JP2000041470A - 穀稈供給搬送装置 - Google Patents

穀稈供給搬送装置

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JP2000041470A
JP2000041470A JP10231178A JP23117898A JP2000041470A JP 2000041470 A JP2000041470 A JP 2000041470A JP 10231178 A JP10231178 A JP 10231178A JP 23117898 A JP23117898 A JP 23117898A JP 2000041470 A JP2000041470 A JP 2000041470A
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JP
Japan
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guide rail
chain
threshing
rail member
grain culm
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Withdrawn
Application number
JP10231178A
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English (en)
Inventor
Takeshi Mizumoto
武 水本
Junji Doihara
純二 土居原
Koji Izumi
浩二 泉
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脱穀室の側部の開放の容易化、扱網の脱着の
容易化、メンテナンスの容易化、レールおよび支持構成
の簡素化、軽量化。 【構成】 刈取部4により刈り取った圃場の穀稈の穂先
側を脱穀装置3の脱穀室7に供給する穀稈供給搬送装置
8の供給搬送チエン14を案内する前記脱穀室7の側部
に設けた前後方向のチエン案内レール17を前記チエン
14の移動方向に複数分割形成し、各分割した案内レー
ル部材30の一部または全部は、前記チエン14の移動
方向と略並行であってかつ上下方向に移動調節自在に構
成した穀稈供給搬送装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインの穀稈供給
搬送装置に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の、特開昭63−84419号公
報には、刈取部により刈り取った圃場の穀稈の穂先側を
脱穀装置の脱穀室に供給する穀稈供給搬送装置におい
て、チエン案内レール全体を退避させて脱穀室の側部を
開放するようにした構成について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、チエン
案内レール全体を回動させる構成のため、広い作業スペ
ースを必要とする課題があり、また、全体を支持する支
持構成およびチエン案内レール17自体の強度も確保し
なければならず、全体に重量が嵩み、コスト上昇の原因
にもなるという課題がある。また、回動端側の位置合わ
せおよび位置決めが容易でなく、組立調整が面倒であ
り、また、チエン案内レール自体の重量が重くなるた
め、円滑に回動しないという課題がある。
【0004】
【発明の目的】脱穀室の側部の開放の容易化、扱網の脱
着の容易化、メンテナンスの容易化、レールおよび支持
構成の簡素化、軽量化。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、刈取部4によ
り刈り取った圃場の穀稈の穂先側を脱穀装置3の脱穀室
7に供給する穀稈供給搬送装置8の供給搬送チエン14
を案内する前記脱穀室7の側部に設けた前後方向のチエ
ン案内レール17を前記チエン14の移動方向に複数分
割形成し、各分割した案内レール部材30の一部または
全部は、前記チエン14の移動方向と略並行であってか
つ上下方向に移動調節自在に構成した穀稈供給搬送装置
としたものである。本発明は、前記チエン案内レール1
7の分割した各案内レール部材30は、独立して移動調
