JP2000039870A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 信号線の負荷容量に対する1Hごとの充電/
放電をソース駆動回路のみによって行ったのでは、その
出力回路で消費する電流が大きく、結果として液晶パネ
ル全体の消費電流が大きなものとなる。 【解決手段】 ドット反転駆動法のソース駆動回路18
を用いたアクティブマトリクス型液晶表示装置におい
て、隣り合う2本の信号線12-1と12-2間、12-3と
12-4間、……にリセットスイッチ19-1,19-2,…
…をそれぞれ接続し、これらリセットスイッチ19-1,
19-2,……を1Hの始まりに瞬時にオンさせて信号線
12-1と12-2間、12-3と12-4間、……を短絡さ
せ、両信号線間における電荷の分配によって信号線12
-1,12-2,12-3,12-4,……の各々の電位をコモ
ン電圧Vcomに瞬時にリセットした後、各信号線12
-1,12-2,12-3,12-4,……の負荷容量に対する
充電/放電を行うようにする。
放電をソース駆動回路のみによって行ったのでは、その
出力回路で消費する電流が大きく、結果として液晶パネ
ル全体の消費電流が大きなものとなる。 【解決手段】 ドット反転駆動法のソース駆動回路18
を用いたアクティブマトリクス型液晶表示装置におい
て、隣り合う2本の信号線12-1と12-2間、12-3と
12-4間、……にリセットスイッチ19-1,19-2,…
…をそれぞれ接続し、これらリセットスイッチ19-1,
19-2,……を1Hの始まりに瞬時にオンさせて信号線
12-1と12-2間、12-3と12-4間、……を短絡さ
せ、両信号線間における電荷の分配によって信号線12
-1,12-2,12-3,12-4,……の各々の電位をコモ
ン電圧Vcomに瞬時にリセットした後、各信号線12
-1,12-2,12-3,12-4,……の負荷容量に対する
充電/放電を行うようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
し、特に画素の駆動法として1H(1水平走査期間)反
転駆動法あるいはドット反転駆動法を採るアクティブマ
トリクス型液晶表示装置に関する。
し、特に画素の駆動法として1H(1水平走査期間)反
転駆動法あるいはドット反転駆動法を採るアクティブマ
トリクス型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、アクティブマトリクス型液晶表
示装置の従来例を示す回路図である。図5において、複
数行分のゲート線51-1,51-2,51-3,51-4,…
…と複数列分の信号線52-1,52-2,52-3,52-
4,……とがマトリクス状に配線され、その交点には画
素53が形成されて液晶パネルを構成している。
示装置の従来例を示す回路図である。図5において、複
数行分のゲート線51-1,51-2,51-3,51-4,…
…と複数列分の信号線52-1,52-2,52-3,52-
4,……とがマトリクス状に配線され、その交点には画
素53が形成されて液晶パネルを構成している。
【0003】画素53は、薄膜トランジスタ(TFT;
thin film transistor)54、液晶セル55およびホー
ルドコンデンサ56から構成されている。この画素53
において、薄膜トランジスタ54は、そのゲート電極が
ゲート線51-1,51-2,51-3,51-4,……に、そ
のソース電極が信号線52-1,52-2,52-3,52-
4,……にそれぞれ接続されている。
thin film transistor)54、液晶セル55およびホー
ルドコンデンサ56から構成されている。この画素53
において、薄膜トランジスタ54は、そのゲート電極が
ゲート線51-1,51-2,51-3,51-4,……に、そ
のソース電極が信号線52-1,52-2,52-3,52-
4,……にそれぞれ接続されている。
【0004】ゲート線51-1,51-2,51-3,51-
4,……の各一端は、垂直駆動回路であるゲート駆動回
路57の各行の出力端に接続されている。このゲート駆
動回路57は、液晶パネルの各画素53を行単位で選択
することによって垂直走査を行うためのものである。
4,……の各一端は、垂直駆動回路であるゲート駆動回
路57の各行の出力端に接続されている。このゲート駆
動回路57は、液晶パネルの各画素53を行単位で選択
することによって垂直走査を行うためのものである。
【0005】一方、信号線52-1,52-2,52-3,5
2-4,……の各一端は、水平駆動回路であるソース駆動
回路58の各列の出力端に接続されている。このソース
駆動回路58は、液晶パネルの各画素53に対して階調
に応じた信号電圧を順次供給するためのものである。
2-4,……の各一端は、水平駆動回路であるソース駆動
回路58の各列の出力端に接続されている。このソース
駆動回路58は、液晶パネルの各画素53に対して階調
に応じた信号電圧を順次供給するためのものである。
【0006】上述した構成のアクティブマトリクス型液
晶表示装置において、その駆動法として、1H反転駆動
法やドット反転駆動法などが知られている。ここに、1
H反転駆動法とは、各画素に印加する信号電圧の極性を
基準電圧(コモン電圧)を中心として1Hごとに反転さ
せる駆動方法である。また、ドット反転駆動法とは、各
画素に印加する信号電圧の極性を行方向および列方向に
おいて隣り合う画素ごとに反転させる駆動方法である。
晶表示装置において、その駆動法として、1H反転駆動
法やドット反転駆動法などが知られている。ここに、1
H反転駆動法とは、各画素に印加する信号電圧の極性を
基準電圧(コモン電圧)を中心として1Hごとに反転さ
せる駆動方法である。また、ドット反転駆動法とは、各
画素に印加する信号電圧の極性を行方向および列方向に
おいて隣り合う画素ごとに反転させる駆動方法である。
