JP3419316B2 - Ledディスプレイユニット - Google Patents

Ledディスプレイユニット

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JP3419316B2
JP3419316B2 JP21303598A JP21303598A JP3419316B2 JP 3419316 B2 JP3419316 B2 JP 3419316B2 JP 21303598 A JP21303598 A JP 21303598A JP 21303598 A JP21303598 A JP 21303598A JP 3419316 B2 JP3419316 B2 JP 3419316B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部から階調デー
タを入力することで文字情報や映像情報などを表示可能
なLEDディスプレイユニットに係わり、特に各発光ダ
イオードのばらつきを少なくする複数の補正データを比
較的簡単な回路で構成することができるLEDディスプ
レイユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】RGB(赤色系、緑色系、青色系)が発
光可能な発光ダイオード(以下、LEDとも呼ぶ)を使
用して、フルカラーのLEDディスプレイユニットを実
現できる。発光色をRGBとする3種類以上の発光素子
を利用した各発光ダイオードによりフルカラーの1ドッ
トを構成する。1ドットを構成する各発光ダイオード
は、所望の視認位置から混色が生ずる程度に互いに近接
して配置される。このドットをマトリックス状に配置さ
せることによりLEDディスプレイユニットを構成する
ことができる。LEDディスプレイユニットは、RGB
の明るさをそれぞれ調節して、発光色を自由に変更させ
ることができる。
【0003】例えば、全ての発光ダイオードを同時に点
灯させると混色により白色光を表示させることができ
る。赤色と青色の発光ダイオードを点灯させるとマゼン
タ、赤色と緑色でイエロー、緑色と青色でシアンとな
る。
【0004】LEDディスプレイユニットは、内蔵する
点灯手段により一定の周期内でそれぞれ各発光ダイオー
ドを点灯及び消灯させている。点灯手段が発光ダイオー
ドの点灯時間を調節させると、目に感じる明るさ、すな
わち、発光ダイオードの実質的な発光輝度を調節させる
ことができる。発光ダイオードの点灯時間を長くすると
目には明るく感じられる。逆に点灯時間を短くすると暗
く感じられる。
【0005】ダイナミック駆動のLEDディスプレイに
おいて、点灯手段は入力される階調データに相当するパ
ルス幅を出力するパルス幅変調回路を備える。入力され
る階調データに基づき点灯時間を演算し、その値に基づ
いてパルス幅の長短を特定する。パルス幅変調回路から
のパルスは、基準クロックと同期して一定周期毎に階調
ドライバー及び走査ドライバーからなるLED駆動回路
をスイッチングし発光ダイオードを点灯させる。パルス
幅に応じて各発光ダイオードを順次消灯する。例えばL
ED駆動回路は入力されるパルスが”High”の時に
発光ダイオードを点灯し、”Low”の時に消灯する。
Highの時間が短ければ発光ダイオードの視認される
輝度が低くなる。逆に、点灯時間が長い発光ダイオード
は目に明るく感じるので、階調データに比例して発光ダ
イオードを明るく点灯できる。RGBの発光ダイオード
とも同様に点灯する。これにより、LEDディスプレイ
は所望の階調データに基づき、種々の画像などをフルカ
ラーやマルチカラー表示することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常、
LEDディスプレイは複数のLEDディスプレイユニッ
トから構成される。LEDディスプレイユニットは、例
えば縦16個、横16個の発光ダイオードを用いた1ユ
ニットでさえRGBそれぞれで256×3個の発光ダイ
オードが使用される。また、LEDディスプレイがLE
Dディスプレイユニットを縦に30個横に40個配置し
た場合、総計約31万個にもおよぶ発光ダイオードが使
用される。そのため各発光ダイオードの特性を揃えるこ
とが極めて難しい。
【0007】発光ダイオードを構成する発光素子は各々
約200〜400μm程度の大きさである。例えば2イ
ンチの半導体ウエハから同時に形成される発光素子を利
