JP2000042531A - 汚染地下水の浄化装置 - Google Patents
汚染地下水の浄化装置Info
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Abstract
れた地下水の浄化を行うもので、汚染地下水の揚水をエ
アーリフトによって行うことにより装置を簡素化し、メ
ンテナンスを容易に行うことができるようにコストの縮
減を図るとともに、地下汚染物質の処理効率を増大する
ことを目的とするものである。 【解決手段】 本発明は、飽和帯aと不飽和帯bに臨む
位置にそれぞれスクリーン6,7を設けた井管1の地下
水面位置にパッカー5を取付け、地上に設置したコンプ
レッサ8に連通する送気管3を井管内に設置した揚水管
2の下側部に及んで挿入するとともに他の送気管4を前
記井管の上部スクリーン付近に及んで挿入し、前記揚水
管を地上に設置した気液分離槽9に連設し、この気液分
離槽からの排気管11を汚染物質吸着器12に連通する
とともに気液分離槽からの戻水管10を前記井管に連通
して成るものである。
Description
によって汚染された地下水の浄化装置に関するものであ
る。
下水の浄化を行う方法としては、従来、井管中に水中モ
ータポンプを設置して地下水を揚水する方法やこの方法
に地下水に空気を送る管を併設するエアースパージング
方法が採られていたが、水中モータポンプによる揚水法
では、第1に汚染地下水を地上に揚水して地上で曝気処
理する方法であるため、作業効率がきわめて悪く、特に
低濃度の汚染地下水の場合には経済効率が問題となって
いたし、第2にモータポンプ部が井管内にあるため、そ
のメンテナンスに時間とコストがかかっていた。
従来工法による揚水の欠点を一掃し、汚染地下水の揚水
をエアーリフトによって行うことにより装置を簡素化
し、メンテナンスを容易に行うことができるようにコス
トの縮減を図るとともに、地下汚染物質の処理効率を増
大することを目的とするものである。
内の揚水管の下側部に及んで,地上に設置したコンプレ
ッサに連通する送気管を挿入するとともにこのコンプレ
ッサに連通する他の送気管を井管の適所に及んで挿入
し、前記揚水管を地上に設置した気液分離槽に連通し、
この気液分離槽において分離した汚染物質を吸着処理器
へ送るとともに分離後の地下水を前記井管に戻すように
して成る汚染地下水の浄化方法を実施するために、次の
装置が考えられる。
れぞれスクリーンを設けた井管の地下水面位置にパッカ
ーを取付け、地上に設置したコンプレッサに連通する送
気管を前記井管内の揚水管の下側部に及んで挿入すると
ともに他の送気管を前記井管の上部スクリーン付近に及
んで挿入し、前記揚水管を地上に設置した気液分離槽に
連設し、この気液分離槽からの排気管を汚染物質吸着器
に連通するとともに気液分離槽からの戻水管を前記井管
に連通して成る浄化装置である。
で,地上に設置したコンプレッサに連通する送気管を挿
入するとともに前記コンプレッサに連通する他の送気管
を井管のスクリーン付近に及んで挿入し、前記揚水管を
地上に設置した気液分離槽に連設し、この気液分離槽か
らの排気管を汚染物質吸着器に連通するとともに気液分
離槽からの戻水管を前記井管に連通して成る浄化装置で
ある。
飽和帯(帯水層)にある下部スクリーンから流入する汚
染地下水は、揚水管の下側部において地上のコンプレッ
サから送り込まれた圧縮空気によるエアーリフト効果に
より押し上げられ、地上の気液分離槽に導入される。こ
の際、前記汚染地下水は送り込まれた圧縮空気によるエ
アーレーション効果によって、気液分離が促進されるこ
とになる。
あるから、圧縮空気によるエアーレーション効果により
分離が促進され、気液分離槽において容易に分離され
る。汚染気体は排気管から活性炭吸着器へ送られ、ここ
で吸着処理された後、外部へ放出され、また分離後の地
下水は戻水管から井管へ戻され、パッカー上部に滞留し
た後、上部スクリーンから地下水面の上位にある不飽和
帯(非帯水層)に還元注入するようになる。
ら送り込まれた圧縮空気に出会うから、これによるエア
ーレーション化によって、前記戻された地下水中に残留
汚染物質のあるときは、さらに再気化分離を促進され、
汚染物質が除去された地下水が上部スクリーンから不飽
和帯(非帯水層)に注入されるようになる。再気化分離
した汚染気体は、井管上部の排気管から排出され、汚染
物質吸着器を経由して外部に排出される。
