JP2000039083A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JP2000039083A
JP2000039083A JP10208250A JP20825098A JP2000039083A JP 2000039083 A JP2000039083 A JP 2000039083A JP 10208250 A JP10208250 A JP 10208250A JP 20825098 A JP20825098 A JP 20825098A JP 2000039083 A JP2000039083 A JP 2000039083A
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良司 羽渕
Noriyuki Takahashi
徳行 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動変速機のクラッチの制御通路に設けたア
キュムレータの背圧を、アキュムレータからの戻り流量
にかかわらず正確に制御する電磁弁を提供する。 【解決手段】 電磁弁は、電磁コイル13への印加電流
に応じてストロークされるプランジャ16と、供給ポー
ト25と制御ポート26とドレンポート27が形成され
た弁スリーブ20と、供給ポートと制御ポートの間の連
通を制御する供給側ランド部31と制御ポートとドレン
ポートの間の連通を制御する排出側ランド部32を有す
るスプール30と、スプールをプランジャに当接するス
プリング35を備えている。プランジャがスプールを押
圧する吸引力のストロークに対する変化特性の傾斜と、
スプリングがスプールを押圧する押圧力のストロークに
対する変化特性の傾斜とをほゞ同一とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の変速
ショックを抑制するために使用されるアキュムレータの
背圧を制御するのに適した電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自動変速機においては、図7に
示すように、ポンプ40からの作動流体を変速動作と連
動して開閉される切替弁41を介してクラッチ42に供
給してこれを断続させているが、クラッチ42と並列に
設けたアキュムレータ43の背圧、特にクラッチ接続時
における背圧を制御してクラッチの接続が所望の特性で
行われるようにして変速ショックを抑制している。この
アキュムレータ43の背圧制御は、従来は図7に示すよ
うにコントロールバルブ46とこれをパイロット制御す
るAT電磁弁45により行われ、このAT電磁弁45に
は所望のクラッチ接続特性を得るための制御入力が与え
られ、またモジュレータバルブ44を介して一定圧の作
動流体が供給されている。
【0003】このような背圧制御システムを簡略化する
ために、図8に示すように、コントロールバルブ46を
廃止して、AT電磁弁45と同様な電磁弁Vaによりア
キュムレータ43の背圧を直接制御することが考えられ
る。このような電磁弁Vaとして従来存在するのは図9
に示すようなものである。先ずこの電磁弁Vaの説明を
する。
【0004】電磁弁Vaは磁気駆動部10aと弁スリー
ブ20とスプール30により構成され、弁スリーブ20
を自動変速機のハウジングHに形成した孔に嵌合するこ
とにより取り付けられる。磁気駆動部10aは同軸的に
一体結合されたヨーク11及びステータ12と、それら
の間に同軸的に設けられた電磁コイル13と、ステータ
12の中心部12aの内周面に摺動自在に支持されたプ
ランジャ16を主要な部材としている。ステータ12の
外端部には、自由状態では平面状のディスクスプリング
18と中央部が外側に盛り上がったカバープレート14
がかしめ固定され、プランジャ16の外端部はディスク
スプリング18の中央部に取り付けられている。プラン
ジャ16の内端部に形成されたテーパ部16aはヨーク
11とステータ12の互いに対向する中心部11a,1
2aの各先端の間に形成されたギャップ付近に位置して
おり、このプランジャ16の内端にはロッド17が圧入
固定されてスプール30側に向けて突出している。
【0005】弁スリーブ20は、一端のフランジ部がヨ
ーク11を間に挟んでステータ12にかしめられてヨー