節自在に構成した穀稈供給搬送装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図により説明すると、1
はコンバインの走行装置、3は走行装置1の上方に設け
た脱穀装置、4は走行装置1の前方に設けた刈取部であ
り、刈取部4は最前方位置に穀稈を分草する分草体5を
設け、分草体5の後方には引起装置6を設ける。また、
図示は省略するが、引起した穀稈を掻き込む掻込装置、
掻込んだ穀稈の根本側を切断する刈刃、切断した穀稈を
搬送する搬送装置を設け、該搬送装置と前記脱穀装置3
の側部に設けた脱穀室7に穀稈を供給する穀稈供給搬送
装置8との間に引継搬送装置10を設け、該引継搬送装
置10を刈取部4に設けた搬送装置の終端に対して遠近
に変更自在とし、引継位置を変えることにより前記脱穀
装置3に供給する扱深さを調節自在に構成している。ま
た、前記穀稈供給搬送装置8の終端上方位置には、脱穀
済の排藁を搬送する排藁搬送装置11の排藁搬送チエン
12の始端部を臨ませる。排藁搬送装置11の具体的構
成は公知のため省略するが、排藁搬送チエン12は前後
の歯車に巻回し、一方の歯車に回転を伝達して駆動し、
排藁搬送チエン12の下方に設けた搬送方向に長い排藁
挟持杆(図示省略)または案内ガイドにより排藁を挟持
搬送する。
【0007】しかして、前記穀稈供給搬送装置8は、所
謂挾扼杆13と供給搬送チエン14とにより穀稈を挾持
搬送する構成であり、前記挾扼杆13は前記脱穀装置3
の脱穀室7の上方を覆う上部カバー15の側部下縁に設
けている。また、供給搬送チエン14の始端部は前記挾
扼杆13の始端部より前方に位置させ、供給搬送チエン
14の始端部上方位置には挟持用案内ガイド16を設け
ている。前記供給搬送チエン14は前後方向のチエン案
内レール17の前後両端に設けた一対の横軸回転の前側
受動輪体18と後側受動輪体19に掛け回す。前記チエ
ン案内レール17の前側下方位置の機体側にはボックス
20を設け、ボックス20には駆動歯車21を設ける。
駆動歯車21の回転軸22にはアーム23の基部を取付
け、アーム23の先端にはテンション輪体24を設け
る。アーム23は回動自在に取付け、アーム23にはテ
ンションバネ25の一端を係止し、他端は任意部分に係
止する。テンションバネ25の係止構成は、図2に一例
を示しており、テンションバネ25の後端は前記チエン
案内レール17の下方に位置する操作レバー26の中間
部に係止する。操作レバー26の基部は機体側に設けた
取付軸27に回動自在に取付ける。前記チエン案内レー
ル17の下面には係合溝28を有する係合板29を設
け、操作レバー26の中間部を係合させる。このとき、
操作レバー26の中間部は取付軸27を死点として死点
越えして、緊張位置と弛緩位置とに保持するように構成
している。
【0008】しかして、前記チエン案内レール17は、
前記チエン14の移動方向に複数分割形成し、各分割し
た案内レール部材30の一部または全部は、前記チエン
14の移動方向と並行であってかつ上下方向に移動調節
自在に構成する。即ち、案内レール部材30は前後上下
に移動させることにより穀稈の搬送を円滑確実にし、特
に引継搬送装置10と排藁搬送装置11の引継部分にあ
る案内レール部材30の位置を調節すると夫々の引継位
置を調節できて引継が円滑確実になって、好適である。
【0009】図7〜図9の実施例のチエン案内レール1
7は前側案内レール部材30aと後側案内レール部材3
0bとに前後方向で分割形成し、前側案内レール部材3
0aの後端は前記脱穀室7の後方に位置させ、前側案内
レール部材30aと後側案内レール部材30bの両者は
一体的に機体に対し前後(供給搬送チエン14移動方向
と並行)上下に位置変更調節自在に取付け、引継搬送装
置10と前記排藁搬送装置11の引継位置を調節しうる
ように構成している。即ち、一例を示すと、前記前側案
内レール部材30aの後部には取付部材32を固定し、
取付部材32には縦の軸筒33を固定し、軸筒33は前
記後側案内レール部材30bに略一体的に形成したステ
ー34に縦軸35により回転のみ自在に取付ける。ステ
ー34には取付孔36を形成し、取付孔36は機体側に
設けた固定部材37の取付孔38に合わせてボルト39
により固定する。前記取付孔36と取付孔38とは、何
れか一方を長孔に形成し、該長孔は前後上下に余裕のあ
る大きさに形成すればよく、取付孔36を長孔に形成
