JP3079345U - アンカーにおける連結具の取付部構造 - Google Patents

アンカーにおける連結具の取付部構造

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JP3079345U JP2001000421U JP2001000421U JP3079345U JP 3079345 U JP3079345 U JP 3079345U JP 2001000421 U JP2001000421 U JP 2001000421U JP 2001000421 U JP2001000421 U JP 2001000421U JP 3079345 U JP3079345 U JP 3079345U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 根掛かり等に対して収錨が容易であると共
に、アンカーロープ等の連結具を短くしても好適に錨泊
できるアンカーにおける連結具の取付部構造を提供す
る。 【解決手段】 シャンク11の長さ方向におけるアンカ
ー1の両端間にロープ状の案内手段21を弛んだ状態で
張設し、この案内手段21にアンカーロープ30が取り
付けられる取付具23を遊嵌する。錨泊時において取付
具23はアンカーロープ30に引かれてシャンク11の
他端11b側に位置すると共に、案内手段21が撓み、
又はその弛みにより取付具23の配置位置が水面側にシ
フトして、アンカーロープ30を短くした場合であって
もその傾斜角の増加分を補償する。また、収錨時、船舶
等を移動させてアンカー1を錨爪12側から引くことに
より、取付具23が錨爪12側に移動して、アンカー1
は錨爪12側を上向きとして収錨される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は船舶等の水上移動手段の錨泊や、養殖用のいけす、いかだ、刺し網等 を水上ないしは水中に固定等する際に使用されるアンカーにおいて、アンカーロ ープやアンカーチェーン等の連結具を取り付ける取付部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
船舶の錨泊等に際し使用されるアンカーは、アンカーの軸を成すシャンクの一 端に錨爪が取り付けられていると共に、このシャンクの他端にアンカーロープや アンカーチェーン等の連結具を取り付けるためのアンカーリングを備えており、 このアンカーにアンカーロープやアンカーチェーン等の連結具を連結して海中に 投じることにより、このアンカーロープやアンカーチェーンと連結された船舶等 を錨泊可能としている。
【0003】 図7に示すアンカー1は、一例としてダンフォース型のアンカー1であり、こ のアンカー1は、シャンク11の一端に取り付けられたアンカーリング17にア ンカーロープ30を連結して投錨することにより、このアンカー1の錨爪12先 端が、海底面に突き刺さり、又は海底において突出する岩礁等に係止されて移動 しなくなり、船舶等の錨泊を可能としている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように形成された従来のアンカー1にあっては、アンカーロープやアンカ ーチェーン等の連結具30は、その位置が固定されたアンカーリング17に取り 付けられ、アンカー1に対する取付位置を可変とすることができるようには構成 されていない。
【0005】 そのため、例えば海底より突出する岩礁等の隙間にこの錨爪12が嵌合する等 して引き上げられない所謂「根掛かり」の状態が発生した場合には、アンカーに 連結されたアンカーロープを単にウィンチ等で巻き上げるのみでは収錨すること ができない場合がある。
【0006】 この場合、船舶を移動させてアンカー1を引き上げる向きを変えることにより 根掛かりが外れる場合もあるが、例えば図8(A)に示すように、錨爪12が完 全に岩礁等の隙間に嵌合している場合等においてはこれを外すことができない場 合も多く、無理にアンカー1を引き上げればアンカー1を破損するおそれがあり 、また、如何にしてもアンカー1を引き上げることができない場合には、アンカ ー1を放棄して船舶等を航行可能とすべく、アンカー1と船舶等の間を連結する アンカーロープ30を切断しなければならない場合もあり、比較的高価なアンカ ーの破損や放棄により被る経済的な負担は大きい。
【0007】 また、アンカー1は前述のように海底より突出した岩礁等に錨爪が係止される こと等により固定され、船舶等を好適に錨着し得るものであるが、このようにア ンカー1の錨爪12が岩礁等に係止されるためには、アンカー1の錨爪12の先 端12bが岩礁等に係止し易い姿勢となっている必要がある。
