JP2000039868A - Ledディスプレイユニット - Google Patents

Ledディスプレイユニット

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JP2000039868A
JP2000039868A JP20906998A JP20906998A JP2000039868A JP 2000039868 A JP2000039868 A JP 2000039868A JP 20906998 A JP20906998 A JP 20906998A JP 20906998 A JP20906998 A JP 20906998A JP 2000039868 A JP2000039868 A JP 2000039868A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的簡単な回路構成で輝度飽和を解消するL
EDディスプレイユニットに係わり、特に暗輝度表示時
においてもノイズ発光が少なく表示データの高周波駆動
にも対応可能なLEDディスプレイユニットを提供する
ことにある。 【解決手段】表示データに基づいて各LEDの点灯時間
を制御するLED点灯手段を有するLEDディスプレイ
ユニットである。特に、LED点灯手段が入力される階
調データに相当するパルス幅或いはパルス振幅を出力す
る第1のパルス変調手段と、階調データに対しパルス振
幅又はパルス幅を飽和輝度補正データに基づいて調節す
る第2のパルス変調手段と、第1及び第2のパルス変調
手段により調節された出力パルスでLEDを点灯するL
ED駆動手段とを有するLEDディスプレイユニットで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比較的簡単な回路
構成で輝度飽和を解消するLEDディスプレイユニット
に係わり、特に暗輝度表示時においてもノイズ発光が少
なく高品質な表示が可能なLEDディスプレイユニット
に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、パーソナルな個々の情報表示機器
と対比して、一度に複数の人が共通して視認することが
できるビルボード、野外コンサートや屋内で使用される
ディスプレイなどのより大型化したディスプレイが求め
られている。発光ダイオード(以下、LEDという)を
利用したディスプレイは、RGB(赤、緑、青)が高輝
度に発光可能なものが揃ったこと、LED自体の軽量、
小型、低消費電力、かつ信頼性が高いことなどから中
型、大型のフルカラーディスプレイなどとして急速に普
及し始めている。
【0003】LEDディスプレイをフルカラーやマルチ
カラー表示させる場合、発光色を光の3原色となるRG
Bとする3種類のLEDでディスプレイの1ドットを構
成させる。1ドット内のLEDは互いに近接して配置さ
れ発光による混色により種々の色として視認させること
ができる。即ち、1ドットを構成する各LEDの発光時
間や発光量を調節させることにより、所望の発光色及び
輝度を得ることができる。ドットをマトリックス状に配
置させることで種々の画像データなどを表示させること
ができる。
【0004】LEDディスプレイは人間の目で視認させ
るものであり、入力されたデータを物理的に表示させて
も人間には物理量に応じて視認される場合だけではな
い。これはLEDを明るく点灯させる状態で目に感じる
輝度が飽和してしまうからである。人間の視覚は、聴覚
や臭覚などの他の感覚器官と同様に指数関数的な知的機
能を有することが理由である。即ち、人間の目の特性と
して刺激値の変化量は暗いときには高く、明るくなると
低下する性質があるためである。そのため、LEDの発
光や周辺が暗いときには表示データに基づきながら、デ
ータを補正してデータ値よりも発光量を少なく発光する
よう補正する。他方、LEDの発光やLEDディスプレ
イの周辺が明るいときには、表示データに基づきながら
表示データ値を補正してデータよりも発光量を多くさせ
る。
【0005】目に感じる輝度飽和を解消し良好なグレー
スケールを実現するLEDディスプレイとして特開平7
−306659号などが挙げられる。具体的には、図5
に示す如く、互いに接近して配設され発光色の異なる複
数個のLEDと、各LEDの点灯時間を制御して発光色
と明るさとを調節するLEDの点灯手段を備えると共に
LEDの点灯手段が、入力される階調データに相当する
時間幅のパルスを出力するパルス幅変調手段及びパルス
幅変調手段が発光色によって階調データに対するパルス
幅を非線形に変調する変調手段かなる輝度変調手段と、
この輝度変調手段の出力パルスでLEDを点灯させるL
EDドライバー及び走査ドライバーからなるLED駆動
手段とを有する。LEDを点灯させる階調データを輝度
飽和を考慮してパルス幅変調手段により補正する。補正
されたデータに基づいて駆動させることにより、良好な
グレースケールを得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、情報量
が増大しより良好な画像等の向上が求められている現在
においては上記構成のLEDディスプレイでは十分では
なく更なる特性向上が求められている。特に、階調デー
タ自体に人間の刺激値を考慮したガンマ補正値を加える
場合は、10bit又はそれ以上の分解能が必要になり
回路が複雑になる。また、映像データで一般的に8bi
tの分解能でガンマ補正まで加えると実質的な階調性が
失われかえって良好な画像を再現することが難しいとい
う問題を生ずる。
【0007】また、影像のちらつき(以下、フリッカー
とも呼ぶ)を防止するためにLEDディスプレイの表示
回数を数倍に高める、或いは表示データをメモリに記憶
させ繰り返し点灯させる場合がある。通常、ちらつきを
抑制しつつ輝度を明るくさせるために1フレームを40
Hzから100Hzの周期で点灯させるが、フリッカー
対策でその3倍から5倍或いはそれ以上で点灯させる方
法を取ることもできる。この場合、パルス幅や駆動電流
値だけで変調させると最小点灯パルス幅、最小点灯電流
値がLEDを駆動させる駆動回路の性能範囲で特性を得
ることが難しくなる傾向にある。そのため、本発明の目
的は高周波点灯時においても視認性のより優れたLED
ディスプレイを提供することにある。
【0008】本発明者は、飽和輝度の補正であるガンマ
補正と階調データとをそれぞれ駆動電流値とパルス幅に
機能分離させて補正することにより、高周波駆動時にお
いても対応可能な視認性の優れたLEDディスプレイと
しうることを見出し本発明を成すに到った。
【0009】即ち、グレースケールを良好にさせるため
のガンマ補正データと表示データとをパルス幅やパルス
振幅で同時に調節することは、駆動特性やLEDの発光
特性に限界を生じてしまう。
【0010】具体的には、一定の周期でデータを表示さ
せるためにはパルス幅のみには限界がある。特に、LE
Dディスプレイをフリッカー対策などのため高周波で点
灯させればさせるほど、単位時間当たりの最大発光に限
界が生ずる。LED点灯手段を構成する駆動手段の周波
数特性が追いつかなくなる。同様に、駆動電流値のみで
ガンマ補正及び階調データを制御しようとすると、時間
的制限が少ないものの、駆動電流やLEDの発光輝度の
制約から十分なグレースケールを得ることができない。
また、駆動手段の回路が複雑化するという問題があっ
た。本発明はこれらの問題を一挙に解決することができ
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、表示データに
基づいて各LEDの点灯時間を制御するLED点灯手段
を有するLEDディスプレイユニットである。特に、L
ED点灯手段が入力される階調データに相当するパルス
幅或いは定電流値を出力する第1の輝度変調手段と、第
1の輝度変調手段に出力するパルス幅或いは定電流値と
は別に選択した異なる定電流値又はパルス幅をガンマ補
正データに基づいて調節する第2の輝度変調手段と、第
1及び第2の輝度変調手段により調節された出力パルス
でLEDを点灯するLED駆動手段とを有するLEDデ
ィスプレイユニットである。これにより、ガンマ補正デ
ータと、階調データとをそれぞれを定電流値(パルス振
幅)やパルス幅に機能分離させることにより、種々の制
約を緩和させて高周波駆動特性及びグレースケールとを
同時に満たすことができる。特に、パルス幅で階調デー
タを調節させながら、他方、定電流値(パルス振幅)で
ガンマ補正を調整させる方法は比較的簡単な回路構成で