用してもその輝度や波長などにバラツキが生ずる。同様
に半導体ウエハが異なると輝度などが、さらにばらつい
た発光素子が形成される傾向にある。これらはLEDチ
ップ形成時における反応ガスの流量や温度分布など種々
の原因によると考えられ、全く同じ特性を持った発光素
子を大量に形成させることが現在のところ難しい。この
ような発光素子のバラツキは上述の如き数の発光ダイオ
ードを利用したLEDディスプレイでは輝度むらなどを
引き起こすこととなる。輝度むらは表示画面の品質を低
下させることになる。
【0008】発光ダイオードのバラツキを低減させるた
めに、各発光色の発光ダイオードを輝度別にレベル選別
することができる。しかしながら、LEDディスプレイ
を構成する各発光ダイオードの全輝度を揃えることは著
しいコスト高を招く。また、選別した発光ダイオードを
使用し明るさをさらに細かく調節すると、より輝度むら
が目立つようになる。そのため、さらに細かいレベルで
発光ダイオードを選別する必要が生ずるという問題があ
る。
【0009】これとは別に、LEDディスプレイの輝度
バラツキを電気的に補正する方法が考えられる。電気的
に輝度バラツキを補正する方法としては、点灯手段で電
気的な補正を行い発光ダイオードに流れる電流出力の振
幅値やパルス幅を調節することで輝度バラツキの補正を
行うことができる。具体的には、輝度補正データを各発
光ダイオードを駆動させる駆動回路と電気的に接続され
た記憶手段から表示データと共に転送書き込みを行う。
記憶手段は例えば不揮発性のROM(Read Only Memor
y)などを用いて輝度補正データを保持することもでき
る。
【0010】LEDディスプレイの各表示ラインの点灯
動作に合わせて記憶手段から駆動回路に順次補正データ
を転送して補正を行う。発光ダイオードの輝度補正がド
ットバラツキ、パネル間のバラツキやRGB間のバラツ
キなど、それぞれの特性ごとに複数ある場合は各補正デ
ータをCPUなどで記憶手段に保持されたデータ及び階
調データを演算して各々微調整が可能な点灯手段により
各発光ダイオードを点灯させる。
【0011】しかしながら、ドット輝度補正は各発光ダ
イオードを個々に制御するものである。他方、パネル間
補正などは各発光ダイオードを共通に制御するものであ
る。したがって、ドット輝度補正などの個々に補正を行
う手段と共通に補正を行う手段とを同時に行うために
は、各発光ダイオードの列又は各行の数だけそれぞれの
補正を同時に行えるビット数が比較的大きい演算装置を
必要とする。そのため、補正するデータの種類が多くな
ればなるほど各LEDごとに補正するビット数が増え、
時間的制約が増えると共に点灯手段が複雑化するという
問題がある。特に、ビット数が多い演算回路はよりビッ
ト数が少ない演算回路と比較して格段にコスト差がおお
きい。上述の如く、各LEDを駆動させる点灯手段に用
いられる演算回路は、ダイナミック駆動させたとしても
各列又は行の発光ダイオードの数×補正する種類数×L
EDディスプレイユニットの数が必要となる。そのた
め、補正するデータ数や種類が多くなるほど極めてLE
Dディスプレイ全体としては極めてコストが高くなる。
【0012】本発明者は、種々の実験の結果、各LED
ごとの補正とLEDの一定グループ毎に共通に行う補正
とに分離し、各LEDごとの補正比率を維持したまま多
段に共通補正手段を接続させることにより、比較的簡単
な構成で各補正値を的確に補正できることを見いだし本
願発明を成すに到った。
【0013】第2の輝度補正手段により補正されるドッ
ト輝度補正されたデータの比率を保ったまま、第1の輝
度補正手段により面輝度補正や粗補正などを行う。即
ち、補正量ではなく補正比率を維持させたまま、異なる
種類の補正を多段に行うことができる。そのため、それ
ぞれの補正比率を保った各発光ダイオードごとの発光と
することができる。また、比較的簡単な回路構成で補正
を行うことができる。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、LEDがドッ
トマトリックス状に配置されたLEDディスプレイパネ
ルと、LEDディスプレイパネルの各列又は行に対応す
る個々のLEDに点灯信号を供給するための階調ドライ
バー及び各行又は列に対応する個々のLEDを走査する
走査ドライバーにより、入力された階調データに応じて
前記各LEDをダイナミック駆動させる点灯手段とを有