【0007】図6は、ドット反転駆動法の場合のソース
駆動回路58の出力電圧OUT1,OUT2,OUT
3,OUT4,……のタイミングチャートである。この
ドット反転駆動法では、液晶分子の分極によって配向の
劣化を防ぐために、コモン電圧(基準電圧)Vcomを
中心として1Hごとに極性が反転する交流電圧を印加す
る。
駆動回路58の出力電圧OUT1,OUT2,OUT
3,OUT4,……のタイミングチャートである。この
ドット反転駆動法では、液晶分子の分極によって配向の
劣化を防ぐために、コモン電圧(基準電圧)Vcomを
中心として1Hごとに極性が反転する交流電圧を印加す
る。
【0008】また、図6のタイミングチャートは、液晶
に電圧が印加されていないときに白表示となるノーマリ
ーホワイトモードにおける全画面黒表示の際の出力電圧
OUT1,OUT2,OUT3,OUT4,……を表し
ている。このタイミングチャートから明らかなように、
隣接する出力電圧OUT1とOUT2、OUT3とOU
T4、……はコモン電圧Vcomを中心として正負対象
の電圧、即ち逆極性の電圧となっている。
に電圧が印加されていないときに白表示となるノーマリ
ーホワイトモードにおける全画面黒表示の際の出力電圧
OUT1,OUT2,OUT3,OUT4,……を表し
ている。このタイミングチャートから明らかなように、
隣接する出力電圧OUT1とOUT2、OUT3とOU
T4、……はコモン電圧Vcomを中心として正負対象
の電圧、即ち逆極性の電圧となっている。
【0009】ソース駆動回路58の出力電圧OUT1,
OUT2,……は、1Hごとに正負の電圧を繰り返す。
例えば、コモン電圧Vcomを5Vとし、黒表示の電圧
をVcom±4Vとすると、出力電圧OUT1は最初の
1Hで1V、次の1Hで9Vとなる。このとき、隣接す
る出力電圧OUT2は最初の1Hで9V、次の1Hで1
Vとなり、コモン電圧Vcomを中心として出力電圧O
UT1と正負反転した電圧となる。
OUT2,……は、1Hごとに正負の電圧を繰り返す。
例えば、コモン電圧Vcomを5Vとし、黒表示の電圧
をVcom±4Vとすると、出力電圧OUT1は最初の
1Hで1V、次の1Hで9Vとなる。このとき、隣接す
る出力電圧OUT2は最初の1Hで9V、次の1Hで1
Vとなり、コモン電圧Vcomを中心として出力電圧O
UT1と正負反転した電圧となる。
【0010】これらの出力電圧OUT1,OUT2,…
…は、液晶パネルの信号線52-1,52-2,……に印加
され、それぞれ1Hサイクルごとに正負反転電圧による
チャージ/ディスチャージを繰り返す。
…は、液晶パネルの信号線52-1,52-2,……に印加
され、それぞれ1Hサイクルごとに正負反転電圧による
チャージ/ディスチャージを繰り返す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、信号線52
-1,52-2,……には、信号線52-1,52-2,……の
寄生容量と、薄膜トランジスタ54を介して繋がるホー
ルドコンデンサ56の容量Csおよび液晶セル55の液
晶容量Clが負荷容量としてあり、この負荷容量を駆動
する電流も液晶パネル全体の消費電流の一部となる。
-1,52-2,……には、信号線52-1,52-2,……の
寄生容量と、薄膜トランジスタ54を介して繋がるホー
ルドコンデンサ56の容量Csおよび液晶セル55の液
晶容量Clが負荷容量としてあり、この負荷容量を駆動
する電流も液晶パネル全体の消費電流の一部となる。
【0012】ここで、この負荷容量が大きくなると、液
晶パネル全体の消費電流が増加することは言うまでもな
い。一例として、10インチクラスの液晶パネルでは、
負荷容量が数10pF〜100pF程度であり、仮に1
00pFとすると、負荷容量を駆動する消費電流Iは、
以下の通りとなる。
晶パネル全体の消費電流が増加することは言うまでもな
い。一例として、10インチクラスの液晶パネルでは、
負荷容量が数10pF〜100pF程度であり、仮に1
00pFとすると、負荷容量を駆動する消費電流Iは、
以下の通りとなる。
【0013】すなわち、1Hが30μsec、出力電圧
1V/9V(振幅8V)、出力数を800とすると、出
力の周期が30μsecごとに正負の電圧を繰り返すの
でサイクルは60μsecであることから、I=C・Δ
V/ΔTの式より、 I=100pF×(5V/60μsec)×800 ≒6.7mA となる。
1V/9V(振幅8V)、出力数を800とすると、出
力の周期が30μsecごとに正負の電圧を繰り返すの
でサイクルは60μsecであることから、I=C・Δ
V/ΔTの式より、 I=100pF×(5V/60μsec)×800 ≒6.7mA となる。
【0014】ソース駆動回路58の消費電流の大部分
は、この負荷容量の消費電流と出力回路で使用されるオ
ペアンプの定常電流で占められている(オペアンプ側の
定常電流は通常5〜8mA程度、その他2〜3mA)。
液晶パネルを搭載するノートブック型パーソナルコンピ
ュータ等のバッテリーを主電源とする携帯型の商品にと
って、液晶パネル全体の低消費電流化は非常に重要な項
目である。
は、この負荷容量の消費電流と出力回路で使用されるオ
ペアンプの定常電流で占められている(オペアンプ側の
定常電流は通常5〜8mA程度、その他2〜3mA)。
液晶パネルを搭載するノートブック型パーソナルコンピ
ュータ等のバッテリーを主電源とする携帯型の商品にと
って、液晶パネル全体の低消費電流化は非常に重要な項
目である。
【0015】この発明は、上述した点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、液晶パネル全体
の低消費電流化を可能とした液晶表示装置を提供するこ
とにある。
ものであり、その目的とするところは、液晶パネル全体