上記目的を達成することができるために特に好ましい。
【0012】本発明の請求項2に記載のLEDディスプ
レイユニットは、第2の輝度変調手段はガンマ補正デー
タに基づき非線形に定電流値又はパルス幅を変調するL
EDディスプレイユニットである。これにより、ノイズ
の影響を受けることなく良好なグレースケールを達成す
ることができる。
【0013】本発明の請求項3に記載のLEDディスプ
レイユニットは、第2の輝度変調手段とLED駆動手段
との間に補正データに基づき電流量を調節する電流調節
手段が配置されているLEDディスプレイユニットであ
る。これにより、各ドット間の輝度バラツキを補正する
ドット輝度補正手段、RGBのLED毎の特性の違いを
調節する粗補正手段、LEDディスプレイを構成した場
合におけるLEDディスプレイユニット相互間のバラツ
キを補正する面輝度補正手段を良好なグレースケールを
満たしながら達成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明のLEDの点灯を実
施形態を用いて示す。RGBが発光可能なLEDを複数
接続して、フルカラーのLEDディスプレイユニットを
構成する。LEDディスプレイユニットは、発光色をR
GBとする3種類以上の発光素子を利用したLEDによ
りフルカラーの1ドットを構成することができる。1ド
ットを構成する各LEDは混色が生ずる程度に互いに近
接して配置される。LEDディスプレイユニットは、R
GBの明るさを調節して、発光色を変更させることがで
きる。例えば、全てのLEDを点灯させると白色を表示
させることができる。赤色と青色のLEDを点灯させる
とマゼンタ、赤色と緑色でイエロー、緑色と青色でシア
ンとなる。さらに、各LEDの明るさを調節して種々の
発光色とすることができる。
【0015】LEDディスプレイユニット内のLED
は、RGBで構成した1ドットを例えば16×16のド
ットマトリックス状に配置させている。このLEDディ
スプレイユニットは、RGBに発光する3個のLEDの
発光時間で明るさを調節してフルカラーの1ドットを表
示する駆動方式をとる。点灯手段は階調データに基づき
パルスを変調させる第1の輝度変調手段と、ガンマ補正
データ及び階調データに基づきパルスを変調する第2の
輝度変調手段及び出力パルスにより各LEDを駆動させ
るLED駆動手段とを備える。
【0016】LEDディスプレイユニットは、点灯手段
でもって一定の周期でそれぞれLEDを点灯させてい
る。点灯手段がLEDを点灯する一定周期内での時間を
調節させると、目に感じる明るさ、すなわち、LEDの
実質的な発光輝度を調節させることができる。一定周期
内におけるLEDの1点灯時間を長くすると目には明る
く感じられる。逆に点灯時間を短くすると暗く感じられ
る。
【0017】点灯手段は、入力される階調データでLE
Dの点灯時間を演算する。LEDの点灯時間を特定する
ために、点灯手段は、入力される階調データに相当する
時間幅のパルスを出力する第1の輝度変調手段となるパ
ルス幅変調手段を備える。パルス幅変調手段からのパル
ス信号は、点灯手段のLEDを点灯させるLED駆動手
段に入力され、このパルス信号でLED駆動手段がスイ
ッチングしてLEDを点灯させる。パルス幅変調手段に
おいて、例えばLED駆動手段は入力されるパルスが”
High”の時にLEDを点灯し、”Low”の時に消
灯する。
【0018】パルス幅変調手段に入力される階調データ
は、LEDの明るさ(階調)を決定するための情報であ
る。パルス幅変調手段は入力される階調データが明るく
なるにしたがって、出力するパルスの時間幅を広くす
る。出力パルスの時間幅を広くすると階調データに比例
してLEDの点灯時間を長くさせることができる。
【0019】同様に、本発明においてはパルス幅変調手
段と第2の輝度変調手段として定電流生成回路が設けら
れている。定電流生成回路は、階調データに基づいてL
EDが明るくなるにつれ、ガンマ補正データに基づき出
力するパルスの電流値を高くする。階調データに比例し
て非線形的に出力パルスの電流値を変化させることがで
きる。即ち、階調データの点灯時間が短い場合、パルス
電流値である単位時間当たりの発光量を少なくする。他
方、点灯時間が長い場合、人間の視覚が飽和してくるの
でパルス電流出力のパルス電流ピーク値を非線形に高く
変化させる。これにより、図4のグラフの如く、電流量
が段階的に非線形に増大し、LEDを明るく点灯させる
ことができる。RGBの各LED共同様に駆動され、入
力される階調データに基づいてそれぞれ明るさが調節さ
れる。
【0020】本発明は、パルス変調により階調の明るさ
を調節することと、人間の視覚に対応しガンマ補正によ
る明るさとをそれぞれパルス幅或いはパルス電流値とし
て別々に調節させることにより、比較的簡単な構造で高
周波のパルス幅変調にも対応可能なLEDディスプレイ
ユニットとすることができる。
【0021】以下、本発明の各構成について詳述する。
【0022】(LED点灯手段)LED点灯手段は、L
EDの点灯を制御するLED駆動手段と、LED駆動手
段に入力されるパルスを変調させる第1の輝度変調手段
及び第2の輝度変調手段とを備えている。この点灯手段
は、第1及び第2の輝度変調手段の他に、各LEDユニ
ット内に配置されたドットごとの輝度補正をするドット
輝度補正手段、複数のLEDディスプレイユニットを接
続してLEDディスプレイを構成している場合、各LE
Dディスプレイユニットごとのバラツキを補正する面輝
度補正手段、さらには、フルカラー表示など可能なマル
チカラーに利用される各RGBのLED特性ごとに補正
する粗補正手段を適宜設けることができる。このよう
に、補正手段が増えるにつれ輝度補正できる範囲が極め
て狭くなるため本発明の効果が大きくなる。同様に、フ
リッカー対策などで映像データなどを表示するフレーム
数を数倍に高める、或いは1フレーム分の表示データを
メモリで記憶させて繰り返し点灯させる場合がある。こ
の場合も、階調表示可能な許容時間が極めて限られるた
め本発明の効果が大きくなる。
【0023】(第1の輝度変調手段)第1の輝度変調手
段は、LEDディスプレイユニットの外部などから供給
される階調データに基づいてLEDを所望の階調に点灯
させるために設けられるものである。階調データに基づ
いてパルス変調する第1の輝度変調手段は、階調によっ
てパルス幅を変調する方法とパルス振幅を変調する方法
を好適に選択することができる。階調データの方がガン
マ補正データのビット数よりも多い場合には、回路構成
をより簡略化できるため階調によってパルス幅を変調さ
せることが好ましい。階調データは駆動手段や表示内容
によって種々のビット数を選択することができる。した
がって、第1の輝度変調手段は階調データなどにより種
々の回路を用いて構成することができる。
【0024】第1の輝度変調手段としてパルス幅を変調
するパルス幅変調手段を例にとって説明すると、外部か
ら入力された8ビットの階調データを各LEDディスプ
レイユニットごとに一次的に取り込む。取り込まれたデ
ータをシフトレジスタ、ラッチ回路やRAM(Random A
ccsess Memory)などの記憶手段にLEDディスプレイ
ユニット内の各列ごとに記憶させておくことができる。
即ち、LEDディスプレイユニットを構成するドットマ
トリックスが16×16の場合、記憶手段は少なくとも
各列或いは行に相当する16個分構成させてある。
【0025】記憶手段に記憶された階調データは、各L
EDディスプレイユニットと接続された階調基準クロッ
ク発生手段からの階調基準クロックと同期して出力させ
る。具体的には、階調基準クロックを発生する回路から
カウント用クロックが階調基準クロックカウンターに入
力され記憶手段にホールドされた各階調データ値とカウ
ンタ出力値をコンパレータ回路で比較する。表示データ
となる階調データ値とカウント出力が一致するとLED
を消灯する一致信号を各LEDごとに発生する。
【0026】他方、階調基準クロックと同期して一定時
間毎にBLANK信号を発生させる。BLANK信号が
解除されたときに初めてLED駆動手段の駆動ドライバ
ーが一斉にON状態とされる。この状態で全く発光させ
ないLEDを除いて一旦全てのLEDが点灯することに
なる。点灯したLEDは上述のLEDが消灯する一致信
号を受けた駆動手段をOFFすると各LEDごとにLE
Dを消灯していく。次のBLANK信号が来るときまで
にはその列のLEDドライバーは上述の消灯させる一致
