JP2000043894A - 農業用生分解性重袋 - Google Patents

農業用生分解性重袋

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JP2000043894A
JP2000043894A JP21130298A JP21130298A JP2000043894A JP 2000043894 A JP2000043894 A JP 2000043894A JP 21130298 A JP21130298 A JP 21130298A JP 21130298 A JP21130298 A JP 21130298A JP 2000043894 A JP2000043894 A JP 2000043894A
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biodegradable
kraft paper
biodegradable plastic
agricultural
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Tadao Yamamura
忠夫 山村
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Dio Chemicals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】荷崩れの危険性が少なく、かつ良好な印刷性と
十分な破袋強度を有し、しかも生分解性を有する農業用
重袋を提供する。。 【解決手段】生分解性プラスチックフィルム又は生分解
性プラスチックフラットヤーンクロスの片面にクラフト
紙を貼り合わせた積層シートを、該クラフト紙を表地に
して製袋して成る農業用生分解性重袋、あるいは、生分
解性プラスチックフィルムの両面又は生分解性プラスチ
ックフラットヤーンクロスの両面にそれぞれクラフト紙
を貼り合わせた積層シートを製袋して成る農業用生分解
性重袋である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な農業用生分
解性重袋、さらに詳しくは、米、麦、トウモロコシなど
粒状の穀物用や、肥料用などとして用いられ、かつ、自
然界で容易に生分解し、環境汚染をもたらさない農業用
重袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成ポリマー、いわゆるプラスチックは
鉄鋼に次ぐ基幹素材であり、二十世紀半ばから飛躍的拡
大をみせ、現在ではあらゆる分野において、不可欠な素
材となっている。しかしながら、その反面、プラスチッ
クの多くは廃棄された後自然分解しないため、様々な問
題、例えば環境汚染や埋め立て地の地盤軟弱化を招いた
り、焼却に際しては高温を発生し、焼却炉を損傷した
り、有害なガスを出すなどの問題を引き起こしている。
したがって、近年、地球環境保護の観点から、微生物の
働きにより、生態系のサイクルに還元できる生分解性プ
ラスチックが注目されるようになってきた。ところで、
農業用重袋としては、例えば米、麦、トウモロコシなど
の粒状の穀物を入れる穀物袋や、肥料袋などが知られて
いる。前者の穀物袋は通気性が必要であるため、従来か
ら、クラフト紙の三層袋が使用されている。しかしなが
ら、このクラフト紙の三層袋は、生分解性を有し、環境
汚染をもたらさないものの、落下によって破袋が生じる
おそれがあるし、また水濡れによっても強度が低下し
て、落下せずとも破袋が生じる場合がある上、紙で通気
性がよいとはいえ、三層にもなると通気性も低下し、穀
物袋としては必ずしも十分に満足しうるものではない。
近年、このような欠点を改良した穀物袋として、クラフ
ト紙の片面にポリオレフィン系フラットヤーンクロスを
貼り合わせ、該クラフト紙を表地にして形成した穀物袋
や、ポリオレフィン系スプリットヤーンクロス製の穀物
袋が開発され、実用化されている。しかしながら、これ
らの穀物袋はポリオレフィンを用いているため、生分解
性の点で問題があり、地球環境保護の観点から、好まし
いものではない。一方、肥料袋は、通気性を必要としな
いため、従来、破袋強度の高いポリオレフィン系フィル
ムからなる肥料袋が使用されている。しかしながら、こ
のものは、袋の表面が滑りやすく、荷崩れの危険性があ
り、かつ印刷性もクラフト紙に比べて劣る上、生分解性