【0008】 そして、アンカー1と船舶等を結ぶアンカーロープ30が短い場合のようにア ンカーロープ30の傾斜角度θが大きくなると、アンカーロープ30に引かれて シャンク11が立ち上がり、その結果、アンカー1の錨爪12の先端は、図8( B)中に破線で示すように海底面より浮き上がることから、前述のように岩礁等 に係止され易い姿勢でアンカー1を海底に位置させるためには、一般にアンカー ロープ30を通常水深の3倍程度の長さ引き出しておく必要がある。
【0009】 そのために、比較的長いアンカーロープ30を常時船舶等に装備しておく必要 があるだけでなく、収錨時、長く引き出されたアンカーロープ30を巻き上げる 必要があり、この作業に多大な労力と時間を要するという問題点がある。
【0010】 以上においては、ダンフォース型のアンカーを例にとり説明したが、上述の問 題は他の型式のアンカーにおいても同様に生じるものである。
【0011】 そこで本考案は上記従来技術における欠点を解消するためになされたものであ り、本考案の第1の目的は、比較的簡単な構成であると共に、好ましくは既存の アンカーに簡単に取り付けることにより、例え根掛かり等が生じた場合であって も容易にアンカーを回収することができ、従って根掛かりによるアンカーの破損 や消失等を無くすことのできるアンカーにおける連結具の取付部構造を提供する ことを目的とする。
【0012】 また、本考案の別の目的は、アンカーと船舶等との間を連結するアンカーロー プやアンカーチェーン等の連結具の長さを従来のものに比較して短くした場合で あっても好適に錨泊を行うことのできるアンカーにおける連結具の取付部構造を 提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のアンカーにおける連結具の取付部20の 構造は、シャンク11の一端11aに錨爪12が取り付けられて成るアンカー1 において、 前記シャンク11の長さ方向におけるアンカー1の両端間に張設されたロープ 状の案内手段21と、 前記案内手段21に遊嵌されて前記シャンク11の長さ方向に移動すると共に 、アンカーロープやアンカーチェーン等の連結具30の一端が連結される取付具 23とを備えたことを特徴とする(請求項1)。
【0014】 前記案内手段21は、前記取付具23が前記シャンク11の他端11bに位置 したとき、前記取付具23を前記シャンク11の軸線よりも水面側に位置して案 内するよう取り付けることとすれば好適であり〔図4(B)参照:請求項2〕、 前記案内手段21を弛んだ状態で前記アンカー1の両端間に張設して、前記取 付具23が前述の位置に案内されるよう構成しても良い(請求項3)。
【0015】 この場合、前記案内手段21は、前記連結具23を通常長さの約2/3とした 場合における前記連結具30の傾斜角の増加に伴うアンカーの姿勢変化を相殺す る位置に、前記取付具23を案内するよう取り付ければ好適である(請求項4) 。
【0016】 さらに、前記アンカー1のシャンク11は、その一端11aを前記錨爪12の 基端12a寄りに擺動可能に軸支されて、錨爪12の先端12bとシャンク11 の他端11bが略同一方向を向いた収納位置と、錨爪12に対して角度を成して 配置された使用位置間で擺動可能に構成されて成り、 前記錨爪12の前記軸支位置よりも基端12a側の位置と、前記シャンク11 の他端11b間に、前記案内手段21を張設することもできる(請求項5)。
【0017】 また、前記案内手段21は、前記シャンク11の他端11bに取り付けられた 遊嵌金具25内に挿入されたロープ状部材を遊嵌金具25を中心に折り返して形 成された2本の折り返し部21a,21bを備えると共に、該折り返し部21a ,21bの他端を前記アンカー1の錨爪12側一端に取り付けて構成されて成り 、 前記取付具23を、前記二本の折り返し部21a,21bの少なくとも一方に 遊嵌して、連結具30の取付部20を構成しても良い(請求項6)。
【0018】 また、前記アンカー1が、前記シャンク11の他端11bにアンカーリング1 7を備えると共に、前記シャンク11の一端11a側に位置して形成された開孔 16a(及び/又は16b)を備える型式のものである場合には、前記案内手段 21を前記アンカーリング17と前記開孔16a(及び/又は16b)間に張設 することもできる(請求項7)。
【0019】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施の形態を添付図面を参照しながら以下説明する。
【0020】 〔実施例1〕 図1において1は、アンカーロープ、アンカーチェーン等の連結具30が取り 付けられる本考案の取付部構造を備えたアンカーである。図1に示す実施形態に あっては、このアンカー1を既知のダンフォース型のものとして説明するが、本 考案の取付部構造が適用されるアンカーは、このダンフォース型のものに限定さ れず、後述のストックアンカー、その他既知の各種のアンカーに適用可能であり 、その構成は図1に示す実施形態に限定されるものではない。
