JP2000042594A - 硫酸ピッチの処理方法 - Google Patents
硫酸ピッチの処理方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来、この種の硫酸ヒ゜ッチ等は一般的に産業廃棄
物として焼却処理をされているが、刺激臭があり、ま
た、硫酸ヒ゜ッチは硫黄分が多く、焼却時に有害な硫黄酸化
物が多量に発生する為、処理が困難であり、廃棄物処理
コストが高い。 【構成】重質油から重油を、又は軽質油から軽油及び灯
油等を製造する工程において発生する硫酸ヒ゜ッチ等の処理
方法であって、該硫酸ヒ゜ッチ等にセメントを加え撹拌混合して
油分と気化カ゛スに分離し、該撹拌混合により生じた混合
物から油分、及び反応生成物を回収しリサイクルする方法で
あり、油分を回収、リサイクルして、油として再利用でき、
また、中和反応により生じる反応生成物である粉体は、
建築材料、骨材、植木鉢等に利用できる。また、土壌改
良、除草、除虫等にも効果がある。この結果、従来の焼
却処理に比べ、構成が簡単であり、低コストであること、
格段に環境負荷が低減される等の特徴がある。
物として焼却処理をされているが、刺激臭があり、ま
た、硫酸ヒ゜ッチは硫黄分が多く、焼却時に有害な硫黄酸化
物が多量に発生する為、処理が困難であり、廃棄物処理
コストが高い。 【構成】重質油から重油を、又は軽質油から軽油及び灯
油等を製造する工程において発生する硫酸ヒ゜ッチ等の処理
方法であって、該硫酸ヒ゜ッチ等にセメントを加え撹拌混合して
油分と気化カ゛スに分離し、該撹拌混合により生じた混合
物から油分、及び反応生成物を回収しリサイクルする方法で
あり、油分を回収、リサイクルして、油として再利用でき、
また、中和反応により生じる反応生成物である粉体は、
建築材料、骨材、植木鉢等に利用できる。また、土壌改
良、除草、除虫等にも効果がある。この結果、従来の焼
却処理に比べ、構成が簡単であり、低コストであること、
格段に環境負荷が低減される等の特徴がある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、硫酸ヒ゜ッチ、廃アルカリ、
廃液等(以下、硫酸ヒ゜ッチ等とする)の処理方法であって、
該硫酸ヒ゜ッチ等にセメントを加え撹拌混合して油分、及び反応
生成物を回収しリサイクルする硫酸ヒ゜ッチ等の処理方法に関す
るものである。
廃液等(以下、硫酸ヒ゜ッチ等とする)の処理方法であって、
該硫酸ヒ゜ッチ等にセメントを加え撹拌混合して油分、及び反応
生成物を回収しリサイクルする硫酸ヒ゜ッチ等の処理方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の硫酸ヒ゜ッチ等は一般的に産
業廃棄物として焼却処理されているが、刺激臭があり、
また、硫酸ヒ゜ッチにおいては、硫黄分が多く、焼却時に有
害な硫黄酸化物が多量に発生するため、処理が困難であ
り、廃棄物処理コストが高い。そのため、硫酸ヒ゜ッチ等を無
害化、再利用等できる方法が切望されていた。
業廃棄物として焼却処理されているが、刺激臭があり、
また、硫酸ヒ゜ッチにおいては、硫黄分が多く、焼却時に有
害な硫黄酸化物が多量に発生するため、処理が困難であ
り、廃棄物処理コストが高い。そのため、硫酸ヒ゜ッチ等を無
害化、再利用等できる方法が切望されていた。
【0003】尚、硫酸ヒ゜ッチ等を無害化する方法等の技術
文献として、(1)特開昭48-94670号の“硫酸ヒ゜ッチ無害化
処理法”がある。この発明は、硫酸ヒ゜ッチを50%以上の水
分を含む消石灰で中和し、この中和生成物を500℃以上
の温度で焼却することを特徴とする。(2)特開平6-16599
9号の“硫酸ヒ゜ッチ処理方法”がある。この発明は、硫酸ヒ
゜ッチに無機セメント系固化処理材と水を加え混合し、形成し
た均一混合体に中和剤を加えて混合した後、加熱、脱水
して団粒化することを特徴とする。
文献として、(1)特開昭48-94670号の“硫酸ヒ゜ッチ無害化
処理法”がある。この発明は、硫酸ヒ゜ッチを50%以上の水
分を含む消石灰で中和し、この中和生成物を500℃以上
の温度で焼却することを特徴とする。(2)特開平6-16599
9号の“硫酸ヒ゜ッチ処理方法”がある。この発明は、硫酸ヒ
゜ッチに無機セメント系固化処理材と水を加え混合し、形成し
た均一混合体に中和剤を加えて混合した後、加熱、脱水
して団粒化することを特徴とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】焼却処理の場合、例え