の低消費電流化を可能とした液晶表示装置を提供するこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による液晶表示装
置は、マトリクス状に配線された複数行分のゲート線と
複数列分の信号線との交点に画素が形成されてなる表示
部と、複数列分の信号線に対して、1Hごとに基準電圧
を中心として極性が反転する信号電圧を供給する水平駆
動回路と、1Hの始まりに複数列分の信号線の各々の電
位を基準電圧にリセットするリセットスイッチとを備え
た構成となっている。
置は、マトリクス状に配線された複数行分のゲート線と
複数列分の信号線との交点に画素が形成されてなる表示
部と、複数列分の信号線に対して、1Hごとに基準電圧
を中心として極性が反転する信号電圧を供給する水平駆
動回路と、1Hの始まりに複数列分の信号線の各々の電
位を基準電圧にリセットするリセットスイッチとを備え
た構成となっている。
【0017】上記構成の液晶表示装置において、リセッ
トスイッチが1Hの始まりに信号線の各々の電位を基準
電圧にリセットすることで、水平駆動回路からの信号線
に対する充電/放電が、基準電圧から開始される。ここ
で、基準電圧は、信号電圧の振幅の中間電圧に設定され
ていることから、水平駆動回路により信号線を充電する
際の電荷は半分で済む。その結果、水平駆動回路におけ
る出力回路の消費電流の低減が図られる。
トスイッチが1Hの始まりに信号線の各々の電位を基準
電圧にリセットすることで、水平駆動回路からの信号線
に対する充電/放電が、基準電圧から開始される。ここ
で、基準電圧は、信号電圧の振幅の中間電圧に設定され
ていることから、水平駆動回路により信号線を充電する
際の電荷は半分で済む。その結果、水平駆動回路におけ
る出力回路の消費電流の低減が図られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の第1実施形態を示す回路
図であり、水平駆動回路であるソース駆動回路が、例え
ば各画素に対応して入力されたデジタル信号を時系列に
ラッチし、表示階調に対応した信号電圧を出力するデジ
タル駆動方式のアクティブマトリクス型液晶表示装置に
適用した場合を示している。
図であり、水平駆動回路であるソース駆動回路が、例え
ば各画素に対応して入力されたデジタル信号を時系列に
ラッチし、表示階調に対応した信号電圧を出力するデジ
タル駆動方式のアクティブマトリクス型液晶表示装置に
適用した場合を示している。
【0020】図1において、透明絶縁基板、例えば石英
基板(図示せず)上には、複数行分のゲート線11-1,
11-2,11-3,11-4,……と複数列分の信号線(ソ
ース線)12-1,12-2,12-3,12-4,……とがマ
トリクス状に配線され、その交点には画素13が形成さ
れて液晶パネル(表示部)を構成している。画素13
は、薄膜トランジスタ(TFT)14、液晶セル15お
よびホールドコンデンサ16から構成されている。
基板(図示せず)上には、複数行分のゲート線11-1,
11-2,11-3,11-4,……と複数列分の信号線(ソ
ース線)12-1,12-2,12-3,12-4,……とがマ
トリクス状に配線され、その交点には画素13が形成さ
れて液晶パネル(表示部)を構成している。画素13
は、薄膜トランジスタ(TFT)14、液晶セル15お
よびホールドコンデンサ16から構成されている。
【0021】この画素13において、薄膜トランジスタ
14は、そのゲート電極がゲート線11-1,11-2,1
1-3,11-4,……に、そのソース電極が信号線12-
1,12-2,12-3,12-4,……にそれぞれ接続され
ている。薄膜トランジスタ14のドレイン電極には、液
晶セル15およびホールドコンデンサ16の各一方の電
極が接続されている。そして、液晶セル15およびホー
ルドコンデンサ16の各他方の電極には、コモン電圧
(基準電圧)Vcomが印加されている。
14は、そのゲート電極がゲート線11-1,11-2,1
1-3,11-4,……に、そのソース電極が信号線12-
1,12-2,12-3,12-4,……にそれぞれ接続され
ている。薄膜トランジスタ14のドレイン電極には、液
晶セル15およびホールドコンデンサ16の各一方の電
極が接続されている。そして、液晶セル15およびホー
ルドコンデンサ16の各他方の電極には、コモン電圧
(基準電圧)Vcomが印加されている。
【0022】ゲート線11-1,11-2,11-3,11-
4,……の各一端は、垂直駆動回路であるゲート駆動回
路17の各行の出力端に接続されている。このゲート駆
動回路17は、液晶パネルの各画素13を行単位で選択
することによって垂直走査を行うためのものである。
4,……の各一端は、垂直駆動回路であるゲート駆動回
路17の各行の出力端に接続されている。このゲート駆
動回路17は、液晶パネルの各画素13を行単位で選択
することによって垂直走査を行うためのものである。
【0023】一方、信号線12-1,12-2,12-3,1
2-4,……の各一端は、ソース駆動回路18の各列の出
力端に接続されている。このソース駆動回路18は、液
晶パネルの各画素13に対して階調に応じた信号電圧を
順次供給するためのものである。なお、信号線12-1,
12-2,12-3,12-4,……の各負荷容量は、ほぼ均
一になっているものとする。
2-4,……の各一端は、ソース駆動回路18の各列の出
力端に接続されている。このソース駆動回路18は、液
晶パネルの各画素13に対して階調に応じた信号電圧を
順次供給するためのものである。なお、信号線12-1,
12-2,12-3,12-4,……の各負荷容量は、ほぼ均
一になっているものとする。
【0024】また、信号線12-1,12-2,12-3,1
2-4,……において、隣り合う2本の信号線12-1と1
2-2間、12-3と12-4間、……には、リセットスイッ
チ19-1,19-2,……がそれぞれ接続されている。こ