【0021】 この図1に示すアンカー1は、アンカーロープやアンカーチェーン等の連結具 30が連結されるシャンク11と、このシャンク11の一端11aに取り付けら れた錨爪12を備え、その基本構造は従来技術において説明した図7に示すアン カーと同様であるが、本考案のアンカー1にあっては、従来アンカーリング17 に取り付けられていたアンカーロープやアンカーチェーン等の連結具30の取付 位置を、シャンク11の長さ方向に変位可能とした取付部20を備えている点に おいて従来のアンカーと相違する。
【0022】 この取付部20は、シャンク11の長さ方向に張設されたロープ状部材から成 る案内手段21と、この案内手段21に遊嵌されると共に、案内手段21に案内 されてシャンク11の長さ方向に移動する取付具23により形成されている。
【0023】 図1に示す実施形態にあっては、この取付部20は既知のダンフォース型アン カーに取り付けられたロープから成る案内手段21と、二つのD字状金具を回転 自在に連結して成る取付具23(以下、「より取り」という。)の一方のD字状 金具を案内手段21に遊嵌して形成されている。
【0024】 このダンフォース型アンカーにおいて、図1及び図7に示すように錨爪12は シャンク11の一端11aを挟持する二枚の板状体13a,13bと、この二枚 の板状体13a,13bの上端及び下端をそれぞれ連結する二枚のフランジ部1 4a,14bが設けられていると共に、前述の二枚の板状体13a,13bをシ ャンク11と共に貫通するストック15が設けられ、シャンク11の一端11b がこのストック15に軸支されて、錨爪12と同一軸線上に並んだ収納状態(図 1及び図7中の実線位置)と、錨爪12に対して所定の角度で交叉する使用状態 (図1及び図7中の一点鎖線)間で擺動可能に構成されている。
【0025】 また、前述のシャンク11の他端11bには、アンカーロープ等の連結具30 の本来の取付位置であるアンカーリング17が設けられると共に、前記ストック 15による軸支位置よりもさらに錨爪12の基端12a側において、前記二枚の フランジ部には開孔16a,16bが形成されている。
【0026】 本実施形態のアンカー1にあっては、このダンフォース型アンカーに当初より 設けられている前述のアンカーリング17と開孔16a間にロープを張設し、こ のロープを案内手段21としてアンカーロープ30の連結位置を変位可能として いる。
【0027】 なお、この案内手段21を成すロープの張設に際しては、図1及び図2に示す ようにシャンク11の上側においてアンカーリング17に案内手段21を取り付 けて、アンカー1が海底に着底した際に、取付具23がシャンク11の軸線より も水面側に位置するよう構成することが好ましく、また、案内手段21を若干弛 んだ状態に張設し、アンカーロープ30を引っ張った際に、案内手段21が変形 して取付具23がシャンク11の軸線よりも水面側に位置するよう構成しても良 い。
【0028】 この案内手段21と成るロープは、ワイヤロープ等の金属製のものであっても 良く、また、麻や綿等の天然素材、ナイロン、ポリプロピレン等の合成樹脂製の ものであっても良く、各種材質のものを使用することができる。また、このロー プが他の部材と摺接する位置には、例えばゴムホース等の補強部材で被覆して、 摺接部の補強を図っても良い。
【0029】 このロープ21の張設方法としては、ロープ21の一端をアンカーリング17 に、他端を前記開孔16aに、例えば直接結び付けることにより行っても良いが (図示せず)、本実施形態にあっては先ず、フランジ部14a,14bの一方1 4aに設けられた前述の開孔16aに、シャックル24によりロープ21の一端 に形成されたアイ22を掛止し、次いで、ロープ21の他端を、アンカーリング 17に直接(この場合には、アンカーリング17が遊嵌金具となる。)、又はア ンカーリング17に取り付けられた遊嵌金具であるシャックル25内に挿入して 折り返して2本の折り返し部21a,21bを形成し、さらにこのロープ21の 折り返し部21b側の先端を、ロープ21の一端に形成されたアイ22に挿入す ると共に、このアイ22が掛止されている開孔16a内に挿入し、さらに他方の フランジ部14bに形成された開孔16bに取り付けられたシャックル26に挿 入してフランジ部14a,14b間で結び、開孔16aよりロープ21の端部を 抜き取り不能としている。
【0030】 このように、遊嵌金具25であるシャックルに遊嵌されて形成された2本の折 り返し部21a,21bのいずれか一方21bに、取付具23を遊嵌することに より、単一の案内手段を設けた場合に比較して、シャンク11が擺動して使用状 態となったときに生じた案内手段21の弛み長さが2倍と長くなり、案内手段2 1が変形して取付具23を中心として形成される三角形の頂点における角Δ〔図 5(B)参照〕が小さくなる。従って、後述するようによりアンカーロープ30 を短くしてその傾斜角が増した場合であってもアンカー1の姿勢をより好適な状 態に維持することができる。
