JP2000043782A - アンカー - Google Patents

アンカー

Info

Publication number
JP2000043782A
JP2000043782A JP10215265A JP21526598A JP2000043782A JP 2000043782 A JP2000043782 A JP 2000043782A JP 10215265 A JP10215265 A JP 10215265A JP 21526598 A JP21526598 A JP 21526598A JP 2000043782 A JP2000043782 A JP 2000043782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
anchor
ring
arm
pulled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10215265A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kato
和夫 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP10215265A priority Critical patent/JP2000043782A/ja
Publication of JP2000043782A publication Critical patent/JP2000043782A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取扱いが容易で見栄えも良いアンカーを提供
する。 【解決手段】 連結具40が取付けられたリング30を
逆U字状の軸11に移動可能に挿通し、軸11の下端部
にそれぞれリング30が係止するフック部15,16を
設け、軸11のフック部15,16に一対の係止板20
をアーム25により一体に取付け、係止板20の突設方
向とは直交する方向に別の係止板21をアーム26によ
り一体に取付けた。リング30が軸11の上端部と下端
部のフック部15又は16との間を移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、船舶を係留する
のに使用するアンカーに関する。
【0002】
【従来の技術】アンカーとして、例えば図3(正面図)
及び図4(軸を省略した状態での上面図)に示すような
形態のものがある。ここに示すアンカー50は、軸51
の下端部に上向きに緩やかに湾曲するアーム52が一体
に設けられ、アーム52の両端部にそれぞれツメ53が
設けられたものである。船舶のウインチとアンカー50
は、チェーンやロープ等の連結具70で連結されるが、
このアンカー70では、連結具70は、軸51の下端部
に設けられた締結輪54に取付けられ、更に軸51の上
部にて比較的容易に切断し易い紐60で軸51に縛りつ
けられている。又、軸51の下端部には、アーム52と
直交する方向に丸棒55が突設されている。
【0003】このアンカー50を例えば海中に投下する
と、丸棒55の存在により、アンカー50が倒れ難いた
め、ツメ53が海底の岩盤等に引っ掛かり易く、係留効
果が高い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記アンカー50を引
き上げるときは、ウインチにより連結具70を巻き上げ
ることで、通常はアンカー50が上がる。ところが、連
結具70を引っ張る方向によっては、ツメ53が岩盤等
に引っ掛かったままで、アンカー50が上がらないとき
がある。この場合は、船舶を連結具70の引張方向とは
異なる方向(例えば反対方向)に進行させる。すると、
連結具70が大きく移動するため、軸51に縛りつけて
あった紐60が切れ、連結具70によりアンカー50が
異なる方向に引っ張られ、ツメ53が岩盤等から外れ、
アンカー50を引き上げることができる。
【0005】しかしながら、上記のようなアンカー50
では、これを引き上げるときに紐60が意図的であって
もなくても切れた場合は、アンカー50を次に投下する
ときには、連結具70を再び紐60で軸51に縛りつけ
る必要があるため、アンカー50の取扱いが面倒である
上に、見栄えも良くない。本発明は、そのような問題点
に着目してなされたものであって、取扱いが容易で見栄
えも良いアンカーを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明の請求項1記載のアンカーは、軸の下端部
に少なくとも一対の係止板を軸と交差する方向に突設
し、船舶のウインチと軸とを連結する連結具が取付けら
れるリングを軸にその上端部から下端部の間に移動可能
に挿通したことを特徴とする。
【0007】このアンカーでは、連結具(チェーンやロ
ープ等)が取付けられたリングが軸の上端部から下端部
の間を軸に沿って移動可能であり、このため、通常の引
き上げ時にはリングが軸の上端部に移動し、連結具の巻
き上げによりアンカーが上がる。通常の引き上げでアン
カーが上がらない場合は、船舶を移動させて連結具を異
なる方向から巻き上げる。すると、リングが軸の下端部
に移動するので、その状態のままアンカーを引き上げる
ことができる。
【0008】このように、連結具を引っ張る方向に応じ
てリングが軸に沿って移動するので、たとえ係止板が海
底の岩盤等に引っ掛かっても、アンカーを引き上げるこ
とができる。しかも、リングは軸に挿通されているだけ
であるから、前記従来のように連結具を軸に紐で一々縛
りつける必要はなく、アンカーの取扱いが容易である上
に、見栄えも良い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態により、この発
明を更に詳細に説明する。一実施形態に係るアンカーの
斜視図を図1に示す。このアンカー10は、断面円形で
逆U字状の軸11の下端部に、図示のような形状の一対
の係止板20が軸11と交差する方向に突設されると共
に、別の一対の係止板21が係止板20の突設方向と直
交する方向に突設されている。
【0010】船舶のウインチ(図示せず)と軸11とを
連結する連結具(チェーン、ロープ等)40が取付けら
れたリング30が軸11に挿通され、リング30は軸1
1の上端部から下端部の間を移動可能である。特に、こ
こでは軸11が逆U字状であるから、リング30は一方
の軸11aから他方の軸11bにもスムーズに移動する
ことができる。一方及び他方の軸11a,11bの下端
部には、それぞれリング30が係止するフック部15,
16が設けられている。又、軸11の上半分程度にわた
って、2本の補強用軸12が軸11に沿って接合されて
いる。
【0011】一対の係止板20は、棒状のアーム25の
両端部にそれぞれ取付けられ、一対の係止板21は、棒
状のアーム26の両端部にそれぞれ取付けられている。
アーム25,26の端部は上向きに曲がっており、それ
に伴って係止板20,21も上向きになっている。アー
ム25はアーム26より長く、係止板20が係止板21