れらリセットスイッチ19-1,19-2,……は、薄膜ト
ランジスタによって形成され、1Hの始まりに瞬時に
“H”レベルとなるリセットパルスφRSに応答してオ
ン(導通)状態になることにより、隣り合う2本の信号
線12-1と12-2間、12-3と12-4間、……を短絡す
る。
2-4,……において、隣り合う2本の信号線12-1と1
2-2間、12-3と12-4間、……には、リセットスイッ
チ19-1,19-2,……がそれぞれ接続されている。こ
れらリセットスイッチ19-1,19-2,……は、薄膜ト
ランジスタによって形成され、1Hの始まりに瞬時に
“H”レベルとなるリセットパルスφRSに応答してオ
ン(導通)状態になることにより、隣り合う2本の信号
線12-1と12-2間、12-3と12-4間、……を短絡す
る。
【0025】図2は、デジタル駆動方式のソース駆動回
路18の構成の一例を示すブロック図である。本例に係
るソース駆動回路18は、双方向シフトレジスタ21、
データレジスタ22、DAコンバータ23およびオペア
ンプ等からなる出力回路24を有する構成となってい
る。
路18の構成の一例を示すブロック図である。本例に係
るソース駆動回路18は、双方向シフトレジスタ21、
データレジスタ22、DAコンバータ23およびオペア
ンプ等からなる出力回路24を有する構成となってい
る。
【0026】このソース駆動回路18において、双方向
シフトレジスタ21は、スタートパルスHSTR,Lを
受けて順次データを転送するためのシフトパルスを水平
クロックHCKに同期して発生し、データレジスタ22
に与える。データレジスタ22は、データロード信号L
OADを受けて各画素に対応した信号電圧を出力するた
めのデジタルデータDA1−6,DB1−6,DC1−
6をラッチする。DAコンバータ23は、データレジス
タ22にてホールドされたデジタル信号をアナログ信号
に変換する。
シフトレジスタ21は、スタートパルスHSTR,Lを
受けて順次データを転送するためのシフトパルスを水平
クロックHCKに同期して発生し、データレジスタ22
に与える。データレジスタ22は、データロード信号L
OADを受けて各画素に対応した信号電圧を出力するた
めのデジタルデータDA1−6,DB1−6,DC1−
6をラッチする。DAコンバータ23は、データレジス
タ22にてホールドされたデジタル信号をアナログ信号
に変換する。
【0027】図3は、第1実施形態に係る動作説明のた
めのタイミングチャートであり、ドット反転駆動法を用
いたソース駆動回路18の出力電圧OUT1,OUT
2,OUT3,OUT4,……およびリセットパルスφ
RSのタイミング関係を示している。
めのタイミングチャートであり、ドット反転駆動法を用
いたソース駆動回路18の出力電圧OUT1,OUT
2,OUT3,OUT4,……およびリセットパルスφ
RSのタイミング関係を示している。
【0028】ドット反転駆動法では、図3のタイミング
チャートから明らかなように、ソース駆動回路18の出
力電圧OUT1,OUT2,OUT3,OUT4,……
は、基準電圧であるコモン電圧Vcomを中心として1
Hごとに極性が反転するとともに、隣り合う2本の信号
線12-1と12-2間、12-3と12-4間、……で逆極性
となる。
チャートから明らかなように、ソース駆動回路18の出
力電圧OUT1,OUT2,OUT3,OUT4,……
は、基準電圧であるコモン電圧Vcomを中心として1
Hごとに極性が反転するとともに、隣り合う2本の信号
線12-1と12-2間、12-3と12-4間、……で逆極性
となる。
【0029】また、図3のタイミングチャートは、ノー
マリーホワイトモードにおける全画面黒表示の際の出力
電圧を表している。ここで、例えば、コモン電圧Vco
mを5Vとし、黒表示の電圧をVcom±4Vとする
と、出力電圧OUT1は最初の1Hで1V、次の1Hで
9Vとなる。このとき、隣接する出力電圧OUT2は最
初の1Hで9V、次の1Hで1Vとなり、コモン電圧V
comを中心として出力電圧OUT1と正負反転した電
圧となる。
マリーホワイトモードにおける全画面黒表示の際の出力
電圧を表している。ここで、例えば、コモン電圧Vco
mを5Vとし、黒表示の電圧をVcom±4Vとする
と、出力電圧OUT1は最初の1Hで1V、次の1Hで
9Vとなる。このとき、隣接する出力電圧OUT2は最
初の1Hで9V、次の1Hで1Vとなり、コモン電圧V
comを中心として出力電圧OUT1と正負反転した電
圧となる。
【0030】次に、上記構成の第1実施形態に係るアク
ティブマトリクス型液晶表示装置の動作について、図3
のタイミングチャートを用いて説明する。
ティブマトリクス型液晶表示装置の動作について、図3
のタイミングチャートを用いて説明する。
【0031】一例として、隣り合う2本の信号線12-1
と12-2の場合について考えると、ある1H期間におい
てソース駆動回路18の出力電圧OUT1が1V、出力
電圧OUT2が9Vの状態にあり、この1H期間が終了
し次の1Hに移行したとき、その1Hの始まりでリセッ
トパルスφRSが発生する。すると、これに応答してリ
セットスイッチ19-1がオン状態となり、2本の信号線
12-1と12-2間を短絡する。
と12-2の場合について考えると、ある1H期間におい
てソース駆動回路18の出力電圧OUT1が1V、出力
電圧OUT2が9Vの状態にあり、この1H期間が終了
し次の1Hに移行したとき、その1Hの始まりでリセッ
トパルスφRSが発生する。すると、これに応答してリ
セットスイッチ19-1がオン状態となり、2本の信号線
12-1と12-2間を短絡する。
【0032】このとき、電位の高い信号線12-2から電
位の低い信号線12-1へリセットスイッチ19-1を介し
て電荷が流れ込む。この電荷は、信号線12-1へ流れ込
むことでこの信号線12-1の電位を上げる作用をなす。
ここで、先述したように、2本の信号線12-1,12-2