信号に基づいて全てOFFされた状態となる。この繰り
返しによりそれぞれの表示データや各行毎に階調データ
に基づき各LEDを表示させることができる。
【0027】(第2の輝度変調手段)第2の輝度変調手
段は、第1の輝度変調手段と共にLEDの輝度を調節す
るものである。第1の輝度変調手段が階調データに基づ
きLEDの発光を制御するのに対し、第2の輝度変調手
段は第1の輝度変調手段とは別に独立して輝度を制御す
る。
【0028】具体的には、第1の輝度変調手段がパルス
幅変調手段である場合は、定電流値変調手段を構成す
る。他方、第1の輝度変調手段が定電流値変調手段であ
る場合は、第2の輝度変調手段をパスル幅変調手段で構
成することができる。
【0029】図4に示すように階調データを第1の輝度
変調手段でパスル幅を調節させる場合、第2の輝度変調
手段は階調カウント値に応じたパルス幅が小さい領域で
はパルス電流値を低くしてガンマ補正をする。また、階
調データに応じたパルス幅が大きい領域では第2の輝度
変調手段はパルス電流値を高くしてガンマ補正をする。
同様に、階調データをパスル電流値で調節させる場合、
電流値が小さい領域では第2の輝度変調手段はパルス幅
を狭くしてガンマ補正をする。階調データに応じたパル
ス電流値が大きい領域では、第2の輝度変調手段はパル
ス幅を大きくしてガンマ補正をする。
【0030】階調データに基づくガンマ補正は好ましく
は図4に示すグラフに沿って決定される。階調データを
パルス幅で調節する場合、図4の例では階調データを
x、パルス電流値をyとするとき、階調データxに対す
る補正されたデータ値はy=axnの関数で表されるよ
うに決定される。この時の発光輝度はパルス電流値とパ
ルス幅で表される面積に相当する。ただし、この式にお
いてnの値は1.5〜3.5、好ましくは約2.2に決
定される。なお、ガンマ補正を上述の式のとおりに補正
することは回路構成が極めて複雑化されるため、階調デ
ータで区分したビット数以内でガンマ補正となるパルス
電流値を調節することにより簡略化することができる。
この場合、パルス電流値は、カウント数に応じて階段状
の非線形で増えることとなる。パルス変調された出力に
基づいてLED駆動手段を駆動させることによりグレー
スケールの良好なLEDディスプレイを構成することが
できる。
【0031】第2の輝度変調手段としてパルス電流値を
変調するパルス電流値変調手段を例にとって説明する
と、第1の輝度変調手段で説明した外部から取り込まれ
た8ビットの階調データを記憶手段から階調基準クロッ
クと同期して出力させる。また、階調データに対応して
出力パルスの電流値を非線形に増減させる補正データを
予めLEDディスプレイユニット内のROM(Read On
Memory)、RAMなどの記憶手段に保持させておく。或
いは、各LEDディスプレイユニットとデータ源などと
を接続させたバスを利用して外部から補正データを各L
EDディスプレイユニット毎しメモリに記憶させておく
などさせる。
【0032】階調基準クロックからのクロック信号をカ
ウンタでカウントする。カウンタのカウント値をアドレ
スとして、予め記憶されたガンマ補正データを読み出し
て定電流可変回路に取り込みLEDを発光させる基準電
流値を順次変える。
【0033】このように駆動電流を増幅或いは減少させ
るためには定電流回路を好適に利用することができる。
なお、LED駆動電流は基準電流源からの電流を電流加
算により増減させる方法で可変させても良いし、定電流
生成回路の基準電圧を増減して定電流可変回路を構成し
ても良い。何れにしても階調カウンタの計数値に基づい
てデジタルアナログコンバータ(DAC)などを構成し
て計数値の基づいて変化する定電流源を用いることによ
り第2の輝度変調手段を構成することができる。
【0034】電圧を可変させることにより同様にLED
に供給する単位時間当たりの電流量を増減させることも
できる。この場合、パルス幅変調カウンターの値を減衰
器やゲイン可変アンプを利用して変化させ電圧を変化さ
せることを利用して電流量を変化させることができる。
【0035】階調カウンタに基づいたデジタルアナログ
コンバータ(DAC)は定電流回路などで構成すること
ができる。定電流回路は共通の基準定電流からの出力を
受けて出力値が決まる定電流出力部とガンマ補正データ
値に基づき非線形に電流を増加或いは減少可能な定電流
生成部より構成することができる。定電流生成部は一定
のカウント毎に変更される。即ち、予めカウンタ数に応
じて出力される電流量に重み付けさせておくと、カウン
タ数が増えるにつれ1、2、4、8、16倍などと非線
形に定電流生成回路から出力される電流量を変化させる
ことができる。
【0036】また、可変定電流源を使用する例として、
定電流回路の基準電圧をDACのデータをガンマ補正デ
ータで連続的に書き換えることにより出力電流量を変化
させても良い。定電流生成回路から放出された電流は、
LED駆動手段に入力される。第1の輝度変調手段によ
って、LED駆動手段を構成する走査ドライバーを階調
基準クロックに同期して各LEDの階調毎に一定のパル
ス幅で点灯させる。そのパルス幅間に流れる電流量は、
第2の輝度変調手段によって、非線形に電流量が増加な
どしていくこととなる。これにより、階調データとガン
マ補正データとを同時に満たしたLEDディスプレイユ
ニットとすることができる。
【0037】(LED駆動手段)LEDの駆動手段は、
ドットマトリックス状などに配置させた各LEDを行及
び/又は列毎にスイッチングさせる。スイッチングには
走査ドライバーとLEDドライバーとがあり、各列など
のLEDを順番に切り換えて電源に接続させる走査ドラ
イバーと、各行などのLEDを階調データ及びガンマ補
正データなどに基づいて所望の時間や電流量を調節して
流すLEDドライバーによって構成することができる。
このような駆動手段は種々のスイッチング素子を利用す
ることにより比較的簡単に構成することができる。
【0038】(フリッカー防止手段)本発明の更に好ま
しい態様としてフリッカー防止手段を追加させることも
できる。フリッカー防止手段は、1フレームの表示デー
タを特定のフレーム周期でフレームメモリに記憶し、フ
レームメモリに記憶される1フレームの表示データでL
EDディスプレイを点灯する表示周期をフレーム周期の
整数分の1に設定する。フレームメモリに記憶される1
フレームの表示データでLEDディスプレイを複数回繰
り返し点灯可能なもので構成することができる。このよ
うな複数回点灯させる場合、パルス幅やパルス振幅の最
大値がより制限されるため本発明の効果が大きくなる。
【0039】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。なお、本発明は具体的な実施例のみに限定される
ものでないことはいうまでもない。
【0040】(実施例1)マルチカラーのLEDディス
プレイユニットとして図1に示す。マルチカラーのLE
Dディスプレイユニットは、互いに接近して配設される
RGBの発光色が発光可能なLEDと、各LEDを点灯
して発光色と明るさとを調節するLEDの点灯手段とを
備える。図1では、RGBのうち1種類のLEDを示し
てある。LEDは、各画素毎に光の3原色に相当するR
GBがそれぞれ発光可能な砲弾型発光ダイオードを近接
して配置させても良いし、一つのLED内にRGBが発
光可能な各LEDチップをそれぞれ配置させることもで
きる。LEDディスプレイユニットは各LEDの発光時
間を調節してフルカラーの一ドットを表示させる。多数
のLEDはドットマトリックス状に配置され走査ドライ
バー及びLEDドライバーによりダイナミック点灯可能
なように接続されている。
【0041】各表示データは各LEDディスプレイユニ
ットのメモリに入力し、順次、次のLEDディスプレイ
ユニットに表示データを転送出力させている。表示デー
タレジスタはドットマトリックス状に配置したLEDの
列を構成する各LED列分ある。表示データは転送クロ
ックに同期して順次、各列分のLEDを点灯する階調デ
ータとして転送される。転送された各列の階調データ
は、書き込み信号によって記憶手段に記憶されホールド
される。
【0042】より具体的には、記憶手段はLEDディス
プレイユニットの外部より順次送り込まれる8ビット階
調データを入出力し所定の列アドレスに収納し、記憶さ
せる。8ビット階調データ×LEDディスプレイユニッ
トを構成する列の16ドットで構成されている。メモリ
及びバッファメモリで構成される記憶手段は8ビット1