【0031】 なお、図1においては、このロープ21の取り付け方法を説明する便宜上、こ のロープ21を弛んだ状態に示しているが、このロープ21はこれを縛って固定 する前に不要な弛みを取り除き、図1中実線で示す収納状態においては、略弛み のない状態で張設し、図1中破線で示す使用状態にシャンク11が起き上がって いるときに弛みが生じるよう張設することが好ましい(図2参照)。
【0032】 以上のようにして、ロープ21の張設により2本の折り返し部21a,21b が形成され、このうちの少なくとも一方に取付具23が遊嵌される。図1及び図 2に示す実施形態のあっては、この取付具23としてより取りを使用しているが 、この取付具23は図1及び図2に示す例に限定されるものでなく、符号24, 25,26として図示したと同様のシャックルを使用しても良く、また、リング 状の金具等、ロープ21に遊嵌可能で、かつロープ21に案内されてシャンク1 1の長さ方向に移動可能であると共に、アンカー1の荷重に耐え得るものであれ ば各種形状、材質のものを使用することができる。
【0033】 図1に示す実施形態にあっては、前述のように2本の折り返し部21a,21 bのうち、アイ22の形成されていない側の折り返し部21bにこの取付具23 を取り付けているが、取付具23の取り付けはこれに限定されることなく、アイ 22の形成された側の折り返し部21aに取り付けても良い。
【0034】 もっとも、このようにアイ22の形成された側の折り返し部21aに取付具2 3を取り付ける場合、取付具23がこのアイ22の形成位置を越えて開孔16a 側に移動することができない等、その移動が規制されることから、好ましくは図 1に示すようにアイ22の形成されていない側の折り返し部21bに取付具23 を取り付けることが好ましい。
【0035】 以上のようにして、二本の折り返し部21a,21bが形成されたロープ21 から成る案内手段を形成し、この案内手段に遊嵌された取付具23に船舶等と連 結されるアンカーロープやアンカーチェーン等の連結具30が連結される。
【0036】 なお、本実施形態にあってはこの連結具30としてアンカーロープを使用して いる。
【0037】 この取付具23と、アンカーロープ30との連結は、アンカーロープ30を取 付具23に直接結び付けることにより行っても良く、また、前述のより取りやシ ャックル、リング金具等を組み合わせて連結しても良く、さらに、アンカー1に よる錨泊を100mを越える比較的水深の深い場所において行う場合には、所定 長さのチェーンを介して行っても良い。
【0038】 このチェーンは、アンカー1の重りとして作用するものであり、チェーンの重 量によりシャンク11のアンカーリング17側の端部が浮き上がること、従って 錨爪12の先端が海底面より離間することを防止するものである。
【0039】 なお、アンカーロープ30は、例えば前述の2本の折り返し部21a,21b の双方にそれぞれ取付具23,23を取り付けて、このうちのいずれか一方の取 付具23に対して前述の重りと成るチェーンを取り付け、錨泊場所の水深に対応 していずれの取付具23を介してアンカーロープ30を連結するかを選択しても 良く、又は二本の折り返し部21a,21bのいずれか一方に2つの取付具23 ,23を取り付け、このうちの一方に前述のチェーンを取り付けて、このうちの いずれか一方の取付具23,23を選択してアンカーロープ30を連結するよう 構成しても良い。
【0040】 〔実施例2〕 以上説明した本考案の実施形態にあっては、本考案の連結具の取付部構造が適 用されるアンカーをダンフォース型のアンカーとして説明したが、本考案の取付 部構造は他の型式のアンカーに対しても適用可能である。
【0041】 図3に示す実施形態にあっては、ストックアンカーに対して本考案の取付部構 造を適用しており、このアンカー1に前述の図1及び図2に示す実施形態と同様 の取付部20を形成してアンカー1に対するアンカーロープ等の連結具30の連 結位置を変位可能としている。
【0042】 このストックアンカーに対して本考案の取付部構造を適用する場合、アンカー 1の錨爪側端部に前述のダンフォース型アンカーに設けられているような開孔1 6a,16bが形成されていない場合には、図3に示すように案内手段21の一 端をシャンク11とフレークアーム18との交点に連結して取り付ける。
【0043】 この案内手段21は、例えばロープの一端をアンカーリング17に連結し、他 端をシャンク11とフレークアーム18との交点位置に連結して取り付けても良 いが、図3に示す実施形態にあっては、一本のロープ21を折り返して形成され た二本の折り返し部21a,21bがシャンク11の長さ方向に配置されるよう 構成されている。