し、取付孔38の裏側の固定部材37にウエルドナット
40を設けると、取付および調節が頗る容易になって、
好適である。
【0010】また、前記ステー34の上板41の端縁に
は立上らせた取付部42を設け、該取付部42に後側受
動輪体19の側部上方にまで伸びる穀稈案内体43の基
部を固定し、穀稈を案内すると共に、後側受動輪体19
に穀稈が絡み付くのを防止する。図10は第2実施例を
示し、前側案内レール部材30aの後端は前記脱穀室7
の後方に位置させ、前側案内レール部材30aと後側案
内レール部材30bの両者は夫々機体に対して独立して
前後(供給搬送チエン14移動方向と並行)上下に位置
変更調節自在に取付け、引継搬送装置10と前記排藁搬
送装置11の引継位置を調節しうるように構成する。即
ち、前側案内レール部材30aの前端を下げ、後側案内
レール部材30bの後端を下げられるようにする。その
ため、前記取付部材32の形状および軸筒33の配置は
第一実施例と同じであるが、軸筒33は、前側用の前側
用ステー34に縦軸35により回転のみ自在に取付け、
前側用ステー34には取付孔36を形成する。また、前
記後側案内レール部材30bの前部には後側用ステー4
4を別途設け、後側用ステー44には取付孔45を形成
し、前側用ステー34の取付孔36と後側用ステー44
の取付孔45と固定部材37の取付孔38とを重合さ
せ、ボルト39により固定し、前記取付孔36および取
付孔45と取付孔38の何れか一方を長孔に形成し、該
長孔は前後上下に余裕のある大きさに形成する。また、
前記穀稈案内体43は後側案内レール部材30bには側
方に突き出て端縁を立上らせた取付部42を設け、該取
付部42に後側受動輪体19の側部上方にまで伸びる穀
稈案内体43の基部を固定し、穀稈を案内すると共に、
後側受動輪体19に穀稈が絡み付くのを防止する。
【0011】しかして、前記前側案内レール部材30a
は後側案内レール部材30bと同一直線状に位置する作
業位置と脱穀室7の側部より退避する退避位置の間縦軸
35中心に回動して移動させ、脱穀室7のメンテナンス
を行うが、この場合、前記縦軸35は、その軸心方向
を、前側案内レール部材30aが自重で退避位置に回動
するが、脱穀室7の側部の作業位置には手作業等によら
なければ戻らないように、傾斜させる構成でもよく、こ
のようにすると、安全であり、好適である。また、何れ
の実施例でも、前側案内レール部材30aは平面視90
度以上回動して脱穀室7の側部より退避させると、作業
スペースが広くなって、メンテナンスが容易になり、好
適である。即ち、前記取付部材32は、その後端が平面
視外側に位置するように屈曲させているので前記前側案
内レール部材30aが縦軸35より内側の脱穀室7側に
まで回動でき、また、縦軸35は前側案内レール部材3
0aの後端より後側に位置させているので、オープンス
ペースを広くし、前側案内レール部材30aは90度以
上回動して脱穀室7の側部より退避させる。
【0012】しかして、図12〜図14は、前記穀稈供
給搬送装置8の第2実施例であり、前記後側案内レール
部材30bは、その前側を固定部(前記固定部材37を
含む)に横軸50により回動自在に取付け、後側案内レ
ール部材30bには縦移動軸51の上部を取付け、縦移
動軸51は軸装部材52に上下動自在に貫通させ、後側
案内レール部材30bと軸装部材52の間に後側受動輪
体19を常時排藁搬送チエン12側に付勢するバネ53
を設け、ストッパピン54により所定位置に位置させ
る。なお、図12は縦移動軸51が下がった状態を図示
しており、縦移動軸51は横軸50を中心に円弧状に上
下し、軸装部材52はこの上下動に干渉しないように、
挿通孔を形成している。即ち、後側案内レール部材30
bは前記したように、排藁搬送装置11の始端部との間
の間隔を取付位置を変更することで調節可能であるが、
更に、後側案内レール部材30bの後端を上下させるこ
とにより、大量の穀稈が搬送されると、下方に退避し、
穀稈供給搬送装置8の終端における詰まりを防止する。
【0013】また、前記後側案内レール部材30bまた
は後側用ステー44には前記穀稈案内体43の基部を取
付け、穀稈案内体43は後側案内レール部材30bと連
動して横軸50中心に回動することになる。また、図1
5の実施例では、穀稈案内体43または後側案内レール
部材30bには前記排藁搬送装置11の排藁搬送チエン