に比べて軸11の中心より外側に突出している。アーム
25,26の交差部には支持板28が取付けられ、この
支持板28によりアーム25,26が堅固に支持され
る。又、アーム25には軸11のフック部15,16が
接合され、軸11とアーム25,26が一体になってい
る。更に、アーム26上には補強用アーム29が接合さ
れている。
【0012】上記アンカー10において、軸11と補強
用軸12、フック部15,16とアーム25、係止板2
0,21とアーム25,26、アーム25,26と支持
板28、アーム26と補強用アーム29等は、それぞれ
例えば溶接により接合されるが、可能であるなら一体成
形しても構わない。このアンカー10は、例えば海中に
投下すると、二対の係止板20,21が互いに直交する
方向に存在するため、海底で倒れ難く、係止板20,2
1が海底の岩盤等に引っ掛かり易い。アンカー10を引
き上げるとき、船舶のウインチにより連結具40を巻き
上げると、リング30は通常は連結具40に引っ張られ
て、符号30aに示すように軸11の上端部に移動す
る。従って、そのまま連結具40を巻き上げれば、アン
カー10は図1の状態で上がる。
【0013】一方、係止板20,21が岩盤等に引っ掛
かって、アンカー10が上がらない場合は、船舶を連結
具40の引張方向とは異なる方向(特に反対方向)に移
動させて連結具40を巻き上げる。すると、リング30
は連結具40により引っ張られ、軸11(軸11a又は
11b)の下端部に移動し、符号30bのようにフック
部15又は16に係止する。そのまま連結具40を巻き
上げると、リング30がフック部15又は16に係止し
た状態で、アンカー10を引き上げることができる。
【0014】このように、このアンカー10によると、
リング30が軸11に沿って移動するので、軸11の上
端部又は下端部のフック部15,16のいずれかでアン
カー10を引き上げることができ、取扱いが楽である。
しかも、連結具40を縛る紐は不要であるため、見栄え
が良い。更に、2つのフック部15,16が存在するた
め、1つだけの場合に比べて、連結具40を引っ張る方
向にかかわらず、リング30がフック部15,16に係
止し易くなり、アンカー10の引き上げが一層容易とな
る。
【0015】なお、図1に示したアンカー10は、単な
る一例であり、種々の変更が可能である。例えば、上記
実施形態では、軸11は逆U字状であって、実質的に2
本の軸11a,11bが存在するが、1本の軸だけでも
よい。その場合は、1本の軸の上端部からリング30が
抜けないように例えばストッパを設け、下端部に1つの
フック部を設ければよい。又、係止板20は少なくとも
一対あればよく、係止板21及びアーム26に代えて図
3に示すような丸棒55でも構わず、或いはアーム26
から係止板21を取った形態でも差し支えない。
【0016】別実施形態に係るアンカーを図2に示す。
このアンカー50は、図3に示す従来のものを変更した
もので、連結具70を取付ける締結輪54を省く代わり
に、連結具70を取付けたリング30を軸51に上端部
から下端部の間を移動可能に挿通したものである。この
アンカー50でも、リング30は前記アンカー10と同
様に、通常の引き上げ時は軸51の上端部に位置する
が、ツメ53が岩盤等に引っ掛かった場合に連結具70
を異なる方向に引っ張れば、軸51の下端部に移動し、
アンカー50を引き上げることができる。
【0017】なお、図2のアンカー50において、リン
グ30が係止するフック部を軸51又はアーム52に設
けてもよいし、図3のように紐60で連結具70を軸5
1に縛りつけてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1記載のアンカーによれば、連結具を引っ張る方向に応
じてリングが軸に沿って上端部から下端部のフック部の
間を移動するので、たとえ係止板が海底の岩盤等に引っ
掛かっても、アンカーを引き上げることができる。しか
も、リングは軸に挿通されているだけであるから、従来
のように連結具を軸に紐で一々縛りつける必要はなく、
アンカーの取扱いが容易である上に、見栄えも良い。
【0019】請求項2の構成とすれば、リングがフック
部に係止すれば、軸の下端部に固定されることになるの
で、アンカーをより引き上げ易くなる。請求項3の構成
とすれば、連結具を引っ張る方向にかかわらず、リング
がフック部に係止し易くなり、アンカーの引き上げが一
層容易になるだけでなく、リングが2つのフック部間を
スムーズに移動することができる。
【0020】請求項4の構成とすれば、アンカーを岩盤
等に引っ掛け易く、アンカー本来の係留効果が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係るアンカーの斜視図である。
【図2】別実施形態に係るアンカーの正面図である。
【図3】従来例に係るアンカーの正面図である。
【図4】図3のアンカーにおいて、軸を省略した状態で
の上面図である。
【符号の説明】
10,50 アンカー 11,51 軸 15,16 フック部 20,21 係止板 25,26 アーム 30 リング 40,70 連結具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸の下端部に少なくとも一対の係止板を軸
    と交差する方向に突設し、船舶のウインチと軸とを連結
    する連結具が取付けられるリングを軸にその上端部から
    下端部の間に移動可能に挿通したことを特徴とするアン
    カー。
  2. 【請求項2】前記リングが係止する少なくとも1つのフ
    ック部を前記軸の下端部に設けたことを特徴とする請求
    項1記載のアンカー。
  3. 【請求項3】前記軸は逆U字状であり、この逆U字状の
    軸の一方及び他方の下端部にそれぞれフック部を設けた
    ことを特徴とする請求項2記載のアンカー。
  4. 【請求項4】前記軸の下端部に、前記一対の係止板の突
    設方向と交差する方向に別の一対の係止板を突設したこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の
    アンカー。
JP10215265A 1998-07-30 1998-07-30 アンカー Pending JP2000043782A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10215265A JP2000043782A (ja) 1998-07-30 1998-07-30 アンカー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10215265A JP2000043782A (ja) 1998-07-30 1998-07-30 アンカー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000043782A true JP2000043782A (ja) 2000-02-15