の負荷容量はほぼ同一であることから、電荷の分配によ
り、図3の破線領域A,Bに示すように、信号線12-
1,12-2の各電位(出力電圧OUT1,OUT2)は
丁度中間電圧(=5V)となる。
位の低い信号線12-1へリセットスイッチ19-1を介し
て電荷が流れ込む。この電荷は、信号線12-1へ流れ込
むことでこの信号線12-1の電位を上げる作用をなす。
ここで、先述したように、2本の信号線12-1,12-2
の負荷容量はほぼ同一であることから、電荷の分配によ
り、図3の破線領域A,Bに示すように、信号線12-
1,12-2の各電位(出力電圧OUT1,OUT2)は
丁度中間電圧(=5V)となる。
【0033】すなわち、このリセットスイッチ19-1に
よる2本の信号線12-1と12-2間の短絡により、電位
の高い信号線12-2の電荷が電位の低い信号線12-1の
負荷容量の充電に再利用されるため、出力電圧OUT1
は瞬時に中間電圧、即ちコモン電圧Vcomになる。次
いで、ソース駆動回路18から信号線12-1に駆動電流
が流れ込むことで、当該信号線12-1の負荷容量がさら
に充電されるため、出力電圧OUT1は9Vへと変化す
る。
よる2本の信号線12-1と12-2間の短絡により、電位
の高い信号線12-2の電荷が電位の低い信号線12-1の
負荷容量の充電に再利用されるため、出力電圧OUT1
は瞬時に中間電圧、即ちコモン電圧Vcomになる。次
いで、ソース駆動回路18から信号線12-1に駆動電流
が流れ込むことで、当該信号線12-1の負荷容量がさら
に充電されるため、出力電圧OUT1は9Vへと変化す
る。
【0034】このとき、信号線12-1の負荷容量に対す
るソース駆動回路18からの充電は、5Vから4V(=
9V−5V)分だけ行われれば良いことから、1Vから
8V分だけ行われる場合に比べて充電する電荷量は半分
で済むため、ソース駆動回路18の出力回路24(図2
を参照)の消費電流を低減できる。一方、出力電圧OU
T2は、リセットスイッチ19-1による2本の信号線1
2-1と12-2間の短絡によって中間電圧(=5V)にな
り、その後放電によって1Vへと変化する。
るソース駆動回路18からの充電は、5Vから4V(=
9V−5V)分だけ行われれば良いことから、1Vから
8V分だけ行われる場合に比べて充電する電荷量は半分
で済むため、ソース駆動回路18の出力回路24(図2
を参照)の消費電流を低減できる。一方、出力電圧OU
T2は、リセットスイッチ19-1による2本の信号線1
2-1と12-2間の短絡によって中間電圧(=5V)にな
り、その後放電によって1Vへと変化する。
【0035】上述したように、ドット反転駆動法のソー
ス駆動回路18を用いたアクティブマトリクス型液晶表
示装置において、信号線12-1と12-2間、12-3と1
2-4間、……にそれぞれ接続されたリセットスイッチ1
9-1,19-2,……を1Hの始まりに瞬時にオンさせ、
両信号線間における電荷の分配(再利用)によって信号
線12-1,12-2,12-3,12-4,……の各々の電位
をコモン電圧Vcomにリセットした後、各信号線の負
荷容量に対する充電/放電を行うようにしたことによ
り、ソース駆動回路18の出力回路24の消費電流を低
減できるため、全黒表示の場合、全信号線容量が均一で
あるとすると、電源から供給される電流(消費電流)を
1/2に低減できることになる。
ス駆動回路18を用いたアクティブマトリクス型液晶表
示装置において、信号線12-1と12-2間、12-3と1
2-4間、……にそれぞれ接続されたリセットスイッチ1
9-1,19-2,……を1Hの始まりに瞬時にオンさせ、
両信号線間における電荷の分配(再利用)によって信号
線12-1,12-2,12-3,12-4,……の各々の電位
をコモン電圧Vcomにリセットした後、各信号線の負
荷容量に対する充電/放電を行うようにしたことによ
り、ソース駆動回路18の出力回路24の消費電流を低
減できるため、全黒表示の場合、全信号線容量が均一で
あるとすると、電源から供給される電流(消費電流)を
1/2に低減できることになる。
【0036】図4は、本発明の第2実施形態を示す回路
図であり、第1実施形態の場合と同様に、水平駆動回路
であるソース駆動回路がデジタル駆動方式のアクティブ
マトリクス型液晶表示装置に適用した場合を示してい
る。
図であり、第1実施形態の場合と同様に、水平駆動回路
であるソース駆動回路がデジタル駆動方式のアクティブ
マトリクス型液晶表示装置に適用した場合を示してい
る。
【0037】図4において、透明絶縁基板、例えば石英
基板(図示せず)上には、複数行分のゲート線31-1,
31-2,31-3,31-4,……と複数列分の信号線(ソ
ース線)32-1,32-2,32-3,32-4,……とがマ
トリクス状に配線され、その交点には画素33が形成さ
れて液晶パネル(表示部)を構成している。画素33
は、薄膜トランジスタ34、液晶セル35およびホール
ドコンデンサ36から構成されている。
基板(図示せず)上には、複数行分のゲート線31-1,
31-2,31-3,31-4,……と複数列分の信号線(ソ
ース線)32-1,32-2,32-3,32-4,……とがマ
トリクス状に配線され、その交点には画素33が形成さ
れて液晶パネル(表示部)を構成している。画素33
は、薄膜トランジスタ34、液晶セル35およびホール
ドコンデンサ36から構成されている。
【0038】この画素33において、薄膜トランジスタ
34は、そのゲート電極がゲート線31-1,31-2,3
1-3,31-4,……に、そのソース電極が信号線32-
1,32-2,32-3,32-4,……にそれぞれ接続され
ている。薄膜トランジスタ34のドレイン電極には、液
晶セル35およびホールドコンデンサ36の各一方の電
極が接続されている。そして、液晶セル35およびホー
ルドコンデンサ36の各他方の電極には、コモン電圧