ク11及びステータ12と同軸的に固定され、その内孔
20aには軸線方向に間をおいて、スプール30との間
にそれぞれ供給室21、制御室22及び排出室23を形
成する3つの環状溝が、磁気駆動部10a側から順に形
成されている。供給室21よりも磁気駆動部10a側と
なる弁スリーブ20の内孔20aにはスプール30との
間にフィードバック室24を形成する環状溝が形成さ
れ、その両側となる内孔20aの径は磁気駆動部10a
側の方が小である。弁スリーブ20には、それぞれ供給
室21、制御室22及び排出室23と連通される供給ポ
ート25、制御ポート26及びドレンポート27が形成
されている。また制御室22とフィードバック室24は
連通路(破線により図示)により連通されている。
【0006】弁スリーブ20の内孔20aに摺動自在に
嵌合されるスプール30は、供給室21と制御室22の
間の連通を制御する供給側ランド部31と、制御室22
と排出室23の間の連通を制御する排出側ランド部32
が形成され、またフィードバック室24の両側において
上述のように径が異なる弁スリーブ20の内孔20aと
それぞれ嵌合するランド部が形成されている。このスプ
ール30は、弁スリーブ20の内孔20aに軸線方向位
置調整可能にねじ込んだスプリング受け36との間に介
装したスプリング35により磁気駆動部10a側に向け
て付勢され、プランジャ16に固定したロッド17の先
端に当接されている。スプリング35のばね力はディス
クスプリング18のばね力よりも大であり、スプリング
35により付勢されたスプール30、ロッド17及びプ
ランジャ16は、電磁弁Vaに何の入力もない状態で
は、プランジャ16の外端がカバープレート14に当接
して停止され(図9の上半部に図示した自由状態参
照)、電磁コイル13に印加する制御電流が増大するに
つれてスプリング35の付勢力に抗してストロークし、
制御電流が所定値以上となればプランジャ16の内端が
ロッド17に固定したリング17aを介してヨーク11
に当接して停止される(図9の下半部に図示した最大ス
トローク位置参照)。なおフィードバック室24は、制
御電流の変化に対するスプール30のストロークの変位
量の感度を増大させるためのものである。
【0007】この従来技術の電磁弁Vaでは、それぞれ
ある一定の制御電流 ・・・Ima〜Ipa・・・ を電磁コイル1
3に印加した状態においてプランジャ16に加えられる
吸引力(=スプール30に対する押圧力)は、図10
(b) の線 ・・・Ima〜Ipa・・・ に示すように、プランジャ
16のストロークの増大に応じて減少する右下がり特性
となっている。また、ストロークに応じてスプリング3
5及びディスクスプリング18がスプール30に与える
押圧力の和であるばね特性をこの図上に記入すれば、破
線Kに示すように右上がりの特性となっている。なおこ
の明細書ではスプリング35の押圧力とは、ディスクス
プリング18の押圧力との和を意味するものとする。
【0008】この電磁弁Vaの供給ポート25に一定の
供給圧を与え、制御ポート26を静的負荷(作動流体の
出入りがない負荷)に接続し、ドレンポート27をリザ
ーバ48に接続した場合の、電磁コイル13に印加され
る制御電流に対する制御ポート26に生じる制御圧の静
特性は図10(a) に示すとおりである。制御圧の下降開
始点は制御電流の増加によりストロークするスプール3
0の供給側ランド部31が弁スリーブ20の内孔20a
とのオーバラップを開始する位置の少し手前であり、制
御圧が0になるのは排出側ランド部32が弁スリーブ2
0の内孔20aとのオーバラップを終了する位置の少し
後である。この間の特性は、弁スリーブ20の内孔20
aに対する供給側ランド部31と排出側ランド部32の
オーバラップの量が互いに逆向きに増減することにより
与えられる。従来技術の電磁弁Vaでは、最大ストロー
ク位置Sに達する前に排出側ランド部32は内孔20a
とのオーバラップを終了し、制御圧が0となるように設
定されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術の電磁弁
Vaを、図8に示すように、供給ポート25にモジュレ
ータバルブ44からの一定の供給圧を与え、制御ポート
26をアキュムレータ43の背圧室に連通し、ドレンポ
ート27をリザーバ48に連通した状態を考える。変速
