JP2636173B2 - 小型アンカ - Google Patents

小型アンカ

Info

Publication number
JP2636173B2
JP2636173B2 JP6178153A JP17815394A JP2636173B2 JP 2636173 B2 JP2636173 B2 JP 2636173B2 JP 6178153 A JP6178153 A JP 6178153A JP 17815394 A JP17815394 A JP 17815394A JP 2636173 B2 JP2636173 B2 JP 2636173B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anchor
ring
shank
rope
elastic member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6178153A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0840353A (ja
Inventor
久俊 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP6178153A priority Critical patent/JP2636173B2/ja
Publication of JPH0840353A publication Critical patent/JPH0840353A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2636173B2 publication Critical patent/JP2636173B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
  • Ropes Or Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小型レジャー用ボー
トなどに使用する小型アンカに関する。
【0002】
【従来の技術】レジャー用ボートやフィッシングボート
などの小型ボートを海や湖などに浮かべて魚釣りあるい
はスポーツなどを楽しむ際に、一時的にあるいは一定時
間一定の場所に停留していたい場合がある。
【0003】このような場合、一般には小型アンカに係
留ロープを結んで投錨し、海中の岩盤や岩にアンカの爪
を引掛けて停留を確保する。この小型アンカは、一般に
アンカシャンクの先端に爪が一体に形成され、アンカシ
ャンクの上端のリングにロープを結んだ軽くて取扱い易
いものが使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の小型アンカは海中に投錨した際に、アンカシャンク
と爪が一体でロープはシャンク上端に結ばれているだけ
であるから、岩盤等に引掛けたとき係留自体はできるけ
れども、それを外して引き上げようとするとき、仲々岩
盤から外れず引上げ操作が極めて困難であるという事態
がしばしば生じる。
【0005】このため、このような引上げ操作時には、
ボートを前後左右に移動させると共にタイミングを見計
らって急激に引上げるなどの無理な動作を色々と試みな
ければならない。最悪の場合はロープを切断する必要が
生じることさえある。
【0006】この発明は、上述した従来の小型アンカの
問題点に留意して、海中に投下係留後の引揚げ時に岩盤
等に引掛ったままとならないようにアンカを引張り上げ
る力の作用点の位置を上下反転させて引掛りを外すよう
にし軽量かつ経済的なコストで極めて使用し易い小型ア
ンカを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
としてこの発明は、アンカシャンクの先端に係留爪とロ
ープを結ぶためのリングを設け、シャンクの基端にもロ
ープを結ぶためのリングを設けて先端側と基端側のリン
グ間にロープを結び、シャンク基端側のリングをシャン
ク基端に設けた弾性係止手段を介して着脱自在とし、
記弾性係止手段がシャンク基端に嵌合するテーパ状の弾
性部材と、その外周にねじ係合するソケットから成り、
上記弾性部材にリングを固定して設けた小型アンカとし
たのである。
【0008】
【0009】
【作用】上記の構成としたの発明のアンカを海中等に
投下すると、アンカは従来のものと同様にその係留爪を
岩盤等に引掛けて係留の役目を果たす。係留が終り、こ
のアンカを引揚げたい場合、ボート上からロープを引張
るとアンカが係留爪により岩盤等に引掛っているのが感
触として伝わってくる。この引掛かりが少しロープを引
いただけでは外れない場合、このような状態はしばしば
現実に起こるのであるが、このアンカはその特徴を発揮
する。
【0010】即ち、引掛りが外れない状態で瞬間的に強
くロープをボート上で引張る。すると、ロープが結ばれ
ているリングが弾性係止手段と共にアンクシャンク基端
から外れ、このリングに結ばれている下方のロープと一
本になりその下方のロープが結ばれている下方のリング
を引張る。
【0011】このため、下方のリングを上方に引揚げる
力が作用してアンカ自体を引掛り部位から引抜くように
作用する。こうして係留爪が岩盤等から外れ、引揚げ可
能となるのである。
【0012】この場合、上記構成では弾性係止手段をテ
ーパ状の弾性部材、及びソケットにより構成し、弾性部
材に上方のリングを固定するとしている。このため、上
方のリングを引張ったときにリングが弾性部材と共にア
ンカシャンクから外れアンカを引掛り部位から引抜くよ
うに作用する。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1は実施例の小型アンカの外観斜視図
である。1はアンカシャンク、2は係留爪、3、5はリ
ング、4は弾性係止手段、6、7はロープである。図示
のようにアンカシャンク1の先端に係留爪2が2つ十字
状に設けられ、かつリング3が取付けられている。アン
カシャンク1の基端側にも弾性係止手段4を介してリン
グ5が取付けられている。リング3と5の間にはロープ
6が結ばれ、リング5にはさらに別のロープ7が結ばれ