の点でも問題がある。また、最近では、ポリオレフィン
系フィルムの片面にクラフト紙をラミネートし、該クラ
フト紙を表地にして形成した肥料袋や、ポリオレフィン
系フィルムの両面にクラフト紙をラミネートしたものか
らなる肥料袋が開発されている。しかしながら、これら
の肥料袋は、荷崩れの危険性や印刷性については解決で
きるものの、ポリオレフィン系フィルムを用いているた
め、やはり生分解性の問題が残る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、荷崩れの危険性が少なく、かつ良好な印
刷性と十分な破袋強度を有し、しかも生分解性を有する
ことから、環境汚染をもたらさない穀物袋や肥料袋など
の農業用重袋を提供することを目的としてなされたもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の好
ましい性質を有する農業用重袋を開発すべく鋭意研究を
重ねた結果、生分解性プラスチックフィルムの片面にク
ラフト紙を貼り合わせたものを、該クラフト紙を表地に
して製袋した袋、あるいは生分解性プラスチックフィル
ムの両面にクラフト紙を貼り合わせたものからなる袋
が、前記目的に適合し、肥料袋として有用であること、
また、生分解性プラスチックフラットヤーンクロスの片
面にクラフト紙を貼り合わせたものを、該クラフト紙を
表地にして製袋した袋、あるいは生分解性プラスチック
フラットヤーンクロスの両面にクラフト紙を貼り合わせ
たものからなる袋が、前記目的に適合し、かつ通気性を
有することから、穀物袋又は肥料袋として有用であるこ
とを見い出し、この知見に基づいて本発明を完成するに
至った。すなわち、本発明は、(1)生分解性プラスチ
ックフィルムの片面にクラフト紙を貼り合わせた積層シ
ートを、該クラフト紙を表地にして製袋して成る農業用
生分解性重袋(農業用生分解性重袋[1])、(2)生
分解性プラスチックフィルムの両面にそれぞれクラフト
紙を貼り合わせた積層シートを製袋して成る農業用生分
解性重袋(農業用生分解性重袋[2])、(3)生分解
性プラスチックフラットヤーンクロスの片面にクラフト
紙を貼り合わせた積層シートを、該クラフト紙を表地に
して製袋して成る農業用生分解性重袋(農業用生分解性
重袋[3])、及び(4)生分解性プラスチックフラッ
トヤーンクロスの両面にそれぞれクラフト紙を貼り合わ
せた積層シートを製袋して成る農業用生分解性重袋(農
業用生分解性重袋[4])、を提供するものである。ま
た、本発明の好ましい態様は、(5)肥料袋用である上
記第(1)、(2)項記載の農業用生分解性重袋、及び
(6)穀物袋用又は肥料袋用である上記第(3)、
(4)項記載の農業用生分解性重袋、である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の農業用生分解性重袋にお
いて用いられるクラフト紙としては特に制限はなく、従
来農業用重袋に慣用されているもの、例えばJISで定
められているクラフト紙1種(JIS P3461、坪
量75〜84g/m2)やクラフト伸長紙(JIS P4
312、坪量73〜83g/m2)などを使用すること
ができる。このクラフト紙は、木材から得られたクラフ
トパルプを原料とし、抄紙して成るものであり、表面が
粗く、したがって、これを表地とする本発明の重袋は荷
崩れの危険性が少なく、かつ印刷性も良好である。また
このクラフト紙は木材を原料とするため生分解性にも優
れている。一方、本発明の農業用生分解性重袋に用いら
れる生分解性プラスチックフィルム及び生分解性プラス
チックフラットヤーンクロスの材料である生分解性プラ
スチックとしては、フィルム化や延伸処理が可能であ
り、かつ良好な機械特性を有するものであればよく、特
に制限されず、様々なものを用いることができる。この
ような生分解性プラスチックとしては、一般に天然高分
子系、発酵生産系及び化学合成系に大別することができ
る。上記天然高分子系としては、例えばデンプンとポリ
ビニルアルコールとの組み合わせ(ノバモント社製「マ
タービー」、ノボインターナショナル社製「ノボン」な
ど)、キトサンとセルロースとの組み合わせ、デンプン
とポリカプロラクトンとの組み合わせなどが挙げられ
る。また、発酵生産系としては、例えばポリ3−ヒドロ
キシブチレートなどの微生物産性ポリエステル(ゼネカ
社製「バイオポール」など)が挙げられる。さらに、化
学合成系としては、例えばポリカプロラクトン系脂肪族