ショックが問題となるクラッチ接続時には、図8の矢印
Yに示すように、作動流体が過渡的にアキュムレータ4
3から電磁弁Vaの制御ポート26に戻され、この作動
流体はドレンポート27を経てリザーバ48に排出され
る。上述した従来の電磁弁Vaでは、この過渡的に生じ
る作動流体の戻り流量の変動の影響を受けてアキュムレ
ータ43の背圧を制御する制御室22内の制御圧(従っ
てアキュムレータ43の背圧)が変動し、このため精度
のよい背圧制御ができず、充分な変速ショック抑制効果
を得ることができない。次にその理由を説明する。
【0010】先ず、作動状態におけるスプール30に作
用する力の釣り合いの式は次の通りである。 Fi +ΔA・PR =kx+Ff ただし Fi :スプール30を押圧するプランジャ16
の吸引力 ΔA:フィードバック室24の両側におけるスプール3
0のランド部の断面積の差 PR :制御室22内の圧力 k :スプリング35のばね定数 x :スプール30のストローク kx:スプリング35がスプール30に与える押圧力 Ff :制御ポート26からドレンポート27に流れる戻
り流量がスプール30に及ぼすフローフォース。これ
は、排出側ランド部32と排出室23の制御室22側の
エッジの間を通る作動流体の流速の影響を受けてその付
近の制御室22内の静圧が局部的に減少することにより
スプール30を磁気駆動部10a側に押圧する力であ
る。
【0011】戻り流量が0の場合の、制御電流の増大に
伴うスプール30のストロークの増大に対するプランジ
ャ16がスプール30を押圧する吸引力の特性は、図1
0(b) の線F1aに示すとおりである。線F1aの立上り開
始位置は供給側ランド部31が弁スリーブ20の内孔2
0aとのオーバラップを開始するストローク位置の少し
手前であり、線F1a上部の折曲位置は排出側ランド部3
2が弁スリーブ20の内孔20aとのオーバラップを終
了するストローク位置の少し後である。また、戻り流量
が最大の場合の、同様なストロークの増大に対する吸引
力の特性は、図10(b) の線F2aに示すとおりである。
線F2aの立上り開始位置は排出側ランド部32が弁スリ
ーブ20の内孔20aとのオーバラップを終了するスト
ローク位置の少し後であり、線F2aの勾配は線F1aの勾
配よりも遙かに大きくなる。戻り流量が最大の場合は、
制御電流が小さい状態でも制御ポート26からの戻り流
量により制御室22内の制御圧が上昇し、これがフィー
ドバック室24内に与えられて制御室22と排出室23
が連通される位置までスプール30をスプリング35に
抗してストロークさせるので、線F2aに示すような特性
となる。
【0012】図10(b) に示すように、例えば制御電流
がIoaのときにおける戻り流量が0の場合と最大の場合
のときの吸引力Fi は、後者の場合の方が前者の場合よ
りもΔFa だけ減少する。これに対しスプリング35が
スプール30に与える押圧力kxは、後者の場合の方が
前者の場合よりもΔKa だけ増大する。また、フローフ
ォースFi は戻り流量の増大に応じて増大するので、後
者の場合の方が前者の場合よりも増大する。この戻り流
量が0の場合と最大の場合とで制御圧PR がどのように
変化するかを上記スプールの釣合い式「Fi +ΔA・P
R =kx+Ff」により検討すれば、上述のように前者
の場合に比して後者の場合では、吸引力Fi は減少する
のに対して押圧力kxは増大し、またフローフォースF
f は増大するので、制御圧PR の変化はこれらの各変化
(絶対値)の和となり、従って制御圧PR は前者の場合
に比して後者の場合の方が増大する。図10(c) は、こ
のような従来技術の電磁弁Vaにおける「戻り流量−制
御圧」変化特性を示す図であり、制御電流がIoaの場合
の特性は線Ioaに示すとおりとなり、制御圧PR は、戻
り流量が最大の場合の方が0の場合よりも相当な値ΔP
a だけ増大する。このように従来の電磁弁Vaでは、戻
り流量の変動の影響を受けて制御圧が変動し、精度のよ
い背圧制御ができないので、充分な変速ショック抑制効
果を得ることができない。本発明は電磁弁の特性及び構
造を改良することにより、このような問題を解決するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