ば、硫酸ヒ゜ッチの場合、硫酸ヒ゜ッチ中の硫酸による焼却フ゜ラン
トの酸腐食対策並びに排カ゛ス中の硫黄酸化物を除去する設
備(脱硫設備)等の必要性から焼却施設のイニシャルコストが高く
なる。この結果、硫酸ヒ゜ッチの廃棄物処理コストは高くな
る。
ば、硫酸ヒ゜ッチの場合、硫酸ヒ゜ッチ中の硫酸による焼却フ゜ラン
トの酸腐食対策並びに排カ゛ス中の硫黄酸化物を除去する設
備(脱硫設備)等の必要性から焼却施設のイニシャルコストが高く
なる。この結果、硫酸ヒ゜ッチの廃棄物処理コストは高くな
る。
【0005】また、前記(1)、(2)とも、硫酸ヒ゜ッチを無害
化でき、最終的には再利用も可能だとしているが、(1)
は、消石灰を使用するため、本発明と構成が異なるこ
と、(2)は、構成が複雑となること、コスト高となること、
等の課題がある。
化でき、最終的には再利用も可能だとしているが、(1)
は、消石灰を使用するため、本発明と構成が異なるこ
と、(2)は、構成が複雑となること、コスト高となること、
等の課題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、構成
が簡単であり、低コストであること、硫酸ヒ゜ッチ等に含まれ
る油分の回収、及び中和反応の結果発生する反応生成物
である粉体を回収することで、環境負荷が低減されるこ
とを意図する。
が簡単であり、低コストであること、硫酸ヒ゜ッチ等に含まれ
る油分の回収、及び中和反応の結果発生する反応生成物
である粉体を回収することで、環境負荷が低減されるこ
とを意図する。
【0007】請求項1は、重質油から重油を、又は軽質
油から軽油及び灯油等を製造する工程において発生する
硫酸ヒ゜ッチ等の処理方法であって、該硫酸ヒ゜ッチ等にセメントを
加え撹拌混合して油分と気化カ゛スに分離し、該撹拌混合
により生じた混合物から油分、及び反応生成物を回収す
る硫酸ヒ゜ッチ等の処理方法である。
油から軽油及び灯油等を製造する工程において発生する
硫酸ヒ゜ッチ等の処理方法であって、該硫酸ヒ゜ッチ等にセメントを
加え撹拌混合して油分と気化カ゛スに分離し、該撹拌混合
により生じた混合物から油分、及び反応生成物を回収す
る硫酸ヒ゜ッチ等の処理方法である。
【0008】請求項2の発明は、硫酸ヒ゜ッチ等に含まれる
油分の回収、リサイクルをすることで、環境負荷が低減され
ることを意図する。
油分の回収、リサイクルをすることで、環境負荷が低減され
ることを意図する。
【0009】請求項2は、混合物からオイルフューム・オイルミストを
回収し、油としてリサイクルする硫酸ヒ゜ッチ等の処理方法であ
る。
回収し、油としてリサイクルする硫酸ヒ゜ッチ等の処理方法であ
る。
【0010】請求項3の発明は、硫酸ヒ゜ッチ等とセメントとの
混合物に含まれる反応生成物の回収、リサイクルをすること
で、環境負荷が低減されることを意図する。
混合物に含まれる反応生成物の回収、リサイクルをすること
で、環境負荷が低減されることを意図する。
【0011】請求項3は、混合物から反応生成物を回収
し、骨材、その他材料として利用する硫酸ヒ゜ッチ等の処
理方法である。
し、骨材、その他材料として利用する硫酸ヒ゜ッチ等の処
理方法である。
【0012】請求項4の発明は、油分、及び反応生成物
を効率よく回収することを意図する。
を効率よく回収することを意図する。
【0013】請求項4は、上記硫酸ヒ゜ッチ等とセメントの割合
が1:1である、混合物から油分、及び反応生成物を回収
する硫酸ヒ゜ッチ等の処理方法である。
が1:1である、混合物から油分、及び反応生成物を回収
する硫酸ヒ゜ッチ等の処理方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、一般的に産業廃棄物と
して焼却処理されている硫酸ヒ゜ッチ等の処理方法であっ
て、硫酸ヒ゜ッチ等にセメントを加え撹拌混合して油分と気化カ゛
スに分離し、撹拌混合により生じた混合物から油分、及
び反応生成物を回収しリサイクルする硫酸ヒ゜ッチ等の処理方法
であり、構成が簡単であり、低コストであること等の特徴
がある。
して焼却処理されている硫酸ヒ゜ッチ等の処理方法であっ
て、硫酸ヒ゜ッチ等にセメントを加え撹拌混合して油分と気化カ゛
スに分離し、撹拌混合により生じた混合物から油分、及
び反応生成物を回収しリサイクルする硫酸ヒ゜ッチ等の処理方法
であり、構成が簡単であり、低コストであること等の特徴
がある。
【0015】また、廃棄物である硫酸ヒ゜ッチ等に含まれる
油分を回収、リサイクルして、油として再利用することは、
限られた資源の有効利用となり、また、中和反応により