ポリエステル[UCC/日本ユニカー社製「トーン」、
JSP社製「バイオミクロン」(ポリカプロラクトンと
変性ポリオレフィンとの組み合わせ)、ダイセル化学工
業社製「セルグリーン」など]、脂肪族ポリエステル
(昭和高分子社製「ビオノーレ」、日本触媒化学社製
「ルナール」など)、ポリ乳酸(島津製作所社製「ラク
ティ」、三井東圧化学社製「レイシア」)などが挙げら
れる。本発明においては、これらの生分解性プラスチッ
クの中から、製膜性、延伸性、機械特性及び価格などを
考慮し、適宜選択して用いればよい。本発明の農業用生
分解性重袋[1]及び[2]においては、生分解性プラ
スチックフィルムが用いられるが、その製膜方法につい
ては特に制限はなく、従来熱可塑性樹脂の製膜に慣用さ
れている種々の方法、例えばTダイ法、インフレーショ
ン法、カレンダー法、キャスティング法などの中から、
使用する生分解性プラスチックの種類に応じて適宜選択
すればよい。この生分解性プラスチックフィルムの厚さ
は、通常10〜100μmの範囲である。一方、本発明
の農業用生分解性重袋[3]及び[4]においては、生
分解性プラスチックフラットヤーンクロスが用いられ
る。このクロスは、幅3〜10mm程度の生分解性プラス
チックから成るフラットヤーンを用いて得られた織物で
あって、従来知られているポリオレフィン系フラットヤ
ーンクロスと同様な方法で製造することができる。生分
解性プラスチックから成るフラットヤーンは、例えば前
記のようにして得られた生分解性プラスチックフィルム
を縦方向に幅3〜10mm程度に細断し、一軸延伸処理す
ることにより得られる。この場合、フィルムを一軸延伸
処理したのち、縦方向に幅3〜10mm程度に細断しても
よいが、細断したのち、延伸処理した方が均一なフラッ
トヤーンが得られやすいので有利である。このフラット
ヤーンの厚さは、通常5〜50μmの範囲である。本発
明の農業用生分解性重袋[1]は、前記生分解性プラス
チックフィルムの片面にクラフト紙を貼り合わせた積層
シートを用い、該クラフト紙を表地にして製袋したもの
である。この積層シートの製造方法としては特に制限は
なく、従来ポリオレフィン系フィルムの片面にクラフト
紙を貼り合わせる場合に慣用されている方法を用いるこ
とができる。例えば、ホットメルトラミネート法やウェ
ットラミネート法などにより、生分解性プラスチックフ
ィルムの片面にクラフト紙を貼り合わせることにより、
所望の積層シートが得られる。前者のホットメルトラミ
ネート法は、例えば加熱溶融した低分子量のエチレン−
酢酸ビニル共重合体やエチレン−アクリル酸エステル共
重合体あるいはワックスなどの接着剤を生分解性プラス
チックフィルムの片面にコーティングし、直ちにクラフ
ト紙を貼り合わせて冷却する方法である。コーティング
方式としては、例えばグラビアコーティング、リバース
ロールコーティング、ドクターブレード法などが用いら
れる。なお、逆にクラフト紙の片面に加熱溶融した接着
剤をコーティングし、これに生分解性プラスチックフィ
ルムを貼り合わせてもよい。一方、ウェットラミネート
法は、例えばポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩
化ビニリデン、ポリビニルブチラール、酢酸ビニルとア
クリル酸エステルとの共重合体などのエマルジョン、合
成ゴムのラテックスなどの接着剤を、グラビアロールコ
ーティング、リバースロールコーティング、エアーナイ
フコーティングなどの方法を用いて、生分解性プラスチ
ックフィルムの片面にコーティングしたのち、これに湿
った状態でクラフト紙を貼り合わせ、乾燥させる方法で
ある。なお、逆に、クラフト紙の片面に接着剤をコーテ
ィングし、これに湿った状態で生分解性プラスチックフ
ィルムを貼り合わせ、乾燥させてもよい。
【0006】このようにして得られた生分解性プラスチ
ックフィルムの片面にクラフト紙を貼り合わせた積層シ
ートを、従来公知の方法により、該クラフト紙を表地に
して製袋することによって、本発明の農業用生分解性重
袋[1]が得られる。この際、生分解性プラスチックフ
ィルムに直接内容物が接触しないように、所望により該
フィルムにクラフト紙を単に重ね合わせて(接着なし)
製袋してもよい。本発明の農業用生分解性重袋[2]
は、前記生分解性プラスチックフィルムの両面にそれぞ
れクラフト紙を貼り合わせた積層シートを製袋したもの
である。この積層シートの製造方法としては特に制限は