あるスクリーンから流入する汚染地下水は、揚水管の下
側部において地上のコンプレッサから送り込まれた圧縮
空気によるエアーリフト効果により押し上げられ、地上
の気液分離槽に導入される。この際、前記汚染地下水は
送り込まれた圧縮空気によるエアーレーション効果によ
って、気液分離が促進されることになる。
の汚染気体は、排気管から汚染物質吸着器へ送られ、こ
こで吸着処理された後、大気層へ放出され、また分離後
の地下水は注入管から井管へ戻されて滞留するから、こ
の地下水を新規採取の汚染地下水とともに循環処理する
ようになる。
のスクリーン付近に臨設しているから、飽和帯から採取
された汚染地下水に対しエアーレーションを起して揮発
性物質の気散化を促進する。
水管内の2個所において汚染地下水のエアーレーション
化を行って揚水するようになる。
て考えられる。
説明する。
入した送気管3と単独に挿入した送気管4を設置する
が、前記送気管3の下端部は揚水管2の下側部に達し、
前記送気管4の下端部は後記パッカー5付近に達する。
ッカーで、このパッカーによって地下水面下方の飽和帯
(帯水層)aと同上方の不飽和帯(非帯水層)bとを仕
切る。
は地下水を還元注入する上部スクリーン6と地下水を採
取する下部スクリーン7とが設けられている。
コンプレッサには前記した2つの送気管3,4が連通す
る。
圧縮空気は、揚水管2の下側部において、前記井管1の
スクリーン7を通過し揚水管2に入った汚染地下水に供
給され、これによって汚染地下水はエアーリフト効果に
よって押し上げられるようになる。
空気は、井管1の上側部の上部スクリーン6付近におい
て放散し、後記する地上における分離ずみ汚染地下水を
エアーレーション化し、汚染物質を再気散して浄化した
地下水として井管1の上部スクリーン6に還元注入す
る。
液分離槽の上部には前記揚水管2の上部2’が連設し、
また気液分離槽9の下部には分離ずみ地下水の戻水管1
0を前記井管1上部との間に連設する。
離した汚染物質を空気とともに排気管11を通って活性
炭による汚染物質吸着器12へ送り、ここで汚染物質を
完全に吸着分離した後、空気を外部に排出する。
部に連通した内部空気の排気管13を連設する。
まろうとする水分を再び前記気液分離槽9に戻す戻水管
で、前記気液分離槽9からは外部に通ずる排水管15を
設ける。
説明する。
側部に達する送気管23と単独に揚水管22の入口付近
に達する送気管24を設置する。
ーンで、ここから地下水を採取する。
のコンプレッサには前記2つの送気管23,24が連通
する。
った圧縮空気は、揚水管22の下側部において、前記井
管21のスクリーン25を通過して揚水管22に入った
汚染地下水に供給され、これによって汚染地下水はエア
ーリフト効果によって押し上げられるようになる。
圧縮空気は、井管21の下側部の揚水管22の下側部付
近に放散し、井管21のスクリーン25から井管1内に
入った汚染地下水に供給され、エアーレーション効果に
よって気液分離が促進される。
気液分離槽の上部には前記揚水管22の上部22’が連
設し、また気液分離槽27の下部には分離ずみ地下水の
戻水管28を前記井管1の上部との間に連設する。
分離した汚染物質を空気とともに排気管29を通って活
性炭による汚染物質吸着器30へ送り、ここで汚染物質
を完全に吸着分離した後に空気を外部へ排出する。
部に連通した井管内部空気の排気管31を連設する。
まろうとする水分を前記気液分離槽27に戻す戻水管
で、前記気液分離槽27からは外部に通ずる排水管33
を設ける。
含む地下水の揚水にエアーリフト方式を採用しているか
ら、汚染地下水の揚水の最初の段階において圧縮空気に
よる曝気作用によって汚染物質の気化分離が促進される
ようになり、効率の良好な地下水の浄化処理を実現する
ことができる。
戻され、これが再び飽和帯に達することにより汚染地下
水を稀釈化した状態にして採取することができ、汚染地
下水の浄化のためのサイクルを形成することができるか
ら、効率の高い浄化処理を行うことができるようにな
る。
内の構造が簡素化され、その維持管理が容易となり、コ
ストが安価な経済性の高い装置を提供することができ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 飽和帯と不飽和帯に臨む位置にそれぞれ
スクリーンを設けた井管の地下水面位置にパッカーを取
付け、地上に設置したコンプレッサに連通する送気管を