生じる反応生成物である粉体は、取扱いが容易であり、
建築材料、骨材、植木鉢等に利用でき、また、土壌改
良、除草、除虫等にも効果がある。
油分を回収、リサイクルして、油として再利用することは、
限られた資源の有効利用となり、また、中和反応により
生じる反応生成物である粉体は、取扱いが容易であり、
建築材料、骨材、植木鉢等に利用でき、また、土壌改
良、除草、除虫等にも効果がある。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0017】本発明のシステムは硫酸ヒ゜ッチ等とセメントを撹拌混
合させ、中和反応を生じさせる撹拌混合装置1と、中和
反応で生じたオイルフューム・オイルミストを回収する油分回収装置2
と、撹拌混合装置1から発生したオイルフューム・オイルミストを吸引
するファン3と、油分回収装置2で未回収となった油分を燃
焼させる燃焼炉4と、燃焼排カ゛スを排出する排気筒5を主
構成要素とする。
合させ、中和反応を生じさせる撹拌混合装置1と、中和
反応で生じたオイルフューム・オイルミストを回収する油分回収装置2
と、撹拌混合装置1から発生したオイルフューム・オイルミストを吸引
するファン3と、油分回収装置2で未回収となった油分を燃
焼させる燃焼炉4と、燃焼排カ゛スを排出する排気筒5を主
構成要素とする。
【0018】また、撹拌混合装置1には硫酸ヒ゜ッチ等を定
量的に投入する硫酸ヒ゜ッチ等供給装置6と、セメントを定量的
に投入するセメント供給装置7、並びに中和反応の結果生じ
た反応生成物である粉体を排出する排出設備8、及びそ
の粉体を貯留する貯留槽9が設けられている。油分回収
装置2には、回収した油を貯留する回収槽10が設けられ
ており、油分を燃焼させる燃焼炉4には未回収油分燃焼
用のハ゛ーナー11が装備されている。撹拌混合装置1はセメントミキ
サー方式、垂直回転羽根式ロータリミキサー方式及び水平回転羽根
式ミキサー方式等の方式が使用され、油分回収装置2は電気
集塵装置を使用する。
量的に投入する硫酸ヒ゜ッチ等供給装置6と、セメントを定量的
に投入するセメント供給装置7、並びに中和反応の結果生じ
た反応生成物である粉体を排出する排出設備8、及びそ
の粉体を貯留する貯留槽9が設けられている。油分回収
装置2には、回収した油を貯留する回収槽10が設けられ
ており、油分を燃焼させる燃焼炉4には未回収油分燃焼
用のハ゛ーナー11が装備されている。撹拌混合装置1はセメントミキ
サー方式、垂直回転羽根式ロータリミキサー方式及び水平回転羽根
式ミキサー方式等の方式が使用され、油分回収装置2は電気
集塵装置を使用する。
【0019】以下、硫酸ヒ゜ッチを例にとって説明する。
【0020】撹拌混合装置1内では、硫酸ヒ゜ッチ等供給装
置6から投入された硫酸ヒ゜ッチと、セメント供給装置7から投入
されたセメントが、H2SO+CaO=CaSO+H2Oの中和反応を生じ、
熱を発する。その時、硫酸ヒ゜ッチ中の油分がオイルフューム・オイルミ
ストとして発生する。このオイルフューム・オイルミストは白煙で、サフ゛ミ
クロン〜数十ミクロンの粒径であり、オイルフューム・オイルミストをファン3で
吸引し、油分回収装置2で液状となって回収槽10に導か
れ、貯留される。油分回収装置2には電気集塵装置が使
用されるが、その作用は荷電作用による凝集効果とクーロン
力による集塵効果である。油分回収装置2で回収できな
かった油分は、燃焼炉4へ行き、燃焼炉4のハ゛ーナー11で燃
焼され、燃焼によって生じた排カ゛スは、排気筒5から排出
される。中和反応の結果生じた反応生成物である粉体
は、撹拌混合装置1内の排出設備8から排出され、貯留槽
9に貯留される。
置6から投入された硫酸ヒ゜ッチと、セメント供給装置7から投入
されたセメントが、H2SO+CaO=CaSO+H2Oの中和反応を生じ、
熱を発する。その時、硫酸ヒ゜ッチ中の油分がオイルフューム・オイルミ
ストとして発生する。このオイルフューム・オイルミストは白煙で、サフ゛ミ
クロン〜数十ミクロンの粒径であり、オイルフューム・オイルミストをファン3で
吸引し、油分回収装置2で液状となって回収槽10に導か
れ、貯留される。油分回収装置2には電気集塵装置が使
用されるが、その作用は荷電作用による凝集効果とクーロン
力による集塵効果である。油分回収装置2で回収できな
かった油分は、燃焼炉4へ行き、燃焼炉4のハ゛ーナー11で燃
焼され、燃焼によって生じた排カ゛スは、排気筒5から排出
される。中和反応の結果生じた反応生成物である粉体
は、撹拌混合装置1内の排出設備8から排出され、貯留槽
9に貯留される。
【0021】尚、中和反応の結果生じた反応生成物であ