Family

ID=16669455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10215265A Pending JP2000043782A (ja) 1998-07-30 1998-07-30 アンカー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000043782A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63315395A (ja) アンカ−の根がかり解放装置
EP0206530A1 (en) Anchoring means or device
JP2000043782A (ja) アンカー
US4899680A (en) Boat mooring device and method of using same
JP2520659Y2 (ja) 横置き係留用アンカー
US7004098B2 (en) Convertible anchor
JP3643804B2 (ja) ラッシングロッド
JP4378570B2 (ja) アンカーストッパー
JP3079345U (ja) アンカーにおける連結具の取付部構造
JP3163169U (ja) 錨用フックおよびそれを備えた錨
JPH10329784A (ja) 投錨装置及び投錨方法
AU2007231722B2 (en) Ground Anchors With Compression Plates
JP4790531B2 (ja) 係船索構造及び係船索の取付け方法
JP2000053077A (ja) アンカー
KR200283330Y1 (ko) 말뚝 인양용 장치
JP2636173B2 (ja) 小型アンカ
JP2001018886A (ja) アンカー
JP2002104766A (ja) 重量物吊上げ材の取外し機構
JP3030127U (ja)
JP2594496Y2 (ja) 埋込み吊りフック
JP2010036614A (ja) 錨用フックおよびそれを備えた錨
JPS5851231Y2 (ja) オイルフエンスアダプタ−
AU757528B2 (en) A boat anchor
JP3126243U (ja) ロープまたはハリスなどの撚り戻し
JPH10338186A (ja) 船舶用形状復元錨