電磁弁は、電磁コイルと、この電磁コイルに印加される
制御電流に応じて軸線方向にストロークされるプランジ
ャと、電磁コイルに対し固定的に設けられた筒状で軸線
方向に間をおいて供給ポートと制御ポートとドレンポー
トが順に形成された弁スリーブと、この弁スリーブの内
孔に摺動自在に嵌合され供給ポートと制御ポートの間の
連通を制御する供給側ランド部及び制御ポートとドレン
ポートの間の連通を制御する排出側ランド部を有するス
プールと、スプールを軸線方向に押圧してプランジャま
たはこれと共にストロークする部材に当接させるスプリ
ングを備えてなる電磁弁において、スプールのストロー
クに対するプランジャが同スプールを押圧する吸引力の
変化特性と、スプールのストロークに対するスプリング
が同スプールを押圧する押圧力の変化特性をそろえたこ
とを特徴とするものである。この発明によれば、戻り流
量が0の場合と最大の場合における、プランジャがスプ
ールに加える吸引力の変化量と、スプリングがスプール
に与える押圧力の変化量とは、ほゞ相殺されるので、制
御ポートへの戻り流量の変動の影響を受けて制御圧が変
動することが少なくなる。
【0014】前項の電磁弁は、請求項2の発明のよう
に、両変化特性の傾斜をほゞ同一とすることが好まし
い。
【0015】また本発明の請求項3による電磁弁は、電
磁コイルと、この電磁コイルに印加される制御電流に応
じて軸線方向にストロークされるプランジャと、電磁コ
イルに対し固定的に設けられた筒状で軸線方向に間をお
いて供給ポートと制御ポートとドレンポートが順に形成
された弁スリーブと、この弁スリーブの内孔に摺動自在
に嵌合され供給ポートと制御ポートの間の連通を制御す
る供給側ランド部及び制御ポートとドレンポートの間の
連通を制御する排出側ランド部を有するスプールと、ス
プールを軸線方向に押圧してプランジャまたはこれと共
にストロークする部材に当接させるスプリングと、弁ス
リーブとスプールの間に形成され制御ポートに生じる制
御圧を導入することにより同スプールをスプリングと抗
する向きに変位させるフィードバック室を備えてなる電
磁弁において、スプールのストロークに対するプランジ
ャが同スプールを押圧する吸引力の変化特性と、スプー
ルのストロークに対するスプリングが同スプールを押圧
する押圧力の変化特性をほゞ同一とし、また制御電流が
最大値に達する前に制御ポートとドレンポートとが実質
的に連通されて制御圧が0になることがないようにした
ことを特徴とするものである。この発明では、フィード
バック室を設けた電磁弁において制御電流が最大値に達
する前に制御室と排出室が実質的に連通されて制御圧が
0になることがないようにしているので、請求項1の発
明と同様、制御ポートへの戻り流量の変動の影響による
制御圧の変動が少なくなるのに加え、フィードバック室
を設けた場合でも制御圧が瞬間的に上昇することがなく
なる。
【0016】前項の電磁弁は、請求項4の発明のよう
に、両変化特性の傾斜をほゞ同一とすることが好まし
い。
【0017】前2項の電磁弁は、請求項5の発明のよう
に、制御ポートとドレンポートの間の連通を制御する排
出側ランド部のエッジの一部にノッチを設けることが好
ましい。このようにすれば、スプールに作用するフロー
フォースが減少する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明による電磁弁を、図
1〜図6示す実施の形態により説明する。この実施の形
態の電磁弁Vは、スプール30の排出側ランド部32に
ノッチ33を設けたこと、スプール30のストロークに
対するプランジャ16の吸引力の変化特性、及び制御電
流に対する制御圧の変化特性が図9及び図10に示す従
来技術の電磁弁Vaと異なるだけであり、その他の点は
特に相違がないので、主としてこの相違点につき説明す
る。
【0019】先ずこの実施の形態では、制御室22と排
出室23の間の連通を制御する排出側ランド部32のエ
ッジ、すなわち排出側ランド部32の制御室22側とな
るエッジの一部にノッチ33を設けている。このノッチ
33は図3に示すように、スプール30と直交する軸線
を有する円弧状であり、スプール30の軸線を中心とし
て反対側となる2箇所に形成されている。
【0020】次にこの実施の形態では、使用頻度が高い
範囲における一定の制御電流を電磁コイル13に印加し