る粉体は、水に溶けないため、建築材料、骨材、植木鉢
等に利用できる。また、土壌改良、除草、除虫等にも効
果がある。
る粉体は、水に溶けないため、建築材料、骨材、植木鉢
等に利用できる。また、土壌改良、除草、除虫等にも効
果がある。
【0022】実際に出願人が実験を行ったところ、撹拌
混合装置1に市販のセメントミキサーを使用し、撹拌混合装置1と
並行して排気筒5の付いた燃焼炉4を設けた設備を用意し
た。最初に硫酸ヒ゜ッチ200kgをセメントミキサーに投入した後、市
販のホ゜ルトラント゛セメント60kgを投入し、撹拌混合すると、約2
分後に中和反応による白煙(水・オイルフューム・オイルミスト)が発生
し、燃焼炉4のハ゛ーナー11に点火すると燃焼炉4内で勢いよ
く燃焼が開始された。この燃焼は約25分間継続し、セメント
ミキサーからの白煙の消滅とともに燃焼も停止した。また、
セメントミキサー下部には反応生成物である粉体が残留した。
混合装置1に市販のセメントミキサーを使用し、撹拌混合装置1と
並行して排気筒5の付いた燃焼炉4を設けた設備を用意し
た。最初に硫酸ヒ゜ッチ200kgをセメントミキサーに投入した後、市
販のホ゜ルトラント゛セメント60kgを投入し、撹拌混合すると、約2
分後に中和反応による白煙(水・オイルフューム・オイルミスト)が発生
し、燃焼炉4のハ゛ーナー11に点火すると燃焼炉4内で勢いよ
く燃焼が開始された。この燃焼は約25分間継続し、セメント
ミキサーからの白煙の消滅とともに燃焼も停止した。また、
セメントミキサー下部には反応生成物である粉体が残留した。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、取扱い
が困難な廃棄物である硫酸ヒ゜ッチ等にセメントを加え撹拌混
合して油分と気化カ゛スに分離し、該撹拌混合により生じ
た混合物から油分、及び反応生成物を回収しリサイクルする
硫酸ヒ゜ッチ等の処理方法であり、油分を回収、リサイクルし
て、油として再利用でき、また、反応生成物である粉体
は、建築材料、骨材、植木鉢等に利用できる。また、土
壌改良、除草、除虫等にも効果がある。この結果、従来
の焼却処理に比べ、構成が簡単であり、低コストであるこ
と、格段に環境負荷が低減される等の特徴がある。
が困難な廃棄物である硫酸ヒ゜ッチ等にセメントを加え撹拌混
合して油分と気化カ゛スに分離し、該撹拌混合により生じ
た混合物から油分、及び反応生成物を回収しリサイクルする
硫酸ヒ゜ッチ等の処理方法であり、油分を回収、リサイクルし
て、油として再利用でき、また、反応生成物である粉体
は、建築材料、骨材、植木鉢等に利用できる。また、土
壌改良、除草、除虫等にも効果がある。この結果、従来
の焼却処理に比べ、構成が簡単であり、低コストであるこ
と、格段に環境負荷が低減される等の特徴がある。
【図1】硫酸ヒ゜ッチ等から油分及び反応生成物を回収するフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図2】本発明の実施例を表す概略図である。
1 撹拌混合装置 2 油分回収装置 3 ファン 4 燃焼炉 5 排気筒 6 硫酸ヒ゜ッチ等供給装置 7 セメント供給装置 8 排出設備 9 貯留槽 10 回収槽 11 ハ゛ーナー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月8日(1999.9.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 硫酸ピッチの処理方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、硫酸ヒ゜ッチの処理方法
であって、該硫酸ヒ゜ッチにセメントを加え撹拌混合して油分、
及び反応生成物を回収しリサイクルする硫酸ヒ゜ッチの処理方法
に関するものである。
であって、該硫酸ヒ゜ッチにセメントを加え撹拌混合して油分、
及び反応生成物を回収しリサイクルする硫酸ヒ゜ッチの処理方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の硫酸ヒ゜ッチは一般的に産業
廃棄物として焼却処理されているが、刺激臭があり、ま
た、硫黄分が多く、焼却時に有害な硫黄酸化物が多量に
発生するため、処理が困難であり、廃棄物処理コストが高
い。そのため、硫酸ヒ゜ッチを無害化、再利用等できる方法
が切望されていた。
廃棄物として焼却処理されているが、刺激臭があり、ま
た、硫黄分が多く、焼却時に有害な硫黄酸化物が多量に
発生するため、処理が困難であり、廃棄物処理コストが高