6ドット分のシフトレジスタ及びラッチ回路によっても
同様に構成することができる。この記憶手段は順次入力
される階調データを一時的に記憶する。記憶手段の記憶
値はバッファメモリに出力され、バッファメモリは記憶
する階調データを第1の輝度変調手段に出力する。他
方、ガンマ補正データは予めガンマ補正記憶手段のメモ
リに記憶させておく、或いは入出力手段を設けて階調デ
ータと同様にして外部から書き込んでもよい。ガンマ補
正データを第2の輝度変調手段に出力する。第2の輝度
変調手段により基準定電流源の定電流が変化してLED
ドライバーに供給される。第2の輝度変調手段の定電流
量を第1の輝度変調手段の時間でLEDドライバーを駆
動させると共に走査信号に基づいて走査ドライバーによ
りを順次走査させる。これにより走査ドライバー及びL
EDドライバーの交差点のLEDが点灯することとな
る。
【0043】図3にLEDディスプレイユニットを構成
する点灯手段の内部ブロック図例を示す。点灯手段は階
調データに相当するパルス幅を出力する第1の輝度変調
手段としてのパルス幅変調手段と、このパルス幅変調手
段の出力パルスでLEDを点灯するLED駆動手段を備
える。LED駆動手段はドットマトリックス状に配置さ
せた各LEDごとに構成されLEDを横に接続している
コモンドライバを一定周期で切り換える走査ドライバー
と、パルス幅変調手段からの出力パルスに基づいてLE
Dを駆動するためにドットマトリックス状のLEDと接
続されているLEDドライバーを備える。走査ドライバ
ーとLEDドライバーの両方を電源に接続して順次駆動
させることによりLEDを点灯させる。
【0044】LEDドライバーは複数のスイッチング素
子を内蔵している。スイッチング素子がオンになると、
コモンラインを電源に接続している列のLEDを点灯さ
せる。スイッチング素子のオン時間は、LEDの階調に
よる明るさを調節する。スイッチング素子がオンになる
と、LEDに電流が流されて発光する。LEDを明るく
発光させるためにはスイッチング素子のオン時間を長く
して点灯時間を長くする。
【0045】本発明ではLEDに流れる単位時間当たり
の電流は一定ではない。基準電流源と接続した第2の輝
度変調手段としての定電流回路はガンマ補正手段からの
データに基づき定電流値を調節させている。即ち、図4
の如く階調データが全点灯を示すパルス幅では、ガンマ
補正手段からの補正データに基づいて、非線形に電流量
が増えパスル高が急激に増えることとなる。このように
して、走査ドライバーとLEDドライバーとで各色のL
EDを入力される階調データに応じ発光させて、LED
の明暗を生じさせると、その積数だけの色表現が可能に
なる。
【0046】より具体的には、第1の輝度変調手段は入
力される階調データを一時的に記憶する記憶手段を入力
側に接続している。記憶手段はシフトレジスタやRAM
などによって構成することができる。記憶手段はLED
ディスプレイユニットの外部より入力された階調データ
が記憶保持される。
【0047】LED駆動手段はBLANK信号が解除さ
れることにより各列のLEDのドライバーがONされ、
LEDは点灯可能状態を保持している。記憶手段から出
力された階調データは階調基準クロックを発生する回路
からカウント用クロックが階調基準クロックカウンタに
入力されホールドされた各階調データ値とカウンタ出力
値をコンパレータ回路で比較する。表示データの値とカ
ウント出力値が一致するとLEDを消灯する一致信号を
各LEDごとに発生する。次のBLANK信号が来ると
きまでにはその列のLEDドライバーは、上述の消灯さ
せる一致信号に基づいてそれぞれ全てOFFされた状態
となる。即ち、BLANK信号間にはカウンター出力と
同期した各LEDごとの階調データが点灯することとな
る。このようにして第1の輝度変調手段によりパルス幅
変調された階調データが各LEDによって表示されるこ
ととなる。
【0048】他方、第1の輝度変調手段によって点灯さ
れるパルス幅に相当する時間内においてLEDに流れる
定電流値を第2の輝度変調手段によって変調する。第2
の輝度変調手段を構成する定電流回路は、ガンマ補正デ
ータ及びガンマ制御クロックに基づいたカウンターから
のカウント値によりパルス幅が狭いとき、即ち、階調デ
ータが暗いときは、定電流値を低減し基準電流源から流
れる定電流量を少なくする。カウント値に基づきパルス
幅が増えるに伴って、図4に示す如く基準電流源から流
れる定電流値を引き上げる、或いは引き下げる。この定
電流値は階調に対応して引き上げる、或いは引き下げる
ことができる。ガンマ補正のカーブが滑らかなほどグレ
ースケールがより綺麗に見えることとなる。ガンマ補正
曲線は複数の折れ線で近似することにより回路を簡略化
することができるがグレースケールを考慮すると4ビッ
ト以上で変換することが好ましい。定電流生成回路はデ
ジタルアナログコンバーター(DAC)などで構成する
ことができ、パルス幅変調(PWM)に同期して共通の
基準定電流からの出力をうけて出力値が決まる。具体的
には図2に示す基準定電流生成回路を用いて構成するこ
とができる。ガンマ補正データをガンマ補正データ記憶
手段に入力して一時的に記憶しておく。ガンマ制御クロ
ックに同期して可変抵抗であるラダー抵抗を変化させ
る。変化されたラダー抵抗R2は固定抵抗R1と並列接続
され等価抵抗R0を構成する。基準電圧VRが印可されて
いる等価抵抗R0が変化するとA点は基準電圧VRに固定
されているため基準定電流IRが変化する。即ち、LE
Dに流れる基準定電流IRが変化することになる。これ
により、第1の輝度変調手段が電流を流している間に一
時的に記憶された8ビットのガンマ補正データに対応し
た等価抵抗R0によって、図4の如き、非線形に定電流
値(単位時間当たりの電流量)を変化させ流すことがで
きる。これをRGB、またLEDディスプレイユニット
の各列毎に行うことで表示データを表示させることがで
きる。
【0049】このように、ガンマ補正データと階調デー
タとをそれぞれ分離させてパルス幅及び駆動電流で調節
させることにより複雑な回路構成をさけつつ、高周波駆
動時においてもグレースケールの向上及びノイズの低減
などを図ることのできるLEDディスプレイユニットと
することができる。
【0050】(実施例2)実施例1のLEDディスプレ
イユニットに加えて、定電流生成回路にて定電流値が補
正されたものを、さらにLEDバラツキ補正データに基
づいて電流補正手段が調節する。電流補正手段において
電流量を増減させるパルス振幅を微調節してLED駆動
手段に出力させる。これにより更に鮮明な表示データを
表示することができる。
【0051】(実施例3)実施例1のLEDディスプレ
イユニットに加えて、点灯させるLEDの影像のちらつ
き(フリッカー)を防止するために、LEDディスプレ
イの表示回数を映像フレーム回数の数倍に高めるフリッ
カー防止手段を加えた。例えばフリッカー防止手段は映
像フレームを60Hzで表示する場合、3倍から4倍の
180Hzから240Hzでコモンラインを切り換える
手段である。これによって、高周波駆動時においても比
較的簡単な構成でグレースケールの良好なLEDディス
プレイユニットとすることができる。同様に、実施例1
のLEDディスプレイユニットに別のフリッカー防止手
段を加えることもできる。具体的には、1フレームの表
示データを特定のフレーム周期でフレームメモリに記憶
し、フレームメモリに記憶される1フレームの表示デー
タでLEDディスプレイを点灯する表示周期をフレーム
周期の整数分の1に設定する。フレームメモリに記憶さ
れる1フレームの表示データでLEDディスプレイを複
数回繰り返し点灯可能なもので構成する。
【発明の効果】ガンマ補正データと階調データとをそれ
ぞれパルス幅及びパルス振幅である定電流値とにそれぞ
れ機能分離させる。これにより、暗輝度表示時において
もノイズ発光が少なく表示データの高周波駆動にも対応
可能なLEDディスプレイユニットに関する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のLEDディスプレイユニットで映像
を表示する模式的回路図である。
【図2】 本発明の第2の輝度変調手段である基準定電
流生成回路を構成するブロック図例である。
【図3】 本発明のLEDディスプレイユニットの模式
的断面図である。
【図4】 本発明のガンマ補正を示す模式図である。
【図5】 本発明と比較のために示すLEDディスプレ
