脂肪酸エステ
ルを特定量比の油性成分及び水と混合しゲル状組成物を
調製することにより、使用感が良好で、保存安定性に優
れ、さらに皮膚に対する作用が温和であり、洗浄効果に
優れた透明ゲル状組成物が生成することを見いだし、本
発明を完成するに至った。
【０００６】すなわち、本発明の要旨は、（ａ）モノエ
ステルとモノエステル以外のエステルとの重量比が１．
０〜２．０：１であるエステル分布を持ち、構成脂肪酸
の６５重量％以上が炭素数８〜１４の飽和脂肪酸または
炭素数１６〜２２の不飽和脂肪酸であるショ糖脂肪酸エ
ステル３０〜５０重量％、（ｂ）油性成分１５〜５０重
量％および（ｃ）水２０〜３５重量％を含有してなる透
明ゲル状組成物に存する。
ステルとモノエステル以外のエステルとの重量比が１．
０〜２．０：１であるエステル分布を持ち、構成脂肪酸
の６５重量％以上が炭素数８〜１４の飽和脂肪酸または
炭素数１６〜２２の不飽和脂肪酸であるショ糖脂肪酸エ
ステル３０〜５０重量％、（ｂ）油性成分１５〜５０重
量％および（ｃ）水２０〜３５重量％を含有してなる透
明ゲル状組成物に存する。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に係る透明ゲル状組成物は、（ａ）特定のショ糖
脂肪酸エステル、（ｂ）油性成分、および（ｃ）水の３
成分をその構成成分として含有する。以下、各成分につ
き説明する。
本発明に係る透明ゲル状組成物は、（ａ）特定のショ糖
脂肪酸エステル、（ｂ）油性成分、および（ｃ）水の３
成分をその構成成分として含有する。以下、各成分につ
き説明する。
【０００８】（ａ）成分：本発明に用いるショ糖脂肪酸
エステルとしては、特定の種類の脂肪酸が特定の割合以
上で、脂肪酸が特定のエステル化率でエステル化された
ショ糖脂肪酸エステルである。本発明に用いるショ糖脂
肪酸エステルの構成脂肪酸としては、構成脂肪酸の６５
重量％以上が炭素数８〜１４の飽和脂肪酸または炭素数
１６〜２２の不飽和脂肪酸であり、具体的にはラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレ
イン酸、エルカ酸などが挙げられる。これらの中でも炭
素数１２〜１８の脂肪酸が好ましく、特にラウリン酸が
好ましい。これらの脂肪酸はショ糖脂肪酸エステルの構
成脂肪酸の６５重量％以上であり、好ましくは８０重量
％以上、特に９０重量％以上であることが好ましい。
エステルとしては、特定の種類の脂肪酸が特定の割合以
上で、脂肪酸が特定のエステル化率でエステル化された
ショ糖脂肪酸エステルである。本発明に用いるショ糖脂
肪酸エステルの構成脂肪酸としては、構成脂肪酸の６５
重量％以上が炭素数８〜１４の飽和脂肪酸または炭素数
１６〜２２の不飽和脂肪酸であり、具体的にはラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレ
イン酸、エルカ酸などが挙げられる。これらの中でも炭
素数１２〜１８の脂肪酸が好ましく、特にラウリン酸が
好ましい。これらの脂肪酸はショ糖脂肪酸エステルの構
成脂肪酸の６５重量％以上であり、好ましくは８０重量
％以上、特に９０重量％以上であることが好ましい。
【０００９】本発明に用いるショ糖脂肪酸エステルは、
上記のような構成脂肪酸を持ち、そのエステル分布は、
モノエステルの、ジエステルからオクタエステルの合計
に対する比が１．０−２．０、より好ましくは１．１５
−１．９０である。（ａ）成分であるショ糖脂肪酸エス
テルは、（ｂ）成分である油性成分を水相中へ可溶化さ
せた界面活性剤閉鎖集合体（球状ミセル、棒状ミセル
等）が格子配列した、非常に粘性が高い等方性の透明な
ゲルを形成する機能を果たす。ショ糖脂肪酸エステル
は、上記に示す性質のものであれば特に制限はされず、
またこれらは１種でも２種以上の混合物であってもよ
い。また、ショ糖脂肪酸エステルの配合量は、最終組成
物の重量に対する重量％で３０−５０％、より好ましく
は３５−４５％である。
上記のような構成脂肪酸を持ち、そのエステル分布は、
モノエステルの、ジエステルからオクタエステルの合計
に対する比が１．０−２．０、より好ましくは１．１５
−１．９０である。（ａ）成分であるショ糖脂肪酸エス
テルは、（ｂ）成分である油性成分を水相中へ可溶化さ
せた界面活性剤閉鎖集合体（球状ミセル、棒状ミセル
等）が格子配列した、非常に粘性が高い等方性の透明な