い。そのため、硫酸ヒ゜ッチを無害化、再利用等できる方法
が切望されていた。
【0003】尚、硫酸ヒ゜ッチを無害化する方法等の技術文
献として、(1)特開昭48-94670号の“硫酸ヒ゜ッチ無害化処
理法”がある。この発明は、硫酸ヒ゜ッチを50%以上の水分
を含む消石灰で中和し、この中和生成物を500℃以上の
温度で焼却することを特徴とする。(2)特開平6-165999
号の“硫酸ヒ゜ッチ処理方法”がある。この発明は、硫酸ヒ゜
ッチに無機セメント系固化処理材と水を加え混合し、形成した
均一混合体に中和剤を加えて混合した後、加熱、脱水し
て団粒化することを特徴とする。
献として、(1)特開昭48-94670号の“硫酸ヒ゜ッチ無害化処
理法”がある。この発明は、硫酸ヒ゜ッチを50%以上の水分
を含む消石灰で中和し、この中和生成物を500℃以上の
温度で焼却することを特徴とする。(2)特開平6-165999
号の“硫酸ヒ゜ッチ処理方法”がある。この発明は、硫酸ヒ゜
ッチに無機セメント系固化処理材と水を加え混合し、形成した
均一混合体に中和剤を加えて混合した後、加熱、脱水し
て団粒化することを特徴とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】硫酸ヒ゜ッチの焼却処理の
場合、硫酸ヒ゜ッチ中の硫酸による焼却フ゜ラントの酸腐食対策
並びに排カ゛ス中の硫黄酸化物を除去する設備(脱硫設備)
等の必要性から焼却施設のイニシャルコストが高くなる。この結
果、硫酸ヒ゜ッチの廃棄物処理コストは高くなる。
場合、硫酸ヒ゜ッチ中の硫酸による焼却フ゜ラントの酸腐食対策
並びに排カ゛ス中の硫黄酸化物を除去する設備(脱硫設備)
等の必要性から焼却施設のイニシャルコストが高くなる。この結
果、硫酸ヒ゜ッチの廃棄物処理コストは高くなる。
【0005】また、前記(1)、(2)とも、硫酸ヒ゜ッチを無害
化でき、最終的には再利用も可能だとしているが、(1)
は、消石灰を使用するため、本発明と構成が異なるこ
と、(2)は、構成が複雑となること、コスト高となること、
等の課題がある。
化でき、最終的には再利用も可能だとしているが、(1)
は、消石灰を使用するため、本発明と構成が異なるこ
と、(2)は、構成が複雑となること、コスト高となること、
等の課題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、構成
が簡単であり、低コストであること、硫酸ヒ゜ッチに含まれる
油分の回収、及び中和反応の結果発生する反応生成物で
ある粉体を回収することで、環境負荷が低減されること
を意図する。
が簡単であり、低コストであること、硫酸ヒ゜ッチに含まれる
油分の回収、及び中和反応の結果発生する反応生成物で
ある粉体を回収することで、環境負荷が低減されること
を意図する。
【0007】請求項1は、重質油から重油を、又は軽質
油から軽油及び灯油を製造する工程において発生する硫
酸ヒ゜ッチの処理方法であって、該硫酸ヒ゜ッチにセメントを加え撹
拌混合して油分と気化カ゛スに分離し、該撹拌混合により
生じた混合物から油分、及び反応生成物を回収する硫酸
ヒ゜ッチの処理方法である。
油から軽油及び灯油を製造する工程において発生する硫
酸ヒ゜ッチの処理方法であって、該硫酸ヒ゜ッチにセメントを加え撹
拌混合して油分と気化カ゛スに分離し、該撹拌混合により
生じた混合物から油分、及び反応生成物を回収する硫酸
ヒ゜ッチの処理方法である。
【0008】請求項2の発明は、硫酸ヒ゜ッチに含まれる油
分の回収、リサイクルをすることで、環境負荷が低減される
ことを意図する。
分の回収、リサイクルをすることで、環境負荷が低減される
ことを意図する。
【0009】請求項2は、混合物からオイルフューム・オイルミストを
回収し、油としてリサイクルする硫酸ヒ゜ッチの処理方法であ
る。
回収し、油としてリサイクルする硫酸ヒ゜ッチの処理方法であ
る。
【0010】請求項3の発明は、硫酸ヒ゜ッチとセメントとの混
合物に含まれる反応生成物の回収、リサイクルをすること
で、環境負荷が低減されることを意図する。
合物に含まれる反応生成物の回収、リサイクルをすること
で、環境負荷が低減されることを意図する。
【0011】請求項3は、混合物から反応生成物を回収
し、建築材料、骨材、植木鉢、土壌改良、除草、除虫の
材料として利用する硫酸ヒ゜ッチの処理方法である。
し、建築材料、骨材、植木鉢、土壌改良、除草、除虫の
材料として利用する硫酸ヒ゜ッチの処理方法である。
【0012】請求項4の発明は、油分、及び反応生成物
を効率よく回収することを意図する。