イユニットで映像を表示する模式的回路図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月3日(1999.9.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【発明の名称】LEDディスプレイユニット
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比較的簡単な回路
構成で輝度飽和を解消するLEDディスプレイユニット
に係わり、特に暗輝度表示時においてもノイズ発光が少
なく高品質な表示が可能なLEDディスプレイユニット
に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、パーソナルな個々の情報表示機器
と対比して、一度に複数の人が共通して視認することが
できるビルボード、野外コンサートや屋内で使用される
ディスプレイなどのより大型化したディスプレイが求め
られている。発光ダイオード(以下、LEDという)を
利用したディスプレイは、RGB(赤、緑、青)が高輝
度に発光可能なものが揃ったこと、LED自体の軽量、
小型、低消費電力、かつ信頼性が高いことなどから中
型、大型のフルカラーディスプレイなどとして急速に普
及し始めている。
【0003】LEDディスプレイをフルカラーやマルチ
カラー表示させる場合、発光色を光の3原色となるRG
Bとする3種類のLEDでディスプレイの1ドットを構
成させる。1ドット内のLEDは互いに近接して配置さ
れ発光による混色により種々の色として視認させること
ができる。即ち、1ドットを構成する各LEDの発光時
間や発光量を調節させることにより、所望の発光色及び
輝度を得ることができる。ドットをマトリックス状に配
置させることで種々の画像データなどを表示させること
ができる。
【0004】LEDディスプレイは人間の目で視認させ
るものであり、入力されたデータを物理的に表示させて
も人間には物理量に応じて視認される場合だけではな
い。これはLEDを明るく点灯させる状態で目に感じる
輝度が飽和してしまうからである。人間の視覚は、聴覚
や臭覚などの他の感覚器官と同様に指数関数的な知的機
能を有することが理由である。即ち、人間の目の特性と
して刺激値の変化量は暗いときには高く、明るくなると
低下する性質があるためである。そのため、LEDの発
光や周辺が暗いときには表示データに基づきながら、デ
ータを補正してデータ値よりも発光量を少なく発光する
よう補正する。他方、LEDの発光やLEDディスプレ
イの周辺が明るいときには、表示データに基づきながら
表示データ値を補正してデータよりも発光量を多くさせ
る。
【0005】目に感じる輝度飽和を解消し良好なグレー
スケールを実現するLEDディスプレイとして特開平7
−306659号などが挙げられる。具体的には、図5
に示す如く、互いに接近して配設され発光色の異なる複
数個のLEDと、各LEDの点灯時間を制御して発光色
と明るさとを調節するLEDの点灯手段を備えると共に
LEDの点灯手段が、入力される階調データに相当する
時間幅のパルスを出力するパルス幅変調手段及びパルス
幅変調手段が発光色によって階調データに対するパルス
幅を非線形に変調する変調手段からなる輝度変調手段
と、この輝度変調手段の出力パルスでLEDを点灯させ
るLEDドライバー及び走査ドライバーからなるLED
駆動手段とを有する。LEDを点灯させる階調データを
輝度飽和を考慮してパルス幅変調手段により補正する。
補正されたデータに基づいて駆動させることにより、良
好なグレースケールを得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、情報量
が増大しより良好な画像等の向上が求められている現在
においては上記構成のLEDディスプレイでは十分では
なく更なる特性向上が求められている。特に、階調デー
タ自体に人間の刺激値を考慮したガンマ補正値を加える
場合は、10bit又はそれ以上の分解能が必要になり
回路が複雑になる。また、映像データは、一般的に8b
itの分解能であり、これにガンマ補正まで加えると実
質的な階調性が失われかえって良好な画像を再現するこ
とが難しいという問題を生ずる。
【0007】また、影像のちらつき(以下、フリッカー
とも呼ぶ)を防止するためにLEDディスプレイの表示
回数を数倍に高める、或いは表示データをメモリに記憶
させ繰り返し点灯させる場合がある。通常、ちらつきを
抑制しつつ輝度を明るくさせるために1フレームを40
Hzから100Hzの周期で点灯させるが、フリッカー
対策でその3倍から5倍或いはそれ以上で点灯させる方
法を取ることもできる。この場合、パルス幅や駆動電流
値だけで変調させると最小点灯パルス幅、最小点灯電流
値がLEDを駆動させる駆動回路の性能範囲で特性を得
ることが難しくなる傾向にある。そのため、本発明の目
的は高周波点灯時においても視認性のより優れたLED
ディスプレイを提供することにある。
【0008】本発明者は、飽和輝度の補正であるガンマ
補正と階調データとをそれぞれ駆動電流値とパルス幅に
機能分離させて補正することにより、高周波駆動時にお
いても対応可能な視認性の優れたLEDディスプレイと
しうることを見出し本発明を成すに到った。
【0009】即ち、グレースケールを良好にさせるため
のガンマ補正データと表示データとをパルス幅やパルス
振幅で同時に調節することは、駆動特性やLEDの発光
特性に限界を生じてしまう。
【0010】具体的には、一定の周期でデータを表示さ
せるためにはパルス幅のみには限界がある。特に、LE
Dディスプレイをフリッカー対策などのため高周波で点
灯させればさせるほど、単位時間当たりの最大発光に限
界が生ずる。LED点灯手段を構成する駆動手段の周波
数特性が追いつかなくなる。同様に、駆動電流値のみで
ガンマ補正及び階調データを制御しようとすると、時間
的制限が少ないものの、駆動電流やLEDの発光輝度の
制約から十分なグレースケールを得ることができない。
また、駆動手段の回路が複雑化するという問題があっ
た。本発明はこれらの問題を一挙に解決することができ
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、表示データに
基づいて各LEDの点灯時間を制御するLED点灯手段
を有するLEDディスプレイユニットである。特に、L
ED点灯手段は、入力される階調データに相当するパル
幅を出力する第1の輝度変調手段と、階調カウントの
計数値をアドレスとして、前記階調データに対応したガ
ンマ補正データを予め記憶させた記憶手段から読み出
し、該ガンマ補正データに基づいて非線形に変化する定
電流源を用いて定電流値を調整する第2の輝度変調手段
と、第1及び第2の輝度変調手段により調節された出力
パルスでLEDを点灯するLED駆動手段とを有するL
EDディスプレイユニットである。これにより、ガンマ
補正データと、階調データとをそれぞれを定電流値(パ
ルス振幅)やパルス幅に機能分離させることにより、種
々の制約を緩和させて高周波駆動特性及びグレースケー
ルとを同時に満たすことができる。特に、パルス幅で階
調データを調節させながら、他方、定電流値(パルス振
幅)でガンマ補正を調整させる方法は比較的簡単な回路
構成で上記目的を達成することができるために特に好ま
しい。また、ノイズの影響を受けることなく良好なグレ
ースケールを達成することができる。
【0012】本発明の請求項2に記載のLEDディスプ
レイユニットは、1フレームの表示データを記憶させる
フレームメモリと、フレームメモリに記憶された1フレ
ームの表示データを表示周期がフレーム周期の整数分の
1でLEDディスプレイを複数回繰り返し点灯させるフ
リッカー防止手段とを有するLEDディスプレイユニッ
トである。
【0013】本発明の請求項3に記載のLEDディスプ
レイユニットは、第2の輝度変調手段とLED駆動手段
との間にLEDバラツキ補正データに基づき電流量を調
整する電流調節手段が配置されているものである。これ
により、各ドット間の輝度バラツキを補正するドット輝
度補正手段、RGBのLED毎の特性の違いを調節する
粗補正手段、LEDディスプレイを構成した場合におけ
るLEDディスプレイユニット相互間のバラツキを補正
する面輝度補正手段を良好なグレースケールを満たしな
がら達成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明のLEDの点灯を実
施形態を用いて示す。RGBが発光可能なLEDを複数
接続して、フルカラーのLEDディスプレイユニットを