【0044】 このロープ21の取り付け方法としては、ロープ21をアンカーリング17に 取り付けられた遊嵌金具であるシャックル25に挿入して二つ折りにし、このロ ープ21の両端をフレークアーム18に巻回した後縛って固定しても良く、又は 、取付具23及びシャックル25の遊嵌された無端環状のロープ21の適宜の位 置をフレークアーム18とシャンク11の連結位置に巻回、その他の方法により 係止すると共に、シャックル25をアンカーリング17に掛止して遊嵌金具と成 し、シャンク11の長さ方向に2本の折り返し部21a,21bを略平行に張設 する構成としても良い。なお、このロープ21は、若干の遊びを持たせて張設さ れている。
【0045】 そして、このロープ21に形成された一方の折り返し部21bに移動可能に取 り付けられた取付具23に船舶等と連結されるアンカーロープ等の連結具30を 連結し、アンカー1と船舶間の連結を行っている。
【0046】 なお、図3に示す実施形態にあっては、単一の取付具23を設けた例について 説明しているが、平行に張設された2本の折り返し部21a,21bのそれぞれ に取付具を取り付けると共に、一方の取付具には所定長さチェーンを取り付けて 、錨泊時の水深に応じていずれかを選択可能に構成できるよう構成しても良く、 また、2本の折り返し部21a,21bのうちいずれか一方21bに2つの取付 具を取り付けて、その一方に前述のチェーンを取り付けて、錨泊時の水深等に応 じていずれかを選択可能に構成しても良い点については、前述の図1及び図2に 示すダンフォース型のアンカーの場合と同様である。
【0047】 〔使用方法〕 以上のように構成された本考案の連結具30の取付部構造を備えたアンカーの 使用方法について説明する。
【0048】 先ず、アンカーロープ等の連結具30を案内手段21に案内されて移動する取 付具23に連結して、この状態において使用する。
【0049】 本考案のアンカー1を使用して船舶等を錨泊する場合には、先ず、シャンク1 1の錨爪12側を下向きとして投錨すると共に、連結具30であるアンカーロー プを送り出して、アンカー1を海底迄沈める。
【0050】 アンカー1の着底後、さらにアンカーロープ30を水深の約2倍の長さとなる 迄送り出す。
【0051】 このとき、船舶等は、海上における風や海流により流され、送り込まれたアン カーロープ30の長さ分、海上を移動する。従って、アンカー1と船舶間を連結 するアンカーロープ30は、アンカー1と船舶間に斜めに張設され、また、着底 したアンカー1は、この船舶等の移動に伴って海底を引き摺られて移動する。
【0052】 このように、アンカーロープ30が引っ張られると、取付具23はアンカーロ ープ30に引かれてシャンク11の他端11b側に移動する。このとき、ロープ 状の部材により形成された案内手段21は、アンカーロープ30により引かれて 上方に撓み、取付具23の配置位置はこの撓みにより水面側にシフトする。
【0053】 特に、取付具23をシャンク11の軸線よりも海面側に位置するよう取り付け られて成る案内手段にあっては、この状態において海底を引き摺られるアンカー は、錨爪12の先端12bが海底面に突き刺さり易く、又は海底面より突出する 岩礁等に係止され易い姿勢をとる。
【0054】 図4(A)に示すように、シャンク11の軸線上に設けられたアンカーリング にアンカーロープ30を取り付ける場合には、矢印A方向の力は、シャンクを水 平方向に移動させる力Aと、一端11aにおいて軸支されたシャンク11を重 力に抗して反時計回り方向させる擺動する力A成分に分解して考えることがで きる。そして、アンカーロープ30の引張力を強めていくと、シャンク11の傾 きはアンカーロープ30の傾きに近接するよう擺動し、シャンク11とアンカー ロープ30の傾きが一致すると、AとAの向きが一致し、この位置を越えて シャンク11は擺動しない〔図4(A)中の破線参照〕。
【0055】 一方、図4(B)に示すように、本考案の連結部構造を備えたアンカー1にあ っては、シャンク11に対するアンカーロープ30の取り付けはシャンク11の 軸線よりも水面側〔図4(B)中の上方〕にずれた位置で行われているために、 シャンク11を反時計回りに擺動させる力Aはシャンク11の一端11aにお ける軸支点と、アンカーロープ30との連結点とを結ぶ線Bと、アンカーロープ 30の傾きとが一致した位置において安定する〔図4(B)中の破線参照〕。
【0056】 従って、本考案の取付具20を使用する場合には、線Bの傾きが角θとなった 場合であっても、シャンク11の傾きはθ−βであり、角β分、シャンク11を 寝かせた姿勢とすることができる。従って、アンカーロープ30の傾斜角をθ+ βとした場合であっても、シャンク11の傾斜は、従来技術におけると同様の傾 斜に維持することができる。