するLEDディスプレイユニットである。
【0015】特に、点灯手段は、各列又は行に共通にL
EDへの出力レベルを補正する複数接続された第1の輝
度補正手段による補正比率と、LEDディスプレイパネ
ルの各列又は行に対応する個々のLEDの出力レベルを
調節する第2の輝度補正手段による補正比率との積算に
基づいて補正された電流をドライバーに供給させること
によりLEDの点灯を調整させる。これにより各補正比
率を維持したまま発光ダイオードを点灯することができ
る。また、比較的簡単な回路構成とすることにより設計
が容易になるだけでなくコストを低減させることもでき
る。
【0016】本発明の請求項2に記載のLEDディスプ
レイユニットは、第2の輝度補正手段がドット輝度補正
手段であると共に、複数の第1の輝度補正手段は、LE
Dディスプレイパネル間相互の出力レベルを調節するパ
ネル間補正手段、各種類のLEDチップに対応して出力
レベルを調節する粗補正調整手段、LEDディスプレイ
全体の出力レベルを調節する輝度補正調整手段、飽和輝
度に対応して出力レベルを調節するガンマ補正手段から
選択される少なくとも2種の組み合わせからなる。これ
により、LEDディスプレイ全体として極めて品質の高
い画像を提供させることができる。
【0017】本発明の請求項3に記載のLEDディスプ
レイユニットは、点灯手段が階調データに応じて階調ド
ライバをスイッチングし各LEDの点灯時間を制御する
ことにより輝度を調整する手段と、複数の第1の輝度補
正手段及び前記第2の輝度補正手段はそれぞれ各補正手
段に基づいて基準定電流源からの定電流を順次変化させ
ることにより、各LEDの輝度を調節する手段とを有す
る。これにより比較的簡単な構成で各補正比率を維持し
つつLEDを発光させることができる。特に、階調デー
タをパルス幅変調回路により変調させる場合は、階調デ
ータと複数の補正データとを同時に処理することができ
る。そのため、時間的制約を少なくすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳述する。図6には光の3原色であるRGBにそれぞ
れ発光可能なLEDチップを一か所に配置させたチップ
タイプLED601を利用してLEDディスプレイユニ
ット600を構成させた模式的斜視図を示してある。チ
ップタイプLED601を1ドットとして基板上に8×
8のドットマトリックス状に配置させたLEDディスプ
レイパネル602が構成されている。
【0019】LEDディスプレイパネル602はその裏
面に各LEDを駆動させる駆動回路が配置された基板6
03とピン604を介して電気的に接続されている。L
EDディスプレイパネル602と駆動回路からなる点灯
手段を備えてLEDディスプレイユニット600を構成
してある。LEDディスプレイユニットは縦横所望に近
接配置され、全体でLEDディスプレイを構成すること
ができる(不示図)。各種VTRやDVDなど種々のデ
ータ源からの表示データをコントローラを介して各LE
Dディスプレイユニット600に供給する。表示データ
を受けたLEDディスプレイユニットは、データに基づ
いて点灯手段を駆動させ各LEDを点灯させることによ
り画像などを表示する。
【0020】なお、発光ダイオードはRGBがそれぞれ
発光可能なLEDチップを1つのLEDに配置したもの
でも良いし、各LEDチップを少なくとも1つずつ配置
させたRGBごとのLEDを近接して1ドットを構成さ
せたものでも良い。また、発光ダイオードの形状は砲弾
型、チップタイプLEDやベアチップを直接パネル上に
配置させるものなど種々のものを利用することができ
る。さらに、フルカラー表示を行わない場合、1種類の
LEDチップを利用したLEDや2種類のLEDチップ
を利用したものなど種々選択することもできる。
【0021】本発明のLEDディスプレイユニットは、
RGBに発光する3個のLEDチップの発光時間で明る
さを調節してフルカラーの1ドットを表示するダイナミ
ック駆動方式を例示する。なお、スタティック駆動方式
にも適用できることはいうまでもない。点灯手段は図1
及び図4の如く第1の輝度補正手段及び第2の輝度補正
手段によって補正されたパルスを作成する電流出力部及
びパルス幅変調回路から階調データに対応したパルス幅
を出力することにより各LEDを駆動させる駆動回路を
備える。
【0022】本発明の点灯手段は、図1の如く、基準定