構成する。LEDディスプレイユニットは、発光色をR
GBとする3種類以上の発光素子を利用したLEDによ
りフルカラーの1ドットを構成することができる。1ド
ットを構成する各LEDは混色が生ずる程度に互いに近
接して配置される。LEDディスプレイユニットは、R
GBの明るさを調節して、発光色を変更させることがで
きる。例えば、全てのLEDを点灯させると白色を表示
させることができる。赤色と青色のLEDを点灯させる
とマゼンタ、赤色と緑色でイエロー、緑色と青色でシア
ンとなる。さらに、各LEDの明るさを調節して種々の
発光色とすることができる。
【0015】LEDディスプレイユニット内のLED
は、RGBで構成した1ドットを例えば16×16のド
ットマトリックス状に配置させている。このLEDディ
スプレイユニットは、RGBに発光する3個のLEDの
発光時間で明るさを調節してフルカラーの1ドットを表
示する駆動方式をとる。点灯手段は階調データに基づき
パルスを変調させる第1の輝度変調手段と、ガンマ補正
データ及び階調データに基づきパルスを変調する第2の
輝度変調手段及び出力パルスにより各LEDを駆動させ
るLED駆動手段とを備える。
【0016】LEDディスプレイユニットは、点灯手段
でもって一定の周期でそれぞれLEDを点灯させてい
る。点灯手段がLEDを点灯する一定周期内での時間を
調節させると、目に感じる明るさ、すなわち、LEDの
実質的な発光輝度を調節させることができる。一定周期
内におけるLEDの1点灯時間を長くすると目には明る
く感じられる。逆に点灯時間を短くすると暗く感じられ
る。
【0017】点灯手段は、入力される階調データでLE
Dの点灯時間を演算する。LEDの点灯時間を特定する
ために、点灯手段は、入力される階調データに相当する
時間幅のパルスを出力する第1の輝度変調手段となるパ
ルス幅変調手段を備える。パルス幅変調手段からのパル
ス信号は、点灯手段のLEDを点灯させるLED駆動手
段に入力され、このパルス信号でLED駆動手段がスイ
ッチングしてLEDを点灯させる。パルス幅変調手段に
おいて、例えばLED駆動手段は入力されるパルスが”
High”の時にLEDを点灯し、”Low”の時に消
灯する。
【0018】パルス幅変調手段に入力される階調データ
は、LEDの明るさ(階調)を決定するための情報であ
る。パルス幅変調手段は入力される階調データが明るく
なるにしたがって、出力するパルスの時間幅を広くす
る。出力パルスの時間幅を広くすると階調データに比例
してLEDの点灯時間を長くさせることができる。
【0019】同様に、本発明においてはパルス幅変調手
段と第2の輝度変調手段として定電流生成回路が設けら
れている。定電流生成回路は、階調データに基づいてL
EDが明るくなるにつれ、ガンマ補正データに基づき出
力するパルスの電流値を高くする。階調データに比例し
て非線形的に出力パルスの電流値を変化させることがで
きる。即ち、階調データの点灯時間が短い場合、パルス
電流値である単位時間当たりの発光量を少なくする。他
方、点灯時間が長い場合、人間の視覚が飽和してくるの
でパルス電流出力のパルス電流ピーク値を非線形に高く
変化させる。これにより、図4のグラフの如く、電流量
が段階的に非線形に増大し、LEDを明るく点灯させる
ことができる。RGBの各LED共同様に駆動され、入
力される階調データに基づいてそれぞれ明るさが調節さ
れる。
【0020】本発明は、パルス変調により階調の明るさ
を調節することと、人間の視覚に対応しガンマ補正によ
る明るさとをそれぞれパルス幅或いはパルス電流値とし
て別々に調節させることにより、比較的簡単な構造で高
周波のパルス幅変調にも対応可能なLEDディスプレイ
ユニットとすることができる。
【0021】以下、本発明の各構成について詳述する。
【0022】(LED点灯手段)LED点灯手段は、L
EDの点灯を制御するLED駆動手段と、LED駆動手
段に入力されるパルスを変調させる第1の輝度変調手段
及び第2の輝度変調手段とを備えている。この点灯手段
は、第1及び第2の輝度変調手段の他に、各LEDユニ
ット内に配置されたドットごとの輝度補正をするドット
輝度補正手段、複数のLEDディスプレイユニットを接
続してLEDディスプレイを構成している場合、各LE
Dディスプレイユニットごとのバラツキを補正する面輝
度補正手段、さらには、フルカラー表示など可能なマル
チカラーに利用される各RGBのLED特性ごとに補正
する粗補正手段を適宜設けることができる。このよう
に、補正手段が増えるにつれ輝度補正できる範囲が極め
て狭くなるため本発明の効果が大きくなる。同様に、フ
リッカー対策などで映像データなどを表示するフレーム
数を数倍に高める、或いは1フレーム分の表示データを
メモリで記憶させて繰り返し点灯させる場合がある。こ
の場合も、階調表示可能な許容時間が極めて限られるた
め本発明の効果が大きくなる。
【0023】(第1の輝度変調手段)第1の輝度変調手
段は、LEDディスプレイユニットの外部などから供給
される階調データに基づいてLEDを所望の階調に点灯
させるために設けられるものである。階調データに基づ
いてパルス変調する第1の輝度変調手段は、階調によっ
てパルス幅を変調する方法とパルス振幅を変調する方法
を好適に選択することができる。階調データの方がガン
マ補正データのビット数よりも多い場合には、回路構成
をより簡略化できるため階調によってパルス幅を変調さ
せることが好ましい。階調データは駆動手段や表示内容
によって種々のビット数を選択することができる。した
がって、第1の輝度変調手段は階調データなどにより種
々の回路を用いて構成することができる。
【0024】第1の輝度変調手段としてパルス幅を変調
するパルス幅変調手段を例にとって説明すると、外部か
ら入力された8ビットの階調データを各LEDディスプ
レイユニットごとに一次的に取り込む。取り込まれたデ
ータをシフトレジスタ、ラッチ回路やRAM(Random A
ccsess Memory)などの記憶手段にLEDディスプレイ
ユニット内の各列ごとに記憶させておくことができる。
即ち、LEDディスプレイユニットを構成するドットマ
トリックスが16×16の場合、記憶手段は少なくとも
各列或いは行に相当する16個分構成させてある。
【0025】記憶手段に記憶された階調データは、各L
EDディスプレイユニットと接続された階調基準クロッ
ク発生手段からの階調基準クロックと同期して出力させ
る。具体的には、階調基準クロックを発生する回路から
カウント用クロックが階調基準クロックカウンターに入
力され記憶手段にホールドされた各階調データ値とカウ
ンタ出力値をコンパレータ回路で比較する。表示データ
となる階調データ値とカウント出力が一致するとLED
を消灯する一致信号を各LEDごとに発生する。
【0026】他方、階調基準クロックと同期して一定時
間毎にBLANK信号を発生させる。BLANK信号が
解除されたときに初めてLED駆動手段の駆動ドライバ
ーが一斉にON状態とされる。この状態で全く発光させ
ないLEDを除いて一旦全てのLEDが点灯することに
なる。点灯したLEDは上述のLEDが消灯する一致信
号を受けた駆動手段をOFFすると各LEDごとにLE
Dを消灯していく。次のBLANK信号が来るときまで
にはその列のLEDドライバーは上述の消灯させる一致
信号に基づいて全てOFFされた状態となる。この繰り
返しによりそれぞれの表示データや各行毎に階調データ
に基づき各LEDを表示させることができる。
【0027】(第2の輝度変調手段)第2の輝度変調手
段は、第1の輝度変調手段と共にLEDの輝度を調節す
るものである。第1の輝度変調手段が階調データに基づ
きLEDの発光を制御するのに対し、第2の輝度変調手
段は第1の輝度変調手段とは別に独立して輝度を制御す
る。
【0028】具体的には、第1の輝度変調手段がパルス
幅変調手段である場合は、定電流値変調手段を構成す
る。他方、第1の輝度変調手段が定電流値変調手段であ
る場合は、第2の輝度変調手段をパスル幅変調手段で構
成することができる。
【0029】図4に示すように階調データを第1の輝度
変調手段でパスル幅を調節させる場合、第2の輝度変調
手段は階調カウント値に応じたパルス幅が小さい領域で
はパルス電流値を低くしてガンマ補正をする。また、階
調データに応じたパルス幅が大きい領域では第2の輝度
変調手段はパルス電流値を高くしてガンマ補正をする。
同様に、階調データをパスル電流値で調節させる場合、
電流値が小さい領域では第2の輝度変調手段はパルス幅