(基準電圧)Vcomが印加されている。
34は、そのゲート電極がゲート線31-1,31-2,3
1-3,31-4,……に、そのソース電極が信号線32-
1,32-2,32-3,32-4,……にそれぞれ接続され
ている。薄膜トランジスタ34のドレイン電極には、液
晶セル35およびホールドコンデンサ36の各一方の電
極が接続されている。そして、液晶セル35およびホー
ルドコンデンサ36の各他方の電極には、コモン電圧
(基準電圧)Vcomが印加されている。
【0039】ゲート線31-1,31-2,31-3,31-
4,……の各一端は、垂直駆動回路であるゲート駆動回
路37の各行の出力端に接続されている。このゲート駆
動回路37は、液晶パネルの各画素33を行単位で選択
することによって垂直走査を行うためのものである。
4,……の各一端は、垂直駆動回路であるゲート駆動回
路37の各行の出力端に接続されている。このゲート駆
動回路37は、液晶パネルの各画素33を行単位で選択
することによって垂直走査を行うためのものである。
【0040】一方、信号線32-1,32-2,32-3,3
2-4,……の各一端は、ソース駆動回路38の各列の出
力端に接続されている。このソース駆動回路38は、液
晶パネルの各画素33に対して階調に応じた信号電圧を
順次供給するためのものであり、例えば図2に示す回路
構成となっている。なお、信号線32-1,32-2,32
-3,32-4,……の各負荷容量は、ほぼ均一になってい
るものとする。
2-4,……の各一端は、ソース駆動回路38の各列の出
力端に接続されている。このソース駆動回路38は、液
晶パネルの各画素33に対して階調に応じた信号電圧を
順次供給するためのものであり、例えば図2に示す回路
構成となっている。なお、信号線32-1,32-2,32
-3,32-4,……の各負荷容量は、ほぼ均一になってい
るものとする。
【0041】また、信号線32-1,32-2,32-3,3
2-4,……の各々と、コモン電圧Vcomが与えられる
基準電圧線(共通電極)39との間には、リセットスイ
ッチ40-1,40-2,40-3,40-4,……がそれぞれ
接続されている。ここで、コモン電圧Vcomは、通
常、ソース駆動回路38の出力電圧OUT1,OUT
2,OUT3,OUT4,……の振幅(本例では、1V
〜9V)の中間電圧(=5V)に設定されている。
2-4,……の各々と、コモン電圧Vcomが与えられる
基準電圧線(共通電極)39との間には、リセットスイ
ッチ40-1,40-2,40-3,40-4,……がそれぞれ
接続されている。ここで、コモン電圧Vcomは、通
常、ソース駆動回路38の出力電圧OUT1,OUT
2,OUT3,OUT4,……の振幅(本例では、1V
〜9V)の中間電圧(=5V)に設定されている。
【0042】これらリセットスイッチ40-1,40-2,
40-3,40-4,……は、薄膜トランジスタによって形
成され、1Hの始まりに瞬時に“H”レベルとなるリセ
ットパルスφRSに応答してオン(導通)状態になるこ
とにより、隣り合う2本の信号線32-1,32-2間、3
2-3と32-4間、……を短絡する。
40-3,40-4,……は、薄膜トランジスタによって形
成され、1Hの始まりに瞬時に“H”レベルとなるリセ
ットパルスφRSに応答してオン(導通)状態になるこ
とにより、隣り合う2本の信号線32-1,32-2間、3
2-3と32-4間、……を短絡する。
【0043】次に、上記構成の第2実施形態に係るアク
ティブマトリクス型液晶表示装置の動作について説明す
る。なお、本実施形態においても、第1実施形態の場合
と同様に、ソース駆動回路38がドット反転駆動法を用
いていることから、ソース駆動回路38の出力電圧OU
T1,OUT2,OUT3,OUT4,……およびリセ
ットパルスφRSのタイミング関係は、図3のタイミン
グチャートに示すようになる。
ティブマトリクス型液晶表示装置の動作について説明す
る。なお、本実施形態においても、第1実施形態の場合
と同様に、ソース駆動回路38がドット反転駆動法を用
いていることから、ソース駆動回路38の出力電圧OU
T1,OUT2,OUT3,OUT4,……およびリセ
ットパルスφRSのタイミング関係は、図3のタイミン
グチャートに示すようになる。
【0044】ここでも、一例として、隣り合う2本の信
号線32-1と32-2の場合について考えると、ある1H
期間においてソース駆動回路38の出力電圧OUT1が
1V、出力電圧OUT2が9Vの状態にあり、この1H
期間が終了し次の1Hに移行したとき、その1Hの始ま
りでリセットパルスφRSが発生する。すると、これに
応答してリセットスイッチ40-1,40-2がオン状態と
なり、2本の信号線32-1,32-2の各々と基準電圧線
39とを短絡する。
号線32-1と32-2の場合について考えると、ある1H
期間においてソース駆動回路38の出力電圧OUT1が
1V、出力電圧OUT2が9Vの状態にあり、この1H
期間が終了し次の1Hに移行したとき、その1Hの始ま
りでリセットパルスφRSが発生する。すると、これに
応答してリセットスイッチ40-1,40-2がオン状態と
なり、2本の信号線32-1,32-2の各々と基準電圧線
39とを短絡する。
【0045】このとき、コモン電圧Vcomよりも電位
の低い信号線32-1には基準電圧線30からリセットス
イッチ40-1を介して、またコモン電圧Vcomよりも
電位の高い信号線22-2からはリセットスイッチ40-2
を介して基準電圧線30にそれぞれ電荷が流れ込む。こ
の電荷の流れ込みにより、信号線32-1の電位は瞬時に
上がり、信号線32-2の電位は瞬時に下がり、信号線3
2-1,32-2の各電位(出力電圧OUT1,OUT2)
はコモン電圧Vcomにリセットされる。
の低い信号線32-1には基準電圧線30からリセットス
イッチ40-1を介して、またコモン電圧Vcomよりも