ゲルを形成する機能を果たす。ショ糖脂肪酸エステル
は、上記に示す性質のものであれば特に制限はされず、
またこれらは１種でも２種以上の混合物であってもよ
い。また、ショ糖脂肪酸エステルの配合量は、最終組成
物の重量に対する重量％で３０−５０％、より好ましく
は３５−４５％である。
【００１０】（ｂ）成分：本発明で使用される液状油性
物質は，常温で液状を呈する液状物質であって、液状の
高級脂肪族炭化水素類、動植物性油脂類、高級アルコー
ル、高級脂肪酸、合成エステル油、グリコール高級脂肪
酸エステル、シリコン油等である。例えば、ｎ−ヘプタ
ン、ｎ−オクタン、ｎ−デカン、ｎ−ヘキサデカン、流
動パラフィン，スクワラン、菜種油、オリーブ油、ひま
し油、ホホバ油、オクチルドデカノール、オクチルドデ
シルミリステート、２−エチルヘキサン酸トリグリセリ
ド、カプリン酸トリグリセリド、オレインアルコール、
オレイン酸等を挙げることが出来る。これらの液状油性
物質は１種又は２種以上組み合わせて用いることができ
る。液状油性物質の配合量は、最終組成物の重量に対す
る重量％で１５−５０％、より好ましくは２０−４５％
である。
物質は，常温で液状を呈する液状物質であって、液状の
高級脂肪族炭化水素類、動植物性油脂類、高級アルコー
ル、高級脂肪酸、合成エステル油、グリコール高級脂肪
酸エステル、シリコン油等である。例えば、ｎ−ヘプタ
ン、ｎ−オクタン、ｎ−デカン、ｎ−ヘキサデカン、流
動パラフィン，スクワラン、菜種油、オリーブ油、ひま
し油、ホホバ油、オクチルドデカノール、オクチルドデ
シルミリステート、２−エチルヘキサン酸トリグリセリ
ド、カプリン酸トリグリセリド、オレインアルコール、
オレイン酸等を挙げることが出来る。これらの液状油性
物質は１種又は２種以上組み合わせて用いることができ
る。液状油性物質の配合量は、最終組成物の重量に対す
る重量％で１５−５０％、より好ましくは２０−４５％
である。
【００１１】（ｃ）成分：水であれば特に制限はない
が、化粧品、医薬品、食品などの用途に応じた品質の水
を適宜選択すれば良い。また、水の配合量は、最終組成
物の重量に対する重量％で２０−３５％、より好ましく
は２５−３０％である。本発明の透明ゲル状組成物は、
上述した成分を必須の構成成分とするが、当該組成物に
は、本発明の目的を達成する範囲で他の成分を適宜配合
することが出来る。なお、当然のことながら、本発明の
成分（ａ）〜（ｃ）の配合量はその合計量が１００重量
％となるように選択される。
が、化粧品、医薬品、食品などの用途に応じた品質の水
を適宜選択すれば良い。また、水の配合量は、最終組成
物の重量に対する重量％で２０−３５％、より好ましく
は２５−３０％である。本発明の透明ゲル状組成物は、
上述した成分を必須の構成成分とするが、当該組成物に
は、本発明の目的を達成する範囲で他の成分を適宜配合
することが出来る。なお、当然のことながら、本発明の
成分（ａ）〜（ｃ）の配合量はその合計量が１００重量
％となるように選択される。
【００１２】すなわち、化粧料、医薬品などに一般に使
用される薬剤、防腐剤、着色料、着香料、保湿剤、紫外
線吸収剤、エッセンシャルオイル、ワックス、脂肪酸お
よびそのアルコールとのエステル、ビタミン類、抗酸化
剤、飽和、不飽和の高級アルコール、炭化水素類、保存
料、殺菌料等が挙げられる。本発明にかかる、透明ゲル
状組成物は、ショ糖脂肪酸エステル、水、液状油性物質
を各所定量秤量し、加熱下撹拌・混合し、室温に冷却し
て、容易に調製することができる。この際の撹拌は強力
な機械撹拌を適用することは必須ではなく、振盪程度で
十分である。ただし、強力な剪断力を適用する撹拌を全
く排除するものではない。本発明にかかる透明ゲル状組
成物は、化粧品、消臭剤、入浴剤、芳香剤、脱臭剤、食
品、医薬などにおいて常温で透明ゲル状を呈する各種の
用途がある。そして、これら製品は油溶性物質が分離し
たりすることなく、液状油性物質が水性媒体に安定に分
散されている。
用される薬剤、防腐剤、着色料、着香料、保湿剤、紫外
線吸収剤、エッセンシャルオイル、ワックス、脂肪酸お
よびそのアルコールとのエステル、ビタミン類、抗酸化
剤、飽和、不飽和の高級アルコール、炭化水素類、保存
料、殺菌料等が挙げられる。本発明にかかる、透明ゲル
状組成物は、ショ糖脂肪酸エステル、水、液状油性物質
を各所定量秤量し、加熱下撹拌・混合し、室温に冷却し
て、容易に調製することができる。この際の撹拌は強力