を効率よく回収することを意図する。
【0013】請求項4は、上記硫酸ヒ゜ッチとセメントの割合が
1:1である、混合物から油分、及び反応生成物を回収す
る硫酸ヒ゜ッチの処理方法である。
1:1である、混合物から油分、及び反応生成物を回収す
る硫酸ヒ゜ッチの処理方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、一般的に産業廃棄物と
して焼却処理されている硫酸ヒ゜ッチの処理方法であって、
硫酸ヒ゜ッチにセメントを加え撹拌混合して油分と気化カ゛スに分
離し、撹拌混合により生じた混合物から油分、及び反応
生成物を回収しリサイクルする硫酸ヒ゜ッチの処理方法であり、
構成が簡単であり、低コストであること等の特徴がある。
して焼却処理されている硫酸ヒ゜ッチの処理方法であって、
硫酸ヒ゜ッチにセメントを加え撹拌混合して油分と気化カ゛スに分
離し、撹拌混合により生じた混合物から油分、及び反応
生成物を回収しリサイクルする硫酸ヒ゜ッチの処理方法であり、
構成が簡単であり、低コストであること等の特徴がある。
【0015】また、廃棄物である硫酸ヒ゜ッチに含まれる油
分を回収、リサイクルして、油として再利用することは、限
られた資源の有効利用となり、また、中和反応により生
じる反応生成物である粉体は、取扱いが容易であり、建
築材料、骨材、植木鉢等に利用でき、また、土壌改良、
除草、除虫等にも効果がある。
分を回収、リサイクルして、油として再利用することは、限
られた資源の有効利用となり、また、中和反応により生
じる反応生成物である粉体は、取扱いが容易であり、建
築材料、骨材、植木鉢等に利用でき、また、土壌改良、
除草、除虫等にも効果がある。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0017】本発明のシステムは硫酸ヒ゜ッチとセメントを撹拌混合
させ、中和反応を生じさせる撹拌混合装置1と、中和反
応で生じたオイルフューム・オイルミストを回収する油分回収装置2
と、撹拌混合装置1から発生したオイルフューム・オイルミストを吸引
するファン3と、油分回収装置2で未回収となった油分を燃
焼させる燃焼炉4と、燃焼排カ゛スを排出する排気筒5を主
構成要素とする。
させ、中和反応を生じさせる撹拌混合装置1と、中和反
応で生じたオイルフューム・オイルミストを回収する油分回収装置2
と、撹拌混合装置1から発生したオイルフューム・オイルミストを吸引
するファン3と、油分回収装置2で未回収となった油分を燃
焼させる燃焼炉4と、燃焼排カ゛スを排出する排気筒5を主
構成要素とする。
【0018】また、撹拌混合装置1には硫酸ヒ゜ッチを定量
的に投入する硫酸ヒ゜ッチ供給装置6と、セメントを定量的に投
入するセメント供給装置7、並びに中和反応の結果生じた反
応生成物である粉体を排出する排出設備8、及びその粉
体を貯留する貯留槽9が設けられている。油分回収装置2
には、回収した油を貯留する回収槽10が設けられてお
り、油分を燃焼させる燃焼炉4には未回収油分燃焼用のハ
゛ーナー11が装備されている。撹拌混合装置1はセメントミキサー方
式、垂直回転羽根式ロータリミキサー方式及び水平回転羽根式ミキ
サー方式等の方式が使用され、油分回収装置2は電気集塵
装置を使用する。
的に投入する硫酸ヒ゜ッチ供給装置6と、セメントを定量的に投
入するセメント供給装置7、並びに中和反応の結果生じた反
応生成物である粉体を排出する排出設備8、及びその粉
体を貯留する貯留槽9が設けられている。油分回収装置2
には、回収した油を貯留する回収槽10が設けられてお
り、油分を燃焼させる燃焼炉4には未回収油分燃焼用のハ
゛ーナー11が装備されている。撹拌混合装置1はセメントミキサー方
式、垂直回転羽根式ロータリミキサー方式及び水平回転羽根式ミキ
サー方式等の方式が使用され、油分回収装置2は電気集塵
装置を使用する。
【0019】以下、硫酸ヒ゜ッチの処理方法を説明する。
【0020】撹拌混合装置1内では、硫酸ヒ゜ッチ供給装置6
から投入された硫酸ヒ゜ッチと、セメント供給装置7から投入さ
れたセメントが、HSO+CaO=CaSO+HOの中和反応を生じ、熱を
発する。その時、硫酸ヒ゜ッチ中の油分がオイルフューム・オイルミストと
して発生する。このオイルフューム・オイルミストは白煙で、サフ゛ミクロン
〜数十ミクロンの粒径であり、オイルフューム・オイルミストをファン3で吸引
し、油分回収装置2で液状となって回収槽10に導かれ、
貯留される。油分回収装置2には電気集塵装置が使用さ
れるが、その作用は荷電作用による凝集効果とクーロン力に