た状態におけるスプール30のストロークに対するプラ
ンジャ16の吸引力(=スプール30を押圧する力)の
変化特性は、図2(b) に示すように、スプール30のス
トロークに対するスプリング35がスプール30を押圧
する押圧力の変化特性の傾斜とほゞ同一となるように設
定している。プランジャ16の「ストローク−吸引力」
変化特性は、プランジャ16の内端部に形成されたテー
パ部16aのテーパ角αにより変化し、このテーパ角α
が小さい場合には図4の線N1に示すように右下がりの
特性となり、テーパ角αが大きい場合には線N2に示す
ように右上がりの特性となる。図9に示す従来の電磁弁
Vaではこのテーパ角α1は5度と小さいので、図10
(b) に示すように「ストローク−吸引力」変化特性は右
下がりとなっているが、図1に示す本発明の実施の形態
ではこのテーパ角α2を9度と大きくして、図2(b) に
示すように通常よく使われる制御電流の範囲Imb〜Ipb
における「ストローク−吸引力」変化特性が右上がりと
なり、スプリング35の押圧力の変化特性の傾斜とほゞ
同一となるようにしている。
【0021】またこの実施の形態では、電磁コイル13
への制御電流に対する制御室22内の制御圧の変化特性
を、図2(a) に示すように、制御電流が最大値に達する
前に制御圧が0にならないように設定している。この設
定はスプリング受け36の軸線方向位置を変えることに
よりスプリング35のばね力を調整し、スプール30が
最大ストローク位置S1に達する前に制御室22と排出
室23が実質的に連通されないようにすることにより行
っている。
【0022】前述した従来技術の電磁弁Vaの場合と同
様、この電磁弁Vは、図8に示すように、供給ポート2
5にモジュレータバルブ44からの一定の供給圧(例え
ば6kgf/cm2 )を与え、制御ポート26をアキュムレー
タ43の背圧室に連通し、ドレンポート27をリザーバ
48に連通して使用される。変速ショックが問題となる
クラッチ接続時には、矢印Yに示すように、作動流体が
過渡的にアキュムレータ43から電磁弁Vaの制御ポー
ト26に戻され、この作動流体はドレンポート27を経
てリザーバ48に排出される。この戻り流量の最大値は
毎分当たり例えば2リットルである。
【0023】図2(b) に示すように、制御電流が通常よ
く使われる範囲のある値Iob(例えば0.7A)のとき
における戻り流量が0の場合と最大の場合のときにプラ
ンジャ16がスプール30に加える吸引力Fi は、後者
の場合の方が前者の場合よりもΔFb だけ増大する。こ
れに対しスプリング35がスプール30に与える押圧力
kxは、後者の場合の方が前者の場合よりもΔKb だけ
増大し、プランジャ16の「ストローク−吸引力」変化
特性とスプリング35の「ストローク−押圧力」変化特
性は傾斜がほゞ同一であるのでΔKb ≒ΔFb である。
また、フローフォースFi は戻り流量の増大に応じて増
大するので、後者の場合の方が前者の場合よりも増大す
る。この戻り流量が0の場合と最大の場合とで制御圧P
R がどのように変化するかを前述したスプールの釣合い
式「Fi +ΔA・PR =kx+Ff 」により検討すれ
ば、上述のように前者の場合と後者の場合では、吸引力
Fiの増大ΔFb と押圧力kxの増大ΔKb はほゞ相殺
されるので、制御圧PR の変化は大幅に減少する。
【0024】なお、フローフォースFf は前者の場合に
比して後者の場合には増大するので、その分だけ制御圧
PR は増大するが、その分だけΔFb が増大するよう
に、テ−パ角α2により「ストローク−吸引力」変化特
性を調整すれば、このような原因による制御圧PR の増
大も減少される。図2(c) に示す「戻り流量−制御圧」
変化特性はこのようにして得られたものであり、制御電
流がIobの場合の特性は線Iobに示すとおりとなり、戻
り流量が0の場合と最大の場合のときの制御圧PR の変
化量ΔPb は図10(c) に示す従来技術の電磁弁Va場
合の変化量ΔPaに比して大幅に減少する。従って、戻
り流量の変動の影響を受けて制御圧が変動することが少
なくなり、アキュムレータ43に対する精度のよい背圧
制御が行われるので、充分な変速ショック抑制効果を得
ることができる。
【0025】上記実施の形態においては、前述のよう
に、制御電流が最大値に達する前に制御室22と排出室