なく、従来ポリオレフィン系フィルムの両面にクラフト
紙を貼り合わせる場合に慣用されている方法を用いるこ
とができる。例えば、生分解性プラスチックフィルムを
介して2枚のクラフト紙を重ね合わせ、熱ローラを用い
て両方のクラフト紙の上から圧着することにより、フィ
ルムの表面が一部溶融し、所望の積層シートが得られ
る。また、前記農業用生分解性重袋[1]の場合と同様
に、ホットメルトラミネート法やウェットラミネート法
を用いて、生分解性プラスチックフィルムの両面に、ク
ラフト紙を接着剤を介して貼り合わせてもよい。このよ
うにして得られた生分解性プラスチックフィルムの両面
にそれぞれクラフト紙を貼り合わせた積層シートを用
い、従来公知の方法で製袋することにより、本発明の農
業用生分解性重袋[2]が得られる。一方、本発明の農
業用生分解性重袋[3]は、前記生分解性プラスチック
フラットヤーンクロスの片面にクラフト紙を貼り合わせ
た積層シートを用い、該クラフト紙を表地にして製袋し
たものである。この積層シートは、例えば前記農業用生
分解性重袋[1]における積層シートの場合と同様の方
法により、製造することができる。そして、この積層シ
ートを、従来公知の方法により、該クラフト紙を表地に
して製袋することによって、本発明の農業用生分解性重
袋[3]が得られる。この際、生分解性プラスチックフ
ラットヤーンクロスに直接内容物が接触しないように、
所望により該クロスにクラフト紙を単に重ね合わせて
(接着なし)製袋してもよい。本発明の農業用生分解性
重袋[4]は、前記生分解性プラスチックフラットヤー
ンクロスの両面にそれぞれクラフト紙を貼り合わせた積
層シートを製袋したものである。この積層シートは、例
えば前記農業用生分解性重袋[2]における積層シート
の場合と同様の方法により、製造することができる。そ
して、この積層シートを用い、従来公知の方法で製袋す
ることにより、本発明の農業用生分解性重袋[4]が得
られる。本発明の農業用生分解性重袋の大きさについて
は特に制限はないが、穀物や肥料が10〜50kg程度収
容される大きさが、有利である。また、本発明の農業用
生分解性重袋[1]及び[2]は、生分解性プラスチッ
クフィルムが用いられているので、通気性が悪く、した
がって肥料用として好適である。一方、本発明の農業用
生分解性重袋[3]及び[4]は、生分解性プラスチッ
クフラットヤーンクロスが用いられているので、通気性
がよく、穀物用又は肥料用として好適である。さらに、
本発明の農業用生分解性重袋は、表地がクラフト紙であ
るため、滑りにくくて荷崩れの危険性が少なく、かつ印
刷性がよい。また、クラフト紙に生分解性プラスチック
フィルムや生分解性プラスチックフラットヤーンクロス
がラミネートされているため、充分な破袋強度を有し、
特にフラットヤーンクロスをラミネートしたものは、破
袋強度が高い。また、本発明の農業用生分解性重袋は、
生分解性に優れており、環境汚染をもたらすことがな
い。
【0007】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定さ
れるものではない。 実施例1 昭和高分子社製、商品名「ビオノーレ」の生分解性プラ
スチック(脂肪族ポリエステル系)から得られた厚さ8
0μmのフィルムの片面に接着剤を塗布したのち、その
上に厚さ100μmのクラフト紙を重ね、乾燥させて厚
さ200μmの積層シートを作成した。このものの機械
特性を第1表に示す。また、この積層シートを用い、ク
ラフト紙を表地にして袋を作成し、土壌中に6カ月間埋
没させたところ、ほとんど原形が失われており、生分解
性が良好であった。 実施例2 実施例1において、生分解性プラスチックフィルムの代
わりに、昭和高分子社製、商品名「ビオノーレ」の生分
解性プラスチックから得られた巾5mm、厚さ50μmの
縦用フラットヤーン及び巾5mm、厚さ50μmの横用フ
ラットヤーンを用いて成るフラットヤーンクロスを使用
した以外は、実施例1と同様にして積層シートを作成し
た。このものの機械特性を第1表に示す。また、この積
層シートを用い、実施例1と同様にして袋を作成し、生
分解性を調べたところ、良好な生分解性を有していた。 実施例3 昭和高分子社製、商品名「ビオノーレ」の生分解性プラ
スチックから得られた厚さ60μmのフィルムを介し
て、厚さ80μmのクラフト紙2枚を重ね合わせ、熱ロ
ーラ間に通して両方のクラフト紙の上から熱圧着するこ