よる集塵効果である。油分回収装置2で回収できなかっ
た油分は、燃焼炉4へ行き、燃焼炉4のハ゛ーナー11で燃焼さ
れ、燃焼によって生じた排カ゛スは、排気筒5から排出され
る。中和反応の結果生じた反応生成物である粉体は、撹
拌混合装置1内の排出設備8から排出され、貯留槽9に貯
留される。
から投入された硫酸ヒ゜ッチと、セメント供給装置7から投入さ
れたセメントが、HSO+CaO=CaSO+HOの中和反応を生じ、熱を
発する。その時、硫酸ヒ゜ッチ中の油分がオイルフューム・オイルミストと
して発生する。このオイルフューム・オイルミストは白煙で、サフ゛ミクロン
〜数十ミクロンの粒径であり、オイルフューム・オイルミストをファン3で吸引
し、油分回収装置2で液状となって回収槽10に導かれ、
貯留される。油分回収装置2には電気集塵装置が使用さ
れるが、その作用は荷電作用による凝集効果とクーロン力に
よる集塵効果である。油分回収装置2で回収できなかっ
た油分は、燃焼炉4へ行き、燃焼炉4のハ゛ーナー11で燃焼さ
れ、燃焼によって生じた排カ゛スは、排気筒5から排出され
る。中和反応の結果生じた反応生成物である粉体は、撹
拌混合装置1内の排出設備8から排出され、貯留槽9に貯
留される。
【0021】尚、中和反応の結果生じた反応生成物であ
る粉体は、水に溶けないため、建築材料、骨材、植木鉢
等に利用できる。また、土壌改良、除草、除虫等にも効
果がある。
る粉体は、水に溶けないため、建築材料、骨材、植木鉢
等に利用できる。また、土壌改良、除草、除虫等にも効
果がある。
【0022】実際に出願人が実験を行ったところ、撹拌
混合装置1に市販のセメントミキサーを使用し、撹拌混合装置1と
並行して排気筒5の付いた燃焼炉4を設けた設備を用意し
た。最初に硫酸ヒ゜ッチ200kgをセメントミキサーに投入した後、市
販のホ゜ルトラント゛セメント60kgを投入し、撹拌混合すると、約2
分後に中和反応による白煙(水・オイルフューム・オイルミスト)が発生
し、燃焼炉4のハ゛ーナー11に点火すると燃焼炉4内で勢いよ
く燃焼が開始された。この燃焼は約25分間継続し、セメント
ミキサーからの白煙の消滅とともに燃焼も停止した。また、
セメントミキサー下部には反応生成物である粉体が残留した。
混合装置1に市販のセメントミキサーを使用し、撹拌混合装置1と
並行して排気筒5の付いた燃焼炉4を設けた設備を用意し
た。最初に硫酸ヒ゜ッチ200kgをセメントミキサーに投入した後、市
販のホ゜ルトラント゛セメント60kgを投入し、撹拌混合すると、約2
分後に中和反応による白煙(水・オイルフューム・オイルミスト)が発生
し、燃焼炉4のハ゛ーナー11に点火すると燃焼炉4内で勢いよ
く燃焼が開始された。この燃焼は約25分間継続し、セメント
ミキサーからの白煙の消滅とともに燃焼も停止した。また、
セメントミキサー下部には反応生成物である粉体が残留した。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、取扱い
が困難な廃棄物である硫酸ヒ゜ッチにセメントを加え撹拌混合し
て油分と気化カ゛スに分離し、該撹拌混合により生じた混
合物から油分、及び反応生成物を回収しリサイクルする硫酸ヒ
゜ッチの処理方法であり、油分を回収、リサイクルして、油とし
て再利用でき、また、反応生成物である粉体は、建築材
料、骨材、植木鉢等に利用できる。また、土壌改良、除
草、除虫等にも効果がある。この結果、従来の焼却処理
に比べ、構成が簡単であり、低コストであること、格段に
環境負荷が低減される等の特徴がある。
が困難な廃棄物である硫酸ヒ゜ッチにセメントを加え撹拌混合し
て油分と気化カ゛スに分離し、該撹拌混合により生じた混
合物から油分、及び反応生成物を回収しリサイクルする硫酸ヒ
゜ッチの処理方法であり、油分を回収、リサイクルして、油とし
て再利用でき、また、反応生成物である粉体は、建築材
料、骨材、植木鉢等に利用できる。また、土壌改良、除
草、除虫等にも効果がある。この結果、従来の焼却処理
に比べ、構成が簡単であり、低コストであること、格段に
環境負荷が低減される等の特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】硫酸ヒ゜ッチから油分及び反応生成物を回収するフロー
チャートである。
チャートである。
【図2】本発明の実施例を表す概略図である。
【符号の説明】 1 撹拌混合装置 2 油分回収装置 3 ファン 4 燃焼炉 5 排気筒 6 硫酸ヒ゜ッチ供給装置 7 セメント供給装置 8 排出設備 9 貯留槽 10 回収槽 11 ハ゛ーナー