【0057】 また、案内手段であるロープ21が弛んだ状態で張設されている場合、ないし は、シャンク11の擺動により案内手段21に弛みが生じるよう構成された取付 部20を備える場合には、アンカーロープ30により引かれた案内手段21は、 取付具23の位置を頂角とした三角形状に変形し、アンカーロープ30により伝 えられた力Fは、案内手段21の一方の取り付け位置である開孔16aと、他方 の取付位置であるアンカーリング17に分散して担持され、シャンク11の他端 11b側の一点のみにおいて担持される従来技術の場合に比較して、シャンク1 1の他端11bを上方に持ち上げる力が小さくなり、シャンク11が起き上がり 難くなっている。
【0058】 この点につき、図5(A)及び図5(B)を参照して説明する。なお、アンカ ーリング17にアンカーロープ30を直接連結した場合を図5(A)を参照し、 本考案の取付部20を介してアンカーロープ30を連結した場合を図5(B)を 参照して説明する。また、アンカーロープ30による引張力Fは、図5(A)及 び図5(B)のいずれにおいても同一の力及び向きであるものとし、またアンカ ーロープによる引張力Fと、アンカー1が有する係止力は均衡しているものとし て説明する。
【0059】 既知の方法によりアンカーリングに直接アンカーロープを連結して使用する場 合〔図5(A)参照〕において、シャンクに対してアンカーロープが傾斜して位 置する場合には、シャンクの他端11bを上方に持ち上げる力fは、 f=Fsinθ・・・・(1) である。
【0060】 一方、本考案の取付部を介してアンカーにアンカーロープを連結する場合〔図 5(B)参照〕には、アンカーロープを介してシャンクに伝えられる力Fは、案 内手段の張力T,Tの合成力と一致する。
【0061】 ここで、アンカーロープを連結する、より取り等の取付具23は、T=T でバランスする位置において止まり、アンカーロープ30の延長線は案内手段2 1の頂点を成す角Δを、δ,δに二等分する位置にある。
【0062】 そして、アンカーロープを介して伝えられた力Fは、シャンクの他端11bに 対してはTとして、開孔16aの位置にはTとして、それぞれに加えられ、 アンカーを上方に持ち上げようとする力は、Tの垂直成分であるfと、T の垂直成分であるfにそれぞれ分解されている。
【0063】 このうちの、シャンクの他端11bを上方に持ち上げようとする力fは、 f=Tsin(θ+δ)・・・・(2) である。 ここに、δ=Δ/2 ここで、図5(A)におけるfと、図5(B)におけるfとが f>f となる条件を考えると、上記(1),(2)式より、 Fsinθ>Tsin(θ+δ) よって、 Fsinθ>T(sinθcosδ+cosθsinδ)・・・・(3) となる。 ここで、 F=Tcosδ+Tcosδ T=T であるから、(3)式は、 Tcosδsinθ>Tsinδcosθ cosδsinθ−sinδcosθ>0 sin(θ−δ)>0・・・・(4) となる。
【0064】 (4)式から、θ−δが0よりも大きいとき、すなわち図5(B)から明らかな ように案内手段21に弛みが生じているとき、fはfよりも大きく、従って 、アンカーリング17にアンカーロープ30を連結する従来の方法に比較して、 本考案の取付部20を使用する場合には、シャンクの他端11bを上方に持ち上 げる力がfがfに比較して小さくなり、その分、アンカーロープの傾斜角θ を大きくした場合であってもシャンクの姿勢を従来と同様に保つことができる。 その結果、アンカーロープを従来のものに比較して短くすることが可能となって いる。
【0065】 因みに、図5(A)においてアンカーロープの傾斜角θを20゜としたときの fと、図5(B)において、アンカーロープの傾斜角θを30゜とし、かつ、 δを10゜としたときのfは略一致し、この組合せにおいてアンカーロープの 傾斜角を10゜増加させることができる。
【0066】 また、例えばアンカーロープ30の長さをそのままとする場合には、シャンク 11を従来のアンカーに比較してより水平に近い状態に保つことができ、シャン ク11が受ける水の抵抗を減らすこともでき、水の抵抗によりシャンク11の他 端11b側が持ち上げられること、従ってシャンク11に連結された錨爪12の 先端12bが、海底より離間することも防止される。
【0067】 さらに、図1及び図2に示すダンフォース型のアンカーに対して本考案の取付 部構造を適用した場合には、ロープ21の折り返し部21bが引っ張られると、 このロープ21が連結された開孔16aを介して錨爪12の基端12aが、図2 中矢印Bに示す方向に引かれ、錨爪12の先端12bはストック15を中心に図 2中時計回りの方向(図2中の矢印C参照)に擺動し、錨爪12が強制的に開か れる。従って、アンカー1は錨爪12の先端12bを海底面に対して突き立てる 姿勢を取り、より海底面より突出する岩礁や砂地等に係止され易いものとなる。
【0068】 因みに、従来技術として説明したように、アンカーロープの長さを水深に対し て3倍の長さとする場合には、アンカーロープの傾斜角θは、 cosθ=2√2/3 θ=19.5゜ である。
