JP2000042729A - 熱交換器のタンクのろう付け方法 - Google Patents

熱交換器のタンクのろう付け方法

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JP2000042729A
JP2000042729A JP10214263A JP21426398A JP2000042729A JP 2000042729 A JP2000042729 A JP 2000042729A JP 10214263 A JP10214263 A JP 10214263A JP 21426398 A JP21426398 A JP 21426398A JP 2000042729 A JP2000042729 A JP 2000042729A
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tank
flux
tank body
seat plate
partition plates
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JP10214263A
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English (en)
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Makoto Kono
誠 河野
Ryoji Matsunami
亮二 松波
Tatsuya Fujiyoshi
達也 藤吉
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/0219Arrangements for sealing end plates into casing or header box; Header box sub-elements
    • F28F9/0224Header boxes formed by sealing end plates into covers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンクに塗布した粘液状フラックスの流れ落
ちをなくし、周辺設備の汚損回避とフラックスの無駄な
消費を回避できる熱交換器のタンクのろう付け方法の提
供を図る。 【解決手段】 粘液状のフラックス21をタンク本体1
1の開口縁11aに塗布し、タンク本体11の開口縁1
1a部と座板12とが接触する接合部分にのみフラック
ス21を介在させ、加熱により該フラックス21を活性
化させろう材を溶かしてタンク本体11と座板12とを
ろう付けするため、タンク5A,5Bの加熱炉への搬送
過程で、および加熱炉での加熱過程でフラックス21が
タンク5A,5Bから流れ落ちることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用冷凍サイク
ルに採用されるエバポレータ、コンデンサ、ヒータや、
ラジエータ等の熱交換器のタンクのろう付け方法に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】熱交換器のタンクのろ
う付け方法として、従来、特開平4−322896号公
報に示されているように、ポリブデンを分散媒としたフ
ラックスを略半円形断面のタンク本体の外周面に全体的
に塗布し、該タンク本体の開口縁部に外嵌した座板を下
側にすることによって該フラックスをタンク本体と座板
との接合部に集中させて、加熱炉で加熱してろう付けす
る方法が知られている。
【0003】ところが、このようにタンク本体の外周面
に全体的にフラックスを塗布した場合、フラックスがタ
ンクの加熱炉内への搬送途中および加熱炉内でタンクか
ら流れ落ちて周辺設備を汚損してしまうのみならず、フ
ラックスを無駄に消費してコスト的に不利となってしま
う。
【0004】そこで、本発明はタンクの加熱炉への搬送
過程および加熱炉での加熱過程でフラックスがタンクか
ら流れ落ちるのを回避できて、周辺設備の汚損やフラッ
クスの無駄をなくすことができる熱交換器のタンクのろ
う付け方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、タンクを構成する略半円形断面に成形されたアルミ
材からなるタンク本体と、該タンク本体の開口縁部に外
嵌したアルミ材からなる座板とをろう付けする方法であ
って、前記タンク本体の開口縁に粘液状のフラックスを
塗布し、該フラックスをタンク本体と座板との接触部分
に介在させ、これらタンク本体と座板とを加熱炉で加熱
してろう付けすることを特徴としている。
【0006】請求項2の発明にあっては、請求項1に記