な機械撹拌を適用することは必須ではなく、振盪程度で
十分である。ただし、強力な剪断力を適用する撹拌を全
く排除するものではない。本発明にかかる透明ゲル状組
成物は、化粧品、消臭剤、入浴剤、芳香剤、脱臭剤、食
品、医薬などにおいて常温で透明ゲル状を呈する各種の
用途がある。そして、これら製品は油溶性物質が分離し
たりすることなく、液状油性物質が水性媒体に安定に分
散されている。
【００１３】
【発明の効果】本発明に係る透明ゲル状組成物は、食品
添加物として広く使用されているショ糖脂肪酸エステル
のみを用い、実質的に他の成分を用いず、油性成分が安
定に水性媒体に安定に分散されており、極めて安全性に
優れている。
添加物として広く使用されているショ糖脂肪酸エステル
のみを用い、実質的に他の成分を用いず、油性成分が安
定に水性媒体に安定に分散されており、極めて安全性に
優れている。
【００１４】
【実施例】次に、本発明を実施例によって更に具体的に
説明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実
施例に限定されるものではない。なお、以下の例におい
て、透明ゲル状組成物についての「保存安定性」の測定
は、次に記載の方法によった。実施例、比較例で調製し
た液状組成物を、直径１０ｍｍ、長さ８ｃｍのガラス管
に封入し、２５℃に設定した恒温水槽中に６ヶ月間浸漬
し、管内の透明ゲル状組成物の分離の有無を、目視観察
した。
説明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実
施例に限定されるものではない。なお、以下の例におい
て、透明ゲル状組成物についての「保存安定性」の測定
は、次に記載の方法によった。実施例、比較例で調製し
た液状組成物を、直径１０ｍｍ、長さ８ｃｍのガラス管
に封入し、２５℃に設定した恒温水槽中に６ヶ月間浸漬
し、管内の透明ゲル状組成物の分離の有無を、目視観察
した。
【００１５】実施例１〜６ （ａ）成分としてショ糖ラウリン酸エステル（Ｌ−１６
９５（モノエステル含量８２．５％）、Ｌ−５９５（モ
ノエステル含量３２．１％）、三菱化学フーズ
（株））、（ｂ）成分としてデカン（特級、東京化成工
業（株））、ヘキサデカン（特級、東京化成工業
（株））、スクアラン（特級、東京化成工業（株））、
（ｃ）成分として蒸留水を表−１に記載した配合で秤量
し、容器に入れ、９５℃に加熱しつつ振盪したあと室温
に冷却し、透明ゲル状組成物を得た。得られた透明ゲル
状組成物につき、上に記載の方法で保存安定性を測定し
た。結果を表−１に示す。また、用いたショ糖ラウリン
酸エステルのモノエステルとモノエステル以外のエステ
ルとの重量比を併せて表−１に示す。
９５（モノエステル含量８２．５％）、Ｌ−５９５（モ
ノエステル含量３２．１％）、三菱化学フーズ
（株））、（ｂ）成分としてデカン（特級、東京化成工
業（株））、ヘキサデカン（特級、東京化成工業
（株））、スクアラン（特級、東京化成工業（株））、
（ｃ）成分として蒸留水を表−１に記載した配合で秤量
し、容器に入れ、９５℃に加熱しつつ振盪したあと室温
に冷却し、透明ゲル状組成物を得た。得られた透明ゲル
状組成物につき、上に記載の方法で保存安定性を測定し
た。結果を表−１に示す。また、用いたショ糖ラウリン
酸エステルのモノエステルとモノエステル以外のエステ
ルとの重量比を併せて表−１に示す。
【００１６】比較例１〜５ （ａ）成分としてショ糖ラウリン酸エステル（Ｌ−１６
９５（モノエステル含量８２．５％）、Ｌ−５９５（モ
ノエステル含量３２．１％）、三菱化学フーズ
（株））、（ｂ）成分としてデカン（特級、東京化成工
業（株））、ヘキサデカン（特級、東京化成工業
（株））、スクアラン（特級、東京化成工業（株））
（ｃ）成分として蒸留水を表−１に記載した配合で秤量
し、容器に入れ、９５℃に加熱しつつ振盪したあと室温
に冷却し、ゲル状組成物を得た。得られたゲル状組成物
につき、上に記載の方法で保存安定性を測定した。結果
を表−１に示す。また、用いたショ糖ラウリン酸エステ
ルのモノエステルとモノエステル以外のエステルとの重
量比を併せて表−１に示す。
９５（モノエステル含量８２．５％）、Ｌ−５９５（モ
ノエステル含量３２．１％）、三菱化学フーズ
（株））、（ｂ）成分としてデカン（特級、東京化成工
業（株））、ヘキサデカン（特級、東京化成工業
（株））、スクアラン（特級、東京化成工業（株））