23が実質的に連通されて制御圧が0になることがない
ようにしている。これは、電磁コイル13への制御電流
の変化に対するスプール30のストロークの変位量の感
度を増大させるために、制御圧が導入されるフィードバ
ック室24を設けた場合に必要となるものである。この
ような場合には、電磁コイル13への制御電流を連続的
に変化させているにもかかわらず制御圧が瞬間的に上昇
し、クラッチ42が急激に接続されて変速ショックを生
じることがある。この現象は製品のばらつきなどによ
り、プランジャ16の「ストローク−吸引力」変化特性
の傾斜がスプリング35の「ストローク−押圧力」変化
特性の傾斜よりも大きくなった場合に生じる。次にその
説明をする。
【0026】図6は、図1の電磁弁Vにおいて、制御電
流に対する制御圧の変化特性を、図10の従来技術の場
合と同様、制御電流が最大値に達する前に制御圧が0に
なるように設定し、かつプランジャ16の「ストローク
−吸引力」変化特性の傾斜がスプリング35の「ストロ
ーク−押圧力」変化特性の傾斜よりも大きくなった場合
の作動の説明図である。この図は戻り流量が0の場合の
説明図である。
【0027】制御電流の増大に伴いスプール30のスト
ロークが増大し、供給側ランド部31が弁スリーブ20
の内孔20aとのオーバラップを実質的に開始する点A
を超えれば制御圧は線Eに沿って減少を開始し(図6
(a) )、吸引力は線F1に沿って増大する(図6(b)
)。スプール30のストロークが増大して最大ストロ
ーク位置Sに達する前(従って制御電流も最大値に達す
る前)に、制御室22と排出室23が実質的に連通され
て制御圧が0になる点B(制御電流はIa )に達すると
フィードバック室24により生じるフィードバック荷重
は消滅し、また戻り流量が0でフローフォースも生じな
いので、前述のスプールの釣合い式は「Fi =kx」と
なる。この場合は、ストロークに対するプランジャ16
の吸引力Fi の変化特性の傾斜がスプリング35の押圧
力kxの変化特性の傾斜よりも大きいので、制御電流が
Ia を僅かに越えた瞬間にスプール30は、図6(b) に
示すように最大ストローク位置S(リングがヨーク11
に当接する位置)となる点Cまでジャンプし、その位置
ではFi >kxとなる。この制御電流がIa の状態から
制御電流を減少させてもスプール30は最大ストローク
位置Sのままで、制御電流の減少に応じて直ちには戻ら
ず、制御電流がIb まで減少してFi =kxとなった瞬
間に、スプール30は図6の(a) 及び(b) に示すよう
に、Fi +ΔA・PR=kxとなる線E及び線F1上の
点Dまでジャンプする。このように制御電流をIa から
連続的に減少させても制御圧はすぐにはそれに応じて0
から増大せず、制御電流がIb になったときに制御圧は
0からΔPcとなる点Dまで瞬間的に上昇するので、ク
ラッチ42は急激に接続されて変速ショックを生じる。
【0028】しかし上記実施の形態では、制御電流が最
大値に達する前に制御室22と排出室23が実質的に連
通されて制御圧が0になることがないようにしており、
これにより点Bは最大ストローク位置S1となるので、
上述したような点Bから点Cへのジャンプが生じること
はなく、従って点Cから点Dへのジャンプが生じて制御
圧が瞬間的に上昇することもないので、そのような原因
による変速ショックが生じることはない。なお上記ジャ
ンプは、制御圧を導入するフィードバック室24を設け
た場合に生じるものであるので、このようなフィードバ
ック室24を設けない場合には、制御電流が最大値に達
する前に制御室22と排出室23を実質的に連通して制
御圧が0になるようにしてもよい。
【0029】また上記実施の形態では、スプール30の
排出側ランド部32の制御室22側となるエッジの一部
にノッチ33を設けている。このノッチ33を設けるこ
とにより、アキュムレータ43から戻されて制御室22
から排出室23に流れる作動流体は、これがない場合に
比して流れの軸線方向成分が増大しこれと直交する方向
の成分が減少するので、スプール30の軸線方向に作用
するフローフォースが減少する。従って戻り流量の変動
の影響を受けて制御圧が変動することが一層少なくな
り、アキュムレータ43に対する一層精度のよい背圧制
御が行われるので、変速ショック抑制効果は一層向上す