ている。ロープ7は係留時にボートから延びるロープで
ある。
【0014】図2に各部の詳細断面を示す。図示のよう
に、リング3はシャンク先端にねじ部3aによりねじ込
まれて固定されている。弾性係止手段4は、プラスチッ
クの弾性部材41と、その外周に嵌合されるソケット4
2から成る。弾性部材41の頭部には短いロッド43が
形成され、これにリング5が固定されている。弾性部材
41の反対側の端にはテーパ状部が形成され、その内孔
にアンカシャンク基端が嵌合している。44は溝、45
はねじ係合部である。
【0015】ソケット42の形状も上記弾性部材41の
テーパ状部に対応してテーパ状に形成されている。ソケ
ット42を弾性部材41に対してねじ回転させると弾性
部材41のテーパ状部がソケット42内周のテーパ状部
内に押し込められて径が縮小し、これによりアンカシャ
ンク基部に対してしっかりと弾性係合し固定される。そ
の結合は一定以上の力でなければ抜けないように強く係
合されている。上記一定以上の力とは、この小型アンカ
を使用者が空中で投げる程度では抜けず、使用後に引上
げの際強く引けば抜けるという程度の力である。
【0016】弾性部材41は、プラスチック製の弾性部
材であるが、これに限らず、これと同等の弾性と摩擦力
を有するものであれば合成ゴム等の他の部材でもよいこ
とは勿論である。その他の部材(ロープは除く)は錆が
発生し難い金属製又は木製等で適当な強度を有するもの
を用いる。図3にこの小型アンカの分解斜視図を示す。
なお、係留爪2は十字状にクロスする2枚爪形式のもの
を示しているが、爪形状はこれに限らず1枚爪、片爪形
状のものでもよい。
【0017】上記の構成とした実施例の小型アンカは、
図4に示すように使用される。 (a)は投下されて岩盤Xに係留爪2が引掛かり係留さ
れている状態を示している。投下及び係留までは従来と
その作用は変らない。 (b)は引揚げ時の状態を示している。この小型アンカ
を引揚げようとする際に岩盤Xに係留爪2が引掛かり、
直ちには引揚げできない場合が実際にしばしば発生す
る。
【0018】このような場合、ボート上の使用者はロー
プ7を瞬間的に強く引く。すると、この図に示すように
リング5が弾性係止手段4と共にアンカシャンク1から
抜ける。リング5が抜けるとロープ7をさらに引揚げる
ことができるからこれを引き続けるとロープ7はロープ
6を介してアンカシャンク1の先端のリング3を引張
る。
【0019】このため、アンカシャンクの先端部が引掛
かり位置から引き抜かれるように引張られ、その動きに
よって係留爪2が岩盤Xから容易に離脱できるようにな
るのである。アンカが引抜かれ係留爪2の係合がはずれ
るとボート上へ素早く引揚げることができる。
【0020】なお、上記実施例では、図2に示すように
弾性係止手段4は弾性部材41とソケット42のテーパ
状部はアンカシャンク基端側に設け、平行部をリング5
側としている。しかし、これらの関係を逆にしてもよ
い。例えばアンカシャンク基端に弾性部材41の平行部
の端を固定し、テーパ状部をリング5に向けて設ける。
そして、ロッド43を弾性部材41とは切り離して独立
のものとし、これにリング5を固定する。このロッド4
3をテーパ状部の内孔に挿入してテーパ状部でロッド4
3を締付けるようにする。この締付力はねじ係合部45
により調節すれば最適の締付力を容易に得ることができ
る。
【0021】
【効果】以上詳細に説明したように、この出願の発明で
はアンカシャンクと係留爪から成る小型アンカの一端に
リングを、他端に弾性係止手段を介してもう1つのリン
グを設けこれらにロープを結び付けたものとしたから、
極めて簡易でシンプルな部材を設けるだけで重量が増大
することなく、又特別な難しい操作を必要とせず、アン
カ先端を引掛り部位から引抜くように作用して係留爪の
係止を簡単に離脱させることができるという極めて実用
性の高い小型アンカが得られ、しかも上記弾性係止手段
を弾性部材とソケットとから形成し、上方のリングを弾
性部材に固定することによりロープを強く引張ったとき
にリングが弾性部材と共にアンカシャンクから離脱でき
るようにしたから、重量増加やコストアップを最小限に
抑えた実用価値の高い小型アンカが得られるのである。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の小型アンカの外観斜視図
【図2】同上の要部断面図
【図3】同上の分解斜視図
【図4】作用の説明図
【符号の説明】
1 アンカシャンク 2 係留爪 3、5 リング 4 弾性係止手段 6、7 ロープ 41 ゴム弾性部材 42 ソケット 43 ロッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンカシャンクの先端に係留爪とロープ
    を結ぶためのリングを設け、シャンクの基端にもロープ
    を結ぶためのリングを設けて先端側と基端側のリング間
    にロープを結び、シャンク基端側のリングをシャンク基
    端に設けた弾性係止手段を介して着脱自在とし、前記弾
    性係止手段がシャンク基端に嵌合するテーパ状の弾性部
    材と、その外周にねじ係合するソケットから成り、上記
    弾性部材にリングを固定して設けた小型アンカ。
JP6178153A 1994-07-29 1994-07-29 小型アンカ Expired - Fee Related JP2636173B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6178153A JP2636173B2 (ja) 1994-07-29 1994-07-29 小型アンカ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6178153A JP2636173B2 (ja) 1994-07-29 1994-07-29 小型アンカ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0840353A JPH0840353A (ja) 1996-02-13
JP2636173B2 true JP2636173B2 (ja) 1997-07-30