とにより、厚さ220μmの積層シートを作成した。こ
のものの機械特性を第1表に示す。また、この積層シー
トを用いて袋を作成し、実施例1と同様にして生分解性
を調べたところ、良好な生分解性を有していた。 実施例4 実施例3において、生分解性プラスチックフィルムの代
わりに、昭和高分子社製、商品名「ビオノーレ」の生分
解性プラスチックから得られた巾5mm、厚さ50μmの
縦用フラットヤーン及び巾5mm、厚さ50μmの横用フ
ラットヤーンを用いて成るフラットヤーンクロスを使用
した以外は、実施例1と同様にして積層シートを作成し
た。このものの機械特性を第1表に示す。また、この積
層シートを用いて袋を作成し、実施例1と同様にして生
分解性を調べたところ、良好な生分解性を有していた。 比較例1 現在、肥料袋の材料として用いられている厚さ147μ
mのポリエチレンフィルムについて、その機械特性を求
めた。結果を第1表に示す。また、このポリエチレンフ
ィルムから成る肥料袋を土壌中に6カ月間埋没させたと
ころ、原形が完全に保持されており、生分解性を有して
いなかった。
【0008】
【表1】
【0009】[注] 1)積層シートの層構成;K:クラフト紙、B:接着
剤、F:フィルム、C:フラットヤーンクロス、PE:
ポリエチレン 2)引張強度:JIS K−6782(二軸延伸ポリプ
ロピレンフィルムの試験方法)に準じて測定した。な
お、MDは機械方向を示し、TDは横方向を示す。 3)直角型引裂強度:JIS K−6732(農業用ポ
リ塩化ビニルフィルムの試験方法)に準じて測定した。
【0010】
【発明の効果】本発明の農業用生分解性重袋は、表地が
クラフト紙であるので、荷崩れの危険性が少なく、かつ
良好な印刷性を有する上、十分な破袋強度を有し、しか
も生分解性を有することから、環境汚染をもたらすこと
がない。本発明の農業用生分解性重袋は、穀物袋や肥料
袋として好適に用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 65/46 B65D 65/46 Fターム(参考) 3E064 BA05 BA09 BA22 BA29 BA35 BA38 BA54 BB03 BC20 EA06 FA06 HD07 HE01 3E086 AD01 BA04 BA14 BA15 BA18 BB62 BB75 BB85 BB90 CA16 CA40 4F100 AJ01A AK01A AK41 AK80A BA02 BA03 BA06 BA10B BA10C DA02 DG10B DG10C DG11A GB01 GB17 JL00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生分解性プラスチックフィルムの片面にク
    ラフト紙を貼り合わせた積層シートを、該クラフト紙を
    表地にして製袋して成る農業用生分解性重袋。
  2. 【請求項2】生分解性プラスチックフィルムの両面にそ
    れぞれクラフト紙を貼り合わせた積層シートを製袋して
    成る農業用生分解性重袋。
  3. 【請求項3】生分解性プラスチックフラットヤーンクロ
    スの片面にクラフト紙を貼り合わせた積層シートを、該
    クラフト紙を表地にして製袋して成る農業用生分解性重
    袋。
  4. 【請求項4】生分解性プラスチックフラットヤーンクロ
    スの両面にそれぞれクラフト紙を貼り合わせた積層シー
    トを製袋して成る農業用生分解性重袋。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2447108A (en) * 2007-02-27 2008-09-03 Wagg Foods Ltd A compostable/biodegradable plastic and paper laminate packaging bag
GB2455599A (en) * 2007-02-27 2009-06-17 Wagg Foods Ltd A compostable/biodegradable plastic and paper laminate packaging bag
JP2014110784A (ja) * 2012-11-08 2014-06-19 Nexco Maintenance Kanto Co Ltd 有機資材包装体

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