る。またこのノッチ33を設けることにより、排出側ラ
ンド部32が弁スリーブ20の内孔20aとのオーバラ
ップを終了するストローク位置のかなり前から、ノッチ
33を介して制御室22と排出室23の連通が開始され
るので、戻り流量が最大の場合のストロークに対する制
御圧の変化特性は、図5の線M1に示すように、ノッチ
33がない場合の特性(破線M2で示す)に比して傾斜
が緩やかになる。なお線Lは戻り流量が0の場合のスト
ロークに対する制御圧の特性である。
【0030】
【発明の効果】請求項1及び請求項2の発明によれば、
制御ポートへの戻り流量の変動の影響を受けて制御圧が
変動することが少なくなり、制御ポートの接続先に対す
る精度のよい背圧制御が行われる。従って、自動変速機
の変速ショックを抑制するために用いられるアキュムレ
ータの背圧を制御するのに使用した場合には充分な変速
ショック抑制効果を得ることができる。
【0031】請求項3及び請求項4の発明によれば、請
求項1及び請求項2の発明と同様、制御ポートへの戻り
流量の変動の影響による制御圧の変動が少なくなるのに
加え、フィードバック室を設けた場合に生じる制御圧が
瞬間的に上昇することがなくなので、フィードバック室
を設けた場合でも、制御ポートの接続先に対する精度の
よい背圧制御が行われる。従って、自動変速機の変速シ
ョックを抑制するために用いられるアキュムレータの背
圧を制御するのに使用した場合には充分な変速ショック
抑制効果を得ることができる。
【0032】請求項5の発明によれば、スプールに作用
するフローフォースが減少するので、戻り流量の変動の
影響を受けて制御圧が変動することが一層少なくなり、
制御ポートの接続先に対する精度のよい背圧制御が行わ
れる。従って、自動変速機の変速ショックを抑制するた
めに用いられるアキュムレータの背圧を制御するのに使
用した場合には充分な変速ショック抑制効果を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による電磁弁の一実施形態の構造を示
す縦断面図である。
【図2】 図1に示す実施形態の作動の説明図である。
【図3】 図1に示す実施形態のノッチの形状を示すス
プールの部分側面図である。
【図4】 プランジャのストロークに対する吸引力の変
化特性の説明図である。
【図5】 スプールのストロークに対する制御圧の変化
特性の説明図である。
【図6】 ある作動条件下で、制御圧が瞬間的にジャン
プすることを説明する図である。
【図7】 従来技術による自動変速機のクラッチ制御系
統を示す図である。
【図8】 本発明による電磁弁が適用される自動変速機
のクラッチ制御系統を示す図である。
【図9】 本発明の電磁弁と同じ目的で使用される従来
技術による電磁弁の縦断面図である。
【図10】 図9に示す電磁弁の作動の説明図である。
【符号の説明】
13…電磁コイル、16…プランジャ、20…弁スリー
ブ、20a…内孔、24…フィードバック室、25…供
給ポート、26…制御ポート、27…ドレンポート、3
0…スプール、31…供給側ランド部、32…排出側ラ
ンド部、33…ノッチ、35…スプリング、V…電磁
弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 郁夫 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 瀬木 正哉 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 羽渕 良司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 高橋 徳行 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 木下 雅文 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3H106 DA08 DA23 DB02 DB12 DB23 DB32 DC09 DC18 DD05 EE19 FA01 GA23 HH10 KK03 KK17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁コイルと、この電磁コイルに印加さ