井管内に設置した揚水管の下側部に及んで挿入するとと
もに他の送気管を前記井管の上部スクリーン付近に及ん
で挿入し、前記揚水管を地上に設置した気液分離槽に連
設し、この気液分離槽からの排気管を汚染物質吸着器に
連通するとともに気液分離槽からの戻水管を前記井管に
連通して成る汚染地下水の浄化装置。 - 【請求項2】 井管内の揚水管の下側部に及んで,地上
に設置したコンプレッサに連通する送気管を挿入すると
ともに前記コンプレッサに連通する他の送気管を井管の
スクリーン付近に及んで挿入し、前記揚水管を地上に設
置した気液分離槽に連設し、この気液分離槽からの排気
管を汚染物質吸着器に連通するとともに気液分離槽から
の戻水管を前記井管に連通して成る汚染地下水の浄化装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22997198A JP3373788B2 (ja) | 1998-08-03 | 1998-08-03 | 汚染地下水の浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22997198A JP3373788B2 (ja) | 1998-08-03 | 1998-08-03 | 汚染地下水の浄化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000042531A true JP2000042531A (ja) | 2000-02-15 |
JP3373788B2 JP3373788B2 (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=16900587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22997198A Expired - Fee Related JP3373788B2 (ja) | 1998-08-03 | 1998-08-03 | 汚染地下水の浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3373788B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100495773B1 (ko) * | 2002-11-08 | 2005-06-20 | 한라산업개발 주식회사 | 부유성 스키밍 파이프 시스템을 포함하는 오염 토양 및지하수의 정화장치 |
JP2007181750A (ja) * | 2006-01-04 | 2007-07-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ガソリンスタンドの地下水浄化システムおよび浄化方法 |
CN110482737A (zh) * | 2019-08-02 | 2019-11-22 | 中科鼎实环境工程有限公司 | 针对地下水有机污染物的循环井修复系统 |
CN113788508A (zh) * | 2021-08-19 | 2021-12-14 | 浙江一龙环保科技有限公司 | 地下水循环修复装置及系统 |
KR20230139475A (ko) * | 2022-03-28 | 2023-10-05 | 아름다운 환경건설(주) | 지하수 오염물질 및 오염 지하수 양수장치 및 시스템 |
-
1998
- 1998-08-03 JP JP22997198A patent/JP3373788B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR100495773B1 (ko) * | 2002-11-08 | 2005-06-20 | 한라산업개발 주식회사 | 부유성 스키밍 파이프 시스템을 포함하는 오염 토양 및지하수의 정화장치 |
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KR102688612B1 (ko) * | 2022-03-28 | 2024-07-25 | 아름다운 환경건설(주) | 지하수 오염물질 및 오염 지하수 양수장치 및 시스템 |
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---|---|
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