を狭くしてガンマ補正をする。階調データに応じたパル
ス電流値が大きい領域では、第2の輝度変調手段はパル
ス幅を大きくしてガンマ補正をする。
【0030】階調データに基づくガンマ補正は好ましく
は図4に示すグラフに沿って決定される。階調データを
パルス幅で調節する場合、図4の例では階調データを
x、パルス電流値をyとするとき、階調データxに対す
る補正されたデータ値はy=axnの関数で表されるよ
うに決定される。この時の発光輝度はパルス電流値とパ
ルス幅で表される面積に相当する。ただし、この式にお
いてnの値は1.5〜3.5、好ましくは約2.2に決
定される。なお、ガンマ補正を上述の式のとおりに補正
することは回路構成が極めて複雑化されるため、階調デ
ータで区分したビット数以内でガンマ補正となるパルス
電流値を調節することにより簡略化することができる。
この場合、パルス電流値は、カウント数に応じて階段状
の非線形で増えることとなる。パルス変調された出力に
基づいてLED駆動手段を駆動させることによりグレー
スケールの良好なLEDディスプレイを構成することが
できる。
【0031】第2の輝度変調手段としてパルス電流値を
変調するパルス電流値変調手段を例にとって説明する
と、第1の輝度変調手段で説明した外部から取り込まれ
た8ビットの階調データを記憶手段から階調基準クロッ
クと同期して出力させる。また、階調データに対応して
出力パルスの電流値を非線形に増減させる補正データを
予めLEDディスプレイユニット内のROM(Read On
Memory)、RAMなどの記憶手段に保持させておく。或
いは、各LEDディスプレイユニットとデータ源などと
を接続させたバスを利用して外部から補正データを各L
EDディスプレイユニット毎しメモリに記憶させておく
などさせる。
【0032】階調基準クロックからのクロック信号をカ
ウンタでカウントする。カウンタのカウント値をアドレ
スとして、予め記憶されたガンマ補正データを読み出し
て定電流可変回路に取り込みLEDを発光させる基準電
流値を順次変える。
【0033】このように駆動電流を増幅或いは減少させ
るためには定電流回路を好適に利用することができる。
なお、LED駆動電流は基準電流源からの電流を電流加
算により増減させる方法で可変させても良いし、定電流
生成回路の基準電圧を増減して定電流可変回路を構成し
ても良い。何れにしても、デジタルアナログコンバータ
(DAC)などを構成して階調カウンタの計数値に基
いて変化する定電流源を用いることにより第2の輝度変
調手段を構成することができる。
【0034】電圧を可変させることにより同様にLED
に供給する単位時間当たりの電流量を増減させることも
できる。この場合、パルス幅変調カウンターの値を減衰
器やゲイン可変アンプを利用して変化させ電圧を変化さ
せることを利用して電流量を変化させることができる。
【0035】階調カウンタに基づいたデジタルアナログ
コンバータ(DAC)は定電流回路などで構成すること
ができる。定電流回路は共通の基準定電流からの出力を
受けて出力値が決まる定電流出力部とガンマ補正データ
値に基づき非線形に電流を増加或いは減少可能な定電流
生成部より構成することができる。定電流生成部は一定
のカウント毎に変更される。即ち、予めカウンタ数に応
じて出力される電流量に重み付けさせておくと、カウン
タ数が増えるにつれ1、2、4、8、16倍などと非線
形に定電流生成回路から出力される電流量を変化させる
ことができる。
【0036】また、可変定電流源を使用する例として、
定電流回路の基準電圧をDACのデータをガンマ補正デ
ータで連続的に書き換えることにより出力電流量を変化
させても良い。定電流生成回路から放出された電流は、
LED駆動手段に入力される。第1の輝度変調手段によ
って、LED駆動手段を構成する走査ドライバーを階調
基準クロックに同期して各LEDの階調毎に一定のパル
ス幅で点灯させる。そのパルス幅間に流れる電流量は、
第2の輝度変調手段によって、非線形に電流量が増加な
どしていくこととなる。これにより、階調データとガン
マ補正データとを同時に満たしたLEDディスプレイユ
ニットとすることができる。
【0037】(LED駆動手段)LEDの駆動手段は、
ドットマトリックス状などに配置させた各LEDを行及
び/又は列毎にスイッチングさせる。スイッチングには
走査ドライバーとLEDドライバーとがあり、各列など
のLEDを順番に切り換えて電源に接続させる走査ドラ
イバーと、各行などのLEDを階調データ及びガンマ補
正データなどに基づいて所望の時間や電流量を調節して
流すLEDドライバーによって構成することができる。
このような駆動手段は種々のスイッチング素子を利用す
ることにより比較的簡単に構成することができる。
【0038】(フリッカー防止手段)本発明の更に好ま
しい態様としてフリッカー防止手段を追加させることも
できる。フリッカー防止手段は、1フレームの表示デー
タを特定のフレーム周期でフレームメモリに記憶し、フ
レームメモリに記憶される1フレームの表示データでL
EDディスプレイを点灯する表示周期をフレーム周期の
整数分の1に設定する。フレームメモリに記憶される1
フレームの表示データでLEDディスプレイを複数回繰
り返し点灯可能なもので構成することができる。このよ
うな複数回点灯させる場合、パルス幅やパルス振幅の最
大値がより制限されるため本発明の効果が大きくなる。
【0039】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。なお、本発明は具体的な実施例のみに限定される
ものでないことはいうまでもない。
【0040】(実施例1)マルチカラーのLEDディス
プレイユニットとして図1に示す。マルチカラーのLE
Dディスプレイユニットは、互いに接近して配設される
RGBの発光色が発光可能なLEDと、各LEDを点灯
して発光色と明るさとを調節するLEDの点灯手段とを
備える。図1では、RGBのうち1種類のLEDを示し
てある。LEDは、各画素毎に光の3原色に相当するR
GBがそれぞれ発光可能な砲弾型発光ダイオードを近接
して配置させても良いし、一つのLED内にRGBが発
光可能な各LEDチップをそれぞれ配置させることもで
きる。LEDディスプレイユニットは各LEDの発光時
間を調節してフルカラーの一ドットを表示させる。多数
のLEDはドットマトリックス状に配置され走査ドライ
バー及びLEDドライバーによりダイナミック点灯可能
なように接続されている。
【0041】各表示データは各LEDディスプレイユニ
ットのメモリに入力し、順次、次のLEDディスプレイ
ユニットに表示データを転送出力させている。表示デー
タレジスタはドットマトリックス状に配置したLEDの
列を構成する各LED列分ある。表示データは転送クロ
ックに同期して順次、各列分のLEDを点灯する階調デ
ータとして転送される。転送された各列の階調データ
は、書き込み信号によって記憶手段に記憶されホールド
される。
【0042】より具体的には、記憶手段はLEDディス
プレイユニットの外部より順次送り込まれる8ビット階
調データを入出力し所定の列アドレスに収納し、記憶さ
せる。8ビット階調データ×LEDディスプレイユニッ
トを構成する列の16ドットで構成されている。メモリ
及びバッファメモリで構成される記憶手段は8ビット1
6ドット分のシフトレジスタ及びラッチ回路によっても
同様に構成することができる。この記憶手段は順次入力
される階調データを一時的に記憶する。記憶手段の記憶
値はバッファメモリに出力され、バッファメモリは記憶
する階調データを第1の輝度変調手段に出力する。他
方、ガンマ補正データは予めガンマ補正記憶手段のメモ
リに記憶させておく、或いは入出力手段を設けて階調デ
ータと同様にして外部から書き込んでもよい。ガンマ補
正データを第2の輝度変調手段に出力する。第2の輝度
変調手段により基準定電流源の定電流が変化してLED
ドライバーに供給される。第2の輝度変調手段の定電流
量を第1の輝度変調手段の時間でLEDドライバーを駆
動させると共に走査信号に基づいて走査ドライバーによ
りを順次走査させる。これにより走査ドライバー及びL
EDドライバーの交差点のLEDが点灯することとな
る。
【0043】図3にLEDディスプレイユニットを構成
する点灯手段の内部ブロック図例を示す。点灯手段は階
調データに相当するパルス幅を出力する第1の輝度変調
手段としてのパルス幅変調手段と、このパルス幅変調手
段の出力パルスでLEDを点灯するLED駆動手段を備
える。LED駆動手段はドットマトリックス状に配置さ