（ｃ）成分として蒸留水を表−１に記載した配合で秤量
し、容器に入れ、９５℃に加熱しつつ振盪したあと室温
に冷却し、ゲル状組成物を得た。得られたゲル状組成物
につき、上に記載の方法で保存安定性を測定した。結果
を表−１に示す。また、用いたショ糖ラウリン酸エステ
ルのモノエステルとモノエステル以外のエステルとの重
量比を併せて表−１に示す。
【００１７】
【表１】
【００１８】
【表２】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 4C083 AB051 AC012 AC022 AD221 AD222 BB11 CC02 CC31 DD01 DD41 EE10 4D077 AA09 AB10 AB11 AB12 AC01 AC06 BA07 BA15 CA03 DC34X DC34Y 4G065 AA01 AB12Y BA06 BA09 BA12 BB08 CA14 DA02 DA08 EA01 EA05
Claims (3)
- 【請求項１】 （ａ）モノエステルとモノエステル以外
のエステルとの重量比が１．０〜２．０：１であるエス
テル分布を持ち、構成脂肪酸の６５重量％以上が炭素数
８〜１４の飽和脂肪酸または炭素数１６〜２２の不飽和
脂肪酸であるショ糖脂肪酸エステル３０〜５０重量％、
（ｂ）油性成分１５〜５０重量％および（ｃ）水２０〜
３５重量％を含有してなる透明ゲル状組成物。 - 【請求項２】 ショ糖脂肪酸エステルが、モノエステル
とモノエステル以外のエステルとの重量比が１．１５〜
１．９０：１であるエステル分布を持つことを特徴とす
る請求項１記載の透明ゲル状組成物。 - 【請求項３】 ０〜６０℃の温度範囲において、外観が
均一透明を呈するものである請求項１または２に記載の
透明ゲル状組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21390898A JP3560128B2 (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | 透明ゲル状組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21390898A JP3560128B2 (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | 透明ゲル状組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000044424A true JP2000044424A (ja) | 2000-02-15 |
| JP3560128B2 JP3560128B2 (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=16647029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21390898A Expired - Fee Related JP3560128B2 (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | 透明ゲル状組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3560128B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003089660A (ja) * | 2001-09-18 | 2003-03-28 | Mitsubishi-Kagaku Foods Corp | 外用剤の変質防止方法 |
-
1998
- 1998-07-29 JP JP21390898A patent/JP3560128B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003089660A (ja) * | 2001-09-18 | 2003-03-28 | Mitsubishi-Kagaku Foods Corp | 外用剤の変質防止方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3560128B2 (ja) | 2004-09-02 |
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