12の下方に対峙する前記排藁挟持杆または案内ガイド
55の基部を取付け、案内ガイド55は後側案内レール
部材30bと共に上下回動するように構成する。しかし
て、図16、図17は脱穀装置3の断面図であり、56
は扱胴、57は扱網、58は脱穀室7の下方に設けた送
風唐箕、59は風選室、60は送風方向に往復揺動する
揺動選別装置、61は一番コンベア、62は二番コンベ
ア、63は脱穀室7の終端側の反穀稈供給搬送装置8側
に連通させて設けた前後方向の排塵処理室、64は吸引
排塵ファン、65は扱胴56の回転上昇側側部に設けた
二番処理室、66は前記二番コンベア62の終端から二
番処理室65に接続する二番物戻し装置である。
【0014】しかして、脱穀室7の前板67と後板68
には全幅に亘って補強板69を設け、前後の補強板69
の穀稈供給搬送装置8側には上部カバー15のロック装
置71のフック(係合杆)が係合する係合杆(フック)
を夫々設け、前記補強板69は側面視鍵型形状に形成
し、上下部分を前板67と後板68に当接させて固定
し、中間部を離しているので、上下幅の少ない補強板6
9であっても頗る強度を確保できる。したがって、上部
カバー15自体の剛性のみならずこの近傍の各部の剛性
もそれ程高くしなくて済み、全体の軽量化が図れ、コス
トを低くできるだけでなく、開口面積を大きくすること
ができて、メンテナンスを容易にし、また、ロック装置
71のロック強度も向上させる。
【0015】また、後側補強板69と脱穀装置の後部と
を排藁フレーム72により連結する。また、脱穀室7の
反穀稈供給搬送装置8側には前後方向の切刃取付フレー
ム73を設けて、前板67と後板68とを連結する。し
たがって、ボディ剛性を向上させる。74は切刃であ
る。しかして、前記排塵処理室63の上方には前後方向
で反穀稈供給搬送装置8側が高く穀稈供給搬送装置8側
に至に従い低く傾斜し、かつ、排塵処理室63の上方を
覆うようにガイド体78を設け、ガイド体78の後端は
前記吸引排塵ファン64のケーシング79に接続する。
したがって、ケーシング79およびガイド体78により
4番粒を内側の揺動選別装置60上に案内して回収し、
ロスの低減ができる。また、前記切刃取付フレーム73
の前後両端はステー75を介して前板67と後板68に
固定し、前後のステー75の上部穀稈供給搬送装置8側
を頂点76とする三角形状のガイド部77を形成し、ガ
イド部77は前記頂点76に向かうに従い前後内側に傾
斜させ、前記上部カバー15のガイド作用を期待でき、
ガイド作用を最小の構成部材で形成できる。
【0016】
【作用】次に作用を述べる。本発明は以上の構成であ
り、走行装置1により機体を前進させると、刈取部4の
分草体5により分草し、分草された穀稈を引起装置6に
より引起し、引起した穀稈を掻込装置により掻込みなが
ら根元側を刈刃により切断し、刈取られた穀稈は搬送装
置により引継搬送装置10に搬送して引継ぎ、この引継
位置を変更して扱深さを調節し、この状態で引継搬送装
置10は穀稈供給搬送装置8に搬送し、穀稈供給搬送装
置8は引継搬送装置10により搬送された穀稈を挾扼杆
13と供給搬送チエン14により挾持搬送して脱穀装置
3の脱穀室7に供給して脱穀し、脱穀物は選別して機外
に取出し、脱穀済の穀稈は排藁となって排藁搬送装置1
1により搬送される。
【0017】この場合、供給搬送チエン14は前後方向
のチエン案内レール17の前後両端に設けた一対の横軸
回転の前側受動輪体18と後側受動輪体19に掛け回さ
れ、チエン案内レール17はチエン14の移動方向に複
数分割形成し、各分割した案内レール部材30の一部ま
たは全部は、前記チエン14の移動方向と並行であって
かつ上下方向に移動調節自在に構成しているから、各案
内レール部材30は前後上下に移動させることにより、
微妙な位置調節ができ、穀稈の搬送を円滑確実にでき
る。また、微妙な位置調節ができるので、製造誤差等も
吸収でき、取付精度を向上させ、作動を一層円滑確実に
できる。特に引継搬送装置10と排藁搬送装置11の引
継部分にある案内レール部材30の位置を調節すると夫
々の引継位置を調節できて引継が円滑確実になるから、
好適である。
【0018】しかして、前側案内レール部材30aの後
部には取付部材取付部材32を固定し、取付部材32は
平面視外側(脱穀室7より離れる方向)に屈曲させ、取