電流源と多段に接続された第1の輝度補正手段及び第2
の輝度補正手段が駆動回路に接続されている。駆動回路
は階調ドライバー及び走査ドライバーによって構成され
スイッチングさせることによりLEDを点灯させること
ができる。第1の輝度補正手段は入力される階調データ
である全電流出力に対してLEDディスプレイユニット
間相互の出力比率を共通に決めるパネル間補正手段、L
EDディスプレイユニットを複数接続して構成したLE
Dディスプレイ全体の出力レベルを調節する輝度補正手
段、飽和輝度に対応して出力レベルを共通に調節するガ
ンマ補正手段である。なお、RGBの各LEDチップを
構成する半導体材料や構造などからくる特性の違いをR
GBごとに共通に補正する粗補正手段を好適に用いるこ
ともできる。第2の輝度補正手段は各LEDごとに個々
に輝度を調節するドット輝度補正手段である。
【0023】第1の輝度補正手段はLEDへの出力レベ
ルを共通に調節する複数の階層状に形成され基準定電流
源から上述の順に接続される。基準定電流原から供給さ
れた基準定電流は、第2の輝度補正手段を介してLED
ディスプレイユニットを構成する各LEDのドット輝度
を補正すべく第1の輝度補正手段により個々に調節され
LEDに出力される。基準定電流源から出力値は多段に
形成された第1の輝度補正手段によって決まり、各ch
に共通に設定可能となる。第2の輝度補正手段により各
chごとにドット輝度補正を行うことで、基準定電流源
から補正された出力値がそれぞれの補正データの比率を
維持したまま各LEDごとの定電流出力となる。
【0024】第2の輝度補正手段としてのドット輝度補
正手段は、ドットマトリックス状に配置させた各列又は
行のLEDごとに対応して演算回路が設けられてある。
ドット輝度補正手段は、図3の如くカレントミラー回路
などで構成され共通の基準定電流源からの出力を受けて
出力値が決まる定電流出力部と、演算されたドット輝度
補正データの各ビットに対応したSW回路部よりなる。
8chないし16chで代表される図3に示す如く複数
の定電流出力回路で構成することができる。補正データ
のうち最下位ビット(LSB)から最上位ビット(MS
B)のビットに応じて電流出力の比率がビットに一致す
るように構成する。分割された定電流出力はSW回路部
を介して最終的には1つにまとまり1ch分の定電流出
力となる。ドット輝度補正データの各ビット値に応じて
ch内で分割された定電流出力はon/offし、ch
の出力値が決まる。複数の出力chの間でも同様の関係
で作用する。
【0025】1ch分の定電流出力は、ドット輝度補正
データのビット数以上に分割されており、同一の基準定
電流源からの入力によって出力する電流値がその補正デ
ータのビットに対応して出力される。複数の出力chの
間でも同様の関係で作用する。即ち、入力された補正デ
ータを8ビットの演算回路を利用して処理し、複数のカ
レントミラー回路と接続されたスイッチング素子を駆動
させることにより補正データに応じた定電流を得る。
【0026】他方、第1の補正手段はビット数こそ種々
の補正特性に合わせて違っているが、その構成はほとん
ど同様にして構成することができる。第1の輝度補正手
段を例えば、パネル間補正手段を8ビットの補正手段、
ディスプレイ全体の輝度補正手段を8ビットの補正手段
及びガンマ補正手段を8ビットの補正手段で構成する。
第1の輝度補正手段として、RGBの各LEDの種類ご
とに共通にそれぞれの種類ごとに供給される定電流量が
調節される。
【0027】パネル間補正手段は基準定電流源の出力値
を基準(100%)としてLEDディスプレイを構成す
るパネル間の輝度調整を行う。8ビットの演算回路を利
用して処理し、カレントミラー回路と接続されたスイッ
チング素子を駆動させる。
【0028】さらに、LEDディスプレイパネル間の輝
度が調節された定電流を基準として輝度補正調節手段が
LEDディスプレイ全体の出力レベル(定電流)を調節
する。RのLEDを例にとって示す。基準定電流源の値
を上限(100%)として、例えばその半分である50
%との間を8ビットで分割させた個々の割合間でLED
の輝度を調節する。同様にGBと行うことによりLED
ディスプレイパネル間の輝度バラツキを補正することが
できる。次に、調節された定電流に基づいて、第1の輝
度補正手段の一つとしてLEDディスプレイ全体の輝度
を補正する補正手段により各LEDの定電流量を共通に
調節する。