【0069】 本願の取付部20を使用することにより、アンカーロープ30の傾斜角をかり に10゜増すことができたとすると、このときのアンカーロープ30の傾斜角θ は、 θ=29.5゜ よって、アンカーロープの長さLは、 L=1/sin29.5=2.1 となり、その長さを約2/3に減少することができる。
【0070】 このように、本考案の取付部20を備えたアンカー1にあっては、アンカーロ ープ30を短くしてアンカーロープ30の傾斜角度θを大きくした場合であって も、その錨爪12の先端が海底に突き刺さり易く又は海底より突出する岩礁等に 係止され易い姿勢をとることから、従来のアンカーにあっては、水深の3倍程の アンカーロープ30を送り出してアンカー1と船舶間に鋭角的にアンカーロープ を張設する必要があったが、本考案のアンカー1を使用する場合には水深の2倍 程度のアンカーロープ30を送り出せば良い。
【0071】 そのため、船舶等に装備するアンカーロープ等の連結具30の長さを短くする ことができ、また、収錨時のアンカーロープ30の巻き上げが容易となり、作業 性が向上する。
【0072】 このアンカー1を収錨する場合において、アンカー1が根掛かりしていない場 合には、従来のアンカーと同様の方法によりこれを引き上げることができるが、 好ましくは根掛かりの有無に拘わらず、下記の方法によりアンカー1を巻き上げ ることにより、好適にアンカー1を回収することができる。
【0073】 錨泊が行われている状態において、アンカー1は船舶の前方に位置しており、 また、取付具23は案内手段であるロープ21bのアンカーリング17側に位置 している〔図6(A)〕。
【0074】 収錨に際しては、先ず船舶をアンカー1の着底位置上方よりもさらに前方に移 動させる。その後、この位置においてアンカー1に連結されたアンカーロープや アンカーチェーン等の連結具30を巻き上げると、この連結具30の先端に取り 付けられた取付具23が案内手段21であるロープに案内されて、錨爪側に移動 する〔図6(B)〕。
【0075】 このとき、例え案内手段21に岩礁等が接触し、移動中の取付具23がこの岩 礁等に接触した場合であっても、ロープ状部材により形成された案内手段21は 容易に変形して、取付具23が移動不能となることがない。特に、案内手段21 であるロープを弛んだ状態で張設して成る場合には、このような場合においても より容易に取付具23を移動させることができる。
【0076】 この状態においてさらにアンカーロープ30を巻き上げると、アンカー1の錨 爪12は海底や海底より突出した岩礁等に対する係止方向とは逆方向より引き上 げられるので、例え錨爪12が海底面に深く突き刺さり、又はアンカー1が根掛 かりしていた場合であってもこれを容易に外し、収錨することができると共に、 根掛かり等が生じていない場合であっても、アンカー1は常に錨爪側から海面に 向けて巻き上げられ海底に堆積したヘドロ等がこの錨爪部に溜まって引き上げら れたり、水面近くに引き上げたとき錨爪12の先端が船底に当たって船底を傷付 ける等の弊害が防止される〔図6(C)〕。
【0077】 特に、ダンフォース型のアンカーに本考案の取付部構造を適用する場合には、 収錨時に取付具23が開孔16a近傍に位置してアンカー1が引き上げられるこ とにより、アンカー1の錨爪12とシャンク11とが略同一線上に位置した収納 状態で引き上げられるため、引き上げの際の水の抵抗等も受け難いという利点も ある。
【0078】 〔その他〕 以上の説明において、本考案の取付部構造をダンフォース型アンカー及びスト ックアンカーに適用する例について説明したが、本考案の取付部構造は、他の例 えばホールディング型、ネイビー型、その他既知の各種の型式のアンカーに対し て適用可能である点については前述の通りである。
【0079】 また、前述の実施形態にあっては、本考案の取付部構造を備えたアンカー1を 海上において使用する例について説明したが、本考案の取付部構造を備えたアン カー1は、河川等において使用することもでき、また、湖沼等の平水面において 使用することもできる。
【0080】 さらに、前述の説明においては、本考案の取付部構造を備えたアンカー1を船 舶の錨泊に使用する例について説明したが、例えば各種の養殖イカダの係留等、 その他各種の用途において使用することができる。
【0081】
【考案の効果】
以上説明した本考案の構成により、比較的簡単な構成により例え根掛かり等が 生じた場合であっても容易に回収することができ、従って根掛かりによるアンカ ーの破損や消失等を無くすことのできるアンカーにおける連結具の取付部構造を 提供することができた。
【0082】 また、アンカーと船舶等との間を連結するアンカーロープやアンカーチェーン 等の連結具の長さを短くした場合であっても好適に錨泊を行うことのできるアン カーにおける連結具の取付部構造を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態を示すアンカーの斜視