    れる制御電流に応じて軸線方向にストロークされるプラ
    ンジャと、前記電磁コイルに対し固定的に設けられた筒
    状で軸線方向に間をおいて供給ポートと制御ポートとド
    レンポートが順に形成された弁スリーブと、この弁スリ
    ーブの内孔に摺動自在に嵌合され前記供給ポートと制御
    ポートの間の連通を制御する供給側ランド部及び前記制
    御ポートとドレンポートの間の連通を制御する排出側ラ
    ンド部を有するスプールと、前記スプールを軸線方向に
    押圧して前記プランジャまたはこれと共にストロークす
    る部材に当接させるスプリングを備えてなる電磁弁にお
    いて、前記スプールのストロークに対する前記プランジ
    ャが同スプールを押圧する吸引力の変化特性と、前記ス
    プールのストロークに対する前記スプリングが同スプー
    ルを押圧する押圧力の変化特性をそろえたことを特徴と
    する電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記両変化特性の傾斜をほゞ同一とした
    ことを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
  3. 【請求項3】 電磁コイルと、この電磁コイルに印加さ
    れる制御電流に応じて軸線方向にストロークされるプラ
    ンジャと、前記電磁コイルに対し固定的に設けられた筒
    状で軸線方向に間をおいて供給ポートと制御ポートとド
    レンポートが順に形成された弁スリーブと、この弁スリ
    ーブの内孔に摺動自在に嵌合され前記供給ポートと制御
    ポートの間の連通を制御する供給側ランド部及び前記制
    御ポートとドレンポートの間の連通を制御する排出側ラ
    ンド部を有するスプールと、前記スプールを軸線方向に
    押圧して前記プランジャまたはこれと共にストロークす
    る部材に当接させるスプリングと、前記弁スリーブとス
    プールの間に形成され前記制御ポートに生じる制御圧を
    導入することにより同スプールを前記スプリングと抗す
    る向きに変位させるフィードバック室を備えてなる電磁
    弁において、前記スプールのストロークに対する前記プ
    ランジャが同スプールを押圧する吸引力の変化特性と、
    前記スプールのストロークに対する前記スプリングが同
    スプールを押圧する押圧力の変化特性をそろえ、また前
    記制御電流が最大値に達する前に前記制御ポートとドレ
    ンポートとが実質的に連通されて前記制御圧が0になる
    ことがないようにしたことを特徴とする電磁弁。
  4. 【請求項4】 前記両変化特性の傾斜をほゞ同一とした
    ことを特徴とする請求項3に記載の電磁弁。
  5. 【請求項5】 前記制御ポートとドレンポートの間の連
    通を制御する前記排出側ランド部のエッジの一部にノッ
    チを設けたことを特徴とする請求項3または4に記載の
    電磁弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1607663A2 (en) 2004-06-17 2005-12-21 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Solenoid valve, manufacturing method thereof and binding method between iron-based material and aluminium-based member
JP2007303552A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Toyota Motor Corp リニアソレノイドバルブの制御装置
JP2008260446A (ja) * 2007-04-13 2008-10-30 Nhk Spring Co Ltd ロック構造体
JP2009168117A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Jtekt Corp 電磁弁

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