【0029】つづいて、調節された定電流に基づいて、
多段に構成された第1の輝度補正手段の一つとしてガン
マ補正手段により飽和輝度に対応した補正値により各L
EDの定電流量を調節する。最後に第2の輝度補正手段
によって、制限された最大電流値を基準(100%)と
して8ビットで分割させた個々の間隔でLEDに供給さ
れる電流値を調節可能なようにドット輝度補正手段を構
成させてある。こうして、各補正値に基づいて補正され
た定電流量を定電流出力回路から第1の輝度補正手段を
介して駆動ドライバに出力する。したがって、ドット輝
度補正される補正値の比率を維持しつつ、他の補正手段
により補正される。即ち、補正手段により補正された定
電流値は何れも補正比率を維持した積算関係となってい
る。そのため、各LEDの補正されたドット輝度の輝度
比率を維持したままそれぞれの補正が行われる。また、
同時に複数の輝度を行うものではないためビット数の少
ない演算回路を使用することができ極めて回路構成を単
純化できると共にコストを低減させることができる。
【0030】本発明の補正された出力例を図5に示す。
図5には、ドットマトリクスに配置されたドットを構成
する1種類のLEDにおける1列に接続された発光ダイ
オード8個の出力例を示してある。なお、単純のために
第1の輝度補正手段としてパネル間補正及び第2の輝度
補正手段としてドット輝度補正手段のみの例を示してあ
る。各LEDに供給される電流が100%の場合は、補
正が行われていない場合である。ここで各LEDに供給
される電力のうち、点線の矢印分の総電流量をそれぞれ
減らす或いは、その補正に相当する総電流量まで増やす
ことによりLEDごとのドット輝度補正を行うことがで
きる。具体的には出力1のLEDには、ドット補正を行
わず100%電流が流れる。出力2では、ドット輝度補
正によって補正前の90%に相当する電流が流れる。出
力3ではドット輝度補正により補正前の80%に相当す
る電流が流れる。こうして出力1から出力16まで同様
にドット輝度補正がされる。次にパネル間輝度補正によ
って実線の矢印分の電流が減らされる、或いはその補正
に相当する総電流量まで増やすことになる。このLED
ディスプレイユニットにはパネル間輝度補正として半分
の出力に抑制される。具体的には、第2の輝度補正手段
により点線の矢印分のドット輝度補正が行われる。ま
た、第1の輝度補正手段により実線の矢印分のパネル間
輝度補正が行われる。これにより出力1は、各補正前の
出力に対して50%に抑制される。補正後の出力値とし
て斜線の電流が流れることとなる。一方、出力2は、ド
ット輝度補正により90%になった電流がパネル間輝度
補正によって半分の45%に抑制される。出力3は、各
補正前の出力に対し40%に抑制される。このように出
力1のパネル間輝度補正分と同量の電流量を出力2、出
力3・・・出力8から同様に減らすのではなくドット輝
度補正された各LEDが発光する割合を維持させたまま
パネル間輝度補正を行う。そのため、ドット輝度補正及
びパネル間輝度補正を行ったとしても正確かつ簡便に補
正を同時に行える。そのためパネル間輝度補正の後など
に、ドット輝度補正を再度行う必要がなく入力データに
正確な発光を得ることができるLEDディスプレイユニ
ットなどとすることができる。同様に粗補正、ガンマ補
正などをすることができる。なお、各輝度補正比率が維
持できる限りパネル間輝度補正の後にドット輝度補正す
ることも可能である。
【0031】なお、第1及び第2の輝度補正手段に入力
される補正データは、外部から入力することが可能な構
成とさせても、予めROMやRAMなどの記憶手段に記
憶させておくこともできる。外部から輝度補正手段に入
力される補正データ例を示すと、それぞれの補正データ
はLEDディスプレイユニットの外部に配置されたコン
トローラから転送されると共に順次隣の補正レジスタに
データ転送される。同様に各RGBの階調データをそれ
ぞれの定電流駆動回路に入力される。また順次、次のL
EDディスプレイユニットに階調データや補正データを
転送出力させている。階調データレジスタは列を構成す
る各LED分ある。階調データはシフトレジスタによっ
て不示図の転送クロックに同期して順次、各列分のLE
D点灯データとして転送される。転送された各列のデー
タは、ラッチ信号によってラッチ回路にラッチされホー
ルドされる。
【0032】また、階調基準クロックを発生する回路か