電位の高い信号線22-2からはリセットスイッチ40-2
を介して基準電圧線30にそれぞれ電荷が流れ込む。こ
の電荷の流れ込みにより、信号線32-1の電位は瞬時に
上がり、信号線32-2の電位は瞬時に下がり、信号線3
2-1,32-2の各電位(出力電圧OUT1,OUT2)
はコモン電圧Vcomにリセットされる。
【0046】次いで、ソース駆動回路38から信号線3
2-1に駆動電流が流れ込むことで、当該信号線32-1の
負荷容量がさらに充電されるため、出力電圧OUT1は
9Vへと変化する。このとき、信号線32-1の負荷容量
に対するソース駆動回路38からの充電は、5Vから4
V(=9V−5V)分だけ行われれば良いことから、1
Vから8V分だけ行われる場合に比べて充電する電荷量
は半分で済むため、ソース駆動回路38の出力回路24
(図2を参照)の消費電流を低減できる。
2-1に駆動電流が流れ込むことで、当該信号線32-1の
負荷容量がさらに充電されるため、出力電圧OUT1は
9Vへと変化する。このとき、信号線32-1の負荷容量
に対するソース駆動回路38からの充電は、5Vから4
V(=9V−5V)分だけ行われれば良いことから、1
Vから8V分だけ行われる場合に比べて充電する電荷量
は半分で済むため、ソース駆動回路38の出力回路24
(図2を参照)の消費電流を低減できる。
【0047】上述したように、ドット反転駆動法のソー
ス駆動回路38を用いたアクティブマトリクス型液晶表
示装置において、信号線32-1,32-2,32-3,32
-4……の各々と基準電圧線39との間に接続されたリセ
ットスイッチ40-1,40-2,40-3,40-4,……を
1Hの始まりに瞬時にオンさせ、信号線32-1,32-
2,32-3,32-4……の各々と基準電圧線39との間
での電荷再利用によって信号線32-1,32-2,32-
3,32-4,……の各々の電位をコモン電圧Vcomに
リセットした後、各信号線の負荷容量に対する充電/放
電を行うようにしたことにより、ソース駆動回路38の
出力回路24の消費電流を低減できるため、全黒表示の
場合、全信号線容量が均一であるとすると、電源から供
給される電流(消費電流)を1/2に低減できることに
なる。
ス駆動回路38を用いたアクティブマトリクス型液晶表
示装置において、信号線32-1,32-2,32-3,32
-4……の各々と基準電圧線39との間に接続されたリセ
ットスイッチ40-1,40-2,40-3,40-4,……を
1Hの始まりに瞬時にオンさせ、信号線32-1,32-
2,32-3,32-4……の各々と基準電圧線39との間
での電荷再利用によって信号線32-1,32-2,32-
3,32-4,……の各々の電位をコモン電圧Vcomに
リセットした後、各信号線の負荷容量に対する充電/放
電を行うようにしたことにより、ソース駆動回路38の
出力回路24の消費電流を低減できるため、全黒表示の
場合、全信号線容量が均一であるとすると、電源から供
給される電流(消費電流)を1/2に低減できることに
なる。
【0048】なお、この第2実施形態では、ドット反転
駆動法のソース駆動回路38を用いたアクティブマトリ
クス型液晶表示装置に適用した場合について説明した
が、第1実施形態の場合と異なり、隣り合う信号線32
-1と32-2間、32-3と32−4間、……で信号電圧の
極性が反転している必要はないことから、1H反転駆動
法のソース駆動回路を用いたアクティブマトリクス型液
晶表示装置にも同様に適用可能である。
駆動法のソース駆動回路38を用いたアクティブマトリ
クス型液晶表示装置に適用した場合について説明した
が、第1実施形態の場合と異なり、隣り合う信号線32
-1と32-2間、32-3と32−4間、……で信号電圧の
極性が反転している必要はないことから、1H反転駆動
法のソース駆動回路を用いたアクティブマトリクス型液
晶表示装置にも同様に適用可能である。
【0049】ところで、アクティブマトリクス型液晶表
示装置において、黒表示を繰り返す場合、個々の信号線
は1V〜9Vのフル振幅をソース駆動回路18,38の
出力回路24(図2を参照)によって駆動しなければな
らない。通常、出力回路24はオペアンプを用いて構成
されるが、この場合、オペアンプのスルーレートの能力
により目標電圧(本例では、1V/9V)への到達時間
には限界がある。
示装置において、黒表示を繰り返す場合、個々の信号線
は1V〜9Vのフル振幅をソース駆動回路18,38の
出力回路24(図2を参照)によって駆動しなければな
らない。通常、出力回路24はオペアンプを用いて構成
されるが、この場合、オペアンプのスルーレートの能力
により目標電圧(本例では、1V/9V)への到達時間
には限界がある。
【0050】これに対して、第1または第2実施形態に
係るアクティブマトリクス型液晶表示装置においては、
1Hの最初にリセットスイッチ(19−1,19-2,…
…/40-1,40-2,……)によって信号線電位を中間
電圧(基準電圧)にリセットさせるうにしていることか
ら、ソース駆動回路18,38の出力回路24の能力を
向上させることなく、即ち定電流を増加させることな
く、より早く目標電圧に到達させることが可能となる。
係るアクティブマトリクス型液晶表示装置においては、
1Hの最初にリセットスイッチ(19−1,19-2,…
…/40-1,40-2,……)によって信号線電位を中間
電圧(基準電圧)にリセットさせるうにしていることか
ら、ソース駆動回路18,38の出力回路24の能力を
向上させることなく、即ち定電流を増加させることな
く、より早く目標電圧に到達させることが可能となる。
【0051】なお、上記各実施形態においては、各画素
に対応して入力されたデジタル信号を時系列にラッチ
し、表示階調に対応した信号電圧を出力するデジタル駆
動方式のソース駆動回路を用いたアクティブマトリクス