載のタンク内には、該タンクの閉断面形状に合わせて成
形され、かつ、周縁部のタンク本体内周面に接する部分
に該タンク本体に設けたロケート孔に嵌合するロケート
突起を備えたアルミ材からなる仕切りプレートが配設さ
れ、該仕切りプレートはその全周縁に粘液状のフラック
スを塗布し、該フラックスを仕切りプレートとタンク本
体および座板との接触部分に介在させて、タンク本体と
座板とのろう付けと同時に該仕切りプレートをタンク内
周面にろう付けすることを特徴としている。
【0007】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、粘液状
のフラックスはタンク本体の開口縁に塗布されて、該タ
ンク本体の開口縁部と座板とが接触する接合部分にのみ
フラックスが介在されるから、タンクの加熱炉への搬送
過程で、および加熱炉での加熱過程でフラックスがタン
クから流れ落ちることがなく、周辺設備を汚損したりフ
ラックスの無駄な消費を回避することができる。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、タンク内に該タンク内を隔成す
る仕切りプレートを配設したタンク構造にあっては、該
仕切りプレートの全周縁に粘液状のフラックスが塗布さ
れて、仕切りプレートとタンク本体および座板とが接触
する接合部分にのみフラックスが介在されるから、フラ
ックスの無駄な消費を回避することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
と共に詳述する。
【0010】図2に熱交換器として自動車用冷凍サイク
ルに採用されるエバポレータ1を示す。このエバポレー
タ1は複数個の偏平状の冷媒チューブ3と波形状に成形
した複数個のアウターフィン4とを交互に積層配列した
コア2と、該コア2の一側に配設した一対のタンク5
A,5Bとを備えている。
【0011】冷媒チューブ3は2枚のプレート6,6を
重ね合わせて接合して構成され、プレート6,6の周縁
部と中央部分に接合代となるランド部7を内側に向けて
突出成形してあり、ランド部7,7を対向して接合する
ことによって、U字状にターンフローする冷媒通路8を
構成するようにしてある。
【0012】また、プレート6,6の前記ランド部7を
除く面、つまり、前記冷媒通路8を形成する面には頂部
が相互に当接して接合される多数個のディンプル9を内
側に向けて突出成形して、冷媒通路8を流通する冷媒の
流通経路を長くすると共に、冷媒チューブ3の表面積の
拡大と該冷媒チューブ3の剛性を高めるようにしてあ
る。
【0013】タンク5A,5Bは何れも略半円形断面に
成形したタンク本体11と、平皿状に成形されてタンク
本体11の開口縁11a側に外嵌した座板12とを備え
ている。
【0014】座板12にはチューブ挿入孔13を長さ方
向に等間隔に列設してあり、一方のタンク5Aの座板1
2のチューブ挿入孔13は前記各冷媒チューブ3の冷媒
通路8の一方の開口端部に圧入固定し、他方のタンク5
Bの座板12のチューブ挿入孔13は各冷媒チューブ3
の冷媒通路8の他方の開口端部に圧入固定してある。
【0015】前記一方のタンク5Aはその内部を左右に
隔成する仕切りプレート14を備えている。
【0016】この仕切りプレート14は図1に示すよう
にタンク5Aの閉断面形状に合わせて成形してあり、周
縁部の前記タンク本体11の内周面に接する部分、例え
ば仕切りプレート14の半円状周縁の中央部位と、該半
円状周縁とフラット状周縁との連接部位にロケート突起
15を突設してある一方、タンク本体11にはロケート
突起15に対応する部位にロケート孔16(本実施形態
では開口縁の切欠きも孔と称している)を設けて、これ
らロケート突起15とロケート孔16とを嵌合して固定
するようにしてある。
【0017】タンク5Aは前記仕切りプレート14で隔
成された一側室(図2の左側)を、タンク本体11の周
壁に冷媒入口17を設けて冷媒流入室とし、他側室(図
2の右側)をタンク本体11の周壁に冷媒出口18を設
けて冷媒流出室としてある。
【0018】また、この冷媒流入室内には中央に流通孔
14aを有する流量調整用の仕切りプレート14Aを前
記仕切りプレート14と同様にロケート突起15とロケ
ート孔16との嵌合によって固定してある。
【0019】タンク5A,5Bのタンク本体11と座板
12、およびタンク5Aにあっては仕切りプレート1
4,14A等は、後述するようにろう付け固定される
が、このろう付け固定前にタンク本体11と座板12と
の離脱を抑えるため、座板12のフランジ縁に設けた複
数個の爪片19をタンク本体11の外周面にかしめると
共に、これらタンク本体11と座板12との継目部分の
複数ヶ所を溶接して仮り固定してある。図2中、20は