らカウント用クロックが階調クロックカウンタに入力さ
れホールドされた各表示データ値とカウンタ出力値をコ
ンパレータ回路で比較する。表示データの値とカウント
出力値が一致するとLEDを消灯する一致信号を各LE
Dごとに発生する。
【0033】BLANK信号が解除されることにより各
列のLEDのドライバーがONされ、LEDは点灯可能
状態を保っている。次のBLANK信号が来るときまで
にはその列の階調ドライバーは、上述の消灯させる一致
信号に基づいてそれぞれ全てOFFされた状態になる。
即ち、BLANK信号間にはカウンター出力と同期した
各LEDごとの第1及び第2の輝度補正手段により補正
された表示データを表すパルスが出力される。定電流出
力が第1の補正手段及び複数の第2の補正手段によって
補正された表示データとしてLEDに供給される。複数
のLEDディスプレイユニットが電気的に接続されてい
る場合、上記動作が各LEDディスプレイユニット毎に
行われ所望の画像を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】 【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のLEDディスプレイユニット内の模
式的ブロック図を示す
【図2】 本発明の第1及び第2の輝度補正手段により
輝度補正される割合を示す模式図である。
【図3】 本発明の第1及び多段に接続された第2の輝
度補正手段を示す模式的回路構成図である。
【図4】 本発明のLEDディスプレイユニット内の点
灯手段のブロック図を示す。
【図5】 本発明の第1及び第2の輝度補正手段により
補正された電流値例を示す模式図である。
【図6】 本発明のLEDディスプレイユニットを示す
模式的斜視図である。
【符号の説明】
600・・・LEDディスプレイユニット 601・・・チップタイプLED 602・・・チップタイプLEDがドットマトリックス
状に配置されたLEDディスプレイパネル 603・・・裏面に各LEDを駆動させる駆動回路が配
置された基板 604・・・ピン

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LEDがドットマトリックス状に配置さ
    れたLEDディスプレイパネルと、該LEDディスプレ
    イパネルの各列又は行に対応する個々のLEDに点灯信
    号を供給するための階調ドライバー及び各行又は列に対
    応する個々のLEDを走査する走査ドライバーにより、
    入力された階調データに応じて前記各LEDをダイナミ
    ック駆動させる点灯手段とを有するLEDディスプレイ
    ユニットであって、 前記点灯手段は、各列又は行に共通にLEDへの出力レ
    ベルを補正する複数接続された第1の輝度補正手段によ
    る補正比率と、LEDディスプレイパネルの各列又は行
    に対応する個々のLEDの出力レベルを調節する第2の
    輝度補正手段による補正比率との積算に基づいて補正さ
    れた電流をドライバーに供給させることによりLEDの
    点灯を調整させることを特徴とするLEDディスプレイ
    ユニット。
  2. 【請求項2】 前記第2の輝度補正手段がドット輝度補
    正手段であると共に、前記複数の第1の輝度補正手段
    は、LEDディスプレイパネル間相互の出力レベルを調
    節するパネル間補正手段、各種類のLEDチップに対応
    して出力レベルを調節する粗補正調整手段、LEDディ
    スプレイ全体の出力レベルを調節する輝度補正調整手
    段、飽和輝度に対応して出力レベルを調節するガンマ補
    正手段から選択される少なくとも2種の組み合わせから
    なる請求項1記載のLEDディスプレイユニット。
  3. 【請求項3】 前記点灯手段は、階調データに応じて階
    調ドライバをスイッチングし各LEDの点灯時間を制御
    することにより輝度を調整する手段であり、前記複数の
    第1の輝度補正手段及び前記第2の輝度補正手段はそれ
    ぞれ各補正手段に基づいて基準定電流源からの定電流を
    順次変化させることにより、各LEDの輝度を調節する
    手段である請求項1に記載のLEDディスプレイユニッ
    ト。
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