付部材32の後端は前側案内レール部材30aの後端よ
り後方に位置させ、取付部材32には軸筒33を固定
し、軸筒33は前側用ステー34に縦軸35により回転
のみ自在に取付けているから、前側案内レール部材30
aは平面視90度以上回動させることができ、それゆ
え、脱穀室7の側部より退避させると、作業スペースが
広くなって、メンテナンスが容易になり、好適である。
また、縦軸35は前側案内レール部材30aの後端より
後側に位置させているので、一層オープンスペースを広
くできる。
【0019】また、ステー34は正面視逆コ型形状に形
成し、ステー34の上下板41の間に軸筒33を位置さ
せ、軸筒33を縦軸35により軸装するから、軸筒33
および縦軸35の取付が容易にできる。そして、ステー
34の取付孔36を機体側に設けた固定部材37の取付
孔38に合わせてボルト39により固定するから、位置
調節は、ボルト39を緩めるだけでできるので、非常に
容易である。このとき、取付孔36を長孔に形成し、取
付孔38の裏側の固定部材37にウエルドナット40を
設けると、取付および調節が頗る容易にできる。
【0020】また、前記後側案内レール部材30bは、
その前部に後側用ステー44を固定し、後側用ステー4
4には取付孔45を形成し、取付孔45は前記固定部材
37の取付孔38に合わせてボルト39により固定すれ
ばよいから、前側用ステー34のときと同様の作用を奏
する。また、同一箇所のボルト39をゆるめれば良いの
で、調節作業は一度できて、容易になる。また、前記後
側案内レール部材30bには側方に突き出て端縁を立上
らせた取付部42を設け、該取付部42に後側受動輪体
19の側部上方にまで伸びる穀稈案内体43の基部を固
定しているから、穀稈案内体43は穀稈の搬送を案内す
ると共に、後側受動輪体19に穀稈が絡み付くのを防止
できる。この場合、穀稈案内体43は後側案内レール部
材30bに取付けているから、穀稈案内体43と後側受
動輪体19の位置関係は常時同じであり、確実に作用
し、調節を不要にする。
【0021】しかして、図12の穀稈供給搬送装置8の
第2実施例では、後側案内レール部材30bは、その前
側を固定部(前記後側用ステー44を含む)に横軸50
により回動自在に取付け、後側案内レール部材30bに
は縦移動軸51の上部を固定し、縦移動軸51は軸装部
材52に上下動自在に貫通させ、後側案内レール部材3
0bと軸装部材52の間に後側受動輪体19を常時排藁
搬送チエン12側に付勢するバネ53を設けているか
ら、通常はストッパピン54によって所定位置にまでバ
ネ53の弾力により上動して穀稈を挟持搬送するが、大
量の穀稈が搬送されても後側案内レール部材30bの終
端は下方に退避し、穀稈供給搬送装置8の終端における
詰まりを防止できる。この場合、後側案内レール部材3
0bには前記穀稈案内体43の基部を取付け、穀稈案内
体43は後側案内レール部材30bと連動して横軸50
中心に回動することになる。
【0022】また、穀稈案内体43または後側案内レー
ル部材30bには前記排藁搬送装置11の排藁搬送チエ
ン12の下方に対峙する前記排藁挟持杆または案内ガイ
ド案内ガイド55の基部を取付け、案内ガイド55は後
側案内レール部材30bと共に上下回動するように構成
しているから、案内ガイド55は後側案内レール部材3
0bの終端および穀稈案内体43と連動して通常バネ5
3の弾力により上動して穀稈を挟持搬送し、大量の穀稈
が搬送されたときは後側案内レール部材30bの終端と
ともに案内ガイド55も下方に退避し、穀稈供給搬送装
置8の終端における詰まりを防止できる。
【0023】
【効果】本発明は、刈取部4により刈り取った圃場の穀
稈の穂先側を脱穀装置3の脱穀室7に供給する穀稈供給
搬送装置8の供給搬送チエン14を案内する前記脱穀室
7の側部に設けた前後方向のチエン案内レール17を前
記チエン14の移動方向に複数分割形成し、各分割した
案内レール部材30の一部または全部は、前記チエン1
4の移動方向と略並行であってかつ上下方向に移動調節
自在に構成した穀稈供給搬送装置としたものであるか
ら、調節範囲が広く、チエン14を最適位置に位置させ
る。本発明は、前記チエン案内レール17の分割した各
案内レール部材30は、独立して移動調節自在に構成し
た穀稈供給搬送装置としたものであるから、一層、調節