せた各LEDごとに構成されLEDを横に接続している
コモンドライバを一定周期で切り換える走査ドライバー
と、パルス幅変調手段からの出力パルスに基づいてLE
Dを駆動するためにドットマトリックス状のLEDと接
続されているLEDドライバーを備える。走査ドライバ
ーとLEDドライバーの両方を電源に接続して順次駆動
させることによりLEDを点灯させる。
【0044】LEDドライバーは複数のスイッチング素
子を内蔵している。スイッチング素子がオンになると、
コモンラインを電源に接続している列のLEDを点灯さ
せる。スイッチング素子のオン時間は、LEDの階調に
よる明るさを調節する。スイッチング素子がオンになる
と、LEDに電流が流されて発光する。LEDを明るく
発光させるためにはスイッチング素子のオン時間を長く
して点灯時間を長くする。
【0045】本発明ではLEDに流れる単位時間当たり
の電流は一定ではない。基準電流源と接続した第2の輝
度変調手段としての定電流回路はガンマ補正手段からの
データに基づき定電流値を調節させている。即ち、図4
の如く階調データが全点灯を示すパルス幅では、ガンマ
補正手段からの補正データに基づいて、非線形に電流量
が増えパスル高が急激に増えることとなる。このように
して、走査ドライバーとLEDドライバーとで各色のL
EDを入力される階調データに応じ発光させて、LED
の明暗を生じさせると、その積数だけの色表現が可能に
なる。
【0046】より具体的には、第1の輝度変調手段は入
力される階調データを一時的に記憶する記憶手段を入力
側に接続している。記憶手段はシフトレジスタやRAM
などによって構成することができる。記憶手段はLED
ディスプレイユニットの外部より入力された階調データ
が記憶保持される。
【0047】LED駆動手段はBLANK信号が解除さ
れることにより各列のLEDのドライバーがONされ、
LEDは点灯可能状態を保持している。記憶手段から出
力された階調データは階調基準クロックを発生する回路
からカウント用クロックが階調基準クロックカウンタに
入力されホールドされた各階調データ値とカウンタ出力
値をコンパレータ回路で比較する。表示データの値とカ
ウント出力値が一致するとLEDを消灯する一致信号を
各LEDごとに発生する。次のBLANK信号が来ると
きまでにはその列のLEDドライバーは、上述の消灯さ
せる一致信号に基づいてそれぞれ全てOFFされた状態
となる。即ち、BLANK信号間にはカウンター出力と
同期した各LEDごとの階調データが点灯することとな
る。このようにして第1の輝度変調手段によりパルス幅
変調された階調データが各LEDによって表示されるこ
ととなる。
【0048】他方、第1の輝度変調手段によって点灯さ
れるパルス幅に相当する時間内においてLEDに流れる
定電流値を第2の輝度変調手段によって変調する。第2
の輝度変調手段を構成する定電流回路は、ガンマ補正デ
ータ及びガンマ制御クロックに基づいたカウンターから
のカウント値によりパルス幅が狭いとき、即ち、階調デ
ータが暗いときは、定電流値を低減し基準電流源から流
れる定電流量を少なくする。カウント値に基づきパルス
幅が増えるに伴って、図4に示す如く基準電流源から流
れる定電流値を引き上げる、或いは引き下げる。この定
電流値は階調に対応して引き上げる、或いは引き下げる
ことができる。ガンマ補正のカーブが滑らかなほどグレ
ースケールがより綺麗に見えることとなる。ガンマ補正
曲線は複数の折れ線で近似することにより回路を簡略化
することができるがグレースケールを考慮すると4ビッ
ト以上で変換することが好ましい。定電流生成回路はデ
ジタルアナログコンバーター(DAC)などで構成する
ことができ、パルス幅変調(PWM)に同期して共通の
基準定電流からの出力をうけて出力値が決まる。具体的
には図2に示す基準定電流生成回路を用いて構成するこ
とができる。ガンマ補正データをガンマ補正データ記憶
手段に入力して一時的に記憶しておく。ガンマ制御クロ
ックに同期して可変抵抗であるラダー抵抗を変化させ
る。変化されたラダー抵抗R2は固定抵抗R1と並列接続
され等価抵抗R0を構成する。基準電圧VRが印可されて
いる等価抵抗R0が変化するとA点は基準電圧VRに固定
されているため基準定電流IRが変化する。即ち、LE
Dに流れる基準定電流IRが変化することになる。これ
により、第1の輝度変調手段が電流を流している間に一
時的に記憶された8ビットのガンマ補正データに対応し
た等価抵抗R0によって、図4の如き、非線形に定電流
値(単位時間当たりの電流量)を変化させ流すことがで
きる。これをRGB、またLEDディスプレイユニット
の各列毎に行うことで表示データを表示させることがで
きる。
【0049】このように、ガンマ補正データと階調デー
タとをそれぞれ分離させてパルス幅及び駆動電流で調節
させることにより複雑な回路構成をさけつつ、高周波駆
動時においてもグレースケールの向上及びノイズの低減
などを図ることのできるLEDディスプレイユニットと
することができる。
【0050】(実施例2)実施例1のLEDディスプレ
イユニットに加えて、定電流生成回路にて定電流値が補
正されたものを、さらにLEDバラツキ補正データに基
づいて電流補正手段が調節する。電流補正手段において
電流量を増減させるパルス振幅を微調節してLED駆動
手段に出力させる。これにより更に鮮明な表示データを
表示することができる。
【0051】(実施例3)実施例1のLEDディスプレ
イユニットに加えて、点灯させるLEDの影像のちらつ
き(フリッカー)を防止するために、LEDディスプレ
イの表示回数を映像フレーム回数の数倍に高めるフリッ
カー防止手段を加えた。例えばフリッカー防止手段は映
像フレームを60Hzで表示する場合、3倍から4倍の
180Hzから240Hzでコモンラインを切り換える
手段である。これによって、高周波駆動時においても比
較的簡単な構成でグレースケールの良好なLEDディス
プレイユニットとすることができる。同様に、実施例1
のLEDディスプレイユニットに別のフリッカー防止手
段を加えることもできる。具体的には、1フレームの表
示データを特定のフレーム周期でフレームメモリに記憶
し、フレームメモリに記憶される1フレームの表示デー
タでLEDディスプレイを点灯する表示周期をフレーム
周期の整数分の1に設定する。フレームメモリに記憶さ
れる1フレームの表示データでLEDディスプレイを複
数回繰り返し点灯可能なもので構成する。
【発明の効果】ガンマ補正データと階調データとをそれ
ぞれパルス幅及びパルス振幅である定電流値とにそれぞ
れ機能分離させる。これにより、暗輝度表示時において
もノイズ発光が少なく表示データの高周波駆動にも対応
可能なLEDディスプレイユニットに関する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のLEDディスプレイユニットで映像
を表示する模式的回路図である。
【図2】 本発明の第2の輝度変調手段である基準定電
流生成回路を構成するブロック図例である。
【図3】 本発明のLEDディスプレイユニットの模式
的断面図である。
【図4】 本発明のガンマ補正を示す模式図である。
【図5】 本発明と比較のために示すLEDディスプレ
イユニットで映像を表示する模式的回路図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示データに基づいて各LEDの点灯時
    間を制御するLED点灯手段を有するLEDディスプレ
    イユニットであって、 LED点灯手段が入力される階調データに相当するパル
    ス幅或いは定電流値を出力する第1の輝度変調手段と、
    該第1の輝度変調手段とは異なる定電流値又はパルス幅
    をガンマ補正データに基づいて調節する第2の輝度変調
    手段と、第1及び第2の輝度変調手段により調節された
    出力パルスでLEDを点灯するLED駆動手段とを有す
    ることを特徴とするLEDディスプレイユニット。
  2. 【請求項2】 前記第2の輝度変調手段はガンマ補正デ
    ータに基づき非線形に定電流値又はパルス幅を変調する
    請求項1記載のLEDディスプレイユニット。
  3. 【請求項3】 前記第2の輝度変調手段とLED駆動手
    段との間に補正データに基づき電流量を調節する電流調
    節手段が配置されている請求項2記載のLEDディスプ
    レイユニット。
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