コア2の端板を示す。
【0020】ここで、前記タンク本体11、座板12お
よび仕切りプレート14,14Aは、何れもアルミニウ
ム、アルミ合金等のアルミ材を基材として、同系金属か
らなるろう材を表面処理した所謂クラッド材を用いてプ
レス成形してある。
【0021】そして、タンク本体11と座板12とは、
図1に示すように予めタンク本体11の開口縁11aに
例えばポリブデンを分散媒とした粘液状のフラックス2
1を塗布し、また、仕切りプレート14,14aを付設
するものにあっては該仕切りプレート14,14aの全
周縁にも予め前記粘液状のフラックス21を塗布して、
これらタンク本体11と座板12、およびタンク本体1
1と座板12と仕切りプレート14,14Aを組付け、
これを図外の加熱炉で加熱して前記分散媒を昇華させ、
フラックスを活性化させろう材を溶かし、タンク本体1
1と座板12との接触部分、およびタンク本体11と座
板12と仕切りプレート14,14Aとの各接触部分を
ろう付けしてある。
【0022】以上のようにこの実施形態の方法によれ
ば、粘液状のフラックス21はタンク本体11の開口縁
11aに塗布されて、該タンク本体11の開口縁11a
部と座板12とが接触する接合部分にのみ該フラックス
21が介在されるから、タンク5A,5Aの加熱炉への
搬送過程で、および加熱炉での加熱過程でフラックス2
1がタンク5A,5Bから流れ落ちることがなく、周辺
設備を汚損したりフラックス21の無駄な消費を回避す
ることができる。
【0023】また、仕切りプレート14,14Aを備え
たタンク5Aにあっては、該仕切りプレート14,14
Aの全周縁に粘液状のフラックス21を塗布し、仕切り
プレート14,14Aとタンク本体11および座板12
とが接触する接合部分にのみフラックス21を介在させ
て、タンク本体11と座板12との加熱によるろう付け
と同時に該仕切りプレート14,14Aのロケート突起
15を含めた全周縁をタンク本体11と座板12とに接
合するようにしてあるから、これら仕切りプレート1
4,14Aを備えたタンク5Aにあっても、接合に必要
な部分にのみフラックス21を用いて該フラックス21
の無駄な消費をなくしてコスト的に有利に得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の一実施形態を示す説明図。
【図2】熱交換器の一例を示す分解斜視図。
【符号の説明】
1 熱交換器 5A,5B タンク 11 タンク本体 11a 開口縁 12 座板 14,14A 仕切りプレート 15 ロケートピン 16 ロケート孔 21 フラックス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク(5A),(5B)を構成するア
    ルミ材からなるタンク本体(11)と、該タンク本体
    (11)の開口縁(11a)部に外嵌したアルミ材から
    なる座板(12)とをろう付けする方法であって、前記
    タンク本体(11)の開口縁(11a)に粘液状のフラ
    ックス(21)を塗布し、該フラックス(21)をタン
    ク本体(11)と座板(12)との接触部分に介在さ
    せ、これらタンク本体(11)と座板(12)とを加熱
    炉で加熱してろう付けすることを特徴とする熱交換器の
    タンクのろう付け方法。
  2. 【請求項2】 タンク(5A)内には、該タンク(5
    A)の閉断面形状に合わせて成形され、かつ、周縁部の
    タンク本体(11)内周面に接する部分に該タンク本体
    (11)に設けたロケート孔(16)に嵌合するロケー
    ト突起(15)を備えたアルミ材からなる仕切りプレー
    ト(14),(14A)が配設され、該仕切りプレート
    (14),(14A)はその全周縁に粘液状のフラック
    ス(21)を塗布し、該フラックス(21)を仕切りプ
    レート(14),(14A)とタンク本体(11)およ
    び座板(12)との接触部分に介在させて、タンク本体
    (11)と座板(12)とのろう付けと同時に該仕切り
    プレート(14),(14A)をタンク(5A)内周面
    にろう付けすることを特徴とする請求項1に記載の熱交
    換器のタンクのろう付け方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010123249A3 (ko) * 2009-04-20 2011-02-24 주식회사 경동나비엔 열교환기에서 고정판과 유로캡을 브레이징 용접하는 방법 및 그에 따른 열교환기

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