型液晶表示装置に適用した場合について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、ビデオ信号を直
接取り込み、各画素に対応するアナログ信号を時系列に
サンプルホールドして出力するアナログ駆動方式のソー
ス駆動回路を用いたアクティブマトリクス型液晶表示装
置にも同様に適用可能である。
に対応して入力されたデジタル信号を時系列にラッチ
し、表示階調に対応した信号電圧を出力するデジタル駆
動方式のソース駆動回路を用いたアクティブマトリクス
型液晶表示装置に適用した場合について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、ビデオ信号を直
接取り込み、各画素に対応するアナログ信号を時系列に
サンプルホールドして出力するアナログ駆動方式のソー
ス駆動回路を用いたアクティブマトリクス型液晶表示装
置にも同様に適用可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アクティブマトリクス型液晶表示装置において、1Hの
始まりに複数列分の信号線の各々の電位を基準電圧にリ
セットするリセットスイッチを設けたことにより、水平
駆動回路からの信号線の負荷容量に対する充電/放電が
基準電圧から開始され、その充電の際の電荷が半分で済
むことになるため、水平駆動回路の出力回路の消費電流
を低減でき、よって液晶パネル全体の低消費電流化が可
能となる。
アクティブマトリクス型液晶表示装置において、1Hの
始まりに複数列分の信号線の各々の電位を基準電圧にリ
セットするリセットスイッチを設けたことにより、水平
駆動回路からの信号線の負荷容量に対する充電/放電が
基準電圧から開始され、その充電の際の電荷が半分で済
むことになるため、水平駆動回路の出力回路の消費電流
を低減でき、よって液晶パネル全体の低消費電流化が可
能となる。
【図1】本発明の第1実施形態を示す回路図である。
【図2】ソース駆動回路の構成の一例を示すブロック図
である。
である。
【図3】第1実施形態に係る動作説明のためのタイミン
グチャートである。
グチャートである。
【図4】本発明の第2実施形態を示す回路図である。
【図5】従来例を示す回路図である。
【図6】従来例に係る動作説明のためのタイミングチャ
ートである。
ートである。
11-1,11-2,11-3,11-4,31-1,31-2,3
1-3,31-4…ゲート線、12-1,12-2,12-3,1
2-4,32-1,32-2,32-3,32-4…信号線、1
3,33…画素、14,34…薄膜トランジスタ、1
5,35…液晶セル、16,36…ホールドコンデン
サ、17,37…ゲート駆動回路、18,38…ソース
駆動回路、19-1,19-2,40-1,40-2,40-3,
40-4…リセットスイッチ、39…基準電圧線、Vco
m…コモン電圧(基準電圧)
1-3,31-4…ゲート線、12-1,12-2,12-3,1
2-4,32-1,32-2,32-3,32-4…信号線、1
3,33…画素、14,34…薄膜トランジスタ、1
5,35…液晶セル、16,36…ホールドコンデン
サ、17,37…ゲート駆動回路、18,38…ソース
駆動回路、19-1,19-2,40-1,40-2,40-3,
40-4…リセットスイッチ、39…基準電圧線、Vco
m…コモン電圧(基準電圧)
Claims (3)
- 【請求項1】 マトリクス状に配線された複数行分のゲ
ート線と複数列分の信号線との交点に画素が形成されて
なる表示部と、 前記複数列分の信号線に対して、1水平走査期間ごとに
基準電圧を中心として極性が反転する信号電圧を供給す
る水平駆動回路と、 1水平走査期間の始まりに前記複数列分の信号線の各々
の電位を前記基準電圧にリセットするリセットスイッチ
とを備えたことを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項2】 前記信号電圧は、前記複数列分の信号線
のうちの隣り合う信号線間で逆極性となり、 前記リセットスイッチは、前記隣り合う2本の信号線間
に接続されて1水平走査期間の始まりにオン状態となる
ことを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。 - 【請求項3】 前記リセットスイッチは、前記複数列分
の信号線の各々と前記基準電圧が与えられる基準電圧線
との間に接続されて1水平走査期間の始まりにオン状態
となることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10207479A JP2000039870A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10207479A JP2000039870A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000039870A true JP2000039870A (ja) | 2000-02-08 |
Family
ID=16540441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10207479A Pending JP2000039870A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000039870A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN113707107A (zh) * | 2021-10-29 | 2021-11-26 | 惠科股份有限公司 | 像素单元、像素电路及显示面板 |
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1998
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