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
Claims (4)
- 【請求項1】 重質油から重油を、又は軽質油から軽油
及び灯油等を製造する工程において発生する硫酸ヒ゜ッチ、
又は廃アルカリ、廃液等の処理方法であって、該硫酸ヒ゜ッチ、
廃アルカリ、廃液等にセメントを加え撹拌混合して油分と気化カ゛
スに分離し、該撹拌混合により生じた混合物から油分、
及び反応生成物を回収する硫酸ヒ゜ッチ、廃アルカリ、廃液等の
処理方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の混合物からオイルフューム・オイル
ミストを回収し、油としてリサイクルする硫酸ヒ゜ッチ、廃アルカリ、廃
液等の処理方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の混合物から反応生成物
を回収し、骨材、その他材料として利用する硫酸ヒ゜ッチ、
廃アルカリ、廃液等の処理方法。 - 【請求項4】 上記硫酸ヒ゜ッチ、廃アルカリ、廃液等とセメントの
割合が1:1である、請求項1に記載の混合物から油分、及
び反応生成物を回収する硫酸ヒ゜ッチ、廃アルカリ、廃液等の処
理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21808698A JP3019297B2 (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 硫酸ピッチの処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21808698A JP3019297B2 (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 硫酸ピッチの処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000042594A true JP2000042594A (ja) | 2000-02-15 |
JP3019297B2 JP3019297B2 (ja) | 2000-03-13 |
Family
ID=16714428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21808698A Expired - Fee Related JP3019297B2 (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 硫酸ピッチの処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3019297B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002001399A (ja) * | 2000-06-22 | 2002-01-08 | Nankai Kagaku Kogyo Kk | 硫酸ピッチの処理方法 |
JP2005349366A (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 硫酸ピッチの処理方法及び処理装置 |
JP2006239631A (ja) * | 2005-03-04 | 2006-09-14 | Kankyo System Kenkyusho:Kk | 硫酸ピッチ処理法 |
-
1998
- 1998-07-31 JP JP21808698A patent/JP3019297B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005349366A (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 硫酸ピッチの処理方法及び処理装置 |
JP2006239631A (ja) * | 2005-03-04 | 2006-09-14 | Kankyo System Kenkyusho:Kk | 硫酸ピッチ処理法 |
JP4630088B2 (ja) * | 2005-03-04 | 2011-02-09 | 株式会社環境システム研究所 | 硫酸ピッチ処理法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3019297B2 (ja) | 2000-03-13 |
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