範囲が広く、チエン14を最適位置に位置させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバインの側面図。
【図2】 脱穀装置の側面図。
【図3】 チエン案内レールの側面図。
【図4】 同側面図。
【図5】 同斜視図。
【図6】 同移動状態斜視図。
【図7】 同取付部分斜視図。
【図8】 同分解斜視図。
【図9】 同正面略図。
【図10】 他の実施例のチエン案内レールの側面図。
【図11】 他の実施例のチエン案内レールの平面図。
【図12】 他の実施例のチエン案内レールの側面図。
【図13】 同一部縦断正面図。
【図14】 同分解斜視図。
【図15】 他の実施例のチエン案内レールの側面図。
【図16】 脱穀装置の縦断側面図。
【図17】 同縦断正面図。
【図18】 同一部斜視図。
【図19】 同平面図。
【図20】 他の実施例の斜視図。
【符号の説明】
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…
刈取部、5…分草体、6…引起装置、7…脱穀室、8…
穀稈供給搬送装置、10…引継搬送装置、11…排藁搬
送装置、12…排藁搬送チエン、13…挾扼杆、14…
供給搬送チエン、15…上部カバー、16…挟持用案内
ガイド、17…チエン案内レール、18…前側受動輪
体、19…後側受動輪体、20…ボックス、21…駆動
歯車、22…回転軸、23…アーム、24…テンション
輪体、25…テンションバネ、26…操作レバー、27
…取付軸、28…係合溝、29…係合板、30…案内レ
ール部材、32…取付部材、33…軸筒、34…前側用
ステー、35…縦軸、36…取付孔、37…固定部材、
38…取付孔、39…ボルト、40…ウエルドナット、
41…上下板、42…取付部、43…穀稈案内体、44
…後側用ステー、45…取付孔、50…横軸、51…縦
移動軸、52…軸装部材、53…バネ、55…案内ガイ
ド、56…扱胴、57…扱網、58…送風唐箕、59…
風選室、60…揺動選別装置、61…一番コンベア、6
2…二番コンベア、63…排塵処理室、64…吸引排塵
ファン、65…二番処理室、66…二番物戻し装置、6
7…前板、68…後板、69…補強板、70…扱胴カバ
ー、71…ロック装置、72…排藁フレーム、73…切
刃取付フレーム、75…ステー、77…ガイド部、78
…ガイド体、79…ケーシング。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月29日(1998.12.
29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図9】
【図2】
【図3】
【図13】
【図4】
【図5】
【図6】
【図19】
【図7】
【図8】
【図11】
【図10】
【図12】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図20】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取部4により刈り取った圃場の穀稈の
    穂先側を脱穀装置3の脱穀室7に供給する穀稈供給搬送
    装置8の供給搬送チエン14を案内する前記脱穀室7の
    側部に設けた前後方向のチエン案内レール17を前記チ
    エン14の移動方向に複数分割形成し、各分割した案内
    レール部材30の一部または全部は、前記チエン14の
    移動方向と略並行であってかつ上下方向に移動調節自在
    に構成した穀稈供給搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記チエン案内レー
    ル17の分割した各案内レール部材30は、独立して移
    動調節自在に構成した穀稈供給搬送装置。
JP10231178A 1998-08-03 1998-08-03 穀稈供給搬送装置 Withdrawn JP2000041470A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014068556A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Iseki & Co Ltd コンバイン

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