図。
【図2】 本考案のアンカーの一実施形態を示す側面
図。
【図3】 本考案の別の実施形態を示すアンカーの斜視
図。
【図4】 連結具の取付位置の相違によるシャンク角度
の相違を表す図であり、(A)は従来の取付部、(B)
は本発明の取付部を示す。
【図5】 アンカーロープによる引張力によりアンカー
に作用する力の説明図であり、(A)は従来のアンカ
ー、(B)は本願取付部を備えたアンカーを示す。
【図6】 収錨時における作業の工程を示す図であり、
(A)は錨泊時、(B)はアンカーに対する掛止位置を
変位させた状態、(C)はアンカーロープの巻き上げ時
の状態を示す。
【図7】 従来のアンカーの斜視図。
【図8】 従来のアンカーの使用状態を示し、(A)は
根掛かりが生じた状態、(B)は錨爪が底面より離間す
る原理を説明した図。
【符号の説明】
1 アンカー 11 シャンク 11a シャンクの一端 11b シャンクの他端 12 錨爪 12a 錨爪の基端 12b 錨爪の先端 13(13a,13b) 板状部 14(14a,14b) フランジ部 15 ストック 16a,16b 開孔 17 アンカーリング 18 フレークアーム 20 取付部 21 案内手段(ロープ) 21a,21b 折り返し部 22 アイ 23 取付具(より取り) 24,26 シャックル 25 遊嵌金具(シャックル) 30 連結具(アンカーロープ) 34 チェーン

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャンクの一端に錨爪が取り付けられて
    成るアンカーにおいて、 前記シャンクの長さ方向におけるアンカーの両端間に張
    設されたロープ状の案内手段と、 前記案内手段に遊嵌されて前記シャンクの長さ方向に移
    動すると共に、アンカーロープやアンカーチェーン等の
    連結具の一端が連結される取付具とを備えたことを特徴
    とするアンカーにおける連結具の取付部構造。
  2. 【請求項2】 前記案内手段は、前記取付具が前記シャ
    ンクの他端に位置したとき、前記取付具を前記シャンク
    の軸線よりも水面側に位置して案内するよう取り付けら
    れて成ることを特徴とする請求項1記載のアンカーにお
    ける連結具の取付部構造。
  3. 【請求項3】 前記案内手段が、弛んだ状態で前記アン
    カーの両端間に張設されて成ることを特徴とする請求項
    2記載のアンカーにおける連結具の取付部構造。
  4. 【請求項4】 前記案内手段は、前記連結具を通常長さ
    の約2/3とした場合における前記連結具の傾斜角の増
    加に伴うアンカーの姿勢変化を相殺する位置に、前記取
    付具を案内することを特徴とする請求項2又は3記載の
    アンカーにおける連結具の取付部構造。
  5. 【請求項5】 前記アンカーのシャンクは、その一端を
    前記錨爪の基端寄りに擺動可能に軸支されて、錨爪の先
    端と前記シャンクの他端が略同一方向を向いた収納位置
    と、前記錨爪に対して角度を成して配置された使用位置
    間で擺動可能に構成されて成り、 前記錨爪の前記軸支位置よりも基端側の位置と、前記シ
    ャンクの他端間に、前記案内手段を張設したことを特徴
    とする請求項1〜4いずれか1項記載のアンカーにおけ
    る連結具の取付部構造。
  6. 【請求項6】 前記案内手段は、前記シャンクの他端に
    取り付けられた遊嵌金具内に挿入されたロープ状部材
    を、前記遊嵌金具25を中心に折り返して形成された2
    本の折り返し部を備えると共に、該折り返し部のそれぞ
    れの他端を前記アンカーの錨爪側一端に取り付けて構成
    されて成り、 前記取付具を、前記二本の折り返し部の少なくとも一方
    に遊嵌したことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項
    記載のアンカーにおける連結具の取付部構造。
  7. 【請求項7】 前記アンカーが、前記シャンクの他端に
    アンカーリングを備えると共に、前記シャンクの一端側
    に位置して形成された開孔を備え、前記案内手段を前記
    アンカーリングと前記開孔間に張設したことを特徴とす
    る請求項1〜6いずれか1項記載のアンカーにおける連
    結具の取付部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06101231A (ja) * 1992-07-14 1994-04-12 Sumikin Kozai Kogyo Kk 鉄筋メッシュ踏み掛け板

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