Family

ID=16043567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6178153A Expired - Fee Related JP2636173B2 (ja) 1994-07-29 1994-07-29 小型アンカ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2636173B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104925223A (zh) * 2014-03-18 2015-09-23 上海百川通海洋工程有限公司 一种智能振冲式动力锚泊系统
CN106985973A (zh) * 2017-03-10 2017-07-28 浙江省工程勘察院 一种海域钻探用砂锚及抛锚和拔锚方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2531675B2 (ja) * 1987-05-18 1996-09-04 国際電信電話株式会社 作用点移動式アンカ−

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104925223A (zh) * 2014-03-18 2015-09-23 上海百川通海洋工程有限公司 一种智能振冲式动力锚泊系统
CN106985973A (zh) * 2017-03-10 2017-07-28 浙江省工程勘察院 一种海域钻探用砂锚及抛锚和拔锚方法
CN106985973B (zh) * 2017-03-10 2019-04-26 浙江省工程勘察院 一种海域钻探用砂锚的抛锚和拔锚方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0840353A (ja) 1996-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4936194A (en) Boat stake
US6260498B1 (en) Anchor cleat
JP2636173B2 (ja) 小型アンカ
US2980050A (en) Boat anchor
US5826531A (en) Mooring cleat cover
GB2426965A (en) Mooring aid device comprising a rigid hollow body
US20060162231A1 (en) Line and tackle securing device
WO2008006159A1 (en) Line handling device
US6273020B1 (en) Restraint for articles such as fishing poles
US6035798A (en) Marine anchor
US20200144757A1 (en) Resilient snap connector system
US5784981A (en) V-shaped retrievable anchor
JP2520659Y2 (ja) 横置き係留用アンカー
US5078541A (en) Method for launching and retrieving a boat
JP2617166B2 (ja) アンカーの係合離脱装置
JPH01190597A (ja) 錨引揚用連結具
US20240124103A1 (en) Removable locking device
US595691A (en) Charles a
JP3096981B1 (ja) 揚錨装置
JPH09202290A (ja) 小型船舶用アンカー
JP3957356B2 (ja) アンカー牽引治具
GB2254879A (en) Fastening for attaching netting or sheeting to scaffolding
JP3297028B2 (ja) 遊動式浮子の浮子下止め
JP2010036614A (ja) 錨用フックおよびそれを備えた錨
AU760796B2 (en) A device for attachment to a rope

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080425

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100425

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100425

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees